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2020年09月17日
1 御影石の参拝所、まぶしく
 清原造園が石張り施工奉納  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で先月20日から施工が進んでいた参拝所の石張り工事が完了した。16日に奉納奉告祭が営まれ、上野宮司が石張りを施工した清原造園(新宮市王子町)の清原利一代表に感謝状を手渡した。

 同大社は1883(明治16)年、花火火災により社殿が焼失し、その後仮殿が再建。戦後、1952(昭和27)年から67(昭和42)年にかけて社殿が再建されている。

 参拝所はモルタルで施工されており、当時は群青色だったが、施工から約50年が経過していることから経年劣化により変色やひび割れがあったという。

 このたびの施工奉納は、今年7月に同大社境内にさざれ石と顕彰碑、および拝殿補強柱施工を奉納した株式会社R.LinkCorporationの椋野玲史・代表取締役会長の提案を受けたもの。

 清原造園3代目である清原代表は、21(大正10)年の創業以来、今年で100年を迎えることや日頃の感謝を伝える機会にと工事を快諾。奉納に至った。

 完成した参拝所は、拝殿と合わせて白い御影石を使用。これまで木製だったスロープも滑らないよう石に加工を施し新調した。清原代表と息子の勇一(はやかず)さんも自ら施工に当たった。

 奉納奉告祭を終え、清原代表は「当社にとって創業100年の記念の年に奉納させていただき感謝しています」。

 上野宮司は「立派な石張りに感謝しています。また、3代目である代表と4代目を担うご子息が自ら施工する姿に感動しました」と感謝。

 鎌倉時代に制定された「御成敗式目」の第一条より「神は人の敬によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添ふ」を引用し「一生懸命ご奉仕いただいた。私たちもこれからも一生懸命祈りをささげたい」と話していた。

(2020年9月17日付紙面より)

(左から)清原勇一さん、由美さん、利一代表と上野顯宮司=16日、熊野速玉大社
奉納奉告祭の様子
2020年09月17日
2 PCR検査所の開設を計画
 ドライブスルー方式で検討  

 新型コロナウイルスに対応するため、新たに「紀南地域検査センター」を設けてドライブスルー方式でPCR検査を実施する計画が発表された。詳細は検討中だが紀南医師会が医師、紀南病院が職員を派遣して月~金曜の午後1時から3時まで運営する。かかりつけ医の紹介が必要で、1日12人が限度という。

 県の委託事業として計画され、14日に開催された紀南病院組合議会(下克彦議長、議員11人)の全員協議会で説明があった。

 協議会では10月1日(木)開会予定の同院組合議会定例会の議案などを話し合った。定例会議案は手数料条例、補正予算、令和元年度病院事業会計決算の3議案。病院管理者の大畑覚御浜町長は「コロナの終結が見通せず、新たな対応を検討している。病院の経営健全化にも意見を賜りたい」と述べ、議員各位の協力を要請した。紀南病院ではコロナ患者専用として4床を用意している。

 また、事務局が病院経営の7月までの現況を説明。それによると事業収益は12億3081万円で昨年比13・3%(1億8900万円)の減。うち入院収益は6億6212万円で同17・1%(1億4330万円)、外来収益は2億8176万円で同12%(3860万円)の減となった。

 コロナ感染症の影響で、患者自身が不要不急の診察を自粛する傾向が見られるという。きなん苑は1545万円で51%(522万円)の増だが、全体で前年度に3億7000万円の赤字があり、依然として厳しい経営が続いている。

(2020年9月17日付紙面より)

全員協議会で議案など話し合う=14日、御浜町の紀南病院
2020年09月17日
3 大柳の水田で稲刈りに挑戦
 機会提供受け明神小児童ら  (古座川町 )

 古座川町立明神小学校(速水和美校長)の5、6年生らが14日、大柳区内にある水田で稲刈りに挑戦した。同区の北裏説朗区長(64)が提供した機会で、児童は鎌で刈った稲をさがりに掛けるまでの流れを体験した。

 北裏区長は明神地区区長会長として同校の学校運営協議会委員に着任。母校の今に触れる中で児童が稲作の経験をしていないことを知り、半ばからの経験となるが自分の水田で稲刈りを体験することを2カ月ほど前に提案した。

 町内の他2小学校は地域の協力を得て長年稲作に取り組んでいて、自然豊かな環境にありながら唯一できずにいた同校は喜んで体験を希望。初となるため児童を代表して5、6年生が代表して北裏さんの水田を訪ね時間が許す範囲で挑戦した。

 切れ味はそれなりだが刃のかかりがいいのこぎり鎌の使い方を教わった児童は前半、先生の応援を得ながら0・5㌃ほどを刈り取り。水分補給と休憩を挟んで後半は天日干しに適した向きを自分たちで考えてさがりを組み、刈った稲をわらで縛ってさがりに掛ける流れをこなした。

 草刈りを手伝ったことはあるが稲刈りは初めてという小柳怜生君(6年)は「刈る時の足の置き方や刃の向きを変えてみるとかを教えてもらい、それが分かってみんなで楽しくできたのでよかった」とコメント。北裏さんは「まずは稲刈りの楽しさを持ち帰ってもらったらと思う。その楽しさの一方にはイノシシやサルの食害もあったりする。どうしてそうなるのかなど、稲作をさらに考えるきっかけにしてもらえれば」など学びの発展を児童の今後に期待した。

 北裏さんは刈り取った稲を精米し、学校給食米として同校に送るそう。品種はもち米「もちみのり」だそうで、速水校長は「赤飯にして味わえればと考えています。稲刈りといっても、その作業には農家の皆さんのいろいろな知恵が詰まっていて、今日は児童はとてもいい経験をさせていただけた」と話し、今年は半ばからとなったが来年は田植えからと北裏さんに願いつつ提供に感謝していた。

(2020年9月17日付紙面より)

稲刈りに挑戦する明神小学校の5、6年生ら=14日、古座川町大柳
刈った稲を自分たちで組んださがりに掛けて天日干し
2020年09月17日
4 水に飛び込み笑顔はじける
 ウオータースライダー  (太地こども園 )

 太地町立太地こども園(森尾扶佐子園長、園児68人)の芝生で15日、今夏最後のウオータースライダーごっこがあった。4、5歳児35人が豪快に坂を滑って水に飛び込み、笑顔をはじけさせた。

 新型コロナウイルス感染症による自粛生活の中で子どもたちにストレスがたまっているのではと案じた教職員たちが、大好きな水遊びで思いっきり発散してもらいたいと企画。普段は芝滑りをしている坂にブルーシートを敷き、水を流して自作のウオータースライダーを完成させた。

 水着姿の園児たちは、最初に専用絵の具でボディーペインティングをし、頬や額、腹などにハートやリンゴの模様を描いて楽しんだ。ウオータースライダーが始まると、「キャー」と歓声を上げながら、寝そべったり友達と数珠つなぎになったりして何回も坂を滑った。

 森尾園長は「この夏、晴れた日はほとんど毎日ウオータースライダーで遊んだ。思った以上に喜んでくれてうれしい。坂を何十回も登って滑るので、降園時のバスの中や夕飯前に寝てしまう子もいる。体も鍛えられ、プールで顔を水につけられるようになった子もいた。新型コロナさえなければ、学童の子どもたちも呼んで一緒に遊ばせてあげたい」と話していた。

(2020年9月17日付紙面より)

芝生の坂を滑る園児たち=15日、太地町立太地こども園
絵の具で体にお絵描き
2020年09月17日
5 介護サービス事業者対象に助成  新宮市  
2020年09月17日
6 図書消毒機を設置  新宮市立図書館  
2020年09月17日
7 一般会計補正予算など可決  9月定例会が開会  (太地町議会 )
2020年09月17日
8 森に珍しい生き物  希少種オオダイガハラサンショウウオ  
2020年09月17日
9 親子サロンと育児相談  スキップひろばを開催  (新宮市 )
2020年09月17日
10 「手品は世界共通語」  簡単マジック教室始まる  (新宮市 )
2020年09月17日
11 感染者状況は県が公表  紀宝町議会一般質問①  
2020年09月17日
12 9月定例会一般質問④  串本町議会  
2020年09月17日
13 お悔やみ情報
  
2020年09月01日
14 元気いっぱいの大絵馬完成
 飛鳥神社で丑とクジラ描く  (太地町 )

 過疎地域神社活性化推進委員会、太地町赤十字奉仕団(和田千明委員長)、太地町地域連絡協議会(法花真左美会長)は8月29日、同町の飛鳥神社(髙橋正樹宮司)で来年の干支(えと)である「丑(うし)」と「クジラ」2枚の大絵馬づくりを行った。同町在住で日本画家の土長けいさんと共に町内の4歳から11歳までの子どもたち10人が元気いっぱいの絵を描いた。大絵馬は正月に同神社と金刀比羅神社に掲げられる。

 髙橋宮司によると、大絵馬づくりは「地域活性化」「子どもたちの思い出づくり」「郷土愛の育くみ」が目的。大絵馬は縦120㌢、横150㌢のヒノキ製。同町の坂下工務店が作成した。

 この日は3密を避けるとともに、常に換気を行いマスクを着用するなど新型コロナウイルス予防を徹底した。

 髙橋宮司は「太地町を元気にするために皆さんにクジラと丑の絵馬を描いていただきたい。コロナを吹き飛ばしてください」と述べ、法花会長は「暑い中のご参加ありがとうございます。元気いっぱいに絵を描いてください」とあいさつした。

 日展や新日春展の会友である土長さんが大絵馬に下絵を施し、子どもたちはアクリル絵の具と筆で各自好きな色を塗り、絵を完成させていった。

 町立太地小学校5年の東桃子(とうこ)さんは「クジラのしっぽが細かくて難しかった。コロナのせいで催しもなくなっているのでみんなで絵が描けたのが楽しかった」と笑顔で話した。

 絵の仕上げを行った土長さんは「楽しさと元気、力強さが伝わってくる絵馬になった。子どもたちの良い思い出になってほしい」。

 和田委員長は「良い絵馬が完成した。来年は子どもたちがコロナ禍で萎縮することなく、生き生きと活動に取り組んでもらえる年になってほしい」と語った。

 髙橋宮司は「楽しそうに描いていただきうれしい。できれば毎年実施して、全ての干支の絵馬を作りたいと思う」と述べた。年末に大絵馬の除幕式を予定しているという。

(2020年9月1日付紙面より)

完成した大絵馬を前にマスクを外し記念撮影=8月29日、太地町の飛鳥神社
懸命に色塗りや絵に打ち込んだ
2020年09月01日
15 初のオンライン授業実施
 町教育研究会ICT部会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町教育研究会ICT部会研修会が8月28日、町立市野々小学校(中西健校長、児童31人)と宇久井小学校(芝﨑勝善校長、児童155人)で開かれ、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を用いた町内初のオンライン授業が行われた。

 国が推進するGIGAスクール構想への対応やへき地の小規模校同士の交流など、さまざまな視点から児童にとってより良い授業の在り方を模索することが目的。ICT部会には、町立宇久井小学校、市野々小学校、太田小学校、色川小学校、那智中学校の5校が所属し、本年度はオンラインツールを活用した遠隔授業をテーマに研究を進めている。

 この日は宇久井小学校から平瀬公士教頭が国語科の「漢字の勉強」の授業を行い、遠隔で市野々小学校の5、6年生9人が3グループに分かれて授業を受けた。児童からは「時々声が聞き取りづらいこともあったが、意外と普通に授業が受けられた」との声があった。

 教職員による研究協議では、適切な声の大きさや画面との距離の他、スピーカーや電子黒板、町内の広域Wi―Fi(ワイファイ)などハード面の整備の必要性についても議論が交わされた。

  □     □

■GIGAスクール構想

 GIGAは「Global and Innovation Gateway for All」の略。義務教育を受ける児童生徒に1人1台の学習者用パソコンと高速ネットワーク環境を整備することで、一人一人に公正に個別最適化され、資質・能力を確実に育成できる教育ICT環境を実現する構想。統合系校務支援システムの導入で、教員の働き方改革につなげる狙いもある。

(2020年9月1日付紙面より)

遠隔で授業を受ける5、6年生=8月28日、那智勝浦町立市野々小学校
平瀬公士教頭(右)が遠隔授業を行う(同町立宇久井小学校提供)
2020年09月01日
16 センター拠点でツアーなど
 認定6周年記念行事終盤  (南紀熊野ジオパーク )

 串本町潮岬にある南紀熊野ジオパークセンターとその周辺で8月29日、ツアー「マグマを作ってみよう実験で謎を解き明かします『本州最南端潮岬の謎に白黒つける』」があり親子2組4人が実感を得ながら大地の成り立ちの一端に触れるなどした。

 このツアーは、日本ジオパーク認定6周年記念イベント「行ってみて 知ってみて 南紀熊野」の一環。同パークの推進協議会とガイドの会が両主催でツアーやワークショップを複数計画し、22日~31日の間で順次実施して同パークと接点を持ち理解を深める機会を提供した。

 期間終盤での実施となったツアー「マグマを作ってみよう実験で謎を解き明かします『本州最南端潮岬の謎に白黒つける』」は同センターを拠点にして火成岩やその大地の成り立ちに触れる内容で、同パークガイドの芝﨑浩子さんと伊藤幸子さんが担当。前半は本州最南端・クレ崎付近の浜にある石などを観察し、後半はセンター内で岩石に熱を加えるとマグマになることなどを確かめた。

 実験では潮岬で多く見られる火成岩の一種・玄武岩の砂と市販の珪砂(けいしゃ)を、融点降下剤(炭酸ナトリウムとホウ砂を使用)を混ぜた状態で加熱。もともとは岩だった砂が溶岩になることを確かめた後、冷め方の違いで岩のでき方が違ってくることなども観察した。

 本紙エリア内から参加した子どもは、実験結果への驚きに加えて石にいろんな種類があることに興味を示していた。29日は当日受け付けのワークショップ「絵本の読み聞かせ」もあり、同センターによると居合わせた家族連れが館内見学の一端で利用したという。

(2020年9月1日付紙面より)

本州最南端・クレ崎付近の浜にある石などを観察=8月29日、串本町潮岬
火成岩由来の砂を加熱して変化を観察
2020年09月01日
17 不思議な感触でかわいい
 中央児童館で「スライムをつくろう!!」  (新宮市 )

 新宮市野田の中央児童館で8月29日、「スライムをつくろう!!」があった。同館に登録している小学1~5年生18人が参加し、色とりどりのスライムを作った。

 子どもたちは職員から注意事項と説明を受けると作業を開始。容器に洗濯のりを入れて赤、青、黄、緑の食用色素を選び着色した後、重曹とコンタクトレンズ洗浄液を加えてかき混ぜていくと不思議な感触のスライムが完成した。手に取った子どもたちからは「何かかわいい」「気持ちいい」などの声が上がり、にぎわった。

 奥田颯大(そら)君(8)は「ネバネバしていて何とも言えない感覚。スライム作りは久しぶりだったので楽しかった」。栗本玲菜さん(10)は「前に作った時よりも上手にできて良かったです。感触が気持ちよくて簡単なので、また作ってみたい」と話していた。

(2020年9月1日付紙面より)

スライム作りに取り組む子どもたち=8月29日、新宮市野田の中央児童館
2020年09月01日
18 リレーは木本、御浜が優勝  中学校陸上記録会  (熊野市・南牟婁郡 )
2020年09月01日
19 自然公園で清掃活動に汗流す  鵜殿女性の会が作業  (紀宝町 )
2020年09月01日
20 口腔内の状況を把握  歯と口の無料健康診断  (紀宝町 )
2020年09月01日
21 野生のサルにご注意  まちなかで目撃情報  (新宮市 )
2020年09月01日
22 山道にコマツナギの花  那智勝浦町小阪  
2020年09月01日
23 「自然汚す不法投棄やめて」  長野川に大量の家庭ごみ  (那智勝浦町 )
2020年09月01日
24 感染症対策し催し楽しむ  梛で「であいミニ夏祭り」  (太地町 )
2020年09月01日
25 来館者の体温瞬時に測定  文化セにサーマルカメラ  (串本町 )
2020年09月01日
26 町民参加でロケット振興  今秋から事業展開に着手  (串本町 )
2020年09月01日
27 お悔やみ情報