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昔懐かしい硬券切符デザインの乗車記念証
乗車記念証の配布を開始
新宮駅着のくろしお乗客限定

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神倉神社
 特急くろしおを利用してJR新宮駅に到着した人を対象にした「乗車記念証」の配布が同市観光協会で始まっている。初日の1日には特急くろしおの乗客が同協会を訪れ、昔懐かしい硬券切符に似せた記念証を受け取り、旅の思い出としていた。

 きのくに活性化センター(西川一弘事務局長)が企画し、紀勢本線活性化促進協議会新宮白浜区間部会の協力で実現。乗車当日もしくは前日の特急くろしおの特急券(無効印を押した紙の特急券や、チケットレス特急券の提示用画面など)を提示することで1人につき1枚受け取りが可能。

 記念証は硬券切符時代の特急くろしお号の特急券を基本にしたオリジナルデザインで、表には乗車した日付、号車、席番号や出発駅、出発時刻を記入できるようにしており、旅行の思い出の品として保存が可能。裏には紀勢本線が電化されるまで走っていた「キハ81系」車両が描かれている。

 また配布期間中の特定日には、記念証に昔の改札のはさみで切れ目を入れる入鋏(にゅうきょう)などを行うイベントも実施予定とのこと。

 鉄道と旅行、熊野の土地が好きだという大阪府の小森健史さん(30)が、一般配布の1枚目となる番号「0051」を受け取った。「まさか1枚目をもらえるとは思っていなかったです。最寄り駅は日根野ですが、せっかく記念証をもらうのだからと始発の新大阪から乗りました。日帰りですが新宮城や速玉大社、神倉神社など、新宮の歴史に触れ、楽しんで帰ります」と笑顔を見せていた。

 記念証の配布期間は12月20日(日)まで、枚数は先着1000枚で配布数に達した時点で早期終了の場合もあるとのこと。

(2026年10月3日付紙面より)


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櫂の仕上がり具合をチェックする谷上嘉一さん=1日、紀宝町北檜杖
祭礼 御船祭に向け櫂80本完成
川舟大工・谷上さん、早船競漕前に
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熊野速玉大社
御船祭
例大祭
大祭
 熊野速玉大社の例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」における「御船祭(みふねまつり)」(16日)に向け、早船競漕(きょうそう)で使う櫂(かい)の製作が、谷上嘉一さん(84)=紀宝町北檜杖=の作業場で進んでいる。8月上旬から約2カ月かけて80本を製作し、祭りを前にほぼ準備を終えた。

 谷上さんは各地区の要望に応じ、例年80~100本ほどの櫂を製作。練習で舟と接触する部分が傷み、折れることもあるため、祭り本番にはほとんどのチームが新品の櫂で出場するという。

 舟作りの技術を全て独学で身に付け、現在、熊野川流域で唯一の川舟大工として製作を続ける。櫂は軽くてしなりのある地元産シイの厚板を削り、熟練の技で仕上げる。

 長さは185~195㌢。ヒナと呼ばれる水かき部分は幅約21㌢で、柄を取り付けて完成する。早船競漕では、全長8・9㍍、幅1・4㍍の木造船9隻に乗り込み、順位を競う。

 祭りを間近に控え、谷上さんは最後の仕上げを進めており「長い伝統ある祭り。後継者をどんどん育てて、みんなで盛り上げてほしい」と話した。

(2026年10月3日付紙面より)

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