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大きなかけ声で「綾棒」を前に突き出す児童たち=22日、太地町立太地小学校
交流に向け仕上げの練習
5年生17人が「鯨踊り」
太地小

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白馬北小
太地小
 太地町立太地小学校(打越由佳校長)の5年生17人が22日、姉妹都市交流で来町する白馬北小学校(長野県白馬村)の児童に披露する県指定無形民俗文化財「鯨踊り」の仕上げ練習を行った。民芸保存会くじら踊り部会のメンバーを講師に迎え、これまでの成果に磨きをかけた。

 部会の桝田将樹さんが全体の指導、漁野真司さんが太鼓、高野和昌さんが歌を担った。

 体育館で練習し、桝田さんは「大切なことは元気さ。全員が『自分が踊らなくてどうする』という気持ちで取り組んで」と呼びかけた。

 町に伝わる「鯨踊り」は古式捕鯨で使用した「勢子船(せこぶね)」の船上で捕鯨を行う様を表現しており、全て座った状態で踊るのが特徴。5年生は運動会でも踊りを披露しており、19日の初練習時には基本の動きが完成していた。

 上半身だけで表現しなければならない分、集団でのそろった動作や大きな動きが重要になることから、メンバーは最初の構えの統一、踊りに使う「綾棒(あやぼう)」の高さを合わせることや、クジラを捕まえた網を手繰る動きなどを細かくアドバイスした。

 児童たちは踊りの裏にある意味も学び、指導を受けた後、再度「綾踊り」「魚(うお)踊り」を踊った。上々の出来栄えに、桝田さんら講師が拍手を送っていた。

 25日(木)には同町公民館で衣装を着ての最終リハーサルを行い、7月2日(木)の交流会で披露する予定となっている。

 石田芽以さんは「綾棒の上手な回し方とかが理解できて良かった。頑張って練習して、前列で白馬村の子たちに見せたい」と話していた。

(2026年6月24日付紙面より)


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開店と同時に子どもたちで大盛況=21日、「なちかつ食堂」
地域 初回はマグロ丼を提供
「なちかつ食堂」オープン
那智勝浦町
 〝食でつながる地域食堂〟をテーマに、那智勝浦町の「なちかつ地域食堂実行委員会」(片原湖太郎委員長)は21日、同町朝日の「熊野のめざめ」で子ども食堂「なちかつ食堂」をオープンした。初回は生マグロの町・那智勝浦町を代表するマグロ丼を提供、子どもたちに地元の食文化を再確認してもらった。

 世代や立場を超えて「これがこの土地の味やで」と笑い合える時間を根付かせようと、地域一丸で取り組んでいく。

 初回のメニューはビンチョウマグロ丼とみそ汁のセット100食分。マグロ、米、しょうゆ、野菜など地元から食材の提供を受けた。

 高校生以下までは無料、それ以上には400円で提供した。午前11時30分のオープンから続々と子どもたちが訪れ、地元を代表する料理に舌鼓を打った。

 おまぜ、めはりずし、茶がゆ、熊野牛の牛丼など、今後提供を考えているメニューを掲示し、食べ終わった箸を専用の投票箱に入れてもらった。

 実行委員会は、子どもや地域の人が、食を通じて緩やかにつながる場所を目指している。無理なく活動を続けていくため、食材の提供、運営協力への寄付、調理、配膳などのボランティアといった支援を呼びかけている。

 協力してくれる人は、片原委員長(電話090・2359・1100)まで。

(2026年6月24日付紙面より)

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訓練放送を合図にして避難行動をする池野山区民=21日、古座川町池野山
防災 自然災害への備え考える
池野山区で区民避難訓練
古座川町
 古座川町の池野山区自主防災(久保直也会長)と池野山区(丸山勝区長)が21日、避難訓練を実施し区民92人が自然災害に対する日頃の備えを考えるきっかけを得るなどした。

 線状降水帯などあまり意識してこなかった自然災害が最近になって課題視されるようになり、区民の絆を深め一丸で防災意識を高めることが必要だと感じて初めて計画。「池野山区民による池野山区民のための避難訓練」と題し、区民へ参加を呼びかけた。

 当日は午前9時に気象庁から「土砂災害警戒情報」(現在はレベル4土砂災害危険警報やレベル5土砂災害特別警報)が発表された想定で同訓練を実施した。区民は防災行政無線による訓練放送を合図にし、池野山集会所を目指す避難行動を開始。同防災会は集会所前で災害対策本部を立ち上げ、避難する区民の街頭誘導、同本部で区民名簿と照合し安否確認、可搬型防災行政無線による町の災害対策本部との情報送受などの実動をこなした。

 避難完了後は集会所内で株式会社貴志による減災教室「地震・津波についての基礎講座~かけがえのない命を守るために~」を実施。南海トラフを震源とする地震の概要と沿岸部にいる場合に必要となる津波の知識、区内でも避け得ない大きな地震への対策、災害発生中の生活の備えなど、自然災害における減災を促す情報提供を受けるなどした。参加者には災害常備灯(水で点灯する防災ライト)を配り、その使い方の実演や災害時非常食(アルファ化米やパンなど)の試食も提供した。

 「被災の経験やその見込みが少ない地域だからこそ、薄れがちな日頃の防災意識を高める必要がある」と丸山区長はこの訓練の狙いを語り、実施に協力してくれた老人会、婦人会、壮年会に感謝。この機会に「災害はいつ起こるか分からない。日頃の準備や地域の助け合いを大切にしながら防災に取り組んでいきたい」と思いを伝えた久保会長は、今後も方法を考えてこの訓練を続けていきたいと語った。

(2026年6月24日付紙面より)

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