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男舞「熊野」を奉納する九鬼家隆宮司=15日、熊野本宮大社
世界に平穏と平和を
例大祭で主祭神に祈る
熊野本宮大社
 3日間をかけて営まれる熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の大祭本宮祭」の一部として、祭神である家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)(スサノオノミコト)に参拝する本殿祭が15日、同大社の本殿広前であった。約450人が参列し、平穏平和への祈りをささげた。同日午後に予定していた旧社地・大斎原(おおゆのはら)への渡御祭は、雨天のため16日に延期となった。

 本宮祭は毎年、4月13日から15日にかけて斎行。今年も13日に、神の依代(よりしろ)とする稚児が主人公の湯登(ゆのぼり)神事(県無形民俗文化財)を皮切りに始まっていた。同日の宮渡神事、14日の船玉大祭産田神社例祭前夜祭を経て、この日の本殿祭に至った。

 同大社の役員会や氏子総代会、敬神婦人会、氏子青年会、熊野三山、和歌山県や県議会、田辺市や市議会などから参列した。九鬼宮司が祝詞を奏上し、男舞「熊野」を奉納。サカキを手に舞い、四方をはらい清めた。続けて、参列者が玉串を奉てん。各組織・団体の代表者が玉串を供え、所属の参列者と共に祈りをささげた。

 九鬼宮司はあいさつで、湯登神事を無事終えたことを報告。同日午後の渡御祭が雨天で延期となったことも伝えた。世界で起こっている紛争に触れ「祭りは平穏平和だからできる。男舞の熊野は全世界を清めはらい、地球が一つとなり平和となるよう願って奉納させていただいた」と語った。

 吉野熊野国立公園が指定90周年を迎えたことにも言及。「熊野の大自然を祈りの場所とともに、未来永劫(えいごう)つないでいけたら。祭りを通して平和の祈りをあげていただけると幸い」と結んだ。

 本宮祭は、家津美御子大神が本宮に鎮座する際に「我を祀(まつ)るに母神(イザナミノミコト)をも同じく祀れ」といったという故事が起源。熊野市の花の窟(いわや)から母神を迎え、花を奉じて鼓、笛、旗をもって祭りを営むようになったと社伝に記されている。

(2026年4月17日付紙面より)



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青空を背景にしてたなびくこいのぼりやロケットのぼりなど=16日、串本町の県立潮岬青少年の家
地域 青空を背景にしたなびく
こいのぼりなどを掲揚
潮岬青少年の家
 串本町にある県立潮岬青少年の家(住野具視所長)が16日、こいのぼりやロケットのぼりの掲揚を始めた。期間は「こどもの日」の翌日5月6日(水・振休)まで。荒天日を除く午前9時~午後4時ごろに掲げるので、随時親しんでもらえればという。

 最近はグラウンド・ゴルフの練習・競技会場としての活用もよく知られているが、施設名が示す通り同家は主に青少年などの研修を目的とした施設。その趣旨での長年の利用に応え、こどもの日が近づくごとにこいのぼりを飾っている。

 今年も横一線で親ひもを張り長さ7㍍の吹き流しと7、5、4㍍のこいのぼり各1本を掲揚。その大小にあやかって2020年度からは、職員が使い古したシーツを再利用しカイロスロケットをイメージして手作りした6、5、4㍍のロケットのぼりも一緒に掲げるようになった。期間初日の16日は初夏を感じさせる快晴に恵まれ、吹き抜ける風は穏やかだったがゆったりと青い空を背景にしてたなびく様子が観賞できた。

 この趣向を担当する長谷洋さんは「子どもの健やかな成長、そしてカイロスロケット4号機の成功を願って今年も頑張りたい」と日々の掲揚に意気込んでいる。

(2026年4月17日付紙面より)

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観光客に人気の新宮城の城カード=新宮市観光協会
観光 観光客増加に一役
「城カード」新宮市観光協会で
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熊野速玉大社
神倉神社
 続日本100名城に選定されている国史跡指定「新宮城」の城カードが人気を集めている。城ブームの後押しなどもあり、販売が始まった3月は110枚が売れた。

 新宮市観光協会でしか購入できないとあって、カード目当ての来訪もあるなど、観光客増加に一役買っている。カードは1枚350円。表面は新宮城跡のサクラ、裏面は城の歴史や概要などを紹介している。

 城カードは、続100名城を選定した日本城郭協会が「優れた文化財・史跡」「著名な歴史の舞台」「時代・地域の代表」であることを基に選定。2017年から始まり、現在、大和郡山城、小牧山城など全国各地の名城が選ばれている。

 市観光協会は本年度、「観光客の滞在時間増加」を目標に掲げ、熊野速玉大社神倉神社以外のさまざまなスポットを知ってもらうため、新宮巡りコースなどを提案。レンタルサイクルツーリズムにも引き続き力を入れ、市内を散策してもらえるよう努めている。

 昨年度は市と協力して、大阪・関西万博会場やJR大阪駅などで新宮市のPR活動にも力を入れた。万博需要もあって新宮・瀞峡に121万85人の観光客が訪れ、前年度より13万1567人増加した。日帰り客が104万9150人で約13%、宿泊客が16万935人で約7%それぞれ上昇した。万博は終幕したが、本年度はさらなる増加に向けて取り組みを進めている。

(2026年4月17日付紙面より)

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