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協力して製作に取り組む=26日、那智勝浦町立勝浦小学校
みんなで学んで防災力向上
段ボールベッド製作など体験
那智勝浦町

 那智勝浦町ふれあいネットワーク実行委員会による「夏休み防災教室」が26日、町立勝浦小学校で開かれ、参加した地域の子どもたち16人が段ボールベッド作りや起震車による地震を体験した。

 阪神淡路震災や東日本震災、能登半島地震、今年7月末に発生した熊本地震などを教訓に、当地方でも巨地震への備えが求められる。

 進行は、東牟婁地方ジュニアリーダークラブ「ビースター」の学生たちが担当。いろいろな地域から集まった参加者たちの緊張をほぐすため、ゲームを行ってから作業に取りかかった。

 はじめに、県危機管理消防課が所有する起震車「ごりょう君」で地震を体験。昨年1月に運用を開始した新型車両で、震度7までの揺れや、阪神淡路震災、東日本震災、南海トラフ地震(想定)など、5種類の地震を再現できる。参加者は起震車に乗り込むと、次々と床を突き上げるような縦揺れや激しい横揺れが発生。児童は椅子に座った状態で手すりにしがみつき、1分ほど震度6以上の強い揺れを体験した。

 この後、グループに分かれて段ボールベッド製作。中型サイズの段ボールを四角に組み立てて、中に補強材代わりの段ボールを詰め込んだものを六つ用意し、それを並べて上に布団代わりの段ボールを敷いて完成。子どもたちは実際に寝てみて、強度の高さに驚いていた。

 体験を通じて、参加した子どもたちは▽災害はいつ起こるか分からないこと▽逃げた場所でどう過ごすのか考える必要があること▽学習したことを周りに伝えることが地域の防災力向上につながること―を学んだ。

(2026年8月28日付紙面より)


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手作業での稲刈りを体験=27日、新宮市熊野川町
学校 手作業での稲刈り体験
1年生50人が金色の稲穂を
近大新宮中
 近畿大学附属新宮中学校(松田頼義校長)の1年生50人が27日、新宮市熊野川町の国道168号「日足(ひたり)道路」下の田んぼで稲刈り体験。手作業での収穫作業に汗を流した。

 新宮市の教育目標「郷土への誇りと愛着を育む教育の充実」の実践が目的。2011年の紀伊半島水害で甚大な被害を受けた熊野川町の復興を願い、16年からスタート。地域の文化や自然を学ぶ同校の「ふるさと教育」の一環として続いている。

 田を管理しているチームMYNS(マインズ)のほか、JAわかやま、和歌山県などが協力した。

 春にコシヒカリの苗を植えた約10㌃の田んぼには、金色の稲穂が育っていた。生徒たちは交代で稲を鎌で刈り取り、マインズのメンバーにコンバインで脱穀してもらった。収穫後は近くの加工所で精米までの流れも見学した。

 収穫量は約450㌔の見込みで、文化祭近大新宮祭」で販売する。

 小林愛花さんは「思ったより大変だったけど、自分たちの植えたお米がたくさん育ってくれていて良かった」、松畑にこさんは「初めて体験したけど、楽しかった。文化祭では皆さんにお米を買ってもらえるように頑張ります」と話していた。

(2026年8月28日付紙面より)

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稚ガメが脱出した痕跡が広がる上浦海岸のアカウミガメの産卵巣一帯=26日、串本町串本
地域 稚ガメ脱出の痕跡広がる
上浦海岸の産卵巣一帯で
串本町
 串本町串本、上浦海岸で6年ぶりに見つかったアカウミガメの産卵巣一帯で26日、稚ガメが脱出したとみられる痕跡が確認された。

 この産卵巣は7月16日、串本海中公園センター水族館の吉田徹副館長が上陸の痕跡に基づいて調査し確認。週単位で実施している上陸確認のタイミングと卵殻の状態から数日前に産卵されたと推察し、9月上旬ごろにふ化・脱出予定として産卵巣の周囲を柵で囲い保護の協力を呼びかけていた。

 本紙の確認において25日の日中には脱出の跡が認められず翌26日の日中は認められた状況で、その間の夜に脱出があったとみられる。周囲には稚ガメの足跡が波打ち際方向へ複数続いていて、この産卵巣はふ化・脱出を迎えたと考えられている。

 ウミガメ類を飼育している同館屋外プール併設の人工産卵場のふ化・脱出の最近の傾向から9月初めごろと前倒しで身構えていた吉田副館長も驚きの声。他の地域にはウミガメ類の卵は夏場に産卵された場合に最速45日程度でふ化・脱出する場合があるという話もあり、今回はその内容に近しい状況となった。吉田副館長はふ化・脱出が落ち着く数日後に再度産卵巣を確認し、ふ化の状況を調べるという。

(2026年8月28日付紙面より)

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