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講演会に参加した皆さん=7日、那智勝浦町体育文化会館
自分を信じ、目標に向かって
GG佐藤さん講演会
那智勝浦町

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連絡協議会
新宮高
 元プロ野球選手のGG佐藤(本名・佐藤隆彦)さんによる講演会「失敗のない人生には成功もない」が7日、那智勝浦町体育文化会館であった。地域住民約200人が参加、佐藤さんのプロ野球選手になるまでの道のり、日本代表での挫折などから得た学びを通じ、自身を肯定する大切さ、目標に向けどう行動するかについて学んだ。

 東牟婁地方スポーツ少年団連絡協議会、那智勝浦町教育委員会主催、新宮市・串本町・古座川町・太地町の各教育委員会の後援。

 佐藤さんは千葉県出身。2003年にドラフト7位で西武ライオンズに入団。強肩強打の外野手として活躍し、08年には北京五輪の日本代表にも選ばれた。

 冒頭、佐藤さんはさまざまな経験から「自分を好きでいること、これ以上に大切なことはない」と前置きし、話を始めた。

 中学時代に指導を受けた故・野村克也氏からもらった「念ずれば花開く」の色紙や、必ずプロ野球選手になると信じてくれた父親の話から、自分を信じることの大切さ、信じてくれる人に出会うことで人は変われるとした。

 「自己評価は自分でつくる、失敗や他者の評価で自分の価値は変わらない」「自分の可能性にふたをするのはいつも自分」と述べ、参加者同士に対話をしてもらい、「いいね」と自己評価を高めるメソッドも実践した。

 順調な野球人生だったが、北京五輪では自身の失策でメダル獲得を逃し、日本中から「A級戦犯」などと非難を浴びた。「死にたい」とまで思ったが、野村氏の「この大会で記憶に残ったのは星野(仙一元監督)とお前だけだ。人の記憶に残るというのがどれだけ素晴らしいことか分かるか。お前の勝ちだ」という言葉に救われた。

 「事実は一つ、解釈は無限。失敗、挫折もどう受け止めるかで前向きになり、立ち直ることができる」と、どん底で得た学びを振り返り、あの挫折があったから今の自分があると語った。

 和歌山県立新宮高校野球部の松本梨生主将(2年)は「新チームになり不安な点が多いけど、自分を信じることの大切さを学んだ。今度の新人戦に向け、勉強になりました」と話していた。

(2026年8月9日付紙面より)


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VRゴーグルを通してクジラを体験できる=8日、太地町の国際鯨類施設
地域 クジラ博士になろう!
太地町国際鯨類施設で開催
16日まで
 クジラ専門の研究所による特別企画「クジラ博士になろう2026」が8日、太地町の国際鯨類施設で始まった。クジラバルーンやクジラの頭部模型、ニタリクジラ実物大幕、工芸品などを展示するほか、クジラ遊泳VR(仮想現実)体験なども楽しめる。イベントは16日(日)までで、入場無料。

 また9日、14日(金)、15日(土)は限定企画「クジラ博士育成セミナー」を実施する。時間と内容は①午前10時~11時「クジラは何を食べているの」②午前11時30分~午後0時30分「クジラの年齢を科学する」③午後1時30分~2時30分「クジラのDNAからわかること」④午後3時~4時「クジラの頭数の数え方を学ぼう」。中学生ぐらいのレベルの内容で、四つのセミナーを全て受講した人に修了証を贈呈する。各日、先着90人。参加無料。

 セミナー「クジラは何を食べているの」では、クジラの食性調査の必要性などを説明。クジラは動物プランクトン、イカ類、魚類など、種類や場所、時期によっていろいろな餌を食べていることなどを解説している。

(2026年8月9日付紙面より)

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ひまわりサロンの女性と一緒に料理する児童たち=7日、紀宝町福祉センター
福祉 福祉学び、交流も深め
ボランティアスクール開校
紀宝町
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災害
 紀宝町社会福祉協議会主催のボランティアスクールが7日、開校した。町内の小学生4人が参加し、福祉について学び、地域の人たちと交流した。

 体験を通して楽しく学習し、ボランティア活動に興味を持ってもらうことが目的。福祉を身近に感じ、個人を認め合う大切さを学んでもらおうと、毎年夏休みに開催している。

 初日は「『ふくし』って何だろう?」をテーマに町社協の堀切貴子事務局長が講話。福祉の漢字にはどちらにも幸せという意味があると紹介した。「幸せって感じる時はありますか?」との問いかけに、児童たちは「優しくされた時」「ゲームしている時」「楽しい時」などと答えた。

 堀切さんは「災害が起こると普段の暮らしができなくなる。いつもの生活が幸せで福祉につながる」とし、「辛」の文字に「一」を加えると、「幸」になることを明かした。「自分たちにできるプラス1を考えて実行しよう。それが普段の暮らしを幸せに感じる秘訣(ひけつ)」と伝えた。

 児童たちは、誰かのために自分ができることをする「ボランティア」、自分たちの手で良くしようとする活動「市民活動」の取り組みを学んだ。

 紀宝町ボランティア市民活動センター(きぼらんせ)は96団体、個人86人が活動しており、小中学生ができるボランティア活動を考えた。

 講義後、きぼらんせ登録団体の「ひまわりサロン」の活動に参加し、おやつ作りなどで交流を深めた。

 サロンの4人と一緒に「すりおろしリンゴのカップケーキ」作りに挑戦し、リンゴの皮をむいてすり下ろし、生地をオーブンで焼くなどして料理を楽しんだ。

 完成後は全員で食べ、かるたやトランプ遊びで盛り上がった。

 最終日の19日(水)は、認知症サポーター養成講座、熊野水軍太鼓保存会を招いての演奏体験などに取り組む。

(2026年8月9日付紙面より)

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