熊野新聞記事アーカイブ
熊野新聞社 The Kumano Shimbun
〒647-0045 和歌山県新宮市井の沢3-6
営業部 TEL 0735-22-8080 FAX 0735-23-2246
記者室 TEL 0735-22-8325 FAX 0735-28-1125

那智勝浦町立宇久井中学校
宇久井中の長寿命化改修
令和7、8年度で事業実施
那智勝浦町

 当初予算の成立により、那智勝浦町立宇久井中学校の校舎・体育館などの長寿命化工事が令和7、8年度で実施されることが決定した。建設後40年以上が経過し、経年劣化が著しいことに加え、災害時に地域の中核避難所となることも見越している。

 町教育委員会は「今後早期に入札を行い、6月議会での議決を経て、早ければ7月から着工できれば。サッシの取り換えなど大規模な工事や騒音が発生する工事は夏休み中に行うが、体育館は一部使用できない期間があるため、学校と協議しつつ進める」としている。

 宇久井中学校校舎は鉄筋コンクリート造2階建てで築42年、体育館は1階部分が鉄筋コンクリート造、2階部分が鉄骨造で築46年。同校は一次避難場所のグラウンドで海抜約26・6㍍あり、地震・津波時には近隣の宇久井小学校や宇久井こども園、地域住民らの重要な避難場所となる。

 改修の総工費は2年間で4億900万円を見込む。校舎屋上のシート防水改修やフェンスのネット取り換え、外壁の塗り替え、屋内の床フローリング改修、照明の全室LED化などを行う。外壁サッシも遮熱複層ガラスサッシに取り換えることで、気密性と遮熱性能向上が見込めるという。雨漏りなどが発生していた体育館も床の張り替えや屋根の遮熱型防水・防錆(ぼうせい)塗料塗り替えを行う。

 避難所となることなどを見越し、校舎と体育館トイレの洋式化・バリアフリー化も行う。町が取り組む脱炭素化や防災対策を兼ね、屋上には小規模ながら40平方㍍の太陽光パネルも設置する。

 町内には、築40年前後の校舎や体育館が複数あり、町教委は「劣化状況の優先順位を付けつつ、今後改修を検討したい」と示している。

(2025年3月28日付紙面より)


別窓で見る
記事一覧

クリーン作戦に参加した皆さん=27日、那智勝浦町のゆかし潟
地域 ゆかし潟の景観を守ろう
バッテリー類の不法投棄も
なちかつ古道を守る会
【この記事のキーワード】
南紀くろしお商工会
商工会
 「なちかつ古道を守る会」(地庵晋司会長)が27日、那智勝浦町湯川で恒例の「ゆかし潟周辺クリーン作戦」を実施した。約30人が湖畔や夏山(なっさ)トンネル付近でごみを拾い、不法投棄とみられるバッテリー類などを回収した。

 ゆかし潟はハート形の汽水湖で、水鳥などさまざまな生物が生息。周辺には世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部である大辺路も通り、風光明媚な景観から詩人・

佐藤春夫によって命名された。

 クリーン作戦は17年ほど続いており、南紀くろしお商工会西部支部や地域住民、県・町職員らも協力している。

 湖周辺ではポイ捨てとみられるたばこの吸い殻や食品包装容器の他、車のバッテリーやホイールも発見され、参加者からは「バッテリー類は捨て方が複雑なため、不法投棄されやすいのでは」との声もあった。

 ゆかし潟周辺では現在、サクラが見頃を迎えており、地庵会長は「ゆかし潟は全国的にも数少ない汽水湖で、町の観光資源。今後も植樹などに取り組み、できる限りきれいに維持していきたい」と話していた。

(2025年3月28日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る

ペットの避難が直面している課題を説く防災士の坂本直弥さんら=23日、串本町串本
防災 今後考えるべき事柄聞く
行事「犬猫の防災考える」
串本町
 イベント「犬猫の防災を考える」が23日、串本町串本にあるサンマリンハイツで開かれ保護活動をしている人や防災、獣医師から今後考えるべき事柄を聞くなどした。

 このイベントは、犬猫ヒューマンライフと株式会社古座MORIが主催。講演に音楽ライブや賛同出店を織り交ぜた内容を計画し、来場を誘った。那智勝浦町交流センター太田の郷で先月実施し、今回は2回目という。

 講演では同ライフの沖洋さんがアンケート結果から見えてきた地域の課題を報告。被災時飼い猫の預かりを考えている立場から、飼い猫は不妊去勢手術をしておいてほしいと希望するなどした。

 防災の坂本直弥さん(株式会社古座MORI代表取締役社長)は地域防災計画などにおける避難所でのペットの扱いに関する規定を紹介。避難所の居住区での同居は難しく、ペットスペースを設けるにしても集団管理となるため同手術を済ませておくことも必要、餌は各自準備、トラブルが生じても避難所の本部が十分に対応できないかもしれない、と課題を列挙し飼い主の責任で考えないといけないとした。

 獣医師の橋本恵莉子さん(Spay Vets Japan代表理事)は猫の繁殖力を説明し、避難時の集団管理あるいは生き残る確率が高いと考えて野へ放った場合に大量の生きていけない命が生まれてしまう状況を懸念。過去の被災地で実際に起こっているその状況から命を守るため飼い猫の不妊去勢手術をしてほしいと願い目下、上富田町で防災のための不妊去勢手術普及プロジェクト拠点「犬猫繁殖予防病院」を立ち上げ不妊去勢手術を進めていて、田辺・西牟婁地方の各市町も同手術の助成を前年度から実施していると伝えた。

 全国の事例も踏まえ▽避難所は同手術済みだけ同行可と明示する▽人とペットは避難所では分けられる▽ペットは逃げたら増える―の3点を要点として伝え、これら課題を乗り越えるために同病院をモデルとして成功させて世界へ広めたいと思いを掲げるなどした。

(2025年3月28日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る
主な記事 *記事詳細は熊野新聞紙面をご覧下さい*
  • スポーツ バドミントンで白熱 浮島、くろしお児童館の交流大会 (新宮市)
  • 【この記事のキーワード】
    三輪崎小
  • スポーツ 私学日本一を目指し 全国私立高校女子ソフトボール大会 (熊野市)
  • 【この記事のキーワード】
    防災公園
    防災
  • スポーツ 英君、畠君オール一本勝ち 亀山柔道クラブカップで優勝 (紀宝柔道会)
  • 【この記事のキーワード】
    矢渕中
  • スポーツ 48人がホールインワン狙い グラウンドゴルフ三和大会
  • 地域 町内で先駆けて咲き進む 一枚岩周辺のソメイヨシノ (古座川町)
  • 【この記事のキーワード】
    池野山八坂神社
    八坂神社
  • 地域 瑠璃色の美しい花 オオイヌノフグリ
  • 地域 熊野地方も春一色に ソメイヨシノが開花
  • 地域 シニア世代は低栄養予防 太田地区老人クラブ記念講演 (那智勝浦町)
  • 【この記事のキーワード】
    連合会
    太田小
  • 地域 親子連れが訪れ楽しむ 初の「みわさきマルシェ」 (新宮市)
  • 警察 昨年の交通事故は366件 春の全国交安運動中に啓発も (紀宝署)
くまスポ
  • 12校が熱戦繰り広げる 紀南十高校春季野球リーグ戦
ご購読・試読のお申し込み