新宮ロータリークラブ(RC)の瀬古伸一郎会長をはじめ新役員4人が1日、就任あいさつで新宮市役所を訪れた。田岡実千年市長と面談し、創立70周年記念事業として新宮城跡にQRコード付きPR看板の設置などを考えていることを報告した。
瀬古会長のほか、植松浩創立70周年記念事業委員会委員長、半田英津子幹事、野中亮伸会場監督が訪問した。いずれもこの日が就任で、任期は1年となる。
新宮RCはこれまでも、周年記念でさまざまな寄贈や催しを行っている。来年の4月4日には創立70周年を迎え、近年は新宮城跡を訪れる外国人観光客が増えていることから、同所での計画立案に至った。
具体的には、QRコード付きPR看板4カ所、矢印看板3カ所、石垣の屏風折れ説明板1カ所の設置を計画している。QRコードは英語と中国語の対応を検討。また創立30周年記念事業で設置した与謝野寛の歌碑が、経年劣化で文字が判読できなくなっており、修復を考えている。
さらに4月11日(土)には丹鶴ホールで、城郭研究の第一人者といわれる中井均氏と、「笑点」司会で落語家の春風亭昇太氏による講演会も計画している。新宮城跡パンフレットの再作成も考えている。
瀬古会長は「インバウンドが増加している。新宮城跡を活用し、地域活性化につなげるべく70周年事業を頑張りたい」と意気込んだ。田岡市長は「観光に寄与する取り組みでありがたい」と語った。
(2025年7月3日付紙面より)