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地蔵茶屋付近の山林で目撃されたクマらしき動物(那智勝浦町森林組合提供)
色川にクマらしき目撃情報
熊野古道、大雲取越の山林で
那智勝浦町

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森林組合
 那智勝浦町の色川地区で4日、クマらしき動物の目撃情報があった。場所は同町から新宮市熊野川町にまたがる熊野古道、大雲取越の途中にある「地蔵茶屋」付近の山林。同町では新宮市など関係機関と情報を共有し、観光客など古道を歩く人たちに注意を呼びかけている。

 同町農林水産課によると、クマらしき動物が目撃されたのは午前8時30分ごろで、同町森林組合職員からの通報によるもの。体長約1・1㍍、推定体重は70~80㌔ほどで、1頭のみを確認。動物は職員を見ると谷の方に逃げたそうで、けがなどはなかった。

 通報を受けた同課では同じく大雲取越の出口となる新宮市や新宮保健所、県、新宮警察署など関係機関と情報を共有し、詳細を確認中だが、同町観光企画課では通報を受けた当日に大雲取越の入り口がある那智高原公園や地蔵茶屋など、計5カ所に看板を設置して注意喚起をしている。

 新宮市では以前から古道の出口となる熊野川町小口周辺でクマらしき動物の目撃情報があり、看板などで注意を呼びかけている。今回の目撃を受け、観光案内所などでも口頭での注意喚起を行っているとのこと。

 同町農林水産課では「大雲取越は古道でも特に山深く、動物たちの生息地に立ち入ることになるので、常に注意が必要なコース。ただ、住宅地などに出没したわけではないので、地域住民の皆さんにはくれぐれも必要以上に過敏な反応をしないようお願いしたい」と呼びかけている。

(2026年6月7日付紙面より)


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参列者がたるに南高梅を入れた=6日、熊野本宮大社
地域 不作乗り越え発展祈る
振興団体が「梅の日」式典
熊野本宮大社
 熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で6日、「梅の日記念式典」が営まれた。田辺市やみなべ町など、梅産地の各団体でつくる「紀州梅の会」(真砂充敏会長=田辺市長)の会員や関係者ら約50人が参列。紀州南高梅の3年連続不作を乗り越え、豊作や業界の発展が訪れるよう祈願した。

 梅の日は1545年6月6日、雨が降らず人々が困っていたことを知った後奈良天皇が賀茂神社例祭(現在の葵祭)に梅を奉納し祈ったところ、大雨が降り出し五穀豊穣(ほうじょう)をもたらしたという故事にちなむ。梅が実り、収穫が本格的に始まる時季にも当たる。

 同会は1969年に設立され、県内産地の首長や生産者組合らで組織。2006年に毎年6月6日を「梅の日」と定め、同大社やみなべ町の須賀神社、京都府の賀茂神社下鴨神社に梅を奉納。東京都などでもさまざまなキャンペーンを催してPRを実施している。

 同会が田辺産の紀州南高梅30㌔を奉納した。式典では、神前で九鬼宮司と参列者らがたるに梅、塩、お神酒を入れる「梅漬けの儀」を営んだ。この日漬けた梅は同会がいったん持ち帰り、梅干しとして完成させた後に改めて同大社に納める予定となっている。

 式典を終え九鬼宮司があいさつ。南高梅の3年連続不作を念頭に「いろんな思いで今日を迎えたと思う。南高梅は大事な県産品。(生産が)未来永劫(えいごう)続くようお願い申し上げる。発展を祈る」と話した。

 主催者を代表し、紀州田辺梅干協同組合の前田雅雄理事長もあいさつした。3年連続の不作について「今年もつらいことに。厳しい時だが、各位が努力や工夫や辛抱で乗り越えたい。関係者の指導とべんたつをお願いします」と呼びかけた。

 最後には参列者らに梅ジュースが振る舞われた。田辺市の県立神島高校の2年生女子3人も、平安衣装を着て参拝客に梅を配るなど、PRに協力した。

(2026年6月7日付紙面より)



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「風伝おろし」をデザインしたキーホルダー
地域 「風伝おろし」キーホルダーに
地域の魅力発信へ無料配布
R・Linkグループ
 ㈱R・Link Corporationなどで構成する「R・Linkグループ」(椋野玲史代表)はこのほど、御浜町の名所として知られる「風伝おろし」をデザインしたオリジナルキーホルダー700個を製作。同町上野の農産物直売所「さぎりの里」、阿田和の道の駅「パーク七里御浜」で無料配布している。

 地域の魅力を広く発信し、観光PRにつなげることが目的。キーホルダー表面には、御浜町の水田に映る幻想的な「風伝おろし」の風景写真を採用した。写真は南紀グリーンハウスの芝崎裕也さんが撮影。自然が織りなす神秘的な景観が美しく表現されている。

 裏面には「風伝おろし」をモチーフにしたオリジナルキャラクター「風伝霧子(ふうでんきりこ)」をデザイン。キャラクターは熊野市出身の森本繁史さんが制作したもので、親しみやすいデザインを通じて、若い世代にも御浜町の魅力を知ってもらいたいとしている。

 R・Linkグループでは「御浜町の素晴らしい自然景観を多くの人に知っていただき、観光や地域活性化につながればうれしい。地元の魅力を次の世代へ伝えていきたい」と話している。

 「風伝おろし」は、御浜町の山間部にある尾呂志地区で見ることができる自然現象。10月から3月ごろにかけて発生し、特に昼夜の寒暖差が大きかった日の翌朝に現れやすいとされている。

 日中に暖められた山肌が夜間に冷やされることで朝霧が発生し、その霧が山を越える高さまで達した際、尾呂志側へ風が吹くことで、滝のように霧が流れ落ちる幻想的な光景が生まれる。

(2026年6月7日付紙面より)

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