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2021年01月19日
1 御燈祭りに備え安全点検
 神倉神社の石段検分  (新宮市 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)の摂社、神倉神社で18日、石段検分が行われた。2月6日(土)の「御燈祭(おとうまつ)り」に向けて関係者が石段の安全を点検。ひび割れなどが70カ所見つかり、祭り当日までに修繕する。

 「御燈祭り」は1400年以上前から続くとされており、熊野速玉大社例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」と合わせて国の重要無形民俗文化財(重文)に指定されている。白装束に荒縄を巻いた「上(あ)がり子」と称する参拝者が神倉山上でたいまつに御神火を受け、山門の開閉とともに急峻(きゅうしゅん)な石段を一気に駆け下りる勇壮な祭りとして毎年、全国から大勢の人が訪れている。

 今年は新型コロナウイルス感染症の影響から、山門内に大勢の上がり子が集結することによって長時間の3密が避けられない状況にあることを考慮。上がり子の安全や健康を最重要視し、神職と介釈(かいしゃく)約20人のみで営まれる。当日は報道関係者や一般撮影者の入山も禁止。翌7日の餅まきなども中止となった。

 点検には同大社、神倉神社奉賛会(猪飼三雄会長)、神倉青年団(中山忠吏団長)の6人が参加。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(1147~99年)が寄進したと伝わる自然石を積み上げた538段の石段を一段ずつチェックし、石が動くなどの問題箇所にチョークで印を付けていった。

 中山団長は「コロナ禍で、これまでに経験したことがない状況。楽しみにしている人も多かったと思いますが、上がり子の安全や健康面を第一に規模縮小に至りました。終息を信じ、来年こそは通常の祭りができることを願っています」。

 猪飼会長は「奉賛会としては準備など、行うことは同じです。大勢の人たちからも声を掛けられますが、状況的に仕方がない。今年は残念ですが、再び勇壮な祭りができることを信じています」と話していた。

(2021年1月19日付紙面より)

石段を点検する祭り関係者=18日、新宮市の神倉神社
2021年01月19日
2 芝地約8万平方㍍に火入れ
 望楼の芝で野焼き作業実施  (串本町 )

 串本町潮岬にある望楼の芝で15日、野焼き作業があった。本年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点で、イベント「本州最南端の火祭り」は中止。この日は約8万平方㍍の芝地に火を入れ、枯れ芝などを焼き払った。

 この作業は、枯れ芝に火を入れることで冬越しする害虫を駆除しその熱気で芝の芽吹きを促す目的で取り入れている管理手法。導入初期は日中に実施していたがその光景に対する好評を受け、後に日没後の実施へと変更して観光資源化。近年は1月最終土曜日に前述したイベントを実施し、多くの見物客を集めるところとなっている。

 期日前の野焼き作業は延焼抑止を目的とし、中央の盛り土を境としてイベント会場となる東半分の外周と西半分全体をあらかじめ焼き払う内容で実施している。本年度はそのイベントがないため、東半分も全体を焼き払う形とした。

 当初は13日に実施する予定だったが前日の雨で枯れ芝が湿ったため延期。15日は南紀串本観光協会関係者と同町消防本部や同町消防団合わせて約40人が参加し、同関係者が風上の南東側から手分けして火を入れ、消防職員や団員が想定外の延焼を警戒し時には消火をしながら野焼きを進めた。

 火の広がりはまずまずで、約8万平方㍍を焼き尽くすのに要した時間は約1時間30分。残り火の確認を同本部に要請して作業を終了した。同協会の島野利之会長(53)は「コロナ感染が増えている中で開催するのは難しいということで、非常に残念だがイベントを中止とした。来年、コロナが落ち着いたら盛大に執り行ってたくさんの方に来ていただければと思う」と話し今回の判断への理解を求めた。

(2021年1月19日付紙面より)

手分けして枯れ芝に火を入れる南紀串本観光協会の関係者=15日、串本町潮岬
2021年01月19日
3 課題解決について話し合う
 めぐるみらい会議vol.2  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は16日、同町の教育センター(旧三川小学校)で「地域資源が循環する持続可能な未来づくり会議(めぐるみらい会議)vol.2 未来づくり会議」を開催した。町内外から17人が集まり、シュタットベルケ事業で生まれた収益を元にどのようなまちを目指し、課題解決を行うのかを話し合った。

 シュタットベルケとは、ドイツ語でエネルギーをはじめとする幅広い分野の公共事業などを担う公益企業を指す。

 同町では地域資源を生かし、地域内で資源を循環させることで自立した町づくりを目指す「地域循環共生圏づくり」に取り組んでおり、今後は官民出資型の事業体を設立し、電力小売や太陽光発電などの電力事業を行っていく予定。

 その収益を活用して地域課題の解決に取り組むことで「熊野信仰に基づいた環境負荷の少ない暮らしで住民幸福度の高い『環幸』のまち」の実現を目指し、町版のシュタットベルケの準備を進めているという。

 同会議は昨年12月に1回目を開き、カードゲームでSDGs(持続可能な開発目標)について学びを深めた。2回目となったこの日は「同事業への理解者・応援者を増やす」「参加者の課題意識や意見をビジョンに反映させる」ことを目標として実施された。

 今回、企画運営を行うissue+designの白木彩智さんらが、新型コロナウイルスの影響で来町できずオンラインで参加。同町観光企画課の佐古成生課長や同課の職員が会議運営に協力した。

 参加者は「社会福祉」「環境」「経済」の三つのチームに分かれ、地域が抱える課題を付箋に書き出し、各個人で原因や結果の洗い出し作業を実施した。

 続いて、チームで話し合い重要な課題に投票し、取り組むべき課題を選択した。選ばれたいくつかの課題から自身が取り組みたい課題を選び、解決のためのアイデアを個人で捻出。その後、チームや全体で共有を図った。

 最後は環境省の事業可能性調査などを受諾し進めている南紀自然エネルギーの代表理事・仁木佳男さんがオンラインでシュタットベルケ事業について説明した。

 SDGsに精通する同課の赤岡誠さんは「参加者の皆さまから『対話の大切さが分かった。今日の会は町の希望では』とのお声をいただきありがたい。皆さまの意見を反映させながら町の発展や活性化に向けて次年度以降、進めていきたい」と語った。

 なお、最終となる3回目の会議はコロナの様子を鑑みながら2月20日(土)午後1時からの開催を予定している。

(2021年1月19日付紙面より)

参加者が考える課題について発表した=16日、那智勝浦町の教育センター
2021年01月19日
4 新宮原木市場で「初市」
 スギやヒノキ次々と落札  

 新宮原木市場(谷口泰仁社長)は18日、新宮市あけぼのの同市場貯木場で「新春初市」を開いた。新宮周辺地域を中心に買い方が集まり、開始の合図とともにスギやヒノキが次々と競り落とされた。

 同市で木材の市売(いちうり)販売が始まったのは1956(昭和31)年。当地の有力原木生産業者が共同事業体として「新宮電柱木材協同組合木材市売部」を創設した。その後、利用度の増大に伴い公共性が重視され、新宮木材協同組合が中核となり66(昭和41)年、現在の原木市場が設立した。

 77(昭和52)年には全国植樹祭の一環行事として「第1回熊野木まつり」展示即売会を開催。以降、毎年4月の恒例記念行事となっており、熊野材のPRや需要開拓などに取り組むきっかけとしている。

 今年の初市は、新宮紀宝道路事業に伴う道路拡幅工事のため、上貯木場で開催。熊野川町や古座川町などから直径24~30㌢、樹齢70~100年のスギやヒノキ約930立方㍍(約5400本)が出荷された。

 初市の開催に当たり、谷口社長は「材価が下がり続ける中、よくこれだけ集めてくれた。山元の高齢化や住宅様式の変化などで市場を取り巻く状況は依然として厳しい」と現状を述べ「地場産業である木材の活性化を担うのは新宮原木市場。生き残りを懸けて頑張っていきたい」と抱負を語った。

(2021年1月19日付紙面より)

出荷された木材が次々と競り落とされた=18日、新宮市あけぼのの新宮原木市場貯木場
2021年01月19日
5 模型など交え津波避難啓発  文化センターそばで企画展  (串本町 )
2021年01月19日
6 上映や展示で意識を促す  期間限定で防災イベント  (南紀熊野GPC )
2021年01月19日
7 差別のない社会を目指し  日赤奉仕団が人権学習会  (新宮市 )
2021年01月19日
8 犠牲者の冥福祈る  誠之助の命日前に墓参り  (「大逆事件」の犠牲者を顕彰する会 )
2021年01月19日
9 お茶会で気持ちもゆったり  市野々婦人会が児童招く  (那智勝浦町 )
2021年01月19日
10 ここにも「鬼滅の刃」のあと?  巨岩「桃太郎岩」秘境探訪記  
2021年01月19日
11 ニュースポーツで楽しく運動  さつきサロンに19人参加  (紀宝町 )
2021年01月19日
12 1~3年生がたこ作りに挑戦  今年も公民館と連携して  (井田小 )
2021年01月19日
13 生活習慣病の予防を  健康チェックフェス  (紀宝町 )
2021年01月14日
14 授業開始に向け教職員研修
 GIGAスクール構想  (新宮・東牟婁 )

 黒板と教科書、ノート、鉛筆。そんな子どもたちの学習風景が大きく変ろうとしている。新型コロナウイルス感染拡大が追い風となる形で政府が推進する「GIGAスクール構想」では、義務教育段階の児童生徒に1人1台の学習用パソコン(PC)端末と高速大容量ネットワーク環境(校内LAN)を整備し、個人に最適化された教育環境の実現を目指す。

 新宮・東牟婁地方の各自治体や教育現場でも本年度、タブレットPC導入や校内LAN整備工事、教職員研修、オンライン授業研究などが進んでいる。早ければ年度内にも、児童生徒が学習用端末に触れる授業が開始される。

 太地町立太地中学校では12日、「1人1台パソコンの導入に係る操作研修」が行われた。町内小中学校の教職員25人が参加し、実際にタブレットPCを使いながら操作方法を学んだ。

 講師の赤井俊哉さんは、共有ドライブに保存した作文の添削やコメント、協働編集によるスライド作りの手順などを教えた。教職員からは「使いこなすにはもっと実践が必要だが、端末の立ち上がりも早く、授業で使えそうな便利な機能もたくさんあった。特にグループでのスライド作りは操作も簡単で、資料作りと発表が一つの端末でできる」との声があった。

 新型コロナ第3波により首都圏1都3県に緊急事態宣言が発出され、関西や東海など7府県の追加も見込まれる中、遠隔授業の環境整備を含む情報通信技術(ICT)活用は喫緊の課題だ。それに加え、山間部のへき地学校や複式学級を多く抱える当地方では、ICTが子どもたちの学習を支え、人々との交流の輪を広げる手段となる可能性を秘めている。今後の各自治体の取り組みに注視が必要だ。

(2021年1月14日付紙面より)

学習用端末の使用方法を学ぶ教職員=12日、太地町立太地中学校
2021年01月14日
15 新年の事業に意欲
 三役が市長ら表敬  (新宮青年会議所 )

 一般社団法人新宮青年会議所(新宮JC)の梅村英義理事長、和田祐幸副理事長、竹内知恵利専務理事の三役は12日、新宮市役所を訪れ、田岡実千年市長と速水盛康教育長を表敬訪問した。新年のスタートに当たっての意欲を伝えるとともに事業への協力などを呼び掛け、新年のあいさつとした。

 「温故知新~変化のとき~」をテーマに掲げる今年の新宮JC。梅村理事長は「去年は新型コロナウイルスの影響でほとんど事業ができなかった。今年は『コロナだからできない』のではなく『コロナでもできる』ように事業を模索していきたい」と、会員拡大に向けた取り組みや青少年育成事業、新宮JC杯中学新人サッカー大会の開催などへの意欲を示した。行政や学校ができない役割を担っていきたいと抱負を語り「自分たちだけでできないことも多いと思う。そのときは行政とタッグを組ませていただければ」と協力を求めた。

 新宮JC第32代理事長を務めた経緯のある田岡市長は「地域と学校の関係が希薄となる中、JC会員が小中学校を訪問し自分の仕事について講話した事業は楽しかった」などと当時を振り返り会員らにアドバイス。

 また、新宮JCで7年間取り組んだこと、理事長を務めた経験は自身の人生のターニングポイントだったと語り「一生懸命頑張るということは多くを学べるということ。仕事と活動の両立は大変だと思うが頑張りは自分の成長につながる。(JCの活動は)短い期間だが一生のうちでも貴重な時間になると思う」と激励した。

(2021年1月14日付紙面より)

新宮JCの竹内知恵利専務理事(左)、梅村英義理事長(右から2人目)、和田祐幸副理事長(右)が田岡実千年市長を表敬訪問=12日、新宮市役所
2021年01月14日
16 来年こそ活気ある祭りに
 塩竃神社で「脊美祭り」神事斎行  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町浦神の塩竃(しおがま)神社(井谷正守宮司)で10日、伝統の「脊美(せみ)祭り」が営まれた。祭り関係者約10人が参列し、商売繁盛や船の安全などを願った。

 脊美まつり保存会(会長=並川廣・浦神西区長)が祭りや歴史を継承しており、古来捕鯨の歴史を持つ同区でセミクジラを模したわら製の「脊美」を縁起物として用いる祭り。過去には成人の儀式として行われていたとされている。長年、捕鯨文化を継承していることから2016(平成28)年に日本遺産「鯨とともに生きる」に認定された。

 例年は井谷宮司が「鬼」と書かれた的を矢で射抜くと同時に、3人の脊美子が取り付けられた脊美を一斉につかみ取って西区区民会館まで全力で駆け抜ける儀式や東区の勇義社(鈴木伸社長)による勇壮な獅子舞奉納、脊美音頭などが披露され、にぎわいを見せているが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から大幅に規模を縮小し神事のみの斎行となった。

 厳かな雰囲気の中、井谷宮司が神事を執り行い、祝詞を奏上。参列者が順番に玉串をささげていき、一日も早いコロナウイルスの終息を祈念した。脊美祭り前には豊漁などを祈願する弁天祭りも行われた。

 並川区長は「昨年秋の例大祭に続き、獅子舞などができずつらくて寂しい。終息を願い、平常通りの行事ができることを祈っています」。神事を終えた井谷宮司は規模縮小について残念の一言と述べ「脊美祭りは地域の伝統ある特別の祭り。若い人たちも継承しようと頑張ってくれています。来年こそは活気ある通常の祭りができれば」と話していた。

(2021年1月14日付紙面より)

さまざまな思いを祈願し神事を執り行う井谷正守宮司=10日、那智勝浦町浦神の塩竃神社
祭り関係者が玉串をささげた
2021年01月14日
17 全患者対象に機器貸し出しも
 オンライン面会環境整う  (くしもと町立病院 )

 くしもと町立病院がこのほど全病室にWi―Fi(ワイファイ)環境を整え、今月4日から全患者を対象にオンライン面会のための通信機器貸し出しも始めた。

 入院患者にとって面会に訪れる家族の存在は加療の励みとなるところ。他方、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う面会制限は少なからずその機会を奪っている。この状況下でどうすれば入院患者が相応の励みを得られるかを考えた竹村司病院事業管理者は、オンライン面会の手法を導入できないかを昨夏に着想。以降同病院を挙げて実現を目指してきた。

 院内は旧来、1階待合室と3、4階のデイルーム限定でWi―Fi環境があり、持ち込みの通信機器で独自にオンライン面会をする患者もいた。しかし病室から動けない患者や通信機器の操作が苦手な患者、通信機器を持っていない患者にとっては縁遠い利便。そこで通信機器が患者に与える影響を確かめた上で▽Wi―Fi環境を全病室へ拡大▽貸し出し用通信機器(タブレット)を確保▽医療スタッフによる通信支援―の3項目を県の新型コロナウイルス関係補助金を活用して整え、全患者が家族とオンライン面会できる状況を形にした。

 同病院が貸し出す通信機器の利用対象は患者の家族で、オンライン面会できるのは祝日を除く月~金曜日の午後2時~4時。▽面会時間は最大5分▽1週間につき1回まで―といった条件をつけ、数に限りがある通信機器を多くの患者で活用できる状況を目指している。

 LINE(ライン)通話を使った面会となるため、家族側の通信機器にも相応の設定が必要。患者側の通話にはスタッフが対応する(病院側から家族側へ通話を発信する)ため利用は事前予約制とし、前述した曜日時間帯中に同病院(初回のみ電話0735・62・7111、2回目以降はLINEトークを使用)へ希望する日時の前日までに家族側から申し出てほしいという。以降は担当するスタッフとの調整となる。

 同病院は今月7日に新宮保健所管内で陽性患者が出たという発表を受け、翌8日から患者の付き添い人と病院が来院を求めた人以外は面会禁止とする対応を取っている。名田倍也事務長は「今は患者と直接面会できないが、代わりにオンライン面会で入院する家族を支えてほしい」とし、それが可能となったことの周知と活用の促進に努めている。問い合わせは同病院まで。

(2021年1月14日付紙面より)

入院患者にオンライン面会可能となったことを伝えるスタッフ=12日、くしもと町立病院
2021年01月14日
18 スポーツウエルネス吹矢大会
 那智勝浦町体育協会  
2021年01月14日
19 礼儀礼節の大切さ知って
 軟式野球体験練習会  (新宮黒潮ベースボールクラブ )
2021年01月14日
20 チーム一体で力を合わす
 ジュニア駅伝チームが本番に向け練習  (那智勝浦町 )
2021年01月14日
21 販売終了まで1カ月切る  新宮市プレミアム付共通商品券  
2021年01月14日
22 地域の防災活動に尽力  消防関係者表彰  (新宮市消防本部 )
2021年01月14日
23 区民の安全と健康願い  青彦神社で春の例大祭  (那智勝浦町 )
2021年01月14日
24 規模縮小し神事のみ斎行  市野々王子神社例大祭  (那智勝浦町 )
2021年01月14日
25 小雨降る中参拝集める  峯の薬師堂で厨子開帳  (古座川町 )
2021年01月14日
26 初動や連携の練度を高める  代替指揮所で災害警備訓練  (串本警察署 )
2021年01月14日
27 手作りたこを大空に  元気いっぱい走り回る  (鵜殿保育所 )
2021年01月14日
28 新年会で笑顔あふれる  ふれあいサロン牡丹  (紀宝町 )
2021年01月14日
29 初入賞目指して練習に励む  美し国三重市町対抗駅伝  (紀宝町チーム )
2021年01月14日
30 お悔やみ情報
  
2021年01月05日
31 活気づくも水揚げ減少
 恒例のマグロ初市  (那智勝浦町 )

 はえ縄漁による生鮮マグロの水揚げ量が日本一の那智勝浦町の勝浦地方卸売市場で4日、初市が行われた。紀伊半島沖で操業していた高知県のはえ縄漁船2隻と地元の2隻がメバチ、キハダ、ビンチョウの各マグロなどを水揚げした。50社約100人の仲買人が集まって市場は活気づいたが、水揚げ量自体は昨年の半分以下だったという。

 初市開始前の午前7時前には式典が開かれ、堀順一郎町長は「当町は生マグロの町。多くの船に入船いただき、活発な取り引きいただけるようにお願いしたい。皆さま方の商売繁盛と発展を祈念しています」と述べた。

 続いて、和歌山県漁業協同組合連合会の額田浩事務局長と勝浦魚商協同組合の木下勝之組合長があいさつ。同町議会の荒尾典男議長の音頭で乾杯後、初市が開始された。

 県漁連の太田直久市場長は今回の水揚げ量減少について、昨年夏の太平洋の海面温度の上昇や新型コロナウイルスの影響で魚価が定まらない場合もあることを原因の一つに挙げ、過去最少の可能性もあるとした。

 太田市場長は「主力はビンチョウだが近年減少している。昨年末と今年はメバチ類が期待できると思う。もうすぐ出港するクロマグロ漁にも期待したい。コロナが収まり、魚価が安定してほしい」と語った。

 初市の水揚げ量は約13・3㌧、金額1611万1867円で、関東や東海地方へ出荷される。なお、クロマグロの水揚げはなかった。

(2021年1月5日付紙面より)

新鮮なマグロの品質を見極める=4日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
2021年01月05日
32 新たな一年がスタート
 官公庁で仕事始め式  

 和歌山県庁や各市町村など官公庁で4日、仕事始め式があった。6日間の休業を終えた職員たちは首長らの訓示の下、気を引き締めて新しい一年のスタートを切った。

  □     □

■新宮市



 新宮市役所別館であった仕事始め式には、職員や来賓の久保智敬市議会議長ら約50人が出席した。田岡実千年市長が「『市政は市民のために』を念頭に、さまざまな課題に取り組んでいく」と所感表明。

 各種事業のコロナ対策や経済支援事業、今年の完成を予定している文化複合施設「丹鶴ホール」の事業展開などに対し「『市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまち』の実現に向け、渾身の力を込める」。

 また、2011(平成23)年の紀伊半島大水害から10年の節目を迎えるに当たり「あの惨劇を教訓に職員一丸となって防災対策に取り組んでいく」と誓いを新たにした。

 職員に対し「仕事を好きになるとおのずと力がついて成果が生まれ、評価されるとさらに仕事が好きになる。まずは強い意志で仕事を好きになって」と訓示した。

 久保議長は「一丸となり、安心安全に暮らせて活気あるまちづくりに向け新たな決意で果敢に取り組んでいただけると信じている」と祝辞。速水盛康教育長が「厳しい状況の中でも必ず出口はある。先の展望を見据えながら市の発展にご努力を」と述べ、万歳三唱で閉会した。

  □     □

■那智勝浦町



 那智勝浦町では、庁舎大会議室で仕事始め式を開いた。約40人の管理職の職員が出席し、今年1年間の業務に取り組むに当たり、気持ちを新たにした。

 町歌を斉唱後、堀順一郎町長が「現在、全国各地で新型コロナウイルス感染拡大がとどまることがない。首都圏の知事たちによる緊急事態宣言の話などもあり、国のかじ取りなどが難しい状況にある。当町ではコロナの経済対策のみならず、町民のニーズをいち早くすくい上げて困っている方々に手を差し伸べていきたい」。

 職員に対しては「管理職の皆さまはさまざまな自治体における先進事例の情報収集を行ってほしい。その姿勢が各課職員の成長にもつながり、町の発展にもつながる」と語った。

(2021年1月5日付紙面より)

万歳三唱で士気を高めた=4日、新宮市役所別館
職員に訓示を行う堀順一郎町長=同日、那智勝浦町役場
2021年01月05日
33 高池小5年生が名岩紹介
 推進協の教育普及事業で  (南紀熊野ジオパーク )

 串本町潮岬にある南紀熊野ジオパークセンターで4日、教育普及事業「さがしてみよう おもしろ岩~古座川名岩奇岩調査隊~」の成果物となるリーフレットの先行配布が始まった。12日(火)以降に古座川町内の道の駅や商店などで対の成果物・クイズカードとともに本配布が始まる予定。

 事業母体は同パーク推進協議会。今回は南紀熊野ジオパークガイドの芝﨑浩子さんと同町立高池小学校(大畑眞校長)の5年生11人が参加し、総合的な学習の時間の中で町内の名岩や奇岩の調査に取り組みリーフレットとクイズカードを仕上げる流れで成果を目指した。

 リーフレットはA3判フルカラー両面刷りで、作成数は2000部。表面は表紙を含む全8㌻立ての各種紹介、裏面は調べた岩の写真と位置、成果物の配布場所、地質などを紹介する地図となっている。

 クイズカードはほぼ名刺大のフルカラー両面刷りで、12種類あり作成数は各200枚(計2400枚)。実際に調べた児童が▽岩の種類▽見つけにくさ▽簡単な紹介▽関連するクイズ―を伝える内容で、スマートフォンなどで裏面のQRコードをスキャンすると児童による解答と調べた岩などの紹介動画が視聴できる。

 配布場所は同センター以外に▽町内の各道の駅▽南紀月の瀬温泉ぼたん荘▽明神みんなの店▽中央公民館▽もりとよ商店▽オークワ古座川店―を予定。クイズカードは調べた岩の最寄りの配布場所か調べた児童から入手でき、集めて回る行程を通して町内外からの観察を促すことを狙っている。

 配布対象は子どもで、同町を訪ねた子どもが名岩奇岩を探すきっかけとすることが目標。同協議会は今回の成果をモデルとし、他の市町村へも同様の取り組みを広げていきたいという。問い合わせは同協議会(電話0735・67・7100)まで。

(2021年1月5日付紙面より)

成果物のリーフレットやクイズカード(右下)
2021年01月05日
34 建築業界の活躍を祈る
 新宮建築組合が釿始式  (熊野速玉大社 )

 新宮建築組合(廣田昌弘組合長)は4日、建築業界の発展を願って新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で鎌倉時代から伝わる「釿始式(ちょんなはじめしき)」を営んだ。

 釿始式は同大社の宮大工、小野家に伝わる仕事始めの儀式で、現在は同組合が継承している。

 この日は組合員約20人が参列。白装束に烏帽子(えぼし)姿の楠本雅一さん(52)がヒノキの原木(樹齢約100年超、長さ約4・2㍍、直径約23㌢)をお神酒で清め、山崎朋功さん(44)と垣下義和さん(50)が墨を打った後、楠本さんが鎌倉時代から同大社に伝わるカギ型の大工道具「釿」を「エイ、エイ」と3カ所に打ち付けていった。

 上野宮司は神事後、参列者に釿始めの歴史を紹介し「釿始式はもちろん、道具も日本の伝統として伝え続けている。今年も一年、建築業界および皆さんの活躍を祈っています」と奉仕に対して感謝を述べた。

 廣田組合長(59)は「コロナ禍で儀式自体を行うか考えましたが、新型コロナウイルス感染症対策を徹底し営むことを決めました。今後も伝統を絶やさず、若い人たちが継承していってもらえれば」と話していた。

(2021年1月5日付紙面より)

原木に「釿」を打ち付ける楠本雅一さん=4日、熊野速玉大社
釿始式に参列した皆さん
2021年01月05日
35 森下悟至さんが優勝飾る
 令和3年初射会  (新宮弓友会 )
2021年01月05日
36 世界平和やコロナ終息願う  王子神社で歳旦祭  (新宮市 )
2021年01月05日
37 皇室や国家の繁栄祈る  コロナ終息願い歳旦祭  (熊野三山 )
2021年01月05日
38 「町制施行15周年記念式典」中止に  新型コロナの感染状況鑑み  (紀宝町 )
2021年01月05日
39 新年への思い託す「除夜の鐘」  東正寺で感染予防徹底して  (紀宝町 )
2021年01月05日
40 初詣で新型コロナ終息願い  烏止野神社で和太鼓の奉納演奏  (紀宝町 )
2021年01月05日
41 生徒7人合格し級位取得  本年度の漢字能力検定で  (ECC古座教室 )
2021年01月05日
42 お悔やみ情報