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代表の生徒が卒業証書を受け取る=2日、和歌山県立新宮高校
統合前、最後の卒業式
新宮、新翔高の274人巣立つ
進学や就職、新生活へ

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新翔高
新宮高
 和歌山県内の県立全日制高校の卒業式が2日、一斉に挙行された。統合前最後の式となった新宮高校(下村史郎校長)は189人、新翔高校(宮井貴浩校長)は85人が卒業、各クラスの代表が卒業証書を受け取った。

 計274人が在校生や保護者、教職員からの祝福を受け、目を赤くさせる生徒もいれば、これからの未来に期待して晴れやかな表情の生徒もいるなど、それぞれの思いを胸に、卒業生は新たなステージへ一歩踏み出した。

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新宮高

 各クラスの担任が一人一人の名前を読み上げた後、全6クラスの代表が卒業証書を受け取った。

 下村校長の式辞、在校生代表の高芝新さん(2年)からの送辞を受け、卒業生を代表して田中望乃さんが答辞。学校生活に仲間と共に挑んだこと、進路選択に悩んだことを思い起こし、支えてくれた後輩や家族、恩師に感謝し「新宮高校は来年度より新翔高校と統合します。これからの時代にふさわしい学びを創造する学校として発展していくことを祈念します」とまとめた。

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新翔高

 卒業生を代表して、各クラスの德村奏磨さん、山本琉飛さん、上田紘大さんが卒業証書を受け取った。

 宮井校長は学校統合に触れ「統合校も皆さんの母校に変わりありません。新翔高卒業生の誇りを忘れず、母校を見守ってください」と式辞を述べた。

 送辞で林琉秦さん(2年)が「先輩方が受け継いできたものを最後の代に引き継ぎ前に進みます」と誓い、答辞で尾田奈津見さんは「校名通り、新しい翼を広げ、大空へ飛んでいきます」と決意を伝えた。

(2026年3月3日付紙面より)


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中止の速報がアナウンスされ落胆の声が上がった見物エリア=1日、串本町の田原海水浴場
地域 中止の速報響き落胆の声
カイロス3号機再び延期
串本町
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串本古座高
 民間小型ロケット「カイロス」3号機の打ち上げが1日に目指されたが、約30分前に天候分析の結果に基づいて中止(=延期)となった。串本町の田原海水浴場に設置された公式見学場では多くの見物客が打ち上げの瞬間を心待ちにしたが、中止の速報が会場に響くとにわかに落胆の声が上がった。

 当初は先月25日に打ち上げ予定だったが天候分析により事前に延期を発表。今月1日に再設定したことをその2日前に発表し、1日前、当日と打ち上げありきで推移していた。

 当日の地上は快晴で風もごく弱い気象条件。運用するスペースワン株式会社によると、3号機に設定した飛行経路上の気象想定と最新の気象分析の結果が乖離(かいり)したため中止の判断をした。具体的には高度10㌔弱の風速が想定よりもかなり弱く、予測しない挙動が生じて機体に負荷がかかる状況を懸念したという。

 3号機の公式見学場は1日が初運営となり、田原海水浴場会場は参加が難しかった県立串本古座高校の生徒も含めて出店者やスタッフが軒を連ねて見物客を出迎えた。今回はパーク&ライドがなく、主に鉄道とツアーバスで見物客が大挙来場。2号機の実績から明らかとなっている「打ち上がる方向」に向かってそれぞれに陣取り、出店を巡り田嶋勝正町長のあいさつで始まったステージで東京大学大学院の中須賀真一教授、同校宇宙教育専門教員で元宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員の藤島徹教諭と卒業生の清野健太郎さん(現和歌山大学学生)が繰り広げるトークを聞きつつ打ち上げを待ったが、発表の数分後に中止がアナウンスされ散会となった。

 公式見学場で打ち上げの瞬間を待った田嶋町長は「天気が良かっただけに残念。風の問題だけであるなら予備期間に打ち上がると思うので、これに懲りずぜひまた串本へお越しいただきたい」と語り、今後の再設定に期待した。

 同社は翌日、次の打ち上げ予定日時を4日(水)午前11時(以降20分間内で再設定する場合あり)としたことを発表。1日前、当日と天候分析を重ねて3度目の打ち上げを目指す状況となっている。

(2026年3月3日付紙面より)

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無事故での運航を祈る下阪殖保代表理事=1日、道の駅「瀞峡街道熊野川」下の川原
観光 世界遺産生かした観光産業
今シーズンの運航スタート
熊野川舟下り・瀞峡めぐり
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熊野速玉大社
 世界遺産・熊野川を生かした新宮市の観光産業「熊野川舟下り・瀞峡めぐり」の2026年シーズンが1日にスタート。運航開始に合わせてこの日、熊野川町田長にある道の駅「瀞峡街道熊野川」下の川原で記念式典が行われた。

 定期乗合便の利用者への感謝と事業の発展を願い、毎年運航開始日に合わせて実施している。例年、出船の際にお神酒で川舟を清めるが、今回は渇水により川舟が上流に上がってくることができなかったため、お神酒は川にまいて清めの儀式とした。

 舟下りは2005年に運航を開始。木船で同所の乗船場から熊野速玉大社前近くの権現川原までの約16㌔を、語り部の案内とともに約90分かけて下る。昨シーズンの利用者は4942人で、このうち外国人は3296人。

 22年に運航が始まった瀞峡めぐりは、国名勝・天然記念物、国特別名勝に指定される「瀞峡」の大渓谷を約40分かけて体験する川舟遊覧。昨シーズンの利用者は7791人で、このうち外国人は1033人。

 運営は一般社団法人熊野川町ふれあい公社。毎年冬季は運航を休止しており、この日が今シーズンの運航開始日となった。

 式典には、同社の下阪殖保代表理事や上田勝之市長ら来賓も出席し、市の誇る観光産業のますますの発展と、今年も無事故で運航できるよう願った。

 下阪代表理事は、運航開始からこれまで無事故でこられたのは、船頭、語り部、スタッフのおかげだと感謝。「今後もお客さまが安心安全に楽しんでいただけるように」と願った。

(2026年3月3日付紙面より)

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