那智勝浦町の将来目標や行政施策や基本構想、実施計画などを盛り込んだ最上位計画「第11次那智勝浦町長期総合計画」。2026年度から31年度までの5年にわたって実施されるに当たり、町内の有志らで構成される審議会(上地秀和会長)は20日、堀順一郎町長に審議会の意見を取りまとめた答申書を提出。上地会長が答申内容を読み上げ、町の方針を委ねた。
21年度から始まった第10次計画が今年3月いっぱいで終了する。第11次計画は、社会情勢の変化や情報通信技術の進歩、人工知能(AI)・デジタルなどの新技術の社会実装、住民ニーズなどさまざまな要素を踏まえて構成し、町の進むべき方向性を示す必要がある。答申書は、町民から意見を吸い上げる「町民ワークショップ」やパブリックコメントによって広く意見を吸い上げてまとめられた。
審議会からの答申内容は①基本構想に掲げた「町の将来像」の実現に向けて、町民、各種団体、民間事業者および行政などのまちづくりを担うさまざまな主体が一体となった協働のまちづくりの推進に努める②時代の潮流や国の動向などの変化に対応しつつ、町民ニーズを的確に把握し本計画を推進するとともに、あらゆる機会・手段を通じて計画の周知に努める③中長期的な財政シミュレーションや各種施策の優先度や有効性を総合的に判断し、健全で持続可能な財政運営を図る④地方創生の観点から実効性の高い計画とされる「総合戦略」との関係が深いことから、本計画の基本計画に「第3期那智勝浦町総合戦略」を包含している。このため、基本計画に記載の各指標や施策などについてはPDCAサイクルによる毎年度評価・検証の実施に努める―こと。
上地会長は、答申書をまとめるまでに協力してくれた各位に感謝を示し「より良い那智勝浦町にするため、計画案を基にした事業を」と要望。これを受け、堀町長は「町民一体となったまちづくりを進めたい」と応じた。
今後、町は3月議会で計画案を上程。議決されれば製本化を進め、役場や支所などで閲覧できるようにしていく予定だという。
(2026年2月22日付紙面より)
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