紀宝町高齢者地域見守り隊(伊藤俊介代表)のスキルアップ研修会「知って撃退! 特殊詐欺!」が4日、紀宝町鵜殿の町福祉センターであった。会員や住民ら25人が消費者トラブルについて学んだ。
見守り隊は消費者被害から高齢者や地域、自分自身を守ることを目的に活動しており、金融機関のATMが設置されている場所で定期的に啓発している。スキルアップ研修会は知識を深める機会にと毎年計画されており、今回は会員だけでなく、住民にも受講を呼びかけて開催した。
この日は三重県の消費生活相談員・尾﨑靖さんによる講話「消費者トラブルとその対処法」と、町産業振興課による講話「紀宝町役場産業振興課への相談事例紹介」が行われた。
尾﨑さんによる講話ではニュースの動画などを通して、時代の流行に合わせて巧妙に変化していく悪徳商法や特殊詐欺の手口を紹介。トラブルを防ぐため、セールストーク、態度に惑わされないこと、その場で契約しないこと、クーリングオフ制度を覚えておくこと、困った時は三重県消費生活センターなどに相談することをアドバイスした。
人工知能(AI)の発達により特定の人に似た声を生成したり、架空の動画を作ったりすることも簡単にでき「今はそういう時代だと頭を変換させてほしい。楽してもうかる話はない。必ず裏があると注意して」と呼びかけた。
「断り上手」になることも大切で「『考えておく』や『忙しいから後にして』などあいまいな返事をせず、はっきりと断ろう」と伝えた。
消費生活について困ったことを誰でも相談できる「消費者ホットライン」(電話188)の活用を勧めたほか、県消費生活センターや消費者庁、国民生活センターなどから最新の情報を得てほしいと呼びかけた。
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■無料の出前講座
県は県内各地に出前講座の講師を無料で派遣している。地域のサロンなど10人以上の集まりであれば利用できる。問い合わせは県環境生活部くらし・交通安全課消費生活センター班(電話059・224・2400)まで。
(2026年2月8日付紙面より)
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