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昆虫の標本に興味津々な1年生=11日、新宮市立三輪崎小学校
昆虫の種類や生態など学ぶ
「虫はかせ」の楽しい授業
三輪崎小

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三輪崎小
 新宮市立三輪崎小学校(竹本明央校長)の1年生61人が11日、生活の単元「生き物大好き」の一環で、「虫はかせ」の大谷栄徳さんから「虫について語ろう」の授業を受けた。昆虫を中心に、小さな生き物の種類や生態を学び、標本などの観察を楽しんだ。

 大谷さんは樹木医として森林の管理や整備に携わる傍ら、緑育・木育など、自然に関する教育活動も実施。和歌山県などの依頼で子どもたちに自然に関する課外活動や講義を行っている。今回もその一環で、三輪崎小で授業した。

 大谷さんは自身の行った課外授業や個人で撮影した資料などを使って、さまざまな虫を紹介。子どもに人気のカブトムシやクワガタムシ、カナブンといった甲虫類や、カマキリ、セミ、バッタなどをディスプレーに表示。児童から「これ知ってる」「見たことある」などの声が上がった。

 触り心地の良い青虫の種類や、ほかのスズメバチの巣を乗っ取って自分の巣にするチャイロスズメバチ、「エントモファガ・グリリ」という菌に取り付かれたバッタは死が近づくと自分の意思と関係なく草や木の高い所に登り、枝などをつかんで息絶え、そこから菌の胞子がばらまかれるなど、さまざまな知識を教わった。

 大谷さんが集めた昆虫の標本や、カラタチの木の枝に付いている生きたチョウの幼虫などが並び、児童たちは終業チャイムが鳴るまで観察していた。

(2026年9月16日付紙面より)


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白﨑ひかるさんのストロークを間近で観察してこつを探る=12日、串本町総合運動公園テニスコート
スポーツ 全国大会経験者に教わる
ヨネックスから講師迎え
串本町テニス協会
 串本町テニス協会(福田順子代表)主催のヨネックスソフトテニス講習会が12日、サンゴ台にある町総合運動公園テニスコートであり約50人が全国大会経験を持つ選手らから直々に教わる機会を得た。

 この交流会は、同協会に関係するスポーツ少年団「串本ジュニアソフトテニスクラブ」がスポーツ店経由でヨネックス株式会社へ講師派遣を希望して実施。今回は全日本ソフトテニス選手権大会準優勝経験を持ち、現在はヨネックスソフトテニスチーム所属で活動している白﨑ひかるさんとソフトテニスで全国入賞経験を持つ同社大阪支店の杉野優也さんを講師に迎え、小学生~高校生約30人がその指導を受け、成人愛好者約20人がその練習を支援しながら指導の視点に注目した。

 ランニングやトレーニングなどのウオーミングアップを経て、序盤はストロークの姿勢やどこでグリップの握りを強めるか、ポジション(前衛や後衛)や体格に適したラケットの選び方などを紹介。中盤は適時水分補給を挟みながら複数のグループに分かれてストロークを練習し、終盤は模擬戦でその成果を実践した。杉野さんが全体の動きを見る中、白﨑さんはまず半日参加(午前のみ)の年少選手、次いで終日参加の年長選手へ助言を注ぐなどした。

 今回の指導について白﨑さんは「スポーツ全般で競技人口が減る中、こういった講習会がきっかけになって始めた子は多い。競技を続けてもらえるよう、まずは競技を楽しいと思ってもらえるよう指導をしたい。こちらのクラブには全国へ行く選手もいると聞いているので、その実力をさらに高めるポイントも伝えられれば」と語り、限られた時間の中で最大限の指導に努めていた。

(2026年9月16日付紙面より)

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夜空に人工衛星レーザーを照射=12日、那智勝浦町の下里水路観測所
地域 夜空にレーザー照射
一般公開を終了
下里水路観測所
 那智勝浦町下里にある「第五管区海上保安本部下里水路観測所」は12日をもって一般公開を終了した。最後の公開日には56人の天体愛好家らが訪れ、「人工衛星レーザー測距(SLR)観測」の様子を見たり、施設を見学したりして、別れを惜しんだ。

 下里水路観測所は1954(昭和29)年、勝浦水路観測所での観測を引き継ぐ形で設立され、船舶の航行に必要な地磁気や天体の観測を行っていた。現在は現存する海上保安庁唯一の水路観測所として、82(昭和57)年から開始したレーザー光を用いて人工衛星までの距離を計測するSLR観測を行っており、東アジア地域でこの観測を用いた最も歴史のある観測所となっている。

 しかし、近年では国内で容易に高精度な位置測定ができるようになっていることから、今年12月末で観測を終了し、来年3月末をもって閉所することが決まっている。

 SLR観測とは、地球を周回する人工衛星に向け、地上の装置からレーザー光を照射、人工衛星から反射した光が戻って来るまでの時間を計測することで、人工衛星と観測所の距離を測るもの。人工衛星の軌道や観測局の位置を精密に決めることができる。また得られたデータは航海に使用する海図の位置(緯度・経度)の基準である「世界測地系」の維持や日本列島の正確な位置決定にも用いられている。

 近年は人工衛星によって地上の位置を計測する「全球測位衛星システム(GNSS)」や「準天頂衛星システム」などの整備により、国内で容易に高精度な位置測定ができるようになった。海保が実施する海図の刊行という目的においては、同観測所が担ってきた役割が代替可能になったことから、このたびの閉所決定となった。

 参加者は「天候が不安だったが、最後の日に無事、極太の緑色のレーザーを見ることができて良かった」と話した。

(2026年9月16日付紙面より)

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