新宮市の選挙管理委員会委員と公平委員会委員を21日付で退任した3人への感謝状贈呈式が22日、市役所で行われた。選挙管理委員会委員の峯保之さん(81)=田鶴原町、仲一郎さん(81)=熊野川町、公平委員会委員の松原丈保さん(81)=浮島=に、上田勝之市長が感謝状を手渡し、長年の功績をたたえた。
峯さんは2013年12月に委員に就任し、通算3期12年間にわたり職務を遂行。総務大臣表彰や全国市区選挙管理委員会連合会表彰などを受けている。仲さんは04年4月から通算7期21年8カ月務め、全国市区選挙管理委員会連合会表彰などを受賞。いずれも市選挙管理委員会委員として、行政の重要な役割を担ってきた。
松原さんは1992年4月に公平委員会委員に就任し、33年9カ月の長きにわたり在職。和歌山県公平委員会連合会会長を歴任するなど幅広く活躍し、総務大臣表彰、全国公平委員会連合会表彰、市制功労表彰などを受けている。
上田市長は選挙管理委員会委員の2人に対し「退任されるまでの間、多くの選挙の執行に携わってこられましたが、本年度は、過去にも前例がない、年3回もの選挙執行となりました。選挙に対する関心が高まる中、想像を上回る来庁者が投票に来られ、また、選挙執行に係る状況が大きく変わりゆく中で準備・執行をしていくのは、大変なご苦労があったと思います。これまでのお礼を申し上げますとともに、厳正かつ円滑な選挙執行にご尽力いただきましたこと、当市選挙管理委員会の発展と向上に尽くされましたことに感謝します」と謝意を述べた。
公平委員会委員の松原さんに「長きにわたりご尽力いただき、市公平委員会の発展と向上に尽くしていただきました」と感謝し「今後ともご自愛いただきまして、ご活躍、ご指導いただきますようお願いいたします。長い間、ありがとうございました」と述べた。
松原さんは「皆さんに支えていただき、33年間を終えることができました。この間、時代も変化した。問題はたくさんあると思うが、頑張ってもらいたい」と話していた。
(2025年12月24日付紙面より)