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配電自動化システムのモニターを見学=28日、新宮市野田の関西電力送配電新宮営業所
停電復旧の手順を知る
行政の防災担当者が見学
関西送配電

 新宮市野田の関西電力送配電株式会社和歌山本部新宮配電営業所による、管内の行政担当者を対象にした見学会が28日にあった。和歌山県東牟婁振興局や周辺市町の防災担当者18人が参加。早期の停電発見と復旧に向けたシステムについて説明を受けた。

 電力の安全・安定供給に向けた取り組みを理解してもらい、災害時の連携を強化することを目的に毎年開催している。和歌山県のほか新宮市、太地町、田辺市本宮町、古座川町、三重県紀宝町などから参加があった。

 開会に当たり、同営業所の岡村教孝所長があいさつ。「関西電力送配電は地域の電力の安定供給を支えるネットワークの維持運用を担っている。配電設備を活用して豊かな暮らしを支える電気を地域に安定して届けられるよう励んでいる。自治体との連携を強化し、地域インフラのレジリエンス(回復力)向上に努めたい。理解を深めていただき連携強化につなげられたら」と語った。

 同営業所の従業員が参加者に配電自動化システムのイラストを示し、停電復旧の仕組みを説明した。「自動的に検出した停電の原因区間以外へ短時間で電気を送り、原因が解消していれば全復旧する。原因が継続していれば原因区間を特定した後、作業員が調査の上、復旧作業を行い、正常な状態に戻す」などと語った。

 参加者はこの後、管内の配電状況が表示された、同営業所内にある配電自動化システムのモニターを見学。停電と復旧のシミュレーションも行われた。管内のある場所で一時停電したが、すぐに再送電が始まり、原因区間以外は自動復旧したことを目視で確認した。

 高所作業車への乗車と電線切断の体験もあった。参加者は作業時の高さや、電線切断の困難さを体感した。

 新宮市防災対策の岡﨑翔係長は「停電復旧が自動のシステムを使いどう対応を取っているかを細やかに知れてよかった。知識として持っておいていいと思った」と話した。


(2026年5月30日付紙面より)


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県総体で入賞した部員の皆さん=28日、和歌山県立新宮高校
スポーツ 学校と4人が全国総体へ
レスリング部が闘志燃やす
新宮高校
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新宮高
 和歌山県立新宮高校レスリング部(安井春琉部長、6人)が県総体で、学校(団体)が2位となったほか、個人で部員全員が入賞。学校と個人4人は那智勝浦町で7月に行われる全国総体(インターハイ)の出場を決めた。いずれも上位入賞を目指し闘志を燃やしている。

 県総体は22日から25日に和歌山市で開かれた。個人は安井部長が74㌔級で優勝、他の部員も2位から4位となった。学校、個人ともに2位までが全国総体の出場権を得る。また4位までが大阪府で6月に行われる近畿総体の出場権を得るので、こちらは全員が出場することになる。

 3年生の安井部長は学校としての全国総体出場に対し「一つでも多く勝てるように頑張りたい。小さなミスをなくせるように、気を付けて戦っていきたい」と意気込み。

 個人としては、2年生でも出場経験があることから「優勝したい。昨年は攻めに重きを置きすぎて防御がおろそかになっていた。今年は攻守ともにバランス良く戦いたい。攻撃はできるので、防御をしっかり練習して挑みたい」と力を込めた。

 全国総体は7月23日(木)から同26日(日)に、那智勝浦町体育文化会館で開かれる。

(2026年5月30日付紙面より)

【記者】

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県内優秀選手賞のトロフィーを手にする須佐美章江さんと夫・康さん=28日、串本町サンゴ台
スポーツ 2種目で県の記録を更新
陸上愛好の須佐美章江さん
串本町
 串本町サンゴ台在住の陸上競技愛好者・須佐美章江さん(71)が第49回和歌山マスターズ陸上競技大会の2種目で県マスターズ記録を更新し、県内優秀選手賞を獲得する成績を収めた。

 須佐美さんは陸上競技を愛好する夫・康さん(74)に支えられ、体力向上のため54歳ごろから陸上競技を愛好。学生時代は音楽部だった自分が人並みに走れるようになり、その走りで勝ちたいと勢いに乗り串本南端RCに所属して長距離走に挑戦するようになった。2012年第17回アディダス・紀州口熊野マラソンで6位入賞するなど初期は勝つ喜びも味わえたが、若い選手との差は年々拡大。勝つ喜びが久しくなる中、康さんからマスターズなら5歳刻みの区分で勝負できると勧められ、スパイクシューズを初めて購入して練習し前述した大会に初挑戦した。

 この大会は24日、和歌山市にある紀三井寺陸上競技場で実施。挑戦したのはW70・400㍍とW70・800㍍の2種目で、出場者が須佐美さん1人だったためW30の清水里保さんと一緒に記録計測に臨んだという。

 「清水さんにあっという間に置いていかれた」と驚きつつ須佐美さんも自分のペースで挑戦し、400㍍は1分43秒80、800㍍は4分01秒88で完走。「走り切れたことがまずうれしかったし、ゴールで清水さんに温かく迎えてもらえたのもうれしくてやってよかったなと思った」とその瞬間の心境を語る。

 35年ほど前に樹立された2種目の県マスターズ記録は練習の時点ですでに超えていて、須佐美さんは「自分ならやれる」と確信を持って更新を目指したそう。「800㍍と言えば久保凛さんが大活躍していて応援しているけれど、自分も挑戦してみてただ走っているだけではなく後半までいかに体力を持たせるかとか深みがあって面白いなと思えた。練習したら自分はもっといけるんじゃないかと欲も出てきたし、来年もぜひ挑戦したい。スポーツには励まし合う良さもあるので、(私の姿に刺激を受けて)皆さんにもスポーツをやってほしいと思う」と、今回の結果を受けて高まる気持ちを語った。

 康さんも県マスターズ記録更新こそ成らなかったがM75・60㍍で3人、M75・100㍍で4人と競い、ともに僅差で優勝を勝ち取る成績を収めた。

(2026年5月30日付紙面より)

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