第78回読書週間が27日から始まった。期間は11月9日(土)までの14日間。その趣旨に賛同する串本町図書館(池田三明館長)は週間前後の1日を加えた期間設定で複数の企画を重ねて読書の推進を図っている。
読書の力で平和な文化国家をつくるという決意により1947年に始まり、現在は読書推進運動協議会が文化の日を含む期間設定で主唱している同週間。同館は今回、大人のためのおはなし会が開かれる今月26日から関係行事を始めることとした。
おはなし会は同館で月例のよみきかせ会を開いているグループ「ぶっくらぶ串本」による行事で、大人3人が絵本の読み聞かせや民話の語りといった「耳で読む読書」に親しんで日頃の目で読む読書とは違った刺激を得るなどした。
玄関から入ってすぐにある特集コーナーでは、「どの探偵がお好き?」と題して探偵が登場する推理小説約150冊を紹介。借りることもでき、同週間後も年末まで設置を続けるという。
同館で購入した婦人雑誌の付録をプレゼントするコーナーを貸し出しカウンター横へ設置し、この日から応募券の配布と応募の受け付けを始めた。応募は中学生以上が対象で、貸し出し1回につき応募券1枚を配り欲しい付録の番号などを書いて応募してもらう仕組み。応募は11月10日(日)まで何度でもでき、以降抽選し館内で当選者を発表して進呈する。
9月に発表された町小中学生ポップコンクール入賞作品の紹介コーナーもいよいよ形が整い、新たな趣向として作品と対で推奨本を並べて貸し出しも実施中。複数の読書推進企画を重ね、同週間を契機とした本との出合いを後押ししている。
期間中は月末と月曜日(祝日の場合は翌日も)が休館となる。問い合わせは同館(電話0735・62・4653)まで。
(2024年10月29日付紙面より)
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