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2020年08月21日
1 より迅速な救助を目指す
 エレベーター事故対応講習会  (那智勝浦町消防本部 )

 那智勝浦町消防本部(湯川辰也消防長)は19日、同町天満の町福祉健康センターでエレベーター事故への対応に係る講習会を開いた。消防職員21人が参加し、三菱電機ビルテクノサービス株式会社関西支社和歌山支店勝浦営業所の山下弘之所長と同支店の野口陽平さんの指導の下、エレベーターの仕組みや錠外しの方法などを確認した。

 これまで同署管内でのエレベーター事故の発生はないものの、緊急事態時により迅速な救助を目指すため2006(平成18)年以来の実施となった。講習会は2グループに分かれて行われ、▽エレベーター内の非常灯の状態▽急停止の衝撃と閉じ込められたときの心理状態を体感する▽停電時の動作▽情報センターとのやり取り―に取り組んだ。

 山下所長は機械室で職員にエレベーターの構造について解説。停止時は正常な状態ではないとし「突然作動し巻き込みや挟まれるなどの事故を起こしてしまう可能性があるため、救出する際には必ず電源を落としてから作業してください」と述べた。錠外しでは、野口さんが手順やエレベーターの位置確認、注意点などを説明した後、職員は専用の鍵を使い一人ずつ順番に実践していった。

 山下所長は「職員や救出される人たちの二次災害を防ぐことが最も重要。南海トラフ地震などがいつ発生するか分からないため、講習会での知識や経験を生かしていただければ」。

 嶋田和央・消防指令は「資料的なものでは学んでいるのですが、実践を交えて行う機会が少ないので貴重な時間となりました。救助の際には閉じ込められた人たちに呼び掛けをし、安心感を与えることが大切。改めて速やかで確実な任務に努めていきます」と話していた。

(2020年8月21日付紙面より)

錠外しに取り組む職員たち=19日、那智勝浦町天満の町福祉健康センター
山下弘之所長の説明に耳を傾けた
2020年08月21日
2 各部署がコロナ対策など報告
 新宮市議会総務建設委員会  

 新宮市議会の総務建設委員会(福田讓委員長、7人)が19日、市役所であった。熊野川行政局、消防本部、水道事業所など関係各部署が実施中の事業や入札結果、取り組みなどを報告し、委員たちが質問や意見を述べた。

 消防本部からは報告に先立ち、先日県内他市町の消防署員から新型コロナウイルス感染者が出たことを受け、越水薫消防長が「市民の方々には大変心配をかけており、本部にも多くの問い合わせをいただいている。今回は他市町だが重く受け止めている」と述べ、職員に対し改めて通知や訓示を通して気の引き締めを徹底。引き続き万全を期したいとした。また、職員の感染予防対策として、家族以外との会食や不要不急の管外への外出の自粛などを呼び掛けているなどと報告した。

 委員からは「公務員などは優先的に検査を受けられるような手立てが必要では」「コロナを持ち込ませないための取り組みがなされていない。まん延させないための方策が検査」などの声が上がった。他の委員からは「検査の目的は早期発見。感染防止につながるものではない。国の専門家に従うほかないのでは」と意見。当局は「元を抑えるのは必要だが市独自で体制を組むのは難しい」と理解を求めた。

 委員から「市で陽性患者が出た場合、公式発表の前にしっかりした情報を教えてもらうことはできないのか」との質問があり、田岡実千年市長は「職員が罹患(りかん)した場合には正確な情報を速やかに公式に発表したい」と述べた。

 水道事業所からは「暑さが続き雨も少ないが、熊野川の水量に関しては安定的に供給できる水位をキープしている」などと報告があった。

 企画政策部や総務、選挙管理委員会からの報告もあり、委員からは住友化学が今秋に発売を予定している抗ウイルス物質の散布装置についての研究を求める声や、県外からの作業員を抱える工事現場におけるコロナ対策、プレミアム付商品券の販売時期などを問う声があった。

 都市建設課、農林水産課からは7月の梅雨前線豪雨に伴う市道東敷屋線、市道小井谷線、林道谷口皆瀬川線における被災状況について説明があった。

(2020年8月21日付紙面より)

新宮市議会総務建設委員会=19日、新宮市役所
2020年08月21日
3 「飛雪米」の稲刈り始まる
 飛雪の滝百姓塾が収穫  (紀宝町 )

 「にほんの里100選」に数えられる紀宝町浅里で20日、町のブランド米「飛雪米」の稲刈りが始まり、農事組合法人飛雪の滝百姓塾(木下起査央・代表理事)の会員が飛雪米の「結びの神」を収穫した。

 百姓塾は2005(平成17)年に任意団体として設立。11(平成23)年9月の紀伊半島大水害で甚大な被害を受けたが、翌年には農地の復旧に努め、15(平成27)年に法人化した。

 設立当初は耕作面積37㌃だったが、年々、耕作放棄地を耕し、今では120㌃の水田を管理。昨年は約3・3㌧を収穫した。また、国や県の補助金を活用して環境美化や獣害対策にも取り組んでいる。

 結びの神は県農業研究所が12年かけて開発した品種。同地区では結びの神とコシヒカリを栽培し、「飛雪米」としてブランド化した。熊野川と山々に囲まれ、豊かな水と土地で育った飛雪米は、ふっくらした食感が特徴だという。

 この日は結びの神2・4㌧を収穫し、来週にコシヒカリの稲刈りを行う予定。今年は昨年を上回る約3・4㌧の収穫を見込んでいる。

 木下代表理事は「新米は9月から道の駅『紀宝町ウミガメ公園』で販売する予定です。ぜひ、食べてください」と話していた。

(2020年8月21日付紙面より)

ブランド米「飛雪米」の稲刈り作業=20日、紀宝町浅里
2020年08月21日
4 こんな時こそ当たり前に
 町立小中2学期始まる  (串本町・古座川町 )

 串本町、古座川町の町立小中学校が20日、一斉に2学期の始業を迎えた。新型コロナウイルスの影響で例年より11日ほど早い再スタート。両町とも24日(月)から学校給食を再開し、時間割に沿った授業を進める。

 同ウイルス感染拡大に伴う臨時休校で失われた授業時数を取り戻すため、両町とも夏季休業(夏休み)期間は8月6日から19日までの14日間(例年の約3分の1)に短縮。幸いにして両町とも昨今進められてきた普通教室の空調整備事業が時期近しくして間に合い、児童生徒は真夏の暑さを緩めた環境下で授業に励めるようになっている。

 串本町立西向小学校(山本隆介校長、児童46人)は真夏の日差しを避けるため、窓などを開放した体育館内で始業式を営んだ。山本校長は大きな事故なくそろって2学期を迎えられたことを喜び、引き続き新型コロナウイルスや熱中症の予防を心掛けることを呼び掛け。早寝早起き朝ご飯やあいさつ、勉強や友達に優しくすることなどこんな時こそ当たり前のことを当たり前にして、みんなで支え合うことを願いながら今日から頑張ることを呼び掛けた。

 串本町教育委員会によると町立小中学校は21日(金)も午前中までとし、24日から授業を本再開となる。古座川町教育委員会によると始業式以降の動きは町立小中学校個々で判断をしているが、学校給食は串本町学校給食センターから配食を受ける古座中と足並みをそろえて24日から再開するという。県立串本古座高校は一足早く17日に2学期の始業を迎えている。

(2020年8月21日付紙面より)

2学期の始業に当たり児童の気持ちを引き締める山本隆介校長=20日、串本町立西向小学校
2020年08月21日
5 実行委員会を設立  紀の国わかやま文化祭2021  (那智勝浦町 )
2020年08月21日
6 観光客に太田の新米を  恒例の採れたて新米キャンペーン  (那智勝浦町 )
2020年08月21日
7 いよいよ2学期スタート  公立小中学校で始業式  (那智勝浦町・太地町 )
2020年08月21日
8 コロナ防止で初盆行事縮小  海翁禅寺で灯籠焼き  (那智勝浦町 )
2020年08月21日
9 華やかな和装髪飾り  寺子屋分校「楽しい手芸教室」  (紀宝町 )
2020年08月21日
10 夜間に独特の花咲かせる  峯地内でカラスウリ開花  (古座川町 )
2020年08月21日
11 赤い池の正体はミドリムシ?  新宮市の浮島の森  
2020年08月02日
12 避難者の安心安全を確保
 職員らが避難所設営訓練  (新宮市 )

 新宮市防災対策課と避難所担当職員ら8人は7月31日、同市野田の市福祉センターで新型コロナウイルス感染症対策下における避難所設営訓練を実施した。本格的な台風シーズンを前に、「3密」を避けるためのレイアウトや避難者受け入れ態勢・手順などを確認した。

 市では、避難所における新型コロナ対策として「3密」「熱中症」への対策を中心にレイアウトや必要資機材などを決め、避難所の開設と運営の訓練を重ねている。

 市内の風水害指定避難所22カ所でも随時訓練を実施しており、同センターでの訓練は7月中では3回目。市の昨年度の避難実績は、8月14日の台風10号で164人(うち、福祉センター27人)、10月11日の台風19号では141人(同37人)だった。

 この日の訓練では、局地豪雨や地震発生など、緊急度・切迫度の高い状況を念頭に、より短時間で避難所を開設し避難者の受け入れを開始することを目標とした。和歌山県からサンプル提供された段ボールパーティションの設置訓練もあった。段ボールパーティションは、8月中に900枚が県から支給されるという。

 職員らはA・Bの2班に分かれて受付や避難スペース、体調不良者用スペースなどを設置し、班ごとの動きを確認しあった。また、体調不良者に対する健康状態チェックシートを使った聞き取り訓練も行った。

 訓練後、山下泰司・防災および危機管理担当部長が講評。「本日のような訓練を生かして、避難者が安心・安全に過ごしていただける運営をしていきたい」と決意を述べ、市民に対し「いざというときには市からの避難情報に留意し、取るべき避難行動を心掛けて」と呼び掛けていた。

 防災対策課の廣井和樹課長補佐は「訓練を重ね、避難者を適切に受け入れられるように対策を講じていきたい。市民の方々には、コロナを恐れて躊躇(ちゅうちょ)することのないよう避難行動をお願いします」と話していた。

(2020年8月2日付紙面より)

検温や手指消毒の協力要請など、避難者受け入れ対応を確認した=7月31日、新宮市福祉センター
段ボールパーティションの設置方法を確認
2020年08月02日
13 役場庁舎で2回目の分散勤務
 新型コロナ対策を強化  (紀宝町 )

 新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を強化するため、紀宝町は7月31日から、職員が別の建物で業務に当たる分散勤務を開始した。役場庁舎に隣接する防災拠点施設5階の防災研修室とフロアにワークスペースを設け、各課の職員20人が業務に取り組んでいる。

 4~6月に続く2回目の処置で、庁舎内の正規職員84人のうち、理事と課長を除く各課2人程度を別庁舎に移した。期間は9月25日(金)までの約2カ月で、2週間のローテーションで職員を入れ替える。

 町では新型コロナに対応した事前行動計画(タイムライン)を策定しており、現在は近隣市町で感染者が確認されたステージ4。職員は検温や体調チェックをするなど、万が一の町内発生に備えている。

 役場庁舎入り口には手指消毒用アルコールを設置し、来庁者にはマスク着用を呼び掛けている。

(2020年8月2日付紙面より)

紀宝町が分散勤務を開始=7月31日、紀宝町防災拠点施設
2020年08月02日
14 「夏休み元気に過ごして」
 小中学校などで終業式  

 新宮市、太地町、北山村の小中学校、保育所で7月31日、終業式が行われた。新型コロナウイルス感染拡大による長期の臨時休校に始まり、生活様式の変化やクラブ活動の制限など多くを経験した1学期が終了し、1~2週間程度の短い夏休みに入った。

 新宮市立王子ヶ浜小学校(山本眞也校長、児童342人)では、校内放送で終業式を実施した。

 山本校長は「学校が始まったばかりの頃は皆さんの表情が硬く、心配していたが、体育やプールでは笑顔で歓声を上げる様子が見られた。今日配られる通知表には1学期に皆さんが頑張ったことが書かれている。夏休み中も読書感想文や自由研究など、自分の得意を生かして挑戦してほしい」とあいさつ。

 児童代表の千葉颯斗君は「外出を控え、計画的に宿題をしながら、楽しい夏休みを過ごしてください」と呼び掛けた。続いて生徒指導部から▽ルールや決まりを守る▽自分の命は自分で守る▽宿題も含め計画的に過ごす―の3点の諸注意があった。

 1年2組の教室では担任の松村圭教諭が一人一人に「毎日休まず学校に来てくれたね」「漢字をきれいに書いていたね」と声を掛けながら通知表を渡し、「新型コロナや熱中症に気を付けながら、夏休みを元気に過ごして」と呼び掛けた。

  □     □

■市町村ごとの夏期休業期間

 新宮市の夏期休業期間は1日~16日(日)だが、中学3年生のみ3日(月)~7日(金)の午前中を登校日とする。太地町は1日~19日(水)、北山村は1日~20日(木)。なお、那智勝浦町は6日(木)~19日(水)、県立高校は8日(土)~16日(日)に夏期休業期間を設ける。

(2020年8月2日付紙面より)

初めての通知表を受け取る1年2組の児童=7月31日、新宮市立王子ヶ浜小学校
2020年08月02日
15 串本古座3回戦で敗れる
 高校野球和歌山大会  
2020年08月02日
16 神倉少年野球クラブが優勝
 第38回学童軟式野球大会決勝  (マクドナルドカップ )
2020年08月02日
17 みんなで園舎をピカピカに  丹鶴幼稚園で大掃除  (新宮市 )
2020年08月02日
18 東海が梅雨明け  平年より11日遅く  
2020年08月02日
19 オリジナルマスク頒布中 熊野本宮大社 
2020年08月02日
20 大切な人や自分の命を守るために  堀順一郎町長が呼び掛け  (那智勝浦町 )
2020年08月02日
21 補正予算と工事請負契約可決  那智勝浦町臨時議会  
2020年08月02日
22 自由な発想のアクリル画  前田稔夫さんが絵画展  (那智勝浦町 )
2020年08月02日
23 入院患者の面会禁止に協力を  新型コロナ感染防止対策  (紀南病院 )
2020年08月02日
24 お悔やみ情報