串本町消防団(井道一馬団長、団員334人)が27日、サンゴ台にある町
消防防災センターで年末特別警戒出発式を挙行し献身する団員を激励して送り出した。
この警戒は、繁忙や火気使用の増加など
火災発生の恐れが高まる年末の
火災予防と出火時のいち早い対応による被害軽減を図る目的で毎年実施。分団単位で30日までの4日間にわたり屯所へ詰め、午後7時、9時、11時の3回にわたり管内巡視をしている。
以前は各屯所を巡る形で激励していたが、現在は出発式を挙行する形へ移行している。各分団の団員代表が消防車両を持ち込んで参集し、田嶋勝正町長が「町民の皆さんが新しい年を気持ちよく迎えられるよう」、井道団長が「年末で何かと忙しい時期だろうが町民の安心安全のために」とそれぞれ願って激励。両名と泉紀人消防長らの観閲を受けながら、団員代表は団員が待機する屯所へと出発した。
年末特別警戒期間中は
防災行政無線による同消防団名での
火災予防啓発も実施。同日時点の2025年
火災件数は9件で、内訳は
建物火災2件、車両
火災1件、その他
火災6件という。
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29日と30日に年末警戒実施 古座川町消防団
古座川庁消防団(樫原一好団長)は29日と30日の2日間、分団単位で午後8時~翌日午前0時に年末警戒を実施する。
初日は大屋一成町長と同団事務局、樫原団長ら分団長以上の幹部団員、古座消防署職員が各分団屯所を激励訪問する予定。
(2025年12月30日付紙面より)