紀州愛蘭会(杉岡昇会長)が現在、新宮市の佐野会館で「寒蘭展示会」を開いている。会員が丹精込めて育てた美しい蘭104点が並んでいる。期間は23日まで。
同会は紀州産の春蘭や寒蘭を中心に、各種東洋蘭の培養・観賞・普及・保存を目的に活動。毎年3月に春蘭展、11月に寒蘭展を開催しており、今回は地元のほか、和歌山市、九度山町、三重県津市、松阪市からも出品があった。
会場では、開場と同時に会員らが訪れ▽紅花▽青花▽更紗花▽白花・青々花▽柄物・変わり花▽紀州産未登録花▽小品鉢▽各地産銘花―の各部門で審査・投票を行った。
杉岡会長は「今年は夏の暑さの影響で開花が例年より10日ほど遅れたが、力作ぞろい。遠方から3、4時間かけて持ち込んでくれる方もいる。愛好家同士が顔を合わせられるのも楽しみの一つ。多くの方に見に来てもらえれば」と話していた。
(2025年11月23日付紙面より)
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