「近代化遺産の日」(20日)にちなみ、新宮市は17日、重要文化財旧西村家住宅(西村伊作記念館)の無料開放を始めた。18日まで、時間は午前9時~午後5時。内部を自由に見ることができる。
西村伊作(1884~1963年)は建築家、教育者、実業家で、新宮市の名誉市民でもある。同住宅は、伊作が設計し地元の大工を指導して1914年に建築したもの。それまでの接客の場を重視する伝統的な住宅とは異なり、今日では一般的となった家族だんらんのための居間が中心となった、家族本位の住宅の先駆例として知られている。中では伊作がデザインした家具類や、伊作の絵画、陶芸作品、著書なども展示している。
「近代化遺産の日」は、近代化遺産の所在する地方公共団体を中心とした「全国近代化遺産活用連絡協議会」が、工部省設立日である10月20日を記念して定めた。
これに合わせて毎年10月1日から11月30日にかけて、近代化遺産の存在や価値を周知することを目的に、全国各地の重要文化財や登録有形文化財などで一斉公開事業を実施している。2005年度から始まり22年目となる。
(2026年10月18日付紙面より)
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