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協定書を持つ田平伸一郎支店長(左)と上田勝之市長=27日、新宮市役所
地域課題解決など図る
佐川急便と包括連携協定
新宮市

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 新宮市と運送業大手の佐川急便株式会社は27日、観光・防災・地域物流をはじめ幅広い分野を対象とする、包括連携協定を締結した。今後は相互に連携・協力して市民サービスの向上や地域課題の解決を図る。

 包括連携協定とは、地域が抱えるさまざまな課題について自治体と企業などが双方の強みを生かし、解決に向け連携する取り組み。市は▽日本郵便▽近畿大学▽明治安田▽日本生命▽大塚製薬▽大塚商会▽和歌山信愛大学―と締結しており8件目。同社は全国で締結を行っており、県内では岩出市に次いで2件目となる。

 今回の協定内容は▽災害対策地域防災への協力)▽地域の安全・安心▽観光支援▽環境保全の推進▽その他、持続可能なまちづくりおよび市民サービス向上―に関することとなる。締結式は市役所で開かれ、上田勝之市長や、同社の新宮営業所も含む近畿4府県を統括する京都支店の田平伸一郎支店長などが出席した。両者が協定書に署名した。

 上田市長はあいさつで「物流は暮らしや地域経済を支える重要な社会インフラ」と強調。物流スタッフは「市民にとって身近な存在」と伝え「業務を通じた見守りなど、安全・安心につながる取り組みを期待している」と語った。

 田平支店長は「物流は社会インフラの一翼を担っており、特に災害時は物流を止めず、必要な物資を届けることが責務」との考えを表明。「締結を機に市との連携を強固とし、幅広い分野で協力させていただければ。市民の安心安全に寄与し、より一層社会に貢献できる企業として努力していく」と力を込めた。

 同社は観光面ではすでに、市観光協会と連携して手荷物配送サービスを実施中。防災でも災害時の物流体制や備蓄倉庫のレイアウトなどで市と協議を進めている。山間部の物流では民間同業者との共同配送の協議が進行中で、市は行政の立場からの連携・協力を模索している。

(2026年8月29日付紙面より)


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青く光るウミホタル=25日、那智勝浦町の宇久井漁港
地域 ウミホタルの生態学ぶ
新宮市少年少女発明クラブ8月講座
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色川中
 新宮市少年少女発明クラブ(瀧野秀二会長)が25日夜、那智勝浦町の宇久井漁港で8月の野外講座「ウミホタルを採集して観察しよう」を開催した。クラブに所属する小学4~6年生19人が参加、色川中学校教諭の角友子さんと瀧野会長から、海中で発光する不思議な生態について学んだ。

 ウミホタルはエビやミジンコなどと同じ甲殻類の仲間で、海底が砂地の浅い海に生息する。刺激などを受けると青く光ることで知られており、日本沿岸に生息する発光性の貝形虫としては最も有名な種だという。

 参加者は事前に採取した観察用のタコクラゲを触って感触を確かめた。タコクラゲは盆を過ぎると沿岸でよく見られ、毒は全くない。

 ウミホタルは真水を嫌うため、流れ込みもなく砂地の宇久井港が適しているという。子どもたちは角さんからウミホタルの採集法を聞き、ふたに約5㍉の穴が開いたひも付きの採集瓶に魚のあらやキビナゴ、スルメ、ビーフジャーキーを入れ、日没直前の堤防から海中に投げ入れた。

 瓶を放置している間、角さんからウミホタルの生態についての話があった。「体長2~3㍉で、雄より雌の方が大きい」「刺激を受けると体液中の特殊な物質や酵素を放出し、海中の酸素と反応させて発光するが、なぜ光るのかの理由は分かっていない」などと説明、子どもたちは熱心に聞いていた。

 30分後に引き上げると、全員の瓶からウミホタルが採集できた。子どもたちはコップに移したウミホタルが光る様子を眺め「すごく光ってる。こんなに光るんや」「きれいやな」などの感想を口にしていた。

 角さんは「年々ウミホタルが少なくなっていて、みんなが採集できるか不安だったがよかった」と話した。

(2026年8月29日付紙面より)

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手遊びを交えた交通安全を学ぶ園児=27日、那智勝浦町のわかば保育園
教育 「飛び出しません!」を約束
わかば保で交通安全教室
那智勝浦町
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那智中
 那智勝浦町のわかば保育園(小谷一郎理事長・遠山典子園長)で27日、交通安全教室があった。和歌山県警察本部交通部交通企画課安全教育係(愛称・ひまわり隊)の川村美佳巡査部長と小谷菜緒巡査長が、3~5歳児49人に寸劇を交えながら交通ルールを優しく指導した。

 教室は交通安全の正しい知識を持ち、事故の防止に役立てることを目的に年間を通して県内各所で実施している。

 川村巡査部長と小谷巡査長は手遊び歌で園児に交通安全の基本となる「右」「左」を教え、人形やパネルの絵を使って信号機の色や標識の意味、踏み切りの渡り方などを説明した。

 園児は教室内に設置した横断歩道シートを使い、右手を上げ歌に合わせて左右を確認しながら渡る練習をした。交通ルールへの理解を深め「飛び出しはしません」と元気よく約束した。

 小谷巡査長は防犯標語「いかのおすし(行かない、乗らない、大声で叫ぶ、すぐ逃げる、知らせる)」を紹介。「自転車に乗るときはヘルメットを忘れないで。知らない人に話しかけられても、ついて行かないでね」と伝えた。

 那智中から職場体験で従事している生徒5人も園児たちと一緒に話を聞いた。

 終了後、ひまわり隊から歌のカードとペーパーフォトスタンドがプレゼントされた。

(2026年8月29日付紙面より)

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