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チェーンソーで屋根を切り開く=3日、北山村大沼
協力連携で災害に対応
新宮警察署や北山村が訓練
民間ドローンやヘリも

 新宮警察署や協定ドローン企業などによる、土砂災害を想定した官民合同の災害警備訓練が3日、北山村大沼であった。総勢22人が参加。協力連携して情報収集や捜索、被災者救助などを行い、有事に備えた。

 新宮署の15人、北山村の2人、ドローン企業の2人、和歌山県警航空隊の3人で行った。新宮署と北山村は昨年も訓練を行っていたが、ドローン企業や県警航空隊との合同は初となる。

 開始に先立ち、新宮署の栗栖正賢警備課長があいさつ。紀伊半島水害から15年、熱海土石流から5年が経過したことに触れ「北山村でも、いつどのように災害が発生するか分からない。今日は各機関が連携して練度を深め、対応力を高めたい。よろしくお願いします」と呼びかけた。

 現地には、木や板で組み立てたみなし倒壊家屋が設置されていた。村民から、民家が土砂崩れに巻き込まれたとの通報があったとの想定で始まった。新宮署の駐在員と消防団員役の村職員が現場を確認し、新宮署に応援を要請。警察車両が駆け付け、現地指揮所を設置した。

 ほどなくドローン企業も到着し、ドローンを飛ばして倒壊家屋付近を捜索。サーモグラフィーで屋内に要救助の被災者がいるのを発見した。報告を受け、新宮署の部隊が倒壊家屋に急行。障害物を除き屋根をチェーンソーで切り開き、被災者を運び出した。

 救急隊役の村職員が救急車に被災者を乗せて村のヘリポートまで搬送した。南紀白浜空港から救援物資を積んだヘリが到着し、荷を降ろした後に被災者を乗せた。

 泉清久村長は「北山村は災害があれば孤立が想定されるため、準備は欠かせない。一番心配なのは、南海トラフを震源とする地震。北山村は古い家屋が多く、倒壊が想定される。訓練を行って村民の安全安心を高められるよう、尽力をお願いします」と述べた。

 なお、ドローン企業は新宮市三輪崎の株式会社アドホック(喜多徳幸代表取締役)で、新宮署と2022年に「災害等発生時における無人航空機の運用に関する協定」を結んでいる。

(2026年7月5日付紙面より)


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磯遊びを楽しむ=2日、太地町
学校 初めて顔合わせで感激
太地町で3校が交流会
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 長野県白馬村の白馬北小学校の5年生49人が2日、太地町を訪れ、太地町立太地小学校(打越由佳校長)の5年生17人、北山村立北山小学校(松本潤校長)の5、6年生12人と交流した。

 白馬村と太地町は1984年に姉妹都市提携を結び、翌85年から両校の交流がスタート。夏には太地町、冬には白馬村を訪れ、互いのふるさとで友情を育んでおり、現在では町村交流を進めている北山村の児童も加わっている。

 3校はこれまでオンラインで交流を深めてきた。太地町公民館で白馬北小児童を迎え、太地小児童が「鯨踊り」を披露した。

 太地町立くじらの博物館に移動後、北山小が合流し、3校の見学となった。

 太地小の児童が班長になり6班で活動。大きなイルカやクジラを見るのが初めての児童もおり「本物だ」「大きいね」と声を上げた。イルカショーではイルカの大ジャンプや立ち泳ぎなどに歓声が湧き上がった。

 国際鯨類施設では、一般財団法人日本鯨類研究所の安永玄太さんがクジラの種類や捕鯨の歴史などを講演した。

 昼食で「鯨カツ」を食した児童からは「おいしい」などとさまざまな声が上がった。午後からは、太地町向島遊歩道沿いの磯で磯遊び。児童たちは水着に着替え、一斉に海へ駆け込んだ。ゴーグルで水の中をのぞき、魚や貝、海藻などを見つけた。

 白馬北小の中尾咲さんは「初めて見るクジラさんがかわいかった。くじらの博物館は楽しかった」。北山小の中岸楓さんは「イルカが飼育員の言うことをちゃんと聞いてとても賢いんだと思った」。太地小の小井谷紅梛さんは「リモートで話していたけど本人にやっと会えていっぱい話しました。今度は私たちが雪を見に行くのが楽しみです」と話した。

(2026年7月5日付紙面より)

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大勢が乗客と列車をお出迎え=4日、JR紀伊勝浦駅
観光 6年目の運行スタート
「WEST EXPRESS 銀河」
 JR西日本が運行する観光長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」紀南コース(京都―新宮間)が3日夜、6年目の運行をスタート。全席指定で6両編成。9月30日(水)までの期間、月・金曜日に走る新宮―京都間(上り)が昼行、水・日曜日に走る京都―新宮間(下り)が夜行の特急列車となる。

 銀河は、観光を中心とした西日本エリアの活性化を目指して運行が始まった。4~7月に山陰コース(京都―出雲市間)が紀南コースに先行して運行した。

 紀南コースの昨シーズンの乗車数は累計で約2800人、平均乗車率は約93%で、一昨シーズンに次ぐ高さを記録した。

 紀伊勝浦駅で4日午前、お出迎えイベントが行われ、町民や町関係者ら大勢が乗客と列車を歓迎。マグロの町・那智勝浦町をPRした。銀河の乗車券は、JR西日本ネット予約サービス「e5489」、全国のみどりの窓口、みどりの券売機プラスで発売中。

(2026年7月5日付紙面より)

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