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2020年10月10日
1 新宮市が2年連続受賞
 市内3会場に市長から感謝状も  (ラジオ体操優良団体等表彰 )

 新宮市はこのほど、ラジオ体操の普及奨励に寄与したとして、㈱かんぽ生命保険、日本放送協会、NPO法人全国ラジオ体操連盟から2020年度ラジオ体操優良団体等表彰(近畿地方表彰)を受けた。8日に市役所を訪れたかんぽ生命保険の木村浩之・和歌山支店長から田岡実千年市長が表彰状と記念品を受け取った。また、それぞれおおむね20人が参加している市内3会場に対し田岡市長が感謝状を手渡した。

 ラジオ体操は国民の体力向上と健康の保持・増進を目的に1928(昭和3)年に制定された。同表彰は、かつての郵政省簡易保険局が、簡易保険創業40年、郵便年金創業30周年の記念事業の一環として、56(昭和31)年から府県別表彰を実施したのが始まり。62(昭和37)年に全国、地方表彰が加わり現在に至っている。

 同市は昨年(府県等表彰)に続き2年連続の受賞となった。表彰の基準は▽当該年度4月1日現在で、ラジオ体操を始めてから満5年以上継続しており、ラジオ体操の普及向上に寄与した功績が著しい▽おおむね20人以上参加者がある▽年間ラジオ体操の実施日数が100日以上▽過去に府県等表彰を受賞した―団体。

 同市では2014(平成26)年5月から市生涯学習課が中心となりラジオ体操の普及活動に取り組んでいる。現在、市内11カ所の会場で合計約150人が健康増進のためにラジオ体操を実施している。

 市長から感謝状を受けたのは王子ヶ浜見晴台会場(向井和子代表)、駅前広場会場(滝川勝弘代表)、神倉小学校会場(辻原幹佳代表)。

 王子ヶ浜見晴台会場では県道あけぼの広角線が開通した12(平成24)年3月からラジオ体操を開始し今年で9年目を迎える。駅前広場・神倉小学校会場は市の「健康寿命を延ばそう」を合い言葉に14(平成26)年にラジオ体操を開始した。

 田岡市長に表彰状を手渡した木村支店長は「表彰は皆さま方の日頃からの積み重ね。今後も引き続きラジオ体操普及への取り組みを」。

 自身も王子ヶ浜見晴台会場でラジオ体操に参加する田岡市長は「皆さんとても元気で、ラジオ体操が人間の体にとって素晴らしいことであると感じている」とあいさつ。

 健康だけではなく地域住民のコミュニケーションの場にもなっていると述べ「近所の方々に声を掛けるなど、これからもこの素晴らしい輪を広げていただきたい。市も普及のために皆さんと共に頑張っていきたい」と呼び掛けた。

(2020年10月10日付紙面より)

田岡実千年市長(前列左から3人目)とかんぽ生命保険の木村浩之・和歌山支店長(同4人目)、田岡市長から感謝状を受けた皆さん=8日、新宮市役所
田岡市長(右)が木村支店長から表彰状を受け取った
2020年10月10日
2 セカンドキャリアを描こう
 生涯現役セミナーに山口克司さん  (新宮市 )

 新宮市生涯現役促進地域連携協議会は8日、市役所別館で第2回生涯現役セミナー「シニアのためのキャリアデザインセミナー」を開催した。(公財)産業雇用安定センターインストラクターの山口克司さんが講師を務め、キャリアデザインの必要性について話した。

 同協議会は、55歳以上の中高年齢者を対象に就業を希望する人と雇用を希望する企業や事業所の双方のマッチングを行い、中高年齢者の雇用の促進や生きがいづくりの場への参加などの支援を行う事業を和歌山労働局の受託事業として展開している。

 この日は、定年退職やキャリアチェンジを迎える人に対し、ライフビジョンやキャリアプランを考え、今後の新たな就業への不安などを和らげながら意欲を高め、自信を持って仕事や人生に対してチャレンジしてもらうことを目的に実施した。

 山口さんは▽「私」を振り返る▽60歳からの生き方を考える▽充実した13万時間(90歳まで生きたとして、65歳以降の使える時間)に備える―をポイントに挙げ「自分の強みを知ってもらえれば」と呼び掛けた。

 キャリアデザインとは将来のなりたい姿やありたい自分を実現するために、自分の職業人生を主体的に設計し実現していくことであるとし、キャリア形成やライフスタイルを会社に委ねるのではなく、自分で実現する「自律型人材」が求められていると説明。

 「自立」は「一人で生きていく術(すべ)を持つこと」であり、「自律」を「自分の生き方を自ら決め自ら責任を持って自らの力で生きていくこと」と定義付けた。

 どこでも、どの時でも継続して雇用されうる魅力的な仕事能力である「エンプロイアビリティー」の向上のためには▽変化への対応力▽問題発見・解決能力▽創造的能力―などが重要視されるとし、目標を持ち自己成長することが大切とした。

 山口さんは「シニア社員として働く心構え」「豊かなシニアライフのために」についても講話。参加者らは自己理解のための「スキルの棚卸表」や「シニアライフビジョン&プラン」を作成するなどの演習を行いながら、プランを実行に移すことの大切さなどを学んだ。

  □     □

■登録(無料)を呼び掛け

 同協議会では、55歳以上の市内在住者に対し、「あと2、3年働きたい」「午前中2、3時間だけ働きたい」「週に2、3日だけ働きたい」「ボランティア、サークルを探したい」などといった希望の登録を呼び掛けている。

 登録は市役所別館1階の総合相談窓口へ。電話(0735・29・7384)でも相談や登録を受け付けている。

(2020年10月10日付紙面より)

講義や演習を重ねキャリアプランを考えた=8日、新宮市役所別館
山口克司さん
2020年10月10日
3 講義受けつつ現地を把握 観光事業等従事者ら研修 (古座川町)

 古座川町月野瀬にある南紀月の瀬温泉ぼたん荘いろり館で7日、熊野地域の観光事業活性化のための研修会〈リアル講座〉があり関係市町の観光事業等従事者らが講義や現地の把握に臨んだ。

 この研修会は、和歌山リビング新聞社が環境省「国立・国定公園への誘客の推進事業」の採択を受けて展開する地域ウェブメディア「ロカルわかやま」による吉野熊野国立公園への誘客推進事業の一環。現地把握を含めたリアル講座3回とオンライン講座5回を経て事業報告会実施を目指していて、この日はリアル講座の2回目に当たる。

 前半はノットワールドの河野有取締役が「成功するガイドツアー」、大阪観光大学の小野田金司教授が「観光マーケティング」と題して講義。後半は小野田教授進行によるパネルディスカッションで、当初予定した太地町からの参加はかなわなかったが古座川町の仲本耕士副町長らをパネラーに迎えて観光資源やその捉え方などを探った。

 仲本副町長は清流古座川と共にある人々の暮らしや奇岩を地域の魅力と位置付け、同荘設置で目標とした年間入り込み10万人を達成したが以降14万人前後で推移している状況を報告。宿泊の受け皿の弱さ、体験型観光の人材不足、お金を落としてもらう仕組みの弱さを課題として見据え、同荘を軸に何とかしていきたいと思いを掲げた。

 続く議論では体験型観光の展望や観光協会の方向性、古座街道を生かしたガイド展開、古座川ジビエ誕生の経緯と現状、その他産物・産品の商品化が際立たない事情やキャンプ受け入れに伴う課題回避の考え、町民の3次産業への不慣れの背景などで意見交換。河野さんは同町に触れての印象、小野田さんはロカルわかやまを通してまずは県内から魅力を知ってもらう方向性を提言し、仲本副町長は若い力による振興を今後に期待しつつ今できることとして受け皿や人材づくりに行政も含めたみんなで頑張っていきたいと応えた。

 リアル講座の3回目は13日(火)に和歌山東漁業協同組合串本本所で開き、講義とすさみ町や串本町の現地把握に臨む予定。

(2020年10月10日付紙面より)

受講生に古座川町の魅力を伝える仲本耕士副町長=7日、古座川町月野瀬
2020年10月10日
4 「新姫」の収穫始まる
 熊野市特産の香酸かんきつ  (10日から店頭に )

 梅干しやみそなど農林産物の加工販売や都市との交流などを推進する「熊野市ふるさと振興公社」(理事長・河上敢二熊野市長)=紀和町板屋=は7日、同市特産の香酸かんきつ「新姫(にいひめ)」の収穫を、町内の「長野ほ場」で開始した。公社が経営する栽培農地は3カ所で2・7㌶。作業は11月末までを予定し、前年16・4㌧を大きく上回る26㌧の収量を見込んでいる。

 作業は公社職員らが担当。3㌢大に成長した果実を枝から切り取る作業を丁寧に続けた。新姫は1997年に熊野市が品種登録した果実で、高血圧抑制作用があるといわれる「ノビレチン」や、がん予防や血糖値上昇抑制効果があるといわれる「ヘスピリジン」などが含まれる。2007年から栽培を始め、09年から収穫と販売が始まった。公社の今西孝典さん(48)によると「今年は少し成長が遅いかな。これから大きく育つのでは」と期待しながらも、近づく台風14号で果実が傷付き、枝が折れるなどの被害を懸念した。

 収穫した新姫が店頭に並ぶのは10日(土)から。8割がドレッシングやドリンクなどさまざまに加工されるため、果汁を味わえるのはこの時季だけ。今西さんは「ドリンクや焼き肉、焼き魚、揚げ物によく合う。ぜひどうぞ」と勧めた。同公社のほか鬼ヶ城センター、熊野市駅前特産品館、道の駅など各店で販売する。このうち、鬼ヶ城センターでは贈答用に500㌘箱入りを限定販売する。価格は税込み1000円。

 問い合わせは同公社(電話0597・97・0640)まで。

(2020年10月10日付紙面より)

始まった新姫の収穫作業=7日、熊野市紀和町の長野ほ場
2020年10月10日
5 地域住民にインタビュー  高田小中で米作りの振り返り  (新宮市 )
2020年10月10日
6 責任を持って世話を  譲渡等ボランティア養成講習会  (和歌山県 )
2020年10月10日
7 徒競走などで全力発揮  串本小が運動会を挙行  (串本町 )
2020年10月10日
8 小学生~高校生166人に支給  家庭学習支援臨時給付金  (古座川町教育委員会 )
2020年10月10日
9 東海岸沿いで波高まる  台風14号の接近に伴い  (串本町 )
2020年10月10日
10 台風14号による大雨を警戒  タイムライン定例連携会議  (紀宝町 )
2020年10月10日
11 樫山選手(紀宝町出身)が最高打撃賞  都市対抗野球北信越大会で活躍  
2020年10月10日
12 前さん、岡﨑さんが優秀賞に  紀宝地区地域安全ポスター  
2020年10月10日
13 台風14号、10日午前に最接近  雨降り続き局地的に猛烈な雨も  
2020年10月10日
14 お悔やみ情報
  
2020年10月09日
15 関係者や崇敬者の奉仕に感謝 熊野那智大社で竣功奉告祭 

 熊野那智大社(男成洋三宮司)で8日、創建1700年記念境内施設整備事業による礼殿などの改修工事完了に伴い「御創建壱千七百年境内施設整備事業竣功(しゅんこう)奉告祭」が執り行われた。神職や神社役員、工事関係者、島正博・整備事業奉賛会長、下宏・和歌山県副知事、九鬼家隆県神社庁長、堀順一郎町長ら約20人が参列し、御前に事業完了を奉告した。続けて竣功記念碑の除幕式も行われた。

 事業概要は、礼殿、拝殿の改修および銅板屋根のふき替え、鳥居や宝物殿、長生殿、手水(ちょうず)舎、授与所の塗装工事。同大社別宮・飛瀧(ひろう)神社の鳥居、社務所、祈願所の改修や塗装など。

 事業費約2億8000万円は氏子や崇敬者らによる寄付。3月31日に工事が完了した。4月に竣功清祓式が斎行されたが、新型コロナウイルス感染症の影響で奉告祭は延期となっていた。

 奉告祭では、男成宮司に続いて参列者らが玉串を奉てん。巫女(みこ)が神楽「浦安の舞」を奉納した。

 男成宮司は「多くの方をお招きし奉告祭を斎行したかったが、新型コロナの影響でかなわず残念」と心情を語り「関係者の方々や全国の崇敬者の方々のご奉仕により立派に竣功することができた。皆さま方のご奉仕に応えるべく、一生懸命努めていきたい」とあいさつ。

 「神社はきちんとした形で残していくことが必要。一新された当大社に多くの人にお参りに来ていただければ」と話していた。

(2020年10月9日付紙面より)

奉告祭に参列した皆さん。一時的にマスクを外し記念撮影に応じた=8日、熊野那智大社
男成洋三宮司(右)と島正博・整備事業奉賛会長により序幕された竣功記念碑
2020年10月09日
16 町民の健康増進の一助に
 体成分分析装置運用開始  (串本町 )

 串本町が7日、体成分分析装置の本運用を開始した。当面は地域包括支援センターと保健センターが介護予防教室や特定保健指導などで運用。将来的には各地区で開かれているサロンなどへと測定の機会を広げることも目指しているという。

 この装置は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した町独自事業第5弾の一事業「体成分分析装置購入事業」により導入。町民の健康増進の一助としてかねて運用を模索していたが、始めるなら早い方がいいという考えがあり同第3弾の1事業「在宅高齢者運動指導支援員雇用促進事業」に基づく介護予防教室「ころころ教室」の実施に間に合わせる方向で導入を目指してきた。

 分析項目は体水分量、タンパク質量、ミネラル量、体脂肪量などで、事前入力した身長と年齢と性別も加味して筋肉量などを割り出す。測定に要する時間は約15秒。結果表には肥満指標や部位別(右腕・左腕・体幹・右脚・左脚)の筋肉量や体脂肪量、細胞外水分比、体重・栄養・肥満・筋肉均衡などの評価も示され、体の状態の把握や保健指導に生かすことができる。

 同教室の期間開始には間に合わなかったが、この日あった3回目の開講前に受講生全員が同装置による測定に臨み、感染症予防に伴うフレイルの予防を見据えた栄養指導を受ける中でさっそく結果表を活用するなどした。同装置はID管理で個人のデータを蓄積でき、受講生は期間終盤で再度計測に臨み、その変化で受講の成果を振り返る予定。成果の実感を託して、同感染症の広まりに伴う屋外活動の機会減少を補う家庭での健康づくりを促すという。

 地域包括支援センターの林源藏センター長によると、この装置には大勢に利用してもらうことで町民の健康状態の傾向をつかめる側面もあるそう。そのビッグデータを構築し町内に必要な介護予防事業の見極めに生かすことを先々に見据え、幅広く測定の機会を捉えて同装置を活用することに意気込んでいる。

(2020年10月9日付紙面より)

体成分分析装置による測定に臨むころころ教室の受講生ら=7日、串本町立体育館

2020年10月09日
17 幼児期から虫歯予防
 4歳児のフッ化物洗口始まる  (紀宝町 )

 健康的な食生活を維持するためには、自分の歯で、自分の口から食事をとることが大切と考えられている。日本歯科医師会では、80歳になっても自分の歯を20本以上保つ「8020運動を推進」を推奨している。

 虫歯予防には、毎日の歯磨きが大切だが、幼児期からの取り組みも重要だ。紀宝町では2012(平成24)年から、虫歯予防の一環として4歳児以上を対象にフッ化物洗口を行っている。本年度も町内全保育所と幼稚園でフッ化物洗口を開始する。

 フッ化物洗口は、1日1回、洗口液5㍉㍑を口に含み、30秒間ブクブクうがいする。虫歯菌の抑制、再石灰物化の促進、歯質の強化に効果があるフッ素を用いたうがい法で、虫歯予防に期待できるという。

 7日には相野谷保育所(村上江里所長)で始まり、町みらい健康課の歯科衛生士、竹田仁香さんがうがいの方法を指導した。4歳児は、うがいができるように3週間前から水で練習してきた。この日初めてフッ化物でうがいをし、竹田さんは「歯を丈夫にするためにフッ素でうがいしました。うがいしてから30分はお茶などを飲まないように」と説明した。

 町では、1歳2カ月児から3歳児までの各歯科健診で歯科健診、フッ化物歯面塗布、ブラッシング指導、食生活・相談などを行っている。

(2020年10月9日付紙面より)

フッ化物洗口に取り組む園児たち=7日、紀宝町立相野谷保育所
2020年10月09日
18 和歌山のウメは日本一
 三輪崎小で出前授業  (新宮市 )

 新宮市立三輪崎小学校(嶋田雅昭校長、児童371人)で6日、2年生56人を対象にした出前授業「梅と梅干しのお話説明会」があった。紀州田辺梅干協同組合の大谷喜則副理事長が来校し、ウメ栽培の歴史や梅干しの効能、県を代表する品種であるみなべ町発祥の「南高梅」について話した。

 和歌山県、県教委、県漬物組合連合会が推進する「梅干しで元気!!キャンペーン」の一環。県の食育推進月間(10月1~31日)に合わせて実施しており、今年16年目を迎える。

 梅干しをより身近なものとして食べる習慣を養い、自分の食に関心を持ってもらうことが目的。県内の全小学校と特別支援学校251校に梅干し約6万4000個と学習冊子6万部を提供し、7校を対象に説明会を行う。

 大谷副理事長は「和歌山県のウメ収穫量は日本一で、昨年は5万7500㌧、全国シェアの65%を占めている」と話し、約400年前から続くみなべ・田辺地域のウメ栽培が国連食糧農業機関(FAO)の「世界農業遺産」に認定されていることを紹介。梅干しに多く含まれるクエン酸には▽疲労回復▽殺菌効果による食中毒予防▽血液をさらさらにする―の三つの効能があると語り、「毎日梅干しを食べて健康になって」と呼び掛けた。

 梅干しの贈呈式もあり、贈られた梅干しはこの日の給食で提供された。

(2020年10月9日付紙面より)

紙芝居でウメの話をする大谷喜則副理事長=6日、新宮市立三輪崎小学校
梅干しの効能を学ぶ児童
2020年10月09日
19 社会福祉の増進に寄与  和歌山県社会福祉功労者表彰  
2020年10月09日
20 金密輸など水際で防ぐ  12日から取締強化期間  (大阪税関 )
2020年10月09日
21 不思議な文様の岩棚へ  南紀ジオパーク・ジオサイト「お蛇浦」  
2020年10月09日
22 手品やゲームでにぎわう  神倉小2年生学年行事  (新宮市 )
2020年10月09日
23 「オリーブの実なりました」  鉢植えの木が初の豊作  (那智勝浦町 )
2020年10月09日
24 親子で楽しいひととき  子育て支援「ハロウィンおばけを作ろう!」  (那智勝浦町 )
2020年10月09日
25 対抗戦主体で競い合う  潮岬中が体育祭を挙行  (串本町 )
2020年10月09日
26 9月定例会一般質問(終)  古座川町議会  
2020年10月09日
27 JA職員も作業を支援  極早生温州ミカンの出荷ピークに  (御浜町 )
2020年10月09日
28 目標は県大会優勝で花園へ  11日の準々決勝に登場  (木本高校ラグビー部 )
2020年10月04日
29 体験通して恩恵に感謝
 高田小児童らが「海の教室」  (勝浦海事事務所 )

 児童らの海や船への関心を高め、海事思想の普及を図る「海の教室」が2日、那智勝浦町と太地町を舞台に展開された。新宮市立高田小学校(大家淳志校長)の全校児童11人が市場見学や遊覧船体験などを通じて海の恩恵に感謝する機会とした。

 近畿運輸局勝浦海事事務所、紀南海運協会などが主催。「海の月間」(7月1日~31日)の協賛行事として、管内の小学生を対象に毎年実施している。児童らは、那智勝浦町築地の和歌山県漁連勝浦市場展望室で市場の様子を見学。勝浦海事事務所の堀川裕之次長が「船員さんたちの仕事を見てたくさん勉強してください」と呼び掛けた。

 児童らはその後、勝浦観光桟橋に移動し「くじら号」に乗船。波に揺られながら紀の松島めぐりを楽しんだ。

 太地町では町立くじらの博物館でくじら講座を受講。学芸員の今川恵さんが「太地浦捕鯨絵図」を基に、同町において古来から続く人間と鯨の関わりについて話した。今川さんは▽みんなで協力して大きな鯨をとっていた▽地形を利用して鯨を見張っていた▽道具を工夫して使っていた―などと説明。児童らは鯨やシャチに関するクイズに対し、元気よく手を上げるなどした。

 最後にイルカショーを見物。イルカが見せる見事な演技に、児童らは大きな拍手と歓声を送った。

 同校5年の水口胡都さんは「学校の全員でいい体験ができた。遊覧船ではいっぱい魚が泳いでいて波もすごかった。教科書で漁は大変と学んだが、(市場では)たくさんの魚の種類を分けていてすごいと思いました」。

 6年の古藤紬さんは「(海は)高田の川とまた違っていて楽しかった。いつもと違う体験ができて良かったと思います」と話していた。

(2020年10月4日付紙面より)

イルカのショーに大歓声=2日、太地町立くじらの博物館
紀の松島めぐりにいざ出発=同日、那智勝浦町
2020年10月04日
30 祭りの準備着々と
 境内にのぼり立てる  (新宮の速玉祭 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)は3日、例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」=15日(木)、16日(金)=に向け、境内にのぼりを掲揚した=写真。近づく祭りへの機運を高めようと、神職らが約80本ののぼりを一本一本、丁寧に取り付けていった。

 同祭は2月の御燈祭(おとうまつ)りと合わせ、「新宮の速玉祭・御燈祭り」として国の重要無形民俗文化財(重文)に指定されている。

 例年では「御船祭(みふねまつり)・早船競漕(きょうそう)」に出船する各地区の関係者らが協力し市内各地区でのぼり立てを行うが、新型コロナウイルス拡大予防の観点から今年は早船競漕が中止に。伴い、のぼりも境内のみの掲揚とした。

 同大社の佐藤仁迪(ひとふみ)権禰宜(ごんねぎ)は「いまだコロナ収束のめどは立たないが、神事はしっかりとやっていかなければならない。多くの人が関わるところ以外は例年通り実施していきたい」と話していた。

(2020年10月4日付紙面より)


2020年10月04日
31 今後の推進の一筋道考える
 かんりん文庫が読書講演会  (串本町 )

 串本町潮岬にあるかんりん文庫(梅﨑百合子代表)が9月26日に県立潮岬青少年の家で読書講演会を開き、30人が聴講して今後の読書推進の一筋道を考える機会を得た。

 この講演会は、わかやま市民生協の地域コミュニティー支援補助金制度を活用して計画。梅﨑代表の教員時代以来の知人でかんりん文庫訪問の機会を模索していた元枚方市立図書館司書の川上博幸さんに講師を依頼し、17年来の家庭文庫運営に加え大学講師や新聞企画への寄稿の経験も持つ立場から提言を得る場を整えて参加者を迎えた。

 演題は「AI時代の子どもの読書の重要性について 今こそ子どもに読む喜びを!」。川上さんは子どもと人工知能(AI)が共存する力はどうすれば身に付けられるかという視点を意識付けた上で持論を展開した。

 時代背景として学校図書館協議会(SLA)の統計にみる子どもの読書推進の成果とAI技術の進展をそれぞれ振り返り、大枠として高度情報化から知識基盤へと特色が移り変わった社会情勢と特有の諸課題も見据えてこれからの時代の知恵の発揮の大切さを示唆。

 他の動物と比較したときの人間の特徴の一つに声を言葉として使ってコミュニケーションをする点があり、この言葉を形に置き換えたのが文字。川上さんは耳で聞いて言葉を知りその形である文字を読む先に読書が成り立っていると順序立てし、さらにその先で本に込められた感情の起伏を味わいその心や考えをもらう段階に達した時に子どもは読書に大きな喜びを得ると筋道をつけた。

 対して現在のAIは、喜びを得る一歩手前までこなせる段階と位置づけ。子どもとAIが共存する上で大切なのは『教科書が読める(読んで理解できる)ぐらいの読解力』で、これができないとリテラシー(情報を適切に把握し適切に再構築する能力)が伸びずAIに後れを取ることになる。この筋道を今後の読書推進を図る上で目安の一つにすることを推奨して話を締めくくった。

(2020年10月4日付紙面より)

AI時代の子どもの読書の重要性を説く川上博幸さん=9月26日、県立潮岬青少年の家
今後の読書推進の一筋道を川上さんと共に考える参加者
2020年10月04日
32 花てまりの会が奨励賞受賞
 全国花のまちづくりコンクール  (那智勝浦町 )

 花のまちづくりコンクール推進協議会(野路國夫会長)が実施する第30回「全国花のまちづくりコンクール」において、那智勝浦町の花づくりボランティアで構成される「花てまりの会」(おお木博子会長、会員26人)が9月25日、花のまちづくり奨励賞を受賞した。その喜びや活動の様子を取材した。

  □     □

■全国花のまちづくりコンクール



 コンクールは農林水産省および国土交通省が提唱するもので、1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」の理念である「自然と人間との共生」を継承し、91年より「花のまちづくり活動の発展」と「花の社会性の向上」を目的に、全国各地の優れた花のまちづくりを表彰している。

 対象は全国の市町村や学校を含む団体や個人、企業。コンクールは花の美しさや出来栄えを競うものではなく、花と人、花と社会の関わり合いの中で、花が社会に及ぼすプラスの影響(コミュニティーづくりや世代間の交流、観光振興、環境保全など)を生かしてどのようにまちづくりに昇華されたかを審査する。

  □     □

■花てまりの会の活動



 同会は観光客や住民らに花を楽しんでもらい、町のPRや活性化に寄与するために町内9カ所の花壇整備に取り組んでいる。

 今回、「和歌山県花を愛する県民の集い」(二階俊博会長)からの勧めもあり参加を決意。活動の様子を紹介するための写真撮影や説明文の作成に奮闘し受賞に至った。なお、全国から1690件もの応募があり、団体部門では1487件に上ったという。

 新型コロナウイルスの影響から町を訪れる観光客などが減少している中でも、日々花壇の手入れや周辺の草刈りなど町の美化に努めてきた。

 受賞について、おお木会長は「これまでの積み重ねが認められたようですごくうれしい。これからも皆さんと一緒に活動していきたい」。

 今後については「観光のまち・那智勝浦町のためにおもてなしの気持ちで取り組んでいる。花を枯れさせない、常に花がある状態を保つには花壇だけの作業ではだめ。周辺の美化が大事になる。いつもきれいな環境を目指しています」と語った。

(2020年10月4日付紙面より)

※ おお木博子会長の「おお」は、左側が「羽」の下に「令」、右側が「寛」

花のまちづくり奨励賞を受賞した花てまりの会の皆さん=1日、那智勝浦町
毎月の作業に汗を流す
2020年10月04日
33 心の栄養と体の栄養  「ウンコ博士」が講演  (那智勝浦町 )
2020年10月04日
34 新宮城の危機も訴える  小渕伸二さんが講演  (熊野市民大学 )
2020年10月04日
35 132年ぶり初詣祈願 コロナ対策「大斎原」で神事 (熊野本宮大社)
2020年10月04日
36 ハチ? ハチドリ?  オオスカシバ出現  (新宮市 )
2020年10月04日
37 心一つに競技を楽しむ  北山小・中で運動会  (北山村 )
2020年10月04日
38 高齢者の優先接種始まる  インフルエンザの予防を  
2020年10月04日
39 健康づくり活動を地域に  保健活動推進員に委嘱状  (紀宝町 )
2020年10月04日
40 9月定例会一般質問②  古座川町議会  
2020年10月04日
41 お悔やみ情報