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一般会計105億4000万円
「新庁舎整備事業」に着手

那智勝浦町の当初予算案

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 那智勝浦町は3日、歳入歳出ともに105億4000万円とする2026年度一般会計当初予算案を発表。前年度当初予算と比較して3億8800万円(3・6%)の減額となった。

 新規事業は▽老朽化・津波対策および防災拠点の機能確保に向け、新庁舎整備方針検討委員会を運営し、新庁舎整備基本構想・基本計画を策定する「新庁舎整備事業」(4640万9千円)▽27年末に全ての一般照明用蛍光ランプの製造と輸出入が終了されることに伴い、町民センター内全体の照明のLED化工事を行う「町民センター照明設備改修事業」(836万円)―など。

 「新庁舎整備事業」については、築55年が経過している役場について、南海トラフ地震での予想浸水域に入っており耐震化もできていないことから、別の場所への移転も含めて建て替えを検討していく。

 また、国民健康保険事業費や後期高齢者医療事業費といった七つの特別会計は、合計で47億7342万4千円。

 堀順一郎町長は新規事業だけでなく継続事業にも力を入れていくとし「子ども・子育て、空き家対策など幅広く実施していきたい」と力を込めた。

 なお今回上程する新年度当初予算案は、4月に町長選挙を控えていることから「骨格予算」(※)としている。

※骨格予算…地方公共団体の長や議員の選挙時期などの関係で、政策的な判断が難しいなどの理由で、政策的経費などの予算計上を避けて必要最小限度の経費を予算として計上したもの。

  □     □

■議会は6日開会

 当初予算案を上程する町議会の2026年第1回定例会は、6日(金)午前9時30分に役場3階の議場で開会する。

 定例会では新年度当初予算案をはじめ、26~31年度までの5年にわたって実施される町の将来目標や行政施策や基本構想、実施計画などを盛り込んだ最上位計画「第11次那智勝浦町長期総合計画」案、宇久井中学校長寿命化改修工事請負契約など32議案を審議する。

(2026年3月4日付紙面より)


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卒業証書の授与を受ける3年生=2日、和歌山県立串本古座高校
学校 78人の節目祝い送り出す
第一体育館で卒業式挙行
串本古座高校
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串本古座高
 和歌山県立串本古座高校(中西浩子校長)が2日、第一体育館で卒業式を挙行し3年生78人の節目を祝い次の人生のステージへ送り出した。

 同校普通科最終の卒業生となる78人。クラス単位で卒業証書を授与した中西校長は▽自分の人生を設計し実行するのは自分▽人は一人では生きていない―の2点を伝え、若さを生かして挑戦する勇気を持ち力強く未来に羽ばたくことを期待して式辞とした。県教育委員会の告辞、来賓を代表して育友会の祝辞、大岡梨乃さん(3年)への皆勤賞授与を経て在校生を代表し生徒会の杉本爽真会長(2年)が送辞をそれぞれ寄せて78人の前途を期した。

 これら祝福に応え、3年生を代表して大畑龍喜さんが3年間の学校生活を振り返って在校生へ期待、教職員と家族に感謝を託し「明日から私たちはそれぞれの夢に向かって別々の道を歩んでいく。つらいことや苦しいこともあると思うけれど、これまで支えてくれた皆さまの思いを胸にこの串本古座高等学校で過ごした3年間と出会ったすべての方々への感謝の気持ちを忘れずこれから先の人生を全力で歩んでいく」と決意を掲げて答辞とした。

 式後は教員から寄せられたメッセージ映像と3年間の学校生活を振り返る映像を鑑賞。3年生は歌「旅立ちの日に」を合唱して学校生活最後の一丸を披露し拍手で送り出された。

(2026年3月4日付紙面より)

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レーザー測距観測を見学する参加者=2月28日、那智勝浦町下里の下里水路観測所
地域 人工衛星レーザー測距観測も
下里水路観測所で特別見学会
那智勝浦町
 第五管区海上保安本部は2月28日、那智勝浦町下里の下里水路観測所で「早春の観測所特別見学会」を開催。来年3月末の観測所閉所を前に施設を公開し、人工衛星レーザー測距観測の実演、月や惑星などの天体観望を行った。

 下里水路観測所は勝浦水路観測所での観測を引き継ぎ、1954年に設立。船舶の航行に必要な地磁気や天体の観測を行っていた。現在は現存する海上保安庁唯一の水路観測所として、82 年から開始したレーザー光を用いて人工衛星までの距離を計測する「人工衛星レーザー測距観測」を行っており、この観測では東アジア地域で最も歴史のある観測所となっている。

 近年では、国内で容易に高精度な位置測定ができるようになり、12月末で観測を終了し、来年3月末に観測所を閉所するという。

 施設見学では、数々のモニターや精密機器が並ぶ室内や、レーザー光を発射する巨大な望遠鏡を公開。観測室ではオペレーターがレーダーを発射し、人工衛星に当てて戻ってくるまでの時間を測った。観測所から人工衛星までの距離を計測し、参加者は緑のレーザー光線を眺めていた。

 見学会は、これまで観測所を支えてきた地域住民らへの感謝を込めた催しで、今年は2月のほか、5、7、9月の計4回計画している。

(2026年3月4日付紙面より)

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