2025年度串本ふるさと大使会議が15日、串本町くじ野川にあるレストラン空海であった。今回はエルトゥールル号135周年追悼式典に合わせての実施。9人が出席し行事の一端へ触れるなどしつつ情報収集や意見交換を重ねるなどした。
同大使は、町にゆかりがあり社会的影響力を有する人材に町をアピールしてもらう目的で町長が委嘱。同日付で1人が新たに着任し現在18人がそれぞれの立場で目的の達成を意識し献身している。
会議は町長など町関係者とじかに情報や意見を交換し串本のまちづくりに寄与する目的で年1回実施。コロナ禍に伴う休止を経て前々年度から町内の主要行事に絡めて開く形で再開し、本年度は町がトルコ共和国の大使館と共催する日本トルコ友好記念事業(前述した式典を含む)への列席を前提にして参集を誘いかけた。
当日は▽中谷和夫さん(元サントリーホールディングス役員)▽濵野晃吉さん(株式会社経営センター取締役社長)※矢代依夫人同伴▽南瑠霞さん(株式会社手話あいらんど代表取締役)▽石垣績さん(富士フイルムホールディングス株式会社)▽前田裕子さん(株式会社ジェティ代表取締役)▽平野啓子さん(語り部・かたりすと・朗読家で大阪芸術大学教授)▽太田卓利さん(株式会社TAKUTO代表取締役)▽大瀬戸豪志さん(元立命館大学教授で元弁護士)▽そらなさゆりさん(釣りタレントで同日着任)―が出席。町側から田嶋勝正町長、平井治司副町長、名田倍也・企画課長、町議会の芝山定史議長、県議会の佐藤武治議員らが同席し、代表して田嶋町長はふるさと納税(=町まちづくり応援寄付)の実績や10年前の映画「海難1890」制作に対する同大使の献身に改めて感謝し「これからも皆さんの力を借りながら町の発展に頑張りたい」、芝山議長もまちの魅力を発信する上での忌憚(きたん)なき意見をぶつけ合う会議になればと期待を寄せて同大使の参加を歓迎した。
以降は佐藤議員による乾杯の発声で弾みをつけ、会食を交えて懇談。以降、同大使は都合がつく範囲で宇宙ふれあいホールSora―Miru見学や日本トルコ友好135周年コンサート鑑賞、日本トルコ友好記念レセプションやエルトゥールル号135周年追悼式典への出席をするなどした。
(2025年9月18日付紙面より)
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