カイロスロケットを運用するスペースワン株式会社(豊田正和代表取締役社長)が4日、和歌山ロケット応援団(青木圭団長)と連携して展開している「地元メッセージ打上げプロジェクト」のデカールを引き継いだ。豊田社長は「和歌山県、串本町、那智勝浦町とスペースワンはまさに二人三脚」「カイロスとまちや日本の未来と位置付け、頂いた応援を大切にしスペースワン一同総力を上げて(事業を)進めてまいりたい」と応え、一連の協力に感謝した。
同プロジェクトは射場「スペースポート紀伊」がある県内の人々のメッセージを宇宙へ届けるという内容で、同社は現地との接点が強い同団へメッセージの募集とデカールの作成の協力を要請。同団は昨年10月28日から約1カ月間をかけてメッセージを募集し、串本町西向にある宇宙ふれあいホールSora―Miru(ソラミル)来館者分も含めて1841件のメッセージを串本町、那智勝浦町、和歌山県が取り扱うロケット関係ロゴやスペースポート紀伊エンブレム上へ刻印したデカールを仕上げた。
今月4日は同団主催の応援セレモニーがソラミルのスペースシアターであり、その中で完成したデカールを同社へ引き継いだ。青木団長と最初に家族ぐるみでメッセージを寄せた木村松寿さんがあいさつし、田嶋勝正・串本町長と堀順一郎・那智勝浦町長がメッセージの一部を披露。宮﨑泉知事も駆け付けて自身のメッセージと期待を寄せ、同団の西純世副団長、木村さんの次女・維歩さんと共に豊田社長ら社員へデカールを託した。豊田社長はサプライズで「カイロスからの手紙」を読み上げ、託した3人へ贈呈して感謝の意とした。
カイロスロケット3号機は25日(水)午前11時~11時20分に打ち上げられる予定で、予備期間は26日(木)から3月25日(水)まで。デカールは同ロケット3号機固体燃料モーター3段目の外装へ写して打ち上げる想定となっていて、同ロケットの構成上その外装はおおむね第一宇宙速度に達すると予想される。
同団はセレモニー以降、同団公式ホームページ(団体名で検索可)でデカールのデザイン公開を開始。同社から預かった「カイロスからの手紙」を近日中にソラミル内で展示するとしている。
(2026年2月6日付紙面より)
もっと見る
折たたむ
別窓で見る