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パーティションや簡易ベッドを組み立て=4日、新宮市の佐野会館
区民が資機材組み立て
トイレコンテナ見学も
新宮市と佐野区が訓練

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防災対策課
防災対策
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防災
 新宮市と佐野区は4日、佐野会館で避難所開設訓練を開いた。パーティションや簡易ベッドの組み立てやトイレコンテナの見学などを行い、有事に備えた。県主催で同日に実施した、広域物資輸送拠点開設訓練に合わせて行った。

 佐野区民が参加し、新宮市消防団佐野分団や一般社団法人未来創生塾が協力した。県も見学のため、トイレカーや水循環型シャワー設備を持ち込んだ。参加者は総勢で約100人だった。

 市防災対策が近年は全国的に、災害関連死の防止のための避難所環境整備が重要視されていることを紹介。市も佐野会館に▽トイレコンテナ▽自動パック式トイレ▽ワンタッチパーティション▽簡易ベッド―を整備したことを語った。

 参加者が協力して、パーティションや簡易ベッドを組み立て。通路を開けて館内に並べ、短時間で簡単に設置できることを確かめた。館外に設置されたトイレコンテナは、市職員が概要を解説。自動パック式トイレは災害時も清潔に使用できることを伝えた。

 県職員も、トイレカーと水循環型シャワー設備の解説を行った。水循環型シャワーは排水をろ過してボイラーで沸かし再利用するため、100㍑あれば約100回の使用が可能であることを明かした。

 垣下純三区長はあいさつで「災害が発生した際は、市の職員や区の役員が会館に来られるか分からない。その場合を想定した訓練の機会があればと実施した。今後も機会があるごとに実施したい。参加と協力をお願いします」と呼びかけた。

 地元から参加した70代男性は「組み立ても簡単でよかったし、トイレコンテナも設置してくれてよかったと思う。参加してみてよく分かった。他の所にもぜひ設置してあげてほしい」と話した。

 この後、県や市の職員、区の役員で災害物資の受け入れ訓練も行った。

(2026年2月7日付紙面より)


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波しぶきを浴びながら朝日に祈る上がり子=6日、新宮市の王子ヶ浜
祭礼 心身清め御燈祭りへ
上がり子が「海中みそぎ」
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神倉神社
祭主
神事
 新宮市の神倉神社で6日夜に営まれる「御燈祭(おとうまつ)り」に向け、上(あ)がり子有志14人が同日午前7時ごろ、市内の王子ヶ浜で古式にのっとった「海中みそぎ」に臨んだ。上がり子らは、身を切るような寒さの中で海中へ。水平線から昇る朝日に向かって一心に祈り、心身を清めた。

 海中みそぎは市内の有志らが中心となって始め30年以上になる。同日の正午ごろにも行われている。

 白ふんどしに着替えた上がり子らは、砂利浜に設けられた祭壇を前に、神倉神社に向かって遙拝(ようはい)。「えっほ、えっほ」のかけ声に合わせ両手で船の櫂(かい)をこぐような動作をする、準備運動を兼ねた神事「鳥船(とりふね)」を行った。

 この後に海に入り、朝日に向かい合掌。祭主を務める神職の福井鉄(まかね)さん(66)も海中へと進み、祝詞を唱えた。上がり子らは、波しぶきを浴びながらも寒さに耐え、熱心に祈りをささげていた。

 東京都から父親と共に訪れた、小学3年生の梅原青杜さん(9)は「前の参加はおととし。海の水は意外と少し温かくて気持ちよかった。今日は元気に過ごせるようにお祈りしたい」と話した。

(2026年2月7日付紙面より)

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介釈棒を使って餅をつく神倉青年団=6日、熊野速玉大社
祭礼 御燈祭りの「特別な餅」
神倉青年団が奉仕し準備
 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で6日午前、夜の御燈祭(おとうまつ)りで使用する特別な供え物「かがり御供(ごく)」作りが行われた。祭りで介釈(かいしゃく)を務める神倉青年団(清岡尚寿団長)の団員らが餅をつき成形、準備を整えた。

 この日は団員をはじめ上野宮司、井上信也・神倉神社奉賛会長ら約15人が参加。ふかした8升分のもち米を4回に分けて石臼の中に入れ、団員らがその周囲を回りながら、祭りで使用する約130㌢の木の介釈棒を使って餅をついた。出来上がった餅は細長く伸ばしてはさみで約3㌢の正方形に切り、3枚を重ねた。わらひもで十文字に縛り、男結びにして完成させた。

 清岡団長は「今日は心配していた天気も大丈夫でほっとした。安全な祭りができるように頑張りたい」と意気込み。井上会長は「上(あ)がり子が無事帰宅し、祈願した願い事をかなえられるように。健康で1年を過ごしてもらいたい」と語った。

 上野宮司は「御神火をしっかりときりだしたい。上がり子は飲酒は終わってから。身を慎み上ることを厳粛に守ってほしい。事故がないように協力をいただきたい」と述べた。

(2026年2月7日付紙面より)

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