熊野新聞記事アーカイブ
熊野新聞社 The Kumano Shimbun
〒647-0045 和歌山県新宮市井の沢3-6
営業部 TEL 0735-22-8080 FAX 0735-23-2246
記者室 TEL 0735-22-8325 FAX 0735-28-1125

築地地区の津波避難タワーに避難=7日、那智勝浦町の勝浦6区
自助・共助念頭に行動を
沿岸部で一斉津波避難訓練
那智勝浦町

 那智勝浦町は7日、町内沿岸部を対象に津波避難訓練を実施した。大津波警報が発令されたという想定で、町、各自主防災組織、新宮警察署が連携し、住民の避難、安否確認、災害対策本部への情報伝達などに取り組んだ。

 2014年3月に和歌山県が発表した南海トラフ巨大地震の想定では、那智勝浦町内の死者数が1万1700人、3連動地震で5200人とされている。

 南海トラフ巨大地震および東海・東南海・南海3連動地震において、町内の多くの地区が津波避難困難地域として指定されており、町では津波避難施設などの整備を中心とした防災対策を強く推進している。

 訓練の内容は、7日午前9時に和歌山県で非常に強い揺れを感じる地震が発生。地震の規模はマグニチュード8・7と推定され、那智勝浦町では最大震度6弱を観測した。地震発生直後から「大津波警報」が発表され、町には10分以内に津波第一波が到達し、最大では8㍍の津波が襲来する見込みであるというもの。

 町は即座に緊急防災態勢を取り、各地域に参集した町職員および自主防災組織などにより、避難所の設置・運営や被害情報の収集を実施した。

 沿岸部の各地区では、それぞれの自宅や事業所などで、地震による大きな揺れを体感したものとして、自発的に安全確保行動を実施。1分後に強い揺れが収まったと想定し、周辺の安全確認を行い、速やかに津波避難訓練に移行。住民は相互に呼びかけ・声かけを行いながら、地区ごとの津波緊急避難場所などに避難した。

 避難完了後、各自主防は簡易無線機などを使って災害対策本部(役場防災対策室)に避難者数などの情報を伝達した。

 訓練を通じて、町は「最も重要なことは、地域住民が発災時に〝避難行動を起こすこと〟。津波災害発生の予想される状況下において、町民一人一人が自助・共助を念頭に置いた避難行動や情報伝達などが確実に実行できるよう意識してもらいたい」と強調した。

(2026年11月8日付紙面より)


別窓で見る
記事一覧

市内外から361点の作品が寄せられた=7日、新宮市の丹鶴ホール
地域 力作、秀作が一堂に集結
丹鶴ホールで「新宮市展」
 各種芸術が一堂に会する毎年恒例の展示会「新宮市展」が7日、新宮市の丹鶴ホール1階で始まった。8日まで。昨年度を上回る305人から寄せられた力作・秀作、361点が並んでいる。

 新宮市、新宮市教育委員会、新宮市公民館の主催で21回目、熊野川町との合併前も合わせると73回目となる。7日は午後7時まで、8日は午前9時30分から午後4時まで開場している。

 市内外から応募があり、出品点数は▽洋画52点▽彫塑2点▽書97点▽写真58点▽生花27点▽日本画19点▽俳画ちぎり絵その他18点▽陶芸32点▽手芸・編物16点▽レザークラフト2点▽パッチワーク16点▽一貫張り5点▽一閑張8点▽その他(民芸)9点―となった。

 洋画の部4人、洋画(小品)の部12人、彫塑の部1人、書の部11人、写真の部14人が入賞した。表彰式は8日午後2時30分から、丹鶴ホール2階大会議室で行われる。

 初日は開場前から多くの人が入り口に並び、それぞれの作品を鑑賞。知人が出展している作品を見に来たという男性は「知人はもちろんだが、それ以外にも素晴らしい作品が多く、芸術の秋を満喫した」と話していた。

(2026年11月8日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る

絵馬を持つ九鬼家隆宮司(右)と角野敦彦駅長=6日、JR新宮駅
地域 「丁未」に笑顔の1年祈り
来年の絵馬を新宮駅に授与
熊野本宮大社
【この記事のキーワード】
熊野本宮大社
 熊野本宮大社の九鬼家隆宮司が6日、JR新宮駅を訪れ、来年の干支(えと)「丁未(ひのとひつじ)」の絵馬を手渡した。熊野三大社の絵馬がそろい次第、改札付近の駅ホームに飾られる。

 絵馬はスギ製で大きさ縦103㌢、横157㌢。鉄道に関わる人々や乗客が安全に導かれるようにと願いを込め、九鬼宮司が描き上げた。

 交通機関では紀伊田辺・白浜・周参見・新宮のJR各駅のほか、白浜空港にも置かれ、全ての絵馬には中央に丸い鈴に見立てた2匹の笑顔のヒツジが描いてある。背景色は各地のイメージに合わせて異なった配色となっており、新宮駅は「熊野の樹木」を表す鮮やかな緑を使っている。

 鉄道関係者や乗客が無事に過ごせるようにとの願いを込めて「安全」の文字も書き添えている。

 九鬼宮司は大絵馬のヒツジについて「人生には良いことも悪いこともあるが、全て丸く収まるように、また駅を訪れた皆さんに絵馬のヒツジで笑みを浮かべてもらえたらという気持ち、笑顔を忘れない1年であってほしいと願いを込めた」と説明した。

 角野敦彦駅長は「駅構内でお客さまがけがをしたり、職員に労災が発生することも一切なく、絵馬に守っていただいたことを実感しております。絵馬のヒツジに負けない笑顔と、ヒツジの毛で包み込むような温かい接客を目標に、絵馬の福々しさに負けないよう職員一同で取り組んでまいります」と語った。

(2026年11月8日付紙面より)



もっと見る
折たたむ
別窓で見る
主な記事 *記事詳細は熊野新聞紙面をご覧下さい*
  • 学校 「得意」と「好き」を仕事に 松下哲也さんが1年生に講話 (新宮高校)
  • 【この記事のキーワード】
    新宮高
  • 学校 国政や県政を決めるのは選挙 3年生が投票も経験 (新翔高校)
  • 【この記事のキーワード】
    新翔高
  • 学校 特選、準特選の作品並ぶ 特選、準特選の作品並ぶ
  • 【この記事のキーワード】
    東牟婁地方美育協会
  • スポーツ 男女の両部門で優勝 三重県小学生秋季選手権 (ソフトテニス)
  • スポーツ 和気あいあいとプレー 賛助会員グラウンドゴルフ大会 (紀宝町社協)
  • 地域 多彩な催しで本と人触れ合う 出会いを楽しむ「本日和」 (紀宝町)
  • 地域 青少年の健全育成を 秋のこどもまんなか月間啓発活動 (熊野市・南郡)
  • 【この記事のキーワード】
    防犯協会
  • 地域 オレンジリボンに願い込め 児童虐待防止呼びかける (那智勝浦町)
  • 【この記事のキーワード】
    旧浦神小
    浦神小
  • 地域 中上健次と映画の関係 新宮市立図書館で企画展
  • 警察 指名手配者の捜査に協力を 啓発活動で住民に呼びかけ (新宮警察署)
ご購読・試読のお申し込み