新宮市は11日、JR新宮駅東市営駐車場用地で計画していた宿泊滞在施設整備事業について、公募期間内に事業者からの応募がなく、公募が不調に終わったと発表した。市は再公募を行わず、当面は現行通り一時利用駐車場として運営を継続し、今後の用地活用の在り方を改めて検討する。
同事業は、観光振興による地域活性化を進めるため、主要課題となっている通過型観光の解消を目指し、宿泊や滞在そのものが目的となる付加価値の高い宿泊施設を誘致しようと計画。民間事業者の活力やノウハウを活用するため、公募型で整備事業者を募集していた。
公募要項は昨年11月4日に公表し、応募書類の受け付けは今年4月1日から30日まで実施したが、申請受付期間内に応募はなかった。
市は、約半年間の募集期間を設けた上で応募がなかったことに加え、建設費や資材価格の高騰、人件費上昇など現在の社会情勢を踏まえ、再公募は行わないと判断した。
用地は、新宮駅に近接する利便性の高い立地で、市はこれまで観光客の滞在時間延長や宿泊需要の取り込みによる地域経済活性化の拠点として活用を模索してきた。
(2026年5月13日付紙面より)