熊野新聞記事アーカイブ
熊野新聞社 The Kumano Shimbun
〒647-0045 和歌山県新宮市井の沢3-6
営業部 TEL 0735-22-8080 FAX 0735-23-2246
記者室 TEL 0735-22-8325 FAX 0735-28-1125

修験道界では画期的な試みの合同護摩供養=18日、那智勝浦町の那智山青岸渡寺
熊野から世界平和を祈り
英彦山修験と初の合同護摩供
那智山青岸渡寺

【この記事のキーワード】
熊野那智大社
 那智勝浦町の那智山青岸渡寺(髙木亮英住職)が18日、日本三大修験の一つ、福岡県の英彦山(ひこさん)修験との初の合同護摩供養「採燈大護摩供(さいとうおおごまく)『熊野から世界平和への祈り』」を行った。約40人の山伏が屋外で護摩をたき、熊野の山々に世界の安寧を願った。

 護摩供には英彦山修験と、山形県の羽黒修験の山伏も参加しており、日本三大修験が一堂に熊野に会することとなった。これらの山伏が正式に合同護摩供を行った前例は全国的にほぼなく、修験道界では画期的な試みとなった。

 午後0時30分、青岸渡寺本堂に集まった山伏たちは同寺と熊野那智大社に参拝、三重塔へ移動した。

 最初に元「ザ・ブルーハーツ」のドラマー、梶原徹也さんとの奉納演奏を行った。ほら貝の音が響き渡る中、梶原さんが迫力ある演奏を披露した。「山伏問答」を経て三重塔前の結界に全ての山伏が集まり、法弓、法斧(ほうふ)、法剣で魔を払った後、護摩壇に火を放った。

 ヒノキの葉で覆われた護摩壇から煙の立ち上る中、山伏たちは一心不乱に読経を続け、その声に合わせて梶原さんがドラムを演奏。会場にいる全ての人々が合掌し、祈りをささげた。

 火渡りも行われた。護摩壇に燃え残った薪炭の上に丸太を載せ、山伏たちが渡った後に参列者や観光客らが素足で丸太の上を歩き、家内安全や無病息災を祈願した。

 髙木智英副住職は、関係者の協力で無事に護摩供が終えられたことに感謝を示し「世界でいまだ紛争が続く中、昨年のテーマ『熊野から世界平和への祈り』を引き続き掲げ、熊野、英彦山、羽黒山の山伏が一丸となって、世界の平和を一心に祈念させていただいた。来年は熊野修験再興40周年の節目ということで、ご縁をいただいた方々と共に、また盛大な護摩供を行いたい」と語っていた。

(2026年10月20日付紙面より)


別窓で見る
記事一覧

ミット打ちに挑戦する参加者たち=17日、新宮市のMCボクシングスクールジム
スポーツ 15人が体力づくりに汗流す
新宮市でボクササイズ教室
明治安田生命
 明治安田生命保険相互会社和歌山支社新宮営業所が17日、新宮市の「MCボクシングスクールジム」でボクシングエクササイズ(ボクササイズ)教室を開催した。初体験の15人が参加、同ジム代表兼トレーナーの鈴木ワタルさんら講師4人からボクシングの基礎などを学び、体力づくりに汗を流した。

 明治安田生命では「みんなの健活プロジェクト」と題し、顧客や地域住民一人一人の健康に向けた前向きな活動を応援している。新宮営業所主催でのボクササイズ教室は今回が初めて。

 最初に吉田修一新宮営業所長が「当社では健康応援『地元の元気プロジェクト』の一環でさまざまな取り組みをしています。今日もけがなく、無理せず楽しんでください」とあいさつした。

 ストレッチや縄ばしごを使った「ラダートレーニング」で体をほぐした後、参加者全員がグローブをはめ、ボクササイズに挑戦した。

 足を肩幅に広げ少しかがみ、利き足と反対の足を1歩前、利き足の先は45度の角度に広げるといった基本の構えを学んだ。肘を畳んで利き腕の拳を顎の下に、反対の腕はその前に肩を少し出すようにして形を整えた。

 ジャブ、ストレート、フック、アッパーなど鈴木さんの説明を聞きながらパンチを繰り出した。攻撃の後はダッキング、ウイービング、スエー、などの防御を練習した。

 総仕上げはリングに上がり、講師の構えるミットに向かって攻撃と防御を繰り返す「ミット打ち」とサンドバッグへのパンチングを交代に行った。1回1分、休憩10秒の短い間隔だが、運動量の多さに「こんなに動くのか」という驚きの声が上がっていた。

 福田果耶さんは「楽しかった。何か運動がしたいと思って参加したが運動量の多さに驚いた。殴ったり、普段はしないことだけどストレス発散になる気がする」と話していた。

(2026年10月20日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る

多数の地域住民が行列を作り買い求めた=18日、新宮市あけぼのの加藤恒久商店大浜倉庫前
地域 共生社会の理解促進に
商品包装にnear作品
 医療的ケア児や重症心身障害児の支援に取り組む新宮市のNPO法人「near(ニアー)」(加藤亜里沙理事長)と、愛知県岡崎市のスーパーやカフェなどを営み、販売を手がける株式会社大和(大山皓生代表取締役)がコラボレーションした、フルーツサンドの移動販売が18日、新宮市あけぼのの加藤恒久商店大浜倉庫前であった。nearの子どもらがアートイベントで描いた作品を包装のシールに用いることで、共生社会への理解の促進を目指した。

 nearと大和は交流サイト(SNS)を通じて5年ほど前に知り合い、年に2、3回ほど同所でフルーツサンドの移動販売を行っていた。またnearは市内某所で5月にアートイベントを開き、子どもらが東京都のアーティストと共に作品を描いていた。大和がこの作品を活用して販売を行い、売り上げの一部をnearに寄付することを決めた。

 会場では地域住民が販売開始前から、行列を作り待っていた。フルーツサンドはキウイやパイン、マンゴーなどさまざまな種類があった。作品を印刷した絵はがきの販売も行われていた。

 大山代表取締役は「初の試み。まずはこういう子どもらのことを知ってもらうことが大事。(販売で)そのきっかけを増やせたら」と思いを説明。加藤理事長は「こういう機会を増やすことで、医療的ケア児や重症心身障害児の子どもらが当たり前にいられる、優しさが巡る地域や社会になれば」と話した。

(2026年10月20日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る
主な記事 *記事詳細は熊野新聞紙面をご覧下さい*
  • 学校 秋晴れの下、129人が競う 新翔高校で体育祭
  • 【この記事のキーワード】
    新翔高等学校
    新翔高
  • 学校 授業やクラブ体験で生徒交流 仏サンポール高校一行来校 (串本古座高校)
  • 【この記事のキーワード】
    串本古座高
  • 学校 獅子舞の歴史や違い教わる 大島小で地域文化継承授業 (串本町)
  • 【この記事のキーワード】
    大島小
  • 学校 生徒有志が奉仕活動 新宮高校でクリーン作戦
  • 【この記事のキーワード】
    新宮高
  • 地域 みんな笑顔で思い出づくり 田原地区秋季大運動会 (串本町)
  • 【この記事のキーワード】
    田原小
    古座小
  • 地域 ツノメガニ(幽霊ガニ)展示 慣習にちなんで31日まで (串本海中公園)
  • 地域 母親の介護で学んだこと 村上和弥さんの生涯学習講座 (太地町)
  • 地域 相続・遺言の準備しっかりと 三橋さんが説明 (新宮公証役場)
  • 地域 1万人が多彩な催し楽しむ みなとフェスティバル (紀宝町)
くまスポ
  • 宇久井スポ少が優勝 U―12サッカー東牟婁予選
ご購読・試読のお申し込み