新宮市丹鶴にある正明保育園(山田みつの園長、園児50人)は28日、卒園式と退園式を行い、72年の歴史に幕を下ろした。
1954(昭和29)年5月1日、現在の園舎の近くにある「紀新分教会」(真砂小児科横)で開園し、72年4月に現在の園舎に移設した。間もなく移設後54年が経過し、建物も老朽化していることから閉園を決めた。
本年度の卒園児9人を含め、72年間の卒園児数は3152人。閉園に伴って在園児41人は退園となり、他の保育所などに移る。受け入れ先はすでに決まっているという。
卒園・退園式は園舎近くの天理教南海大教会で開かれ、卒園児に卒園証書、退園児に保育証書を手渡して旅立ちを見送った。
山田園長は入園時の初々しい姿から、元気いっぱい過ごして成長した様子に目を細め「どんなことがあっても諦めないで。神様が私たちを見守ってくれている。絶対に悪いようにはならない」と祝福の言葉を贈った。
在園児は「小学校に行っても、お友達をたくさん作って仲良く遊んでくださいね。また会えるのを楽しみにしています」と別れの言葉を伝えた。
卒園児は、おいしい給食を作ってくれた調理師、安全に送迎してくれたバスの運転手、献身的に世話してくれた先生らに感謝。遠足、運動会、発表会などの思い出を振り返り「小学校に行っても頑張ります!」と声をそろえた。
(2026年3月29日付紙面より)