那智勝浦町のブルービーチ那智を舞台に5日、誰もが等しく海を楽しめる環境づくりを目的としたイベントが開かれた。
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■海に入れる車いす
新宮市を拠点に、医療的ケアや障害について啓発活動などを展開する特定非営利活動法人「near(ニアー)」(加藤亜里沙代表)は「ユニバーサルビーチプロジェクト」を開催した。
nearは、医療的ケア児や重症心身障害児、その家族らを支援するため、2023年7月に発足した。
「ユニバーサルビーチ」とは、障害の有無にかかわらず誰でも安心して海を楽しめるビーチのこと。このプロジェクトは昨年に続いて2回目で、今回は熊野市から大阪府まで7人を迎え、海に入れる車いすなどを体験してもらった。
イベントは「サポーター」と呼ばれる無償ボランティア50人も協力。ビーチは参加者の笑顔であふれた。
加藤代表は「自分たちではなかなか海に入れない、行きたくても行けない場所に入れるようになるということをたくさんの人に知ってもらいたい」と、誰もが海を楽しめる環境づくりに意欲を見せた。
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■マリンスポーツ体験
一般社団法人「海の学校」=通称・ウミガク=(堀口真平学校長)はマリンスポーツなどを体験できる「和歌山inブルービーチ那智」を開催。サーフィン、ボディーボード体験教室、ライフセービング教室、ビーチクリーンなどを通じて参加者に海でのレジャーを楽しんでもらうとともに、海を大切に思う心を伝えた。
「ウミガク」は、06年から全国各地で活動をスタートし、18年3月に法人化。海と人に育てられたメンバーからのささやかな恩返しとして、一緒に未来の海との関わりを考える人材が増えることを目指している。活動の柱として①生態系と環境保全②海での安全教育③マリンスポーツ振興④人間力とコミュニティーイベントの開催や情報発信―を行っている。
(2026年7月8日付紙面より)