串本町西向にある宇宙ふれあいホールSora―Miru(ソラミル)で4日、2026年度おもしろ科学の実験工作教室(串本会場)があり小中学生12人がメカニズム(メカ)の工作に挑戦し生活を豊かにする科学の面白さを実感するなどした。
この教室は、公益財団法人わかやま産業振興財団と独立行政法人国立高等専門学校機構和歌山工業高等専門学校が主催。同校指導陣が講師となって1993年度から県内各地で開いていて、本年度は県南部に重点を置くとして串本会場と田辺会場(内容は共通)を設定し県内の小学4年生~中学3年生へいずれかの会場への参加を誘った。
序盤は最近の宇宙産業機運の高まりを受けて取り入れた県立串本古座高校の藤島徹教諭による簡易ロボットアーム工作で、同校の宇宙探究コース選択生2人も補佐。国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟で採用されている同アームの物をつかむ仕組みを賞状筒とつづりひもを組み合わせて再現し、なぜ人の手とは違うメカを使っているのかも含めて理解を深めるなどした。
同専門学校のアピールを経て中盤以降はこの教室の定番となっているメカ工作で、今回はぜんまいばねの力で動くキット「ロボタイミー」を組み立てた。講師は同専門学校の西嶋政樹教諭が担当し、学生2人らが補佐。このキットは▽ロボカー▽ロボタイマー▽ロボ―の3形態を組める仕様になっていて、説明書に沿ってまずはぜんまいばねの力を回転力に変える駆動部を組み上げ、その延長でロボカー、早く完成させた小中学生はさらにロボタイマーやロボの形態にも挑戦した。
母親に勧められて初参加したという岡田惟吹さん(田原小5年)は「プラモデルより難しかったけど、(ロボカーが)ちゃんと走ってくれてうれしかった。一から作ることは普段はやっていないので、今日は作る力が鍛えられたと思う。またやってみたい」と参加の手応えを語った。
田辺会場は翌5日に県立情報交流センターBig・Uで実施された。
(2026年8月7日付紙面より)
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