新宮市自治会
連合会(榎本義清会長)の総会が2日、新宮市役所別館であった。出席43人、委任状25通で開会。榎本会長の再任や本年度の事業などを決めた。
開会に当たり、榎本会長があいさつ。「さまざまな問題に対処するため、町内会に求められる役割は重要。まとめ引っ張っていただいている皆さんは大変と思うが、
連合会として会員の連携を密にし、支援し、地域の発展に寄与する所存。実りの多い総会となるよう祈念する」と話した。
来賓の田岡実千年市長もあいさつした。「立場の弱い方々が安心して心豊かに暮らせるようにすることが行政の責務。実現は行政だけではかなわず、町内会長の力を頂き実現すべき。今後も皆さんの力を」と呼びかけた。
本年度は▽
防災対策の強化▽人権教育啓発活動などへの参加▽青少年健全育成運動の推進―などに取り組むことを決めた。
丸山橋町内会が、市の
自主防災組織への補助を利用して給水タンクを購入したことを紹介した。組み立て式で1000㍑を貯留でき、給水車がとどまる必要がないという。「市で購入を検討すべき」と訴えた。榎本会長は「市に提案を上げたい」と応じた。
長年にわたり町内会長を務めた人などを対象とした「自治会
連合会会長表彰」もあった。総会後は人権研修会もあり、同和問題を学んだ。
□ □
■要支援者名簿を回収
市がいったんは各町内会長に預けていた
災害時要支援者名簿を回収したことを報告した。支援の方法が明示されておらず扱いに困るという声が寄せられていた。市は「今後の方針は改めて伝えさせていただきたい。支援活動は引き続き取り組みたい」と述べた。
(2025年7月4日付紙面より)