熊野本宮大社の九鬼家隆宮司が6日、JR新宮駅を訪れ、来年の干支(えと)「丁未(ひのとひつじ)」の絵馬を手渡した。熊野三大社の絵馬がそろい次第、改札付近の駅ホームに飾られる。
絵馬はスギ製で大きさ縦103㌢、横157㌢。鉄道に関わる人々や乗客が安全に導かれるようにと願いを込め、九鬼宮司が描き上げた。
交通機関では紀伊田辺・白浜・周参見・新宮のJR各駅のほか、白浜空港にも置かれ、全ての絵馬には中央に丸い鈴に見立てた2匹の笑顔のヒツジが描いてある。背景色は各地のイメージに合わせて異なった配色となっており、新宮駅は「熊野の樹木」を表す鮮やかな緑を使っている。
鉄道関係者や乗客が無事に過ごせるようにとの願いを込めて「安全」の文字も書き添えている。
九鬼宮司は大絵馬のヒツジについて「人生には良いことも悪いこともあるが、全て丸く収まるように、また駅を訪れた皆さんに絵馬のヒツジで笑みを浮かべてもらえたらという気持ち、笑顔を忘れない1年であってほしいと願いを込めた」と説明した。
角野敦彦駅長は「駅構内でお客さまがけがをしたり、職員に労災が発生することも一切なく、絵馬に守っていただいたことを実感しております。絵馬のヒツジに負けない笑顔と、ヒツジの毛で包み込むような温かい接客を目標に、絵馬の福々しさに負けないよう職員一同で取り組んでまいります」と語った。
(2026年11月8日付紙面より)
もっと見る
折たたむ
別窓で見る