新宮市熊野川行政局は23日、同町日足(ひたり)の田んぼで「稲刈り体験」を開催。5月の「田植え体験」に参加した市内外の家族連れなど約20人が訪れた。約0・8㌃の田んぼで黄金色に育った稲穂を鎌で刈り取った。
体験交流を通じて豊かな自然の恵みを感じ、地域を知ってもらうことを目的にした毎夏の人気行事。
地元農家の有志「田子の会」の下浦崇広さんが稲の刈り方、鎌の使い方を説明。「とても良い天気になりました。熱中症はもちろんですが、けがのないように、鎌の扱いには十分注意してください」と呼びかけた。同会は田植え体験後の田んぼの世話も行っている。
参加者は田子の会メンバーに手伝ってもらうなどしながら稲刈りを始めた。最初は力加減なども分からず戸惑っていたが、手ほどきを受けるなどして徐々に作業が速くなった。
汗を流しながら稲刈りを楽しみ、作業終了後は、子どもたちが稲刈りと脱穀を同時に行う「コンバイン」の操作を体験した。
子どもたちは運転席に座り、説明に従ってハンドルやレバーを動かした。ゆっくり前進して稲を刈り取るコンバインを真剣な表情で操作したり、保護者に笑顔で手を振るなど、思い思いに楽しんだ。
収穫した新米は精米などを経て、後日全参加者にプレゼントする。初めて米作り体験に参加した野平ひまりさん(小5)は「稲穂の茎が堅くて刈り取りの力加減が難しかったけど、楽しかった。お米が届いたらおにぎりにして食べるつもり」と話していた。
(2026年8月25日付紙面より)