紀勢本線活性化促進協議会は25日、太地町の太地駅舎防災複合施設で本年度総会を開催。役員改選に伴い、会長に真砂充敏️田辺市長を選出、事務局も太地町から田辺市に移行することとなった。
協議会は紀勢本線に関連する地域が一体となり、産業や観光などによる地域活性化の観点から、幹線鉄道である紀勢本線のより一層の活性化を図ることが目的。新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町、古座川町、北山村、和歌山市、海南市、田辺市、白浜町など和歌山県内6市17町1村で組織する。
昨年度、各市町村ではサイクルトレインの活用(新宮市)、駅前にて町営バスの待合所の整備(太地町)、くしもと観光周遊バス(串本町)などを実施した。
ロケット「カイロス」を応援するため、県、串本町、那智勝浦町、JR西日本和歌山支社が連携し、特急くろしお「ロケットカイロス号」を2023年3月31日から運行している。
総会では、会長の三軒一高太地町長があいさつ。同協議会新宮白浜区間部会の状況に触れ「乗降人数など設定した目標にはいまだ至らず、厳しい状況が続いているが、関係自治体が一丸となり目標達成に尽力したい」と述べた。
JR西日本和歌山支社の富澤五月支社長は、駅周辺でのイベントに関し「情報はJRの交流サイト(SNS)などでも紹介するので、積極的に提供していただけたら」と呼びかけた。
議事では、本年度事業の▽関係機関との連絡調整、要望活動▽情報収集、調査研究活動―などを承認した。
最寄駅からの利用者を少しでも増加させることを目的に、会員市町村間で「住民の鉄道利用について、広報紙等を活用して啓発に努めるなど、独自の取り組みを行う」「主催するイベントへの来場案内の際、JRなどの公共交通機関を積極的に利用するよう呼びかける」「職員の出張に伴う交通手段として、可能な限りJRを活用する」の3点を申し合わせた。
JR側からも「首長・職員の出張での積極的な鉄道利用」「駅を中心としたまちづくり(2次交通整備、駅周辺でのイベント・会議の開催)」などの要望があった。
紀勢線は29年に全通70周年を迎える。
(2026年8月27日付紙面より)