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磯遊びを通じて交流=30日、那智勝浦町のお蛇浦海岸
友好都市の絆を深める
北海道美瑛町の子どもと交流
那智勝浦町

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熊野那智大社
勝浦小
 那智勝浦町立勝浦小学校と、町が友好都市提携を結ぶ北海道美瑛(びえい)町の子どもたちとの交流会が30日、那智勝浦町などで行われた。子どもたちは熊野の誇る自然を満喫し、末永く続いていく友好関係の橋を架けた。

 美瑛町は旭川市の南、北海道のほぼ中心に位置する、人口約9100人の「丘のまち」。「海のまち」那智勝浦町とのつながりは、1896(明治29)年4月10日に旧上太田村(現在の太田地区)出身の田仲儀太郎を団長とする一団が美瑛の地に渡り、市街地に開拓のくわを下ろして歴史を開いたというところから始まる。

 先人の志と、これまで積み重ねてきた交流の歩みを受け継ぎ、友好親善の輪を広げて双方の地域活性化と持続的な発展を目指そうと、今年4月10日、130年の時を経て協定締結した。

 美瑛町の子どもらは「美瑛少年少女道外研修」というプログラムで来町。これは北海道外でのさまざまな社会体験を通じて、児童生徒の将来に向けた意識の高揚を図るとともに、団体活動を通しての連帯感、責任感、自発性を養う機会とすることを目的に行われている。

 今回の研修には、美瑛町の小学6年生と中学2・3年生の計20人が参加。28~31日までの4日間、当地方の自然(ジオパーク)などに触れ合う。

 30日は勝浦小学校の5・6年生14人と一緒にお蛇浦(じゃうら)海岸で磯遊びをしたり、熊野那智大社(那智の滝)、那智山青岸渡寺を訪れたりして、当地方の自然を満喫した。

 美瑛町の一行には海が初体験の子どももおり、釣りや手網で魚やエビ、カニを採集して楽しんだ。

(2026年7月31日付紙面より)


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稲刈り作業に取り組む=30日、紀宝町大里
地域 早くも稲刈り始まる
中西さん、三重県開発「なついろ」収穫
紀宝町
 紀宝町大里で30日、早くも稲刈りがあった。同町神内の中西和益さん(79)が30㌃の田んぼで三重県開発品種「なついろ」を収穫した。

 紀宝町は東海地方有数の早場米産地として知られ、中西さんと井内地区の南廣臣さんが生産。4軒の農家で組織した早場米部会に所属していたが、部会員の減少により12年前に解散して以降、90㌃の田んぼで栽培を続けてきた。

 おととしまでは「あきたこまち」を栽培してきたが、昨年から「なついろ」に切り替えた。なついろは、わせ品種で高温耐性に優れ、外観も良質だという。

 この日、中西さんは30㌃の田んぼで稲刈りを開始。大型コンバインで黄金色に実った稲を刈り取り、1時間ほどで作業を終えた。

 中西さんは「暑さの影響もあったけど、順調に育ってくれた。なついろは栽培しやすく、去年より多く収穫できた」と話していた。

(2026年7月31日付紙面より)

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イベントを始めるに当たりあいさつする本郷宙軌さん(左)ら講師陣=28日、串本町有田
地域 特色教わり生き物など観察
4者連携企画「磯観察体験」
串本町
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南紀熊野ジオパーク
 串本町有田にある串本海中公園センター一帯で28日、イベント「磯観察体験:海の生きものから海岸の石まで」があり町内の小学生とその保護者13人が専門家と一緒に地元の海に親しむ機会を得た。

 このイベントは南紀熊野ジオパークセンターと串本海中公園センターと町産業課が共催、環境省吉野熊野国立公園管理事務所が協力する4者連携企画。4者それぞれの立場から串本の海の特色を伝えそのイメージを持って生き物やすみかとなっている環境を観察してもらう内容を準備し、町内の小学生とその保護者へ参加を誘った。

 当日は午前と午後の2回実施で、午前は親子3組7人が参加した。序盤は南紀熊野ジオパークセンターの本郷宙軌さんが参加を歓迎し、町産業課の西下真由さんがラムサール条約の概念と登録湿地「串本沿岸海域」を紹介、串本海中公園センターの森美枝さんが串本の海の特色(潮岬より東は温帯、西は熱帯の生態系が発達)と同条約が重んじるワイズユース(=賢明な利用)の発想を解説。同事務所の楊木萌さんが吉野熊野国立公園指定90周年のアピールと海域公園を将来に残すために必要なこと(特にプラスチックごみ削減の意識喚起)を呼びかけ、本郷さんが串本の海は火成岩で浸食されにくい潮岬があるから東と西で海の生態系が異なる(潮岬が西側に温かい黒潮のよどみをもたらしている)ことを伝えるなどした。

 中盤以降は串本ダイビングパーク前の磯場(錆浦海岸)で観察会を実施。森さんが講師となり、参加した小学生が気になった生き物10種余りを解説した。生き物が好きでたくさん出合えそうだと感じて参加したという小森千鶴さん(4年)は「ナマコに触ったら思った以上にヌメヌメしていて、青い魚(=ソラスズメダイ)がすごく早く泳ぐのもびっくりした。私が住んでいる潮岬があるからこの環境があるというところが勉強になった」と感想を語った。

 参加者には特典として串本海中公園センターの水族館と海中展望塔の入場券をプレゼント。イベント参加で高まった興味の延長でさっそく利用し、自由観察するなどした。

(2026年7月31日付紙面より)

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