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2020年10月21日
1 合唱や演奏を楽しむ
 共同募金チャリティーコンサート  (太地町 )

 太地町社会福祉協議会(岡本研会長)は17日、那智勝浦町市屋の太地町地域福祉センター梛(なぎ)で「赤い羽根共同募金チャリティーコンサート(合同発表会)」を開いた。町内外で活躍する4団体とゲストの美しい合唱や迫力ある演奏で終始会場は盛り上がった。

 コンサートは募金に加え、住民らがステージ出演を楽しむ人気の催しで4年目を迎える。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から出演者の家族や関係者のみの公開となり、検温、消毒、マスク着用後の入場となった。

 集められた募金は和歌山県の共同募金会に送られた後、50%が配分金として同社協が受け取り、町内4カ所で行うふれあいサロン「いっぷく亭」の事業費やボランティア団体の育成補助、福祉教育推進指定校事業に充てられるという。

 トップバッターはコーラスグループの「ピアニッシモ」が務め、誰もが知る童謡を熱唱。「赤とんぼ」などの曲では来場者と共に歌った。続いて、昨年の同コンサートでトリを務めた「笑音風(しょうおんぷ)」が登場。会場の笑いを誘うマイクパフォーマンスに加え、「いとしのエリー」「さらば恋人」などの名曲を披露した。

 その後、チーム結成間もない「コスモス」がリコーダーやギターなどで「さんぽ」「さくら色のワルツ」を演奏。熊野地方で活躍するフォークデュオ「ヤブシン」の藍田真一さんもゲストとして登場し、トークを織り交ぜながらライブを行った。

 今年のトリはハリケーンが務め、「パプリカ」「カントリーロード」などを全力で披露。コンサートを締めくくった。

 岡本会長は場所を提供した梛の指定管理者である山永サービスに感謝を述べ、「コロナの影響でイベントが少ない中ですが楽しんでいただけたようで良かった。障害を持つ方々の社会参加の場を設けることができてうれしい」と語った。

(2020年10月21日付紙面より)

トリを務めたハリケーン=17日、那智勝浦町の太地町地域福祉センター梛
2020年10月21日
2 助け合いはすばらしい
 地域支え合いフォーラムで堀田力さん  (新宮市 )

 新宮市役所別館で18日、地域支え合いフォーラム「みんなでつくろう! わがらのまち~しんぐうで暮らし続けるために今できること~」があった。新宮市と市社会福祉協議会が主宰。83人の来場者が(公財)さわやか福祉財団の堀田力会長のオンライン基調講演「みんなで支え合うあたたかいまちをつくろう~居場所から有償ボランティアまで~」に耳を傾けた。

 さわやか福祉財団は弁護士で元検察官の堀田会長が1991(平成3)年に設立した公益財団法人。新しいふれあい社会づくりを目標に、ボランティア団体の設立や、勤労者や子どもも気軽に活動に参加できる仕組みづくりなど、地域で支え合う仕組みづくりを進めている。

 堀田さんは「少子高齢化が厳しくなっても、われわれの生活がもっと楽しくなるような社会でないといけない」としながらも「今までは家族が高齢者を支えてきた。しかし少子化で子どもたちも自分たちの生活で精いっぱい」と問題提起。

 高齢化について、「ただ生きている期間が延びたのではなく、元気で生きている期間が延びている」と述べ「元気な高齢者が元気を存分に生かして、家族のような気持ちで助けるしかない。財政や少子化が厳しい状況で楽しく生きていくためにはこの方法しかない」と提言。

 「助けてもらう側も安心し、希望が持てる。助ける側も人の役に立つ力があると感じ、人に感謝してもらえる。労力を生かした喜びは人間の本質的な喜び」と話した。

 調理や掃除、洗濯などの家事、買い物、外出支援、移動支援など、助け合いのレベルを上げていくためには、有償ボランティアのチームを立ち上げ、団体で取り組む活動が全国的に進んでいると紹介し「新宮市が今までつくってきたサロン活動など平素のつながりの中で困り事を話す機会を設け、話し合いの中で有償ボランティアをつくって広げていくことが重要」と述べた。

 助け合いの仕組みづくりのためには生活支援コーディネーターと協議体の力が必要と話し「素晴らしい能力はまだまだこのまちに残っている。能力を存分に生かし、地域づくりに参加を。自分のため、地域のために能力を生かして、助け合いを深めていってほしい」と講演を締めくくった。

(2020年10月21日付紙面より)

オンラインによる堀田力会長の基調講演に耳を傾けた=18日、新宮市役所別館
2020年10月21日
3 6年生がマグロ漁や捕鯨学ぶ
 国交省「海の教室」に参加  (古座小 )

 串本町立古座小学校(貴志純子校長)の6年生13人が16日、国土交通省勝浦海事事務所などが展開する事業「海の教室」に参加し海と人の関わりの一端に触れて関心を培うきっかけを得た。

 この教室は、同事務所と紀南海運協会、近畿海事広報協会が主催。青少年の海に対する関心を高める狙いで例年実施していて、本年度はコロナ禍の情勢を鑑みて感染予防対策を講じつつ管内の学校に参加を呼び掛け3校が希望しているという。

 古座小は実施2校目で、和歌山県漁業組合連合会勝浦市場、紀の松島観光船、太地町立くじらの博物館を巡る内容。同事務所を代表して堀川裕之次長は「魚類や鯨類だけでなく、海に関わる人の姿にもしっかりと目を向け、鑑賞とは違う観点で勉強してほしい」とあいさつをして参加を歓迎し、児童を代表して森海咲さんは「今日はとても楽しみにして来ました。たくさん学んで帰りたいのでよろしくお願いします」と応えて教室を始めた。

 同市場では県漁連の中村博行さんが水揚げが盛んなマグロについて紹介。水揚げされるマグロや混獲される魚の種類、それらの釣法であるはえ縄漁法の概要などを伝え、児童は同市場の見学フロア「展望スペースTUNAGOOD(つなぐ)」から水揚げされたマグロなどの出荷の様子を眺めつつ背景にある漁場環境や人の営みにまで考えを巡らせるなどした。

 その後は紀の松島観光船で太地くじら浜公園へ移動。同博物館でイルカやクジラのショーを鑑賞し、館内見学や今川恵学芸員による講座を通して校区内にある旧古座浦に発展をもたらした鯨類や捕鯨について考えた。

 実施1校目は新宮市立高田小学校〈全校〉で今月2日に参加。同3校目は古座川町立明神小学校〈2~6年生〉で23日(金)に参加する予定。

(2020年10月21日付紙面より)

出荷の様子を見学しながら人の関わりを教わる古座小6年生=16日、和歌山県漁業組合連合会勝浦市場
2020年10月21日
4 遊歩道歩き、浅里の風景楽しむ
 8カ月ぶりに山歩き部会  (紀宝町 )

 紀宝町山歩き部会は18日、同町浅里で「浅里の里山ウオーキング」を開催した。13人が参加し、飛雪の滝周辺の遊歩道を歩いた。

 秋から春まで6~8回にわたり、登山初心者から上級者まで楽しめるコースメニューを検討しており、今年は「地元ガイドと歩こう!」をテーマに設定。新型コロナウイルスの影響で2月から休止してきたが、検温、手指消毒、マスク着用といった感染対策を取った上で8カ月ぶりに開催した。

 今回は山歩きを始めた初心者を対象にしたコースで、同部会世話人の福田将志さんが案内。案内看板に載っていない知られざる名所なども紹介した。

 遊歩道は飛雪の滝から浅里城跡、二の滝などを巡り、展望台までの約2㌔。参加者は飛雪の滝キャンプ場を出発し、渓流沿いの遊歩道を歩きながら、水の流れる音や鳥のさえずりを聞きながら、のんびりと約4時間の散策を楽しんだ。

 次回は、11月8日(日)に熊野古道中辺路(牛馬王子~近露王子)の山歩きを計画しているという。

(2020年10月21日付紙面より)

里山ウオーキングを楽しむ参加者=18日、紀宝町浅里
2020年10月21日
5 心に寄り添える医療者に  近大新宮で医療ゼミナール  (新宮市 )
2020年10月21日
6 「海をきれいにしませんか」  かつうら渚の会がごみゼロ認定  (那智勝浦町 )
2020年10月21日
7 児童らからのメッセージ展  スーパーセンターオークワ南紀店  (新宮市 )
2020年10月21日
8 地元の伝説を学ぼう  神倉小でふるさと学習事前授業  (新宮市 )
2020年10月21日
9 ねんねこ祭保存会に援助  本年度の各選考結果発表  (大桑教育文化振興財団 )
2020年10月21日
10 入賞候補20点を選抜  フォトコン審査実施  (古座川町観光協会 )
2020年10月21日
11 早期発見の大切さ伝える  町内2カ所で乳がん啓発  (串本町保健センター )
2020年10月21日
12 ヤギさん「かわいい」  1年生が生活科授業で  (神内小 )
2020年10月21日
13 エコクラフトで籠作る  寺子屋分校「楽しい手芸教室」  (紀宝町 )
2020年10月21日
14 「うどのまつり」中止  烏止野神社例大祭は11月23日に  (紀宝町鵜殿 )
2020年10月21日
15 本庁舎を臨時閉庁  犯行予告受け、職員ら警戒態勢  (新宮市 )
2020年10月21日
16 「Happy Halloween!」  丹鶴幼稚園で英語学習  (新宮市 )
2020年10月21日
17 お悔やみ情報
  
2020年10月10日
18 新宮市が2年連続受賞
 市内3会場に市長から感謝状も  (ラジオ体操優良団体等表彰 )

 新宮市はこのほど、ラジオ体操の普及奨励に寄与したとして、㈱かんぽ生命保険、日本放送協会、NPO法人全国ラジオ体操連盟から2020年度ラジオ体操優良団体等表彰(近畿地方表彰)を受けた。8日に市役所を訪れたかんぽ生命保険の木村浩之・和歌山支店長から田岡実千年市長が表彰状と記念品を受け取った。また、それぞれおおむね20人が参加している市内3会場に対し田岡市長が感謝状を手渡した。

 ラジオ体操は国民の体力向上と健康の保持・増進を目的に1928(昭和3)年に制定された。同表彰は、かつての郵政省簡易保険局が、簡易保険創業40年、郵便年金創業30周年の記念事業の一環として、56(昭和31)年から府県別表彰を実施したのが始まり。62(昭和37)年に全国、地方表彰が加わり現在に至っている。

 同市は昨年(府県等表彰)に続き2年連続の受賞となった。表彰の基準は▽当該年度4月1日現在で、ラジオ体操を始めてから満5年以上継続しており、ラジオ体操の普及向上に寄与した功績が著しい▽おおむね20人以上参加者がある▽年間ラジオ体操の実施日数が100日以上▽過去に府県等表彰を受賞した―団体。

 同市では2014(平成26)年5月から市生涯学習課が中心となりラジオ体操の普及活動に取り組んでいる。現在、市内11カ所の会場で合計約150人が健康増進のためにラジオ体操を実施している。

 市長から感謝状を受けたのは王子ヶ浜見晴台会場(向井和子代表)、駅前広場会場(滝川勝弘代表)、神倉小学校会場(辻原幹佳代表)。

 王子ヶ浜見晴台会場では県道あけぼの広角線が開通した12(平成24)年3月からラジオ体操を開始し今年で9年目を迎える。駅前広場・神倉小学校会場は市の「健康寿命を延ばそう」を合い言葉に14(平成26)年にラジオ体操を開始した。

 田岡市長に表彰状を手渡した木村支店長は「表彰は皆さま方の日頃からの積み重ね。今後も引き続きラジオ体操普及への取り組みを」。

 自身も王子ヶ浜見晴台会場でラジオ体操に参加する田岡市長は「皆さんとても元気で、ラジオ体操が人間の体にとって素晴らしいことであると感じている」とあいさつ。

 健康だけではなく地域住民のコミュニケーションの場にもなっていると述べ「近所の方々に声を掛けるなど、これからもこの素晴らしい輪を広げていただきたい。市も普及のために皆さんと共に頑張っていきたい」と呼び掛けた。

(2020年10月10日付紙面より)

田岡実千年市長(前列左から3人目)とかんぽ生命保険の木村浩之・和歌山支店長(同4人目)、田岡市長から感謝状を受けた皆さん=8日、新宮市役所
田岡市長(右)が木村支店長から表彰状を受け取った
2020年10月10日
19 セカンドキャリアを描こう
 生涯現役セミナーに山口克司さん  (新宮市 )

 新宮市生涯現役促進地域連携協議会は8日、市役所別館で第2回生涯現役セミナー「シニアのためのキャリアデザインセミナー」を開催した。(公財)産業雇用安定センターインストラクターの山口克司さんが講師を務め、キャリアデザインの必要性について話した。

 同協議会は、55歳以上の中高年齢者を対象に就業を希望する人と雇用を希望する企業や事業所の双方のマッチングを行い、中高年齢者の雇用の促進や生きがいづくりの場への参加などの支援を行う事業を和歌山労働局の受託事業として展開している。

 この日は、定年退職やキャリアチェンジを迎える人に対し、ライフビジョンやキャリアプランを考え、今後の新たな就業への不安などを和らげながら意欲を高め、自信を持って仕事や人生に対してチャレンジしてもらうことを目的に実施した。

 山口さんは▽「私」を振り返る▽60歳からの生き方を考える▽充実した13万時間(90歳まで生きたとして、65歳以降の使える時間)に備える―をポイントに挙げ「自分の強みを知ってもらえれば」と呼び掛けた。

 キャリアデザインとは将来のなりたい姿やありたい自分を実現するために、自分の職業人生を主体的に設計し実現していくことであるとし、キャリア形成やライフスタイルを会社に委ねるのではなく、自分で実現する「自律型人材」が求められていると説明。

 「自立」は「一人で生きていく術(すべ)を持つこと」であり、「自律」を「自分の生き方を自ら決め自ら責任を持って自らの力で生きていくこと」と定義付けた。

 どこでも、どの時でも継続して雇用されうる魅力的な仕事能力である「エンプロイアビリティー」の向上のためには▽変化への対応力▽問題発見・解決能力▽創造的能力―などが重要視されるとし、目標を持ち自己成長することが大切とした。

 山口さんは「シニア社員として働く心構え」「豊かなシニアライフのために」についても講話。参加者らは自己理解のための「スキルの棚卸表」や「シニアライフビジョン&プラン」を作成するなどの演習を行いながら、プランを実行に移すことの大切さなどを学んだ。

  □     □

■登録(無料)を呼び掛け

 同協議会では、55歳以上の市内在住者に対し、「あと2、3年働きたい」「午前中2、3時間だけ働きたい」「週に2、3日だけ働きたい」「ボランティア、サークルを探したい」などといった希望の登録を呼び掛けている。

 登録は市役所別館1階の総合相談窓口へ。電話(0735・29・7384)でも相談や登録を受け付けている。

(2020年10月10日付紙面より)

講義や演習を重ねキャリアプランを考えた=8日、新宮市役所別館
山口克司さん
2020年10月10日
20 講義受けつつ現地を把握 観光事業等従事者ら研修 (古座川町)

 古座川町月野瀬にある南紀月の瀬温泉ぼたん荘いろり館で7日、熊野地域の観光事業活性化のための研修会〈リアル講座〉があり関係市町の観光事業等従事者らが講義や現地の把握に臨んだ。

 この研修会は、和歌山リビング新聞社が環境省「国立・国定公園への誘客の推進事業」の採択を受けて展開する地域ウェブメディア「ロカルわかやま」による吉野熊野国立公園への誘客推進事業の一環。現地把握を含めたリアル講座3回とオンライン講座5回を経て事業報告会実施を目指していて、この日はリアル講座の2回目に当たる。

 前半はノットワールドの河野有取締役が「成功するガイドツアー」、大阪観光大学の小野田金司教授が「観光マーケティング」と題して講義。後半は小野田教授進行によるパネルディスカッションで、当初予定した太地町からの参加はかなわなかったが古座川町の仲本耕士副町長らをパネラーに迎えて観光資源やその捉え方などを探った。

 仲本副町長は清流古座川と共にある人々の暮らしや奇岩を地域の魅力と位置付け、同荘設置で目標とした年間入り込み10万人を達成したが以降14万人前後で推移している状況を報告。宿泊の受け皿の弱さ、体験型観光の人材不足、お金を落としてもらう仕組みの弱さを課題として見据え、同荘を軸に何とかしていきたいと思いを掲げた。

 続く議論では体験型観光の展望や観光協会の方向性、古座街道を生かしたガイド展開、古座川ジビエ誕生の経緯と現状、その他産物・産品の商品化が際立たない事情やキャンプ受け入れに伴う課題回避の考え、町民の3次産業への不慣れの背景などで意見交換。河野さんは同町に触れての印象、小野田さんはロカルわかやまを通してまずは県内から魅力を知ってもらう方向性を提言し、仲本副町長は若い力による振興を今後に期待しつつ今できることとして受け皿や人材づくりに行政も含めたみんなで頑張っていきたいと応えた。

 リアル講座の3回目は13日(火)に和歌山東漁業協同組合串本本所で開き、講義とすさみ町や串本町の現地把握に臨む予定。

(2020年10月10日付紙面より)

受講生に古座川町の魅力を伝える仲本耕士副町長=7日、古座川町月野瀬
2020年10月10日
21 「新姫」の収穫始まる
 熊野市特産の香酸かんきつ  (10日から店頭に )

 梅干しやみそなど農林産物の加工販売や都市との交流などを推進する「熊野市ふるさと振興公社」(理事長・河上敢二熊野市長)=紀和町板屋=は7日、同市特産の香酸かんきつ「新姫(にいひめ)」の収穫を、町内の「長野ほ場」で開始した。公社が経営する栽培農地は3カ所で2・7㌶。作業は11月末までを予定し、前年16・4㌧を大きく上回る26㌧の収量を見込んでいる。

 作業は公社職員らが担当。3㌢大に成長した果実を枝から切り取る作業を丁寧に続けた。新姫は1997年に熊野市が品種登録した果実で、高血圧抑制作用があるといわれる「ノビレチン」や、がん予防や血糖値上昇抑制効果があるといわれる「ヘスピリジン」などが含まれる。2007年から栽培を始め、09年から収穫と販売が始まった。公社の今西孝典さん(48)によると「今年は少し成長が遅いかな。これから大きく育つのでは」と期待しながらも、近づく台風14号で果実が傷付き、枝が折れるなどの被害を懸念した。

 収穫した新姫が店頭に並ぶのは10日(土)から。8割がドレッシングやドリンクなどさまざまに加工されるため、果汁を味わえるのはこの時季だけ。今西さんは「ドリンクや焼き肉、焼き魚、揚げ物によく合う。ぜひどうぞ」と勧めた。同公社のほか鬼ヶ城センター、熊野市駅前特産品館、道の駅など各店で販売する。このうち、鬼ヶ城センターでは贈答用に500㌘箱入りを限定販売する。価格は税込み1000円。

 問い合わせは同公社(電話0597・97・0640)まで。

(2020年10月10日付紙面より)

始まった新姫の収穫作業=7日、熊野市紀和町の長野ほ場
2020年10月10日
22 地域住民にインタビュー  高田小中で米作りの振り返り  (新宮市 )
2020年10月10日
23 責任を持って世話を  譲渡等ボランティア養成講習会  (和歌山県 )
2020年10月10日
24 徒競走などで全力発揮  串本小が運動会を挙行  (串本町 )
2020年10月10日
25 小学生~高校生166人に支給  家庭学習支援臨時給付金  (古座川町教育委員会 )
2020年10月10日
26 東海岸沿いで波高まる  台風14号の接近に伴い  (串本町 )
2020年10月10日
27 台風14号による大雨を警戒  タイムライン定例連携会議  (紀宝町 )
2020年10月10日
28 樫山選手(紀宝町出身)が最高打撃賞  都市対抗野球北信越大会で活躍  
2020年10月10日
29 前さん、岡﨑さんが優秀賞に  紀宝地区地域安全ポスター  
2020年10月10日
30 台風14号、10日午前に最接近  雨降り続き局地的に猛烈な雨も  
2020年10月10日
31 お悔やみ情報
  
2020年10月06日
32 「平穏な世の中思う」
 江戸千家宗家が献茶式  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)別宮、飛瀧(ひろう)神社で4日、新宮生まれの茶人、川上不白(1719~1807年)を流祖とする江戸千家宗家蓮華菴(川上閑雪(かんせつ)家元)による献茶式があった。本年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から各支部の代表など10人が参列し、川上紹雪(じょうせつ)副家元が献茶を行った。恒例となっている献茶後のお茶会は中止となった。

 献茶は2007(平成19)年12月、宗家所蔵の不白寿像から「宝珠双龍紋」が見つかったことから、不白の故郷の「那智の滝」への崇拝と龍神信仰があったと考えられている。このことを縁に翌08年(同20)年から同大社での献茶を続けており、今年で13回目を迎えた。

 献茶式では、多くの観光客らが見物する中、紹雪副家元が茶を2椀たてて神前に献じた。

 男成宮司は「例年通りご奉仕いただき、ありがとうございます。熊野はよみがえりの地。一日も早い改善のために心よりお祈りをささげたい。皆さまには明るい世の中を見据えて茶の道にご精進いただきたいと思います」と述べた。

 紹雪副家元は「コロナの状況もある中、無事に務めることができてほっとしています。茶道に限らず、さまざまな伝統文化が大変な状況にあると思う。一日も早く平穏な世の中に戻ってほしいと思いを込めて献茶させていただきました」と語った。

 不白は新宮藩主水野家に仕える藩士の次男として生まれた。32歳で江戸に出て、千家流茶道を広めた。皇族、大名、旗本から町民まで階層にかかわらず指導したことで知られる。

(2020年10月6日付紙面より)

川上紹雪副家元が献茶を行った=4日、那智勝浦町の飛瀧神社
参列者らがおはらいを受ける
2020年10月06日
33 日頃から災害対策を
 災害時警察活動協力員らが啓発活動  (新宮警察署 )

 新宮警察署(小畑博昭署長)は3日、新宮市谷王子町のオークワ新宮仲之町店の催事場周辺で災害啓発活動を実施した。同署員4人と災害時警察活動協力員4人が買い物客らにチラシなどの啓発物資を手渡し、災害時の備えの必要性と自主避難の重要性を訴えた。

 災害時警察活動協力員は、災害発生時における災害警備活動などへの警察官の大量動員に伴って生じる多数の空き交番や駐在所において、警察官の代わりに地域住民の不安感を解消するために窓口対応などを行うことを目的としたもの。各警察署ごとに警察官OBから選出されている。

 啓発活動は、夏から秋にかけての台風シーズンや、今後発生が危惧される南海トラフ地震などの大災害に備えてもらおうと、普段からの準備や心構えを広く呼び掛けるもの。啓発物資の配布のほか、紀伊半島大水害(2011年)、東日本大震災(同)、熊本地震(16年)の被害状況や災害警備活動の様子もパネルで展示され、多くの買い物客らが足を止めて見入っていた。

 同署の新谷浩一警備課長は「災害はいつ起こるか分かりません。最低限の避難グッズの用意や、ローリングストックなど平時に備えを。災害時には河川状況や避難指示を確認し、早めの避難を心掛けてください」と呼び掛けている。

(2020年10月6日付紙面より)

災害時警察活動協力員らが啓発物資を手渡した=3日、新宮市谷王子町
災害パネルの展示もあった
2020年10月06日
34 新型コロナ対応の備品整備
 風水害に備え各避難所に配置  (紀宝町 )

 風水害に備え紀宝町は、町内各避難所に新型コロナウイルスに対応した備品・物資を配置し、各地区の避難所開設・運営訓練などで取り扱いを説明した。災害時における感染リスク低減を図ることが目的で、第2次地方創生臨時交付金事業の一つ。避難所運営者用、衛生管理用、受付用の各備品をそろえた。

 マスク、使い捨てゴム手袋、フェースガード、養生テープ、啓発用掲示物、手指消毒液、ペーパータオル、施設消毒液、施設消毒用タオル、除菌シート、

足踏み式ごみ箱、ごみ袋、非接触式体温計、問診票兼避難者情報カードなどの備品を一つのボックスにまとめた。パーティションセットも備え、各避難所のレイアウトも添えて、受付要員はフェースガード、マスクを着用するよう呼び掛けた。

 新型コロナは、いつ、どこで、誰が感染するか分からないことから、町では自主防災組織に「避難所へ避難する際はマスクを着用し、感染防止拡大対策の協力をお願いするとともに、避難所受付検温実施などで混雑するため、早めの避難を心掛けるように呼び掛けてほしい」と求めている。

(2020年10月6日付紙面より)

整備した備品をボックスに
2020年10月06日
35 プレミアム率3割で盛況
 第2回お買物券発行開始  (串本町商工会 )

 串本町商工会(須賀節夫会長)が4日、本年度第2回プレミアムお買物券の発行を始めた。この日は役職員らが町内2カ所で、感染症予防対策を講じながら販売所を設置。5日以降は同町商工会館で売り切れるまで取り扱いを続けるという。

 このお買物券は、同町の小売店舗等消費拡大推進事業の委託を受けて年2回発行。今回は感染症対応事業「プレミアムお買物券増額事業」の上積み委託による、プレミアム率を1割から3割、発行数を3000セットから5000セットに増強する形で発行している。

 販売所の一つ、同町文化センターでは役職員が12の窓口を設けて販売に当たった。発行対象は町内在住・在勤者で、従来の代理購入は不可。家族連れで購入に訪れるケースもあり、開場前から順番待ちの列ができ開場後1時間弱続く従来にない盛況を見せていた。

 通常時の発行規模は3300万円相当だが、今回は6500万円相当。須賀会長はこの消費者支援は取扱参加店の経営支援にもつながっているとし「経済効果として功を奏し、一人でも多くの商売人のプラスになってくれれば」と期待を語った。

 今回発行分の有効期限は12月31日(木)。取り扱い参加店数は141で、A2大のチラシなどで紹介しているほか取り扱い参加店も店頭告知しているので目安にしてほしいという。同会館での取り扱い時間は平日午前9時~午後5時。5日現在の残数は約1000セットという。問い合わせは同商工会(電話0735・62・0044)まで。

(2020年10月6日付紙面より)

順番待ちが出るなど盛況のプレミアムお買物券の販売所=4日、串本町文化センター
2020年10月06日
36 9月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2020年10月06日
37 26チームが熱戦展開
 新宮市スポーツ祭典バドミントン競技  
2020年10月06日
38 那智勝浦少年野球クラブがV
 JAみくまの旗学童軟式野球大会  
2020年10月06日
39 はじめてのスマホ教室  生涯現役セミナー  (新宮市 )
2020年10月06日
40 自然エネルギーで地域づくり  色川地域でキックオフ  (那智勝浦町 )
2020年10月06日
41 特選の3作品決まる ふるさと自慢写真コンクール (南紀くろしお商工会)
2020年10月06日
42 花の窟神社で秋の例大祭  「お綱掛け神事」は中止に  (熊野市 )
2020年10月06日
43 ウミガメを知ろう  紀南高校3年生が「東紀州学」  (御浜町 )
2020年10月06日
44 学校地区一体で盛り上がる  田原地区秋季大運動会挙行  (串本町 )
2020年10月06日
45 在宅での「みとり」について学ぶ  在宅医療・介護連携推進会議  (串本町 )
2020年10月06日
46 9月定例会一般質問③  古座川町議会  
2020年10月06日
47 一心一体で優勝目指す  太地中学校で体育祭  (太地町 )
2020年10月06日
48 お悔やみ情報