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多くの観客を魅了した新宮花火大会=13日、新宮市の熊野川河川敷
熊野川舞台に6万人魅了
第64回新宮花火大会

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熊野徐福万燈祭
徐福万燈祭
花火大会
 熊野徐福万燈祭「第64回新宮花火大会」が13日夜、新宮市の熊野川河川敷であった。約️6000発の花火が次々と打ち上がり、川面に映る光とごう音が真夏の夜を彩った。夏の風物詩として親しまれ、市内外から訪れた約6万人(主催者発表)が色鮮やかな大輪を満喫した。

 大会は、秦の時代に中国から渡来したと伝わる徐福の遺徳をしのび、地域の平和と発展を祈願して始まった歴史ある行事。前日の12日には同市の徐福公園で徐福供養式典が営まれ、地元関係者らが冥福を祈った。

 この日は花火の打ち上げに先立ち、新宮仏教会による初精霊供養が厳かに行われた。上田勝之市長は「この花火大会は徐福さんの御霊(みたま)と当地の初精霊をお慰めするため、回を重ねてきました。大きな特徴であった『流し』を今年も引き続き、実施します。例年同様、人気の高い水上スターマインやナイアガラ、ミュージックスターマインなど数々の素晴らしい花火を準備しています。熊野川を舞台に夜空に咲く大輪の花を心ゆくまでお楽しみください」とあいさつした。

 追善早打ちを皮切りに花火大会が幕を開けた。開始直後、雨に見舞われたものの、熊野川と山々を背景に、音楽と花火が一体となったミュージックスターマインや、川面を鮮やかに染め上げる水上スターマイン、息つく間もなく打ち上げられる同時早打ちが続き、観客席からは大きな歓声と拍手が湧き起こった。

 名物のナイアガラは、新熊野大橋上流側から次々と色が変わる火花が滝のように流れ落ち、熊野川の水面を幻想的に照らし出した。

(2026年8月15日付紙面より)


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音頭に合わせて舞を楽しむ=13日、那智勝浦町の市屋地区公民館
地域 盆の供養に感謝を込めて
市屋地区で盆踊り大会
那智勝浦町
 「盆の供養に感謝を込めて 老いも若きもこよいは踊る」。那智勝浦町の市屋地区で13日、盆踊り大会が開かれ、地域住民や帰省中の家族ら約100人が歌に踊りに、にぎやかな盆の一夜を過ごした。かつて盆踊りは太田地区の市屋、下和田などで行われていたが、現在は市屋にしか残っていないという。

 4部構成で開かれ、1部は民謡踊りでスタート。2部は地域に古くから伝わる「地踊り」で、3部は飛び入りも歓迎のカラオケ大会。4部ではお楽しみ抽選会があり、飲み物やかき氷も振る舞われた。

 盆踊りは「炭坑節」「めはり音頭」「東京音頭」で輪になり、地踊りでは太田地区に伝わる「鈴木主人 白糸くどき」を踊った。多くの子どもたちも加わり、世代を超えて盛り上がった。

 カラオケ大会では参加者が自慢の歌声を披露し、97歳の女性も「桧」を歌い上げた。フラダンスなどもあり、最後は豪華抽選で締めくくった。

 市屋で生まれ育った引地悠登さん(23)は「子どもの頃から参加しているので当時の方々を思い出します。僕たち若手が、地域の踊りを守っていかなければならないと思います」と語った。

 音頭取りを務めた東佐平さん(82)は「これほど多くの皆さんが参加してくれ、大変うれしく思う。途切れていた盆踊りを1996年に復活させ、今年で30年の開催となる。当初4人の音頭取りがいたんですが私一人になった。昔ながらの行事をこれからも引き継いでいきたい」と語っていた。

 地区には「鈴木主人 白糸くどき」や「シャシャ坊くどき」が古くから伝わる。昔ながらの盆踊りメロディーに、引地貞子さんが地元の池の歴史にまつわる歌詞を付けた「与根河の池音頭」も歌われている。

(2026年8月15日付紙面より)

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テープカットに臨む東谷洞雲住職(右端)=10日、和歌山市の和歌山県立博物館(串本町教育委員会教育課提供)
地域 特別展「蘆雪生動」始まる
県立博物館で9月23日まで
和歌山県
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 和歌山市にある県立博物館で11日、特別展「蘆雪(ろせつ)生動 南紀無量寺への旅」が始まった。近世の絵師・長沢蘆雪(1754~99年)とのゆかりがある五つの寺が所蔵する障壁画を紹介する企画で、展示内容を適時変更しつつ9月23日(水・祝)まで実施する。

 蘆雪は師匠の円山応挙に代わり1786年、宝永地震による被災から再建した無量寺・成就寺(以上串本町)・草堂寺(白浜町)を巡りその場で迫力と愛嬌(あいきょう)を感じさせるふすま絵を描いて託した。この特別展は無量寺境内にある美術館「串本応挙芦雪館」収蔵庫の改修に伴い収蔵する「虎図」「龍図」など障壁画群55面一式が県立博物館へ一時寄託される機会を捉えて計画された。

 前述した三つの寺に高山寺(田辺市)と薬師寺(奈良県奈良市)を加えて作品を集めて紹介する内容。期間を前期と後期に分け、さらに各期を2期に分けて展示替えをし全容公開を形にするとしている。詳細は=別枠=のコード先を参照。実施に合わせて記念講演会や博物館講座、展示解説やこどもむけ鑑賞会、けんぱく・こどもゼミといった行事もある。

 串本町や同町教育委員会なども後援。開始を前に今月10日は開会式と内覧会があり、同町関係では田嶋勝正町長や県議会の佐藤武治副議長、無量寺の東谷洞雲住職や壇信徒(だんしんと)総勢22人が参加し、代表して東谷住職が宮﨑泉県知事らと共にテープカットをするなどした。

 今月16日(日)までと9月15日(火)から23日までは「虎図」と「龍図」を同時展示。その半ばは「虎図」の裏面「薔薇(ばら)図」、「龍図」の裏面「唐子遊図」へと展示替えする。今月13日現在、収蔵庫の改修は順調に進んでいて、10月末ごろには障壁画群が収蔵庫へ戻る予定。東谷住職は「県立博物館は高校生以下と65歳以上は入館料無料だそう。大勢の皆さんに障壁画群をご覧いただき、長沢蘆雪や歩んだ道を知っていただければ」と話している。

(2026年8月15日付紙面より)

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