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【検索ステータス】 
2020年12月30日
1 官公庁で仕事納め
 6日間の休業に入る  

 官公庁は28日、仕事納めだった。仕事納め式では各首長らが職員たちの一年の労をねぎらい、新年からのさらなる飛躍に期待の言葉を掛けた。ほとんどの官公庁は1月3日(日)まで6日間の休業となっている。

 新宮市役所別館で行われた式には、久保智敬市議会議長、東原伸也副議長をはじめ職員約40人が出席。田岡実千年市長は「今年は新型コロナ対策に始まり、コロナ対策に終わった一年だった」と職員のコロナ対策への対応や市民の協力に対し感謝を述べた。

 また、来年は今年以上に厳しい状況が予想されるとし「コロナの影響で冷え込んだ地域経済再生など、市としても真価が問われる一年となる。今まで以上に熱意を持って、市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちの実現に向けてしっかりと取り組んでほしい」と訓示した。

 尾﨑正幸総務部長が、市が講じた新型コロナ支援や姉妹都市・宮城県名取市の「名取市復興達成宣言」など、今年の出来事や主な事業などを振り返り紹介。

 向井雅男副市長が「ゆっくり英気を養い、自分が感染していることに気付かないうちに誰かにうつしてしまうという危険性があることも認識しユニバーサルマスク(無症状の人も含めたマスクの着用)の徹底を」と呼び掛けた。

(2020年12月30日付紙面より)

職員らを前に田岡実千年市長があいさつ=28日、新宮市役所
2020年12月30日
2 市民の安心守り新しい年を
 消防本部と消防団が年末警戒  (新宮市 )

 市民らが安心して新年を迎えることができるようにと、新宮市消防本部(越水薫消防長)と同市消防団(竹内由定団長)は28日から消防年末警戒に当たっている。

 火を使用する機会の多い年末の火災予防啓発と警戒を行うことにより地域住民の防火意識の高揚を図ることを目的に、この時季に毎年実施している。市消防本部は市全域、消防団は各分団の担当地区の巡視や防火広報に取り組む。

 同日夜にあった出陣式は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため参加団員の人数を制限して実施。市消防本部では旧市内七つの消防団から29人が出席した。

 整列した団員らを前に、田岡実千年市長は日頃の活動に対し感謝を述べ「健康に留意し、市民の皆さまが安心して年末をお過ごしいただけるよう尽力を」と呼び掛けた。

 久保智敬市議会議長は「新年に向かって火を使うことが多くなり油断できない状況になるが皆さま方のご尽力に期待する」。濱口太史・県議会副議長は「コロナ禍で自宅で過ごす人も多い。市民のためにも火の取り扱いに対する注意喚起を」。

 小畑博昭・新宮警察署長は「年末年始に当たり警察でも特別警戒を行っている。今後も連携を密に、市民の安全を守っていければ」と協力を求めた。

 式後、団員らは消防車両に乗り込み、市長らに見送られる中担当地域へ出発。30日までの3日間、午後8時から11時まで市内を巡視し、地域住民の防火意識の高揚を図る。

 那智勝浦町消防団では29、30日の2日間にわたり年末特別警戒を実施する。新型コロナ感染拡大防止のため、町長巡回を中止し、各団3密を避けるため出動人員を減らして取り組む。

(2020年12月30日付紙面より)

田岡実千年市長らに見送られ新宮市消防本部を出発した=28日夜、新宮市消防本部
7団29人が出席した
2020年12月30日
3 一瀬里山会が高津気視察
 くまの里山と交流図る  (那智勝浦町 )

 休耕地の再生や地域活性化などに取り組む「くまの里山」(西美恵子代表)が活動する那智勝浦町高津気地区にこのほど、上富田町の一瀬里山会が視察に訪れた。西代表が自身の団体の取り組みを紹介し、交流を図った。

 「くまの里山」は2007(平成19)年に組織された「高津気竹灯りの会」が母体で数年前に「くまの里山」に改称。農業を身近なものとし、里山に残る食文化や先人の教えを次世代につなぐとともに、耕作放棄地の再生やしし垣の保全、里山の保存のために活動している。

 一瀬里山会は16(平成28)年度に結成され、17(平成29)年度から農業農村活性化支援モデル事業に参画。「地域資源を活用した”おどろきと感動”の地域つくり」と「実践活動を通じて遊休農地の有効活用と地域の活性化」に取り組んでいる。

 主な活動として、休耕田にヒマワリや菜の花を植え、アサギマダラ飛翔のために遊休地を利用し、フジバカマを植栽。棚田米と市ノ瀬産の棚田ゴマを使ったゴマセンベイづくりなど多岐にわたる。

 今回の視察は西牟婁振興局を通じて行われた。オーナー制をピーマンやナスの畑で検討する同会は、すでに制度を取り入れているくまの里山の取り組みを学びにきたという。

 高津気地区の清源寺で作成した資料を基に西代表が活動内容を説明。その後、タマネギ畑も案内した。西代表は「一瀬里山会さんのほうが先進地であり、活動も幅広く勉強させていただいた。『ぜひこちらにも来てください』とお話もいただいている。これを機会に交流を続けていきたい」と語った。

(2020年12月30日付紙面より)

くまの里山の活動を説明する西美恵子代表=那智勝浦町高津気地区(くまの里山提供)
2020年12月30日
4 正月に向け鏡餅作り
 蓬莱の畑地製菓舗  (新宮市 )

 蒸した餅米の湯気が工場内に立ちこめる―。新宮市蓬莱の畑地製菓舗(畑地泰明店主)は27日から、正月用の鏡餅作りを始めた。店員、アルバイトを増員し、朝からつきたての餅を丸めて店頭に並べている。

 作業は31日(木)の午前中まで続き、7~16㌢の8種類の鏡餅を作る。鏡餅の他、ヨモギなどの棒餅やエビ入り、トチの実を使った餅など多様な種類を用意している。

 畑地さんは「鏡餅は硬めにしないと形が崩れてしまう。今年は新型コロナの終息を一心に願い製作に当たっています」と正月用の餅作りに込めた思いを話した。

 日本の伝統・鏡餅は丸く平たい形をした正月用の床飾りで、穀物神「年(歳)神」への供え物であり依(よ)り代(しろ)。その形は「三種の神器」の鏡、玉、剣を表しているといわれる。地方によって異なるが、一般的に1月11日が鏡開き。刃物を使わず木づちなどでたたいて割って食べる。

 正月に餅を食べる習慣は平安時代、宮中で健康と長寿を祈願して行われた行事「歯固めの儀」に由来する。家に床の間が作られるようになった室町時代以降、現在のように供えられるようになった。

(2020年12月30日付紙面より)

手作業で餅を丸めていく=27日、新宮市蓬莱の畑地製菓舗
2020年12月30日
5 もみじ会12月ゴルフコンペ
  
2020年12月30日
6 板谷観来さん、新高Aが優勝
 新宮弓友会納射会  
2020年12月30日
7 6年生が混成6チームで熱戦
 たまたまトルベリーノカップ  
2020年12月30日
8 山口酒店が優勝 第161回職場対抗ボウリング大会 
2020年12月30日
9 お正月の花を生ける  くろしお児で児童8人が  (新宮市 )
2020年12月30日
10 思い出託して送り出す  6年生お別れ試合実施  (串本少年野球連盟 )
2020年12月30日
11 第4回定例会一般質問⑤  串本町議会  
2020年12月30日
12 故障の相談に乗り対応  くしもとおもちゃ病院  (串本町 )
2020年12月30日
13 最大限の警戒感を持って  大畑御浜町長が町民にメッセージ  
2020年12月30日
14 広報紙をスマホでチェック  アプリ「マチイロ」を導入  
2020年12月30日
15 稽古の成果を発揮  毎年恒例の道場内大会  (紀宝剣道 )
2020年12月30日
16 陶器など出土、溝跡も発掘  本年度の鵜殿西遺跡調査  (紀宝町 )
2020年12月30日
17 縁起の良い樹木・ヤツデ   
2020年12月30日
18 お悔やみ情報
  
2020年12月10日
19 マリーゴールドで草花染め
 更生保護女性会が宇久井保で  (那智勝浦町 )

 那智勝浦地区更生保護女性会の会員5人が8日、那智勝浦町立宇久井保育所(山田有美所長、園児83人)を訪問し、5歳児25人と草花染めを楽しんだ。園児たちはマリーゴールドの花を煮出した染色液で木綿の布が染まっていく様子を観察し、完成したオリジナルハンカチを手に笑顔を見せていた。

 同会は青少年の健全育成に努めるとともに、非行や犯罪に陥った人々の社会復帰を支援する団体。愛の協賛金募金や社明啓発活動、地域の子どもたちの見守り、薬物乱用防止啓発活動など、地域に更生保護の土壌をつくり上げる活動を展開している。

 この日は晴天に恵まれ、園庭で作業をした。園児たちはどんな色に染まるのかわくわくしながら鍋をのぞき込み、発色を促進させるミョウバンの化学反応で染色液が濃い黄色に変化すると「うわー」と驚きの声を上げた。

 模様を付けるために輪ゴムで縛った箇所をほどくと「かわいい模様になっている」と喜び、園庭にハンカチを干した。

 同会の丸本弘美さんは「今年は新型コロナウイルス感染症の影響でほとんど活動ができておらず、子どもたちとの交流も久しぶり。元気な姿が見られて良かった」と語った。

 最後に、園児たちから花と手作りの眼鏡掛けのプレゼントがあった。

(2020年12月10日付紙面より)

こんな色に染まったよ=8日、那智勝浦町立宇久井保育所
全員で記念撮影
2020年12月10日
20 飼い主と愛犬の運動会
 犬馬鹿倶楽部恒例の催し  (新宮市 )

 熊野市から串本町までの会員らで組織する犬馬鹿倶楽部(瀧本美鈴代表、会員60人)は6日、新宮市佐野の黒潮公園で毎年恒例の「犬馬鹿大運動会」を開催した。飼い主と愛犬がコミュニケーションを取りながら、障害物競走やリレーなどさまざまな種目に挑んだ。

 同倶楽部によると、運動会は21回目を迎え、月1度のしつけ教室の成果を披露するとともに会員同士の交流を図ることが目的だという。今年3月実施予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から延期となっていた。

 この日は約40頭の犬が参加。午後のプログラム1番目の「おいでおいで」は愛犬がグラウンドの上に準備された犬用玩具やおやつに気を取られず、待機する飼い主の元までたどり着ければゴールという種目。

 スタートを告げる笛の音と同時に飼い主が愛犬の名前を連呼。玩具やおやつに気を取られる犬や、真っ先に飼い主の元へ駆け寄る犬もおり、会場は大いに盛り上がった。その後は水運び競争やあめまきが行われた。

 瀧本代表は「倶楽部を通して会員同士が仲良くなり、犬にとっては集団行動を学んでほしい。今後も会員さんたちに楽しんでいただけたらうれしい」と語った。

(2020年12月10日付紙面より)

飼い主の元へ駆け寄る=6日、新宮市の黒潮公園
さまざま種目が行われた(来場者提供)
2020年12月10日
21 地域の協力得てスイセン植栽
 ウオークラリーで交流深める  (相野谷小・中 )

 紀宝町の相野谷中学校(佐藤光一校長、生徒20人)と相野谷小学校(岩本直樹校長、児童53人)は7日、人権フォーラムを開催。地区住民の協力を得て、児童生徒が小学校近くの土手にスイセンの球根を植えた。協力して作業し、来春に咲く美しい花を楽しみにしていた。

 人権フォーラムは、児童生徒が地区住民と一緒に環境美化活動に取り組むことで、地域の自然を愛する心を育み、つながりを深めることが目的。スイセンの植栽は15年ほど前から始まり、小中合同は5年目。大里、井内両地区の農村環境活動組織が県の交付金を活用して球根を用意した。

 相野川沿いに集合後、原章三さんが「これからも皆さんと一緒に地域に花を咲かせたい。一緒に頑張りましょう」と呼び掛けた。作業は約300㍍間で行い、中学生が掘った15㌢ほどの穴に小学生がスイセン800球を植えた。

 植栽後は小中学生が7、8人でチームを組み、ウオークラリーを開催。同中生徒会の田中楓会長(2年)が「みんなで頑張ろう」とあいさつし、各チームで自己紹介した後、10チームが約2㌔のコースに出発。チームで協力してピンポン球つかみやジェスチャーゲームに挑戦、クイズを解きながらゴールを目指し、交流も深めた。

(2020年12月10日付紙面より)

相野川沿いにスイセンの球根を植える=7日、紀宝町大里
ウオークラリーでゲームに挑戦
2020年12月10日
22 大前の儀営み礼を尽くす
 木葉神社例祭「祢んねこ祭り」  (串本町 )

 串本町田原にある木葉神社(井谷正守宮司)で6日、例祭「祢(ね)んねこ祭り」があった。コロナ禍の情勢を鑑み、今年は本殿大前の儀のみ執行。田原区の和田充旦区長ら11人が代表参列し、井谷宮司と共に主祭神への礼を尽くした。

 この神社は、JR田原駅の北東に位置。木花咲耶姫(このはなさくやひめ)を主祭神とし、古くから「祢んねこの宮」と親しまれ子授け、安産、子安の信仰を集めている。その特色は奉仕にも色濃く宿り、近年は12月第1日曜日に営まれている例祭ではご飯持ちみこや子どもみこ、童子といった子役の奉仕や子守の所作の奉納など他に類を見ない内容が含まれる。その特殊性もあり、県の無形民俗文化財に指定されるところともなっている。

 例祭は大きく▽朝日遙拝行列▽本殿大前の儀▽子守り神事―から成り、子守り神事の口上が例祭の通称の由来となっている。田原獅子保存会の全頭奉納や公民館田原支館の農産物品評会・区民展といった奉賛行事も含めた全体で区内きってのにぎわいを見せ、区内だけでなく出身者の帰省や拝観も多く集めている。

 この状況がコロナ禍の情勢において妥当か、と関係団体で結成する祢んねこ祭り保存会は9月13日の会合で協議し、今年に限り代表参列による本殿大前の儀(子どもみこの奉納を除く)のみとすることを決断。諸奉仕の大半を中止する異例の形で本祭を迎える形となった。

 当日は和田区長、田原獅子保存会の井本悟会長ら、神社役員が代表参列。沸かした釜湯にササの葉を浸しそのしずくで身を清める古式の修祓(しゅうばつ)「湯立ての儀」を経て井谷宮司が祝詞や玉串を神前にささげ、参列者も続いて主祭神への礼を尽くした。

 その他の行事はなかったが本祭に合わせて訪れた人々が本殿大前の儀終了後、開扉された神体をじかに参拝するなどした。和田区長は「このような状況になってしまったのは残念だが、こうして神事ができただけでも良かった。この残念な気持ちを糧にして、来年の再開を盛り上げていけたらと思う。田原も高齢化でお年寄りが多いだけに、コロナだけではなく全てにおいて健康で幸せに暮らせることを願いたい」と思うところを語った。

(2020年12月10日付紙面より)

本殿大前の儀を営み主祭神への礼を尽くす代表参列者ら=6日、串本町田原の木葉神社
2020年12月10日
23 12月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2020年12月10日
24 野球の楽しさ知って
 勝浦ヤンキースが体験会  (那智勝浦町 )
2020年12月10日
25 初日に3人が登壇  新宮市議会一般質問①  
2020年12月10日
26 コロナ対策など16件可決  12月定例会が開会  (那智勝浦町議会 )
2020年12月10日
27 成長した姿に拍手  太田小で学習発表会  (那智勝浦町 )
2020年12月10日
28 古道で奉仕の心学ぶ  日本空手協会県本部が松本峠で清掃活動  (熊野市 )
2020年12月10日
29 忘年会でレクゲーム  ふれあいサロン牡丹  (紀宝町 )
2020年12月10日
30 小さな主役がダンスや演奏披露  飯盛、成川、相野谷保で発表会  (紀宝町 )
2020年12月10日
31 幼年~中学生29人が対戦  第44回防犯少年剣道大会  (串本警察署管内 )
2020年12月10日
32 家計や特産品生産を支援  コロナ対応2事業を発表  (古座川町 )
2020年12月10日
33 作家招き影絵創作に挑戦 町内2カ所でワークショップ (かんりん文庫)
2020年12月10日
34 「謙虚に真摯に取り組む」  岡田秀洋教育長を再任  (那智勝浦町 )
2020年12月04日
35 労働災害の防止目指し
 建設工事パトロール実施  (新宮労基署 )

 新宮労働基準監督署(中前英人署長)は1日、新宮市佐野の株式会社エフオン新宮発電所新設工事現場でパトロールを実施。労働災害防止の啓発に努めた。

 パトロールは年末年始無災害運動(12月1日~1月15日)期間中の取り組みの一環。慌ただしい年末年始において、大掃除や設備の保守点検などの作業が多くなることに加え、積雪や凍結による転倒などの危険が増すなど労働災害発生の危険性が危惧される中、安全管理意識を引き締め、経営者・労働者が一丸となって安全衛生活動を推進し、無災害で乗り切る状況を促すことを狙いとしている。本年度の標語は「きっちり確認 ゆっくり休息 しっかり準備 年末年始無災害」。

 和歌山県の11月10日現在の労働災害件数は781件。昨年同時期から9件減少しているものの死亡事故は6件に増加しており、予断を許さない状況となっている。

 この日は和歌山労働局の片野圭介・労働基準部長と新宮労働基準監督署の松尾駿・労働基準監督官が現地を訪れ▽墜落・転落災害の防止▽建設機械、クレーン等災害の防止▽倒壊、崩壊災害の防止▽火災・爆発等災害の防止▽職業性疾患の防止―などを重点的にパトロールを実施した。

 同社技術統括部の水野泰朗副部長が工程調整会議の実施や、作業エリアや工事車両、重機配置などの調整にデジタル野帳アプリを使用していることなどを説明。施工を行う株式会社大林組からも各種パトロールの実施や情報発信・共有のために現場対応ビジネスアプリを導入しているなどの紹介があった。

 パトロールを終え、片野労働基準部長は「段差などにも配慮されており、きれいに作っていただいている。事故の起こりにくい現場と感じた」などと講評。さらなる安全管理の徹底を求めた。

 同社の発電所は来年秋ごろの完成を予定しており、そこから試運転を経て2022年3月から運転を開始する予定。発電所の定格出力は1万8000㌔㍗で、年間発電量は一般家庭約3万世帯分となる。年間稼働日数は330日(24時間稼働)。燃料として県内や近隣県から調達した木質チップを年間約18万㌧使用する。

(2020年12月4日付紙面より)

建設工事をパトロールした=1日、新宮市佐野
2020年12月04日
36 「力強く、前へ」 来年のえと色紙が完成 (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で2日、来年のえと「丑(うし)」の色紙が完成した。九鬼宮司が7月初旬から墨とポスターカラーで描いていた。色紙は手描き1000枚、印刷2000枚を用意。手書きは元旦以降祈とう(有料)を受ける参拝者らに授与され、印刷は2000円で3日から授与されている。

 手描きの色紙には太陽を背にした黒牛を描いた。牛の輪郭を描く線に、鋼のよろいをイメージした金色を使用し「世界中の人々が難局を取り除きながら新たな一歩を踏み出し、大きく羽ばたくことのできる明るい年であるように」と願いを込め「翔」の文字を書き入れた。

 印刷の色紙には真正面を見据える青牛。背中には「いい一年を」と鏡餅を背負っている。青色に医療従事者への感謝を込め、「よみがえりの地」熊野から新たな出発を興してほしいとの思いから「出発」の文字を添えた。それぞれの色紙に「祈 コロナウイルス終息」の印が金色と銀色で押されている。

 九鬼宮司は「共に新型コロナの終息を願って仕上げた。皆さんが力強く前に進む一年であってほしい」と色紙に込めた思いを語った。

 印刷色紙は郵送も可能(送料別途)。問い合わせは同大社(電話0735・42・0009)まで。

(2020年12月4日付紙面より)

色紙の制作に当たる九鬼家隆宮司(左)=2日、熊野本宮大社
2020年12月04日
37 橋杭海水浴場に防砂ネット
 冬の飛散抑えるため設置  (南紀串本観光協会 )

 南紀串本観光協会(島野利之会長)が3日、会員や関係者の協力を得て串本町くじ野川にある橋杭海水浴場に防砂ネットを設置した。

 環境省「快水浴場百選」の一つに数えられる同海水浴場は、橋杭岩や紀伊大島を望める開放感や良好な水質、絹のようになめらかな砂浜を特色とする。他方、冬場に強く吹き抜ける風で砂が舞いやすく、近隣への飛散とそれによる砂浜の目減りを抑えるためシーズンオフ中にこのネットを設置している。

 この日は中村洋介副会長ら14人が作業に参加。設置場所は遊泳区域内の砂浜で、海岸線に対して垂直となる方向へ高さ約1㍍、幅約12㍍のプラスチック製ネット16枚を約4㍍間隔で張り、過去の使用で破れた部分を取り除いた短めの再利用ネット3枚も追加で設置して約80㍍幅で飛散抑制の対処をした。

 設置期間はシーズンイン直前の来年3月末前までを予定。舞い上がった砂を飛散する前にネットへ当てて落とす仕組みで、例年ネットが半ば埋まるぐらいの飛散抑制効果を発揮している。本年度は県事業により、遊泳期間終了後に砂1100立方㍍が追加されたところ。新たな砂が少しでも飛散抑制できることを期待して作業を締めくくった。

(2020年12月4日付紙面より)

遊泳区域の砂浜に防砂ネットを張る会員や職員、観光関係者=3日、串本町くじ野川
2020年12月04日
38 会員増強などに貢献
 大林さんに全商連会長表彰  (南紀くろしお商工会 )

 女性会員の増強などに貢献したとして、南紀くろしお商工会女性部部長で和歌山県商工会女性部連合会の理事を務める大林幸子さんが全国商工会連合会会長表彰・女性部功労賞を受賞した。2日、那智勝浦町商工会館で伝達式が行われ、同商工会女性部の辻本圭子副部長や中村美紀子副部長、会計の東佳代さんが祝いに駆け付けた。

 同商工会によると、例年、東京都渋谷区のNHKホールで商工会全国大会が開催され、総理大臣や参議院・衆議院の議員などを含む約2000人規模で実施されているという。

 今年は商工会法施行60周年記念の節目の大会だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を縮小して開かれた。コロナの影響を鑑み、和歌山県からは県商工会連合会の代表のみが出席した。

 同商工会に在籍し40年以上が経過した大林さん。女性部の部長は6年目となり、これまで会員増強やさまざまな商工会活動などに尽力してきた。

 女性部として2015年に中小企業庁長官表彰を受賞、その翌年に部員増強の年間実績が1位となり、全国商工会女性部連合会から表彰されている。それらの活躍を含め、県商工会連合会が大林さんを推薦し、今回の表彰に至った。

 同商工会の森川起安会長は「私が会長を務めて19年目だが、このような賞を受賞したのは初めて。私にとっても名誉なこと」と評価。

 「これだけ多くの女性会員を増強できたのは全国でも珍しい。組織にとって大きな力だからこそ表彰されたのだと思う」と語った。

 大林さんは受賞について「商工会の皆さまや女性部の皆さまのおかげ。慢心することなく、これからも高みを目指していく決心であります」と話した。

(2020年12月4日付紙面より)

全国規模の表彰を受賞した大林幸子さん(前列右)と伝達した森川起安会長(同左)、祝いに駆け付けた南紀くろしお商工会女性部の役員の皆さん=2日、那智勝浦町商工会館
2020年12月04日
39 県大会優勝を報告
 那智勝浦少年野球クラブが訪問  
2020年12月04日
40 優勝はKING・Y
 新宮市民スポ祭兼連盟杯社会人大会  (紀南バレーボール連盟 )
2020年12月04日
41 デザインを考え楽しむ  宇久井ビジターで「リース作り」  (那智勝浦町 )
2020年12月04日
42 音楽に合わせ発声実践  スポーツボイス体験会  (新宮市 )
2020年12月04日
43 女性のためのスマホ講座  県シルバー人材センター  (那智勝浦町 )
2020年12月04日
44 感染予防や対策学ぶ  ゆうゆうクラブ女性部が講習会  (新宮市 )
2020年12月04日
45 疫病封じの床浦大明神  大泰寺で年末年始にお札授与  (那智勝浦町 )
2020年12月04日
46 協力して地域をきれいに  緑丘校区クリーン作戦  (新宮市 )
2020年12月04日
47 家族らの応援受けて挑む  高池小が持久走大会実施  (古座川町 )
2020年12月04日
48 スマホのルールを決めよう  インターネット講座  (成川小 )
2020年12月04日
49 事業所で交通安全の推進を  安全運転管理推奨像の伝達式  (紀宝署 )
2020年12月04日
50 元気いっぱい劇や演奏披露  自作の物語を保護者に  (うどの幼 )
2020年12月04日
51 高齢者等見守り活動を  2事業者と協定を締結  (紀宝町 )
2020年12月04日
52 お悔やみ情報