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2024年04月03日
1 一挙蔵出し!寄贈品展
 開館55周年記念企画始まる  (太地町立くじらの博物館 )

 太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)が2日、開館55周年を迎え、記念企画展「一挙蔵出し!寄贈品展―くじらの博物館を支える資料たち―」が始まった。会期は来年4月1日(火)まで。

 博物館1階に、町内外から寄贈された貴重な品々84点を展示。第31次南氷洋捕鯨で撮影されたとされる8㍉フィルム映像や、解体用包丁、鯨類雄性生殖器の剝製など、うち26点が初出しだ。

 中江環副館長は「『故人が大切にしていたものだから』『思い出の博物館だから』など、一つ一つに寄贈された方の思いや博物館にたどり着くまでの物語がある。収蔵品を充実させるため、ウエートが大きいのが寄贈品であり、『チームくじらの博物館』の一員として当館を支えていただき、本当にありがたい」と感謝。貴重な資料がオークションやフリマサイトに流出している現状を受け「価値ある資料を適切に保存し、後世に残すため、手放す際には博物館への寄贈や寄託も考えてほしい」と呼びかけていた。

  □     □

■飼育動物供養



 この日、飼育員ら30人が、飼育中に死んだ動物たちの供養祭を営み、命を預かる者としての自覚を新たにした。

 同館では現在、コビレゴンドウやオキゴンドウ、ハナゴンドウなどの鯨類9種類31頭の他、魚類52種225匹、無脊椎動物36種435匹を飼育。

 供養祭では、順心寺の関雄峰住職の読経の中、飼育員や職員たちが焼香し、静かに手を合わせた。

 稲森館長は「この日を迎えられたのも、飼育動物あってのこと。その命と向き合う時間となった」。開館55周年に際し「4月1日には国際鯨類施設がオープン。『くじらの学術研究都市』を目指す中で博物館にも多様な社会的役割が求められている。研究者たちと協力して調査研究を行い、飼育動物たちが長生きし、新しい命を育んでいけるよう努めたい」と語った。

(2024年4月3日付紙面より)

寄贈品について解説する中江環副館長=2日、太地町立くじらの博物館
供養碑に手を合わせる飼育員ら
2024年04月03日
2 外国客船が新宮港へ
 熊野三山など観光満喫  

 バハマ船籍の外国客船シルバー・ムーン(総トン数4万700㌧、全長212・8㍍、シルバーシー・クルーズ)が3月31日朝、新宮港を訪れた。初寄港となる。多数が下船してバスやタクシーに分乗、当地方の観光を満喫した。同日夕方には出港した。

 ジャパネットたかたが行うジャパネットクルーズが企画した「シルバームーンで優雅に巡る 陽春の日本絶景ツアー」で訪れた。東京を出発し、新宮、徳島、釜山(韓国)、長崎、鹿児島、奄美大島、伊勢志摩を巡って戻るツアーで、約250人が乗船、うち約9割が日本人という。

 新宮港の岸壁では、平安衣装と雅楽演奏による出迎えや、地元特産品の販売、新宮市による歓迎セレモニーが行われた。バス7台とタクシー約20台が待機しており、乗船客らは分乗して熊野三山や鬼ヶ城(熊野市)などを巡った。

 歓迎セレモニーでは、田岡実千年市長があいさつ。「熊野は、大自然を背景に神道と仏教が融合した熊野信仰の聖地として繁栄し、今なお多くの人々を魅了しています。本日は世界遺産である熊野を楽しんでいただければ」と語った。

 同船のチャブダル・ゲオルギエフ船長もあいさつ。「日本ではいろいろな港に寄港し、日本人からのおもてなしをいろいろと受けています。新宮でも温かいおもてなしをありがとうございます」と述べた。

(2024年4月3日付紙面より)

初めて寄港したシルバー・ムーン=3月31日、新宮港
平安衣装と雅楽演奏で出迎えた
2024年04月03日
3 統合小の校名候補を発表
 開校準備の思いを乗せて  (串本町教委 )

 串本町教育委員会が3月29日、2026年4月開校予定の統合小学校名候補を「くしもと小学校」としたことを町公式ホームページ上で発表した。町議会で開校に伴う条例改正が承認された時点で正式決定になるという。

 目下、串本小と橋杭小の後継校として開校を目指す統合校。建設用地は町立くしもとこども園の道向かいに確保済みで、現在は実施計画がほぼ完成した段階だという。

 文部科学省「新しい時代の学びの環境整備先導的開発事業」の適用を受け、22年度に学校、家庭、地域の意見を取り入れつつ「つながる」をテーマにし地域との共用や防災機能も意識した基本構想を策定。校舎は木造平屋建ての分棟とし学童保育所や体育館が付帯するフラットな構成とするなど大枠が定まり、以降基本設計、次いで実施設計の策定が進んだ。

 昨年9月には関係2校の保護者らを対象にして統合小学校建設説明会を実施。校名や校歌・校章を定める上で最良の成果を得るため、基本設計の情報を共有した。先行して12月1日から今年1月15日までの間で校名案を公募。応募84件、重複分を整理し43案が集まり、以降は統合小学校建設検討委員会で▽くしもと▽串本▽なんたん▽さんごの杜―の4案、保護者ら地域代表も参加する小学校統合準備委員会でくしもとの1案まで絞り込まれ、2月21日の町教委定例会で校名候補として承認した。

 この承認は3月5日、町議会第1回定例会本会議で田嶋勝正町長が施政方針の一端として先行報告し、「子どもたちが親しみを持ち、地域からも愛される場所になってほしいという思いが込められた校名」と伝えた。追って町教委が「皆様からの新しい学校への期待と願いをしっかり受け止め、開校への準備を進める」と思いを乗せ、発表した。

 校名案募集に当たり「子どもたちと地域住民、教職員がともに育つ新しい時代の学校にふさわしい学校名」とテーマを付した町教委。坂本善光教育長は現在の2校に縛られず幅広い世代になじむ学校名、と定まった校名候補を受け止めている。

 校歌・校章についてはこれから作成手法の検討を始める段階。着工は町議会が工事請負契約案を承認した後で、第2回(6月)定例会への上程を見据えて進めるという。

(2024年4月3日付紙面より)

2024年04月03日
4 ぽかぽか陽気に読書タイム  図書館でテーマ展示  (熊野市 )
2024年04月03日
5 多彩なメロディーで楽しませる  吹奏楽部が定期演奏会  (木本高校 )
2024年04月03日
6 多数の名所で花見盛り  春らんまん、サクラ満開  (紀宝町 )
2024年04月03日
7 那智勝浦町は11倍に  新宮市9倍、他市町も増  (23年の外国人宿泊客数 )
2024年04月03日
8 定額減税への理解深める  給与支払者を対象に説明会  (新宮市 )
2024年04月03日
9 健康長寿の実現願う  生きがい教室の開講式  (新宮市老連 )
2024年04月03日
10 ムロウテンナンショウ  那智勝浦町の県道45号  
2024年04月03日
11 こころブギウギ絵手紙展  27日まで、喫茶きよもん  (那智勝浦町 )
2024年04月03日
12 新しい園生活がスタート  マリア保、新木保で入園式  (新宮市 )
2024年04月03日
13 「甘くて最高!」  中央児で「わたあめプレゼント」  (新宮市 )
2024年04月03日
14 楽しく交流を図る  緑丘中生徒とサ市訪問団が交流  (新宮市 )
2024年04月03日
15 車窓に向けて白花を開く  一雨でシャガ咲き始める  (古座川町 )
2024年04月03日
16 咲き進む花の下で体操体験  一枚岩前でリラックス教室  (古座川町 )
2024年04月03日
17 第1回定例会一般質問(終)  古座川町議会  
2024年04月03日
18 水域にちなんだ16点披露  水族館で「黒洋画会展」  (串本海中公園 )
2024年04月03日
19 テーブル囲みサクラ観賞  下里神社でお花見  (那智勝浦町 )
2024年04月03日
20 ドキドキの初登園  わかば保育園で入園式  (那智勝浦町 )
2024年04月03日
21 お悔やみ情報
  
2024年04月02日
22 5年ぶりサ市訪問団
 7日まで滞在して交流  (新宮市 )

 新宮市の姉妹都市である米サンタクルーズ市(サ市)からの、中高生などの訪問団17人が3月30日に来新し、市福祉センターでホストファミリーと面談した。互いに紹介を行い、親交を深めた。訪問団はホスト宅に宿泊し、7日(日)まで滞在する。

 両市は、1974(昭和49)年に姉妹都市関係を締結。訪問団の相互派遣などを通して友好関係を築いてきたが、コロナ禍の影響で中断。今回は2019年4月以来、5年ぶりのサ市からの訪問となった。13歳から17歳の14人と、引率者3人が訪れた。

 訪問団は1人ずつ自己紹介、ホストファミリーは世帯ごとであいさつを行った。続いて訪問団は宿泊先のホストファミリーと共に着座、会話を楽しんだ。熊野比丘尼(びくに)の装束をまとった市観光協会登録ガイドの福辻京子さんによる、英語での熊野曼荼羅(まんだら)の絵解きも行われた。

 訪問団は今後、市内の世界遺産や観光名所を巡ったり、さまざまな伝統文化を体験したりしながら過ごす。5日(金)には市福祉センターで盛大なフェアウェルパーティー(送別会)も行われる。

  □     □

■市長表敬訪問も



 訪問団は1日に市長表敬訪問を行った。市役所で田岡実千年市長と面談した。田岡市長は「長い距離をお疲れさま、ようこそ。お越しいただき歓迎します。今年は姉妹都市となって50年の節目の年。そういう年に来てくれて、素晴らしい縁を感じるところです。新宮市をしっかりと感じて楽しんでもらえれば」と語った。

(2024年4月2日付紙面より)

会話を楽しみ交流を深めた=3月30日、新宮市福祉センター
ホスト宅に宿泊しながら観光や体験を行う
2024年04月02日
23 大泰寺でこども春祭り
 大阪大学の学生も協力  (那智勝浦町 )

 熊野地方各地でサクラが満開を迎える中、那智勝浦町下和田の大泰寺(西山十海住職)で3月31日、「こども春祭り」が開かれた。大阪大学の地域×エンタメサークル「コネクト」の11人も運営に協力。春休み中の親子連れが大勢集まり、楽しい一日を過ごした。

 春休み中の子どもたちに遊びの場を提供し、子育て中の保護者を応援しようと大泰寺が企画。コネクトは、大自然やグルメを満喫しつつ、行政や酒蔵、宿泊施設など地域と連携しながら地方創生を目指すサークル。2年ほど前から夏合宿で当地方を訪れ、西山住職らと交流しており、その実践の場として昨年夏に肝試しを開催。こども春祭りにも協力した。

 朝から大勢の親子連れが境内を訪れ、スライムやスノードーム作りのワークショップに参加。普段は宿泊施設としている客殿も開放され、飲食ブースの地元野菜の料理や焼き菓子、ドリンクなどを楽しんでいた他、満開のサクラの木の下でお弁当を広げる姿もあった。

 家族4人で訪れた村瀬杏梨さん(12)は「スライムやスノードーム作りが楽しかった」と笑顔。

 コネクト代表の天﨑由人さん(20)は「思っていたよりも大勢の人が来てくれて驚いた。サークルの次の世代の子たちにも自分たちの経験を伝え、今回参加してくれた子たちも経験を持ち帰って成長につなげてほしいと思う。自分たちの活動で、那智勝浦町にいい影響があればいいなと思う」と語った。

 西山住職は「晴れて良かったです。昨年夏の肝試しにも予想以上に人が来てくれたということもあり、今後も協力が得られるなら、一緒にいろいろなことを企画していきたい」と話していた。

(2024年4月2日付紙面より)

ビンゴゲームで盛り上がる=3月31日、那智勝浦町の大泰寺
スノードームが完成!
境内のサクラも満開
2024年04月02日
24 咲き進む花と人出で華やぐ
 町内のソメイヨシノ各名所  (古座川町 )

 古座川町佐田で実施中のイベント「桜フェア」が期間半ばに差しかかった。3月30日のソメイヨシノは木によってばらつきがあり、全体としてちらほら~八分咲きの段階。序盤の雨天から一転して好天に恵まれたこの日は事前登録した5店舗が出店し、地内に人出の華やぎを誘った。

 コロナ禍前にあったさくら祭りに代わるイベントで、実施期間は3月23日から4月7日(日)までの16日間。舞台企画はないが開花時期の趣向として定着しているちょうちん飾りは引き継ぎ、午後6時~9時に点灯して夜桜鑑賞の風情も添えている。事前登録した出店希望店舗数は7。便宜上出店予定日を公表し、午前9時~午後4時の時間帯で随時出店をしている。

 会場一帯の七川ダム湖畔は日本さくら名所100選の一つに数えられ、主に樹齢数十年のソメイヨシノが湖畔の外周に沿って並ぶ。期間序盤の週末は雨天で開花前だったが、中盤の週末は前述した通り。天候不安定の予報が出ているが6日(土)、7日に花も人も最盛になりそうな状況だ。

 3月30日現在、ソメイヨシノの並木があり宴の場としても人気がある蔵土多目的広場は全体として開花前~三分咲きで、七川ダム湖畔と並んで次の週末が花見のピークとなりそう。他方、町内でも先駆けて咲き進む一枚岩前は五分咲き~散り始めに達し、天候が回復した3月29日から多くの花見客が訪れ鑑賞やスマートフォンなどで撮影するなどして花盛りに親しんでいた。

(2024年4月2日付紙面より)

事前登録した出店が並ぶ七川ダム湖畔一帯=3月30日、古座川町佐田
花盛りに達し人が集まる一枚岩前=3月29日、古座川町相瀬
2024年04月02日
25 6チームが参加し開幕
 マクドナルド・トーナメント  (学童軟式野球 )
2024年04月02日
26 10人が楽しく竹刀振る
 三輪崎剣道クラブが体験会  (新宮市 )
2024年04月02日
27 自助・共助の重要性  赤十字奉仕団が防災セミナー  (太地町 )
2024年04月02日
28 100年続く事業所表彰  特徴的な優良店舗も  (新宮商工会議所 )
2024年04月02日
29 室内用のベンチが完成  森林環境譲与税活用し  (那智勝浦町 )
2024年04月02日
30 自立意識を持つ人材に  株式会社キナンで入社式  (新宮市 )
2024年04月02日
31 世界遺産の保全に汗  熊野古道・高野坂を清掃  (新宮ユネスコ協会 )
2024年04月02日
32 旧串本町の増加が顕著  コロナ禍前の水準超える  (観光客動態 )
2024年04月02日
33 三重県教職員人事異動   
2024年04月02日
34 80人のうち31人異動  熊野市消防人事  
2024年04月02日
35 安心して暮らせる体制目指す  紀南介護保険広域連合が定例会  
2024年04月02日
36 自転車通し観光集客へ  東紀州5市町が計画  
2024年04月02日
37 さらなる強化・推進を目指し  防災対策課を設置  (紀宝町 )
2024年04月02日
38 グランプリは作品「喰らう」  串本文化セで第32回授賞式  (串本海中フォトコン )
2024年04月02日
39 さあ、新年度スタート  官公庁で辞令交付式など  
2024年04月02日
40 お悔やみ情報