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庁舎を見学する=8月29日、那智勝浦町消防・防災センター
人命を守る大切な仕事
高校生が職業体験
那智勝浦町消防本部

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防災センター
救助訓練
消防本部
防災
 那智勝浦町消防本部(樫尾光俊消防長)は8月29日、消防に興味のある高校生を対象にした「消防体験会」(インターンシップ)を開催。参加した高校生7人に、業務を説明したり消防隊・救急隊の仕事の一部を体験してもらったりして、未来の仲間の誕生に期待を寄せた。

 事務所のある消防・防災センターに学生たちを迎え、同町で消防士になるための流れを紹介した。町では採用試験を受験し、1次試験(SPI試験)と2次試験(面接、作文、体力テスト)を行い、合格者は4~9月上旬に県消防学校(和歌山市)へ入校する。そこで給料をもらいながら消防の基礎を学ぶ。卒業後は再度同校に入校し、10~11月にかけて救急隊員の資格習得のための知識や心構えを学ぶ。これらを経て4月から本格的に勤務がスタートする。

 勤務は、役場職員と同様に月~金曜日の日中に働く「毎日勤務」と、24時間勤務する「交代制勤務」の2パターンがある。交代制勤務は、休憩を挟みながら24時間勤務し、次の日は緊急の出動などに備える「非番」、その次の日は完全休日として扱う「週休」とし、3日間を1サイクルとしている。

 勤務スケジュールは▽車両や資機材、管内の消火栓の点検▽警防訓練、救助訓練、救急訓練―を基本とし、通報があれば現場対応する。説明を受け、学生たちは資機材がトラブルなく使えるための点検は欠かせないことを学び、人命を守るために事前の準備が重要だと知った。

 庁舎見学では、通信指令室や避難所としても使える防災センター、仮眠室などを見て回った。実際に出動指令を受けて消防隊員が出動する様子も見せてもらい、1分1秒を争う緊張感を味わった。

 最後は、救急隊・消防隊体験で心臓マッサージや自動体外式除細動器(AED)への理解を深めたり、放水を体験したりした。

 樫尾消防長は「今日の体験が、将来の職業選択で消防を選んでくれる動機になってくれれば」と期待を寄せた。

(2026年9月2日付紙面より)


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作品を吟味して入選作品を選んだ=8月31日、新宮市役所別館
地域 入選作品を吟味し選出
観光フォトコンの審査会
新宮市
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熊野速玉大社
 カレンダーなどに使用する写真を広く募集する、新宮市観光フォトコンテスト(新宮市観光カレンダー製作実行委員会主催、峪中直樹委員長)の審査会が8月31日、新宮市役所別館であった。9人の審査員が180点を吟味し、入選作品を選び出した。

 コンテストは、2011年度から実施。入選作品は市観光カレンダーやパンフレットなどで市の観光PRに使用している。今回は「新宮市のハイライト」をテーマに作品を募集。一般の部に54人から163点、学生の部(高校生以下)に4人から17点の応募があった。

 審査員は市長、市展写真の部審査委員、熊野速玉大社宮司などが務めた。審査に先立ち、上田勝之市長があいさつ。「入選作品は本市の魅力発信や観光PRの一助となるよう期待している。審査員の皆さんは、作品の出来栄えはもちろんだが、市のPRになるような作品という視点も併せ持って審査いただければ幸い」と語った。

 この後、審査を開始。まずは1次審査で、審査員が見て回り、優秀と思える作品に付箋を付けた。こうして抽出した後に2次審査を行い、入選作品を決定した。

 入選作品の内訳は、一般、学生の順で▽最優秀賞が1点ずつ▽優秀賞が3点と2点▽入賞が10点と1点▽特別賞が13点と1点▽ジオパーク賞が1点ずつ―だった。審査結果の公表時期は、入選者全員からデータを入手する必要があるため未定という。

(2026年9月2日付紙面より)

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滝の拝橋の上からボウズハゼや野鳥を観察=8月30日、古座川町小川
地域 岩登りをする様子に注目
熊自連ボウズハゼ観察会
古座川町
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連絡協議会
金比羅神社
 熊野自然保護連絡協議会(瀧野秀二会長)が8月30日、古座川町小川にある県指定天然記念物「滝の拝」一帯でボウズハゼ観察会を開き、会員と一般合わせて16人がハゼ類や居合わせた野鳥に関心を注ぐなどした。

 この観察会は、同協議会が結成初期から回を重ねている活動の一つで、実施する場合は一般参加を誘う形が定着している。「滝の拝」はハゼ類の岩登りが見られる場所の一つとして知られていて、壁面を登る様子やその観察のしやすさ(立ち寄りやすさ)がありこの観察会の舞台となっている。

 今回は2日前に降雨があったものの過度な増水はなく、水量は比較的落ち着いた状況。気温が高まる午前中の実施だったが、支流の滝周囲の湿った岩肌で1~4匹が間隔を空けて岩登りをする様子が見られた。

 瀧野会長から「滝の拝」で見られるボウズハゼとヨシノボリの登り方の特色について説明を受け、前半は滝の拝橋の上から、後半は最寄りにある金比羅神社境内付近から観察した。立ち入りにくい「滝の拝」周囲から眺めるハゼ類の姿は点のように小さく、その気配を頼りにして双眼鏡や単眼鏡を向けて岩登りをする様子に注目。レンズの先にいたのはボウズハゼのみで、吸盤状の腹びれと口を使ってよじ登り、一部が滝越えに成功する瞬間も見届けることができた。

 野鳥関係ではハシブトガラスやハシボソガラス、イソヒヨドリやカワセミなどが見られ、観察後はどのような生き物が観察できたかを報告し合って締めくくった。

(2026年9月2日付紙面より)

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