ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:33件の記事がありました
【検索ステータス】 
2020年12月24日
1 SNSで熊野の魅力発信 熊野サステナブルツーリズム (和歌山リビング新聞社)

 和歌山県内でフリーペーパーやウェブメディア「ロカルわかやま」などの事業を展開する株式会社和歌山リビング新聞社は22日、新宮市で日帰りモニターツアー「世界遺産新宮三社巡り&熊野古道を徹底ウオーク」を開催した。参加者らは神倉神社や熊野速玉大社、阿須賀神社などを巡り、各自の会員制交流サイト(SNS)に画像を投稿するなどしてまちの魅力を発信した。

 新型コロナ禍でも持続可能な交流型観光(サステナブルツーリズム)を推進することを目的に、同社では環境省「国立・国定公園への誘客の推進事業」の採択を受け、熊野地域において新たな自然体験型観光の整備に取り組んでいる。

 モニターツアーは、インフルエンサー(SNS情報発信者)を対象に同市、那智勝浦町、古座川町、串本町、すさみ町の5市町で企画。ツアーを通して参加者が情報発信することによる当地方の幅広い魅力拡散を狙いとしている。ツアー参加費は同事業から全額が補助されている。

 この日のツアーでは県内外から6人が参加。ナビゲートを市登録ガイドの福田美紀さんが担った。

 JR新宮駅に集合した参加者らは自己紹介を済ませ徒歩で神倉神社へ。赤嶋惠子さん扮(ふん)する熊野比丘尼(びくに)の曼荼羅(まんだら)絵解きでまちの歴史などを学び、石段を上り参拝した。

 その後、参加者らは熊野速玉大社で正式参拝。めはりずしの昼食に舌鼓を打ち、熊野古道・高野坂を歩くなどしてまちの歴史と自然を体験する機会とした。

 海南市から参加した大北美年さんは「熊野はあこがれの場所。ただ観光するだけじゃなく、こうして説明していただけるととても勉強になる」と笑顔。

 絵解きに関して「時代を超えて物語が意識されていてすごいと思う。一度途絶えたものが今でも継承されていることが素晴らしいと思います」と話していた。

 同社は、「ロカルわかやま」の熊野エリア版サイト「ロカルくまの」(https://rokaru-kumano.jp)をこのほどオープン。当地方のレジャーや地域情報などを発信している。

(2020年12月24日付紙面より)

曼荼羅絵解きや古道歩きなどを通して学びを深めた=22日、新宮市の神倉神社
2020年12月24日
2 コロナ予防対策をおさらい
 三輪崎地区サロンに30人  (新宮市 )

 新宮市の三輪崎地区福祉委員会は22日、三輪崎会館でサロンを開いた。約30人が参加し、新型コロナウイルス感染症予防DVDを鑑賞したほか、椅子を使った簡単な体操で体をほぐすなど交流を深めた。

 新型コロナの情勢を鑑み、集まることが困難な中において「せめて顔を合わす機会に」と開かれたこの日のサロン。開催に当たり、上廣正幸委員長はコロナの世界的流行や英国のコロナ変種などに触れ「この機会に皆さんと一緒にコロナについておさらいができたら」とあいさつした。

 DVDは新宮保健所が10月現在の情報を基に制作したもの。同保健所の池田和功所長が県内の状況やコロナの症状、予防方法などを紹介する内容となっている。

 映像内で池田所長は「第1波では男女とも50代が中心だったが第2波では20代の若者が中心となっている」「第2波では味覚・嗅覚異常を訴える人が多い。感染者の年代が低いこともあり、第1波より肺炎を併発する人が少ない」などと説明。退院基準が短くなったことから、入院期間の平均日数が19日から8日へと少なくなったことなどにも触れた。

 感染経路に「飛沫(ひまつ)感染(+エアロゾル)」と「接触感染」を挙げ、3密を避けることや換気、マスクの着用、手指・環境消毒などが重要な対策とした。

 また、手洗いを丁寧に行うことで十分にウイルスを除去できると述べ、石けんやハンドソープを使った丁寧な手洗いの実践を呼び掛けた。

(2020年12月24日付紙面より)

DVDを鑑賞し、コロナ予防をおさらいした=22日、新宮市三輪崎の三輪崎会館
2020年12月24日
3 How is your school life?
 台北市内湖高級中學と交流  (新宮高 )

 新宮市の県立新宮高校(前田成穂校長、生徒547人)のESS部(水谷菜乃部長、部員6人)は22日、台湾の台北市立内湖(ネイフー)高級中學の英語のクラスと中継をつなぎ、オンライン交流会を開いた。生徒たちは互いに文化や学校生活についてプレゼンテーションし、質疑応答を通じて交流を深めた。

 ESSは「English Speaking Society」の略で、楽しく英語を学ぶクラブ活動。これまでアメリカやマレーシアなどさまざまな国の留学生や観光客と交流している。オンラインの交流会は昨年のボツワナ共和国のセレメン小学校に続き2回目。

 新宮高校の生徒たちは、日本の正月行事や、台湾では珍しい学校のクラブ活動、校内の新型コロナウイルス感染対策をスライドで解説した。

 内湖高級中學の生徒は、限られたマスクを国民に均一に行き渡らせる政策を展開するオードリー・タン政務委員(デジタル担当)や台北市のナイトマーケットについて紹介。台湾でも人気沸騰中のアニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の好きなキャラクターについても語った。

 質疑応答では「日本では正月にどのように過ごしますか」「台湾ではまだタピオカははやっていますか」などの質問があり、英語で回答していた。

 苦手な英語を克服するためにESS部に入ったという水谷部長は「新型コロナウイルス感染拡大以降、海外の人々と交流するのは初めて。オンラインという環境や、互いの国の英語のなまりなど、難しいところもあったが、楽しかった」と語った。

 来年1月には、同校の姉妹校である台湾國立彰化女子高級中學とオンライン交流会を開く予定だという。

(2020年12月24日付紙面より)

台湾の高校生と交流=22日、新宮市の県立新宮高校
ESS部と希望生徒が参加
2020年12月24日
4 感染防止策で新型コロナ対応
 紀南病院組合議会で一般質問  

 紀南病院組合議会(議長・下田克彦熊野市議会議員)による12月定例会が22日、御浜町の同病院で開かれ、一般質問があった。紀宝町、熊野市、御浜町の3議員が執行部の見解をただした。

 一般質問は前回の10月定例会に続いて2回目。紀宝町の榎本健治議員は、病院経営の収支と医師・看護師確保、医療機器導入について質問し、看護師確保に向けて県内看護学校との連携を求めた。

 病院経営について管理者の大畑覚御浜町長は「赤字は新型コロナが大きく影響している」とし「国、県の補助金が見込まれているので対応できるのでは」との認識を示した。医師確保は三重大学医学部への陳情、医師バンクへの登録、情報収集などに務めており、夜勤のできる看護師確保が課題とした。

 熊野市の森岡忠雄議員は新型コロナによる医療崩壊を危惧。院内感染リスク軽減のためのオンライン診療、ワクチンの円滑な接種体制を聞いた。

 大畑管理者は「紀南病院では感染病床を4床有しており、医療崩壊が起きないよう院内感染対策を継続して取っている」と答弁。「高齢者が多い地域性、通信機器整備を考えると早期のオンライン診療導入は難しい」とし、ワクチン接種に関して「今後構成市町と情報共有したい」と述べた。

 御浜町の﨑久保隆議員は新型コロナへの対応、人材確保、病院経営、患者の情報提供を取り上げた。新型コロナ対策として病院玄関への検温設備設置を求め、通院、入院患者、感染者への対策を聞いた。

 「院内での感染防止対策を講じている」とした大畑管理者は「クラスター発生を防止することが最重要で、玄関でのマスク着用、手指消毒の徹底、診療科での体温測定でリスクを減らすことができる。入院患者はマニュアルに沿って対策を取っている」と答弁した。

 加藤弘幸院長は「感染対策のアピールをする効果はあるが、今すぐ検温設備を導入する考えはない」と述べ、「感染者が出た場合に備え、感染対策チームが受け入れのための対策を取っている。当院が感染対策を怠ることはない」と強調した。

(2020年12月24日付紙面より)

12月定例会で行われた一般質問=22日、御浜町の紀南病院
2020年12月24日
5 練習の成果を披露  木の川認定こども園発表会  (新宮市 )
2020年12月24日
6 クリスマス会の人気者に  新宮市福祉セで簡単マジック教室  
2020年12月24日
7 師走の舞台華やかに  西川流友華会おさらい会と伝統文化親子教室  (串本町 )
2020年12月24日
8 感染予防に努めて  父母の会にプレゼント贈呈  (新宮市社協 )
2020年12月24日
9 1位に小阪留美さん  写連新宮支部12月例会  
2020年12月24日
10 彦太郎さんの歌声響く  道の駅たいじでライブ  (太地町 )
2020年12月24日
11 町民ら51人が献血に協力  尊い命を救うために  (紀宝町 )
2020年12月24日
12 15日間の冬休みに入る  一斉に2学期の終業式  (熊野市・南牟婁郡 )
2020年12月24日
13 川出幸代さんに大臣表彰  社会福祉事業従事功労で  (串本町 )
2020年12月24日
14 県内5カ所に移動式給油機  エネ庁補助活用して配置  (和歌山県 )
2020年12月24日
15 新谷壽美賀さんに大臣表彰  2施設に衛生優秀表彰も  (新宮保健所串本支所 )
2020年12月24日
16 上を向いて明るい良い年を  天然のセンリョウが群生  (那智勝浦町 )
2020年12月24日
17 お悔やみ情報
  
2020年12月10日
18 マリーゴールドで草花染め
 更生保護女性会が宇久井保で  (那智勝浦町 )

 那智勝浦地区更生保護女性会の会員5人が8日、那智勝浦町立宇久井保育所(山田有美所長、園児83人)を訪問し、5歳児25人と草花染めを楽しんだ。園児たちはマリーゴールドの花を煮出した染色液で木綿の布が染まっていく様子を観察し、完成したオリジナルハンカチを手に笑顔を見せていた。

 同会は青少年の健全育成に努めるとともに、非行や犯罪に陥った人々の社会復帰を支援する団体。愛の協賛金募金や社明啓発活動、地域の子どもたちの見守り、薬物乱用防止啓発活動など、地域に更生保護の土壌をつくり上げる活動を展開している。

 この日は晴天に恵まれ、園庭で作業をした。園児たちはどんな色に染まるのかわくわくしながら鍋をのぞき込み、発色を促進させるミョウバンの化学反応で染色液が濃い黄色に変化すると「うわー」と驚きの声を上げた。

 模様を付けるために輪ゴムで縛った箇所をほどくと「かわいい模様になっている」と喜び、園庭にハンカチを干した。

 同会の丸本弘美さんは「今年は新型コロナウイルス感染症の影響でほとんど活動ができておらず、子どもたちとの交流も久しぶり。元気な姿が見られて良かった」と語った。

 最後に、園児たちから花と手作りの眼鏡掛けのプレゼントがあった。

(2020年12月10日付紙面より)

こんな色に染まったよ=8日、那智勝浦町立宇久井保育所
全員で記念撮影
2020年12月10日
19 飼い主と愛犬の運動会
 犬馬鹿倶楽部恒例の催し  (新宮市 )

 熊野市から串本町までの会員らで組織する犬馬鹿倶楽部(瀧本美鈴代表、会員60人)は6日、新宮市佐野の黒潮公園で毎年恒例の「犬馬鹿大運動会」を開催した。飼い主と愛犬がコミュニケーションを取りながら、障害物競走やリレーなどさまざまな種目に挑んだ。

 同倶楽部によると、運動会は21回目を迎え、月1度のしつけ教室の成果を披露するとともに会員同士の交流を図ることが目的だという。今年3月実施予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から延期となっていた。

 この日は約40頭の犬が参加。午後のプログラム1番目の「おいでおいで」は愛犬がグラウンドの上に準備された犬用玩具やおやつに気を取られず、待機する飼い主の元までたどり着ければゴールという種目。

 スタートを告げる笛の音と同時に飼い主が愛犬の名前を連呼。玩具やおやつに気を取られる犬や、真っ先に飼い主の元へ駆け寄る犬もおり、会場は大いに盛り上がった。その後は水運び競争やあめまきが行われた。

 瀧本代表は「倶楽部を通して会員同士が仲良くなり、犬にとっては集団行動を学んでほしい。今後も会員さんたちに楽しんでいただけたらうれしい」と語った。

(2020年12月10日付紙面より)

飼い主の元へ駆け寄る=6日、新宮市の黒潮公園
さまざま種目が行われた(来場者提供)
2020年12月10日
20 地域の協力得てスイセン植栽
 ウオークラリーで交流深める  (相野谷小・中 )

 紀宝町の相野谷中学校(佐藤光一校長、生徒20人)と相野谷小学校(岩本直樹校長、児童53人)は7日、人権フォーラムを開催。地区住民の協力を得て、児童生徒が小学校近くの土手にスイセンの球根を植えた。協力して作業し、来春に咲く美しい花を楽しみにしていた。

 人権フォーラムは、児童生徒が地区住民と一緒に環境美化活動に取り組むことで、地域の自然を愛する心を育み、つながりを深めることが目的。スイセンの植栽は15年ほど前から始まり、小中合同は5年目。大里、井内両地区の農村環境活動組織が県の交付金を活用して球根を用意した。

 相野川沿いに集合後、原章三さんが「これからも皆さんと一緒に地域に花を咲かせたい。一緒に頑張りましょう」と呼び掛けた。作業は約300㍍間で行い、中学生が掘った15㌢ほどの穴に小学生がスイセン800球を植えた。

 植栽後は小中学生が7、8人でチームを組み、ウオークラリーを開催。同中生徒会の田中楓会長(2年)が「みんなで頑張ろう」とあいさつし、各チームで自己紹介した後、10チームが約2㌔のコースに出発。チームで協力してピンポン球つかみやジェスチャーゲームに挑戦、クイズを解きながらゴールを目指し、交流も深めた。

(2020年12月10日付紙面より)

相野川沿いにスイセンの球根を植える=7日、紀宝町大里
ウオークラリーでゲームに挑戦
2020年12月10日
21 大前の儀営み礼を尽くす
 木葉神社例祭「祢んねこ祭り」  (串本町 )

 串本町田原にある木葉神社(井谷正守宮司)で6日、例祭「祢(ね)んねこ祭り」があった。コロナ禍の情勢を鑑み、今年は本殿大前の儀のみ執行。田原区の和田充旦区長ら11人が代表参列し、井谷宮司と共に主祭神への礼を尽くした。

 この神社は、JR田原駅の北東に位置。木花咲耶姫(このはなさくやひめ)を主祭神とし、古くから「祢んねこの宮」と親しまれ子授け、安産、子安の信仰を集めている。その特色は奉仕にも色濃く宿り、近年は12月第1日曜日に営まれている例祭ではご飯持ちみこや子どもみこ、童子といった子役の奉仕や子守の所作の奉納など他に類を見ない内容が含まれる。その特殊性もあり、県の無形民俗文化財に指定されるところともなっている。

 例祭は大きく▽朝日遙拝行列▽本殿大前の儀▽子守り神事―から成り、子守り神事の口上が例祭の通称の由来となっている。田原獅子保存会の全頭奉納や公民館田原支館の農産物品評会・区民展といった奉賛行事も含めた全体で区内きってのにぎわいを見せ、区内だけでなく出身者の帰省や拝観も多く集めている。

 この状況がコロナ禍の情勢において妥当か、と関係団体で結成する祢んねこ祭り保存会は9月13日の会合で協議し、今年に限り代表参列による本殿大前の儀(子どもみこの奉納を除く)のみとすることを決断。諸奉仕の大半を中止する異例の形で本祭を迎える形となった。

 当日は和田区長、田原獅子保存会の井本悟会長ら、神社役員が代表参列。沸かした釜湯にササの葉を浸しそのしずくで身を清める古式の修祓(しゅうばつ)「湯立ての儀」を経て井谷宮司が祝詞や玉串を神前にささげ、参列者も続いて主祭神への礼を尽くした。

 その他の行事はなかったが本祭に合わせて訪れた人々が本殿大前の儀終了後、開扉された神体をじかに参拝するなどした。和田区長は「このような状況になってしまったのは残念だが、こうして神事ができただけでも良かった。この残念な気持ちを糧にして、来年の再開を盛り上げていけたらと思う。田原も高齢化でお年寄りが多いだけに、コロナだけではなく全てにおいて健康で幸せに暮らせることを願いたい」と思うところを語った。

(2020年12月10日付紙面より)

本殿大前の儀を営み主祭神への礼を尽くす代表参列者ら=6日、串本町田原の木葉神社
2020年12月10日
22 12月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2020年12月10日
23 野球の楽しさ知って
 勝浦ヤンキースが体験会  (那智勝浦町 )
2020年12月10日
24 初日に3人が登壇  新宮市議会一般質問①  
2020年12月10日
25 コロナ対策など16件可決  12月定例会が開会  (那智勝浦町議会 )
2020年12月10日
26 成長した姿に拍手  太田小で学習発表会  (那智勝浦町 )
2020年12月10日
27 古道で奉仕の心学ぶ  日本空手協会県本部が松本峠で清掃活動  (熊野市 )
2020年12月10日
28 忘年会でレクゲーム  ふれあいサロン牡丹  (紀宝町 )
2020年12月10日
29 小さな主役がダンスや演奏披露  飯盛、成川、相野谷保で発表会  (紀宝町 )
2020年12月10日
30 幼年~中学生29人が対戦  第44回防犯少年剣道大会  (串本警察署管内 )
2020年12月10日
31 家計や特産品生産を支援  コロナ対応2事業を発表  (古座川町 )
2020年12月10日
32 作家招き影絵創作に挑戦 町内2カ所でワークショップ (かんりん文庫)
2020年12月10日
33 「謙虚に真摯に取り組む」  岡田秀洋教育長を再任  (那智勝浦町 )