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松明を手にして石段を下る=6日、新宮市の神倉神社
1580人、御神火授かり石段下る
春の訪れ告げる御燈祭り
神倉神社

 熊野地方に春の訪れを告げる「御燈祭(おとうまつ)り」が6日、新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)の摂社、神倉神社で営まれた。白装束の上(あ)がり子たちが御神火を授かり、538段の石段を下った。

 今年は昨年を上回る1580人(主催者発表)が集まった。1400年以上前から続くと伝わる全国でも珍しい女人禁制の祭り。

 身も心も清めた上がり子たちは「家内安全」「商売繁盛」「無病息災」などそれぞれの願い事を書き込んだ松明(たいまつ)を手に熊野速玉大社阿須賀神社、妙心寺などを参拝した。

 上がり子は、地元をはじめ県外から訪れた人や父親と手をつないで上る男の子などさまざま。夕刻には続々と「ゴトビキ岩」がご神体の神倉山に集まった。

 闇夜に包まれる中、御神火を迎える時を待った。大松明の御神火が上がり子たちの松明に行き渡った午後8時、山門が開扉され、先頭集団が一斉に飛び出した。神倉山の麓に架かる太鼓橋周辺では、山を下りてくる勇壮な男たちを大勢の家族や観光客たちが出迎えた。

 熊野速玉大社大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」と合わせて、国の重要無形民俗文化財に指定され、その壮観さは新宮節の一節に「山は火の滝、下り竜」と歌われている。

(2026年2月8日付紙面より)


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消費者トラブルについて学んだ=4日、紀宝町鵜殿の町福祉センター
地域 最新の消費者トラブル学ぶ
地域見守り隊が研修会で
紀宝町
 紀宝町高齢者地域見守り隊(伊藤俊介代表)のスキルアップ研修会「知って撃退! 特殊詐欺!」が4日、紀宝町鵜殿の町福祉センターであった。会員や住民ら25人が消費者トラブルについて学んだ。

 見守り隊は消費者被害から高齢者や地域、自分自身を守ることを目的に活動しており、金融機関のATMが設置されている場所で定期的に啓発している。スキルアップ研修会は知識を深める機会にと毎年計画されており、今回は会員だけでなく、住民にも受講を呼びかけて開催した。

 この日は三重県の消費生活相談員・尾﨑靖さんによる講話「消費者トラブルとその対処法」と、町産業振興課による講話「紀宝町役場産業振興課への相談事例紹介」が行われた。

 尾﨑さんによる講話ではニュースの動画などを通して、時代の流行に合わせて巧妙に変化していく悪徳商法や特殊詐欺の手口を紹介。トラブルを防ぐため、セールストーク、態度に惑わされないこと、その場で契約しないこと、クーリングオフ制度を覚えておくこと、困った時は三重県消費生活センターなどに相談することをアドバイスした。

 人工知能(AI)の発達により特定の人に似た声を生成したり、架空の動画を作ったりすることも簡単にでき「今はそういう時代だと頭を変換させてほしい。楽してもうかる話はない。必ず裏があると注意して」と呼びかけた。

 「断り上手」になることも大切で「『考えておく』や『忙しいから後にして』などあいまいな返事をせず、はっきりと断ろう」と伝えた。

 消費生活について困ったことを誰でも相談できる「消費者ホットライン」(電話188)の活用を勧めたほか、県消費生活センターや消費者庁、国民生活センターなどから最新の情報を得てほしいと呼びかけた。

  □     □

■無料の出前講座

 県は県内各地に出前講座の講師を無料で派遣している。地域のサロンなど10人以上の集まりであれば利用できる。問い合わせは県環境生活部くらし・交通安全課消費生活センター班(電話059・224・2400)まで。

(2026年2月8日付紙面より)

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手分けしてサクラの苗木を植え込む参加者=6日、那智勝浦町湯川
地域 サクラの苗木11本を植樹
古道を守る会など30人
日本風景街道熊野
【この記事のキーワード】
近畿建設協会
 那智勝浦町にあるゆかし潟一帯で6日、サクラの苗木を植樹する活動が展開された。

 日本風景街道熊野(大坂憲久会長)となちかつ古道を守る会(細見三郎会長)の共催による取り組み。最近新たに植樹されたが定着しなかった苗木を新たに植え直す内容で、日本風景街道熊野が近畿建設協会「地域づくり・街づくり支援事業」を活用してヤマザクラやソメイヨシノ、クマノザクラなどの苗木11本と必要な資材をそろえ、当時の植樹に関わり要領を得ているなちかつ古道を守る会へ合同活動を持ちかける流れで実施するに至ったという。

 なちかつ古道を守る会は日本風景街道熊野に加盟している団体の一つ。加盟各団体のメンバーと事務局(=国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所)の担当職員、湯川区や二河区、橋ノ川区や桜ヶ丘区へ参加を誘い、この日は約30人が集まった。

 実施に当たり大坂会長が今回の活動のいきさつを伝え、細見会長が危険に気を付けてけがなく、早く終わった場合は他の応援に回りみんなでそろって植樹を終わろうと呼びかけた。以降は作業の手順を全員で確認し、その後は3組に分かれて植樹場所へ移動し高さ4㍍前後の苗木を支柱や食害抑制の工夫を施しつつ植え込んだ。

(2026年2月8日付紙面より)

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