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【検索ステータス】 
2020年12月30日
1 官公庁で仕事納め
 6日間の休業に入る  

 官公庁は28日、仕事納めだった。仕事納め式では各首長らが職員たちの一年の労をねぎらい、新年からのさらなる飛躍に期待の言葉を掛けた。ほとんどの官公庁は1月3日(日)まで6日間の休業となっている。

 新宮市役所別館で行われた式には、久保智敬市議会議長、東原伸也副議長をはじめ職員約40人が出席。田岡実千年市長は「今年は新型コロナ対策に始まり、コロナ対策に終わった一年だった」と職員のコロナ対策への対応や市民の協力に対し感謝を述べた。

 また、来年は今年以上に厳しい状況が予想されるとし「コロナの影響で冷え込んだ地域経済再生など、市としても真価が問われる一年となる。今まで以上に熱意を持って、市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちの実現に向けてしっかりと取り組んでほしい」と訓示した。

 尾﨑正幸総務部長が、市が講じた新型コロナ支援や姉妹都市・宮城県名取市の「名取市復興達成宣言」など、今年の出来事や主な事業などを振り返り紹介。

 向井雅男副市長が「ゆっくり英気を養い、自分が感染していることに気付かないうちに誰かにうつしてしまうという危険性があることも認識しユニバーサルマスク(無症状の人も含めたマスクの着用)の徹底を」と呼び掛けた。

(2020年12月30日付紙面より)

職員らを前に田岡実千年市長があいさつ=28日、新宮市役所
2020年12月30日
2 市民の安心守り新しい年を
 消防本部と消防団が年末警戒  (新宮市 )

 市民らが安心して新年を迎えることができるようにと、新宮市消防本部(越水薫消防長)と同市消防団(竹内由定団長)は28日から消防年末警戒に当たっている。

 火を使用する機会の多い年末の火災予防啓発と警戒を行うことにより地域住民の防火意識の高揚を図ることを目的に、この時季に毎年実施している。市消防本部は市全域、消防団は各分団の担当地区の巡視や防火広報に取り組む。

 同日夜にあった出陣式は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため参加団員の人数を制限して実施。市消防本部では旧市内七つの消防団から29人が出席した。

 整列した団員らを前に、田岡実千年市長は日頃の活動に対し感謝を述べ「健康に留意し、市民の皆さまが安心して年末をお過ごしいただけるよう尽力を」と呼び掛けた。

 久保智敬市議会議長は「新年に向かって火を使うことが多くなり油断できない状況になるが皆さま方のご尽力に期待する」。濱口太史・県議会副議長は「コロナ禍で自宅で過ごす人も多い。市民のためにも火の取り扱いに対する注意喚起を」。

 小畑博昭・新宮警察署長は「年末年始に当たり警察でも特別警戒を行っている。今後も連携を密に、市民の安全を守っていければ」と協力を求めた。

 式後、団員らは消防車両に乗り込み、市長らに見送られる中担当地域へ出発。30日までの3日間、午後8時から11時まで市内を巡視し、地域住民の防火意識の高揚を図る。

 那智勝浦町消防団では29、30日の2日間にわたり年末特別警戒を実施する。新型コロナ感染拡大防止のため、町長巡回を中止し、各団3密を避けるため出動人員を減らして取り組む。

(2020年12月30日付紙面より)

田岡実千年市長らに見送られ新宮市消防本部を出発した=28日夜、新宮市消防本部
7団29人が出席した
2020年12月30日
3 一瀬里山会が高津気視察
 くまの里山と交流図る  (那智勝浦町 )

 休耕地の再生や地域活性化などに取り組む「くまの里山」(西美恵子代表)が活動する那智勝浦町高津気地区にこのほど、上富田町の一瀬里山会が視察に訪れた。西代表が自身の団体の取り組みを紹介し、交流を図った。

 「くまの里山」は2007(平成19)年に組織された「高津気竹灯りの会」が母体で数年前に「くまの里山」に改称。農業を身近なものとし、里山に残る食文化や先人の教えを次世代につなぐとともに、耕作放棄地の再生やしし垣の保全、里山の保存のために活動している。

 一瀬里山会は16(平成28)年度に結成され、17(平成29)年度から農業農村活性化支援モデル事業に参画。「地域資源を活用した”おどろきと感動”の地域つくり」と「実践活動を通じて遊休農地の有効活用と地域の活性化」に取り組んでいる。

 主な活動として、休耕田にヒマワリや菜の花を植え、アサギマダラ飛翔のために遊休地を利用し、フジバカマを植栽。棚田米と市ノ瀬産の棚田ゴマを使ったゴマセンベイづくりなど多岐にわたる。

 今回の視察は西牟婁振興局を通じて行われた。オーナー制をピーマンやナスの畑で検討する同会は、すでに制度を取り入れているくまの里山の取り組みを学びにきたという。

 高津気地区の清源寺で作成した資料を基に西代表が活動内容を説明。その後、タマネギ畑も案内した。西代表は「一瀬里山会さんのほうが先進地であり、活動も幅広く勉強させていただいた。『ぜひこちらにも来てください』とお話もいただいている。これを機会に交流を続けていきたい」と語った。

(2020年12月30日付紙面より)

くまの里山の活動を説明する西美恵子代表=那智勝浦町高津気地区(くまの里山提供)
2020年12月30日
4 正月に向け鏡餅作り
 蓬莱の畑地製菓舗  (新宮市 )

 蒸した餅米の湯気が工場内に立ちこめる―。新宮市蓬莱の畑地製菓舗(畑地泰明店主)は27日から、正月用の鏡餅作りを始めた。店員、アルバイトを増員し、朝からつきたての餅を丸めて店頭に並べている。

 作業は31日(木)の午前中まで続き、7~16㌢の8種類の鏡餅を作る。鏡餅の他、ヨモギなどの棒餅やエビ入り、トチの実を使った餅など多様な種類を用意している。

 畑地さんは「鏡餅は硬めにしないと形が崩れてしまう。今年は新型コロナの終息を一心に願い製作に当たっています」と正月用の餅作りに込めた思いを話した。

 日本の伝統・鏡餅は丸く平たい形をした正月用の床飾りで、穀物神「年(歳)神」への供え物であり依(よ)り代(しろ)。その形は「三種の神器」の鏡、玉、剣を表しているといわれる。地方によって異なるが、一般的に1月11日が鏡開き。刃物を使わず木づちなどでたたいて割って食べる。

 正月に餅を食べる習慣は平安時代、宮中で健康と長寿を祈願して行われた行事「歯固めの儀」に由来する。家に床の間が作られるようになった室町時代以降、現在のように供えられるようになった。

(2020年12月30日付紙面より)

手作業で餅を丸めていく=27日、新宮市蓬莱の畑地製菓舗
2020年12月30日
5 もみじ会12月ゴルフコンペ
  
2020年12月30日
6 板谷観来さん、新高Aが優勝
 新宮弓友会納射会  
2020年12月30日
7 6年生が混成6チームで熱戦
 たまたまトルベリーノカップ  
2020年12月30日
8 山口酒店が優勝 第161回職場対抗ボウリング大会 
2020年12月30日
9 お正月の花を生ける  くろしお児で児童8人が  (新宮市 )
2020年12月30日
10 思い出託して送り出す  6年生お別れ試合実施  (串本少年野球連盟 )
2020年12月30日
11 第4回定例会一般質問⑤  串本町議会  
2020年12月30日
12 故障の相談に乗り対応  くしもとおもちゃ病院  (串本町 )
2020年12月30日
13 最大限の警戒感を持って  大畑御浜町長が町民にメッセージ  
2020年12月30日
14 広報紙をスマホでチェック  アプリ「マチイロ」を導入  
2020年12月30日
15 稽古の成果を発揮  毎年恒例の道場内大会  (紀宝剣道 )
2020年12月30日
16 陶器など出土、溝跡も発掘  本年度の鵜殿西遺跡調査  (紀宝町 )
2020年12月30日
17 縁起の良い樹木・ヤツデ   
2020年12月30日
18 お悔やみ情報
  
2020年12月19日
19 ほこりとコロナも打ち払う
 青岸渡寺で大すす払い  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山の西国第一番札所である那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)で16日早朝から昼ごろにかけて、1年間のほこりを払い清める年末の大すす払いが行われた。初雪が舞う中、髙木亮英副住職ら寺の職員が総出で世界遺産の本堂や鐘楼、山門などの清掃に取り組んだ。

 同寺によると、この日は気温が低く、午前8時の時点で寺内の温度が3・5度と今年一番の冷え込みだという。

 職員らは協力してササの葉を先に付けた長いタケを使い、天井にたまったほこりを落とした。

 重さ450㌔、直径1・4㍍、大きさでは日本一といわれている本堂につり下げられた豊臣秀吉寄進の大鰐口(おおわにぐち)は職員がはしごに乗って、丁寧に清めた。

 髙木副住職は「今年はコロナに始まりコロナに終わる年。ほこりとともにコロナも打ち払いたい。一日も早いコロナの終息と皆さまのご多幸がやって来るように祈っています」と語った。

(2020年12月19日付紙面より)

すす払いに取り組んだ=16日、那智勝浦町の青岸渡寺
2020年12月19日
20 お客さんと業界を守る
 来店者に記入を呼び掛け  (新宮市料理飲食業組合 )

 新宮市料理飲食業組合(平見一雄組合長)は14日から、来店者に名前や電話番号などを記入してもらう取り組みを始めている。

 多くの帰省客や観光客が見込まれる年末年始に向けて新宮食品衛生協会(食協)が協力し、新型コロナウイルス感染者が発生した場合の早期対応が目的。新宮調理師会にも協力を依頼している。濃厚接触者の特定が容易となるため、組合に加入していない同市から串本町までの飲食店にも周知を図っていくとのこと。

 取り組みには名刺大の「ご来店カード」を使用し、同組合に加盟している60店舗へ配布。▽名前▽電話番号▽和歌山県内もしくは県外在住▽県外の際には県名を書く―の記入欄を設けている。家族や複数人など団体での来店時にはその代表者に記入を求め、感染者が発生すればカードを基に保健所が濃厚接触者をたどる。カードがない場合は報道機関で店名を公表して来店者に名乗り出てもらうよう呼び掛けていくという。

 同市千穂で平見組合長が経営している「うどん・そば処たぬき屋」では11日から試験的に取り組みを開始した。平見組合長は「保健所と話をして協力を得ながら制作することになりました。組合に非加入でも食協なら飲食店はほとんど入っている。任意であると告げた上でお願いすると、ほとんどのお客さんが書いてくれます。観光で訪れた人も協力してくれます」。

 「保健所の負担を少しでも軽くしたい。人口が少ない当地域では店名公表は死活問題となってしまい、店が開けられなくなってしまいます。手間はかかるが、お客さんと飲食業を守るため。ご来店の際には記入をお願いし、各店舗および業界全体のために協力して乗り越えましょう」と話していた。

(2020年12月19日付紙面より)

来店者に記入を呼び掛ける平見一雄組合長=17日、新宮市千穂の「うどん・そば処たぬき屋」
取り組みで使用している「ご来店カード」
2020年12月19日
21 初回は地元の田原地区から
 町民向けロケットWS開始  (串本町 )

 串本町が14日、田原地区を対象にしてロケット事業に関するワークショップ(WS)を山村交流センターで開いた。地区内3区の区民ら20人が参加し、来年度の打ち上げに向け基礎知識などの説明を受けた。

 このWSは、ロケット事業を生かした地域振興を目指す同町が足掛かりとして展開する誘客多角化等実証事業の一環。来年度の打ち上げに向けた機運を高める目的で学校、団体、町民を対象に計30回開くことを目指していて、団体、学校に続いて動き出した町民向けの初回は民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」が所在する地元への礼として田原地区とする形を取った。

 この日の講師は同事業の委託を受ける株式会社USPジャパン代表取締役の新津研一さんが担当。校時を考慮した学校向けに比べて町民向けは少し色濃くの約90分の内容で▽スペースポート紀伊の概要と運用するスペースワン株式会社が目指す事業展開や小型ロケットの構造や性能▽人工衛星の時代変遷と現在の生活に果たしている主な役割▽ロケット事業について地域が取り組める事柄―の3部構成で説明を進め、質疑応答や小休憩を適時織り交ぜた。

 翌15日は事前申し込み少数で告知した3回のうち、午前と夜半の2回が中止となったが、午後(日中)に地区問わずのWSを1回実施した。以降の町民向けWSの日程は14日現在で未定。参加者には教材として冊子「スペースポート紀伊まるわかりブック」などを配り、参加した町民からの基礎知識の普及も図っている。

 役場企画課ロケット推進グループは2月半ばに想定する公開行事(同事業の成果発表会で町独自のロゴマークもこのタイミングで発表する予定)がずれ込まないよう、来年1月末時点での30回達成を目標にして順次進めるとしている。

(2020年12月19日付紙面より)

田原地区を初回の対象にして始まった町民向けのロケットWS=14日、山村交流センター
2020年12月19日
22 酸っぱい! でもおいしい!
 4年生がマイヤーレモン収穫  (井田小 )

 紀宝町立井田小学校(石谷正秀校長)の4年生25人が16日、御浜町阿田和にある杉浦利也さんの農園を訪れ、マイヤーレモン150㌔の収穫や試食を楽しんだ。

 同校は地域をフィールドとした特色ある教育活動として、総合的な学習の時間を「『井田』未来 創造 Learning」と名付け、4年生は地域の環境資源や産業について学んでいる。

 マイヤーレモンはレモンとオレンジの自然交雑によって生まれた品種で、通常のレモンより果汁が1・5倍多く、まろやかな酸味が特徴。

 この日はたかみ農園の田中高美さん、石本果樹園の石本慶紀さんも協力。「レモンを食べてみたい人」と児童に問い掛けると一斉に手が上がり、「酸っぱい」「皮もおいしい」と話しながら全員で味わった。収穫作業では、大きなレモンを選んで二度切りし、分担してコンテナまで運んでいた。

 濵口大幹君は「マイヤーレモンは酸っぱかったけれど、だんだん慣れて甘さも感じた。ミカンやレモンの勉強は楽しい」と話していた。

(2020年12月19日付紙面より)

マイヤーレモンをかじる児童=16日、御浜町阿田和
でっかいレモン発見
2020年12月19日
23 中西さん、妹尾さんが制す
 新宮グラウンドゴルフ同好会「黒潮クラブ大会」  
2020年12月19日
24 100株のビオラ植える  新宮商工会議所女性会が美化活動  
2020年12月19日
25 就職・進学前に食の知識を  新翔高3年生に食育講座  (新宮市 )
2020年12月19日
26 園児が「降誕劇」  天満保がクリスマス発表会  (那智勝浦町 )
2020年12月19日
27 「桃太郎」の劇を披露  丹鶴幼稚園で発表会  (新宮市 )
2020年12月19日
28 車椅子やアイマスク体験  那智中学校で福祉学習  (那智勝浦町 )
2020年12月19日
29 工事で規模縮小し点灯  体文のイルミネーション  (那智勝浦町 )
2020年12月19日
30 原則退場で一般質問できず  町議会定例会で異例の状況  (串本町 )
2020年12月19日
31 生徒発案のイルミ設置  休業日除く夜半に点灯  (串本古座高校 )
2020年12月19日
32 潮岬の顕彰碑一帯を美化  木曜島遺族会会員ら奉仕  (串本町 )
2020年12月19日
33 第4回定例会一般質問①  古座川町議会  
2020年12月19日
34 ビンゴゲームで盛り上がる  今年最後の「カフェいっぷく亭」  (紀宝町 )
2020年12月19日
35 各避難所で新型コロナに対応  紀宝町議会一般質問(終)  
2020年12月19日
36 赤い羽根共同募金託す  三輪崎小児童会が市社協に  (新宮市 )
2020年12月19日
37 お悔やみ情報