串本町串本、上浦海岸で6年ぶりに見つかったアカウミガメの産卵巣一帯で26日、稚ガメが脱出したとみられる痕跡が確認された。
この産卵巣は7月16日、串本海中公園センター水族館の吉田徹副館長が上陸の痕跡に基づいて調査し確認。週単位で実施している上陸確認のタイミングと卵殻の状態から数日前に産卵されたと推察し、9月上旬ごろにふ化・脱出予定として産卵巣の周囲を柵で囲い保護の協力を呼びかけていた。
本紙の確認において25日の日中には脱出の跡が認められず翌26日の日中は認められた状況で、その間の夜に脱出があったとみられる。周囲には稚ガメの足跡が波打ち際方向へ複数続いていて、この産卵巣はふ化・脱出を迎えたと考えられている。
ウミガメ類を飼育している同館屋外プール併設の人工産卵場のふ化・脱出の最近の傾向から9月初めごろと前倒しで身構えていた吉田副館長も驚きの声。他の地域にはウミガメ類の卵は夏場に産卵された場合に最速45日程度でふ化・脱出する場合があるという話もあり、今回はその内容に近しい状況となった。吉田副館長はふ化・脱出が落ち着く数日後に再度産卵巣を確認し、ふ化の状況を調べるという。
(2026年8月28日付紙面より)
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