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2024年04月24日
1 和合の精神を世界へ 本宮で「合気道国際奉納演武」 

 田辺市本宮町で20、21日、同市出身で合気道の創始者・植芝盛平の偉業と功績を国内外に発信する「合気道国際奉納演武」が開かれた。コロナ禍で途絶えていた海外の参加が回復し、スイス、イタリア、フランスの道場の門下生の出場もあり、約60人が参加した。熊野本宮大社と同市の植芝盛平翁顕彰会、熊野本宮合気塾が主催。

 合気道本部道場(東京)から植芝充央道場長(42)を迎えて開催した。20日は熊野本宮大社の旧社地「大斎原(おおゆのはら)」で特別講習会が開かれ、21日は雨天のため本宮体育館で奉納演武を実施。大社の九鬼家隆宮司は開会のあいさつで、春の例大祭で世界遺産登録20周年を記念し、8カ国の外国人に神輿を担いでもらったことに触れ「世界平和につながる合気道の和合の精神をぜひ発信してほしい」と呼びかけた。新宮市の合気道熊野塾を皮切りに、9団体が次々に日頃の稽古の成果を披露し、植芝道場長が奉納演武を納めた。

 スイスから訪れ、東京の日本語学校で学ぶテオ・ワルティさん(19)は「熊野という合気道にとって特別な場所で演武できたのは素晴らしい。とてもうれしい」と喜んでいた。

 植芝盛平のひ孫の充央道場長は「皆さんの協力のおかげで無事終えられた。本宮を訪れるたび、開祖を大切に思ってくれていることを強く感じる」と感謝し、「真の武道はいたずらに強さを競うものではないというのが開祖の教え。鍛錬が自分自身を成長させる糧となるのが合気道の魅力の一つ。世界140の国と地域に広がる合気道の輪がさらに広がっていくことを願っている」と話した。

(2024年4月24日付紙面より)

スイス、イタリア、フランスの道場からも門下生が参加し、演武を奉納=21日、田辺市本宮町
合気道本部道場の植芝充央道場長(右)
2024年04月24日
2 協力して作業に取り組む
 中央児で「こいのぼりを作ろう」  (新宮市 )

 新宮市野田の中央児童館で20日、「こいのぼりを作ろう」があった。子どもたち12人が協力しながら手形やスタンプで模様を付けた「うろこ」を貼り、同館に飾るこいのぼりを作った。

 土台となるこいのぼりは、事前に職員が大きなポリ袋をつないで作り、2体用意した。

 子どもたちは職員から説明を受けると早速、作業を開始。ピンクや赤、青、緑の中から好みの絵の具を選んで手のひらに塗り、アーチ状にかたどったうろこに押し当てて両面テープで貼り付けていった。

 この日はミニこいのぼりも製作。「先生、こう?」「できた!」などと会話をしながら職員が用意した手作りのスタンプを押し、フェルトペンで目を描くと思い思いの作品を完成させた。

(2024年4月24日付紙面より)

こいのぼりに「うろこ」を貼り付ける子どもたち=20日、新宮市野田の中央児童館
2024年04月24日
3 本の世界を楽しもう 4月23日は子ども読書の日 

 「子ども読書の日」の23日、熊野地方の読書活動に取り組む小中学校でも、子どもたちがドキドキわくわく、本の世界を楽しむ姿が見られた。

 子どもの読書活動についての関心と理解を深め、積極的に読書活動を行う意欲を高めるために、2001年に制定。「ロミオとジュリエット」や「ハムレット」の著者シェークスピアの命日や、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界図書・著作権デー」にちなんだ記念日。5月12日(日)までの3週間は「こどもの読書週間」でもある。

 毎朝8時10分から10分間の読書の時間を設けている那智勝浦町立宇久井小学校では、全校児童179人が教室で思い思いの本を開いた。図書スペースでは、1年生たちも仲良く絵本を選んでいた。

 角川まんが超科学シリーズ「どっちが強い!? X」を読んだ西拓己君(3年)は「恐竜が闘う本。図鑑が好きで、いろいろな生き物のを読んでいる」。桝本和佳さん(同)は怖い話の「人喰いグルール」を読み「文字が多い本を読むことが多い。続きが気になる」と話していた。

(2024年4月24日付紙面より)

教室で読書をする3年生=23日、那智勝浦町立宇久井小学校
2024年04月24日
4 親子で触れ合い楽しむ  正明保が新宮城跡へ遠足  
2024年04月24日
5 本年度事業計画を承認  北浜東千歳会が総会  (那智勝浦町 )
2024年04月24日
6 公約訴え投票求める  生徒会選挙の演説会  (新翔高校 )
2024年04月24日
7 国公立大学に18人合格  近畿大学附属新宮高校が公表  
2024年04月24日
8 大鳥居とレンゲ畑 田辺市本宮町の大斎原 
2024年04月24日
9 多彩なパフォーマンス  新宮キズナフェスティバル  
2024年04月24日
10 作家18人の作品を披露  潮岬で第10回工芸・絵画展  (串本町 )
2024年04月24日
11 認知症啓発を新規活動に  女性部5年ぶり総会開く  (串本町商工会 )
2024年04月24日
12 子ども食堂、3周年迎える  愛情たっぷりのカレーライス  (紀宝町 )
2024年04月24日
13 復興願う演奏、被災地に響く  熊野水軍太鼓が中能登町で  (紀宝町 )
2024年04月24日
14 趣味の作品展や福祉大会も  本年度総会で新役員を紹介  (紀宝町老連 )
2024年04月24日
15 お悔やみ情報
  
2024年04月16日
16 桜花祭と開山祭献茶式
 那智山両社寺で営む  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山で14日、熊野那智大社(男成洋三宮司)の桜花祭と、那智山青岸渡寺(髙木亮英住職)の開山祭献茶式が営まれた。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年を機に訪れた観光客らが、那智山の信仰や歴史に触れる機会とした。

  □     □

■熊野那智大社の桜花祭



 熊野那智大社は、御神体の「那智の滝」の前に桜の枝と桜餅などを供えて自然の恵みに感謝し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「桜花祭」を開いた。

 桜の花のかんざしを挿した2人の巫女(みこ)が、滝の前で神職が鳴らす笛と太鼓の音に合わせ舞を披露。大勢の観光客が優雅な姿に見入っていた。

 大社によると、平安時代に花山法皇が那智山で千日間の山ごもりをした際、桜の美しさに感銘を受けて和歌を詠んだと伝わる故事にちなんだ祭典。

 北海道千歳市から夫婦で訪れた長谷奈美さん(61)は「すてきな舞に見とれてしまった。1年に1度のお祭りに立ち会えてうれしい」と話した。

  □     □

■青岸渡寺の開山祭献茶式



 那智山青岸渡寺の開山祭献茶式では、本尊の如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜおんぼさつ)を開帳。髙木住職らの読経の中、茶道表千家流音無会の桝田宗結さんが茶をたてて奉じた。

 インドから渡来し、那智の滝で修行したと伝わる開祖・裸形上人の遺徳をしのぶ法要。表千家と裏千家が1年交代で奉仕している。

 髙木住職は「新緑の季節に、無事に式を執り行うことができた。何事にも感謝の心を持って、日々精進していきたい」。音無会の築紫充代会長は「世界で戦争が起きている今、平和を祈ってご奉仕させていただいた」と語った。信徒会館の副席では、観光客らもゆったりとお茶を楽しんでいた。

(2024年4月16日付紙面より)

巫女が優雅な舞=14日、那智勝浦町の那智の滝
開祖の遺徳しのび茶をたてる=同日、那智勝浦町の那智山青岸渡寺本堂
2024年04月16日
17 常に安全運転心がけて
 紀南交通事故被害者の会らが啓発活動  

 「春の全国交通安全運動」最終日の15日、新宮市のイオン新宮店前で交通安全を呼びかける街頭啓発活動があった。

 紀南交通事故被害者の会(中岡貴恵代表)と、第一生命保険和歌山支社新宮営業オフィス(星谷広一オフィス長)の計11人参加した。

 運動終了後も引き続き、交通安全を心がけてもらいたいとの思いから、継続して取り組んでいる。今回は2カ所の店舗入り口に「交通事故0(ゼロ)」「交通事故防止運動」などののぼりを掲げ、啓発物品を配布するとともに安全運転を求める声かけをした。

 店舗近くにある、信号機のない横断歩道でも見守り活動を実施し、ドライバーに歩行者優先を呼びかけた。

 中岡代表は、イオン新宮店の協力に感謝し「意識することで防げる事故がある。ドライバーの方々には常に安全運転を心がけてもらいたい」と語った。

 新宮営業オフィスは、おととしから活動に参加しており、星谷オフィス長は「一人でも多くの人が交通安全への高い意識を持ってくれたら幸いです。活動に参加することで社員も交通安全の意識が高まっています」と話していた。

(2024年4月16日付紙面より)

交通安全を呼びかける=15日、新宮市のイオン新宮店前
2024年04月16日
18 書道やゲームで文化交流
 姉妹都市ブルームの学生  (太地町 )

 太地町に現在、姉妹都市のオーストラリア・ブルームから、セント・メアリーズ・カレッジの学生や教師、議員ら20人が滞在している。15日には太地こども園、小学校、中学校を巡り、文化交流を楽しんだ。

 太地からの移民がブルームでシロチョウガイの採貝などに従事した歴史を基に、1981年に姉妹都市提携を結び、2008年から青少年交流がスタート。コロナ禍を経て、昨年太地町からブルームへの訪問が再開し、ブルームからも5年ぶりに来町がかなった。

 ブルームの一行は9日、日本に到着し、大阪、奈良、広島、京都の4府県を巡って太地町へ。太地小学校では4~6年生と一緒に鬼ごっこやフルーツバスケット、書道体験をした。書道体験では、「絆」「力」「友」「翔」などそれぞれの目標を一つの漢字に。「上から下へ」「左から右へ」と書き順や意味を教えた他、ジェシーさんには「自江海」、テイラーさんには「平」と漢字の名前を考える一幕もあった。

 ブルームの学生は「鬼ごっこをしたけれど、みんな足が速いね」「漢字を教えてくれてありがとう」と歓迎に感謝を伝えた。

 同日午後6時からは、太地町公民館で歓迎のレセプションパーティーが開かれる。

(2024年4月16日付紙面より)

小学6年生と書道体験=15日、太地町立太地小学校
「ウエルカム・トゥ・タイジ」=同日、太地町立太地こども園
2024年04月16日
19 地元勢、初戦突破ならず
 新宮・新翔、近大新宮が敗れる  (春季高校野球和歌山県予選 )
2024年04月16日
20 努力する姿を見てほしい
 宮戸伸之8段、全日本選抜へ  (新宮剣友会 )
2024年04月16日
21 新宮高校が栄冠つかむ
 第111回連盟杯春季大会  (紀南バレーボール連盟 )
2024年04月16日
22 チュピチュピチュルル  熊野地方にツバメ飛来  
2024年04月16日
23 田植えが始まる  米どころの太田地域で  (那智勝浦町 )
2024年04月16日
24 半年ぶりのパン祭り盛況  中里のいなほ作業所  (那智勝浦町 )
2024年04月16日
25 町民の安心・安全のため  任命式に新入団員ら17人  (那智勝浦町消防団 )
2024年04月16日
26 練習を重ねて上達へ  くろしお児でけん玉教室開講式  (新宮市 )
2024年04月16日
27 親子20組が楽しく交流  本年度初の「よちよちくらぶ」  (新宮市 )
2024年04月16日
28 オンツツジ観賞楽しむ  地域住民がハイキング  (那智勝浦町 )
2024年04月16日
29 遊び感覚で楽しく運動  元気クラブしんぐう「すぽとれ」  (新宮市 )
2024年04月16日
30 楽しみながら英語学ぶ  新年度も各保育所で  (紀宝町 )
2024年04月16日
31 新入生に魅力伝える  矢渕中で部活動紹介  (紀宝町 )
2024年04月16日
32 栽培園地の見学ツアーを  新規就農者、研修生との懇談会  
2024年04月16日
33 ネモフィラの花咲き進む  小川の庭園「お花畑」で  (古座川町 )
2024年04月16日
34 管内流域へ600㌔送り出す  七川漁協が稚アユを放流  (古座川町 )
2024年04月16日
35 地域に根付く養蜂を教わる  CGS部ハチミツ班の部員  (串本古座高校 )
2024年04月16日
36 お悔やみ情報
  
2024年04月14日
37 子の健やかな成長願い 湯登神事で例大祭始まる (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の例大祭「本宮祭」が13日、始まった。神を宿すとされる稚児が主人公の神事「湯登(ゆのぼり)神事」(県無形民俗文化財)では、稚児の神聖な体が地面に着かないよう父親らが肩車をして練り歩き、温泉で身を清めるなどして子どもの健やかな成長を願った。

 熊野の春の訪れを告げる同大社の例大祭は、主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)(スサノオノミコト)の故事に倣う、一年の豊穣(ほうじょう)を願う祭典。毎年、地元住民や多くの観光客が参加・参列し、春の同町を盛大に彩る。15日(月)までの3日間をかけて行われる。

 今年は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年記念も兼ねる。コロナ禍以前の規模で行うのはもちろん、15日の渡御祭での本神輿(みこし)(一般神輿)、桜神輿(女性神輿)には、男女で計6人の外国人も参加するなど、国際色豊かに。また台風被害で昨年は通行できなかった潜水橋も復旧しており、渡御の順路も従来通りに戻り行われる。

 湯登神事に参加した子どもは1~4歳の8人。斎行に当たり九鬼宮司は「子どもらは湯の峯で潔斎し、額に大の字を書く。これは熊野大神の申し子であることを表し、神の扱いを受ける」などと説明した。

 好天の下、神の依代である稚児たちは、ウマ役の父親などと共に本殿前で拝礼。九鬼宮司らを先頭に参道を下った。

 湯の峯温泉では温泉につかり身を清めた後、温泉粥(かゆ)などを食べた。狩衣(かりぎぬ)や烏帽子(えぼし)で正装し、稚児の額に神の証しとして朱色の口紅で大の字を書き入れて準備を整えた。

 地元の本宮町から賀久君(2)と参加した鈴木悠太さん(34)は「自分も昔、稚児で参加したが、温泉に入ったなぐらいしか覚えてないな」と回想。賀久君について「今のところすくすくと育っている。今後も元気に育つことを願いたい」と話した。

 なお、前日祭として12日には本殿前広場で、水森かおりさんによる歌唱奉納も行われた。

(2024年4月14日付紙面より)

父親の肩に担がれ湯の峯へと向かう稚児=13日、熊野本宮大社
前日祭として水森かおりさんの歌唱奉納もあった=12日、熊野本宮大社
2024年04月14日
38 商売繁盛や航海安全祈願
 大勝浦で「弁天祭」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の大勝浦地区にある弁天島で11日、例大祭「弁天祭」が営まれた。勝浦弁天島保存会(猪飼伸、猪飼宏両代表)の他、地域の崇敬者らが磯を渡って参列し、商売繁盛や航海安全、芸能上達などを祈願。餅まきなどで大いににぎわった。

 弁天島はお蛇浦にある離れ小島で、赤い鳥居と祠(ほこら)の美しい景観から、古くから「勝浦三景」の一つに数えられている。一年で最も潮が引く旧暦3月3日に毎年祭りを斎行している。

 勝浦八幡神社の髙橋正樹宮司が斎主を務め、祝詞を奏上。同保存会役員らが玉串をささげた。餅まきでは大きな歓声が上がり、国内外の観光客らが足を止め「これも何かのご縁」と参拝に訪れる姿もあった。

 猪飼宏代表は「多くの方に集まっていただきありがたい。祭り前には鳥居を塗り直した。今後もできる限りの整備をし、継承していきたい」と語った。

 髙橋宮司によれば、弁天島はかつて宇賀弁財天をまつる神仏習合の地だったが、いつからかその使いである白蛇をまつるようになった。現在では「白蛇弁天」の名で親しまれている。

(2024年4月14日付紙面より)

崇敬者らが集って神事=11日、那智勝浦町の弁天島
餅まきでにぎわう
2024年04月14日
39 観光交流の夢を描く
 韓国総領事が表敬訪問  (新宮市 )

 駐大阪大韓民国総領事館の金亨駿(キム・ヒョンジュン)総領事などが12日、田岡実千年市長への表敬訪問で新宮市役所を訪れた。懇談の中で互いに観光交流に言及、明るい夢を思い描いた。

 金総領事と知り合った新宮市選出の濱口太史・和歌山県議会議長が「ぜひ県南部にも一度、足を運んでほしい」と呼びかけ実現した。濱口議長の案内で、表敬訪問の前に新宮城跡(丹鶴城公園)を見学したほか、めはりずしの昼食を取ったという。

 表敬訪問は金総領事のほか、任京勳(イム・ギョンフン)副総領事、南炫汀(ナム・ヒョンジョン)専門官などが参加した。中本浩精・県議会副議長も同行した。田岡市長は、今年は「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録20周年であること、徐福の研究の関係で韓国の済州島などともつながりがあること、新宮港に入港するクルーズ船が韓国の釜山にも寄港したりしていることなどを説明。「機会があれば熊野古道も歩いていただければ」と語った。

 金総領事は、韓国と熊野白浜リゾート空港をつなぐ国際チャーター便が運航していることに言及。「これが早く定期便になれば。観光客が来るよう、できるだけ協力したい」と述べた。釜山の出身であることも明かした。「太平洋も見られたし、来てよかった」とほほ笑んだ。

 田岡市長は「韓国と白浜をつなぐ定期便があれば(観光振興にとって)ありがたい」と期待を寄せた。「釜山とも交流できることを願っています」と伝えた。

 領事館の一行はこの後、徐福公園や太地町の国際鯨類施設を見学するほか、13日は那智山も訪れる予定と話していた。

(2024年4月14日付紙面より)

新宮市長を表敬訪問した金亨駿総領事(中央左)ら=12日、新宮市役所
2024年04月14日
40 下川建世・求「兄弟展」  TKギャラリーで始まる  (御浜町 )
2024年04月14日
41 横断前はハンドサインを  飲食店に協力求める  (交通安全運動 )
2024年04月14日
42 学校近くの高台へ避難  地震・津波想定して訓練  (相野谷中 )
2024年04月14日
43 体育館跡地、駐車場に  ロケット公式見学場の旧浦神小  (那智勝浦町 )
2024年04月14日
44 運動場の時計を寄贈  JAみくまのが宇久井小に  (那智勝浦町 )
2024年04月14日
45 出生率は全国で34位  和歌山県の人口動態統計  
2024年04月14日
46 出場する部員を激励  春の大会を控え壮行会  (城南中 )
2024年04月14日
47 米寿を祝い旧交温める  新宮高校の第7回同級会  
2024年04月11日
48 初のコミュニティーFM開局へ
 地域に根差した番組に  (新宮市、6月の放送開始目指す )

 新宮市に初のコミュニティーFM放送局「FM新宮」が開局されることになった。地域密着型の生放送番組を企画しており、6月ごろの放送開始を目指している。

 長く地域の話題を伝えてきた和歌山放送新宮支局の単独放送が昨年3月に終了。リスナーの一人だった有限会社フリーク(新宮市神倉)代表取締役の床浦勝昭さんが「地元から発信でき、災害時にも役立つラジオ放送が必要」と考え、開局を目指すことになった。

 コミュニティーFMは総務省の免許が必要で、電波が届く放送対象区域は半径5~15㌔となる。一般社団法人日本コミュニティ放送協会によると、コミュニティー放送局は昨年12月1日現在で、全国に341事業者があり、和歌山県内には和歌山市と田辺市、白浜町、橋本市に四つの会員局がある。フリークによると、新宮市内での開局は初めて。

 国道42号沿いにある同社店舗の一部を改修し、スタジオを開設。今は必要な機材をそろえており、今後はアンテナ整備などを行う。

 番組は毎週月~金曜日の午後1時~3時に生放送を予定。「地域の情報や話題をより細かく、分かりやすい放送を心がけ、聞いていて元気になれるような番組」を目指すという。

 ラジオ担当の社員・北道江利さんは、社の研修として3月に宮城県名取市を訪れた。東日本大震災時にラジオが重宝したという被災者の生の声を聞き、「新宮にもラジオは絶対に必要」と実感した。「市の防災と連携して、災害時にも役立つラジオ放送をしたい」と見据える。

 たくさんの市民に「しゃべりに来てほしい」と考えており、「今はスマートフォンでも手軽にラジオが聞けるし、若い世代にも近くなった。地域を元気にできるような番組を届けたい」と話していた。

 放送開始時には改めて詳しい内容を発表する予定にしている。

(2024年4月11日付紙面より)

機材をチェックする北道江利さん=4日、新宮市神倉
黄色の外装が目を引く国道42号沿いの「FM新宮」放送局
2024年04月11日
49 桜並木のコース走り抜ける
 みさき陸上スポ少がマラソン大会  (新宮市 )

 みさき陸上競技スポーツ少年団(加藤清代代表)は6日、新宮市の佐野川沿いで「佐野さくらマラソン」を開いた。同少年団に所属する選手や地域の子どもたち約30人が、見頃の桜並木の川沿いコースを走り、楽しいひとときを過ごした。

 マラソンを通して爽快感を味わってもらおうと昨年から実施。佐野おやじの会(中村優会長)が協力し、近畿大学附属新宮高校・中学校の吹奏楽部がゲスト出演した。

 コースは川を挟んだ対面道路を使用した1周約600㍍。子どもたちは吹奏楽部の演奏に励まされながら、それぞれの体力に合わせて元気よく周回した。

 マラソン後には、吹奏楽部によるミニコンサートが開演し「アイドル」「シング・シング・シング」を演奏。アンコールでは「情熱の薔薇(ばら)」を披露し、会場は盛り上がった。

 走り終えた要律樹君(7)は「少し疲れたけど、楽しかった。音楽の演奏も上手で、聞き入っていた。また参加したい」と笑顔を見せた。

 加藤代表は「昨年に続いて、大勢の人が積極的に参加してくれてよかったです。吹奏楽部の皆さんや先生方の協力もあり、感謝している。子どもたちの健康を願い、今後も継続して催していければ」と話していた。

(2024年4月11日付紙面より)

元気にマラソンを楽しむ子どもたち=6日、新宮市佐野
近畿大学附属新宮高校・中学校吹奏楽部が盛り上げた
2024年04月11日
50 秀衡桜が五分咲きに
 熊野那智大社の境内で  

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)境内にある県天然記念物の「秀衡桜(ひでひらざくら)」が現在、五分咲きを迎えている=写真。9日には、国内外から訪れた多くの参詣者が、春空に映える真っ白な花に目を細めていた。

 高さ約15㍍、幹の周囲2㍍。奥州藤原氏第3代当主・藤原秀衡が夫人と共に熊野詣でをした折、奥州から持ってきたと伝わるヤマザクラの名木。春がすみを思わせる真っ白な花から「白山桜」の別名もある。ヤマザクラの中でも遅咲きで、満開は今週末ごろ。

 熊野那智大社は14日(日)、桜花祭を営む。桜に自然の恵みへの感謝を託し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る祭事。午前9時から大社、午前10時からは別宮・飛瀧(ひろう)神社で祭典があり、桜花のかんざしを挿した巫女が浦安の舞を奉納する。

(2024年4月11日付紙面より)



2024年04月11日
51 ほぼ本来奉仕にぎわう  中湊・稲荷神社の祭典  (串本町 )
2024年04月11日
52 1年生25人が仲間入り  古座中で第74回入学式  (古座川町 )
2024年04月11日
53 同級会あるの、知ったあるかん?  新宮高校第33回同級会  
2024年04月11日
54 台湾東部沖地震の救援金  6カ所に募金箱設置  (那智勝浦町 )
2024年04月11日
55 5人が新たなスタート  新宮高校定時制で入学式  (新宮市 )
2024年04月11日
56 274人が新生活スタート  新宮・新翔高校で入学式  
2024年04月11日
57 理念を共有、決意新た  美熊野福祉会が入社式  
2024年04月11日
58 特選に日浦寛人さん  写連紀南支部3月優秀作品  
2024年04月11日
59 地域の花壇に彩りを  有志が季節ごと植え替え  (那智勝浦町 )
2024年04月11日
60 期待胸に新生活スタート  太地小・中で入学式  
2024年04月11日
61 男女21人が熱戦繰り広げ  テニス協会シングルステニス大会  
2024年04月11日
62 交通ルール順守呼びかける  交通事故死ゼロを目指す日  (紀宝署 )
2024年04月11日
63 73人が新たなスタート  矢渕、相野谷中で入学式  (紀宝町 )
2024年04月11日
64 「いっぱい遊ぼうね」  丹鶴幼で入園式  (新宮市 )
2024年04月11日
65 お悔やみ情報
  
2024年04月04日
66 春を祝い平穏祈る
 新宮神社「さくら祭り」  

 熊野速玉大社(上野顯宮司)の境内にある新宮神社の例祭「さくら祭り」が3日、営まれた。大社関係者ら約20人が参列。サクラの枝を玉串として神前にささげ、春の訪れを祝った。

 新宮神社は1907(明治40)年、神社合祀(ごうし)令により、新宮町内にあった18社18柱の祭神を大社境内の金刀比羅(ことひら)宮に合祀したのが始まり。中でも最も位の高い渡御前社(わたりごぜんしゃ)の主祭神・神武天皇の例祭に合わせて、毎年4月3日に営まれている。

 通常は新宮神社の前だが、雨天のため拝殿で祭典は行われた。上野宮司が祝詞をささげ、巫女が「浦安の舞」を舞った。

 上野宮司は「自然の中にある尊いものを感じ、畏れかしこみ祭ったのが神道の発祥。日本の心は四季の移ろいと共にある。四季それぞれに祭りがあるのは幸せなこと」などと語った。

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■渡御前社でも例祭



 新宮神社と同じく神武天皇を祭る、新宮市の渡御前社(通称・神武社)でも例祭があった。境内のサクラは満開だが雨天だった。神武社保存会(田花操会長)の役員や地域住民など約30人が参列。地域の平穏などを願った。

 熊野速玉大社の末社である渡御前社は、神武天皇が八咫烏(やたがらす)に導かれ、熊野から大和へ入った時の頓宮跡という伝説がある。先述した神社合祀令で熊野速玉大社内に合祀され、社殿はなくなっていたが、1971(昭和46)年に再建された。例祭は神武天皇の崩御日とされる4月3日に、毎年営まれている。

 熊野速玉大社の神職が斎主を務め、式典を行った。雨天のため餅まきは中止となった。

 田花会長は「能登半島地震をはじめ自然災害が身近で、いつ起こるか分からない。そういうことにならないように祈った」と話した。

(2024年4月4日付紙面より)

巫女が浦安の舞を奉納した=3日、熊野速玉大社
地域の平穏などを祈った=同日、新宮市の渡御前社
2024年04月04日
67 懐メロ体操取り入れ脳トレ
 サロン「陽だまり」新行事  (古座川町 )

 古座川町高池の下部区内にある常設型サロン「集いの場陽だまり」が1日、行事「懐メロ体操、脳トレ」に取り組み始めた。基本月曜日の午後1時30分に開くとし、気軽な参加を呼びかけている。

 このサロンを運営する町社会福祉協議会見守り員主導で前年度まで脳トレの集まりを実施。その参加者から「頭だけでなくちょっとした運動で体も動かしたい」という声があり、年度替わりの節目に合わせて改善した。脳トレにつながりそうないい体操はないかと探したところ懐メロ体操が人気だと知り、取り入れることにしたという。

 初実施のこの日は11人が参加。まずは準備運動として同体操を1曲こなし▽赤白旗揚げ▽文字並べ▽都道府県クイズ―といった脳トレメニューをこなした後に4曲続けて体験した。

 今回は椅子に座ったままできる内容を紹介し、参加者は聴き覚えがある曲の体操は口ずさみながら挑戦した。見守り員の久保由美子さんは「体操についていくのが大変なときは、口ずさんでみるだけでも元気が出てくると思う。家にいるとじっとしてしまいがち。若い頃に親しんだ名曲で気を高めて体を動かす習慣を楽しく広めていきたい」と今後目指すところを語った。

 基本月曜日としているが、類似の行事や見守り員常駐状況との兼ね合いで実施しない日がある。今月は8日(月)と30日(火)に実施予定で、以降は月ごとの予定表で実施の有無を伝えるという。

 同サロンは町津波避難総合センターそば(町複合センター1階)で平日の午前10時~午後4時に開設していて、行事のほか随時脳トレーニング、見守り員や立ち寄った人同士での地域交流(茶話)ができる。利用は無料で、買い出しの延長で立ち寄る想定により希望すればオークワ古座川店―同サロン間で車両送迎もしてもらえる。問い合わせは同サロン(電話0735・67・7345)まで。

(2024年4月4日付紙面より)

新たに取り組み始めた行事「懐メロ体操、脳トレ」の様子=1日、古座川町高池
2024年04月04日
68 春の花、色鮮やかに
 下里とも子ガーデン  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下里の「下里とも子ガーデン」(岩本カナエ代表、10人)では春の花が見頃を迎えている。1日は会員らが花の手入れをした。岩本代表は「花壇の休息所に座って花を眺めていると時間を忘れます。無料で開放しています。ぜひ見学に来て」と話す。

 円形に植えられたピンクパンサーが、無数の小さな花を付け、ネモフィラの花が淡い青色を添える。少し背の高いストロベリートーチがグリーンの半円を描くように植えられ、所々にチューリップの花が顔を出し、色のアクセントを付けている。岩本代表によると会員が自由な発想で植えたという。「これからはゴテチアの花が見頃になるね。ジニアをどこへ植えようか」。会員たちはおしゃべりを楽しみながら作業を進めていた。

 花壇は、所有者だった故・笠松朝子さんの遺志を受け継ぎ、地域の人たちがボランティアで維持してきた。四季折々の花が楽しめ、町内外からの来場者も多い。昨年3月には待望の休憩所が完成。11月には「全国花のまちづくりコンクール」団体部門で入選し、努力賞の表彰を受けた。

 会員の一人は「作業の中で花作りのいろいろなことが学べました。花が好きな人は訪れてみて」と話していた。

(2024年4月4日付紙面より)

カラフルな春の花を楽しめる下里とも子ガーデン=1日、那智勝浦町下里
2024年04月04日
69 古座川指定区間外も公表  河川洪水浸水想定区域図  (和歌山県 )
2024年04月04日
70 岩壁のくぼみに白花咲く  一枚岩に根付くセッコク  (古座川町 )
2024年04月04日
71 春磯にいる生き物紹介  水族館で期間限定展示  (串本海中公園 )
2024年04月04日
72 昭和歌謡みんなで歌おれ  太田の郷で歌声喫茶  (那智勝浦町 )
2024年04月04日
73 稼働率や入館者数は  丹鶴ホールの利用状況  (新宮市 )
2024年04月04日
74 16人が協力しごみ拾う  たばこ商業組合紀南支部が清掃活動  (新宮市 )
2024年04月04日
75 環境保全や文化の側面から  オオカミみゅーじあむ開館  (田辺市本宮町 )
2024年04月04日
76 今年は豊作の予感!  竹の子ウオッチングスタート  (那智勝浦町 )
2024年04月04日
77 春の陽気に湖畔を散策  勝浦千歳連合会がゆかし潟で  
2024年04月04日
78 夜桜見物客が多数  新宮市の丹鶴城公園  
2024年04月04日
79 喜んで集まってくる園に  天満保育園に新入児8人  (那智勝浦町 )
2024年04月04日
80 サ市訪問団が浴衣とお茶  萩原きもの総合学院で体験  (新宮市 )
2024年04月04日
81 桜花見とプレー楽しむ  グラウンドゴルフ大会  (紀宝町 )
2024年04月04日
82 新しい友達52人迎える  町立保育所で入所式  (紀宝町 )
2024年04月04日
83 時間延ばし飲食可に  図書館がリニューアル  (木本高校 )
2024年04月04日
84 東紀州こどもの園の開所式  地域初の児童養護施設  (熊野市 )
2024年04月04日
85 癒やしと交流の場に  神内の花壇へ春夏の花  (紀宝町 )