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2024年03月23日
1 「丹敷の湯」継続へ転換
 補正予算案を修正可決  (那智勝浦町議会 )

 今年3月末で営業終了を予定していた那智勝浦町浜ノ宮の町営入浴施設「丹敷(にしき)の湯」に関する補正予算案が21日、同町議会(曽根和仁議長、11人)第1回定例会で修正可決され、営業継続へ転換した。

 「丹敷の湯」は道の駅なちの那智駅交流センター2階にあり、1998年にオープン。慢性的な赤字状態で、今後も老朽化による修繕費や設備更新で多額の費用が発生することから、瀧本雄之副町長を座長とするプロジェクトチームが「閉鎖すべき」との答申を出し、昨年12月議会で堀順一郎町長が「検討する」としていた。さらに12月末にボイラーが故障し、仮復旧で維持する形となったことから、営業終了の判断をし、年明けに町民向けに回覧などで告知した。

 それに対し町民を中心とした「丹敷の湯の継続を考える会」が継続を求める陳情と計3270人の署名を提出し、町議会が採択。町は議会最終日の21日、1年間の営業継続にかかる費用(燃料費、修繕費、消耗品費など)や、専門家による道の駅全体の経営調査・計画策定支援業務委託費を含む計1676万6000円の補正予算案を上程した。

 議員から「住民を中心に今後の方向性を探るべき」「コンサルに依頼する必要があるのか」との疑義が出されたため、東信介議員が委託費600万円を削除した修正案を提出し、賛成6、反対4で可決された。

 堀町長は議会の決定を受け「赤字は町民一人一人の負担となるため、今後も延々と赤字を流し続けることはできない。道の駅一帯を、皆さまが楽しめる魅力的な場にしたいという思いも変わらない。町議会の決定に沿って進める」と語った。

 道の駅なち一帯のてこ入れには、丹敷の湯の利用者増だけでなく、地元農産物直売所や熊野那智世界遺産情報センター、駐車場、トイレといった構成施設、さらにはブルービーチ那智やJR那智駅などの周辺エリア全体の視点から方向性を練る必要があり、今後のかじ取りが注目される。

(2024年3月23日付紙面より)

那智駅交流センター「丹敷の湯」
2024年03月23日
2 調査票で意見を交換
 新宮市子ども・子育て会議  

 新宮市子ども・子育て会議(会長=勢古啓子・主任児童委員代表)の第2回の会合が19日、新宮市役所であった。委員13人が出席。事務局よりニーズ調査票の内容や幼稚園、保育所、認定こども園の定員について報告を受け、意見を交わした。

 同会議の委員は、子育て支援事業や保育・教育関係者などの17人で組織。第2期の新宮市子ども・子育て支援事業計画が2024年度で期限を迎えるため、市は第3期計画の策定に向け、子育てに関するニーズ調査の実施を予定している。

 開会に当たり、中上清之・健康福祉部長があいさつ。「昨今、子どもや子育て世帯を取り巻く環境が変化している。実態や意見、要望を把握し、支援の充実を図るため、第3期の計画に反映させたい。委員の皆さんに意見を頂ければ」と呼びかけた。

 委員からは「調査票は市内に住む、就学前の児童や小学生の子を持つ保護者に送るのか」との質問があった。事務局は「市内に住民票のある、就学前と小学生の子どもを持つ保護者が対象」と答えた。

 別の委員は「障害を抱える子を持つ家庭への設問もあってもいいのでは」と指摘した。アンケート調査に協力するコンサルタント会社が「この計画とは別に障害児福祉計画もある。その際のアンケート調査で行われることに」と明かした。

 他の委員から「日本語(の読み書き)ができない外国人の母親への配慮もすべきでは」との問いかけもあった。

 今後は、4月にニーズ調査を実施。その結果を取りまとめ、骨子案、素案、概要版の作成、市民意見募集を経て、24年度中に計画原案を確定することになる。

 事務局より、市内各園の利用定員の報告もあった。▽たづはら保育園は65人▽三輪崎保育園は90人▽正明保育園は50人▽マリア保育園は111人▽新木保育園は66人▽はまゆう・こども園は79人▽白梅保育園は36人▽木の川認定こども園は75人▽蓬莱保育所は90人▽佐野保育所は50人▽三津ノ保育所は60人▽丹鶴幼稚園は70人―と明かされた。

(2024年3月23日付紙面より)

ニーズ調査票の内容について意見を交わした=19日、新宮市役所
2024年03月23日
3 宇宙関係の資料を寄贈
 元校長の山口博正さん  (串本古座高校 )

 元古座高校校長の山口博正さん(95)が収集した宇宙関係の資料が19日、娘の松本美紀さんを経由して県立串本古座高校へ寄贈された。

 山口さんは1979~87年度の9年間にわたり古座高校校長として在職。かねて宇宙への関心が強くその資料収集を退職後も継続して長年のライフワークとし、最近はロケット「カイロス」初号機の打ち上げも心待ちにしていた。

 他方で自身の高齢も気にかけ、前述した在職時代の同僚だった県宇宙教育研究会の木皮享顧問に収集した資料の寄贈を相談。木皮顧問は旧古座高校の後継校・県立串本古座高校が次年度から未来創造学科宇宙探究コースを新設する旨を伝え、同校の榎本貴英校長とかけ合って学びの当事者である生徒が日常的に閲覧活用できる筋道をつけた。

 木皮顧問によると山口さんは自ら同校へ赴いて寄贈を申し出るとしていたが、昨年末に体調を崩して現在は入院中。娘の松本さんがその意思を継いで寄贈することになり、この日は木皮顧問と榎本校長が三重県南牟婁郡紀宝町にある山口さん宅へ赴き、松本さん立ち会いの下で資料を引き継いだ。

 資料の内訳は書籍46冊、映像資料(デジタル多用途ディスク〈DVD〉)20本、他に天体写真などで、榎本校長は宇宙教育を目的とした特別教室(通称・スペースラボ)内に収蔵コーナーを設けて教材活用を図る考え。松本さんは父がライフワークとして集め保管していた宇宙に関する書籍などを父とつながりがある串本古座高校へ寄贈できて大変うれしい、榎本校長は生徒に役立つ貴重な書籍を山口先生から寄贈していただきありがたい、とそれぞれ思いを交わして山口さんの資料が今後の学習資源となることを喜び合ったという。

(2024年3月23日付紙面より)

山口博正さんが収集した資料を引き継ぐ(左から)榎本貴英校長、松本美紀さん、木皮享顧問=19日、紀宝町成川(木皮顧問提供)
山口博正さん(同提供)
2024年03月23日
4 春休みに胸躍らせて
 小中学校で修了式  (新宮・東牟婁 )

 新宮市と東牟婁郡の小中学校で22日、1年間を締めくくる修了式があった。児童生徒は1年を振り返るとともに、明日から始まる春休みに胸を躍らせた。

 新宮市立三輪崎小学校(竹本明央校長)では、1~5年生の約300人が修了式に臨んだ。参加児童は全員で校歌を斉唱。続いて竹本校長から各クラスの代表者に修了証が手渡された。

 竹本校長はあいさつで「先ほど皆さんに修了証を渡した。1年間、勉強や遊び、行事を頑張ったということを示すもの。この1年よく頑張り、成長してくれた」とたたえた。

 米大リーグの大谷翔平選手の目標設定の仕方を紹介。「皆さんも、頑張ったらできるような目標を立てて、4月から頑張って」と呼びかけた。春休み中の交通安全についても「気を付けて」と注意喚起した。

 児童会役員で5年生の西川未柚奈(みゅうな)さんも「安全で楽しい春休みにしましょう。また会える日を楽しみにしています」と語った。

(2024年3月23日付紙面より)

修了式で校歌を斉唱する児童ら=22日、新宮市立三輪崎小学校
2024年03月23日
5 優勝は新宮の手に
 サッカーデー兼新宮市長杯女子大会  
2024年03月23日
6 大波に挑戦し成功
 角勇海さんが米ハワイで  
2024年03月23日
7 48人が熱戦繰り広げる
 シニア&スポ少ソフトテニス大会  
2024年03月23日
8 中学校での活躍に期待  太地小学校で卒業式  
2024年03月23日
9 被災地への思い届け  たいぴー&フレンズ卒業ライブ  
2024年03月23日
10 クマノザクラ5本を植樹  町立温泉病院敷地内に  (那智勝浦町 )
2024年03月23日
11 医療費無償が高卒までに  新宮市議会で予算が可決  
2024年03月23日
12 ジオ視点の世界遺産  熊野本宮館で展示会  
2024年03月23日
13 野中亮伸会長が再任  新宮商工会議所青年部  
2024年03月23日
14 楽しい物語に夢中  はまゆう・こども園で人形劇  (新宮市 )
2024年03月23日
15 木製ペン立て作りに挑戦  新宮木材協同組合の木育教室  
2024年03月23日
16 献血へ協力呼びかける  学生たちが地元2団体と  (太地町 )
2024年03月23日
17 次の一般選から定数12に  条例改正賛成多数で可決  (串本町議会 )
2024年03月23日
18 家族6組ジオラマ製作  日帰り型の主催事業で  (潮岬青少年の家 )
2024年03月23日
19 スピード感のある町政を  大屋一成氏が立候補表明  (古座川町長選 )
2024年03月23日
20 第1回定例会一般質問③  串本町議会  
2024年03月23日
21 キャッチコピー作成に協力  骨髄バンク紀州支部が感謝状  (紀南高校 )
2024年03月23日
22 高齢者の人権を学ぶ  人権トップセミナー  
2024年03月23日
23 全生徒に新ヘルメット  通学以外でも着用できるよう  (紀宝町 )
2024年03月23日
24 一緒に活動しませんか  高齢者見守り隊が隊員募集中  (紀宝町 )
2024年03月23日
25 遠隔水やりをプログラミング  鳥羽商船による出前授業  (矢渕中 )
2024年03月14日
26 打ち上げ直後に爆発
 民間小型ロケット「カイロス」  

 民間小型ロケット「カイロス」初号機が13日午前11時1分12秒、浦神半島にある射場「スペースポート紀伊」から打ち上がったが、直後に爆発した。約52分後に衛星を所定の軌道へ投入する予定だったが、飛行中断する措置が取られた。運用するスペースワン株式会社が調査を進めている。

 機体の全長は約18㍍。世界情勢に伴う部品調達難を乗り越え、当初予定から2年越しで9日に打ち上げを試みたが海上警戒区域の安全確保が図りきれず断念。スペースワンは機体自体に問題はないとし、13日の同時刻を再設定して打ち上げに臨んだ。

 カウントダウンが進み、定刻通り打ち上がったが、数秒後に機体が爆発。大きな煙を上げ、ばらばらになった破片が落下した。

 串本町の公式見学場では、山の尾根から白い煙が上がった。和歌山市から訪れた男性は、残念な様子で見守ったものの「新しいことには失敗がつきもの。これから上がるようになったら、また見に来たい。くじけずに頑張ってほしい」とエールを送った。

 ロケットと一体になって町づくりを進めてきた串本町の田嶋勝正町長は「今日の日を楽しみにしていたので、本当に残念。町としても必ずバックアップしながら、一日も早く打ち上がるよう協力していきたい。スペースワン、ロケットに関係した皆さんに、ご苦労さまと申し上げたい。結果は残念な流れになったが、必ずやこの状況は打開できると思う」とコメントした。

(2024年3月14日付紙面より)

小型ロケット「カイロス」初号機が打ち上げ直後に爆発した=13日午前11時1分、那智勝浦町浦神(スペースポート紀伊周辺地域協議会提供)
「スペースポート紀伊」から打ち上げられたロケット「カイロス」。この直後に爆発、炎上した=13日午前11時1分、串本町(スペースポート紀伊周辺地域協議会提供)
ロケット「カイロス」が爆発し、炎と煙が上がる発射場周辺=13日午前11時2分、串本町(スペースポート紀伊周辺地域協議会提供)
2024年03月14日
27 解体ショーで楽しい時間
 かいてきライフハピネス  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町朝日の地域密着型通所介護施設「かいてきライフハピネス」で11日、マグロの解体ショーがあった。元料理人の引本操さん(74)と勘代英和さん(66)が見事な包丁さばきで利用者や一般参加者らを魅了した。

 同施設は民家を改修して昨年9月にオープン。「笑顔が多いデイサービス」をモットーに、利用者が住み慣れた地域で過ごせるよう入浴や外出支援の他、さまざまなイベントを催している。

 マグロ解体ショーも利用者たちに喜んでもらおうと企画。施設管理者の橘哲司さんが知人2人に依頼し実現した。勝浦地方卸売市場に水揚げされた全長1・2㍍、重さ23・6㌔の新鮮なビンチョウマグロを、同町天満の片原魚店から購入した。

 引本さんと勘代さんは利用者らを前に、鮮やかな包丁さばきで部位ごとに下ろしていった。橘さんがマグロの種類や特徴をクイズ形式で解説した。

 すしと刺し身が振る舞われ「おいしいね」「新鮮な魚は違うわ」などと会話しながら味わった。

 利用者の和田裕夫さん(84)は「おいしかったです。普段、マグロを口にすることはあっても、解体の様子を見ることがないので楽しい時間だった」と笑顔を見せた。

 橘さんは「利用者の皆さんに喜んでもらってよかった。解体してくれた2人をはじめ、多くの人たちの協力に感謝している。今後もいろんな催しを企画し、穏やかな日々を過ごしていければ」と話していた。

(2024年3月14日付紙面より)

ビンチョウマグロを解体する引本操さん(左)と勘代英和さん=11日、那智勝浦町朝日の地域密着型通所介護施設「かいてきライフハピネス」
みんなで会話をしながら味わった
2024年03月14日
28 フラ、エイサー太鼓楽しむ
 丹鶴地区ふれあい交流会  (新宮市 )

 新宮市の「丹鶴ホール」で10日、「丹鶴地区ふれあい交流会」があり、来場した地区住民らがステージ発表を楽しみ、住民同士の交流を深めた。

 丹鶴地区福祉委員会と丹鶴地区民生委員児童委員協議会、丹鶴公民分館が主催。1人暮らしの高齢者をはじめ、支援を必要とする人の日頃の見守り活動や地域のつながりを強めようと開催しており、今回で8回目。

 ステージでは、熊野地方を中心に活動するフラグループ「Hula HAPUNA(フラ・ハプナ)」がフラダンスを披露。ハワイアン衣装を身に着けて踊り、会場を盛り上げた。

 沖縄空手舞踊&エイサー太鼓愛好会「シャルレモリモトファミリーズ」は、エイサー太鼓などを繰り広げた。

(2024年3月14日付紙面より)

フラ・ハプナがフラダンスを披露=10日、新宮市の丹鶴ホール
シャルレモリモトファミリーズの舞台
ふれあい交流会を楽しむ来場者
2024年03月14日
29 点字の打ち方を学ぶ 元気キッズで体験教室 (紀宝町)

 紀宝町学校支援本部「元気キッズ」による「点字体験教室」が9日、町生涯学習センターまなびの郷であった。町内の小学生と保護者が参加し、点字で文字の打ち方を学んだ。

 点字は視覚障害者が、指で文字を読んだり、書いたりするために使う文字。盛り上がった点の組み合わせで文字や記号を表すもの。

 元気キッズが講師を募集したところ、町内在住の竹内良子さん(78)が「自分でできることをボラティアでしたい」と応募した。

 和歌山盲学校の点字図書館に寄付する本の点訳ボランティアに携わっていたという竹内さんは、点字盤と点筆の使い方を教えた。参加者は練習をした後、紙に五十音のあ行、か行、自分の好きな名前などを打っていった。

 視覚に障害のある土井敏孝さん(70)も参加。「津市の県立盲学校に小学校から20歳ごろまで通った。点字を学び、御浜町志原でマッサージの仕事をしていた」と話し、最近は音声や点字で操作できる「ブレイルメモ」で読書を楽しんでいるという。

 子どもたちが作った点字を読み、こつを教えるなどして交流も図った。元気キッズの辻至本部長は「皆さん、楽しんで点字を学んでくれた。今後、機会があれば再度開いてみたい」と話していた。

(2024年3月14日付紙面より)

点字を学ぶ子どもたち=9日、紀宝町のまなびの郷
2024年03月14日
30 町全体の歓迎に感謝
 佛教大学卓球部が合宿開始  (那智勝浦町 )
2024年03月14日
31 鈴木・山本組が優勝
 第38回勝浦バドミントン大会  
2024年03月14日
32 良きライバル、良き仲間として
 新宮、熊野両ラグビーの「卒業試合」  
2024年03月14日
33 中上の交友関係伝える  市立図書館で企画展示  (新宮市 )
2024年03月14日
34 発達段階の作業療法入門  大阪公立大の立山清美准教授  (近大新宮 )
2024年03月14日
35 夜間の交通手段確保など  第1回定例会に28議案  (太地町議会 )
2024年03月14日
36 谷川ひまりさんが最優秀賞  読書感想画中央コンクール県審査  (近大新宮 )
2024年03月14日
37 体験や買い物を満喫  KUMANOリトリート  (那智勝浦町 )
2024年03月14日
38 ドキドキ!ジャングル滑り台  天満保育園に新たな遊具  (那智勝浦町 )
2024年03月14日
39 愛好者172人が競い合う グラウンドゴルフ「チャンピオン大会」 (串本町)
2024年03月14日
40 監修者交えて内覧ツアー  運用する事業者ら迎えて  (USPジャパン )
2024年03月14日
41 潮騒コーラスと合唱楽しむ  かわりない会がミニコンサート  (紀宝町 )
2024年03月14日
42 買い物客でにぎわう  恒例の紀の宝みなと市  (紀宝町 )
2024年03月14日
43 上野交差点に右折信号を  紀宝町議会一般質問②  
2024年03月14日
44 各種の催しを楽しむ  加寿地蔵尊「桜まつり」  (那智勝浦町 )
2024年03月14日
45 お悔やみ情報