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2024年03月22日
1 今年最大の269㌔
 大物クロマグロに活気  (勝浦地方卸売市場 )

 はえ縄漁による生鮮マグロの水揚げ量日本一を誇る那智勝浦町築地の勝浦地方卸売市場で20日朝、今年最大の269㌔のクロマグロが水揚げされ、市場が活気づいた=写真。釣り上げたのは清漁丸(宮崎県)で、山下寛正船頭は「大物でうれしい。今シーズンも頑張る」と語った。1㌔当たり6490円の値が付いた。

 同じく宮崎県の第八長久丸が釣り上げた153㌔のクロマグロにも1㌔当たり6400円の値が付き「今年はマグロが少ないが、いい大きさのものが取れて良かった」と話した。仲買人らの他、「うちの船でも大物が釣れるように」と見に訪れる船員の姿もあった。

 市場展望スペースを訪れた森脇佳寿美さん(18)は「家族旅行で来た。新鮮なマグロが並んでいてすごい。今日もこれからマグロを食べに行く」と話していた。

 この日の入港は8隻で、水揚げは約80㌧。県漁連勝浦市場の太田直久市場長は「ビンチョウマグロが豊漁だったこともあり水揚げ量は伸びている。クロマグロは出足が遅めだが、今後に期待している」と話していた。シーズンは5月ゴールデンウイークあたりまで。

(2024年3月22日付紙面より)


2024年03月22日
2 地球掘削の最新動向は
 国際研究集会記念し講演会  (新宮市 )

 新宮市の丹鶴ホールで20日、国際科学掘削計画に関する市民講演会「地球の恵みを知り、災いに備える―和歌山から始まる世界への挑戦―」が開催された。近隣市町から大勢が参加し、地球掘削による最新の研究動向に触れた。

 熊野地方では18日から、世界17カ国の研究者ら約150人が集う国際研究集会が開催されている。海底下の堆積物や岩石を掘削して地球の歴史や地震のメカニズム解明を目指す「国際深海科学掘削計画」(IODP)が今年9月に終了予定であることに伴い、後継プログラムの立ち上げを目指すもの。その記念で市民向け講演会を企画した。

 開会に当たり田岡実千年市長が「地球掘削といえば、当地方では地球深部探査船『ちきゅう』が新宮港を拠点に行ってきた南海トラフ地震発生帯掘削がなじみ深い。歴史的瞬間を皆さんと共有したい」。海洋研究開発機構(JAMSTEC)の大和裕幸理事長は「世界中の研究者たちの盛り上がりを感じていただければ」とあいさつした。

 シンポジウムには東京大学地震研究所の木下正高教授、イタリア国立海洋物理学研究所のアンジェロ・カメルレンギさん、大阪公立大学の益田晴恵特任教授が登壇。

 地球掘削の重要な研究テーマである「気候変動」について、アンジェロさんは、海洋底の堆積物調査によって分かった6500万年前から現代までの気候変動の図を紹介。「人間の活動の影響で、恐竜が巨大化した6500万年前と同じ温度まで気温が上昇している」と述べた。会場からの「人間が石油や石炭を使うことで、石炭紀や古生代レベルの温暖化は起こりうるのか」という質問には「古生代の気温が高い理由はまだ分かっていない。計算上、ある程度気温が上がれば揺り戻しがあるため、そこまではいかないのでは」と返答した。

 司会の熊野家三九郎さんの「地震の前兆は分かるのか」という問いに、木下教授は「すぐではないが、可能性はある。掘削した穴に温度計や圧力計を設置しており、兆候をうかがうチャンスが増えている」と語った。

 JAMSTECの江口暢久さんによる講演では、「ちきゅう」による調査研究を振り返り「今秋には世界中の研究者が『ちきゅう』を使い、2011年の東北地方太平洋沖地震から13年が経過した海底で、コア試料の採取や長期孔内観測に挑む。皆さんにも海底下で起きていることをお知らせしたい。航海に応援を」と話した。

 益田教授は、身近な温泉に着目した研究を紹介。「温泉は通常の地下水にはない面白い成分を含み、地球深部のマントルと同じ組成を持つヘリウムが見つかることも」と述べ、「次に温泉に入るときは、そのお湯が流れてきた道のりを想像し、地球の営みを感じてほしい」と呼びかけていた。

(2024年3月22日付紙面より)

研究者らがシンポジウム=20日、新宮市の丹鶴ホール
2024年03月22日
3 原理学び水ロケット制作
 1年生対象にし宇宙教室  (串本古座高校 )

 和歌山県立串本古座高校(榎本貴英校長)が13、14、19日の3日間、1年生89人を対象にした宇宙教室を実施した。生徒はロケットの概念などを教わり、水ロケットを制作。19日はグラウンドで飛翔実験をするなどした。

 次年度から未来創造学科が始まり、現普通科3コースの後継2コースに加えて新たに宇宙探究コースが加わる同校。現1、2年生は次年度以降も普通科のカリキュラムで卒業を目指すが、だからといって学校の特色の一端となる宇宙教育には関係ないとはしたくないという思いもあり、宇宙教育専門教員の藤島徹教諭監修によるこの教室を計画した。

 13日は座学、14日は水ロケット制作、19日は飛翔実験とまとめという内容で、座学ではロケットが飛ぶ原理や串本町から飛翔するロケット「カイロス」について紹介した。

 そのイメージを持って制作では藤島教諭の「身近な材料で組み上げる」というこだわりに沿って、容量500㍉㍑の炭酸飲料用ペットボトルとA4サイズのクリアフォルダ、紙コップと紙パックから切り出したフィン(羽根)などを組み合わせて水ロケットを組み上げた。

 基本構造は共通だがフィンや機体部分はアレンジしてよいとし、1年生が仕上げた水ロケットは千差万別。19日は藤島教諭の試射を見て手順をつかみ、6人一組で順番に打ち上げた。途中で軌道が曲がったりバランスを崩して落下したりする水ロケットも多い中、安定した放物線を描いて藤島教諭の試射以上に飛ぶ水ロケットもいくつかあり、最後はそれら全体の結果からロケットを飛ばす難しさや、難しい中にも成功の筋道があることを振り返って締めくくったという。

 今回の教室実施について藤島教諭は「この経験を通して、ロケットを人ごとから自分ごとにしてまずは家族に伝えるところから始めてもらえれば」と監修に込めた思いをコメント。次年度はいよいよ宇宙に関心を持つ後輩が加わり学科は違っても同じ学校の生徒として共に励む流れとなるが、今回の教室はその連帯の架け橋の一つとなる理解を学年全体で共有する節目ともなった。

(2024年3月22日付紙面より)

グラウンドで水ロケットの飛翔実験に臨む1年生=19日、和歌山県立串本古座高校
2024年03月22日
4 災害に強い道の駅に
 ウミガメ公園防災拠点の完成式  (紀宝町 )

 道の駅「紀宝町ウミガメ公園防災拠点」の完成式が20日、紀宝町井田のウミガメ公園に隣接する新施設であった。災害に強い道の駅への生まれ変わりに期待し、国土交通省中部地方整備局紀勢国道事務所と町の関係者らがテープカットした。

 今後、発生が予想される南海トラフ地震などによる大規模災害発生時に救援や救護活動、緊急物資の搬送を迅速に行う活動拠点として、国交省と紀宝町が2019年度から事業を進めてきた。

 国交省は防災倉庫(500平方㍍)、資材置き場(800平方㍍)、駐車場(1800平方㍍)を整備。今後、大型トラック、クレーン、土のうなどを配備する。

 町は円筒形鉄筋コンクリート造り2階建ての一時避難場所を建設。高さ6・5㍍、床面積165平方㍍。海抜14・4㍍地点にあり、屋上(海抜20・5㍍)には地域住民や道の駅の利用者など最大200人が避難できる。

 完成式には町議、地元区長、消防団、藤根正典、大久保孝栄、東豊の各県議らが出席。冒頭、能登半島地震の犠牲者に黙とうをささげ、西田健町長が「人の命が一番を基本とし、災害で犠牲者を出さないため、さらにハードとソフトの対策を推進したい」とあいさつ。難場所を建設した幸榮建設(森村哲也代表取締役)に感謝状を贈った。

 紀勢国道事務所の市川幸治所長は「防災拠点の完成は、大規模災害発生時の道路啓開作業における実効性の向上が図られることに期待する」、藤根県議は「この施設が町民らの安心安全につながる」などと祝辞を述べた。

 一時避難場所前でテープカットし、地元のほたる夢太鼓、熊野水軍子供太鼓が力強い太鼓演奏を繰り広げた。

(2024年3月22日付紙面より)

テープカットで紀宝町ウミガメ公園防災拠点の完成を祝う=20日、紀宝町井田
ほたる夢太鼓が演奏
熊野水軍子供太鼓が力強いばちさばき
2024年03月22日
5 学校の図書室に来てね  太田小6年生 手作り「しおり」  (那智勝浦町 )
2024年03月22日
6 平安衣装で思い出に花添える  市野々小などで卒業式  (那智勝浦町 )
2024年03月22日
7 熊野詣での文化財  歴民資料館で企画展  (新宮市 )
2024年03月22日
8 将来の方向性を検討  分野別で進路ガイダンス  (新翔高校 )
2024年03月22日
9 観光振興や道の駅なち  那智勝浦町議会一般質問㊦  
2024年03月22日
10 第1回定例会一般質問②  串本町議会  
2024年03月22日
11 競りのかけ声が響く  熊野木まつり記念市  (新宮原木市場 )
2024年03月22日
12 ありのままの日本体験を  観光地魅力アップ協がセミナー  (新宮市 )
2024年03月22日
13 花道歩き、別れ惜しむ  ママサークルで親子67人  (紀宝町 )
2024年03月22日
14 ギターの音色に酔いしれる  濱口祐自さん招いて  (紀宝町 )
2024年03月22日
15 春のお彼岸に雪!?  那智勝浦町の妙法山など  
2024年03月16日
16 前年同期比「変わらない」
 新宮市内の景況調査結果  

 新宮商工会議所はこのほど、2023年下期(7~12月)の新宮市内の景況調査結果を発表した。▽建設業▽製造業▽卸・小売業▽飲食業▽サービス業―の5業種100社が対象。いずれの業種も多くの項目で前年同期比と「変わらない」と感じていることが浮き彫りになった。

 建設業は、業況、売上、利益、資金繰りの4項目でいずれも「変わらない」が50%前後の最多となった。業況については「やや悪い」が35%。売上や利益でも「やや減少」の回答数が「やや増加」を上回った。

 製造業は、「変わらない」の割合が業況は40%、売上は30%、利益は40%、資金繰りは85%だった。しかし売上は「やや増加」が30%で、「変わらない」と同率となった。利益も「やや増加」が25%に。売上と利益は前年より少し状況が良くなった。

 卸・小売業は「やや減少」「減少」という回答が目立った。売上は「やや減少」が最多で45%。利益は「やや減少」が最多の60%となった。客数は「横ばい」が最多で50%、次いで「やや減少」が40%。資金繰りは「変わらない」が70%と突出した。

 飲食業は、わずかに明るい兆しが見え始めた。売上は「やや増加」が最多の35%。利益は「横ばい」が最多の40%だが、次いで「やや増加」が25%となった。客数も同傾向で、「横ばい」が最多の40%だが、「やや増加」が20%で続いた。資金繰りは「変わらない」が50%、次いで「やや悪化」が30%と厳しさを見せた。

 サービス業は、売上で「やや増加」と「変わらない」がともに最多の35%、「増加」も15%となり、今後に期待が高まる。ただ、仕入れは「変わらない」が最多の75%、利益は「横ばい」が最多で45%、客数は「横ばい」が最多の35%となった。

(2024年3月16日付紙面より)

景況調査の結果の多くが前年同期比で「変わらない」だった=14日、新宮市の旧市内
2024年03月16日
17 あなたの思い込みは正しい?
 人権学習会に社協職員30人  (新宮市 )

 新宮市社会福祉協議会は12日、市福祉センターで職員対象の人権学習会を開いた。市人権教育指導員の谷嗣弘さんが「身近な人権」をテーマに、家庭教育の重要性を説いた。

 年1回の学習会で30人が参加。谷さんは「幸せになるために生まれてきた。そして、幸せになるために生きる」といった言葉を紹介し、「人権問題は一つではない。人の数だけ人権は存在する」と強調した。

 「あなたの思い込みは正しいですか?」と投げかけ、「迷信、言い伝えも思い込みに含まれる。雨男、雨女だから『あの人を誘わないでおこう』、血液型診断で『だから、あの性格なのね』と決めつける排除が差別となる」とした。

 「先人の経験から良い迷信もある」と前置きした上で「迷信や言い伝えは親から子へ、家で受け継がれる。これが差別につながる。頭を白紙に戻して、偏見につながる迷信などは取り除きたいですね」とまとめた。

(2024年3月16日付紙面より)

人権について講話する谷嗣弘さん=12日、新宮市福祉センター
学習会に参加した市社協職員
2024年03月16日
18 絵本「トミジの海」を朗読
 那智中で命の授業  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立那智中学校(寺地琢也校長)で14日、命の授業があった。刺しゅう作家の星野真弓さん(東京都)と千葉県を拠点とするFMラジオ局「ベイエフエム」の東京支社長を務める小縣正幸さんが、2011年に発生した東日本大震災の実話を元にした絵本「トミジの海」を朗読。2年生51人が災害の恐ろしさや防災の大切さを学んだ。

 絵本の登場人物であるトミジは、宮城県石巻市在住でワカメ養殖などを行う齋藤富嗣さんがモデル。東日本大震災の大津波から生還し、以後各地で語り部として活動している。小縣さんは被災地支援で現地入りしていた際に齋藤さんの話に衝撃を受け、今後に残すべき体験と確信。同社で企画を進め、ラジオ放送でクラウドファンディングを呼びかけて制作に至った。絵は墨絵画家で絵本作家の本多豊國さんが無償で手がけた。

 星野さんは、震災から13年が経過する中、災害の記憶を風化させてはならないとの思いから各地で絵本朗読に協力。作品の寄贈や刺しゅう教室開催で、長年東北地方の復興に尽力している。

 星野さんと小縣さんは一文一文に思いを込めながら絵本を朗読し、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けた。星野さんが「慈愛」をテーマに東北復興への思いを込めて制作した刺しゅう画「レジリエンス~千手観音菩薩(ぼさつ)~」の展示もあり、生徒たちが関心を寄せていた。

 授業後、篠原帆歩さん(2年)は「災害は人を苦しめ、幸せを奪うというイメージだけだったが、本や刺しゅう画を通じて、自然の大切さも教わった。災害には普段から気持ちの準備が必要だと感じた」と語った。

 小縣さんは「朗読を耳にして一人でも大切なものを学んでもらえたら。南海トラフ巨大地震もいつ、どのタイミングで発生するか分からない。自分の命を守るため、しっかりとした備えを意識してもらいたい」。星野さんは「生徒の皆さんの真剣に聞く姿が見られました。震災から13年。決して当時の出来事を風化させてはいけない。絵本などを通じて、防災対策に関心を持ってもらうきっかけになれば」と話していた。

 この日は1年生53人を対象とした授業もあった。

(2024年3月16日付紙面より)

絵本「トミジの海」を朗読する小縣正幸さん(左)と星野真弓さん=14日、那智勝浦町立那智中学校
千手観音菩薩の刺しゅう画に関心が寄せられた
2024年03月16日
19 心に寄り添う支援大切に
 「ほっとほーむ」が文科大臣表彰  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町内でベルト型家庭訪問を軸にした活動を行う家庭教育応援チーム「ほっとほーむ」が、文部科学大臣表彰を受けた。

 家庭教育応援チームは、子どもたちの健やかな育ちを支え、全ての保護者が安心して家庭教育を行うことができるよう、地域で主体的な取り組みを行う組織。家庭教育を取り巻く環境が大きく変化し、支援が届きにくい家庭も存在することから、文部科学省が登録制度を設けて活動を促進している。

 同町の「ほっとほーむ」は2016年に活動を開始。当初は不登校の子どもがいる家庭への訪問などからスタートし、現在では対象学年(小学1、3、5年、中学1、3年)の全戸訪問を行い、学校や町子ども未来課、福祉課、医師、臨床心理士らと連携して相談体制を構築。特色ある優れた活動として、全国20の優良事例の一つに選ばれた。

 現在のメンバーは民生委員や主任児童委員、元教師、学校支援員、子育て経験者ら14人。保護者の声に耳を傾け、心に寄り添い、一緒に考えることを大切に活動している。ほっとさろんの開催や広報紙「ほっと通信」の発行(町ホームページに公開)、LINE(ライン)相談も行う。

 表彰を受けてメンバーは「つらいことを、涙を流して相談してくださる保護者の方もいる。関係機関につないで解決を図る前段階で、まずはお話を聞き、心に寄り添うところから」と語る。

 今後に向け「『何でも相談していいんだ』という信頼関係を築くため、みんなで考えて進んでいきたい」と話していた。

(2024年3月16日付紙面より)

「ほっとほーむ」メンバーの皆さん=14日、那智勝浦町教育センター
メンバーで作ったマグネットシート
2024年03月16日
20 当局の防災対策問う  太地町議会一般質問  
2024年03月16日
21 団活動に事業所が協力 消防本部が表示証を交付 (新宮市)
2024年03月16日
22 卒園前の楽しい思い出に  三輪崎保がお別れ遠足  
2024年03月16日
23 歌や踊りで楽しい時間  ふれあいお楽しみ会にぎわう  (新宮市熊野川町 )
2024年03月16日
24 13人が新たなステージ  小・中学部卒業式  (みくまの支援学校 )
2024年03月16日
25 課長級新たに6人着任 4月1日付人事異動 (串本町)
2024年03月16日
26 串本写真倶楽部が写真展  17日まで、町立体育館で  (串本町 )
2024年03月16日
27 誰もが遊べる新遊具  山崎運動公園にお目見え  (熊野市 )
2024年03月16日
28 6年間の思い出大切に  鵜殿小と成川小で卒業式  (紀宝町 )
2024年03月16日
29 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第70回】喉に詰まらせないために  

 先日、福岡県の小学校で、1年生児童が、給食の「ウズラの卵」を喉に詰まらせて亡くなる事故がありました。これには、「給食の時間が短い」とか「急いで食べるからだ」という意見が見られました。ウズラの卵の使用を控えるという動きが相次ぎましたが、それでは根本的な解決にはならないなと感じています。「ウズラの卵」であっても、昔あった「こんにゃくゼリー」であっても、お正月のお餅でも、噛(か)まずに飲み込もうとすると、窒息する可能性がある食材は、たくさんあります。大切なのは、リスクのある食材を排除することではなく、喉に詰まらせない食べ方を、きちんと教える食育だと思うのです。そこで、今回はこういった痛ましい事故が起きないように、気を付けたいポイントを三つお伝えしようと思います。

 まず一つ目、この問題で1番大切なのは「咀嚼」だと私は感じています。「よく噛んで食べることの大切さ」を、しつこく教えてあげてください。以前、こちらでも「噛むことの大切さ」についてお伝えしたことがありますが、「よく噛む」ということは、食育上メリットしかありません。子どもに限らず、大人にとっても、よく噛んで食べることは良いことしかないのです。簡単におさらいすると、「肥満予防・味覚の発達・言葉の発音・歯が強くなる・脳の発達・がんの予防・胃腸の健康・顎の筋肉の強化」などなど、他にもたくさんあるんです! まずは1口30回を意識して、よく噛むことを習慣付けてあげてください。

 二つ目のポイントは「食事中に、きちんと水分を取ること」です。これは当たり前だと思われるかもしれませんが、意外と食事中に水分を取らないお子さんは多いんです。食事中に飲むための、お茶やお水を、食事の最初や最後に一気に取るという子もたくさんいます。食事の時間に、そういうことに気付いたら水分を取るように促してあげてください。喉が潤っていると、食べ物が喉に詰まるというリスクはグッと低くなるはずです。そしてこの水分補給は、まさに習慣なのです。その癖を付けておいてあげることは、とても大切です。

 三つ目は姿勢を良くして食べる、ということです。椅子に座って背筋を伸ばすと、食べ物を飲み込みやすい姿勢になります。これは食べる時のマナーでもありますが、やはり姿勢が悪く猫背になると、喉に詰まりやすくなってしまうのです。食べる時に姿勢を正すということは、見た目の美しさや、マナーだけではなく、とても理にかなっているんですね。

 いかがでしたでしょうか? どれも当たり前のことですが、日々の中でついつい忘れてしまいがちなことですよね。この「ウズラの卵」の事故を受けて、いま一度食事の習慣を、見直してみてはいかがでしょうか? 食べることは、生きることです。食べることで、命を落とすようなことがないように、しっかりと習慣にしておきたいなと思いました。

(2024年3月16日付紙面より)

2024年03月16日
30 お悔やみ情報
  
2024年03月13日
31 避難タワー建設なるか
 態度軟化、「検討」発言  (新宮市 )

 新宮市がこのほど、津波浸水域への避難タワー建設について「必要な場所は検討しようかとなっている」と発言した。以前は浸水域外に逃げる避難を進める方針で、タワー建設には否定的だった。実現すれば、より多くの場所で一時避難の「めど」が立つことになる。

 和歌山県は、2014年に発表した「津波から『逃げ切る!』支援対策プログラム」の中で、南海トラフ巨大地震の津波避難困難地域として、新宮市の三輪崎と熊野地の2地区、16・5㌶の785人を対象に設定。うち三輪崎は、市と地域が協議し、防災マップの策定など「逃げる」対策を進め、対策済みの地域外となっている。

 また市は、県の津波避難困難地域を「事前避難対象地域」として考えている。対象は▽熊野地2丁目▽あけぼの▽王子町2丁目・3丁目の一部―の181人。ただし、熊野地2丁目とあけぼのは、国による熊野川河口大橋の建設に際し、盛り土部分に階段を設け、一時避難ができるようにしてもらったため、緊急時の避難先は確保できたことになる。

 さらに、熊野川河口大橋のあけぼの側の降り口から、盛り土の道路を海岸沿いに通し、国道42号の高森交差点に向かって延ばす計画も、国により事業化されている。こちらの盛り土部分にも階段を設けてもらうことで、一時避難が可能になると仮定すれば、王子町2丁目・3丁目でも安全性が向上する可能性がある。

 他方で三輪崎では、県の津波避難困難地域こそ解消となったものの、高齢化が進んでいることもあり、「逃げる」避難には一抹の不安もあった。そこで地域で協議して昨年8月に、市に「避難タワー建設」を要望していた。市は以前と比べ態度を軟化、先月9日に佐野で行われた三佐木蜂伏の合同防災研修会で「検討」発言があった。

 三輪崎区の仲西博光区長代行は「海岸方面の地域は高齢者が多い。近所に避難タワーがあればより安心できる」と実現に期待を寄せる。

(2024年3月13日付紙面より)

避難タワー建設に期待がかかる海岸地域=新宮市三輪崎
2024年03月13日
32 地域の憩いの通りに
 佐野川沿いで短冊設置  (新宮市 )

 新宮市の佐野区(垣下純三区長)は10日、佐野川沿いで三佐木地区の保育園や保育所、こども園に通う園児たちが描いた短冊の取り付けを実施した。佐野おやじの会(中村優会長)の会員やその家族、区代議員ら約15人が参加。花見シーズンに向けて設置作業に励んだ。

 佐野川沿いは、20年ほど前からサクラが植樹されている。2011年から当時の佐野川堤防桜植栽委員会が取り付け作業を行っていたが、19年を最後に活動が休止。コロナ禍を経て、昨年から同区が引き継ぐ形で取り組んでいる。8、9の両日には赤や黄色のちょうちん139個を設置した。点灯は午後6時から10時に行われ、4月21日(日)までを予定している。

 参加者は4グループに分かれて約300㍍の区間にあるサクラの木に設置したちょうちんの間に三輪崎、白梅の両保育園、佐野保育所、木の川認定こども園の園児が「警察官になりたい」「ディズニーランドで遊びたい」などの夢を書いた短冊160枚を針金で固定し、丁寧に取り付けた。

 垣下区長は「おやじの会の皆さんが中心となって準備をしてくれ、大変ありがたい。サクラが開花した際にはたくさんの人に足を運んでもらい、季節感を味わってもらいたい」。

 中村会長は「昨年には地域住民の人たちから喜びの声を頂き、継続しなければという思いが強くなった。各家族が子どもたちの短冊を見て会話が弾む場と、防犯にもつながる憩いの通りになってくれれば」と話していた。

(2024年3月13日付紙面より)

協力しながら短冊を取り付ける参加者=10日、新宮市佐野
2024年03月13日
33 6組出演し鑑賞集める
 町民音楽祭バンドの部  (串本町 )

 第19回串本町民音楽祭(バンドの部)が10日に文化センターであり、6組が出演して町民らの鑑賞を集めた。

 この音楽祭は町、町教育委員会、串本音楽協会が主催。音楽の発表や鑑賞を通して文化活動を盛んにし、ひいては地域文化の向上に資する目的で年1回、最近は3月の第1日曜日に器楽・合唱等の部、第2日曜日にバンドの部と2日間にわたって開き音楽に関係するさまざまなジャンルの参加を得ている。

 先に実施した器楽・合唱等の部には今回、さまざまなジャンルから11組が出演した。バンドの部に出演したのは▽The JANK▽坊芳太(ぼう・よしたか)▽UH MOON▽HiRoUmi▽フォークソングキンプ▽M.Y.B―で、同センターホールが備えている多色表現ができる照明や大型スピーカー、スモークマシンなどを駆使してライブ独特の幻想的なステージ演出が尽くされる中、持ち時間25分の枠を得てそれぞれの音楽を響かせた。

 バンドについては同音楽祭と串本まつりサマーBANDライブの年2回、このような発表の機会が町内で設けられていて、最終のM.Y.Bは「次は夏に」と呼びかけで観客とのつながりを深めつつ同部を締めくくった。

(2024年3月13日付紙面より)

ライブ独特の雰囲気で実施された第19回串本町民音楽祭バンドの部=10日、串本町文化センター
2024年03月13日
34 花が舞い散る中で催し
 加寿地蔵尊「桜まつり」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町湯川の熊野古道駿田峠の加寿(かす)地蔵尊で10日、「桜まつり」があった。加寿姫を祭るほこらを参拝したほか、クマノザクラの植樹、踊りや演奏の発表、飲食出店などを実施した。近隣住民などが多数訪れ、サクラの花が舞い散る中での各種催しを楽しんだ。

 加寿地蔵尊世話人会(中田勝康代表)の主催。加寿地蔵尊は、千年前に熊野詣での途中、駿田峠で命を落としたといわれる加寿姫を祭っている。桜まつりは、それまで春まつりとしていたものを改名し、昨年から実施。各種の催しを行う広場にクマノザクラがあることにちなむ。

 会場の広場のクマノザクラは、六分咲き程度だった。軽食ブースやキッチンカーの出店があったほか、全品無料でお心付けのみの「もらってください」コーナーもあった。中田代表が関係者や地域住民と共に加寿地蔵尊のほこらを参拝した後、広場で各種の催しを開始。協賛の日本クマノザクラの会(勝木俊雄会長)と共に、6本のクマノザクラの植樹を行った。

 発表は、連なって咲くサクラの木のもとで行われた。さまざまな団体が、踊りや演奏などを披露した。観客は軽食を楽しむなどしながらゆったりと眺め、盛んな拍手で称賛していた。中田代表は「今日は天気にも恵まれ、キッチンカーも来て、いろんな団体が出演して、にぎわって良かった」と話した。

 なお、会場となった広場は花見が楽しめるよう、3月末まで開放する。時間はおよそ午前9時から午後4時まで。クマノザクラの時期が終わってもソメイヨシノが楽しめるという。

(2024年3月13日付紙面より)

サクラの花が舞い散る中で各種催しが行われた=10日、那智勝浦町湯川の加寿地蔵尊
2024年03月13日
35 伝えたい気持ちが大事  「出合い学習」で手話学ぶ  (相野谷小 )
2024年03月13日
36 感震ブレーカー購入を補助  紀宝町議会一般質問①  
2024年03月13日
37 フルートの音色が会場を包み  「ミューズ」によるコンサート  (紀宝町 )
2024年03月13日
38 ちょうちん設置で奉仕  夜桜ライトアップに協力  (新宮RC )
2024年03月13日
39 東日本大震災を忘れず  市町の職員など黙とう  
2024年03月13日
40 活発化目指して交流  近畿手をつなぐ育成会  (新宮・東牟婁 )
2024年03月13日
41 丹敷の湯継続へ陳情採択  町議会定例会で意見二分  (那智勝浦町 )
2024年03月13日
42 鮮やかな紫色の花  ムラサキサギゴケ  
2024年03月13日
43 カレーライス味わう  佐野で「こども食堂」  (三輪崎民児委協議会 )
2024年03月13日
44 園児がお茶の作法披露  成長の様子を保護者に  (三輪崎保育園 )
2024年03月13日
45 タイプ木前でガイドに挑戦  高池小6年が学び生かして  (古座川町 )
2024年03月13日
46 賛助出演交えて合同練習  17日の第12回定演に向け  (串本古座高校吹奏楽部 )
2024年03月13日
47 子ども多数で活気  5年ぶり児童館祭り  (新宮市 )
2024年03月13日
48 お悔やみ情報
  
2024年03月12日
49 誰一人取り残さないために
 自治会連合会が防災講演会  (新宮市 )

 新宮市自治会連合会(榎本義清会長)による防災講演会が10日、「丹鶴ホール」であった。「災害時に誰一人取り残さない、安心・安全な地域の絆」をテーマに、防災士で東京大学大学院工学系研究科のピニェイロ・アベウ・タイチ・コンノ特任助教が講演、「今後に備えて避難訓練を重ね、地域防災力を高めることが大切」と訴えた。参加者は災害時要配慮者の避難安全に備えて、今できることを考えた。

 日本人の4人に1人が高齢者。30年後には3人に1人と予想されており、講演会では要配慮者の避難安全に焦点を当てた。誰一人取り残さないために、コンノさんは「一人の100歩より、100人の一歩」と強調。▽みんなのまちは、みんなで守ろう▽だれもが助かる、絆を結ぼう▽福祉と防災、一緒に歩もう▽災害恐れぬ、地域をつくろう▽なにがあっても、共助は無限―といった標語を掲げ、参加者は拍手で賛同した。

 スライドを用い「災害時要配慮者とは災害時に情報入手、避難行動、避難生活が困難な人。そのうち、支援がないと避難できない人は避難行動要支援者とされている」と説明。津波や地震は自然現象、被害は社会現象であり、社会の弱い箇所をなくすことで被害を小さくすることが可能になるとした。

 「犠牲者のほとんどが子どもや高齢者などの要配慮者」と伝え、東日本大震災で助かった人の平均避難距離は430㍍、助からなかった人は430㍍以上避難できなかったと分析。要配慮者の支援は共助を生かした〝福祉と防災の連結〟が大切と語り、要配慮者、安否確認、避難誘導、避難所対応など要配慮者支援を細かく分類することが地域支援につながるとした。

 南海トラフ地震が発生すると最短3分で津波が襲来するとのデータを示し、「強い揺れを感じたらすぐに避難してほしい。要配慮者の避難安全に備えて今できることをみんなで考えよう」と呼びかけた。

(2024年3月12日付紙面より)

防災講演会で標語を掲げる=10日、新宮市の「丹鶴ホール」
講師のピニェイロ・アベウ・タイチ・コンノさん
拍手で賛同する来場者
2024年03月12日
50 飛行機の仕組みを学習
 少年少女発明クラブ  (新宮市 )

 新宮市少年少女発明クラブ(瀧野秀二会長)の3月講座「ブーメラン飛行機を飛ばそう!」が9日、新宮市福祉センターであった。市内の小学生会員25人が参加、発泡スチロール板を使用した飛行機を作って飛ばし、仕組みなどを学んだ。

 発明クラブは全国で活動しており、県内でも10市町で行われている。新宮市では、市内の小学4~6年生を対象に年間を通して講座を開催。子どもたちに理科や科学、ものづくりに関心を持ってもらえるよう、さまざまな制作・野外活動に取り組んでいる。

 瀧野会長が講師を務めた。「ブーメラン飛行機」は、投げるとブーメランのように自分の所に戻ってくるというもの。児童は用意されたパーツを組み上げて飛行機を完成させた。実際に飛ばし、戻ってくることを確かめた。他に数種類の紙飛行機作りも楽しんだ。

  □     □

■閉講式も実施

 この日は閉講式も行われた。瀧野会長から全員に、修了証書が手渡された。瀧野会長は「11回の講座ご苦労さま。来年度も同じように講座を組みたい。4、5年生はできればまた参加して。続けてやると技術を身に付け、未経験者に教えられるようになっていく。それもクラブの一つの意義。できれば続けて」と呼びかけた。

 神倉小4年の堀本心海さんは「お姉さんがやっていたので、やってみたいと思って参加した。(1年を通して)楽しかった。空気砲が特に楽しかった。また来年もやってみたい」と話した。

(2024年3月12日付紙面より)

紙飛行機を飛ばす児童ら=9日、新宮市福祉センター
少年少女発明クラブに参加した皆さん
2024年03月12日
51 愛好者ら120人駆け抜ける
 観光協会が自転車イベント  (古座川町 )

 古座川町観光協会(鈴木貴裕会長)主催のイベント「古座川エクスペリエンス&ライド」が10日にあり、自転車の愛好者ら約120人が地域体験を織り交ぜた町内ツーリングを楽しんだ。

 実施に当たってはスポーツプロデュース熊野と「KINAN Racing Team」、町が協力。今回は桜が咲き華やかな春に期日を設定し、同チーム所属選手とのファンライドと位置付け、信号がないコースを駆け抜ける中で景観に出合い町の味覚を体験する内容で参加を呼びかけた。

 コースは国際ロードレース体験(花見体験含む)と難度低めの花見体験の2種類を設定。直前で花見体験のコース延長が提案され、希望者がいたため3コースで実施する形となった。

 発着拠点は一枚岩前。開始に先立って鈴木会長は「クマノザクラが見頃になっている。目で見て、耳で自然の音を聞いてゆっくり無理をせず選手と一緒に走ってほしい。エイドステーションやゴール後にはアユやジビエなどをご用意しているので、今日は五感全てで古座川を体験してほしい」と述べて歓迎。スポーツプロデュース熊野の角口賀敏理事長(株式会社キナン会長)があいさつ、良好なファンライドを期して同Teamの監督と選手7人が自己紹介をして愛好者との距離を縮めるなどした。

 交通規制未実施のため、愛好者は選手ら含め十数人のグループになり愛車や同協会がレンタル提供しているEバイクなどで希望するコースへ順次出走した。発着拠点とコース半ばの佐田桜の広場、道の駅瀧之拝太郎、町役場、道の駅虫喰岩にエイドステーションを設け、イベントボランティアが町産の味覚を振る舞って愛好者らのツーリングを後押ししたという。

(2024年3月12日付紙面より)

十数人のグループに分かれて一枚岩前から出発する愛好者ら=10日、古座川町相瀬
開始に先立ってあいさつする主催者や協力の一同
2024年03月12日
52 町長賞1席に竹原愛さん
 17日まで、公募絵画展  (太地町立石垣記念館 )

 太地町立石垣記念館(江﨑隆司館長)の公募絵画展が9日に始まった。同町や近隣市町から34点の出品があり、町長賞1席に竹原愛さん(那智勝浦町)の「魂の記憶」、2席に上野節子さん(新宮市)の「ジンジャー」、3席に土山明美さん(太地町)の「planet X」が選出された。

 初日には審査員による講評があり、江﨑館長が「18回目を迎え、年々レベルも高くなっている。審査員の方々の評を聞き、絵に対する思いが高まるような場になれば。当館としても、町の文化活動の発展にもつなげたい」とあいさつ。

 審査員を務めた熊野美術協会の運営委員の平田勝男さん、太田俊伸さんが一点一点丁寧に講評。町長賞1席の竹原さんの作品について「ヘビのような木と女性の表現が独特で、特に表情、髪の毛の質感や色の対比がいい」と述べた。会場に向け「新宮市などでも絵の具や画材の店がなくなっていく中だが、皆さんにはどんどん絵の具を買って描き、石垣記念館の期待に応えてほしい」と呼びかけた。

 竹原さんは「命や魂などをテーマに人物を描き始めて2年。自分では描き切れていない部分ばかりが目についていたが、1席を頂いて驚いた。これからも自分の世界観を表現したい」と語った。

 期間は17日(日)までで、開館時間は午前9時~午後4時30分(最終日は午後3時まで)。期間中の来場者の投票で教育長賞の1~3席が決定される。同館は大勢の来場を呼びかけている。

(2024年3月12日付紙面より)

竹原愛さんと作品「魂の記憶」=9日、太地町立石垣記念館
審査員らの講評に耳を傾ける
2024年03月12日
53 親睦を深めて固い絆を
 スポーツウエルネス交流大会  (那智勝浦町体協吹矢部 )
2024年03月12日
54 2大会に出場し好成績
 新宮ジュニアレスリングクラブ  
2024年03月12日
55 新宮が1、2位を独占
 サッカー「トルベリーノ鰹カップ」  
2024年03月12日
56 県立高校入試始まる  新宮・新翔でも実施  (和歌山県 )
2024年03月12日
57 那智勝浦と本宮で増加  年末年始の観光客入込  
2024年03月12日
58 親子で運動会ごっこ  本年度最後の「よちよちくらぶ」  (新宮市 )
2024年03月12日
59 違法薬物の恐ろしさ学ぶ  薬剤師迎えて6年生  (三輪崎小 )
2024年03月12日
60 誕生過程や命の大切さ  王子ヶ浜小で「体のはなし」  (新宮市 )
2024年03月12日
61 恒例の焼き肉パーティー  わかば保育園で卒園前に  (那智勝浦町 )
2024年03月12日
62 6年生と思い出づくり  神内小学校で送る会  (紀宝町 )
2024年03月12日
63 100人参加、杭さん優勝 紀宝町福祉連絡会グラウンドゴルフ大会 
2024年03月12日
64 県立高校で後期選抜  合格発表は18日  (三重県 )
2024年03月12日
65 歌って踊って「エビカニクス」  500人が楽しむ  (紀宝町 )
2024年03月12日
66 チーム「ひなまつり」優勝  第7回ソフトバレー大会  (串本町 )
2024年03月12日
67 同窓会で寄付集め母校支援  串中会の49期生と51期生  (串本町 )
2024年03月12日
68 ほぼ満開でライトアップ  クマノザクラのタイプ木  (古座川町観光協会 )
2024年03月12日
69 お悔やみ情報
  
2024年03月06日
70 首相官邸に「春」届ける
 増田綱紀さんの絵が永田町へ  (太地町 )

 太地町の増田綱紀さん(75)が描いた風景画「吉野」と「春爛漫(らんまん)」が東京都千代田区永田町の首相官邸に飾られることになった。作品は9日(土)に増田さん宅から東京へ搬送される。2作品とも油彩F100号。桜満開の吉野山を描いた絵画が岸田文雄首相の元に一足早い春を届けそうだ。

 増田さんによると、美術・工芸の一般社団法人「光風会」(東京都豊島区)が発行する出版物に2作品が掲載され、絵画を探していた首相官邸の事務局の目に留まったという。増田さんは「春の暖かい雰囲気の絵を探していたそうだ。まさか選ばれるとは夢にも思わなかった。光風会の近畿ブロックで初とも聞いた。支えていただいた方々のおかげ」と話す。

 「春爛漫」は2年前、「吉野」は1年前の作品。「あの場所にほれ込んで毎年描いている。描き出すと没頭してしまう。飾られる期間は聞いていないが、桜の風景を楽しんでもらえればうれしい」と笑顔を見せた。

 増田さんは光風会主催の公募展で8回の入選を重ね、2022年に会友推挙となった。熊野地方の絵画愛好家でつくる「筆島会」の会長を務める。和歌山県美術家協会会員、熊野美術家協会会員。

(2024年3月6日付紙面より)

増田綱紀さんと首相官邸に飾られる作品「吉野」(増田さん提供)
「春爛漫」
2024年03月06日
71 ベトナムへの絵手紙託す
 藤紀流家元の藤紀実美さんに  (那智勝浦町 )

 日本とベトナムの文化交流事業で20日(水・祝)からベトナムへ渡航する藤紀流二代目家元の藤紀実美さんに2日、那智勝浦町内で絵手紙教室を開く阿部由美子さんが生徒と共に描いた絵手紙65枚と色紙を託した。

 藤紀さんは、将来日本で働くことを目指す学生たちが学ぶベトナムのフックグエン日本語学校で日本文化を伝えており、渡航は今回で3回目。日本舞踊を披露する他、日本の音楽や浴衣、法被、アート、クマノザクラなどさまざまなものに触れてもらうワークショップも開いている。今回は日本の絵手紙を知ってもらおうと、阿部さんに協力を依頼した。

 色とりどりの絵手紙には、日本固有の植物であるツバキや着物、現地で人気の日本アニメが描かれており「シンチャオ(こんにちは)」「ティ(好き)」などのベトナム語のメッセージも入っている。

 阿部さんは「絵手紙は人に渡すためのもの。海を渡って現地の方々に届けてもらうのがうれしい」。藤紀さんは「日本に興味を持っている学生ばかりなので、喜んでくれるはず」と感謝していた。

(2024年3月6日付紙面より)

阿部由美子さん(左)と藤紀実美さん=2日、那智勝浦町の脇仲会館
色とりどりの絵手紙
2024年03月06日
72 彩絵檜扇が県文化財に
 熊野速玉大社が所蔵  

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)が所蔵する「彩絵檜扇(さいえひおうぎ)」を、新たに和歌山県文化財に指定したことを4日、県教育委員会が発表した。同大社関連の県文化財はこれで10件となった。

 新たに県文化財となった彩絵檜扇は、同大社の神宝の一つとされていたが、明治時代中期に一度は行方が分からなくなっていた。佐藤春夫が買い戻し、その子孫が奉納して戻った。27枚のヒノキを材料に作られた扇で、大きさは縦が39・4㌢。片面にはフジバカマやススキが、もう片面には松や竹が描かれている。状態は極めて良好という。

 光学調査などの結果、足利義満らが1390年に同大社へ奉納した国宝「古神宝類」に含まれる檜扇群と顔料が共通し、元々は一連の作品だった可能性が極めて高いと判断された。

 なおこれまで、同大社所有の県指定文化財の件数は、美術工芸品が7件、有形民俗文化財が1件、史跡が1件だった。また今回、彩絵檜扇のほか3件も、新たに県文化財に指定された。

(2024年3月6日付紙面より)

新たに県文化財に指定された熊野速玉大社の彩絵檜扇(県教育委員会提供)
2024年03月06日
73 初号機成功を祭神に祈願
 木葉神社で諸団体関係者  (串本町 )

 串本町田原にある木葉神社(井谷正守宮司)で4日、有志による「ロケット『カイロス』初号機打ち上げ成功祈願祭」が執り行われた。

 スペースワン株式会社が発表した初号機の打ち上げ日時(9日午前11時~正午)に向けて広まる無事成功の期待が形となった、関係諸団体関係者の私人参列による祈願。

 当日は町、町議会、田原区、和歌山東漁業協同組合、同社から21人が参列し、井谷宮司や古座神社の石田保宮司と共に礼を尽くして初号機の成功(人工衛星の軌道投入まで達成)を願った。

 このロケットは、串本町田原地内に射点がある射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる計画で、田原はその最至近の見物場所という点で有志はこの場所で祈願をすることにしたという。神事を経て町長の田嶋勝正さんは「今日は打ち上げの成功と訪れる皆さんの安全安心を願った。必ず成功するよう、まちの方も万全を尽くしたい」、田原区長の筒井政士さんは「まずは成功してほしい。そして宇宙産業が地元に根付き、家族が増え小学校がにぎやかになり田原区の少子高齢化や人口減がちょっとでも緩やかになれば」とそれぞれコメント。同社企画・営業・渉外本部課長の村部昭憲さんは「このような祈願祭を設けていただき、非常にうれしい限りです。地元ではわれわれの事業がまちの起爆剤といわれていますが、われわれにとっては宇宙産業を加速する上で皆さんの協力が一番の起爆剤。地元とスペースワンが共存共栄していけるよう、このまちに盛り上がっていただけたら」とそれぞれに思うところを語った。

(2024年3月6日付紙面より)

ロケット「カイロス」初号機の成功を願い祈願祭を執行=4日、串本町田原の木葉神社
祭神への礼を尽くして祈願する田原区長の筒井政士さん
2024年03月06日
74 アベンジャーズ颯(男子)、なちC(女子)がV
 那智勝浦町春季ソフトバレー  
2024年03月06日
75 80人が練習の成果競う
 那智勝浦町総体卓球大会  
2024年03月06日
76 新宮スポ少が3位入賞
 県小学生サッカーABリーグ  
2024年03月06日
77 強い腸をつくるには?  わがら広角がヤクルト健康教室  (新宮市 )
2024年03月06日
78 湯川の「みなと橋小春」  昨年秋から3回目の開花  (那智勝浦町 )
2024年03月06日
79 園児が売り買い体験  おみせやさんごっこ  (はまゆう・こども園 )
2024年03月06日
80 植地宣之展~熊野物語~  世界遺産熊野本宮館で  (田辺市本宮町 )
2024年03月06日
81 13人がごみ拾いに励む  たばこ組合紀南支部が清掃活動  (那智勝浦町 )
2024年03月06日
82 働き盛りこそ「睡眠」を  メンタルヘルスセミナー  (新宮市 )
2024年03月06日
83 南葵音楽文庫を解説  誕生の経緯など講話  (新宮市 )
2024年03月06日
84 甘くておいしい!  三輪崎小で「ポン菓子大会」  (新宮市 )
2024年03月06日
85 地域伝統の「かきまぜ」  食推主催で作り方の教室  (新宮市 )
2024年03月06日
86 子どもたちの自由な画風を  喫茶きよもんで「パンダ教室」作品展  (那智勝浦町 )
2024年03月06日
87 一日も早い復興願って  能登半島地震被災地に義援金  (北山中 )
2024年03月06日
88 火災に備え技術高める  消防団が集い総合訓練  (新宮市 )
2024年03月06日
89 結果を報告し活動終える  串本町チームが町長表敬  (ジュニア駅伝 )
2024年03月06日
90 今後の事業の考えを確認  串本町役場で第2回会合  (串本古座高校地域協議会 )
2024年03月06日
91 反射板付きバッグ届ける  小学1年生の交通安全願って  (JAみくまの )
2024年03月06日
92 心と体、大切に守ろう  「にじいろ」先生が授業  (井田小 )
2024年03月06日
93 莊司龍成選手が優勝  三重県少年柔道大会  (紀宝柔道会 )
2024年03月06日
94 学校適正規模の進め方協議  紀宝町総合教育会議  
2024年03月06日
95 当初予算、過去最大に  大畑町長が施政方針演説  (御浜町議会開会 )
2024年03月06日
96 第三の場所で時間共に  初の「kokoroカフェ」  (紀宝町 )
2024年03月06日
97 花咲く日を楽しみに植樹  百間ぐら下のトイレ周辺へ  (新宮警察署など4団体 )
2024年03月01日
98 工芸品や装身具に見入る
 「鯨と人の営み展」開催中  (太地町 )

 「クジラの学術研究都市」構想の下、今年4月に一般財団法人日本鯨類研究所の太地事務所が開所予定の太地町。町立くじらの博物館(稲森大樹館長)では現在、両者共催の「鯨と人の営み展」の第3期「ベスト・セレクション」が開催中で、多くの来館者がクジラのひげや歯・骨などから作られた美しい工芸品や装身具に見入っている。

 両者の多彩な収蔵品から、クジラと人の歴史の一端を感じてもらおうと企画が持ち上がり、第3期はこれまでの展示で評判の良かったものを中心に学芸員がセレクトした。

 2月28日には同町公民館の生涯学習講座があり、中江環副館長が参加者16人を案内。参加者は最初に、展示品の原材料に触れ、セミクジラやナガスクジラなど5種のひげを見比べて違いを学習。中江副館長は「鯨ひげは温めると柔らかく、冷やすと硬くなる性質があり、現在のプラスチックのようにさまざまな道具に使われていた。マッコウクジラの歯を加工したアクセサリー類の要は『磨き』にあり、磨き砂やワックスを駆使して独特のつやが出されている」と解説。展示へと案内を進めた。

 参加者たちは素材の違いや加工にも注目しつつ、帯留めやカフスボタン、将棋の駒、ステッキ、三味線のばちなどの品々に見入った。本体・緒締め・根付け全てがクジラのひげや歯で製作された印籠にも注目が集まった。

 中江副館長は「現在はこうした素晴らしい工芸品がオークションサイトで安価に売買され、散逸してしまっている。手放す際は、当館への寄贈なども検討を」と呼びかけていた。

 久保寿味子さんは「素晴らしい展示品ばかり。クジラの骨を使ったネックレスが印象に残った」と話していた。

 展示期間は3月17日(日)まで。問い合わせは同館(電話0735・59・2400)まで。

(2024年3月1日付紙面より)

展示を案内する中江環副館長(右奥)=2月28日、太地町立くじらの博物館
鯨ひげで作られた装身具
2024年03月01日
99 旧浦神小の体育館解体
 ロケット公式見学場で  (那智勝浦町 )

 ロケット「カイロス」初号機の打ち上げを前に、那智勝浦町の公式見学場の旧浦神小学校で体育館の解体工事が完了した。国道42号から、勝浦ライオンズクラブが認証60周年記念で寄贈した高さ14・5㍍のロケットモニュメントが見えるようになった。

 旧浦神小ではロケット打ち上げに向け、昨年度から屋上床面やフェンスの張り替えなどの整備を実施。「かつうら渚(なぎさ)の会」と協力し、周辺海岸の清掃にも取り組んできた。

 老朽化が進んでいた体育館は安全確保などのため解体することとし、昨年12月から工事を開始。9日(土)を予定するロケット打ち上げイベントまでに整地を完了し、全国から約2500人の観光客を迎える。

 イベント後、体育館の跡地には、駐車場(38台)の舗装工事を行う予定。地域から常設の公衆トイレ設置の要望が出ていることに関して、町は「打ち上げ当日は8個の仮設トイレで対応する。実際の来場者の様子や維持管理とのバランスを見つつ今後検討したい」としている。

(2024年3月1日付紙面より)

ロケットモニュメントが見えるように=2月28日、那智勝浦町浦神
2024年03月01日
100 「技術を交通安全に役立てたい」
 大賀警部補(熊野署)が優勝、加藤巡査部長(紀宝署)が準優勝  (県白バイ競技大会 )

 三重県白バイ安全運転競技大会が2月22日、伊賀市であり、「警察署交通機動隊員の部」で熊野警察署の大賀航警部補(39)が優勝、紀宝警察署の加藤優巡査部長(34)が準優勝した。

 白バイ乗務員の運転技術向上と受傷事故の根絶を図り、道路交通の安全維持に資することが目的で、2部門で技術を披露し合った。

 警察署交通機動隊員の部は10年ぶりの実施。15人が出場し、バランス走行操縦競技、スラローム走行で競った。

 大賀さんは「これまで、白バイ特別訓練員の一員として県警本部で訓練を受けてきた。優勝をうれしく思う」、加藤さんは「結果を残せて良かった。署の駐車場で練習できたのが大きかった」と語り「自分の技術を交通安全に役立てたい」と口をそろえた。

 両署は合同で「今回、優秀な成績を収めた署員が、今後も白バイの高度な操作技術を生かし、交通指導取り締まりをはじめとする『見せる活動』を推進することで、紀州地域の交通事故・交通違反が1件でも減ることを期待している」とコメントした。

(2024年3月1日付紙面より)

県白バイ安全運転競技大会で優勝した大賀航警部補(中央)と準優勝の加藤優巡査部長=2月28日、熊野警察署
2024年03月01日
101 地元の魅力を伝える
 ふるさと学習模造紙ポスター部門で大賞  (北山小 )

 和歌山県教育委員会が主催する「ふるさとわかやま学習大賞」の入賞作品がこのほど発表され、北山村立北山小学校(松本広明校長)の5、6年生9人が作成した「北山村 未来へつなぐ木のバトン」が模造紙ポスター部門で大賞を受賞した。2月28日には、同校で表彰式が行われ、県教育庁紀南教育事務所の松原貴之学校指導課長から表彰状を受け取った。

 「ふるさとわかやま学習大賞」は、児童生徒がふるさとへの興味や関心を深めるとともに、和歌山を愛する心を育むことを目的に毎年実施。模造紙ポスターをはじめ▽模造紙新聞▽リーフレット・パンフレット▽動画―の全4部門で、県内の小、中、高、特別支援学校を対象に行われている。模造紙ポスター部門には、県内49校から361点の応募が寄せられた。

 松原学校指導課長は「皆さんの学習の成果を見て初めて知ったこともあり、私自身も勉強になることが多かった。今後も村の魅力を引き出し、発信してください」と評価した。

 岡たまきさん(5年)は「大賞を取ることができて驚いているけど、うれしい。北山村のいいところを、たくさんの人に知ってもらいたいと思いながら6年生と一緒に描きました。これからも、地元の魅力を伝えていきたい」と笑顔で語った。

 松本校長は「このような立派な賞を頂き、喜んでいます。子どもたちが地域の方々に大好きな北山のことを教わりながら『分かりやすく伝えたい』という気持ちが形になったのだと思う。いろんな人や物事に出会って学び、経験を積み上げていってくれれば」と話していた。

(2024年3月1日付紙面より)

模造紙ポスター部門で大賞を受賞した5、6年生の皆さん=2月28日、北山村立北山小学校
2024年03月01日
102 創部11年目で初の全国大会へ
 強豪ひしめく和歌山の頂点に  (南紀ボーイズ )
2024年03月01日
103 「混ざる」コンセプトに  旧農協ビルを「汽ノ舎」へ  (那智勝浦町 )
2024年03月01日
104 社会人としての基本学ぶ  地元就職の新卒高校生が研修  (新宮市 )
2024年03月01日
105 本紙エリアから7人  消防、永年勤続功労章  
2024年03月01日
106 本年度事業など承認  和歌山ラオス友好協会  
2024年03月01日
107 早くもナワシログミ熟す  熊野地方各地で  
2024年03月01日
108 園生活での思い出つくる  下里こども園でお別れ会  (那智勝浦町 )
2024年03月01日
109 もみもみ気持ちいい~!  ベビーマッサージに11組  (新宮市 )
2024年03月01日
110 生徒全員で楽しい思い出  光洋中で生徒会主催レク  (新宮市 )
2024年03月01日
111 木本普通科は1.02倍、紀南は0.36倍  県立高校入試後期志願状況  (三重県教委 )
2024年03月01日
112 介護が必要になったら?  サロンでケアマネから聞く  (紀宝町 )
2024年03月01日
113 1人暮らしの心得も  新生活に向けた展示  (熊野市立図書館 )
2024年03月01日
114 鵜殿、井田に津波避難タワー  西田町長、新規事業を説明  (紀宝町 )
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116 田原小主導の交流を楽しむ  山村交流セでサロン参加者  (串本町 )