熊野新聞記事アーカイブ
熊野新聞社 The Kumano Shimbun
〒647-0045 和歌山県新宮市井の沢3-6
営業部 TEL 0735-22-8080 FAX 0735-23-2246
記者室 TEL 0735-22-8325 FAX 0735-28-1125

関わり方などを聞く参加者=23日、新宮市役所別館
正しい知識、理解、支援を
子育て講演会で50人が学ぶ
新宮市

 子ども支援の一助となるよう、新宮市は23日、市役所別館で子育て講演会を開催。市内の子育て支援関係機関などから約50人が参加、正しい知識、正しい理解、正しい支援の重要性を学び、発達が気になる子どもへの関わり方や具体的な支援方法などを共に考えた。

 「発達が気になる子どもの支援~『一人一人を大切にする関わり方』が、『みんなの育ちを支える』~」を演題に、公益社団法人子どもの発達科学研究所研究員の石橋浩美さんが講演した。

 石橋さんは小学校教員として20年以上教育現場に携わり、1~6年まで全学年の担任を受け持ったほか、教頭としても学校マネジメントに関わった。

 それぞれの発達段階の特徴に合わせた教育実践を経験し、問題行動への対応、長期的な関わりの重要性・自己改善などを挙げ「学校、地域で知識を付けていかないとと感じた」と振り返った。

 発達障害に関する質問に対し、参加者同士で話し合いながら答えを考えた。石橋さんは国の定義などを紹介し「正しい知識があって初めて正しい理解ができ、それが正しい支援に結び付く」と示した。

 発達障害を支えるために大切なこととして、脳の機能の特性を示し「教師、保護者が正しい知識を持つこと。行動の特徴を観察し、その傾向を理解することが支援の第一歩」とした。

 「適切な行動が増えれば不適切な行動は減る」とし、前向き行動支援の事例を紹介。▽「やめさせたい行動」と対になる「適切な行動」を明確化▽「適切な行動」=「増やしたい行動」を周りの支援者と共有▽「適切な行動」を子どもと共有▽「適切な行動」への注目に注力―といった支援のやり方と効果を説明した。

 さまざまなアプローチ法も明かし「あと少しでできそうな行動から始めよう。注目は褒めることと同じ。無視は叱ることと同じ」と伝えた。

(2026年3月25日付紙面より)


別窓で見る
記事一覧

「どんな小さな」を歌う卒業生たち=23日、太地町立太地小学校
学校 目標や夢掲げ15人が旅立つ
太地小学校で卒業式
【この記事のキーワード】
太地小
 太地町立太地小学校(打越由佳校長)で23日、卒業式が挙行された。15人の卒業生がそれぞれの目標や夢を掲げ、6年間通った学びやから旅立った。

 証書の授与では卒業生一人一人が「プロ野球選手になる」「ファッションデザイナーを目指す」など、将来の夢や目標を語り、実現のために勉強や練習などの努力を重ねることを誓った。

 打越校長は、2月に開催された冬季五輪で選手たちが懸命に取り組んだ姿を卒業生に重ね「6年間の小学校生活というオリンピックに全力で取り組んだ皆さんに、心の金メダルを送りたいと思います。皆さんは私たちにとって誇りです」とたたえた。

 「送る言葉」では在校生87人が学年ごとに卒業生との思い出や感謝の言葉を贈り、はなむけに「たんぽぽ」を歌った。

 これに応えた「別れの言葉」で卒業生たちは、さまざまな思い出を振り返り、コロナ禍で始まった学校生活を支えてくれた教職員や家族への感謝の言葉とともに「どんな小さな」を合唱、「君が選び歩いた道にしか咲くことのない花があるんだ」の歌声が会場に広がった。

 最後は同校恒例の5年生が演奏する「威風堂々」に合わせ、卒業生たちが退場。大きな拍手の中、会場を後にした。

(2026年3月25日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る

田植えに取り組む中西和益さん=24日、紀宝町大里
地域 早くも田植え始まる
三重県開発品種「なついろ」
紀宝町
 紀宝町大里で24日、三重県内で最も早い田植えがあった。同町神内の中西和益さん(78)が30㌃の田んぼに県開発品種「なついろ」を植えた。

 同町は県内有数の早場米の産地で、これまで早場米「あきたこまち」を栽培してきた。昨年からJA伊勢三重南紀地区管内で中西さんら2人が計123㌃の田んぼで「なついろ」を生産している。

 なついろは、早生(わせ)品種で高温耐性に優れ、外観も良質だという。例年同様、7月下旬の稲刈りを予定。計5・1㌧の収穫を見込んでおり、全量JAに出荷する。

 この日、中西さんは朝から作業に取り組み、田園風景に苗を植える機械の音が鳴り響いていた。「なついろは去年の出来が良かったので、今年も期待している」と話していた。

 JA伊勢三重南紀の職員も作業を見守り「なついろは三重県内のみで生産されている品種。県内の気候に適しており、収穫量の増加につながれば」と語っていた。

(2026年3月25日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る
主な記事 *記事詳細は熊野新聞紙面をご覧下さい*
  • 学校 3学期修了式、春休みへ 新翔高校は4月からの変化を確認
  • 【この記事のキーワード】
    新宮高
    新翔高
  • 地域 勇気ある初期消火活動に敬意 4人に感謝状を贈る (那智勝浦町)
  • 【この記事のキーワード】
    消防本部
    火災
  • 地域 濃い桜色の花が満開に 添野川字平井川の「雅桜」 (古座川町)
  • 地域 佐野川沿いにすむ野鳥を観察 日本野鳥の会和歌山県支部
  • 地域 願い込めた「糸と針の力」 背守りのワークショップ (紀宝町)
  • 地域 楽しいランチタイムに 本年度最後の子ども食堂 (紀宝町)
  • 教育 思い出抱えて巣立つ 丹鶴幼稚園で卒園式 (新宮市)
  • 【この記事のキーワード】
    丹鶴幼稚園
  • 教育 思い出抱え、笑顔で巣立つ うどの幼稚園で卒園式 (紀宝町)
  • 【この記事のキーワード】
    うどの幼稚園
  • 防災 50人分1セットなど調理 食推招いて炊き出し訓練 (高瀬会)
  • 【この記事のキーワード】
    防災訓練
    災害
    防災
くまスポ 【3月22日付紙面より】
  • 2人が優勝、12人が全国大会へ 三重県空手道選手権大会 (日本空手協会熊野支部)
  • 新宮SSSが優勝 中村覺之助杯サッカー大会
ご購読・試読のお申し込み