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心構えや伝えるべきことを学んだ=10日、新宮市の丹鶴ホール
ガイドの実践スキル学ぶ
インバウンド対応の講座
新宮市

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熊野速玉大社
 「学んで実践!インバウンド対応ガイドスキルアップ講座」が10日、新宮市内であった。丹鶴ホールでの座学の後、市内各所で実地研修を行った。8人が参加し、実践的なスキルを学んだ。

 新宮市の主催。昨今の外国人観光客の増加に加え、若手ガイドを育成したいとの思いもあり実施した。クラブツーリズム株式会社の黒田尚嗣さんが講師を務めた。

 黒田さんは、外国人観光客ガイドの心構えとして、自己紹介の大切さを強調。「外国人がまず知りたいことは、相手がどんな人間か。長くなっても話した方がいい。こういうことを伝えるために一緒にいるとはっきりと言うこと」と語った。

 言語に関しては「グーグル翻訳でほぼ問題ない。相手が英語とは限らない。一般的なやりとりは十分」と説明。「ただし、基本的なあいさつは日本語でいい。感謝か注意かは印象で分かる」と述べた。

 外国人観光客の希望を「熊野古道など日本でしか味わえないものを体験、体感したい。考える以上に日本の歴史文化に関心を持っている。インバウンドは挑戦と一緒」と伝えた。

 デジタル一辺倒では駄目と強調。「時間と空間を共有することでいい思い出が生まれる。感動や体験や思いはスマホは教えてくれない。皆さんは経験という財産を基にガイドを」と話した。

 「周辺地域の魅力をストーリーで語れるインバウンドナビゲーターを目指してほしい」と呼びかけ。「誰かに自慢したくなるような話を提供するのがガイドの役割。大事なのは皆さんの体験や感想」と力を込めた。

 他にも「大事なのは物語として伝えること」「お客がしゃべりたがっている、知りたがっていることを聞き出す質問を」などと訴えた。

 この後の実地研修では、参加者が学んだことを生かしてガイドを実践。新宮城跡や熊野速玉大社などを巡りつつ語り、黒田さんの指導や助言を受けた。

(2026年3月12日付紙面より)


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学校の家庭科室を食堂にして食事を提供=6日、串本町立橋杭小学校
地域 食事交えてつながり深める
くしもと地域食堂in橋杭
串本町
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串本古座高
橋杭小
 イベント「みんなでつくる!くしもと地域食堂プロジェクトin橋杭」が6日、串本町立橋杭小学校を会場にして実施され地域の子ども~高齢者と運営スタッフ合わせて約120人が食事を交えるなどしてつながりを深め合った。

 このイベントは、町地域おこし協力隊の石山靖子さんが地域の有志協力を束ねて主催。今回は潮岬地区、田原地区に続いて3回目の実施で、橋杭小、県立潮岬青少年の家、県立串本古座高校、町食生活改善推進協議会、町の各有志が運営スタッフとして協力したという。

 過去2回の経験を生かしつつ、今回は夕方実施や学校との連携に初挑戦。食事はカレーライスで、調理には学校のキャンプなどで作ったことがある橋杭小の5、6年生12人も協力した。

 食堂は家庭科室、メイン会場は体育館とし、食事の準備が整うまではさまざまな玩具を集めた遊びエリアや出張!まちの保健室、空き家相談会などの各コーナーを開放し、石山さんら町地域おこし協力隊による座談会「串本まちづくり交流会」も実施した。食事の後は運動場で星空観察会を開く予定だったが曇天だったため、館内で串本の海の魅力や星空、宇宙や太陽系の成り立ちをテーマにしたミニ講座に親しむなどした。

 食事以外は時間的な縛りをかけず、自由来場として実施した今回のイベント。石山さんはこの日の出会いを生かして今後、まちなかで再会したらあいさつをするところからつながりを深めてもらえたらと来場者の今後に願って締めくくった。

(2026年3月12日付紙面より)

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防災スクールで非常食を作る生徒たち=9日、近畿大学附属新宮高校
防災 加熱剤用い非常食作る
災害時に役立つ知識や技能学ぶ
近大新宮
 近畿大学附属新宮高校(池上博基校長)は9日、図書室で「防災スクール」を実施。フロンティアコースの2年生58人が加熱剤の取り扱いに取り組み、落雷対処、熱中症対策などの役立つ知識や技能を学んだ。

 災害時に率先して対応できる能力を身に付けることが目的で、自衛隊和歌山地方協力本部新宮地域事務所(溝尾武志所長)が協力した。

 実習で生徒たちは、専用の袋(ヒートパック)に水と加熱剤、パック詰めした弁当を入れて保管。40分ほどで温まり、授業終了後に食べた。

 加熱剤は食品を温める際に使用し、自衛隊では訓練や災害派遣などで用いている。缶詰やレトルトカレーなども温めることができ、備蓄している自治体も増えているという。

 講義で溝尾所長は「目的をもって意欲的にとらえることでより理解が得られる」と伝え、給水、給食、入浴支援、大雪対応、山林火災対応、鳥インフルエンザなど自衛隊の災害派遣を紹介した。

 落雷被害について「人ごとではない」と強調。事故事例を挙げ「落雷は春ごろから増え、8月に多くなる。積乱雲は数十㌔に及び、雷鳴が聞こえたら退避が必要」と伝えた。

 キャンプ場、グラウンド、海上、海岸など広くて平らな場所は危険とし、校舎や頑丈な建物、車の中などが安全と説明。「逃げる場所がない場合は、木などから離れ低い姿勢を取り、耳を防いでほしい」と話した。

 熱中症について「高温多湿な環境に体がうまく順応できる、さまざまな症状が発生する。処置を怠ると重篤な後遺症や死に至ることもある」と説明した。

 「頭が痛い、吐き気がするなどは初期症状。すぐに休むことが大切。意識がない、回復しないときはすぐに救急車を。回復後は、安静にして回復してから帰る」と伝え、熱中症になった際は首、脇の下、太ももの付け根を冷やし、すぐに医療機関に相談するよう求めた。

(2026年3月12日付紙面より)

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