熊野新聞記事アーカイブ
熊野新聞社 The Kumano Shimbun
〒647-0045 和歌山県新宮市井の沢3-6
営業部 TEL 0735-22-8080 FAX 0735-23-2246
記者室 TEL 0735-22-8325 FAX 0735-28-1125

昨年の新宮花火大会の様子
クラファン型で初実施
新宮市の「ふるさと納税」

【この記事のキーワード】
花火大会
 新宮市は、初の試みとしてクラウドファンディング(クラファン)型ふるさと納税の募集を始めた。実施プロジェクトは「新宮花火大会」と「新成人応援給付事業」の二つ。秋ごろには「子育て応援入学等準備支援給付金事業」も開始予定としている。上田勝之市長は「ぜひ応援を。よろしくお願いします」と呼びかけている。

 ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付ができる制度。寄付総額から自己負担額を差し引いた金額が税控除を受けられ、さらに返礼品がもらえることもあり人気を博し、全国の多くの自治体が取り組んでいる。

 クラファン型ふるさと納税はこの制度を活用し、寄付金の使い道を具体的にプロジェクト化し、共感した人から募る仕組み。通常のふるさと納税と同様に税控除の対象となる。

 「新成人応援給付事業」は、満18歳の市民に30万円を支給するもの。「子育て応援入学等準備支援給付金事業」は、小中高校への進学者がいる世帯に子ども1人当たり5万円を支給するものとなる。どちらも昨年度から始めた。

 現在寄付募集中の2プロジェクトはどちらも、期間が9月29日(火)まで、目標金額は100万円。使い道として「新宮花火大会」は煙火費や雑踏警備費などに、「新成人応援給付事業」は新成人への応援給付金などに活用する。返礼品はなし。新宮市民も寄付は可能となっている。

 上田市長は二つのプロジェクトを選んだ理由に関して、「新宮花火大会」は「新宮市のお盆の風物詩であり、地元を離れ都会に行った方々にも関心を持って、ぜひ応援をいただきたいと考えた」と説明。

 「新成人応援給付事業」については「好評の声があるが、財政を心配する声もある。ただ地方にいれば、18歳の時にいろいろと費用がかかる。いろいろな人に、若者の旅立ちを応援してやっていただきたい」と思いを伝えた。

 「人口減少が続いていることもある。いろいろな人に応援していただき、関心を持ってもらうことで、交流人口や関係人口の増加につなげたい。関心を持ち、新宮市を知って応援してもらいたい」と力を込めた。

 クラファン型ふるさと納税に関する問い合わせは、新宮市企画調整課(電話0735・23・3339)まで。

(2026年7月14日付紙面より)


別窓で見る
記事一覧

たいまつ作りに励む瀨古尊夫会長(左端)ら=12日、新宮市佐野の黒潮公園
地域 祭典用のたいまつ作る
実行委が佐野柱松に向け
新宮市
【この記事のキーワード】
火祭
祭典
神事
 お盆に開かれる新宮市佐野の火祭り「佐野柱松」(同実行委員会主催、瀨古尊夫会長)に向け、会員など15人は12日、新宮市佐野の黒潮公園で、祭典で使用するたいまつ作りを行った。一般用の約150本と子ども用の約50本を作り、開催に備えた。

 佐野柱松は、害虫駆除や五穀豊穣(ほうじょう)を願い行われてきた伝統の祭り。戦時中に一時中断し、1948年に佐野青年会が復活させたが資金や労力の不足から58年夏の開催以降再び中断。93年に同実行委員会が再復活させた。

 途中、コロナ禍に伴い規模を縮小して神事のみとなったが、現在は通常規模に戻り、93年から数えると今回で34回目となる。

 祭りではたいまつに火を付けて縄を持って振り回し、会場に立てた御柱(おんばしら)の上部に取り付けた籠を目がけて投げる。

 会員たちは、スギの木材を長さ約25㌢に切り、割いて細かくしたものを直径約8㌢になるよう針金で束ねた。1㍍ほどの縄を結び付けて完成。子ども用たいまつは直径約5㌢で製作した。

 開催は8月16日(日)の午後6時50分から。場所は新宮市佐野の新宮港緑地公園。当日はジャズや和太鼓の演奏、児童館による創作踊り、氷の芸術の披露、打ち上げ花火を予定している。

(2026年7月14日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る

祭船の倉庫から御舟を引き出す=11日、串本町古座
祭礼 倉庫から祭船を引き出す
今年の例大祭奉仕に向け
河内祭
 串本町古座で11日、河内(こうち)神社の大祭河内祭」で用いる祭船が倉庫から引き出された。今年の大祭は25日(土)が宵宮、26日(日)が本祭。その奉仕に向け段階的に手入れや装飾などの準備を進めていく。

 この神社は、古座川の河口から約3㌔上流にある川中の島「河内島」を神体とする無社殿の神域。その神霊は古座神社へうつされていて、古座区は大祭に合わせてその渡御の奉仕を担っている。

 古座区の祭船は区内の3分区(上ノ丁・中ノ丁・下ノ丁)がそれぞれに建造した御舟(神幸用船)と櫂伝馬(かいでんま)(小伝馬)、神職や生き神「ショウロウ」と区長が乗る当船があり、他に古座青年会が運用する獅子舞伝馬1隻がある。

 今年は御舟2隻と櫂伝馬2隻で奉仕するとし、当船は担い手不足のため出さないという。11日は早朝に古座川河内祭保存会の杉本喜秋会長ら約30人が倉庫へ集合。人力で櫂伝馬2隻、次いで建機の力を借りながら御舟2隻を倉庫から引き出し、動鳴気漁港のスロープまで運び出した。

 御舟は鯨舟に屋形を積んだ構造で、全長約11㍍。軍船風の装飾が施され、宵宮午後に神霊をうつした神額を屋形の前方へ掲げて河内島まで渡御し本祭正午過ぎに還御する。

 櫂伝馬は沖合の大型船と港を連絡する通船として活躍していた船で、古座区が有するのは奉仕する中学生の体格に合わせて小さめに作られた櫂伝馬で全長約7・4㍍。宵宮夕方に古座漁港前で競漕(きょうそう)(本戦)を繰り広げ、本祭正午過ぎにその勢いを神体へささげる(島回りの競漕をする)。

 当船を出さないため、その乗員は陸上移動で河内島前へ赴く状況となる。祭船は古座区のほか、古座川町の下部区を拠点とする青年会「芳流館互盟社」も獅子舞伝馬1隻を運用していて、今年の大祭では計6隻の木造祭船が島回りを往来する予定。

(2026年7月14日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る
主な記事 *記事詳細は熊野新聞紙面をご覧下さい*
  • 学校 飛び出しをせず安全確認 高池小が交安教室に参加 (古座川町)
  • 【この記事のキーワード】
    高池小
  • 学校 自転車利用の意識を培う 2年生対象交通安全教室 (串本古座高校)
  • 【この記事のキーワード】
    串本古座高
  • 学校 全てを失う怖さを学ぶ 新翔高で薬物乱用防止教室
  • 【この記事のキーワード】
    新宮高
    新翔高
  • スポーツ 新宮・新翔連合チームを激励 新宮高校野球部OB会
  • 【この記事のキーワード】
    新宮高
    新翔高
  • スポーツ 木本・紀南・熊野青藍は惜敗 高校野球三重大会1回戦
  • 地域 素足で歩ける砂浜を次世代へ Hondaビーチクリーン活動 (那智勝浦町)
  • 地域 夕涼み会で多数が楽しむ 障害児者支援センター虹 (新宮市)
  • 地域 夏の休日を楽しんで プール開放初日は大盛況 (円満地公園)
  • 地域 大峯と熊野、共通と相違 国際熊野学会大会で講演
  • 地域 交通安全を呼びかけ 夏の交安運動に合わせ街頭啓発 (太地町)
  • 【この記事のキーワード】
    太地小
    太地中
  • 地域 バランゴンバナナでケーキを 千葉貴子さんの読み聞かせも (紀宝町)
  • 地域 子どもイベントも人気 鵜殿港で「紀の宝みなと市」 (紀宝町)
ご購読・試読のお申し込み