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2024年04月28日
1 帰省客や観光客らでにぎわう
 ゴールデンウイーク始まる  

 ゴールデンウイーク(GW)が27日からスタートした。新宮市のJR新宮駅や那智勝浦町のJR紀伊勝浦駅では、ふるさとで連休を過ごす帰省客や観光客らでにぎわった。

 今年は4月27、28、29日の3連休後に3日間の平日をはさみ、祝日の5月3日(金)の「憲法記念日」、4日(土)の「みどりの日」、5日(日)の「こどもの日」と振替休日の6日(月)まで4連休が続く。

 昨年5月8日に新型コロナウイルスが5類感染症に移行して以降、初のGW。平日の3日を休めば10連休となり、大型連休を利用して地元や観光地に向かう人たちのラッシュが本格化する。

 初日の27日、新宮駅では名古屋、大阪からの特急が到着すると、スーツケースやバッグを背負った人たちが続々と降り立った。改札口には帰省客を笑顔で迎える家族らの光景が広がった。

 紀伊勝浦駅では、名古屋発の特急南紀1号が満席となり、多くの観光客らで沸いた。

 家族3人で紀伊勝浦駅で下車した加藤ゆづさん(6)は「博物館でクジラを見るのと、イルカを触るのが楽しみ。ホテルに泊まるのも」。母親の春名さんは「家族旅行で、和歌山に来るのは初めて。那智の滝や忘帰洞、くじらの博物館を巡る予定です」と話していた。

(2024年4月28日付紙面より)

多くの人が降りた構内=27日、JR新宮駅
観光客らが次々と下車=同日、JR紀伊勝浦駅
2024年04月28日
2 連帯の力で平和と人権を
 メーデー新宮・東牟婁集会  

 連合和歌山紀州熊野地域協議会による「第95回メーデー新宮・東牟婁集会」が27日、新宮市の丹鶴体育館であった。各団体から約100人が参加し、労働者の生活と地位向上を目指してスローガン、メーデー宣言を確認し、全員で結束を強めた。

 スローガンは「連帯の力で平和と人権を守り誰もが安心して暮らせる新たなステージへ!」「被災地の復旧・復興に向けてみんなで支え合い・助け合おう!」。

 第1部の式典で、新宮東牟婁メーデー実行委員会の川嶋良之実行委員長があいさつ。ロシアによるウクライナ侵攻、北朝鮮の脅威、能登半島地震による被害など国内外の情勢を挙げ「われわれ労働組合ができることには限りがあり、全ての問題を解決できるわけではないが、共に悩み、同じ涙を流すことはできる。一人で考えず、誰かに相談しましょう。これからも労働者に一番身近な相談者として、精進することを宣言します」と述べた。能登半島地震被災地の早期復興を祈念した。

 県東牟婁振興局の鳥羽真司局長、労働事業3団体の代表者も来賓として出席し、祝辞を述べた。

 スローガンを熊野交通労働組合の田中正雄さんが提案。「私たちの連帯の力で、平和と人権が尊重され、誰もが安心して暮らすことのできる社会を、そして、一日も早い被災地の復旧・復興を実現しよう」といった、メーデー宣言を那智勝浦町職員組合の藤社祐樹さんが読み上げた。最後は「ガンバローコール」で締めくくった。

 第2部は「ゆとり・豊かさフェスティバル」を開催。巨大折り紙・落書きコーナーや、お菓子釣り、絵本読み聞かせなどを楽しんだ。Team雅龍もダンスで盛り上げた。

(2024年4月28日付紙面より)

95回目を迎えたメーデー新宮・東牟婁集会=27日、新宮市の丹鶴体育館
子どもらがフェスティバルを楽しむ
2024年04月28日
3 健やかな成長願って
 佐野会館にこいのぼり  (新宮市 )

 端午の節句に合わせて新宮市佐野の佐野会館で26日、こいのぼりが掲げられた。子どもたちの健やかな成長を願って佐野区が毎年取り組んでおり、5月中旬ごろまで飾ることにしている。

 会館の横に市くろしお児童館もあり、多くの子どもが訪れることから、空に泳ぐ昔ながらの大型のこいのぼりを楽しんでもらおうと毎年続けている。

 会館の外壁と駐車場のポールにワイヤーを通し、吹き流しと5匹のこいのぼりを取り付けた。風が吹いていない時に垂れ下がることから、車の通行に支障がないよう最長約3・5㍍のこいのぼりを選んだ。

 垣下純三区長は「昔はこの辺りでもそれぞれの家でこいのぼりが泳ぐ姿が見られたが、今は小さいものが主流になり、ほぼ見られなくなった。子どもたちに昔ながらのこいのぼりを見上げてもらえたらうれしい」と話していた。

 こいのぼりを販売する人形店によると、住環境や家族構成の変化などに伴い、自宅の庭に掲揚する商品は少なくなり、ベランダや室内に飾れるコンパクトな商品が増えているという。

(2024年4月28日付紙面より)

駐車場に5匹が揚げられた=26日、新宮市佐野の佐野会館
作業前に並べられたこいのぼり
2024年04月28日
4 入谷奏斗君、初出場で準優勝
 三重県空手道選手権大会  
2024年04月28日
5 制作やバルーン遊び  新年度初回のママサークル  (紀宝町 )
2024年04月28日
6 よろいかぶとなど展示  クマノミチの端午の節句展  (熊野市 )
2024年04月28日
7 お母さんらと一緒に笑顔で  参観日に保護者とゲーム  (うどの幼稚園 )
2024年04月28日
8 今年も高学年が田植え体験  6年生は「すじつけ」に挑戦  (神内小 )
2024年04月28日
9 忠魂碑周辺を清掃奉仕  慰霊祭前に勝浦1~6区  (那智勝浦町 )
2024年04月28日
10 街頭指導活動の推進など確認  交通指導員協議会が総会  (那智勝浦町 )
2024年04月28日
11 元気いっぱい遊び楽しむ  三輪崎小が春の遠足  (新宮市 )
2024年04月28日
12 防災への意識高める  王子ヶ浜小で火災避難訓練  (新宮市 )
2024年04月28日
13 生き物がいっぱい!  下里小学校が天満の磯へ  (那智勝浦町 )
2024年04月28日
14 豊漁と航海の安全願う  孔島・鈴島で例大祭  (新宮市三輪崎 )
2024年04月28日
15 地域の憩いの場に  大堀君子さん宅で複数の花見頃  (新宮市 )
2024年04月28日
16 純白の花、参拝者楽しませ  境内に「邪を祓う」じゃばら  (熊野速玉大社 )
2024年04月27日
17 アンネ・フランクの形見
 石垣記念館でバラ開花  (太地町 )

 太地町立石垣記念館(江﨑隆司館長)で現在、「アンネの日記」の作者として知られるアンネ・フランクゆかりのバラが花を咲かせている。平和を願って全国で育てられており、同館では2022年に広島県福山市のホロコースト記念館から譲り受けた株を、大切に育ててきた。

 ドイツ生まれの少女アンネ・フランクは、反ユダヤ主義を掲げるナチス政権下から逃れてアムステルダムで隠れ家生活を送った後に捕らえられ、ベルゲン・ベルゼン強制収容所で15歳9カ月の生涯を終えた。

 隠れ家生活をつづった「アンネの日記」に感銘を受けた園芸家ヒッポリテ・デルフォルへが「アンネ・フランクの形見」と名付けた新種のバラを作出。日本では、差別と迫害、大量虐殺を生き延びたアンネの父オットー・フランクから寄贈されたものが広まっている。

 「アンネ・フランクの形見」は、つぼみの時は鮮明な赤、開花するとオレンジがかった黄金色、やがて花弁の先がネオンピンクを帯び、全体が紅赤色に変化する。生き延びることができれば、多くの可能性を秘めていたアンネを表しているといわれる。

 かねて平和へ心を寄せてきた江﨑館長は、教師時代にヨーロッパ各地を巡ってアンネの足跡をたどったことを振り返りつつ「生命力があり、園芸家が願いを込めて作った品種だと思う。世界各地で戦争が起きている中、アンネ・フランクをしのんで見ていただけたら」。現在は鉢に植えているが、将来的には記念館アプローチに地植えしてバラ園にしたいと語っていた。

(2024年4月27日付紙面より)

ホロコースト記念館から譲り受けたバラ=25日、太地町立石垣記念館
ホロコースト記念館からの贈呈書
2024年04月27日
18 住崎に「水中こいのぼり」
 初夏の風物詩で話題づくり  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(谷口勝政会長)が25日、ダイブポイント・住崎の海底に「水中こいのぼり」を設置した。

 ダイビング客が動き始める初夏に弾みをつける話題づくりとして例年、「こどもの日」(5月5日)を含むゴールデンウイークに合わせて期間限定実施。2011年東日本大震災に伴う自粛機運から脱却する思いも込めて13年度から取り組むようになり、今回で12回目になるという。

 本年度はこいのぼり11本と後に串本らしさを演出する目的で入手したマグロのぼりとカツオのぼり各2本を準備。この日はダイビングスタッフ8人が海底の岩を利用して親ひも(ロープ)を張り、等間隔で各のぼりをつないだ。

 地上のこいのぼりが風を受けてなびくように「水中こいのぼり」は潮流を受けてなびくそう。設置期間は5月6日(月・振休)までで、人工物のため期間終了後は速やかに引き上げるという。

 風物詩を取り入れたこの話題づくりを担当する谷口会長は「ゴールデンウイークごろはまだ海水温が低く大勢が潜りにくる時季ではないが、水中のぼりの設置を続けていることで見たいというお客さまも出始めている。その勢いがさらに強まればと思うし、この取り組みが大勢の皆さんの目に留まり串本町全体が盛り上がるきっかけにもなれば」と取り組みに込める思いを語った。

(2024年4月27日付紙面より)

住崎の海底に設置した「水中こいのぼり」(串本ダイビング事業組合提供)
2024年04月27日
19 青空をスイスイ泳ぐ
 バイパス下にこいのぼり  (新宮市熊野川町 )

 熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会は25日、新宮市熊野川町の日足道路バイパス下に、こいのぼりを設置した。2011年の紀伊半島大水害からの復興と地域活性化への願いを込めた約30匹のこいのぼりが、青空をスイスイ泳いだ。

 地元住民らが設置を始めて12回目。かつて町内イベントで使用していたこいのぼりは水害の際に全て流出。現在のこいのぼりは熊野川行政局が新聞などで呼びかけ、県内各地から寄せられたものだという。

 地域住民の他、近隣の田植え体験で訪れてきた同市の近畿大学附属新宮中学校の1年生45人も設置に協力。大きなこいのぼりを縄に結んだ。近大新宮中の仲蒼一郎さん(12)は「家ではこいのぼりは揚げていないので、今回初めて。楽しかったです」と語った。

 下阪殖保会長(77)は「大人から子どもまで、見に来てもらえればうれしい。道路からも見えるので、楽しんでもらえたら」。田植えに来た中学生らに目を細めつつ「水害のときにはまだ0歳くらいで、覚えていない世代。当時のことも伝えていきたい」と話していた。期間は5月13日(月)ごろまで。

(2024年4月27日付紙面より)

約30匹のこいのぼり=25日、新宮市熊野川町
近大新宮中の生徒らが協力
2024年04月27日
20 エビネランが見頃  新宮市の花本国夫さん宅で開花  
2024年04月27日
21 巡拝御朱印帳を製作  世界遺産登録20周年を記念し  (熊野三山協議会 )
2024年04月27日
22 相互扶助と未来の発展  総会でスローガン決定  (新宮YEG )
2024年04月27日
23 二階伸康氏に出馬要請  太地町漁業協同組合も  
2024年04月27日
24 お願い額など決定  日赤の活動資金募集  (新宮市協賛委 )
2024年04月27日
25 総会を前に正式参拝  熊野速玉大社敬神婦人会  
2024年04月27日
26 先頭に立って活動推奨を  健康づくり地域推進員会が総会  (新宮市 )
2024年04月27日
27 20歳未満の飲酒は駄目  小売酒販組合が街頭啓発  (新宮市 )
2024年04月27日
28 玄関ポーチに「ポケふた」  旧役場古座分庁舎へ設置  (串本町 )
2024年04月27日
29 命を守るルールを教わる  高池小が県警交安教室で  (古座川町 )
2024年04月27日
30 みんな泥んこで田植え  熊野川小の児童16人が  (新宮市 )
2024年04月27日
31 1年生と仲、深める  井田小で迎える会  (紀宝町 )
2024年04月27日
32 体動かしリラックス  子育てサロンつむぐ  (紀宝町 )
2024年04月27日
33 個性あふれる作品並ぶ  なでしこArtists展  (熊野市 )
2024年04月27日
34 詐欺から守れ 地道に活動  高齢者見守り隊発足12年  (紀宝町 )
2024年04月27日
35 お悔やみ情報
  
2024年04月26日
36 SF公募文学賞を受賞
 作品は無料閲覧が可能  (新宮市出身の木下充矢さん )

 新宮市出身の木下充矢(みつや)さん(59)がこのほど、公募文学賞である第11回日経「星新一賞」の一般部門の優秀賞(アマダ賞)に輝いた。タイトルは「彼方には輝く星々」。「思い残すことはないぐらいの喜びがある」と話している。作品は日経電子版などで無料で読むことができる。

 日経(日本経済新聞)の星新一賞は、ショートショート作品で知られた作家の星新一の名を冠した賞で、SF(空想科学小説)のような理系的発想に基づいた短編小説などを対象としている。木下さんは、千穂小、緑丘中、新宮高校を卒業し、大学進学を経て現在は兵庫県に在住。昔からSFが好きで乱読してきたという。

 小説を書き始めたのは2013年ごろ。「いろいろな賞に応募したが入賞できず、今回が10年目にして初めて」と語る。創作には苦労もあり「仕事が忙しく、でもぎりぎりまで原稿がまとまらず、締め切り5分前にトイレの中で立ったままスマホで投稿(して応募)した」と明かす。

 星新一についても思い入れがある。「この人がいなければ、日本のSFが今のような幅と奥行きを持つことはなかったのではないか。その名を冠した賞を頂き、夢なら覚めてほしくないぐらいうれしい」と伝える。

 同賞受賞者の座談会で7月には、長野県で行われる日本SF大会「やねこんR」に出席を予定している。「長年のSFファンなので、この種のイベントには何度も参加したが、壇上に上がるのは初めてで緊張している」と述べる。

 SFファンとして当然のごとく、串本町のロケット打ち上げは観覧会場で参加していた。「次の挑戦に期待している。ぜひ成功してほしい」と話す。

(2024年4月26日付紙面より)

日経「星新一賞」を受賞した木下充矢さん(提供写真)
2024年04月26日
37 新規事業や予算を可決
 4年目の運行決定受け  (銀河受入協議会 )

 JR西日本が運行する観光長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の紀南コースの4年目の運行が決まったことを受け、その受入協議会(田岡実千年会長=新宮市長)の総会が24日、新宮市役所別館であった。10人が参加。本年度事業として▽地域内周遊▽誘客促進▽受け入れ環境構築▽地域内活性化―などの事業に取り組んでいくことなどを決めた。

 紀南コースは京都―新宮間で運行。4年目は7月1日(月)から9月25日(水)まで、週2回の往復21運行を予定している。同協議会は、継続運行や地域振興などを目指し、沿線市町村や県などで構成している。

 開会に当たり、田岡会長があいさつ。昨年度は紀南コースに約4500人が乗車したこと、本年度の運行決定などに言及し「皆さんの協力のおかげ」と感謝。「今年は『紀伊山地の霊場と参詣道』の世界遺産登録20周年の節目の年。盛大なおもてなしをさせていただければ」と話した。

 富澤五月JR西日本近畿統括本部和歌山支社長もあいさつ。昨年の紀南コースで前年度比の約1・5倍が利用したことなどを紹介。7月から9月には県とJR西、グループ会社で「和歌山キャンペーン」を実施することを説明し「一層ブラッシュアップして楽しんでもらい、相乗効果を発揮できるようにしたい。ご協力を」と呼びかけた。なお、昨年度の乗車率は74%だった。

 本年度は新規事業として、沿線7市町村を舞台にした「紀南地方クイズラリー」を行うほか、2号車の洗面台・女性用更衣室に「和歌山産アメニティ」を設置。車内で「イセエビふれあい体験」や「和歌山アロマ体験」を計画している。

 田嶋勝正副会長(=串本町長)より「(銀河の乗客に)スマホで絶景や笑顔の写真をSNS(交流サイト)で送ってもらい、良いものに商品(を贈る)など考えてみては」との提案があった。事務局は「中身を精査して、やる方向で検討したい」と応じた。富澤支社長は「コンテストか、いろいろなすてきな写真をあげるか、どんなことができるか考えたい」と述べた。

(2024年4月26日付紙面より)

新規事業案など協議した=24日、新宮市役所別館
2024年04月26日
38 紀南学園に絵本を寄贈
 こどもまんなか児童福祉週間  (新宮市 )

 「こどもの日」(5月5日)から1週間は、こども家庭庁が定める「こどもまんなか児童福祉週間」。24日には、新宮市の児童養護施設紀南学園(鳥居祐起生学園長)に東牟婁振興局健康福祉部の木戸上克久部長が訪問し、激励品として園からリクエストのあった5冊の絵本を贈った。

 社会の宝である子どもたちが家庭や地域において、豊かな愛情に包まれながら育っていけるよう、国民全体で考えることを目的としている。今年の標語は「すきなこと どんどんふやして おおきくなあれ」。和歌山県でもさまざまな行事が行われている。

 絵本を受け取った子どもたちは、元気いっぱいに「ありがとうございます!」。鳥居学園長は「子どもたちもとても喜んでいる」と感謝した。

 木戸上部長は「たくさんの本を読んで興味関心を広げ、いろいろなことにチャレンジしてほしい。何より元気で健康に育ってくれることを願っている」と話していた。

(2024年4月26日付紙面より)

木戸上克久部長が絵本を手渡す=24日、新宮市の紀南学園
2024年04月26日
39 優勝は坂野医院
 第201回職場対抗ボウリング大会  
2024年04月26日
40 坂本博規さんが優勝飾る
 令和6年度第1回クラブ大会  (なちかつGGC )
2024年04月26日
41 観客の声援受け雨の中激走
 奥熊野いだ天ウルトラマラソン  
2024年04月26日
42 新宮夜遊びマップ  女性も安心な店を紹介  
2024年04月26日
43 貸し出しベストリーダー  町立図書館で展示中  (那智勝浦町 )
2024年04月26日
44 音楽に合わせて体動かす  正明保で本年度初のリトミック  (新宮市 )
2024年04月26日
45 新宮城跡のマップ入れ  店先に専用ボックス設置  (イル・ド・フランス )
2024年04月26日
46 縦割り班で初顔合わせ  下里小で1年生の歓迎会  (那智勝浦町 )
2024年04月26日
47 田んぼ一面に苗を植える  近大新宮中1年生が今年も  (新宮市熊野川町 )
2024年04月26日
48 婚姻に伴う新生活に助成  結婚新生活支援事業導入  (串本町 )
2024年04月26日
49 湿潤な木陰に白花咲く  ミドリハカタカラクサ  (串本町 )
2024年04月26日
50 当局から報告を受け意見  保福セで区長連合会総会  (古座川町 )
2024年04月26日
51 40周年記念事業を計画  御浜町文化協会が総会  
2024年04月26日
52 被害者、加害者にならないよう  矢渕中でネットモラル教室  
2024年04月26日
53 戦争の悲惨さ、どう次世代へ  高齢化の中 遺族会が継承模索  (紀宝町 )
2024年04月26日
54 マルバウツギの花  那智勝浦町宇久井  
2024年04月26日
55 お悔やみ情報
  
2024年04月25日
56 「熊野に大学の設立を」
 旧グリーンピアで構想  (準備財団が支援者説明 )

 那智勝浦町と太地町にまたがる旧グリーンピア南紀での私立大学設立を目指す、立初(たてぞめ)創成大学設立準備財団(樋口祥子理事長)の地元支援者に対する説明会が23日、太地町地域福祉センター梛(なぎ)であった。都市部ではなくあえて「熊野」で、日本でこれまでにない「徹底的な探究・体感型」の大学を、2027(令和9)年4月に開設することを目指すと語った。

 財団のメンバーは、現役大学教員の理事とその教え子など。従来型の大学教育に問題や限界を感じていたメンバーは昨年10月から、旧グリーンピアでの設立を構想。各所で趣旨を説き、熊野三山の三社一寺の宮司や住職、株式会社キナンの会長などが協働推進者となり、その他も当地方の多くの企業が応援を表明するなど、賛同者を増やしている。説明会に参加した支援者団体「大学誘致を考える会」による署名活動も行われている。

 説明会で樋口理事長は、昨今の「学び」の変革に言及。情報は簡単にインターネットで得られ、考えることすらも人工知能(AI)で行えることから、大学は従来型ではなく探究・体感型が必要と説いた。また地域の歴史や文化、伝統など、教育にも役立つ日本の重要な資産が都市部の従来型大学では生かせていないことから、地方での大学設立が重要な意味を持つことも伝えた。

 学生数は年間144人で計画。教育はフィールドワークが主軸で、1年次は主にキャンパスで学ぶが、2年と3年では地域や海外に出向き、現地の人に学ぶことを繰り返す。ここで歴史や伝統、文化に触れ、探究や体感を深める。4年次はキャンパスに戻り、学びを生かして地域に還元する期間と考えている。

 資金調達の手法として、徳島県の神山まるごと高等専門学校の前例を参考としている。同校はふるさと納税、寄付、クラウドファンディングの三つで設立に至っている。同財団もこれに倣い、各所に協力を呼びかけている。

 樋口理事長は「熊野で皆さんと一緒に、大学をつくりたい。応援をよろしくお願いします」と求めた。住民向けの説明会の開催も考えていることを明かした。

(2024年4月25日付紙面より)

応援を呼びかける樋口祥子理事長(左)=23日、太地町地域福祉センター梛
大学設立の場所として考えている旧グリーンピア南紀
2024年04月25日
57 スタントで事故を再現
 自転車の交通安全教室  (新宮高校 )

 スタントマンが自転車交通事故を再現する、スケアード・ストレイト教育技法による自転車交通安全教室が22日、県立新宮高校(下村史郎校長、585人)であった。全学年の生徒が参加。危険性を知り、自転車の交通ルールの理解を深めた。

 JAみくまのとJA共済連和歌山が、和歌山県警察本部、新宮警察署と連携して実施した。同教育技法は、学習者に「怖さ」を与えることで、望ましくない行為を自主的に行わせないようにするもの。スタントマンが目の前で再現することで、ルールやマナーの違反が交通事故を招く危険があることを考えてもらう。

 開会に当たり、下村校長、石田守・JAみくまの代表理事組合長、宮本竜祐・新宮署交通課長があいさつ。「自転車のルールやマナーを守らなければと考えるきっかけになれば」「危険性を実感し、ルールを守り、交通事故のない安全な学校生活を送ってもらえることを願う」「自転車の運転を見直す機会にしてほしい。乗るときはヘルメットをかぶって」などと語った。

 続いて、スタントマンが自転車交通事故を再現。▽ヘッドホンで音楽を聞きながら▽携帯電話で話しながら▽酒を飲みふらつきながら▽二人乗り―などを行って、いかに危ないかを伝えた。自転車で全速で跳び箱にぶつかって、衝撃の大きさを示した。

 自転車と歩行者、自転車同士の事故も再現。見通しの悪い交差点から出てきた歩行者と自転車がぶつかったり、危険運転の自転車同士で衝突したりした。いずれの場合も、その後に行うべき正しい運転法を伝えた。「皆さんがルールを守れば、ルールが皆さんを守る」などと呼びかけた。

 生徒らは、ぶつかって投げ出されるスタントマンの様子を、固唾をのんで見守っていた。3年生で生徒会長の宮井聡子さんは「交通事故の怖さを間近で体験することはなかったので、今日はいい教訓になった。きちんと交通ルールを守っていこうと思う。貴重な体験をありがとうございました」と感謝を述べた。

 2年生の柳町彩斗さんは「自転車同士の衝突が一番びっくりした。今後は一時停止をしっかりと守ろうと思う」と話した。

(2024年4月25日付紙面より)

自転車の交通事故をスタントマンが再現=22日、県立新宮高校
事故の怖さを知りルールの大切さを実感した
2024年04月25日
58 「協力連携して活動を」
 民生児童委協議会が総会  (新宮市 )

 新宮市民生委員児童委員協議会(小内潤治会長)の総会が23日、新宮市福祉センターであった。出席44人、委任状34通で開会。昨年度の事業や決算の報告、本年度の事業や予算の提案を受け、承認可決した。

 民生委員の歌の斉唱、民生委員児童委員の信条の朗読に続き、小内会長があいさつ。能登半島地震と、関連して当地方で発生が懸念される南海トラフ巨大地震に言及。「災害発生時には地域福祉の課題も深刻化すると考えられる。民生委員の活動も、平常時から災害への備えが求められている」と話した。

 福祉課題はより複雑化・深刻化していると指摘。「住民に寄り添い、人々をつなぐ民生委員児童委員の役割は一層重要になっている。笑顔で暮らせる地域社会の構築のため、協力連携しながら活動していければ」とまとめた。

 来賓として、田岡実千年市長が祝辞。「地域でのネットワーク形成が、地域福祉を発展していく上でますます重要になる。民生委員児童委員の皆さんの協力なくては実現できない。今後もお力添えをお願いします」と呼びかけた。

 この後、議事を進行した。昨年度の事業と会計、本年度の事業と予算などを協議して認めた。

(2024年4月25日付紙面より)

本年度事業などを協議した=23日、新宮市福祉センター
あいさつする小内潤治会長
2024年04月25日
59 大きなイチゴ「おいしい」  じぃじの苺に紀南学園招待  (御浜町 )
2024年04月25日
60 誕生したウミガメなど観察  5歳児が社会見学で  (紀宝町 )
2024年04月25日
61 新たな地震対策、家屋に対応  ブルーシートの備蓄増へ  (紀宝町 )
2024年04月25日
62 さわかみ財団が道普請  大日越の登り口付近  (田辺市本宮町 )
2024年04月25日
63 無償の愛を持って支える  更生保護女性会が総会  (那智勝浦町 )
2024年04月25日
64 中核病院の将来ビジョン議論  医療センター経営強化プランを説明  (新宮市議会教育民生委 )
2024年04月25日
65 ジオパークの魅力伝える  フォトコン入賞作品展示  (那智勝浦町 )
2024年04月25日
66 ちぎり絵作り楽しむ  カルチャーサロンで教室  (新宮市「結夢」 )
2024年04月25日
67 合唱の仕方を教わる  くろしお児童館で教室  (新宮市 )
2024年04月25日
68 大株が咲きそろい華やかに  宇津木のシロバナヤマフジ  (古座川町 )
2024年04月25日
69 特集「夜の世界へようこそ」  こどもの読書週間企画開始  (串本町図書館 )
2024年04月25日
70 お悔やみ情報
  
2024年04月19日
71 佐野・蜂伏への林道を
 高田地区が新宮市に要望  (200人分の署名も添えて )

 新宮市の高田地区の区長3人は18日、「高田相賀線~佐野・蜂伏地区の林道の早期開通を求める要望書」の提出のため、新宮市役所を訪れた。要望書と約200人の署名を手渡し、早期実現を求めた。田岡実千年市長は調査検討する予定を伝えたほか、実現に前向きな姿勢を示し「共に頑張りたい」と応じた。

 提出は谷下孝志・総区長(=里地区長)、中道活好・西地区長、輪野利明・口地区長が訪れた。地域おこし協力隊の松露将典さん、新宮市議会の百村匡洋議員、𠮷良康利議員も同行した。

 要望では、紀伊半島大水害で高田地区が孤立したことに言及。「県道高田相賀線と佐野・蜂伏地区への林道を直結することで災害時の孤立解消につながる」と訴えた。▽緊急物資の搬送や救急ルート確保▽スポーツ合宿誘致に寄与▽大型商業施設への交通の利便性が向上▽林業の発展に寄与▽医療センターへの緊急搬送時間が短縮―などをもたらす「命の道になる」と結んだ。

 高田と佐野・蜂伏地区をつなぐ林道については20年以上前に、市が調査したが地盤がもろく、断念した経緯があった。しかし3月の新宮市議会の一般質問で当局は再び「調査検討に着手する」と答弁していた。要望の場で担当課は「県とも協力してルートの検討や所有者の確認などをやっていきたい。(調査に)2年ほどかかる予定。迂回(うかい)しつつ12~13㌔(の距離)になるかな」と明かした。

 𠮷良議員は「20年前と違い、今はAIやドローンがある。もっと良いルートを見つけられる可能性がある」と指摘。田岡市長は「林道整備の県の補助が10%から25%に増え、やりやすくなった」と明るい材料を提供した。谷下総区長は「一日も早い開通を願っている。よろしくお願いします」と呼びかけた。

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■相賀の浸水解消工事も



 市による林道の計画とは別に、県による高田相賀線の道路改良工事も進んでいる。高田へと続く県道が通る相賀地区の浸水(道路冠水)解消を目指したもので、約2㌔にわたる道路を三つの工区に分けてかさ上げするほか、トンネルで一部をつなぐ。完成時期は未定となっている。

(2024年4月19日付紙面より)

要望書を手渡す谷下孝志総区長(左から2人目)ら=18日、新宮市役所
道路改良工事が進む県道高田相賀線=17日、新宮市相賀
2024年04月19日
72 アオリイカの産卵床設置
 ダイブポイント3カ所へ  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(谷口勝政会長、23店舗)が17日、串本沖のダイブポイント3カ所にアオリイカの産卵床を設置した。

 ダイビング客に好評のアオリイカの姿やその産卵のシーンを着実に観察してもらいやすくするための取り組み。この産卵誘発はアオリイカの資源増強につながるとして今年も日本釣振興会が協賛し、その実施を後押ししている。

 環境への負荷を抑えるため、人工物ではなく自然へ戻りやすい天然木で床を仕立てる点が同組合のこだわるところ。今年も前日に長さ3㍍前後で切り出した枝葉複数本を準備し、当日はダイバーら15人が手分けして同ポイント「備前」「イスズミ礁」「グラスワールド」の各海底へ沈めて束にし固定したという。

 この取り組みを主導した中井嘉昭さん(50)によると、串本沿岸海域におけるアオリイカの産卵のピークは例年5月下旬~6月上旬ごろだが昨年は設置翌日にはさっそくアオリイカが寄って産卵を始めたそうで、「今年も(ハイシーズンの)ゴールデンウイーク前に産卵を始めてくれることを祈るばかり。この話題が多くのダイバーに認知され、串本の海へ潜りに来ていただけること、串本を知り地域内外が盛り上がることにつながれば」と今後の反響を期待して語った。

 産卵床は付いた卵のふ化が全て終わるまで設置予定。その見極めをした上で、残った枝や固定するためのロープ、土のうなどを回収するという。

(2024年4月19日付紙面より)

アオリイカの産卵床を海底に固定する串本ダイビング事業組合のダイバー=17日、串本沖(同組合提供)
2024年04月19日
73 健康増進に波及効果期待
 自動運転車両が暖海地区に  (太地町 )

 太地町は15日から、自動運転車両による移動支援サービスを暖海地区方面にも拡大した。新ルートは町多目的センターを発着点としており、施設内の歩行プールやトレーニングマシンを気軽に利用できるようにすることで、高齢者の移動手段確保のみならず、健康増進や介護予防への波及効果も狙う。

 「全町公園化」のビジョンを掲げる同町では、2022年に大東地区方面で自動運転サービスをスタート。車両はゴルフ場向けのゴルフカートに自動運転システムを搭載したもので、道路に埋め込まれた誘導線を感知して決められたルートを走る。5人乗り。

 誰もが無料で乗車でき、昨年度の利用者は1万479人。台風などの荒天時以外は365日運行。運転補助員が同乗しており、手を上げればルート上のどこでも乗降できる。

 新ルートの熱海地区は昭和40年代に埋め立てられた町内の人口密集地にあり、人口355人、高齢化率54・6%。暖海地区内を縫って多目的センターや役場、漁協スーパー、坂野医院などをつなぐ。

 1周約30分で、始発の午前8時22分から午後5時35分まで、2台体制で22便を運行。町役場は「誰でも無料なので、気軽に乗ってみてほしい」と呼びかけている。

 ルート拡大で利用者増が見込まれる多目的センターには町社会福祉協議会や町包括支援センターが入っており、社協の岡本研会長は「自動販売機もあるので、コーヒーなどを飲めるサロンスペースを設けるなどしていきたい。施設内にはケアマネジャーや理学療法士、社会福祉士などもおり、健康相談もしてもらえたら」と語る。

 16日に利用した60代男声は「今からスーパーに夕飯を買いに行く。以前買い物帰りに雨が降ってきて、帰りに乗ったこともある。一応車もあるが、公共交通があると便利」と話していた。

(2024年4月19日付紙面より)

停車中の自動運転車両=16日、太地町多目的センター
2024年04月19日
74 日本記録保持者制し優勝  串本町出身の久保凛選手  (陸上女子800㍍種目 )
2024年04月19日
75 魚道通って上流目指す  滝の拝でアユの滝越え  (古座川町 )
2024年04月19日
76 医師確保への支援など  7項目を和歌山県に要望  (新宮市 )
2024年04月19日
77 腸の働きと重要性を確認  いきいきサロン大勝浦区  (那智勝浦町 )
2024年04月19日
78 児童生徒の現状を分析  全国学力・学習状況調査  
2024年04月19日
79 宮本薫さんに会長再任  母子保健推進員会が総会  (新宮市 )
2024年04月19日
80 季節の花々モチーフに  絵手紙教室が始まる  (新宮市 )
2024年04月19日
81 グラウンドの雑草取り  太田小学校で芝生の日  (那智勝浦町 )
2024年04月19日
82 ALT迎え英語に親しむ  丹鶴幼稚園で新年度も  (新宮市 )
2024年04月19日
83 こいのぼりを工作  すくすくワークショップ  (那智勝浦町 )
2024年04月19日
84 東紀州地区は100%  今春卒業生の就職内定状況  (三重県教委 )
2024年04月19日
85 ウミガメの甲羅磨き  大型連休を前にプール清掃  (紀宝町 )
2024年04月19日
86 新入生に防災頭巾寄贈  町建設業組合が全小学校に  (紀宝町 )
2024年04月19日
87 今年も七里御浜に250匹  「泳げ!鯉のぼりくん」継承  (熊野市 )
2024年04月19日
88 ヤマドリゼンマイが見頃  浮島の森のシンボル  (新宮市 )
2024年04月09日
89 アピアランスケア支援
 4月から3市町でスタート  (新宮・東牟婁 )

 がん患者へのアピアランス(外見)ケア支援事業が1日から、新宮市、那智勝浦町、串本町で一斉にスタートした。治療に伴う外見の変化を補完する医療用補整具の購入を助成し、苦痛やストレスを軽減することで、社会参加を促進することが目的だ。

 がん治療では、抗がん剤をはじめとする薬物療法の副作用で脱毛や肌の変色、爪の変形、外科手術による傷などの外見の変化が起こることがある。医療の進歩により、通院治療しながら仕事や子育てなどの社会生活を送る患者が増加していることを背景に、ケアへのニーズが高まっている。政府が昨年3月に策定した第4期がん対策推進基本計画にもアピアランスケアが盛り込まれ、拠点病院を中心とした相談支援・情報提供体制の整備などが求められている。

 これを受け、和歌山県では昨年4月から、ウィッグなどの一部の医療用補整具の購入費を助成する市町村に、助成額の一部または全額を負担する「県がん患者アピアランスケア支援事業」を開始。当地方でも3市町が加わった。太地町や古座川町、北山村も「今後検討する」としている。

 3市町の助成内容はおおむね県の基準と同じ。▽医療用ウィッグ〈全頭用〉(上限2万円)▽乳房補整下着(同1万円)▽人工乳房・人工乳頭(左右各2万円)―の対象経費の2分の1または上限額のいずれか低い額を助成する。

 新宮市の窓口は地域保健課(電話0735・23・3358)、那智勝浦町は福祉課(電話0735・52・2934)、串本町は保健センター(電話0735・62・6206)。

 日本人の2人に1人が生涯のうちにがんにかかり、3人に1人が亡くなっている現在、和歌山県の死亡原因も1979年以降、がんが1位となっている。新宮・東牟婁地方の各市町村では、早期発見・早期治療のためがん検診を実施しており、活用を呼びかけている。

(2024年4月9日付紙面より)

アピアランス支援センターのリーフレット
2024年04月09日
90 甘茶かけ釈迦誕生祝う
 新宮仏教会「花まつり」  

 新宮仏教会(佐々木実結会長=専光寺住職)は8日午前、新宮市千穂の宗応寺(石原知実住職)で、釈迦(しゃか)の誕生を祝う降誕会(こうたんえ・ごうたんえ=花まつり)法要を営んだ。会に加盟する住職や副住職、12人が参加。読経した後、釈迦立像に甘茶をかけた。

 「花まつり」は「降誕会」「灌仏会(かんぶつえ)」「仏生会(ぶっしょうえ)」などと呼ばれ、涅槃会(ねはんえ)(2月15日)、成道会(じょうどうえ)(12月8日)とともに三大法会の一つとして重んじられている。ルンビニーの花園で釈迦が生まれ、天は誕生を祝って甘露の雨を降らせたとされていることにちなみ、花まつりでは花御堂(はなみどう)の釈迦立像に甘茶をかける。

 佐々木会長は「お釈迦様がご誕生されてから約2500年。たくさんの人の手によってつながれてきた仏教が今、自分のもとに届けられていることをありがたく感じます」と話した。

 同会は、市内にある▽松巌院▽淨泉寺▽瑞泉寺▽清閑院▽清蔵寺▽清凉寺▽専光寺▽宗応寺▽長徳寺▽東仙寺▽遍照院▽本廣寺▽名体寺―の13カ寺、14人で構成している。

(2024年4月9日付紙面より)

参加者全員で読経した=8日、新宮市千穂の宗応寺
釈迦立像に甘茶をかける
2024年04月09日
91 未来創造学科1期生迎える
 串本文化セで入学式を挙行  (串本古座高校 )

 和歌山県立串本古座高校(中西浩子校長)が8日、串本町文化センターで入学式を挙行し、本年度開設する未来創造学科の1期生となる1年生72人の入学を許可して迎えた。

 1年生はクラスごとに一人ずつ点呼を受け、その入学を認めた中西校長は「人生の選択決定権は自らにある」という視点で3年間で積極的に身に付けてほしい素養を意識付け。「うまくいかないときはまず自分の気持ちや考えを整理し、周囲のアドバイスに耳を傾ける。その上で自分はどうすべきなのかを自分で決めていく。そうした経験を重ねることで、自身の未来を切り開くことができる」と諭して高校生活をその次の一歩への充実したものとすることを求めた。

 来賓を代表して岸本周平知事と育友会の西野真会長が祝辞を述べ、岸本知事は自身の経験やカイロスロケット初号機などを話題にしてチャレンジする気持ちの大切さを伝えて意義のある3年間とするよう後押しした。それら歓迎を受け、1年生を代表して西悠斗さんが「学業に専念し、進取創造、質実剛健の校訓を大切にし、自覚を持って新たな伝統を作り上げていくよう努力する」と宣誓した。

 同校は本年度から普通科に代わり同学科の生徒の受け入れを開始。1年生は▽文理探究29人▽地域探究36人▽宇宙探究7人―とコース選択をして学業などに打ち込む。他方、2、3年生は入学時の普通科のカリキュラムに沿って卒業を目指す。むこう2年は両学科の生徒209人がそれぞれに励む形となる。

(2024年4月9日付紙面より)

宣誓する1年生代表の西悠斗さん=8日、串本町文化センター
中西浩子校長
2024年04月09日
92 春季高校野球県予選が開幕
 串古など合同は初戦敗退  
2024年04月09日
93 合気道の魅力伝えたい
 熊野塾道場  
2024年04月09日
94 575人がエントリー
 21日、奥熊野いだ天ウルトラマラソン  
2024年04月09日
95 楽しみつつ毛筆上達  恵苑書院ワークショップ  (新宮市 )
2024年04月09日
96 自身を高め最高の年に  新翔高で始業式  (新宮市 )
2024年04月09日
97 大麻・けしの撲滅を  和歌山県が運動展開  
2024年04月09日
98 オランダミミナグサ  国道168号沿いに  
2024年04月09日
99 「楽しく過ごしてね」  正明保が入園式  (新宮市 )
2024年04月09日
100 春夫記念館10日で休館  移転リニューアルのため  (新宮市 )
2024年04月09日
101 弁天島の周辺で清掃  かつうら渚の会など25人  (那智勝浦町 )
2024年04月09日
102 松本峠と馬越峠に設置  熊野古道の音声ガイド  
2024年04月09日
103 36人迎え新生活スタート  うどの幼稚園で入園進級式  (紀宝町 )
2024年04月09日
104 小中学校で1学期始まる  新しい先生も迎えて  (熊野・南郡 )
2024年04月09日
105 がん検診で早期発見を  御浜町で健康づくり講演会  
2024年04月09日
106 シバザクラ咲き存在感増す  二色「ナザール・ボンジュック」  (串本町 )
2024年04月09日
107 運転者らの安全運転促す  くじ野川で春交安街頭啓発  (串本町 )
2024年04月09日
108 太鼓を響かせ日常に弾み  イベント「炎の太鼓祭り」  (串本町 )
2024年04月09日
109 今日から新1年生!  小中学校4校で入学式  (那智勝浦町 )
2024年04月09日
110 お悔やみ情報