JR西日本が運行する観光長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースの今シーズンの運行が決まり、受入協議会(上田勝之会長=新宮市長)は27日、総会で本年度の事業を決めた。6年目となる今年は7月3日(金)~9月30日(水)に京都―新宮間を週2回24往復する。
協議会では今シーズン、新たに銀河×七夕特別イベント「銀河に願いをのせて」を計画。初便が七夕に近いことや「銀河」にちなんで七夕イベントを開催し、紀南地域の住民も参加できるよう銀河車内、銀河停車駅に笹と銀河仕様の短冊を用意する。
乗客向けに銀河での紀南旅のお薦めスポットや思い出・楽しみを残すコミュニケーションボードを設置する。地域周遊を促進する。ボードを銀河仕様にデザインし、星型の付箋で貼付してもらうことにより、視覚からも楽しんでもらい、銀河旅の満足度向上につなげる。
銀河と当地方の魅力を描いた塗り絵ポストカードを車内や各観光案内所に設置し、乗客の満足度や当地域の認知度向上を図っていく。
昨年度に続き、乗客に対しオリジナルノベルティーをプレゼントする「銀河パスポート」の配布、インスタグラムフォトコンテスト、スタンプラリー、おもてなし用品の作成、車内クイズ、車内販売、車内・停車駅でのイベントなども計画した。
協議会は新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町、古座川町、北山村、すさみ町と和歌山県で組織。本年度総会は新宮市役所別館で開催した。
上田会長はあいさつで、運行による経済効果や活性化に期待を寄せた。銀河を見送る地域の子どもたちの姿、乗客に会うことを楽しみにしているとし「今まで以上に盛大なおもてなしをしたい」と伝えた。
JR西日本和歌山支社の富澤五月社長は、これまでのおもてなしに改めて感謝。「美しい夏の魅力を伝えられるよう頑張りたい。紀南に足を運びたいと心から感じていただき、繰り返し訪れていただくことが重要。ニーズに合わせたおもてなしの磨き上げが不可欠であり、おもてなしにお力添えを」と述べた。
紀南コースは昨シーズン、8月25日から10月29日の期間中18往復し、乗客は2787人に上った。
(2026年4月29日付紙面より)