新宮市食生活改善推進協議会は7日、推進員の養成講座を市こども家庭センターで開いた。コロナ禍で長く見送られていたため、数年ぶりの開催で、新しく3人が会員と共に受講し、食に関する知識を深めた。
同会は地域における食生活改善の実践活動を組織的に推進し、住民の健康増進のために寄与することを目的としたボランティア団体。養成講座を修了した推進員で構成しており、今は23人が活動している。
あいさつした巽幸代会長は「皆さん、お忙しい中、受講していただき、ありがとうございます。みんなで楽しく頑張っていきたいと思います」と伝えた。子育て推進課母子保健係長の櫻井康啓さんは第3次新宮市健康づくり計画「一笑健康しんぐう」を紹介し、食を通した健康づくり活動への協力を呼びかけた。
この日は第1回で、全8回程度の開催を予定している。このうち4回以上を受講すると、推進員として活動することができる。
栄養士の榎本ゆり子さんが講師を務め、食中毒についてや、製品の安全性を確保する衛生管理の手法「HACCP(ハサップ)」をテーマに講話した。食中毒の分類や発生事件数、患者数、感染経路などを解説。予防するための効果的な対策は菌などを付けないこと、増やさないこと、やっつけることで、手洗いや、食品の中心部までの十分な加熱、調理器具の清潔を保つことなどを徹底するよう呼びかけた。
ノロウイルスは食品中ではなく、人の腸管内で増殖するとし、感染した人が十分に手洗いせずに調理して食品を汚染したり、ウイルスを取り込んだ二枚貝を十分に加熱せずに食べたり、感染した人の嘔吐(おうと)物や便の処理が適切でないことで空気中に舞い上がったりして感染することを説明した。
ノロウイルス感染症から回復しても1~2週間から1カ月は便からウイルスを排出し続けることがあるとし「感染を広げないため、下痢や嘔吐をしている時は絶対に調理しないことが大事」と伝えた。適切な嘔吐物の処理方法についても実演しながら紹介した。
(2026年9月9日付紙面より)
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