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各地区の代表者がくじを引きスタート位置を決めた=11日、熊野速玉大社
明神が最上流を獲得
御船祭のスタート抽選
熊野速玉大社

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 熊野速玉大社(上野顯宮司)で11日夜、例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」の中で行われる「御船祭(みふねまつり)・早船競漕(きょうそう)」の旗番抽選会があった。出船9地区の代表者がくじを引き、スタート位置を決定。最も有利とされる最上流の9番は明神区が引き当てた。

 新宮の速玉祭は、同大社の主神である熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)が渡御する15日(木)の「神馬(しんめ)渡御式」と、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)が渡御する16日(金)の「神輿(みこし)渡御式」から成る。「御船祭」は、神輿渡御式の中で行われる川渡御に際し、9地区の早船が競漕する。

 早船は16日の午後4時30分ごろに、丹鶴ホール下の下札場をスタート。熊野川を約1・6㌔遡上(そじょう)し、御船島を3周回り、相筋の雇用促進住宅付近の上札場までの順位を競う。競漕は下りでも行われる。

 抽選会は各出船区のメンバーのほか、神職、審判委員などが出席した。上野宮司はあいさつで、今年は「新宮の速玉祭」が国の重要無形民俗文化財に指定されて10年目となることを説明。「より一層、気を引き締めて。事故やけががないことが一番。これを頭に入れて奉仕をいただきたい」と呼びかけた。

 審判委員による注意事項などの説明の後、旗番抽選が行われた。代表者は神妙な面持ちでくじを引き、他の出船メンバーはその結果を固唾(かたず)をのんで見守っていた。

 最上流となった明神区は、上りでおととしは1位、昨年は2位。とも取りを務める尾屋一成さん(39)は「(スタートで)他をかわしてうまく抜け出せたら。頑張りたい」と意気込んだ。

  □     □

■水位で国交省に要望
 熊野川の河口が土砂で塞(ふさ)がり水量が増えており、御船祭の関係者を中心に影響を懸念する声が上がっていた。上野宮司はあいさつの中で、国土交通省に対策をお願いしていることを明かした。

(2026年10月14日付紙面より)


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各団体に加え観客も参加して輪踊りを踊った=11日、新宮市の中央通り
地域 まちに熱気があふれる
踊りの祭典「新宮秋まつり」
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新宮秋まつり
 新宮秋まつり(同開催運営委員会主催、宮本昌幸実行委員長)が11日、新宮市であった。昼の部は丹鶴ホールで、夜の部は中央通りで実施。多数の団体が舞い踊り、まちに熱気があふれた。ダンスコンテストも行われ、一般は「ファットダンススタジオ」、キッズ部門は「ハルクルーキッズ」が優勝した。

 丹鶴ホールでは創作踊りのほか、日本舞踊や正調新宮節の披露、和太鼓や吹奏楽の演奏を実施。キッチンカーの出店、緊急車両の展示、姉妹都市・友好都市の物産展もあった。

 中央通りでは各団体が、創作踊りとお祭り新宮節を3会場で踊った。創作踊りはヒップホップやフラダンス、よさこいなどジャンルも多彩で、子どもから一般まで参加。お祭り新宮節は各団体が3会場に続く列となり踊った。観客も自由に参加できる輪踊りもあり、盛り上がりを見せた。

 ダンスコンテストは一般10団体、キッズ4団体が参加した。一般の2位はハルクルー一般、3位はラッキークローバージョーカーだった。

 宮本委員長は「無事に終えてほっとしている。この日に向けて各団体が練習してきたと思う。おかげでいい祭りになった」とほほ笑んだ。

(2026年10月14日付紙面より)

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電飾をともした獅子屋台を練りながら宮上りする西春秋会=10日、串本町串本
祭礼 獅子の奉仕が拝観集める
潮崎本之宮神社の例大祭
串本町
 串本町串本にある潮崎本之宮神社(石田保宮司)の例大祭が11日、本祭を迎えた。宵宮の10日は夜に獅子の宮上りがあり、とりわけ多くの拝観を集めて盛り上がった。

 この神社は県立串本古座高校そばに鎮座し、大字串本と大字サンゴ台が氏子区域となり総代会(吉村健三総代長)を結成して護持。例大祭は10月第2日曜日を本祭日とし、神事(大前の儀)を執行して主祭神(底筒男命、中筒男命、表筒男命)への礼を尽くしている。

 神事と並んでひときわ活気を見せるのが獅子の奉仕で、同神社では東西南北の区分で四つある氏子会がそれぞれに演目を受け継いでいる。例大祭では主奉仕を持ち回っていて、当番は全演目、非当番は演目「幣の舞」を奉納する形が根付いている。

 今年の当番は西春秋会(辻内祐多会長)。宵宮は各氏子会が高張りちょうちんと獅子屋台を携え銀座通りで合流。西・南・北・東の順で列になり約3時間練り歩いて宮入りした。石田宮司と吉村総代長が後見する中で列順で同神社と境内社の恵比須神社へ演目「幣の舞」、その後に当番が演目「剣の舞」「乱獅子」を奉納した。

 本祭の神事後は正装で宵宮同様に演目「幣の舞」、当番は残る演目全てを奉納した。奉納後はそれぞれに地区回りを始め、翌12日まで屋固めや地下舞わしの奉仕を続けて活気の余韻を引いた。

(2026年10月14日付紙面より)

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