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各クラブの代表者が感謝状を受け取った=26日、新宮市福祉センター
解散、一本化して再編
予防思想の普及に40年
新宮市婦人防火クラブ

 約40年にわたり活動してきた、新宮市婦人防火クラブの解散と再編に伴う感謝状の贈呈式が26日、市福祉センターであった。市内7クラブから約50人が出席、代表者が感謝状を受け取った。4月からは「新宮市女性防火クラブ」として一本化し活動する。

 市婦人防火クラブは1984(昭和59)年に発足。家庭における火災予防思想の普及活動に取り組んできた。現在は▽王子▽佐野▽三輪崎▽高田▽千穂▽丹鶴▽蓬莱―の7クラブがあり110人が加入しているが、会員数の減少や女性の社会進出など活動環境の変化もあり、佐野と三輪崎を除く5クラブが解散することになった。そこで佐野と三輪崎を一本化、新たにクラブ員も募集し、「市女性防火クラブ」として再編することになった。

 開会に当たり、市婦人防火クラブ連合会の畦越美穂会長があいさつ。「婦人防火クラブは全国的にも高齢化や後継者不足、女性の社会進出などにより解散が相次いでいる。市でも同様に従来通りの活動を維持することが困難になってきた」と実情を説明した。

 4月からの再スタートにも言及。「これまで培った活動の趣旨や成果を大切に、より一層の地域防災に努め、市女性防火クラブとして出発したい。今後も協力を」と呼びかけた。

 続いて、上田勝之市長が式辞。「これまで、地域の防火防災の発展に尽力いただきありがとうございました。来年度以降も活動を継続していただく皆さんは、地域全体の防火・防災意識の高揚に尽力をお願いします」と呼びかけた。

 竹田和之消防長が各クラブの代表者に感謝状を贈呈した。「引き続き地域に根差した防火防災活動にご協力を。活動を継続する皆さんは、地域の防火防災意識の向上に尽力を」と伝えた。

 市女性防火クラブは今後、市民を対象に幅広くクラブ員を募集。交流サイト(SNS)を活用して連絡を行い、地域に根差した活動を行う予定という。問い合わせは、新宮市消防本部予防課(電話0735・21・3326)まで。

(2026年3月28日付紙面より)


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佃奈津代部長(左)へ寄付を手渡す田堀穰也代表社員=26日、古座川町商工会館
地域 エコバッグに感謝し寄付
古座川町商工会女性部へ
HYGGE
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商工会女性部
商工会
 古座川町相瀬で事業所「モノリス」を営む合同会社HYGGE(ヒュッゲ)(田堀穣也代表社員)が26日、新聞紙で作ったエコバッグを提供している町商工会女性部(佃奈津代部長)へ感謝の意を込めて寄付を申し出た。同部は力を入れている日本ライトハウスによる盲導犬育成への寄付に充てたいとし、感謝して受け取った。

 このバッグは部員が十年余り前に受けた研修で教わった方法で手作り。現在も小原惠子さんら部員有志が作っていて、町内で必要としてくれる事業所へ託して活用してもらっている。

 同社はその事業所の一つで、6年ほど前から商品の受け渡しでこのバッグを使っている。お客さまに好評で、バッグだけ売ってほしいと申し出る人もちょいちょいいるそう。商売を心地よくしてくれるバッグがクラフト品として結構な価格で売られていることを知り、それらに見劣りしないほど絵柄にこだわるなどこだわりを感じるバッグをいつも託してくれる部員に感謝したいという思いでこの寄付を申し出ることにしたという。

 この日は田堀代表が町商工会館を訪ね、佃部長へ寄付を手渡した。佃部長によると、バッグだけ売ってほしいという声は同部でもよく受けるそうで、そのときは売り物ではない旨を伝え複数のバッグを見せて好きなものを選んでもらい配っているという。田堀代表は「作る人、自分たち、お客さまのみんなが幸せになっている」とこのバッグの価値をたたえ、佃部長は「そのように喜んでいただけると、部員もやりがいが出る」と感謝し今後もこのバッグを活用し盲導犬育成への支援も含めて広めてほしいと期待した。

(2026年3月28日付紙面より)

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かつて利用されていたクジラの加工品を見学する参加者たち=22日、太地町立くじらの博物館
地域 クジラの新たな価値を求めて
学芸員に学ぶ生涯学習講座
太地町
 太地町生涯学習講座「学芸員とめぐる企画展もったいないから生まれるもの―クジラのアップサイクル―」が22日、太地町立くじらの博物館であった。12人が参加、水産資源としてのクジラの歴史と現状、新たな価値観を求める取り組みなどを学んだ。

 同博物館学芸員の中江環さんが講師を務めた。

 中江さんは、日本人とクジラの関係について「クジラは捨てる所がない、と言うほど日本人の暮らしの中で重要な役割を果たしてきた」と説明。肉、鯨油、皮、歯、ひげなどの部位を食用から工芸品、薬品まで実際にどのような製品にしていたか紹介した。

 その上で19世紀に米国で石油が発見されて以降、捕獲のコスト面と漁獲規制などから鯨油産業は衰退、他の加工品産業も安価な代替品によって下火となり、日本でもクジラの資源としての価値が低下していったと解説した。

 現在は加工の際に出る鯨油などの廃棄を「もったいない」とし、新たな利用法を模索する動きのあることにも触れた。

 講義後、参加者は館内に展示してある鯨油やせっけん、マーガリンやテニスラケットの網の部分(ガット)など過去に製造されていた製品を見て回った。クジラの新たな利用法の取り組みとして、鯨油の欠点である独特の臭気を化学的に解決したせっけんや、油彩絵の具として利用しているアーティストの作品なども見学した。

 最後に全員で鯨油の搾油を体験。アルミカップに入れた脂肪付きのクジラの皮をホットプレートで熱し、出た鯨油を容器に入れて持ち帰った。

 参加した女性は「中江さんのお話がとても分かりやすく、展示品を見ながらの説明も良かった。おみやげにもらった鯨油を眺めながら、新しい使い道はないか考えてみたい」と話していた。

(2026年3月28日付紙面より)

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