新宮市は、初の試みとしてクラウドファンディング(クラファン)型ふるさと納税の募集を始めた。実施プロジェクトは「新宮花火大会」と「新成人応援給付事業」の二つ。秋ごろには「子育て応援入学等準備支援給付金事業」も開始予定としている。上田勝之市長は「ぜひ応援を。よろしくお願いします」と呼びかけている。
ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付ができる制度。寄付総額から自己負担額を差し引いた金額が税控除を受けられ、さらに返礼品がもらえることもあり人気を博し、全国の多くの自治体が取り組んでいる。
クラファン型ふるさと納税はこの制度を活用し、寄付金の使い道を具体的にプロジェクト化し、共感した人から募る仕組み。通常のふるさと納税と同様に税控除の対象となる。
「新成人応援給付事業」は、満18歳の市民に30万円を支給するもの。「子育て応援入学等準備支援給付金事業」は、小中高校への進学者がいる世帯に子ども1人当たり5万円を支給するものとなる。どちらも昨年度から始めた。
現在寄付募集中の2プロジェクトはどちらも、期間が9月29日(火)まで、目標金額は100万円。使い道として「新宮花火大会」は煙火費や雑踏警備費などに、「新成人応援給付事業」は新成人への応援給付金などに活用する。返礼品はなし。新宮市民も寄付は可能となっている。
上田市長は二つのプロジェクトを選んだ理由に関して、「新宮花火大会」は「新宮市のお盆の風物詩であり、地元を離れ都会に行った方々にも関心を持って、ぜひ応援をいただきたいと考えた」と説明。
「新成人応援給付事業」については「好評の声があるが、財政を心配する声もある。ただ地方にいれば、18歳の時にいろいろと費用がかかる。いろいろな人に、若者の旅立ちを応援してやっていただきたい」と思いを伝えた。
「人口減少が続いていることもある。いろいろな人に応援していただき、関心を持ってもらうことで、交流人口や関係人口の増加につなげたい。関心を持ち、新宮市を知って応援してもらいたい」と力を込めた。
クラファン型ふるさと納税に関する問い合わせは、新宮市企画調整課(電話0735・23・3339)まで。
(2026年7月14日付紙面より)