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校区クリーン作戦に参加した小中学生ら=4日、新宮市立総合体育館駐車場
海岸と遊歩道で清掃活動
王子ヶ浜小の5、6年生も協力
城南中

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王子ヶ浜小
城南中
 新宮市立城南中学校(橋本紀彦校長)の「校区クリーン作戦」が4日、王子ヶ浜(大浜海岸)と周辺の遊歩道であった。市立王子ヶ浜小学校の5、6年生も参加し、協力して清掃活動に取り組んだ。

 学校と家庭、地域が連携して子どもたちの豊かな育ちや学びを支える活動(教育コミュニティー)の一環として、中学生が小学生と共に校区の清掃作業を行うことを目的に、城南校区クリーン作戦実行委員会(大矢葉奈委員長)が主催した。

 「美しい街 美しい心」をキャッチフレーズに今回で17回目を迎え、中学生157人、小学生90人が参加。市立総合体育館駐車場に集合し、開会式で岡菜々子副委員長(3年)が「スローガンの『美しい街 美しい心』を目標にして積極的にごみ拾いに取り組みましょう。小学生、中学生の全員で協力し、大浜周辺をきれいにしましょう」とあいさつした。

 児童と生徒は10班で清掃を開始。大浜海岸では松の落ち葉や折れた枝、海岸では流木や流れ着いた瓶、ペットボトルなどを回収した。

 1時間ほど作業し、回収したごみを分別。児童生徒が清掃に取り組んだ松林と海岸はきれいな姿になった。

 閉会式では大矢委員長(3年)が「クリーン作戦お疲れさまでした」と伝え「自分たちの住む町の環境を守ることはとても大切です。普段からそのことを意識して生活していきましょう」と呼びかけた。

(2025年12月6日付紙面より)


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クエの稚魚放流に協力する橋杭小の児童=4日、串本町くじ野川の橋杭園地
地域 クエの稚魚2000匹放流
橋杭小の児童協力を得て
串本町
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栽培漁業協会
橋杭小
 串本町が4日、町立橋杭小学校(溝内聡子校長、児童25人)の協力を得てクエの稚魚約2000匹を放流した。

 資源増強を目的として例年、クエの放流事業をしている同町。本年度も9月に稚魚約6000匹を放流したところだが、その仕入れ先である県栽培漁業協会南部栽培漁業センターから今年は生残率良好で稚魚の余剰が出たため例年のつながりの延長で寄贈したい旨の相談を受けた。

 この事業を担当する町産業課の松山心太郎さんは子どもの体験へとつなげることを考え、放流場所を橋杭園地と設定し最寄りの橋杭小に協力を要請。橋杭小は全校児童で協力すると応え、放流するに至ったという。

 この日は同センター生産技術部部長補佐の中村和矢さんら職員が同園地の南側にある磯場まで稚魚を運び、児童は預かったバケツで海水と稚魚を小分けし波打ち際まで運んで放流。約2000匹全部を串本の海へ送り出すまで協力を続けた。中村さんによると稚魚は6月初旬に生まれ、以降放流するまでの半年間で12㌢前後まで成長。冬場は成長が鈍るが、数年ほどで漁の対象となる大きさまで育つという。

 放流は初体験という高野叶愛さん(6年)は「怖かったけど黒々としているところはかわいいなと思いました」と稚魚の印象を語り、串本の海で放流の目的である資源増強に資する大きさまで育つことを願った。松山さんは「これまでにもヒラメなどの放流で子どもに協力してもらったことがある。串本は漁業のまち。資源増強はもちろん、この体験が子どもたちの漁業への関心を強め将来の担い手の育成にもつながれば」と思うところを語った。

(2025年12月6日付紙面より)

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絵馬の授与を受けたJR新宮駅の角野敦彦駅長(左)=3日、熊野速玉大社
地域 丙午の絵馬を新宮駅に授与
新年への準備が着々と
熊野速玉大社
 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)が3日、来年の干支(えと)「丙午(ひのえうま)」の絵馬をJR新宮駅(角野敦彦駅長)に授与した。熊野本宮大社からも絵馬を授かっており、熊野三山の絵馬をそろえて迎える新年への準備が着々と進んでいる。

 朝日を背に梛(なぎ)の幣をくわえて歩く白馬を、上野宮司が自筆で描いている。図柄は同大社の大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」の神馬(しんめ)渡御式をイメージし、上野宮司が手がけた。

 授与した上野潤権宮司は「希望の年になるよう宮司が描かせていただきました。そういった思いを皆さんと共有したい」と伝えた。

 角野駅長は「毎年三つの絵馬を飾っているおかげで、お客さまや社員のけがなく一年を過ごすことができました。来年も安全で安心して新宮駅をご利用していただけることを願っています。絵馬は観光客の方々に人気で、長距離観光列車銀河の乗客にも好評でした」と話していた。

 新宮駅ではこの後、15日(月)に熊野那智大社から大絵馬を授与される予定。新年に向けて16日(火)に熊野三山全ての絵馬をかけ替えるという。

(2025年12月6日付紙面より)

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