那智勝浦町の白華山補陀洛山寺(髙木智英住職)で27日、立春大護摩供星祭(りっしゅんおおごまくほしまつり)があった。髙木住職らが読経と護摩祈とうを行った後、「福は内、鬼は外」と一足早い豆まきをした。
この日は、国の重要文化財の本尊「三貌(さんぼう)十一面千手千眼観世音菩薩(ぼさつ)」を開帳。約50人が参列、熊野修験の山伏のほら貝が響く中、髙木住職らが法要を営んだ。
続いて本堂内の護摩壇で護摩木をたき上げ、参列者が願意を記した木札を護摩壇に投げ入れて合掌、家内安全、商売繁盛、身体健全などを祈願した。
その後、髙木住職や僧侶、山伏らが本堂内で豆をまき、さらに回廊から境内に向けてまき、厄をはらった。
最後は恒例の餅まき、菓子まきを行った。大勢の人でにぎわう境内に、ほら貝の音が開始を告げると、中央のやぐらから大量の餅やお菓子がまかれた。
髙木住職は「暦の上では春の訪れを告げる節分ということで、ご本尊、また歴代の渡海上人、住職の霊に感謝の意を述べ、参詣の方々と先祖のご供養、一年の身体健全、無病息災、厄難消除などを祈念させていただいた。また、カイロスロケットが2月25日発射予定ということで、今回こそ飛んでほしいという思いを込め祈願させていただいた」と語った。
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■秘仏・三面大黒天像特別公開
同山ではカイロスロケット打ち上げ成功を祈願し、打ち上げ予定日の2月25日(火)から秘仏「三面大黒天」を特別公開する。
正面に大黒天、右面に毘沙門天、左面に弁財天の顔を持った像で、天下人・豊臣秀吉の守り本尊として「強力な勝負運」「有り難い良縁」「巨万の富、大金運」をもたらした「最強な福の神」とも呼ばれている。
公開は3月31日(火)まで。
(2026年1月29日付紙面より)
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