熊野新聞記事アーカイブ
熊野新聞社 The Kumano Shimbun
〒647-0045 和歌山県新宮市井の沢3-6
営業部 TEL 0735-22-8080 FAX 0735-23-2246
記者室 TEL 0735-22-8325 FAX 0735-28-1125

倒壊家屋救出を実践する警察や自衛隊=3日、串本町の上野山防災広場
大規模地震災害を想定し
本年度災害対応訓練実施
串本・古座川官公署等連絡協

 串本・古座川官公署等連絡協議会が3日、串本町にある上野山防災広場などで本年度災害対応訓練を実施した。今回は大規模地震に伴うさまざまな災害を想定し、官公署などが訓練項目に取り組むなどした。

 串本町と古座川町にある官公署などが相互連携により大規模災害への対応力を高めるために結成する同協議会。定例の連絡協議に加えて連携を形にする機会として取り入れているのがこの訓練で、救助活動の主体となる串本町消防本部、新宮警察署、串本海上保安署、航空自衛隊串本分屯基地が主管を持ち回る形で年1回実施している。

 本年度は串本町消防本部(泉紀人消防長)が主管し、約80人が訓練人員として参加。訓練項目は▽合同指揮本部設置(消防・警察・海上保安庁・自衛隊の各指揮部隊が実践)▽ドローンによる情報収集(海上保安庁と株式会社ドローンワークスが実践)▽動鳴気漁港への部隊進入(海上保安庁単独で実践)▽倒壊家屋救出(警察と自衛隊が実践)▽動鳴気漁港内で海上救助(海上保安庁と消防〈潜水隊〉が実践)▽消火訓練(消防と消防団が実践)▽山岳救助(消防と県防災航空隊が実践)▽海上保安庁航空機の串本分屯基地ヘリスポット離着陸(自衛隊と海上保安庁が実践)―で、開始に先立って自衛隊が所有する非常用給水装置を紹介する場面もあった。

 同広場では串本町の田嶋勝正町長や古座川町の大屋一成町長ら官公署などの各代表者が訓練の始終を見学した。代表して田嶋町長が「互いに訓練の中で意思疎通をし、スピーディーに物事を運んでいくのを垣間見ることができた」と講評し、今後も地域のために力を合わせて頑張るよう願うなどして総括した。

 今回の訓練を主管した串本町消防本部の泉消防長は「早期の救助活動には情報収集が不可欠。今回初めてドローンワークスさんに参加いただいて情報収集能力は格段に上がり、各機関連携の人命救助にも力強く直結していくと思う。今後も関係機関の連携を強め、町民の安全安心を守っていきたい」と語った。

(2026年11月5日付紙面より)


別窓で見る
記事一覧

ナイトミュージアムに大勢が訪れた=10月31日、太地町立くじらの博物館
地域 一夜限りの貴重な時間
ナイトミュージアム盛況
くじらの博物館
 太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)は10月31日、期間限定イベント「一夜限りのナイトミュージアム」を開催した。

 当地域に夜の観光コンテンツが少ないことから、2年前に試験的にイベントを開始。昨年から本格的にスタートした。夜に実施することで、ライトアップされた展示資料に陰影ができたり、飼育する動物たちの夜の生態に触れたりできるなど、昼にはない魅力を楽しんでほしいという思いが込められている。

 この日は午後5時30分から8時まで、施設内をライトアップ。幻想的な空間で、来館者は日中とは異なる夜間のクジラたちを観賞したり、躍動感のある骨格標本などを見学したりした。

 限定ショー「いるかナイトライブ」、餌あげ体験、暗闇クイズラリー「見習い学芸員の夜間ミッション」といった催しも行われ、来館者は貴重な時間を過ごした。

  □     □

■鯨油キャンドル作り

 関連イベントとして、国際鯨類施設で日本鯨類研究所と下関市立大学による「鯨油キャンドルワークショップ」が開催された。

 鯨油とワックスを溶かし、香料と着色料で香りと色付けした液体を容器に入れ、冷やし固めて完成。参加者は日が落ちた野外に移動し、キャンドルに一斉に点火すると、周囲が温かなオレンジの炎に包まれた。

(2026年11月5日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る

オペラ「ラ・ボエーム」の一幕=1日、那智勝浦町体育文化会館
地域 那智勝浦町にオペラの風
「ラ・ボエーム」上演
地元合唱団も熱唱
 住民みんなで作り上げる「さわかみオペラin那智勝浦 熊野から」による演目「ラ・ボエーム」が1日、那智勝浦町体育文化会館で上演された。小学生から大人までの有志で結成するオペラ合唱団「TUNA GOOD(ツナぐ)」、児童合唱団「KIDSコーラス」の子どもたち合わせて63人も登場し、歌を通じて来場者約500人に感動を届けた。

 那智勝浦町でのオペラ事業は2021年にスタートし、今年で6年目。これまでに「カルメン」や「愛の妙薬」を演じてきた。

 今回の「ラ・ボエーム」は、19世紀のパリが舞台のラブストーリー。詩人と針子のはかない愛、成功を夢見る若い芸術家たちの生活を描いたストーリー。

 「TUNA GOOD」は、本格オペラを全国に広めようと取り組む「さわかみオペラ芸術振興財団」の協力を得て、24年に結成。テノール歌手・武井基治さんらの指導で練習に励み、プロのオペラ歌手と共に舞台に立っている。

 舞台では出演者が迫真の演技で観衆を魅了し、「TUNA GOOD」も練習の成果を発揮してオペラの風を吹かせた。

(2026年11月5日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る
主な記事 *記事詳細は熊野新聞紙面をご覧下さい*
  • 学校 学習の成果を発表 太地中学校で文化祭
  • 【この記事のキーワード】
    文化祭
    太地中
  • 地域 紀州材への理解深めて 子どもらがゲームや木工を体験 (那智勝浦町)
  • 地域 本紙エリアで7人受章 令和8年秋の叙勲
  • 地域 思いをそっと伝える場所に 「やまじ こころの電話」の除幕式 (御浜町)
  • 【この記事のキーワード】
    連合会
  • 地域 部落差別の解決を考える 元新聞記者による講演会 (新宮市)
  • 地域 今年も手作りクッキー贈る 仮装して「はまゆうこども園」へ (第二なぎの木園)
  • 地域 23人がステージで熱唱 黒潮歌謡クラブ発表会
くまスポ 【10月30日付紙面より】
  • 芝幸音君が西日本大会で準優勝 小学生ソフトテニス (新宮STC)
ご購読・試読のお申し込み