新宮市の神倉神社で6日夜に営まれる「御燈祭(おとうまつ)り」に向け、上(あ)がり子有志14人が同日午前7時ごろ、市内の王子ヶ浜で古式にのっとった「海中みそぎ」に臨んだ。上がり子らは、身を切るような寒さの中で海中へ。水平線から昇る朝日に向かって一心に祈り、心身を清めた。
海中みそぎは市内の有志らが中心となって始め30年以上になる。同日の正午ごろにも行われている。
白ふんどしに着替えた上がり子らは、砂利浜に設けられた祭壇を前に、神倉神社に向かって遙拝(ようはい)。「えっほ、えっほ」のかけ声に合わせ両手で船の櫂(かい)をこぐような動作をする、準備運動を兼ねた神事「鳥船(とりふね)」を行った。
この後に海に入り、朝日に向かい合掌。祭主を務める神職の福井鉄(まかね)さん(66)も海中へと進み、祝詞を唱えた。上がり子らは、波しぶきを浴びながらも寒さに耐え、熱心に祈りをささげていた。
東京都から父親と共に訪れた、小学3年生の梅原青杜さん(9)は「前の参加はおととし。海の水は意外と少し温かくて気持ちよかった。今日は元気に過ごせるようにお祈りしたい」と話した。
(2026年2月7日付紙面より)
もっと見る
折たたむ
別窓で見る