宇宙甲子園2026近畿地方大会缶サット部門が12、13日の2日間、串本町内で開かれた。今回は地元の県立串本古座高校勢(CGS部ロケット班)を含む高校生相当チーム11組が出場。打上競技や事後プレゼンで自作のモデルロケットや缶サットの技術力や創造力、クールさを競い、兵庫県の尼崎市立尼崎双星高校が3年連続となる優勝の栄冠をつかんだ。
同大会実行委員会(藤木郁久実行委員長)主催。前身となる大会の慣例を引き継ぎ、和歌山市内と串本町内で隔年交互に会場を設定し全国大会地方予選の一つとして年1回実施している。
本年度は串本町内に会場を設定し、対象となる高校生相当チームへ参加を呼びかけ。県内から4組、県外から7組が名乗りを上げ、競技関係の規定に基づくモデルロケットや缶サット(空き缶サイズの模擬人工衛星)を自作して出場した。
初日は望楼の芝で開会式を挙行し、来賓の田嶋勝正町長、県宇宙教育研究会の木皮享顧問、協賛者を代表して浦聖治・クオリティソフト株式会社代表取締役CEOが激励。以降は最寄りにある南紀熊野ジオパークセンターを待機場所、同芝を打上競技の舞台とし11組が当日抽選で決めた順番で臨んだ。
串本古座高校勢は今回、地上局通信によるローバー機能を力点とした缶サットで挑戦。抽選で3番手となったが運営の支障回復を待つ間に缶サットがバッテリーを使い切ってしまったため、10番手で打上競技に臨んだ。パラシュートによる着地までの挙動は順調さを見せたが、着地後のローバー機能が正常に発揮できず後に缶サットのデータ取得も万全でない状況を確かめる結果となった。
11組はそれぞれの競技結果を踏まえて2日目に宿泊拠点の県立潮岬青少年の家内で事後プレゼンをし、審査員の順位評価を待った。表彰は4位まで実施。地元の串本古座高校勢は今回、入賞には届かなかった。
本年度の本選は来年3月初旬に実施予定だが、詳細は未発表。同大会の優勝チームは進出確定だが、以下何位まで進出できるかは今後決まる。全国大会に優勝すると日本代表として世界大会へ進出する権利が得られ、今回優勝した尼崎双星はおととし、去年と2年連続で権利を獲得した実績がある。
(2026年9月15日付紙面より)
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