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クリスマスイルミネーションが点灯=7日、新宮市のタウンガーデン
イルミで幻想的な光景
タウンガーデンの点灯式
催し開催で活況を呈す

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丹鶴幼稚園
 新宮市こども家庭センター西側の公園「タウンガーデン」のクリスマスイルミネーション点灯式が7日、同センター第2駐車場であった。地域住民など多数が来場し、幻想的な光景の出現に歓声を上げた。ダンス披露や飲食出店、菓子まきもあり、活況を呈した。点灯期間は来年1月11日(日)まで、時間は午後5時~午後10時。

 ボランティア団体「さくらの会」(林知恵利代表)の主催。別団体が行っていたイルミネーションは昨年で終了する予定だったが、同会が引き継いだ。運営は社会福祉協議会の歳末たすけあい助成金を受けた。同公園の花壇整備を行うタウンガーデン(平田裕子代表)が協力した。

 点灯に先立ち、林代表があいさつ。「点灯式はいつもはこども家庭センター前の駐車場で行っていたが、工事中で使えず第2駐車場での開催となった。飲食店もたくさん集まり、子どもらのダンスもあるので、皆さん楽しんで盛り上げていただけたら」と呼びかけた。

 来賓の上田勝之市長も祝辞。「タウンガーデンは多くの市民の憩いの場となっている。イルミネーションをさくらの会が引き継いでくれたことを、頼もしくうれしく感じる。催しや飲食を最後までゆっくりと楽しんでいただけたら」と述べた。

 点灯は丹鶴幼稚園とはまゆうこども園の5歳児、8人と14人のカウントダウンに合わせて行われた。一斉にイルミネーションがともると、来場者の拍手と歓声が湧いた。

 会場では、焼きそばやカレー、フランクフルトなどの軽食が販売されており、多くの人が味わっていた。ダンスはさまざまな団体が、ヒップホップやフラ、日舞、よさこいなどを披露して楽しませた。

 最後は菓子まきがあり、多くの子どもらが集まった。豪華賞品がもらえる「当たり」のボールも交じっており、興奮を高めた。

(2025年12月9日付紙面より)


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午後6時から15分間実施されたショーの様子=7日、串本町総合運動公園多目的グラウンド
地域 300機のドローンで演出
総合運動公園でショー実施
串本町
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災害
 串本町サンゴ台にある総合運動公園多目的グラウンドで7日、ドローンショーが実施され約2500人(町発表)が15分間の演出を鑑賞した。

 町と7月に「災害時におけるドローンの運用に関する協定」を締結した株式会社アドホック=新宮市=の協力により実施。同社とつながりがある株式会社ドローンワークス=新宮市=による企画で、町内でのショー実施は今回が初だという。

 プログラム制御された300機のドローンを約15分間飛行させ、空中にさまざまなイルミネーションを出現させる内容。「特別なクリスマスワンナイト」と題して夜空を模したきらめきやベル、球体やクリスマスツリーなどの立体演出、サンタクロースや町キャラクター「まぐトル」など平面演出が次々に披露された。

 会場アナウンスもドローンで実施。町産業課によると当日は正面となる同グラウンド見学席にとどまらず、周囲の歩道などからも鑑賞を集めたという。

(2025年12月9日付紙面より)

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朝日遥拝行列。ご飯持ちと共に遥拝所を目指す=7日、串本町田原
祭礼 神事や奉納重ね礼尽くす
木葉神社「ねんねこ祭り」
串本町
 串本町田原にある木葉神社(井谷正守宮司)の大祭ねんねこ祭り」=県指定無形民俗文化財=が7日に本祭を迎え、神事や尺八・獅子舞の奉納で祭神・木花咲耶姫への礼を尽くすなどした。

 大字田原の氏神社であり、神功皇后ゆかりの子安の宮としても広く信仰を得ている同神社。大祭は12月第1日曜日を本祭日として営んでいて、今年もねんねこ祭保存会(筒井政士会長)軸で申し合わせて準備を進めてきた。

 神事は▽朝日遥拝行列▽本殿大前の儀▽子守の神事―の3行事、続いて出身者の坂本米男さんによる尺八演奏、田原獅子保存会(井本悟会長)による神楽の奉納が続いた。朝日遥拝行列は午前7時に社務所前から出発し、井谷宮司が振り鳴らす鈴の音に合わせて1歩ずつ進行。1時間がかりで境内の一角にある朝日遥拝所へ達し、ご飯持ちの濵口六花さん(7)が運んだおひつをささげるなどして礼を尽くした。

 本殿大前の儀には祭員に加え田嶋勝正町長やスペースポート紀伊の佐藤信政副所長も参列。子どものみこ4人が神楽「浦安の舞」をささげるなどして大願成就を祈願した。その後は拝殿で御弓の儀、みかん問答、子守神事、神楽「浦安の舞」と奉仕が続き、子守神事では「ねんねこ、ねんねこ、おろろんよ」と子どもをあやす所作をささげる姿に周囲から合いの手の声がそそがれるなどして活気を見せた。

 正午前まで続いた田原獅子保存会による獅子舞の奉納を経て筒井会長が同神社境内における諸奉仕の終了を告げ、一同の盛祥を祈念する万歳三唱で締めくくった。田原獅子保存会はその後も翌8日まで地区回りを続けた。

 大祭に合わせて町公民館田原支館(城勧支館長)が旧田原中学校体育館で農産物品評会・作品展示会を開き、大祭の延長で鑑賞を誘った。

(2025年12月9日付紙面より)

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