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撤去が妥当となった熊野大橋(手前)と新熊野大橋=26日、新宮市の丹鶴ホールより
熊野大橋「撤去が妥当」
戦前に開通、損傷多数
国交省

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紀伊半島大水害
大水害
水害
 国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所は25日、一般国道42号熊野大橋に関する有識者による検討会の結果として、熊野大橋を撤去し新熊野大橋の下流側に自歩道を新設するのが妥当と判断したことを発表した。実施時期は未定だが「今後対応を進めていく」と伝えている。

 熊野大橋は戦前の1936(昭和11)年に開通。約90年が経過し腐食、欠損、変形、破断などが生じている。また2011年の紀伊半島水害では増水により、大橋の両端から氾濫が発生。治水機能の向上を図る必要がある一方で混雑緩和のため、地元自治体から熊野川河口大橋の開通までは残しておく要望が出されていた。

 その後、24年に熊野川河口大橋が開通し、車の通行が分散することで熊野大橋の交通量は約5割減少。渋滞多発地点だった国道42号の速玉大社前交差点も円滑な通過が可能となった。

 また、熊野大橋と新熊野大橋の自転車・歩行者の利用総数は12時間当たりで301人あり、86%は自転車となっている。ただ新熊野大橋の歩道は片側(上流側)のみで道幅も狭く、自歩道の基準を満たしていない実情がある。

 このため国交省は▽熊野大橋を撤去▽撤去で自動車交通が他の橋へと移っても交通容量に問題はなく影響は軽微▽架け替えによる自動車交通の機能確保は不要▽自転車・歩行者交通は新熊野大橋に自歩道を設置して通行機能を確保―などの対応方針を立案。

 大学名誉教授や工業高等専門学校准教授などからなるメンバーで検討会を実施し「対応案は妥当」との結論を得た。

 熊野大橋の延長は418・5㍍。交通量は12時間当たりで▽自動車が約1200台▽自転車が約240台▽歩行者が約30人―となっている。

(2026年3月27日付紙面より)


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「なちかつ物語」を製作したメディア部の皆さんと平田昌史さん(左)=25日、那智勝浦町役場
学校 那智勝浦町をPRする動画
近大新宮メディア部「なちかつ物語」
全国動画クリエイト甲子園で初入選
 近畿大学附属新宮高校メディア部(中村幸幹部長)が製作した、那智勝浦町をPRする動画「なちかつ物語」がこのほど「第8回全国動画クリエイト甲子園」(旧YouTube甲子園)の「地域コラボ部門」で初入選した。動画作りに携わった部員が25日、堀順一郎町長を表敬訪問し、結果を報告した。

 動画クリエイト甲子園は、全国の中高生が学校や地域、社会の魅力を動画で表現する舞台として開催。地域コラボ、学校コラボ、企業コラボの3部門で動画を募った。メディア部が入選した地域コラボ部門には178件の応募があり、58件が1次審査を通過。「なちかつ物語」は最終審査まで進出し、金・銀・銅賞、特別賞の次に当たる入選作品に選ばれた。

 「なちかつ物語」は通学途中の南条優月さん(2年)が偶然、小阪の棚田で「マグロの神」に遭遇。「海に帰してほしい」と頼まれ、世界遺産・那智の滝や熊野古道・大門坂、にぎわい市場、浦神小学校のロケット発射見学場などを全力疾走。最後は勝浦の海に帰してあげるという内容。

 動画は2年生部員6人で製作した。南条さんが主演を務め、中村部長、井戸沙也加さん、今町夏絆さん、斎藤はなさん、坂野里紗さんが、編集、音声、撮影など役割分担。地域活性化起業人として町と連携している平田昌史さん(株式会社NeoRealX)からアドバイスを受けて完成させた。

 初参加だった前回は1次審査を通過できなかったが、2回目にして最終審査(ファイナリスト)にあと一歩に迫った。

 部員全員で相談してロケの場所を決め、さまざまな課題を乗り越え、昨年11月に1日がかりで撮影した。数時間にわたるデータを編集し、町の名所を2分30秒に凝縮させた。

 入選作品に選ばれたことについて、南条さんは「頑張って走ってよかった。次回はファイナリストに残りたい」と話した。

 動画を見た堀町長は、町の魅力が詰まった素晴らしい動画だと賛辞を贈り「経験を生かし、次はファイナリストに」とエールを送った。

 今回の作品は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で「なちかつ物語」で検索すると視聴できる。

(2026年3月27日付紙面より)

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本殿内庭に咲くシダレザクラ=25日、熊野那智大社
地域 シダレザクラが開花
県の天然記念物
熊野那智大社
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熊野那智大社
 那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社の本殿内庭にある県の天然記念物・シダレザクラが開花した。

 この名木は高さ約8㍍で、数十回にわたる熊野詣でで知られる後白河法皇が植えたと伝わっている。

 同大社によると、25日現在で七~八分咲き。天候にもよるが、今週までが見頃と思われる。

 内庭には一般参拝者は入れないが、祈とうや正式参拝を行う場合は内覧できる。問い合わせ先は同大社(電話0735・55・0321)まで。

(2026年3月27日付紙面より)

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