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看護を取り巻く課題を知り対策を考えた=16日、新宮市福祉センター
看護の課題と対策は
講話を聞きヒントを探す
新宮ユネスコ協会

 和歌山県立なぎ看護学校でアドバイザーを務める畑伸憲さんによる「過疎地医療の未来―看護師養成の現場から」の講話が16日、新宮市福祉センターであった。新宮ユネスコ協会(中谷剛会長)の総会後に行われた。約30人が参加、看護業界の厳しい現状を知り、対策を考えた。

 畑さんは、なぎ看護学校の現状として「定員は40人だが応募者が減り、2022年から定員割れが続いている」「応募者数が減り、選抜になっていないのが課題」などと語った。

 昨年度の現役卒業生は23人だが、入学時は29人だったこと、卒業率は約80%で推移していることを紹介。「中途退学の原因は学習面だけでなく、臨地実習での患者理解やコミュニケーションがうまくいかないことなどもある」と述べた。

 埼玉県秩父市の看護専門学校の閉校などを例に「看護学校がなくなると、地域の総合病院への看護師供給が不十分になる。病床の削減や閉鎖が起こるかも」と警鐘。

 「この地域の病院も頻繁に看護師募集を出しているが、都市部の募集に引き抜かれている。不足は医療体制に影を落とし、病床があっても入院できないなどが起こる」と指摘した。 

 不足の原因として人口減少に伴う志望者減少以外にも、激務なのに賃金が低いことがあると解説。「(解決には)国レベルの制度改革が不可欠」と力を込めた。

 なぎ看護学校では対策として、通学が可能で学費が安い点をアピールしているほか、社会人の獲得に力を入れていることを強調。26年度は社会人特別枠で3人が入学したことも伝えた。

 東京都では社会人向け奨学金制度があることを明かし「地域でも検討の価値あり」とした。

(2026年5月20日付紙面より)


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啓発物資を手渡す井畑杏優部長ら=18日、和歌山県立新翔高校
学校 自転車マナー向上へ
新宮署に生徒が協力
新翔・新宮高
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 「自転車マナーアップ推進リーダー等委嘱式」が18日、和歌山県立新翔高校(上久保輝校長)であった。地域未来づくりプロジェクトチーム(井畑杏優部長)のメンバー5人と教職員1人が新宮警察署(橋本健輔署長)から委嘱を受け、自転車マナーの向上に尽力することを誓った。19日には初となる新宮高校への委嘱も予定している。

 新宮署と新翔高校が2015年から行っている取り組みで12回目となる。新宮署が中高生などの自転車マナー向上を図り、新翔高校の生徒と教職員を推進リーダーおよびアドバイザーに委嘱している。推進リーダーたちは自身が自転車マナーを向上させて他の模範となることはもちろん、新宮署の交通安全関連の街頭啓発に協力もしている。

 3年生の井畑部長が代表し、橋本署長から委嘱状を受け取った。橋本署長はあいさつで、4月から自転車利用者の「交通反則通告制度(青切符)」が導入されたことに言及。「皆さんはルールを守り、他の生徒の模範に。小中学生や近所の手本に。地域の自転車事故が減ることを期待している」と呼びかけた。

 上久保校長もあいさつ。「みんなで自転車を安心安全に運転する意識を高められれば。新宮署の助言を頂き、活動をより良いものにしていけたら。頑張りましょう」と語った。

 井畑部長がマナーアップを宣誓した。「ヘルメットを着用する。他の生徒や地域の方々の模範となる。学校全体に浸透させる。交通安全活動に参画する」と力を込めた。

 この後、校内で啓発活動を実施した。下校する生徒に啓発物資を手渡し、自転車のマナーアップを呼びかけた。

(2026年5月20日付紙面より)

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絞り染めの手法を施した布を染液へ=17日、県立潮岬青少年の家
地域 野外炊事や草木染めに挑戦
主催事業「自然とあそぼう」
潮岬青少年の家
 串本町にある県立潮岬青少年の家(住野具視所長)が17日、主催事業「自然とあそぼう」を実施した。

 野外炊事とクラフトを組み合わせた日帰り型の体験プログラム。今回は職員の後藤歩さんが担当し、同家の定番となっているたき火によるカレーライス作りと草木染めを体験する内容を計画して予約を誘った。

 当日は親子や子ども7人が参加。前半はまきの火起こしから始め、大きくした火で飯ごう炊さんや大鍋でのカレーの調理に挑戦し、昼食として味わった。

 後半は草木染めで、今回は▽タマネギの皮▽ツバキの花びら▽サクラの枝―から煮出した染液を準備。7人は綿のランチョンマットと絹のハンカチの割り当てを受け、ビー玉や輪ゴム、割り箸や麻ひも、洗濯ばさみなどを使って絞り染めの手法を施しいずれかの染液で染色した。媒染液は灰汁(あく)とミョウバンのどちらかを使い、色素を定着させた後は軽く水ですすいで干した。乾くにつれて染めた布本来の色彩が分かるようになり、染まり具合や絞り染めでつけた模様がどのようになっているかを確かめながら持ち帰った。

 同家では現在、トンビの営巣を観察することができ、作品を干す間の時間を使ってその観察をし、紹介してもらう場面もあった。

(2026年5月20日付紙面より)

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