和歌山県立
串本古座高校で24日、特定小型四輪(通称)の試乗会がありCGS部
防災班と生徒会執行部の生徒らがその運転感覚を確認するなどした。
この試乗会は、同校と串本町と関西大学社会安全学部近藤誠司研究室が展開する「南海トラフ
地震の過酷な想定に(アグレッシブに)立ち向かう未来社会を創るプロジェクト」の一環。特定小型四輪は運転免許証不要、自転車同様に法令順守で運転できる特定小型原動機付自転車に区分される電動車種で、同プロジェクト内では足腰に不安を抱える高齢者が津波緊急避難をする場合の水平移動を助ける一手段として位置付けている。
この日試乗したのは同研究室の学生が試乗し走行安定性重視で選んだEREMOs株式会社の車両で、同社はフラッグシップ車種「EREGRAN G―class」など2車種を運び込んだ。CGS部
防災班と生徒会執行部の生徒や顧問は同校グラウンドで同社社員から操作方法を教わって試乗するなどした。
同社は当面、フラッグシップ車種1台を同校へ貸与し将来的に町へ4台寄贈し、町と同校へ2台ずつ配置する予定。常用する中で津波避難車両としての可能性を見いだし広報することが目標で、同校の生徒が主体になって11月20日(金)に実施する
防災訓練の中で披露しつつ寄贈し、その可能性の模索を進めるという。
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津波緊急避難への活用模索
同社によると、持ち込んだ2車種は耐荷重約300㌔の設計。特定小型原動機付自転車なので現行法では公道で2人乗りできないが、津波避難など緊急を要する場合の特例として認められれば操作や運転に慣れた人が不慣れな高齢者を同乗させ水平移動を助ける状況を目指すポテンシャルは秘めているという。
串本町は同
地震において中心地(大字串本地内)への津波到達時間が5分と想定され、同班は過去に実施した住民アンケートで逃げる意思があるのに避難を諦めている高齢者がいることを把握している。その理由が、逃げ切ることを難しくする足腰への不安。その難題の一打開策候補として特定小型四輪活用の提案が同研究室から同校と町へ持ちかけられた状況となっている。
(2026年9月26日付紙面より)