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「ネクストハイスクール構想」の改革先導拠点として採択された和歌山県立新宮高校
新宮高校に16億円支援
文科省の教育改革促進事業で

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貴志川高
新宮高
 和歌山県教育委員会は6月30日、文部科学省の推進する「産業イノベーション人材育成等に資する高等学校等教育改革促進事業」の一環で、申請した県内公立高校3校が全て採択されたことを発表した。そのうちの一つ、新宮高校(下村史郎校長)は類型2「理数系人材育成支援」の改革先導拠点として、総計約16億円の事業計画資金が採択された。

 高等学校が未来の労働市場や地方経済において、イノベーション(新しい考えや技術などにより革新的な価値を生み出し、社会に変化をもたらすこと)を興す起点となることを目指し、文科省が本年2月に発表した「N―E.X.T.(ネクスト)ハイスクール構想」の実現に向けた取り組み。

 新宮高のほか、和歌山工業が類型1(アドバンスト・エッセンシャルワーカー等育成支援)、貴志川高校が類型3(多様な学習ニーズに対応した教育機会の確保)に採択された。

 今後新宮高は地理的に制約のある地域においても高度理数教育を成立させ、地域課題の解決と地域産業を支える理数系人材の育成を実現する教育モデルの構築を目指した取り組みを行うこととなる。

 具体的事業としては▽データサイエンスの視点を取り入れた探究活動やフィールドワークの高度化▽遠隔授業機材の導入など、双方向オンライン環境の整備▽双方向オンライン技術による大学教員や研究機関職員、理系大学生などの多様な理数系人材との交流促進▽高度理科実験設備の整備とシェアリングによる学習ネットワークの構築―などが挙げられている。

 今回の採択を受けて下村校長は「教育目的の資金としてこれだけの金額が採択されるのは今までも、そしてこれからもないのではないか。進学実績の向上など、本校の教育事業改善の努力が認められたと感謝している。教育設備の充実などを通じ、新宮・東牟婁地域の教育の核となって、さらなる地域の活性化に活用したい」と語った。

(2026年7月3日付紙面より)


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水難救助訓練で対応を強化=1日、那智勝浦町のブルービーチ那智
地域 海水浴シーズンを前に
水難救助想定して訓練
那智勝浦町消防署
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救助活動
救助出動
水難救助
要救助者
 那智勝浦町消防署(楠本欽也署長)は1日、町内で訓練を実施。海水浴シーズンを前に那智勝浦町での水難救助事案への対応強化を図った。

 訓練はブルービーチ那智と那智漁港の2カ所で行った。ブルービーチ那智では、溺者救助と水没者捜索を実践。那智漁港では警戒船の操船と船からの救助に取り組んだ。

 ブルービーチ那智での訓練は、沖に流され溺れている要救助者への対応と水没者の捜索を実践。2人が沖に流されたとの通報を受け、隊員が現場に向かい、要救助者を浜辺に引き上げるという内容。海に落ちた2人のうち、1人は水面に浮いている状態で、もう1人は溺れて沈んでしまっているという想定で行われた。潜水隊員が海に飛び込み、浮いている1人を確保、また水没者の捜索は、体にロープを結び、捜索範囲にぶれが出ないよう一定の距離を保ちながら行った。

 訓練を通じ、隊員らは現場の地形(階段、砂浜の傾斜)などを考慮し、より迅速で的確な救助活動ができるよう話し合った。

 那智漁港での訓練は、流された人を助けたりできる警戒船の取り扱いを再確認。操船やネットを使った引き上げ救助を行った。

 昨年度、町内で発生した水難事故による救助出動人員は3件15人だった。

(2026年7月3日付紙面より)

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漂着ごみを人海戦術で拾い集める参加者=6月28日、串本町串本の上浦海岸
地域 80人で上浦海岸を美化
サーファーらが海岸清掃
串本町
 串本町串本にある上浦海岸で6月28日、サーファーら約80人による海岸清掃があった。

 サーフィン愛好者らで結成する「K―BAY SURFING CLUB」(上野誠一会長)が本年度から展開し始めた上浦ビーチクリーンプロジェクトの一環。海洋環境保全を目的とし偶数月に期日を定めて年6回、町や東牟婁振興局串本建設部の協力を得て浜清掃の機会をつくる予定で動き出している。

 この日は本年度2回目の実施。コロナ禍前まで続いていた別の団体の浜清掃のいきさつを踏まえ6月は最終日曜日の早朝に実施するとし、町内外のサーファーらへ参加を求めた。

 この日は活動時間を1時間と申し合わせて浜清掃を開始。参加者は町指定ごみ袋の配布を受けて漁具や生活用品などの漂着ごみを対象にし人海戦術で可能な限り拾い集め、半ば砂で埋もれた大きな漂着ごみも数人がかりで力を合わせて引きずり出すなどして浜から取り除いて美化を推し進めた。

 活動時間を1時間に制限しているのは、片付くまで続ける大変さで参加者の腰が引けてしまうのを防ぐため。代わりに過去の活動の年1回を6回に増やして対処に時間が要する量の漂着ごみがたまるのを避ける工夫をしているという。

 この海岸は町を代表する自然環境の一つで、きめ細やかな砂浜が特色。外海に開いていてサーファーが集まる場所となっているほか、ウミガメ類が産卵をしに訪れ地域住民の散歩コースにもなっている。同プロジェクトはこの海岸を利用するサーファーが中心となって継続的に活動することを通して環境保全意識の向上と地域コミュニティーの活性化を図るのが狙い。本年度2回目の活動に当たり上野会長(52)は「この活動をもっと活発にし、参加した人もこの活動を知った人も不適切にごみを捨ててはいけないという意識を強めていきたい」と同プロジェクトに込める思いを語った。

(2026年7月3日付紙面より)

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