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県代表として関西吹奏楽に出場する近畿大学附属新宮高校・中学校吹奏楽部(同校提供)
近大新宮が県代表で関西へ
新宮高は6年連続の金賞
和歌山県吹奏楽コンクール

 近畿大学附属新宮高校・中学校と和歌山県立新宮高校が「第62回和歌山県吹奏楽コンクール」(和歌山市)の高校小編成部門で金賞を受賞した。近大新宮は県代表として「第76回関西吹奏楽コンクール」(24日、滋賀県彦根市)に出場する。

 高校小編成部門には両校をはじめ10校が出場。近大新宮は、7年前に先輩が演奏した「斐伊川に流るるクシナダ姫の涙」を生徒たちが選曲した。海の神スサノオが、クシナダ姫を守るため、八つの頭に八本の尾を持つ大蛇ヤマタノオロチを退治する出雲神話「ヤマタノオロチ退治神話」より、物語のヒロイン、クシナダ姫にスポットを当てた曲。中高生部員23人で演奏した。

 8回目の金賞、2年連続3回目の関西大会出場に西谷音歌部長(2年)は「去年からずっと練習してきた曲で、自信を持って演奏できた。金賞で関西を目標にしていた。前部長の大植心晴さんがみんなを励ましてくれた。関西大会に出場できなかったら3年生3人は引退になっていたので、3年生と一緒に演奏できることを楽しみたい」と話した。

 新宮高校は、部員は3年生3人、2年生7人、1年生15人。22人で「吹奏楽のための小狂詩曲」を演奏し、6年連続の金賞を受賞した。

 演奏したこの作品は「大栗裕作曲 吹奏楽のための小狂詩曲 1966年度全日本吹奏楽コンクール課題曲 高校・大学・一般・職場の部」として、66年に音楽之友社から出版された。

 仲桜良部長(2年)は「最後に3年生と一緒に良い演奏ができてよかった。舞台に立った時は緊張したけど、演奏中は楽しかった。前部長の上野日和さんら3年生は不安な時や練習でうまくいかない時に、頼りになる優しい先輩。もう一度、演奏できることを楽しみにしています。今は不安でいっぱいですが、みんなに頼られる部長になれるように頑張りたい」と語った。

 3年生はコンクールで引退し、来年3月の定期演奏会で最後のステージに立つ。

(2026年8月22日付紙面より)


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黒皮のスイカに挑む園児=20日、古座川町立高池保育所
教育 全員でスイカ割りに挑戦
奥根公平さんからもらい
高池保
 古座川町立高池保育所(中根友希所長、園児21人)が20日、池野山在住の奥根公平さん(92)と一緒にスイカ割りに挑戦した。

 野菜作りを楽しみとしている奥根さんは今年、黒皮のスイカの栽培に挑戦して約30個の実りを得たそう。一夏で食べきれる量ではなく、老人クラブの仲間や常設型サロン「集いの場陽だまり」など方々(ほうぼう)へお裾分けする中で、同保育所へも声をかけたという。

 この日は食用として約10㌔の食べ頃を迎えたスイカと、この機会にスイカ割りを体験してもらおうと少し小さめのスイカの計2個を持って来園した。奥根さんから体験用のスイカをもらった園児は早速重さを測り、5・9㌔もあることに驚きつつ▽どうしてしましまじゃないのか▽いくつ実ったのか―など気になったことを質問。遊戯室にブルーシートを敷き、その上で年長児から順にスイカ割りに挑戦した。

 雨やカラスの食害に強く育てやすいのが黒皮のスイカの特色。棒が当たってもなかなか割れず、最初は目隠しをして挑戦していた園児も21人全員が挑戦した後は目隠しなしで全力の一撃、さらに年長児5人が力を合わせて挑んだがそれでもかなわず、先生に少し切れ目を入れてもらいようやくたたき割ることに成功した。その達成感が冷めないうちに、冷やしておいた食用のスイカを味わった。

 園児は「固かった」「大変だった」「手が痛かった」「疲れた」と正直に感想を伝えつつ、スイカをくれた奥根さんにお礼を言って体験を終了。奥根さんは「配った先の皆さんが喜んでくれて良かった。この先体力が続くかどうか心配だが、来年も元気に作れたらまた届けて子どもに楽しんでもらいたい」と話し、地域の子どもが一生懸命に頑張る姿を見るひとときを喜んだ。

(2026年8月22日付紙面より)

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空亀の隊員が大型ドローンを操縦して物資を輸送=20日、紀宝町の成川防災備蓄倉庫
防災 町無人航空機隊「空亀」を結成
物資輸送用大型ドローンも導入
紀宝町
 紀宝町は20日、町無人航空機隊「空亀(SKYカメレンジャー)」を結成した。導入した物資輸送用大型ドローンによる物資輸送も披露。ドローンの機動力と隊員の操縦技術を生かし、地域住民の安全・安心を空から守っていく。

 町では南海トラフ地震をはじめ、台風や豪雨、土砂災害などさまざまな災害への備えを進めている。大規模災害では道路が寸断され、地域が孤立することも想定される。職員が現地に入り状況を確認したり、車両で物資を運んだりすることが困難になるほか、安全の確保も課題となる。

 こうした状況でドローンを活用すれば、人が立ち入ることが難しい場所でも上空から被災状況を確認できる。行方不明者の捜索や食料、医薬品、災害対応資機材などの支援物資の輸送も可能で、職員の安全を確保しながら災害対応に当たっていく。

 町は現在、ドローン4機を保有。これまでも情報収集手段の一つとして活用してきた。今後は物資輸送用大型ドローンに加え、本年度購入予定の災害時児童情報収集ドローンなどを活用し、災害対応の重要な手段として位置付ける。

 「空亀」は、飛行に必要な関係法令や安全管理の知識を学び、訓練を受けた町職員30人で構成。2人が国家資格の二等無人航空機操縦士を取得している。災害時に迅速かつ安全に活動できるよう、今後も操縦技術の向上や災害を想定した訓練を重ねていく。

 山間部や災害現場、孤立地域など車両での輸送が難しい場所への物資搬送を想定した物資輸送用大型ドローンは、物資や資機材をつり下げて運搬できる。最大輸送能力は80㌔、最大飛行距離は12㌔、最大飛行時間は14分。飛行安全機能を備え、雨天時にも飛行できる。

 この日、成川防災備蓄倉庫で二等無人航空機操縦士が大型ドローンを操縦し、物資をつり下げて運ぶ実演を披露した。向井美樹也町長は「犠牲者ゼロを目指し、空からも災害対応を行う町へ」を大きな柱に、今後も防災力の向上に取り組むと述べた。

(2026年8月22日付紙面より)

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