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2020年11月26日
1 児童ら防災学びウオーク
 赤十字奉仕団と地域連絡協議会  (太地町 )

 太地町赤十字奉仕団(和田千明委員長)と太地町地域連絡協議会(法花真左美会長)は23日、町内の避難路を歩く「小学生と歩く太地町避難道防災ウオーク」を開催した。園児、児童15人含む団員や会員、保護者など計21人が参加し、ウオーキングを楽しみながら防災への意識を高めた。

 防災ウオークは両団体が協力し、モデル赤十字奉仕団活動の一環として実施。今年8月の飛鳥神社大絵馬作成に引き続き2回目の事業となり、日本赤十字社和歌山県支部の助成で行われた。

 発生が懸念される巨大地震や津波を想定し、児童に町内の避難階段などを知ってもらい、防災意識の高揚を促すとともに、世代間の交流を図ることも目的だという。

 法花会長は「天気にも恵まれたので良かった。皆さんで仲良く歩きましょう」とあいさつ。

 この日は町多目的センターを出発し、同町太地にある「いさなの宿 白鯨」前の避難階段を確認し上った。道中、同団員らは児童らに対し、同町の歴史や名所の説明を行い、浅間山(せんげんやま)を登った。

 続いて、一行は太地町立くじらの博物館(林克紀館長)のシロナガスクジラの標本前に集合。赤十字奉仕団が教材としてインターネットで公開している「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう」を元に手作りで紙芝居化したものを和田委員長が読み聞かせた。

 児童らは紙芝居からコロナの実態や危険性、自身が取るべき行動などを学んだ。その後はクジラのショーなどを楽しんだ。

 参加した町立太地小学校6年の由谷蓮太郎君は「今日は良い運動になった。知らない避難階段もあったので勉強になった。地震が起きたときはしっかりと避難します」と話した。

 和田委員長は「防災訓練への子どもたちの参加が少ないため、このような場で防災について楽しく学んでほしい。次世代を担う子どもたちには太地を愛し、将来も太地をよりどころに感じていただける人になっていただきたい」と語った。

(2020年11月26日付紙面より)

防災ウオークに参加した皆さん=23日、太地町の浅間山頂上
太地町多目的センターを出発
紙芝居でコロナを学んだ
2020年11月26日
2 地元の歴史を学ぶ
 神倉小6年生がふるさと学習事前授業  (新宮市 )

 新宮市立神倉小学校(藪中秀樹校長)で24日、ふるさと学習に向けた事前授業があった。6年生83人が、熊野学研究委員会や市文化財保護審議会で委員などを務める中瀬古友夫さんから市が発展した経緯や川原家(かわらや)などについて学んだ。

 ふるさと学習は神倉小学校運営協議会(下岡輝子会長)が取り組む「ヤタガラス子ども未来プロジェクト」の一環。子どもたちに地元の歴史や文化を学んでもらい、愛着を持ってもらおうと、同協議会メンバーを中心に有志ボランティアの協力の下に取り組んでいる。12月10日(木)には県立新翔高校の野間清教諭と同校生徒による川原家作りの見学を行う予定になっている。

 事前授業で中瀬古さんは、明治時代末期と現在の熊野速玉大社下の河川敷の写真をスライドで紹介。当時の住宅である川原家を説明し「昔はここで生活している人が多くてお店などもあり、200軒ほどの川原家がありました。かつてこの地域は材木が盛んな町で、本宮町や奈良県十津川村、北山村などから筏(いかだ)で運ばれ、新宮から東京や大阪に向かい木炭や和紙などと取引されていた」と述べた。

 「一見、不便に見えるかもしれませんが、当時の人たちにとって舟での移動が中心だったので陸路よりも距離が短く、むしろ便利に感じていたと思います。新宮市は熊野川と一緒に成長してきた町。昔の発展があったからこそ今があるという歴史を理解して、見学に臨んでください」と呼び掛けた。

 上野碧(あお)さん(12)は「昔と今の写真を比較して地形は変わっていないけど、建物が川原家なだけで大きく雰囲気が違って驚きました。勉強していく中で、自分たちが住んでいる町をもっと知っていきたい」と話していた。

(2020年11月26日付紙面より)

中瀬古さんの話に耳を傾ける児童たち=24日、新宮市立神倉小学校
中瀬古友夫さん
2020年11月26日
3 親子38人串本の海に親しむ
 串本環境学習FPを初実施  (南紀串本観光協会 )

 南紀串本観光協会(島野利之会長)が22日、実証モニターツアー「串本環境学習フィッシングプログラム(FP)」を実施し、親子38人が串本海中公園見学や珍魚釣り体験を通して串本の海の環境に親しんだ。

 このツアーは、環境省「国立・国定公園への誘客の推進事業」の適用を受けて同協会が展開する「本州最南端 自然を学べる環境学習型フィッシングプログラム整備事業」の一環。

 適用により同協会は将来的に同プログラムの定着を目指す状況にあり、コロナ禍の情勢を考慮しつつ具体的な形として同ツアーを22日と29日(日)の2回実施することを計画して告知し、まずは主ターゲットの地域外、次いで地域内から事前申し込みを募った。両日とも定員40人をほぼ満たす申し込みを得ているという。

 初回の22日は、同事業の一環で研修育成中のアドバイザリースタッフ候補11人とオブザーバーのオダギリサトシさんらが親子の一連の活動をサポート。前半は串本海中公園センター水族館で館内展示やバックヤードなどを見学して串本の海の実像のイメージを培い、昼食休憩を経て後半は串本漁港へ移動し珍魚釣りを体験した。

 触れてはいけない魚を教わった親子は貸し出しや持ち込みの道具で魚を釣り上げ、その感覚を重ねて経験しながら参加者一丸で水槽「串本珍魚釣り水族館」を仕立てて串本の海に宿る豊かな生態系の一端を実感した。

 2回目の29日も39人の申し込みを得ているそう。同事業を担当する宇井晋介事務局長は「珍魚釣り自体はこれまでにも大会や体験を実施してノウハウがある。今回は初めて串本海中公園とコラボして実施。串本の海のイメージを持ち、釣り好きの皆さんにじかに教えてもらって釣り上げた時の親子の喜びを見て人の関わりは本当に大事だなと感じた。アドバイザリースタッフの価値を感じる良い機会にもなった」と初回の手応えを語った。

(2020年11月26日付紙面より)

スタッフに支えられながら護岸での釣りに挑戦する親子=22日、串本漁港
クマノミを釣り上げて喜ぶ子ども
参加者一丸で水槽「串本珍魚釣り水族館」を仕立てて釣り上げた魚を観察
2020年11月26日
4 農作物の恵みに感謝
 新嘗祭・献穀講祭  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)は23日、「新嘗祭(にいなめさい)・献穀講祭(けんこくこうさい)」を営んだ。

 新嘗祭は古くから伝わる宮中儀式の一つで、天皇陛下がその年にとれた五穀を神々に供え、自身も食して収穫を感謝する祭り。

 同大社でも神前に新しい穀物などをささげ、農作物の恵みに感謝した。責任役員や町内の農家からなる献穀講員ら11人が参列し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。

 祭りでは男成宮司が祝詞を奏上し、正装した2人の巫女(みこ)が「浦安の舞」を奉納した。献穀講代表の大江清一さんらが玉串をささげた。

 大江さんは「今年の豊作をお礼に来た。来年の豊作や関係者の健康もお祈りさせていただきました」と語った。

(2020年11月26日付紙面より)

神前で浦安の舞を奉納する巫女=23日、那智勝浦町の熊野那智大社
2020年11月26日
5 新宮弓友会Bが優勝
 新宮弓友会主催の月例射会  
2020年11月26日
6 ソフトバレーで白熱
 那智勝浦町総合体育大会  
2020年11月26日
7 日頃の練習の成果を競う
 U―8キッズサッカーフェスティバル  (和歌山県サッカー協会 )
2020年11月26日
8 中畑光史さんが受賞  栄養関係功労者厚生労働大臣表彰  
2020年11月26日
9 観光カレンダーを販売  NACKTが町の魅力PR  (那智勝浦町 )
2020年11月26日
10 税や財政への考え深める  近大新宮高、新宮高で税の作文表彰  (新宮市 )
2020年11月26日
11 1位に垣本正道さん  写連紀南支部11月例会  
2020年11月26日
12 「笑顔咲く奇跡の時間」  熊野川中で学習発表会  (新宮市 )
2020年11月26日
13 「地域を結び合いたい」  椎葉村との文化交流を計画  (串本町出身の椎葉哉子さん )
2020年11月26日
14 児童ら地震の揺れを経験  三尾川小で出張!減災教室  (古座川町 )
2020年11月26日
15 手仕事の逸品求め活気  芳流館互盟社で物産市  (古座川町 )
2020年11月26日
16 津波に対する意識を促す  警察と海保が合同啓発で  (串本町 )
2020年11月26日
17 小学生向け実演し意見求む 議員を対象にロケットワークショップ (串本町)
2020年11月26日
18 災害時の行動を考える  防災学習で「クロスロード」  (相野谷中 )
2020年11月26日
19 男女とも矢渕中が優勝  県ジュニアソフトテニス選手権  (南牟婁予選 )
2020年11月26日
20 アロマワックスバー作る  MANABI★ボランチ  (紀宝町 )
2020年11月26日
21 憩いの場所になること願い  「花作りの会」を設立  (紀宝町 )
2020年11月26日
22 厳かに神事執り行う  烏止野神社、神内神社で例大祭  (紀宝町 )
2020年11月26日
23 赤く熟したタンキリマメ  新宮城跡で見頃  
2020年11月26日
24 お悔やみ情報
  
2020年11月25日
25 感謝込めたコンサート
 那智勝浦吹奏楽団  (那智勝浦町 )

 那智勝浦吹奏楽団(大江一恵団長)は22日、那智勝浦町体育文化会館で「ありがとう~勝吹ファミリー感謝コンサート~」を開催した。団員家族や支援者など約120人を招待。地元団員ら35人が演奏やパフォーマンスを通してさまざまな「ありがとう(感謝)」を伝えた。

 毎年、県内外から多くの来場者でにぎわう同楽団の定期演奏会。今年は11月1日に25回目の演奏会を開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で無期延期が決定していた。

 同楽団では長期間に及んだ練習自粛中に今後の演奏会の形を模索。これまで、多くの人々の支援により活動できていたことを再確認し、今回楽団にとって身近な関係者を集めて感謝の気持ちを表現しようとコンサート開催に至った。

 コロナ対策に重点を置いてのコンサートとなった。会場ではマスク着用を呼び掛け配布するほか、検温、アルコール消毒を徹底。客席の間隔を取るほか、団員間は2㍍を確保し団員と客席を5㍍離すなどのソーシャルディスタンスを実践した。演奏者以外のマスク着用も心掛け、常時換気を行った。

 オープニングファンファーレでコンサートは幕を開け「ナイルの守り」や「大河ドラマ『麒麟(きりん)が来る』のテーマ」、医療従事者と新型コロナ終息への思いを込めた「日曜劇場『JIN―仁』メインテーマ」などに加え、大人気アニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の主題歌「紅蓮華(ぐれんげ)」や「パプリカ」などを披露した。

 また、楽器紹介や人気ドラマ「半沢直樹」メインテーマの演奏に合わせた寸劇も会場を湧かせた。いきものがかりの「ありがとう」では、「あ」「り」「が」「と」「う」と一文字ずつ書いたパネルを持った団員が登場。演奏とともに感謝を伝えた。

  □     □

■楽団の思いや今後に向けて



 コンサートを終え、大江団長は「自分たちだけではコンサートはできない。家族やボランティアなど多くの方々にいつも支えていただいている。その感謝を伝えたかった」。

 来年の定期演奏会や今後の活動について「コロナの状況を鑑みながら、プロを呼んでのレベルの高い演奏会を開催したい。そして今回のコンサートが今後の楽団の活動を模索する形になれば」と語った。

(2020年11月25日付紙面より)

感謝を込めて演奏を披露=22日、那智勝浦町体育文化会館
コンサートを楽しむ来場者
2020年11月25日
26 オンラインで熊野姫まつり
 YouTubeで配信  (那智勝浦町 )

 加寿(かす)地蔵尊世話人会(中田勝康代表)は22日、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から恒例の「熊野姫まつり」をオンラインで開催した。催し自体は熊野古道大辺路「駿田峠」の加寿地蔵尊(同町湯川笹ノ子)で実施し、YouTube(ユーチューブ)でもリアルタイムで配信した。

 熊野姫まつりは例年、多くの来場者でにぎわう催し。同会によると、動画はパソコンやスマートフォンなどから同世話人会のYouTubeチャンネルで視聴できる。この日の催しに加え、同町などの観光PR動画も紹介されているという。

 この日は奈良・金峯山寺の富岡秀清さんのほら貝に合わせ、平安行列が出発し、参列者や関係者らが加寿地蔵尊に祈りをささげた。

 その後は藤紀流藤紀和会やTeam雅龍、江戸芸かっぽれ勝浦芳紀会、平野恵子さんらによる踊りや笛の演奏が披露された。また、会場内の来場者から最高齢者を選び、長寿を祝うとともに加寿姫まんじゅうを贈った。

 祝いを受けた三重県紀宝町在住の田野上之保さん(95)は「90年前に母と加寿地蔵尊にお参りに来た。20年前から再びお参りに来ています。長寿を祝っていただきうれしい。長生きしてこれからも参りに来たい」と話した。

 中田代表は「熊野地方の安寧を祈りました。自分たちの機材を使い、手作りで動画配信をしました。全国の方々に見ていただけたら」。

 来年については「コロナの様子を見ながら、春の祭りや姫まつりに向けて協議を進めていきたい」と意気込みを語った。

 なお、動画や動画を収めたDVDの販売に関する問い合わせは同世話人会(電話0735・52・3071)まで。

(2020年11月25日付紙面より)

来年への期待を込め、熊野姫まつりが行われた=22日、那智勝浦町の加寿地蔵尊
2020年11月25日
27 本州最南端で練習などに励む
 ラグビー日野RDがキャンプ  (串本町 )

 ジャパンラグビートップリーグの一角、日野レッドドルフィンズ(RD)が22日、串本町総合運動公園でキャンプを始めた。滞在期間は28日(土)までの7日間。ラグビークリニックの実施など地域交流もしながら本州最南端で来季に向けた調整を進めている。

 日野RDは日野自動車株式会社を母体とするラグビーチーム。1950(昭和25)年の創部から数えて70周年の節目となる本年度は、日本のラグビー界でレジェンドとたたえられている箕内拓郎さんをヘッドコーチ(=監督)に迎えて来年1月から始まる次期リーグに向けた調整を積んでいる。

 今回のキャンプはその一環で、温暖な場所を探す中で宿所から徒歩圏内に練習場があり雨天やトレーニングにも対応する環境を持つ同公園を最適と判断し、キャンプ地として選んだという。

 利用は初で、初日は同町の潮﨑伸彦教育長や教育委員会教育課員とホテル&リゾーツ和歌山串本の久保幸彦総支配人や串本町B&G海洋センターの林亨所長(スポーツクラブNAS株式会社の同センター統括責任者)らスタッフ、県ラグビー協会の土井雅史理事長が差し入れを贈りつつ歓迎。

 選手を代表して堀江恭佑キャプテンは「この素晴らしい環境(での練習)を楽しみにしている。串本町の良いところもたくさん知り、シーズン後に自分たちは串本で成長したと言える合宿にしていきたい」と抱負を掲げてキャンプを始めた。

  □     □

地元高校生対象にクリニックも



 日野RDの理念は「ラグビーを通じて社内外の人々の心身の健全な発達と地域社会の発展・活性化に貢献し、社会的課題を解決する」。翌23日は県ラグビー協会の仲介によるラグビークリニックを開き、新宮、新翔、星林の各高校ラグビー部選手計25人が箕内ヘッドコーチ監修のメニューに沿って指導陣や選手有志と一緒に練習に励んだ。

 時間にして75分の貴重な交流の機会を得て、新宮の佐野正往君(2年)は「細かく教えていただいたテクニックを今後の練習に生かしていきたい。緊張する僕たちに積極的な声掛けをしてくれたプロの皆さんのコミュニケーションも印象的で、自分もそのようにやっていきたいと思いました」、新翔の斉藤雅功(がく)君(同)は「今までも練習には真剣に取り組んできたけれど、プロの人と一緒に練習してその一つ一つに意味を持つことが大切だと感じました」、同じく太田翔大(しょうた)君(同)は「プロの方の何事にも真剣な姿がとてもかっこ良くて、自分も同じように真剣に学び元気にやっていきたいと思いました」と高まった気持ちを語った。

 日野RDの選手数は53人。指導陣らスタッフを含め73人で以降の練習などに励んでいる。

(2020年11月25日付紙面より)

地元からの歓迎に感謝する日野RDの箕内拓郎ヘッドコーチ=22日、串本町総合運動公園
近隣の高校ラグビー選手を対象にしたクリニックの様子=23日、串本町総合運動公園
2020年11月25日
28 本宮大社で迎春準備 大しめ縄と大絵馬掛け替え 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で24日、迎春準備が始まり、神門の大しめ縄と大絵馬の掛け替え、奉告祭があった。新しいしめ縄を前に九鬼宮司は「毎年、いろいろな思いでしめ縄を見せていただいているが、今年は疫病をなぎ払うかのような勢いのあるシャープなしめ縄」と感想を述べた。

 大しめ縄は紀宝町成川の榎本政子さん(87)が家族や友人、親族らと毎年編んでいる。今年、九鬼宮司は新型コロナウイルス感染症対策を実施する上で早めの迎春準備を予定していたことから、6、7月ごろに榎本さんに制作を依頼。8月ごろから作業を始め、稲わら約1200束を使用し、長さ4・5㍍、重さ約250㌔に及ぶ大しめ縄が今月23日に完成した。

 榎本さんが同大社の大しめ縄を作り出して今年で37年目。「自然の神様の力を借りて、疫病が退散するような力のあるしめ縄を作りたかった」。

 「悪いことは続かない」とつぶやき「みんなで力を込めて作ったのできちっとしたものができた。多くの人に幸せになってもらいたいと願いを込めました」と笑顔で語った。

 来年のえと「辛丑(かのとうし)」の大絵馬(縦113㌢、横232㌢)は九鬼宮司が作成したもの。新型コロナの一刻も早い終息と国内外の医療関係者への感謝をささげ青い丑を描いた。

 「困難な中にあっても新たな目標を掲げ、自分の歩幅で進んでほしい」と願いを込め、金と銀の鈴の付いたくらに「歩」、そして大きく「前進」の文字を書き添えている。

(2020年11月25日付紙面より)

神門のしめ縄の掛け替え作業=24日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2020年11月25日
29 那智、下里が優勝 男子第70回・女子第34回駅伝競走大会 (東牟婁地方中学校体育連盟)
2020年11月25日
30 図書館で過ごす一日  「本気フェス」にぎわう  (那智勝浦町 )
2020年11月25日
31 各企業の社員集まり学ぶ  JMAMのラーニング  (太地町 )
2020年11月25日
32 さつまいも交流会に向け  熊野川中2年生が芋掘り  (新宮市熊野川町 )
2020年11月25日
33 渚の会がブルービーチを清掃  ごみゼロ認定後初の活動  (那智勝浦町 )
2020年11月25日
34 押し絵のタペストリー  寺子屋分校「楽しい手芸教室」  (紀宝町 )
2020年11月25日
35 サツマイモの収穫を体験  熊本商会が紀南学園の子ども招き  (御浜町 )
2020年11月25日
36 保育所などで砂の入れ替え  建設業組合が地域貢献活動  (紀宝町 )
2020年11月25日
37 学習発表や焼き芋大会も  鵜殿、神内、井田、相野谷の各小で  (紀宝町 )
2020年11月25日
38 21日に約300人が利用  潮岬望楼の芝キャンプ場繁忙  (串本町 )
2020年11月25日
39 小テーマ掲げて23点を出品  写真家・續木政男さん個展  (串本町 )
2020年11月25日
40 お悔やみ情報