紀宝町社会福祉協議会主催のボランティアスクールが7日、開校した。町内の小学生4人が参加し、福祉について学び、地域の人たちと交流した。
体験を通して楽しく学習し、ボランティア活動に興味を持ってもらうことが目的。福祉を身近に感じ、個人を認め合う大切さを学んでもらおうと、毎年夏休みに開催している。
初日は「『ふくし』って何だろう?」をテーマに町社協の堀切貴子事務局長が講話。福祉の漢字にはどちらにも幸せという意味があると紹介した。「幸せって感じる時はありますか?」との問いかけに、児童たちは「優しくされた時」「ゲームしている時」「楽しい時」などと答えた。
堀切さんは「災害が起こると普段の暮らしができなくなる。いつもの生活が幸せで福祉につながる」とし、「辛」の文字に「一」を加えると、「幸」になることを明かした。「自分たちにできるプラス1を考えて実行しよう。それが普段の暮らしを幸せに感じる秘訣(ひけつ)」と伝えた。
児童たちは、誰かのために自分ができることをする「ボランティア」、自分たちの手で良くしようとする活動「市民活動」の取り組みを学んだ。
紀宝町ボランティア市民活動センター(きぼらんせ)は96団体、個人86人が活動しており、小中学生ができるボランティア活動を考えた。
講義後、きぼらんせ登録団体の「ひまわりサロン」の活動に参加し、おやつ作りなどで交流を深めた。
サロンの4人と一緒に「すりおろしリンゴのカップケーキ」作りに挑戦し、リンゴの皮をむいてすり下ろし、生地をオーブンで焼くなどして料理を楽しんだ。
完成後は全員で食べ、かるたやトランプ遊びで盛り上がった。
最終日の19日(水)は、認知症サポーター養成講座、熊野水軍太鼓保存会を招いての演奏体験などに取り組む。
(2026年8月9日付紙面より)
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