那智勝浦町体育文化会館入り口前に設置された道標モニュメントが2日、公開された。交流協定都市であるスペイン・ガリシア州フィステーラ市をはじめ、友好都市の北海道美瑛(びえい)町、長野県上松町、国際姉妹都市の米カリフォルニア州モントレーパーク市などの方角と距離が記載されている。
那智勝浦町とフィステーラ市は、世界遺産の巡礼道間の交流を発展させるため2024年1月に協定を締結している。
同市は、人口約4700人(20年時点)の漁業が盛んな町。フィステーラは「地の果て」を意味し、南端にあるフィステーラ岬はサンティアゴ巡礼路の最終的な目的地の一つとされている。これまで巡礼者たちは岬で巡礼を終え、自らの服や靴を燃やす慣習があったが、現在は環境保護の観点から禁止されているという。
那智勝浦町との関係は▽熊野那智大社が平安時代における熊野詣での最終目的地であり、同市はサンティアゴ巡礼路における最終目的地である▽ともに漁業の町である▽5月17日ごろと7月25日ごろの年2回、同町の日の出と同市の日の入りのタイミングが重なる瞬間がある―など共通点も多いという。
今年8月に堀順一郎町長とルイス・マヌエル・インスア・ラゴ市長がウェブ対談した際、フィステーラ岬にある道路標識に那智勝浦町が記載されているということを受け、同町も早速その思いに応えた。体育文化会館からはるか西に1万792㌔、交流協定都市・フィステーラの文字が記されている。
道標モニュメント近くの勝浦こども園に通う4・5歳児が除幕し、歌で記念すべき一幕に花を添えた。
堀町長は子どもたちへ「大きくなったらフィステーラ市に行って友達をつくって」と呼びかけた。
(2026年11月7日付紙面より)
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