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合図で一斉に貝採りへと向かう参加者=26日、新宮市三輪崎の孔島磯
貝採りイベントが盛況
三輪崎漁協「潮風まつり」
新宮市

 三輪崎漁業協同組合(海野義尊代表理事組合長)の主催による貝採りイベント「潮風まつり」が26日、新宮市三輪崎の孔島磯であった。市内外から約1800人(主催者発表)が参加し、磯にまかれた約1万2000個のヒオウギガイや、約6000個のバイガイを集め楽しんだ。

 楽しみやすく住みよい漁港、漁村づくりを目指す活動の一環として実施。コロナ禍に伴う中断時期を除き毎年恒例で、今回で第37回となる。当日は雨も予想される曇り空だったが、例年と同じく多くの参加者がバケツやビニール袋を手に会場に集合した。

 開会に当たり海野代表理事組合長は「大人も子どもも海の素晴らしさを感じ、足元に気を付けてけがのないように楽しんで」と呼びかけた。来賓の上田勝之市長もあいさつした。

 会場は小学3年生以下と保護者、小学4年生以上と一般の2会場に分かれていた。両会場とも至る所に、同漁協が当日朝にまいた貝があった。海野代表理事組合長のスタートの合図で参加者は、われ先にと拾い集めた。

 那智勝浦町出身で大阪府寝屋川市在住、里帰り中で長女の和心ちゃん(5)と訪れた濵地早苗さん(43)は「私は地元なのであるけど、娘は多分ヒオウギガイを見たことない。焼いて食べたい」、和心ちゃんは「今日はたくさん拾いたい」と話していた。

  □     □

■飲食物などの販売も

 同時開催として、新宮商工会議所青年部とバイローカル新宮加盟店舗による「バイローカルマーケット新宮」も、三輪崎漁港内市場で行われた。14店舗が飲食物や物品の販売、体験などを実施してにぎわいを見せた。

 バイローカルは同部が行う、地元で買い物をしようという運動となる。同部のローカルアップ委員会の温水佑舞委員長は「この取り組みが地元の商品やサービスを知ってもらうきっかけになれば」と話した。

(2026年9月27日付紙面より)


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出発式でテープカットする関係者=26日、紀宝町役場
地域 交通手段の支援に向けて
「かめらいど」実証運行出発式
紀宝町
 公共ライドシェアみえモデル実証事業、紀宝町「かめらいど」の実証運行出発式が26日、同町役場であった。安全運行と実証成功を祈願し、三重県の後田和也副知事️、紀宝町の向井美樹也町長、藤根正典、谷川孝栄両県議をはじめ、国土交通省、タクシー事業の関係者らがテープカットした。

 この事業は三重県が事業主体。紀宝町が「かめらいど」の運行主体となる。既存の交通事業者と共存可能な公共ライドシェアモデルの構築に向けて「タクシー優先配車」と「利用料金の低減」を組み合わせた新たなモデルの実証を行うもの。

 出発式で後田副知事は「新しい形の公共交通の一つとして公共ライドシェアを推進しており、知恵を絞って今回の実証事業にたどり着いた。利用者の方々から『便利』と言っていただければ県内で展開したい。人口減少下における公共交通のニューモデルとして形になると、住民の皆さまにも利があると思う」とあいさつ。

 向井町長は移動手段支援が喫緊の課題とし「今回の実証事業を通じて、実際の利用状況や利用される皆さまの声、運行上の課題などをしっかりと検証し、今後の町における地域公共交通の在り方を考える貴重な機会にしたい。多くの皆さまに利用していただきたい」と述べた。

 来賓祝辞後、関係者に見送られながら、タクシー事業者と共に「かめらいど」の実証運行車が出発した。

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■かめらいど

 運行は10月1日(木️)から12月28日(月)までの約3カ月間。利用者は紀宝町民のうち、18歳以上で自動車運転免許を有していない人や妊産婦に該当する人。あらかじめ町役場に利用申請を行い、登録した人が対象となる。

 運行日は祝日を含む平日と土曜日。運行時間は午前8時から午後5時まで。運行区域は紀宝町全域と、発着点が紀宝町内である場合に限り、熊野市駅や熊野市の大石産婦人科医院、御浜町の海岸部エリア、新宮市の市街地エリアに行くこともできる。

 料金はタクシー運賃と同額。利用者は500円分の利用券(上限24枚、合計1万2000円分)の使用が可能となる。予約は専用アプリかコールセンターでの電話予約が必要となる。詳しくは町役場企画調整課(電話0735・33・0334)へ問い合わせを。

(2026年9月27日付紙面より)

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買い物客に啓発物資を手渡して注意喚起した=25日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
地域 結核はまだ身近な病気
新宮保健所が街頭啓発
 新宮保健所による、結核・呼吸器感染症予防の街頭啓発が25日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店であった。職員2人が買い物客に啓発物資を手渡し「今も結核はあります」と注意喚起した。

 厚生労働省は9月24日から同30日までを「結核予防週間」および「呼吸器感染症予防週間」と定めていたが、本年度から「日結核性抗酸菌症啓発週間」を新設し、「結核予防週間、呼吸器感染症予防週間及び非結核性抗酸菌症啓発週間」として実施することになった。

 新宮保健所の医療技師の宮本純志さんは「結核はまだまだ身近な病気。気付かないうちに空気感染することがあります。2週間以上のせき、たん、微熱などが続いたら早めに医療機関の受診を」と呼びかけ。

 高齢者については「戦後、ほとんどが感染を受けており、加齢や病気で抵抗力が低下すると、体内で眠っていた結核菌が活動を再開して発症しやすくなります」と伝えた。

 予防策として、マスク着用を含むせきエチケット、手洗い、換気などを勧めている。県は拠点型結核相談支援センター(電話0738・32・7033)を設置して相談を受け付けている。県内では2024年、新たに結核を発症した人は90人、人口10万人対の罹患(りかん)率は10・2だった。

(2026年9月27日付紙面より)

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