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2024年04月27日
1 アンネ・フランクの形見
 石垣記念館でバラ開花  (太地町 )

 太地町立石垣記念館(江﨑隆司館長)で現在、「アンネの日記」の作者として知られるアンネ・フランクゆかりのバラが花を咲かせている。平和を願って全国で育てられており、同館では2022年に広島県福山市のホロコースト記念館から譲り受けた株を、大切に育ててきた。

 ドイツ生まれの少女アンネ・フランクは、反ユダヤ主義を掲げるナチス政権下から逃れてアムステルダムで隠れ家生活を送った後に捕らえられ、ベルゲン・ベルゼン強制収容所で15歳9カ月の生涯を終えた。

 隠れ家生活をつづった「アンネの日記」に感銘を受けた園芸家ヒッポリテ・デルフォルへが「アンネ・フランクの形見」と名付けた新種のバラを作出。日本では、差別と迫害、大量虐殺を生き延びたアンネの父オットー・フランクから寄贈されたものが広まっている。

 「アンネ・フランクの形見」は、つぼみの時は鮮明な赤、開花するとオレンジがかった黄金色、やがて花弁の先がネオンピンクを帯び、全体が紅赤色に変化する。生き延びることができれば、多くの可能性を秘めていたアンネを表しているといわれる。

 かねて平和へ心を寄せてきた江﨑館長は、教師時代にヨーロッパ各地を巡ってアンネの足跡をたどったことを振り返りつつ「生命力があり、園芸家が願いを込めて作った品種だと思う。世界各地で戦争が起きている中、アンネ・フランクをしのんで見ていただけたら」。現在は鉢に植えているが、将来的には記念館アプローチに地植えしてバラ園にしたいと語っていた。

(2024年4月27日付紙面より)

ホロコースト記念館から譲り受けたバラ=25日、太地町立石垣記念館
ホロコースト記念館からの贈呈書
2024年04月27日
2 住崎に「水中こいのぼり」
 初夏の風物詩で話題づくり  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(谷口勝政会長)が25日、ダイブポイント・住崎の海底に「水中こいのぼり」を設置した。

 ダイビング客が動き始める初夏に弾みをつける話題づくりとして例年、「こどもの日」(5月5日)を含むゴールデンウイークに合わせて期間限定実施。2011年東日本大震災に伴う自粛機運から脱却する思いも込めて13年度から取り組むようになり、今回で12回目になるという。

 本年度はこいのぼり11本と後に串本らしさを演出する目的で入手したマグロのぼりとカツオのぼり各2本を準備。この日はダイビングスタッフ8人が海底の岩を利用して親ひも(ロープ)を張り、等間隔で各のぼりをつないだ。

 地上のこいのぼりが風を受けてなびくように「水中こいのぼり」は潮流を受けてなびくそう。設置期間は5月6日(月・振休)までで、人工物のため期間終了後は速やかに引き上げるという。

 風物詩を取り入れたこの話題づくりを担当する谷口会長は「ゴールデンウイークごろはまだ海水温が低く大勢が潜りにくる時季ではないが、水中のぼりの設置を続けていることで見たいというお客さまも出始めている。その勢いがさらに強まればと思うし、この取り組みが大勢の皆さんの目に留まり串本町全体が盛り上がるきっかけにもなれば」と取り組みに込める思いを語った。

(2024年4月27日付紙面より)

住崎の海底に設置した「水中こいのぼり」(串本ダイビング事業組合提供)
2024年04月27日
3 青空をスイスイ泳ぐ
 バイパス下にこいのぼり  (新宮市熊野川町 )

 熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会は25日、新宮市熊野川町の日足道路バイパス下に、こいのぼりを設置した。2011年の紀伊半島大水害からの復興と地域活性化への願いを込めた約30匹のこいのぼりが、青空をスイスイ泳いだ。

 地元住民らが設置を始めて12回目。かつて町内イベントで使用していたこいのぼりは水害の際に全て流出。現在のこいのぼりは熊野川行政局が新聞などで呼びかけ、県内各地から寄せられたものだという。

 地域住民の他、近隣の田植え体験で訪れてきた同市の近畿大学附属新宮中学校の1年生45人も設置に協力。大きなこいのぼりを縄に結んだ。近大新宮中の仲蒼一郎さん(12)は「家ではこいのぼりは揚げていないので、今回初めて。楽しかったです」と語った。

 下阪殖保会長(77)は「大人から子どもまで、見に来てもらえればうれしい。道路からも見えるので、楽しんでもらえたら」。田植えに来た中学生らに目を細めつつ「水害のときにはまだ0歳くらいで、覚えていない世代。当時のことも伝えていきたい」と話していた。期間は5月13日(月)ごろまで。

(2024年4月27日付紙面より)

約30匹のこいのぼり=25日、新宮市熊野川町
近大新宮中の生徒らが協力
2024年04月27日
4 エビネランが見頃  新宮市の花本国夫さん宅で開花  
2024年04月27日
5 巡拝御朱印帳を製作  世界遺産登録20周年を記念し  (熊野三山協議会 )
2024年04月27日
6 相互扶助と未来の発展  総会でスローガン決定  (新宮YEG )
2024年04月27日
7 二階伸康氏に出馬要請  太地町漁業協同組合も  
2024年04月27日
8 お願い額など決定  日赤の活動資金募集  (新宮市協賛委 )
2024年04月27日
9 総会を前に正式参拝  熊野速玉大社敬神婦人会  
2024年04月27日
10 先頭に立って活動推奨を  健康づくり地域推進員会が総会  (新宮市 )
2024年04月27日
11 20歳未満の飲酒は駄目  小売酒販組合が街頭啓発  (新宮市 )
2024年04月27日
12 玄関ポーチに「ポケふた」  旧役場古座分庁舎へ設置  (串本町 )
2024年04月27日
13 命を守るルールを教わる  高池小が県警交安教室で  (古座川町 )
2024年04月27日
14 みんな泥んこで田植え  熊野川小の児童16人が  (新宮市 )
2024年04月27日
15 1年生と仲、深める  井田小で迎える会  (紀宝町 )
2024年04月27日
16 体動かしリラックス  子育てサロンつむぐ  (紀宝町 )
2024年04月27日
17 個性あふれる作品並ぶ  なでしこArtists展  (熊野市 )
2024年04月27日
18 詐欺から守れ 地道に活動  高齢者見守り隊発足12年  (紀宝町 )
2024年04月27日
19 お悔やみ情報
  
2024年04月26日
20 SF公募文学賞を受賞
 作品は無料閲覧が可能  (新宮市出身の木下充矢さん )

 新宮市出身の木下充矢(みつや)さん(59)がこのほど、公募文学賞である第11回日経「星新一賞」の一般部門の優秀賞(アマダ賞)に輝いた。タイトルは「彼方には輝く星々」。「思い残すことはないぐらいの喜びがある」と話している。作品は日経電子版などで無料で読むことができる。

 日経(日本経済新聞)の星新一賞は、ショートショート作品で知られた作家の星新一の名を冠した賞で、SF(空想科学小説)のような理系的発想に基づいた短編小説などを対象としている。木下さんは、千穂小、緑丘中、新宮高校を卒業し、大学進学を経て現在は兵庫県に在住。昔からSFが好きで乱読してきたという。

 小説を書き始めたのは2013年ごろ。「いろいろな賞に応募したが入賞できず、今回が10年目にして初めて」と語る。創作には苦労もあり「仕事が忙しく、でもぎりぎりまで原稿がまとまらず、締め切り5分前にトイレの中で立ったままスマホで投稿(して応募)した」と明かす。

 星新一についても思い入れがある。「この人がいなければ、日本のSFが今のような幅と奥行きを持つことはなかったのではないか。その名を冠した賞を頂き、夢なら覚めてほしくないぐらいうれしい」と伝える。

 同賞受賞者の座談会で7月には、長野県で行われる日本SF大会「やねこんR」に出席を予定している。「長年のSFファンなので、この種のイベントには何度も参加したが、壇上に上がるのは初めてで緊張している」と述べる。

 SFファンとして当然のごとく、串本町のロケット打ち上げは観覧会場で参加していた。「次の挑戦に期待している。ぜひ成功してほしい」と話す。

(2024年4月26日付紙面より)

日経「星新一賞」を受賞した木下充矢さん(提供写真)
2024年04月26日
21 新規事業や予算を可決
 4年目の運行決定受け  (銀河受入協議会 )

 JR西日本が運行する観光長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の紀南コースの4年目の運行が決まったことを受け、その受入協議会(田岡実千年会長=新宮市長)の総会が24日、新宮市役所別館であった。10人が参加。本年度事業として▽地域内周遊▽誘客促進▽受け入れ環境構築▽地域内活性化―などの事業に取り組んでいくことなどを決めた。

 紀南コースは京都―新宮間で運行。4年目は7月1日(月)から9月25日(水)まで、週2回の往復21運行を予定している。同協議会は、継続運行や地域振興などを目指し、沿線市町村や県などで構成している。

 開会に当たり、田岡会長があいさつ。昨年度は紀南コースに約4500人が乗車したこと、本年度の運行決定などに言及し「皆さんの協力のおかげ」と感謝。「今年は『紀伊山地の霊場と参詣道』の世界遺産登録20周年の節目の年。盛大なおもてなしをさせていただければ」と話した。

 富澤五月JR西日本近畿統括本部和歌山支社長もあいさつ。昨年の紀南コースで前年度比の約1・5倍が利用したことなどを紹介。7月から9月には県とJR西、グループ会社で「和歌山キャンペーン」を実施することを説明し「一層ブラッシュアップして楽しんでもらい、相乗効果を発揮できるようにしたい。ご協力を」と呼びかけた。なお、昨年度の乗車率は74%だった。

 本年度は新規事業として、沿線7市町村を舞台にした「紀南地方クイズラリー」を行うほか、2号車の洗面台・女性用更衣室に「和歌山産アメニティ」を設置。車内で「イセエビふれあい体験」や「和歌山アロマ体験」を計画している。

 田嶋勝正副会長(=串本町長)より「(銀河の乗客に)スマホで絶景や笑顔の写真をSNS(交流サイト)で送ってもらい、良いものに商品(を贈る)など考えてみては」との提案があった。事務局は「中身を精査して、やる方向で検討したい」と応じた。富澤支社長は「コンテストか、いろいろなすてきな写真をあげるか、どんなことができるか考えたい」と述べた。

(2024年4月26日付紙面より)

新規事業案など協議した=24日、新宮市役所別館
2024年04月26日
22 紀南学園に絵本を寄贈
 こどもまんなか児童福祉週間  (新宮市 )

 「こどもの日」(5月5日)から1週間は、こども家庭庁が定める「こどもまんなか児童福祉週間」。24日には、新宮市の児童養護施設紀南学園(鳥居祐起生学園長)に東牟婁振興局健康福祉部の木戸上克久部長が訪問し、激励品として園からリクエストのあった5冊の絵本を贈った。

 社会の宝である子どもたちが家庭や地域において、豊かな愛情に包まれながら育っていけるよう、国民全体で考えることを目的としている。今年の標語は「すきなこと どんどんふやして おおきくなあれ」。和歌山県でもさまざまな行事が行われている。

 絵本を受け取った子どもたちは、元気いっぱいに「ありがとうございます!」。鳥居学園長は「子どもたちもとても喜んでいる」と感謝した。

 木戸上部長は「たくさんの本を読んで興味関心を広げ、いろいろなことにチャレンジしてほしい。何より元気で健康に育ってくれることを願っている」と話していた。

(2024年4月26日付紙面より)

木戸上克久部長が絵本を手渡す=24日、新宮市の紀南学園
2024年04月26日
23 優勝は坂野医院
 第201回職場対抗ボウリング大会  
2024年04月26日
24 坂本博規さんが優勝飾る
 令和6年度第1回クラブ大会  (なちかつGGC )
2024年04月26日
25 観客の声援受け雨の中激走
 奥熊野いだ天ウルトラマラソン  
2024年04月26日
26 新宮夜遊びマップ  女性も安心な店を紹介  
2024年04月26日
27 貸し出しベストリーダー  町立図書館で展示中  (那智勝浦町 )
2024年04月26日
28 音楽に合わせて体動かす  正明保で本年度初のリトミック  (新宮市 )
2024年04月26日
29 新宮城跡のマップ入れ  店先に専用ボックス設置  (イル・ド・フランス )
2024年04月26日
30 縦割り班で初顔合わせ  下里小で1年生の歓迎会  (那智勝浦町 )
2024年04月26日
31 田んぼ一面に苗を植える  近大新宮中1年生が今年も  (新宮市熊野川町 )
2024年04月26日
32 婚姻に伴う新生活に助成  結婚新生活支援事業導入  (串本町 )
2024年04月26日
33 湿潤な木陰に白花咲く  ミドリハカタカラクサ  (串本町 )
2024年04月26日
34 当局から報告を受け意見  保福セで区長連合会総会  (古座川町 )
2024年04月26日
35 40周年記念事業を計画  御浜町文化協会が総会  
2024年04月26日
36 被害者、加害者にならないよう  矢渕中でネットモラル教室  
2024年04月26日
37 戦争の悲惨さ、どう次世代へ  高齢化の中 遺族会が継承模索  (紀宝町 )
2024年04月26日
38 マルバウツギの花  那智勝浦町宇久井  
2024年04月26日
39 お悔やみ情報
  
2024年04月21日
40 新宮―白浜間に補助
 子ども団体の列車移動  (条件合致なら無料 )

 紀勢本線活性化促進協議会新宮白浜区間部会の会合が19日、新宮市役所別館であった。20人が出席。主に同区間沿線の子どもの列車での団体移動に際し、同区間内の料金の一部を補助することを決めた。条件によっては実質無料となる。5月1日からの実施を目指す。

 同協議会は、紀勢本線の活性化を目的に、県内24市町村で組織。その新宮白浜区間部会は、同区間の厳しい収支状況を受け設置した。白浜町以南の8市町村と県、JR西日本和歌山支社、和歌山大学で組織している。補助事業は行政とJR西より負担金を集めて行う。

 補助の正式名称は「校外学習等支援事業」。同区間の沿線自治体と古座川町、北山村にある幼保小中高の子どもと引率者で構成する8人以上の団体が対象となる。

 補助要件は、乗降に同区間内の駅が含まれていること。校外学習などで列車移動する際、同区間内の運賃および特急料金の一部を補助する。

 具体的には、同区間内で特急を利用しない場合は普通運賃の全額、利用する場合は団体割引以外の全額が補助となる。例えば新宮・東牟婁の学校の団体が列車で白浜町に移動する場合、実質無料で行けることになる。同区間外まで移動する場合は、区間外は通常料金となる。

 この他、「教育旅行誘致事業」として、教育旅行やスポーツ合宿で同区間内に来訪する団体に対し、料金の一部を補助することも決めた。これも同区間内での乗降が条件となる。

  □     □

■新宮―白浜間の現状



 同支社による新宮―白浜間の現状説明もあった。平均通過人員(輸送密度)は同社単独運営の目安の1日当たり2000人を大きく下回り、2022年は793人。20~22年の3カ年平均で、必要な費用の11・9%しか収入で補えていないなど、厳しい状況が明かされた。

(2024年4月21日付紙面より)

補助事業などを話し合った=19日、新宮市役所別館
ホームで停車する特急くろしお=同日、JR新宮駅
2024年04月21日
41 「地震は人ごとではない」
 民児協委員が防災拠点を見学  (紀宝町 )

 紀宝町民生委員児童委員協議会(西村喜久男会長)に所属する委員20人が19日、3月に完成した道の駅「紀宝町ウミガメ公園」防災拠点施設を見学した。

 円筒形鉄筋コンクリート造り2階建ての一時避難場所で、町が建設した防災タワー。高さ6・5㍍、床面積165平方㍍。海抜14・4㍍地点にあり、屋上(海抜20・5㍍)には地域住民や道の駅の利用者など最大200人が避難できる。

 1階に避難場所、備蓄倉庫、トイレ、湯沸室を完備、2階、屋上は避難スペースとなっている。

 町防災対策課の職員が施設を案内。「南海トラフ地震で予想されているウミガメ公園付近の最大津波高は11㍍となっており、看板により高い所を目指して避難してくださいと記載しています」などと説明した。

 委員は屋上から高さを実感。整備されている倉庫など確認した。西村会長は「地震は人ごとではない。防災への意識が高まっており、施設を知る良い機会になった。今後も各所で見学会を開きたい」と話していた。

(2024年4月21日付紙面より)

屋上で説明を聞く委員=19日、紀宝町井田
防災拠点施設を見学する
2024年04月21日
42 8月11日に那智湾で
 世界遺産登録20周年記念  (那智勝浦町花火大会 )

 第15回那智勝浦町花火大会の第1回実行委員会(串俊男実行委員長)が19日、同町役場で開かれた。今年も8月11日(日・祝)午後8時から約1時間、那智湾で開催することを決めた。

 町民の手作りを基本理念に、追善供養を目的とする花火大会で、昨年コロナ禍を経て4年ぶりに再開した。今年は世界遺産登録20周年記念事業としても位置付ける。

 実行委員会には南紀くろしお商工会、和歌山東漁業協同組合那智支所、那智勝浦観光機構、勝浦金融協会などから21人が出席。大会長の堀順一郎町長は「第14回大会には約2万8000人が参加し1300万円超の寄付が集まった。世界遺産登録20周年の節目の年。海外からの観光客もずいぶん増えており、今後を見据えた話し合いができれば」とあいさつした。

 花火業者の選定について、事務局から従来通り複数事業者によるプレゼンテーションを実施する提案があったが「準備に携わる漁協関係者の準備・片付けの時間短縮や負担軽減の観点から、慣れた業者へ依頼することはできないか」との意見が出た。採決の結果、賛成多数で昨年と同じ高木煙火株式会社(岐阜県)に依頼することとした。

 串実行委員長は「追善供養、納涼、そして世界遺産20周年を融合させ、町全体で満足してもらえる大会にしたい。どう花火で表現するのか、業者の感性にも期待している」と話していた。

(2024年4月21日付紙面より)

関係団体から委員21人が出席=19日、那智勝浦町役場
2024年04月21日
43 トベラの花が咲く  那智の浜沿いで  
2024年04月21日
44 1位に小阪享志さん  写連新宮支部4月例会  
2024年04月21日
45 400㍉㍑献血に44人協力  町役場前で勝浦LC奉仕  (那智勝浦町 )
2024年04月21日
46 岸本知事に早期導入を陳情  和歌山県自動車整備振興会などが  (図柄入りナンバープレート )
2024年04月21日
47 健康づくりの輪を広げる  新宮市食生活改善推進協が総会  
2024年04月21日
48 住宅用火災警報器に補助  那智勝浦町消防本部でも  
2024年04月21日
49 観賞や触れ合いを楽しむ  丹鶴幼がタウンガーデンへお散歩  (新宮市 )
2024年04月21日
50 新聞紙びりびり、楽しいな  「ちびっこくらぶ」始まる  (新宮市 )
2024年04月21日
51 楽しく作業に取り組む  蓬莱公民分館がケーキ作り教室  (新宮市 )
2024年04月21日
52 「ここはタケノコの里?」  宇久井小学校の5年生  (那智勝浦町 )
2024年04月21日
53 鳴子響かせ練習に励む  よさこいソーラン教室開講  (くろしお児童館 )
2024年04月21日
54 濱田蓮・上野昊ペアら優勝  6県交流大会で地元勢活躍  (ソフトテニス )
2024年04月21日
55 入所、進級「おめでとう」  相野谷保育所で行事  (紀宝町 )
2024年04月21日
56 2年ぶり、こいのぼりバルーン  まなびの郷で悠々と泳ぐ  (紀宝町 )
2024年04月20日
57 クロマグロ28本水揚げ
 シーズン終盤に活気  (勝浦地方卸売市場 )

 はえ縄漁による生鮮マグロの水揚げ量日本一を誇る那智勝浦町築地の勝浦地方卸売市場に19日朝、最大251㌔を含むクロマグロ28本が水揚げされた。シーズン終盤、巨大なクロマグロがずらりと並ぶ光景に市場が活気づいた。

 うち21本は、高知県のマグロ漁船「益丸」が釣り上げたもので、漁港関係者に「マグロ漁師で知らない者はいない」と言わしめる。松島基晴船頭(53)は「今年は2、3月がさっぱりで、やっとという感じ。3本釣った時点で一度戻ろうかとも思ったが、もう1回ねばったらいっぺんに18本。こんなことは初めて」と喜びを語る。

 前日に最大233㌔を含む7本のクロマグロを揚げた日の出丸(宮崎県)の島田実船頭(52)は「でかいマグロが泳いでいるのを見るのはやっぱりうれしい。益丸が釣ってくれたことで、次の楽しみが増えた」と話していた。

 和歌山県漁連勝浦市場の太田直久市場長はマグロの計測に追われながら「魚体もいい大きさで、うれしい限り。150~200㌔台は高値が付きやすい。マグロ船に感謝しています」と語った。シーズンは5月のゴールデンウイークあたりまで。

(2024年4月20日付紙面より)

益丸の船員の皆さん=19日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
200㌔前後のクロマグロが続々と
2024年04月20日
58 「クジラと海」のご当地ポスト
 設置を記念してセレモニー  (太地町 )

 太地町は18日、町公民館でご当地ポスト設置セレモニーを開いた。漁野洋伸副町長や日本郵便株式会社近畿支社郵便・物流オペレーション部の松本光功集配担当部長、紀南地区連絡会の南方慎一朗統括局長らが出席し、ザトウクジラをモチーフにした青色のポストの除幕を行った。

 町は地域を支え、寄り添って地方創生に取り組む郵便局の活動に賛同。連携して地域振興や観光資源化、町おこしを目的に寄付をする形で設置している。2021年には「包括的連携に関する協定」を締結している。今年は平見公園横に取り付けられ、町内では町立くじらの博物館、道の駅「たいじ」、JR太地駅、役場庁舎に次いで5基目となった。

 制作は、1基目から手がけている地元メンバーで組織するグループ「ホエールアートミュージアム」の山門基秀さん、前芝真人さん、石田一勝さんらが担当。鯨類の中でも最も優雅で人気の高いザトウクジラをキャラクターに、「クジラの町、太地町」にふさわしく、「クジラと海」をイメージした。完成には約2カ月を要した。

 セレモニーでは、松本集配担当部長が「ご当地ポストが町民の皆さんが手紙を出すきっかけになってくれれば」。南方統括局長が「地域の価値を高めるため、積極的に今後も引き続き取り組んでいきたい」とあいさつ。

 漁野副町長は日本郵便近畿支社や太地郵便局などの尽力に感謝し「今後とも強力なタッグを組んで、地域活性化つなげていきたい」と述べた。

 式典後は平見公園横に移動し、設置作業を開始。旧ポストは長年の役目を終え、撤去された。

(2024年4月20日付紙面より)

セレモニー出席者による除幕式=18日、太地町公民館
新たなポストが設置された
2024年04月20日
59 新校名を6月に公募
 新宮・新翔の統合高校  (9月の決定を目指す )

 ともに和歌山県立の新宮高校(下村史郎校長)と新翔高校(宮井貴浩校長)の再編整備(統合)後の新校名について協議する作業部会「再編整備に係る校名等検討部会」が18日、新宮高校であった。委員18人が出席、6月に両校のホームページ内とはがきで公募を行うことなどを決めた。9月末までの最終決定を目指す。

 2026年度に予定する両校の統合に向けて検討が必要となる、新たな校名や校章、校歌、制服などは、六つの作業部会で協議することになっており、新校名の作業部会はその一つとなる。両校の学校運営協議会や教職員、地域代表者の18人で組織している。

 新校名の最終決定権者は県教育委員会となる。両校の合同の学校運営協議会「両校学校運営協議会委員による再編整備協議会」が新校名の候補を絞り込み、県教委に提案する。この日の作業部会は、同協議会に候補としてもらう新校名案をどのように募るかを話し合った。

 新校名が決まらないと校章や校歌など、多くの協議が進まないことから、9月末をめどに最終決定してもらうとの方針が示された。これを念頭に公募は6月となった。1人1票が原則で、「新宮」「新翔」のどちらかを選べるほか、「それ以外の新校名」を望む場合は記入でき、いずれの場合も選んだ理由と氏名を記入するとした。

 はがきの場合も条件は同じで、両校のどちらか宛てに送付となった。公募に居住地の制限は設けず、また統合後の同校に進学することが予想される小中学校生にも事前周知すると決めた。

 集まった案は7月に、新校名の作業部会で整理し、合同の学校運営協議会に絞り込みを託す予定となった。同協議会が県教委に提案する候補数は定まっておらず、複数の可能性もある。

(2024年4月20日付紙面より)

開会に当たりあいさつする新宮高校の下村史郎校長=18日、県立新宮高校
2024年04月20日
60 金嶋弘幸さんが制す
 2024年度スクラッチ杯  (那智勝浦ゴルフ倶楽部 )
2024年04月20日
61 5年ぶりの大会、134人出場
 新宮信金理事長杯  (ソフトテニス )
2024年04月20日
62 議員有志が「曼荼羅の道」へ  世界遺産20周年の契機に  (那智勝浦町 )
2024年04月20日
63 和気あいあい、楽しく  グラウンドゴルフ教室  (ゆうゆうクラブ )
2024年04月20日
64 垣本正道会長が再任  新宮人権擁護委員協議会  
2024年04月20日
65 11人に募集相談員委嘱  自衛隊和歌山地方協力本部  (新宮・東牟婁地方 )
2024年04月20日
66 土長さん新日春展で入選  24日まで東京都美術館で展示  
2024年04月20日
67 友達同士の「輪」広げる  くろしお児「くろしおのWA!」  (新宮市 )
2024年04月20日
68 ツツジのじゅうたん  新宮港第二期緑地帯  (新宮市 )
2024年04月20日
69 経済効果は1000億円  紀勢道開通から10年  
2024年04月20日
70 和やかな春の午後過ごす  新年度も「いっぷく亭」  (紀宝町 )
2024年04月20日
71 親子で楽しく、弾む  バランスボールで健康づくり  (紀宝町 )
2024年04月20日
72 夏待ちきれずせみ時雨  橋杭園地の防風林で響く  (串本町 )
2024年04月20日
73 子どもと一緒に送り出す  今年2回目の稚アユ放流  (古座川漁協 )
2024年04月20日
74 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第71回】春野菜でデトックス  

 すっかり春の気候になりました。桜も散り始めて、どんどん暖かくなりますね。春といえば、「ふきのとう」「つくし」「たけのこ」「うど」「せり」などあくが強くて、苦味のある野菜が多いです。「春の皿には苦味を盛れ」といわれますが、この苦味やあくは、とても体にいいんです。

 春野菜は、寒さが厳しい時期に、じっと栄養を蓄え続けて、苦味成分をじっくりとため込んでいきます。やっと暖かくなり芽を出した時に、動物や害虫に食べられるのを防ぐために苦くなるといわれています。この苦味成分は「植物性アルカロイド」や「ポリフェノール」に由来するもので、新陳代謝を促し、強い抗酸化作用があります。さらに、活性酸素を抑えるので、細胞の若返りも促進し、精神的なストレス改善にも効果が期待できます。熊が「ふきのとう」を食べてデトックスしているという説もあるくらい、春の苦味は体にいいんです。

 私はこの苦味やあくが多い、クセの強い野菜が大好きですが、やっぱり娘には人気がありません。子どもたちの味覚は、とても敏感なので、なかなか食べてくれないということもありますよね。幼少期のお子さんであれば、「一口だけ食べてみて」と促して、一口食べて「苦い!」となって吐き出してしまっても、それも立派な食育です。春の食べ物は苦いんだと知ることや、それを大人はおいしそうに食べるのを見るだけでも、将来の食意識は変わってきます。でも、少し大きくなると、食べてもらいたいですよね。

 苦味を軽減する調理法は、いくつかあるのですが、私のお勧めを三つご紹介します。一つ目は豚肉と合わせることです。豚肉の脂は、春野菜の独特の苦味を軽減してくれます。豚肉は、脂が多いバラ肉を使うのがお勧めです。一緒に炒めるのもいいと思いますし、薄切りのバラ肉で巻いて、照り焼きにしたりするのもお勧めです。二つ目は、チーズと合わせることです。フライパンにオリーブオイルなどをしき、軽くソテーした春野菜に、ピザ用チーズをかけてふたをして溶けたら完成。とっても簡単ですよね。たっぷりのチーズと一緒になら子どもも食べてくれることが多いです。クリームソースと合わせてグラタンにするのも良いと思います。三つ目は、油で揚げることです! 春野菜は天ぷらにするのが定番ですよね。油で揚げることで苦味は軽減されます。天ぷらもいいですが、フライもお勧めです。フライにしてマヨネーズやソースをつけて食べれば、子どもたちも喜ぶごちそうになります。

 苦味の強い春野菜ですが、デトックス作用があり、とても体には良いので、いろいろ工夫して、今しか味わえない春の味覚を楽しんでみてください!

(2024年4月20日付紙面より)

2024年04月10日
75 戦没者の冥福を祈る
 花まつりの平和祈念祭  (新宮仏教会 )

 新宮仏教会(佐々木実結会長=専光寺住職)は8日、新宮市福祉センターで、毎年恒例の花まつり記念行事「平和祈念祭法要」を営んだ。戦没者遺族の約30人が参列。手を合わせ諸霊の冥福を祈った。

 来賓の田岡実千年市長が追悼の辞を述べた。「祖国を思い、家族を案じ、皆さんが大戦で散華されたことは、私らにとって深い悲しみ。享受している平和と繁栄は、命を落とした皆さんの犠牲の上に築かれていることを私らは忘れず、明日の新宮市のために力を合わせ努力することを誓う。遺族と共に諸霊の冥福を祈り、感謝の誠をささげる」と語った。

 続いて、新宮市遺族連合会の池上順一会長が祭辞。「先の大戦より79年を迎えるが、世界で今なお戦火が絶えない。その中でわが国が平和でいるのは、祖国の繁栄と将来を案じ、命をささげた諸霊の思いが導いてくださったたまもの。郷土の発展と遺族の身の上にも、より一層のご加護をお願いします。われわれ遺族は、あの戦争を後世に伝え、世界平和の道を進むことを誓う」と力を込めた。

 この後、新宮仏教会の佐々木会長など12人の僧侶の読経に合わせ、参列者が焼香した。各自が目を閉じて静かに、平和の祈りをささげていた。佐々木会長は「多くの方々の協力の下、今年も花まつり記念行事を開催することができ、ありがたく思う。戦没者の英霊を前に、『兵戈無用(ひょうがむよう)』(軍隊も武器も必要がなくなる)の世界が少しでも実現できるように願い手を合わせた」と話した。

  □     □

■音楽法話も実施



 白浜町の聖福寺の関守研悟住職による音楽法話「祈り~いのちの歌を響かせて」もあった。関守住職がギターを弾きながら、ゆったりとした曲調の童謡や歌謡曲を歌った。参列者以外の参加者も増え、曲に耳を傾け、拍手を送った。

(2024年4月10日付紙面より)

焼香を行う参列者の皆さん=8日、新宮市福祉センター
音楽法話を行う関守研悟住職
2024年04月10日
76 木本、紀南高校で最後の入学式
 計207人が新たな門出迎える  

 県立木本高校と紀南高校で8日、最後の入学式が開かれた。2校は来年度に統合し、県立熊野青藍(くまのせいらん)高校に生まれ変わる。木本高校は木本校舎、紀南高校は紀南校舎として、それぞれの伝統を受け継いでいく。

 新入生は木本高校の普通科123人、総合学科40人、紀南高校44人の計207人。3年後には両校最後の卒業生となる。

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■木本高校



 木本高校では163人が期待を抱きながら初登校した。式辞で福田英成校長は高校生活の目標をしっかりと持つこと、自分と他人のことを大切にすること、身に付けた力を世のため人のために生かすこと―を呼びかけ、「地域の方から木高生として親しみを込めて呼ばれる存在となり、先輩たちに続く活躍が期待される。自覚と誇りを持って行動してほしい」と伝えた。

 新入生を代表して前川陽城さんが「本校生徒としての自覚を持ち、努力を怠ることなく、勉学にスポーツに励み、有意義な高校生活を送ることを誓います」と決意を述べた。式の最後には吹奏楽部が校歌を紹介するように演奏した。

 木本高校は1948年5月、県立木本中学校と県立南牟婁郡高等女学校を統合して創立。総合学科は94年に設置された。

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■紀南高校



 紀南高校では、教職員、保護者が見守る中、校旗が掲げられ、第63期の入学生を迎えた。

 入学許可を受けた新入生を代表して、仮屋悠斗さんが「私たち44人は、紀南高校の規則、指導に従い、進路実現に向けて勉学や部活動に一生懸命励むことを誓います」と宣誓した。

 辻孝明校長は式辞で「コミュニティ・スクールとして地域に根差した伝統ある高校」と紹介。「紀南高校として入学生を迎え入れるのは君たちが最後となります。これまでの紀南高校の良さを十分受け継いでもらい、それを新校である熊野青藍高校に引き継ぎ、地域を支える人材となってほしいと願っています」と述べた。

 3年間の活躍を期待し「自分自身の成長を感じ、さまざまな行事を通じて一体感をぜひ経験してください」などと呼びかけた。

(2024年4月10日付紙面より)

緊張した表情で式に臨む新入生=8日、県立木本高校
高校生活への決意を語った=県立木本高校
門出を迎えた新入生44人=同日、県立紀南高校
宣誓する仮屋悠斗さん=県立紀南高校
2024年04月10日
77 創建千年記念し新春寄席
 桂文三さんが延命寺で  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町宇久井の曹洞宗鳳凰山延命寺(西昭嘉住職)で7日、創建千年を記念して落語家・桂文三さんの新春寄席があった。町内外から約60人が集まり、気持ちよく笑って春の一日を楽しんだ。

 延命寺は平安時代末期の1024年、海に流れ着いた地蔵菩薩(ぼさつ)の仏像をまつったのが始まりと伝わる。当時は天台宗の寺院で、現在の宇久井駅周辺に五重塔や宿坊のある大寺院があったとされるが、1500年ごろに大津波などによって崩壊。その後曹洞宗の僧侶が現在の地に移転して再興した。

 前座に弟子の桂小文三さんが登場。入門前に文三さんの追っかけで延命寺の寄席に来ていたエピソードを語り、「はなし家になったのも延命寺と皆さんのおかげ」。古典落語の「河豚鍋(ふぐなべ)」を披露した。

 文三さんは「皆さん、自分の『癖』は人に指摘されてないと分かりませんよね」と話し、古典落語「四人癖」で、目をこする男、鼻の下をこする男、袖を引っ張る男、手を打つ男の4人を演じ分けた。後半は「時うどん」で会場を笑いの渦に巻き込んだ。

 創建千年を記念し、今年の10月23、24日には同寺で大般若法要と晋山式(しんさんしき)、檀信徒総回向を執り行う予定だという。

(2024年4月10日付紙面より)

会場は笑いの渦に=7日、那智勝浦町の鳳凰山延命寺
桂文三さん
2024年04月10日
78 串本町へ防災備品を物納
 企業版ふるさと納税として  (株式会社大塚商会 )

 東京都千代田区に本社を置く株式会社大塚商会(大塚裕司代表取締役社長)が8日、串本町へ企業版ふるさと納税の目録を贈呈した。昨年12月に物納した防災備品に係る目録で、田嶋勝正町長は感謝状を贈って相互連携の歩み寄りを深めた。

 この物納は、同社が創業60周年記念事業の一環で取り組み始めた自治体との防災に関する官民連携の一環。南海トラフ地震が予測されるなど防災面で厳しい状況に置かれている自治体を対象にし、企業版ふるさと納税制度を活用した物的支援を重ねている。

 和歌山県内での支援は同町が初で、高知県黒潮町と並んで同地震に伴う津波の到達が早くさらに台風の影響を受ける機会も多い点で厳しい状況と捉え選定。昨年9月に地方創生の推進に向けた連携に関する協定を締結して縁を築き、連携事項「防災に強いまちづくりのための地域防災整備事業の推進に関すること」に基づいて同町の物納希望を探り、その備品をそろえて託した。

 この日は同社の齋藤廣伸・取締役専務執行役員や渡邊賢司執行役員らが役場を訪問し、齋藤取締役専務執行役員が「大きな地震はいつどこで起きるかわからない。防災品はあまり使っていただきたくはないが、いざ起きたときには十分に活用し町民を守るということで使っていただきたい」と伝えて目録を、田嶋町長は「災害は忘れる前にやってくる時代。串本町の行政運営は常に防災や災害を頭に入れて進めている。災害が起こるであろう所と情報を共有し助け合うことは本当に大事だと思うところで、そういうシステムを作る。ぜひとも参加させていただき皆さん方と災害に対応していければと思う」と応えて感謝状を贈呈し合った。

 備品の内訳は①水循環システムシャワー1セット②86㌅電子ボード2基③赤ちゃん用段ボールベッド15セット(45人分)④ポータブル電源+折りたたみ式ポータブルソーラーパネル55セット⑤100㌾対応スポットエアコン10基⑥自動ラップ式簡易トイレ50セット―で、いずれも自社取り扱い製品。①についてはこの日メーカーによる取り扱い実演も行われ、防災担当職員らがその習熟に努めた。

 同社は開始年の2021年度に14自治体、23年度に20自治体(うち5自治体は21年度と重複)へ物納をしていて、同町は23年度の新規で物納を受けた。24年度も取り組むが25年度以降は未定で、齋藤取締役専務執行役員は全国で相次ぐ被災やその現場で取り扱う備品が安全・安心につながっている状況を見据え「気持ちとしては25年度以降も継続していきたい」と話した。

(2024年4月10日付紙面より)

目録と感謝状を交わした齋藤廣伸取締役専務執行役員(右)と田嶋勝正町長=8日、串本町役場本庁舎
水循環システムシャワーの実演紹介の様子
2024年04月10日
79 10人が東海大会で活躍
 和道流新宮道場松本塾  
2024年04月10日
80 34人が熱戦繰り広げる
 第49回又新杯ソフトテニス大会  
2024年04月10日
81 栄冠はKKNの手に
 マクドナルド・トーナメント  (学童軟式野球 )
2024年04月10日
82 季節の花飾り 甘茶で祝う  東正寺でも花まつり  (紀宝町 )
2024年04月10日
83 学校生活に胸おどらせ  小学校5校で入学式  (紀宝町 )
2024年04月10日
84 4月のカメムシ「多い」  和歌山県病害虫発生予報  
2024年04月10日
85 サ市訪問団講師と踊る  新宮市でズンバ教室  
2024年04月10日
86 ウラシマソウに夢中!  串本山草有志の会が展示  (新宮市 )
2024年04月10日
87 区民総出で溝掃除  那智勝浦町の天満区で  
2024年04月10日
88 新たな出会いと絆を  高田グリーンランド「桜祭り」  (新宮市 )
2024年04月10日
89 期待と希望を胸に新生活  新宮市立小中学校で入学式  
2024年04月10日
90 開祖・釈迦の生誕日祝う  霊巌寺で法会「花まつり」  (古座川町 )
2024年04月10日
91 提供分込み600㌔を管内へ  本年度第1回稚アユ放流  (古座川漁協 )
2024年04月10日
92 2学期に新米間に合わせる  学校給食用の米栽培始める  (串本町地産地消生産者組合 )
2024年04月10日
93 楽しみながら売買学ぶ  児童限定フリマイベント  (新宮市 )
2024年04月06日
94 事故ない社会の実現を
 交通安全運動の決起集会  (新宮市 )

 春の全国交通安全運動(6~15日)に伴う決起集会と街頭啓発が5日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店であった。主催の新宮市交通事故をなくする市民運動推進協議会(田岡実千年会長=新宮市長)をはじめ、警察関係者など約50人が参加。交通事故のない安心安全な社会の実現に向け、協力して取り組んでいくことを誓った。

 開会のあいさつで、田岡会長は「交通事故ゼロを目指し、安心安全なまちづくりのため、啓発や広報を行いたい。思いが通じる啓発となるようお願いします」と呼びかけ。続いて鳥羽真司・県東牟婁振興局長が「交通事故のない安全安心な社会は県民全員の願い。引き続き尽力をお願いします」と求めた。

 矢野勝正・新宮警察署長は、管内で昨年、人身事故が62件、物損事故が1615件だったことを伝え「厳しい情勢にある」と指摘。「歩行者の保護に取り組んでほしい。他の模範として自転車のルールを守ることが命を守ると示してほしい」などと語った。

 街頭啓発特別ゲストの漫才師「わんだーらんど」による交通安全講話もあり、面白おかしく注意喚起した。新宮署交通取締部隊を見送る出発式も行われた。街頭啓発では、参加者が買い物客に啓発物資を手渡した。

 同運動は、交通事故防止を図り毎年行われている。今回の運動の重点は①こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践②歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行③自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守(じゅんしゅ)―となっている。

  □     □

■那智勝浦町でも



 同日には、那智勝浦町のAコープなち店の汐入橋交差点や勝浦臨海交差点付近でも早朝街頭啓発があった。町交通指導員協議会やJAみくまの、那智勝浦自動車教習所などから約20人が集まり、通勤中のドライバーらへ啓発物資を手渡した。

 堀順一郎町長は「4月は異動や進学で、交通に不慣れな人も多い。車の一時停止率も改善しているとはいえ、全国的にみると低く、啓発が重要」と話していた。

(2024年4月6日付紙面より)

安心安全な社会の実現を呼びかける田岡実千年会長(右端)=5日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
通勤中のドライバーに啓発=同日、那智勝浦町
2024年04月06日
95 購入補助の対象者を拡充
 住宅用火災警報器の設置、交換を  (新宮市消防本部 )

 新宮市消防本部は、住宅用火災警報器(住警器)の購入費用を一部補助する事業の受け付けを開始した。本年度は「新宮市在住で65歳以上の高齢者のいる世帯」に対象者を拡充した。申請期間は来年3月31日(月)までで、予算がなくなり次第終了となる。

 取り付けが困難な高齢者や障害者世帯のうち、取り付けを希望する世帯には、消防職員が直接自宅に訪問し設置を支援する。

 住警器は火災をすぐに警報で知らせる機器。新宮市では2011年、全住宅に設置が義務化された。設置率は4月1日現在、新宮市が73・6%で、全国(84%)、和歌山県(79%)を下回っている。

 昨年度は141世帯が補助金を申請し、63世帯が取り付け支援を活用した。両支援事業の問い合わせは、市消防本部予防課(電話0735・21・3326)まで。土日・祝日除く午前8時30分~午後5時15分。

 設置から10年以上経過した火災警報器は、電池切れや故障で火災を感知しない可能性があるため「この機会に補助金、支援制度をご活用ください」と呼びかけている。

  □     □

■補助内容

 住警器購入費用の2分の1(5000円を上限とし、100円未満の端数は切り捨て)。補助金の交付は1世帯につき1回限り。

 対象は▽新宮市在住の65歳以上の高齢者のいる世帯▽市税(固定資産税、市民税など)を完納している▽住警器の購入に関し、他の制度による給付を受けていない―こと。新規・機器交換が対象となる。設置場所は寝室で、2階に寝室がある場合は階段の踊り場に設置する。

 取り付け支援は▽新宮市在住で65歳以上の高齢者のみの世帯▽身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の所持者もしくは知的障害者であることの判定書の交付を受けている者のみで構成されている世帯▽その他取り付け支援が必要であると消防長が認める世帯―が対象。

(2024年4月6日付紙面より)

住宅用火災警報器設置の補助事業活用を呼びかける
2024年04月06日
96 トルコの被災者へ届けて
 集めた義援金を町へ託す  (串本町トルコ文化協会 )

 串本町トルコ文化協会(松本英明代表)が4日、樫野にあるトルコ文化センターで集めた義援金を串本町へ託した。

 同協会は昨年2月初旬にトルコ共和国南東部で相次ぎ発生し同国史上最大の被害をもたらした地震の被災者へ届けるとして同センター内に義援金箱を設置し、開所中の来館者へ協力を呼びかけた。

 1年余り続けて10万円弱が集まり、この日は松本代表が田嶋勝正町長を表敬訪問し趣旨を伝えて寄託を申し出た。田嶋町長は「一日も早く本国に届くように」と応えて預かり、大使館経由で送金するとした。

 同センターは2018年9月に完成し、以降は同協会が運営。現在は基本日曜日午前10時~午後3時30分(冬季は午後3時まで)に開いて文化の紹介や軽飲食の提供をし、来館者と同国の縁を深める後押しを重ねている。義援金箱は引き続き、今年1月に相次いだ能登半島地震の被災者に向けた協力を集めるため設置するとし、松本代表は「エルトゥールル号遭難救助の大きな力となった『困っている人を助ける』という気持ちを私たちも引き継ぎ、次は能登半島で困っている皆さんのために協力を呼びかけていきたい」と取り組みへの思いを語った。

(2024年4月6日付紙面より)

田嶋勝正町長(右)へ集めた義援金を託す松本英明代表=4日、串本町役場本庁舎
2024年04月06日
97 被災地の姉妹町を支援  中能登町長らに義援金手渡す  (紀宝町 )
2024年04月06日
98 4年ぶりに30万人突破  熊野古道伊勢路の来訪者  
2024年04月06日
99 37年ぶり、鮒田班に新車両  水槽付消防ポンプ車の引き渡し式  (紀宝町 )
2024年04月06日
100 正しい食事と運動を  住田医師ら糖尿病予防を講演  (紀宝町 )
2024年04月06日
101 練習の成果を披露  カラオケ発表会を開催  
2024年04月06日
102 楽しい園生活がスタート  はまゆう、太地こども園で入園式  (新宮市・太地町 )
2024年04月06日
103 「暖かくて、人も優しい」  サ市訪問団の2人が運動会に  (新宮市 )
2024年04月06日
104 サクラ満開、春うらら  熊野地方の各所で花盛り  
2024年04月06日
105 サクラに続いて咲き進む  各地でフジの開花始まる  (串本町 )
2024年04月06日
106 23人の新入を元気に歓迎  くしもとこども園入園式  (串本町 )
2024年04月06日
107 お悔やみ情報
  
2024年04月03日
108 一挙蔵出し!寄贈品展
 開館55周年記念企画始まる  (太地町立くじらの博物館 )

 太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)が2日、開館55周年を迎え、記念企画展「一挙蔵出し!寄贈品展―くじらの博物館を支える資料たち―」が始まった。会期は来年4月1日(火)まで。

 博物館1階に、町内外から寄贈された貴重な品々84点を展示。第31次南氷洋捕鯨で撮影されたとされる8㍉フィルム映像や、解体用包丁、鯨類雄性生殖器の剝製など、うち26点が初出しだ。

 中江環副館長は「『故人が大切にしていたものだから』『思い出の博物館だから』など、一つ一つに寄贈された方の思いや博物館にたどり着くまでの物語がある。収蔵品を充実させるため、ウエートが大きいのが寄贈品であり、『チームくじらの博物館』の一員として当館を支えていただき、本当にありがたい」と感謝。貴重な資料がオークションやフリマサイトに流出している現状を受け「価値ある資料を適切に保存し、後世に残すため、手放す際には博物館への寄贈や寄託も考えてほしい」と呼びかけていた。

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■飼育動物供養



 この日、飼育員ら30人が、飼育中に死んだ動物たちの供養祭を営み、命を預かる者としての自覚を新たにした。

 同館では現在、コビレゴンドウやオキゴンドウ、ハナゴンドウなどの鯨類9種類31頭の他、魚類52種225匹、無脊椎動物36種435匹を飼育。

 供養祭では、順心寺の関雄峰住職の読経の中、飼育員や職員たちが焼香し、静かに手を合わせた。

 稲森館長は「この日を迎えられたのも、飼育動物あってのこと。その命と向き合う時間となった」。開館55周年に際し「4月1日には国際鯨類施設がオープン。『くじらの学術研究都市』を目指す中で博物館にも多様な社会的役割が求められている。研究者たちと協力して調査研究を行い、飼育動物たちが長生きし、新しい命を育んでいけるよう努めたい」と語った。

(2024年4月3日付紙面より)

寄贈品について解説する中江環副館長=2日、太地町立くじらの博物館
供養碑に手を合わせる飼育員ら
2024年04月03日
109 外国客船が新宮港へ
 熊野三山など観光満喫  

 バハマ船籍の外国客船シルバー・ムーン(総トン数4万700㌧、全長212・8㍍、シルバーシー・クルーズ)が3月31日朝、新宮港を訪れた。初寄港となる。多数が下船してバスやタクシーに分乗、当地方の観光を満喫した。同日夕方には出港した。

 ジャパネットたかたが行うジャパネットクルーズが企画した「シルバームーンで優雅に巡る 陽春の日本絶景ツアー」で訪れた。東京を出発し、新宮、徳島、釜山(韓国)、長崎、鹿児島、奄美大島、伊勢志摩を巡って戻るツアーで、約250人が乗船、うち約9割が日本人という。

 新宮港の岸壁では、平安衣装と雅楽演奏による出迎えや、地元特産品の販売、新宮市による歓迎セレモニーが行われた。バス7台とタクシー約20台が待機しており、乗船客らは分乗して熊野三山や鬼ヶ城(熊野市)などを巡った。

 歓迎セレモニーでは、田岡実千年市長があいさつ。「熊野は、大自然を背景に神道と仏教が融合した熊野信仰の聖地として繁栄し、今なお多くの人々を魅了しています。本日は世界遺産である熊野を楽しんでいただければ」と語った。

 同船のチャブダル・ゲオルギエフ船長もあいさつ。「日本ではいろいろな港に寄港し、日本人からのおもてなしをいろいろと受けています。新宮でも温かいおもてなしをありがとうございます」と述べた。

(2024年4月3日付紙面より)

初めて寄港したシルバー・ムーン=3月31日、新宮港
平安衣装と雅楽演奏で出迎えた
2024年04月03日
110 統合小の校名候補を発表
 開校準備の思いを乗せて  (串本町教委 )

 串本町教育委員会が3月29日、2026年4月開校予定の統合小学校名候補を「くしもと小学校」としたことを町公式ホームページ上で発表した。町議会で開校に伴う条例改正が承認された時点で正式決定になるという。

 目下、串本小と橋杭小の後継校として開校を目指す統合校。建設用地は町立くしもとこども園の道向かいに確保済みで、現在は実施計画がほぼ完成した段階だという。

 文部科学省「新しい時代の学びの環境整備先導的開発事業」の適用を受け、22年度に学校、家庭、地域の意見を取り入れつつ「つながる」をテーマにし地域との共用や防災機能も意識した基本構想を策定。校舎は木造平屋建ての分棟とし学童保育所や体育館が付帯するフラットな構成とするなど大枠が定まり、以降基本設計、次いで実施設計の策定が進んだ。

 昨年9月には関係2校の保護者らを対象にして統合小学校建設説明会を実施。校名や校歌・校章を定める上で最良の成果を得るため、基本設計の情報を共有した。先行して12月1日から今年1月15日までの間で校名案を公募。応募84件、重複分を整理し43案が集まり、以降は統合小学校建設検討委員会で▽くしもと▽串本▽なんたん▽さんごの杜―の4案、保護者ら地域代表も参加する小学校統合準備委員会でくしもとの1案まで絞り込まれ、2月21日の町教委定例会で校名候補として承認した。

 この承認は3月5日、町議会第1回定例会本会議で田嶋勝正町長が施政方針の一端として先行報告し、「子どもたちが親しみを持ち、地域からも愛される場所になってほしいという思いが込められた校名」と伝えた。追って町教委が「皆様からの新しい学校への期待と願いをしっかり受け止め、開校への準備を進める」と思いを乗せ、発表した。

 校名案募集に当たり「子どもたちと地域住民、教職員がともに育つ新しい時代の学校にふさわしい学校名」とテーマを付した町教委。坂本善光教育長は現在の2校に縛られず幅広い世代になじむ学校名、と定まった校名候補を受け止めている。

 校歌・校章についてはこれから作成手法の検討を始める段階。着工は町議会が工事請負契約案を承認した後で、第2回(6月)定例会への上程を見据えて進めるという。

(2024年4月3日付紙面より)

2024年04月03日
111 ぽかぽか陽気に読書タイム  図書館でテーマ展示  (熊野市 )
2024年04月03日
112 多彩なメロディーで楽しませる  吹奏楽部が定期演奏会  (木本高校 )
2024年04月03日
113 多数の名所で花見盛り  春らんまん、サクラ満開  (紀宝町 )
2024年04月03日
114 那智勝浦町は11倍に  新宮市9倍、他市町も増  (23年の外国人宿泊客数 )
2024年04月03日
115 定額減税への理解深める  給与支払者を対象に説明会  (新宮市 )
2024年04月03日
116 健康長寿の実現願う  生きがい教室の開講式  (新宮市老連 )
2024年04月03日
117 ムロウテンナンショウ  那智勝浦町の県道45号  
2024年04月03日
118 こころブギウギ絵手紙展  27日まで、喫茶きよもん  (那智勝浦町 )
2024年04月03日
119 新しい園生活がスタート  マリア保、新木保で入園式  (新宮市 )
2024年04月03日
120 「甘くて最高!」  中央児で「わたあめプレゼント」  (新宮市 )
2024年04月03日
121 楽しく交流を図る  緑丘中生徒とサ市訪問団が交流  (新宮市 )
2024年04月03日
122 車窓に向けて白花を開く  一雨でシャガ咲き始める  (古座川町 )
2024年04月03日
123 咲き進む花の下で体操体験  一枚岩前でリラックス教室  (古座川町 )
2024年04月03日
124 第1回定例会一般質問(終)  古座川町議会  
2024年04月03日
125 水域にちなんだ16点披露  水族館で「黒洋画会展」  (串本海中公園 )
2024年04月03日
126 テーブル囲みサクラ観賞  下里神社でお花見  (那智勝浦町 )
2024年04月03日
127 ドキドキの初登園  わかば保育園で入園式  (那智勝浦町 )
2024年04月03日
128 お悔やみ情報