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2020年12月31日
1 終息願いしめ縄など設置
 下里神社で迎春準備  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の下里神社(山本貞夫宮司)は28日、初詣や歳旦祭に向けた迎春準備を実施した。神社役員や総代ら7人が鳥居のしめ縄の作成や張り替え、のぼりの設置などに取り組んだ。

 この日は新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながら、総代らが駐車場や境内を清掃。同神社の鳥居用に3反のサラシで長さ2㍍、直径6㌢のしめ縄や護国神社用の一回り小さいしめ縄などを作成した。

 境内の樹齢400年と推定されるクスノキ用のわら製のしめ縄の準備が整うと協力して鳥居や拝殿など10カ所で張り替えをし、門松や奉納旗も設置した。

 同神社によると、コロナ対策として、7年ほど前から実施してきたぜんざいの振る舞いや恒例のお神酒も取りやめるという。さらに手水(ちょうず)舎には消毒液を置き、参拝の際はマスク着用を呼び掛けている。

 山本宮司は「コロナの関係で歳旦祭への招待もできずに残念。皆さんが元気にならないとさみしい。来年は早期に終息し、例年通りの行事ができることを祈っている」と話した。

 なお、初詣は1月1日(金・祝)午前0時に開門し、歳旦祭は同日午前9時から同神社本殿で山本宮司や総代らで神事を執り行う。

(2020年12月31日付紙面より)

新年に向け鳥居のしめ縄を張り替える=28日、那智勝浦町の下里神社
総代らが協力し迎春準備
2020年12月31日
2 ウミスズメの仲間紹介中
 水族館で正月展示始まる  (串本海中公園 )

 串本町有田にある串本海中公園センター水族館のトピックス水槽で27日、正月期間限定展示が始まった。期間は来年1月11日(月・祝)まで。

 この水槽は館内Aゾーンにあり、常設ではなく串本の海の旬の話題を伝える目的で適時飼育展示対象の生き物を入れ替えながら紹介する形で活用。ただし年に2期、クリスマスと正月は時期に合わせた展示を飼育スタッフが創意工夫をして行う形が慣例になっている。

 今回の展示は中村公一さんと佐久間夢実さんが担当。水槽内を「海中神社」の鳥居やさい銭箱、門松や七福神の置物などで飾り付け、串本の海からハコフグの仲間・ウミスズメとシマウミスズメを迎え入れている。

 ウミスズメの仲間は目の上に角のような突起があるのが特長で、英名では「Cow Fish」(牛魚)と呼ばれている。ここに来年のえと「丑(うし)」とのつながりを求めて選んだという。

 28日現在、ウミスズメ1匹、シマウミスズメ4匹を飼育展示している。日々の状況を見て内容を変える場合があるので了承してほしいという。

 来館者の反応は上々で、28日は来館者の大半が一足早い迎春ムードに興味を示し、手にしたカメラで撮影する姿も多々。佐久間さんは「ウミスズメは目の印象がとても強く愛嬌(あいきょう)のある魚。水槽も映えるよう華やかに飾っているし、参拝をするような様子も時折見せてくれるので、写真を撮りながらゆっくりと親しんでもらえれば」と多数鑑賞を期待した。

 この水槽を見るときは入館料が必要となる。同センターは年末年始も無休で、開館時間は午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)。感染症予防の一環で、正月三が日恒例の餅まきは中止としている。問い合わせは同センター(電話0735・62・1122)まで。

(2020年12月31日付紙面より)

正月展示が始まったトピックス水槽=28日、串本海中公園センター水族館
2020年12月31日
3 参拝者の動線確保に
 さい銭箱設置など準備進む  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)は29日、初詣の参拝者を迎えるに当たり、拝殿手前に幅約8㍍のさい銭箱を設置した=写真。同大社では他にも、要所要所に消毒液を配置するなどの新型コロナウイルス感染防止対策を講じ、年末年始の参拝者を受け入れる準備を進めている。

 新年の参拝者を迎えるに当たり、上野宮司は「信仰心でおいでになる人も多い。イラスト入りのポスターで注意事項を呼び掛けるなど、神社としてスムーズにお参りできるように誘導したい」と話しており、混雑時には普段閉門している東門を開門するなどの対策を講じる予定。東門を開門し参拝者の動線を確保するため、同大社ではこのほど、門付近の段差の整備なども実施した。

 また、大みそかの混雑を避けるため、今年は初太鼓開門はなし。31日の午後11時30分ごろに開門し、随時参拝者を受け入れていく。

(2020年12月31日付紙面より)


2020年12月31日
4 一年間のほこりを払う
 中央児童館で大掃除  (新宮市 )

 新宮市野田の中央児童館で28日、大掃除があった。5歳児から中学生までの20人が参加し、一年間にたまった館内のほこりを払い、窓拭きや本の整理に汗を流した。

 新型コロナウイルス感染症の影響で利用人数や利用時間の制限を余儀なくされた中央児童館だが、3密防止や換気・消毒などの感染対策を取りつつ、本年度もクリスマス会や夏休みのチャレラン大会など、さまざまな行事を開催した。

 同館職員は最初に、「いっぱい遊ばせてくれてありがとうの気持ちを込め、一年間でたまったほこりを掃除しましょう」とあいさつ。子どもたちは「幼児室」や「わんぱくルーム」「ゲーム室」「図書室」などを分担して掃除に励んだ。図書室では重たい畳を運び出し、本を全て取り出して棚を拭いた。雑巾を洗うと、バケツの水が真っ黒になっていた。

 来年の開館は1月4日(月)から。引き続き年齢ごとに利用時間を制限しており、同館は理解を呼び掛けている。

(2020年12月31日付紙面より)

本の整頓をする子どもたち=28日、新宮市の中央児童館
おもちゃの拭き掃除
2020年12月31日
5 音楽で町を元気に  紀州まぐろ節で名産PR  (那智勝浦町 )
2020年12月31日
6 新宮港埠頭㈱が認証取得  和歌山県  
2020年12月31日
7 ハザードマップで早めの避難を  1月に全戸配布  (新宮市 )
2020年12月31日
8 金色のタイキンギク  高森交差点の近くで  (新宮市 )
2020年12月31日
9 短歌、俳句の時代 【新宮市】歌人がつなぐ今と昔 (熊野アーカイブ ~熊野に人あり、歴史あり。~ ⑧)
2020年12月31日
10 「愛された図書館を実感」  鵜殿図書館が閉館  (紀宝町 )
2020年12月31日
11 ミニ門松作りに挑戦  子どもから大人まで正月用に  (紀宝町 )
2020年12月31日
12 干支の名が付く牛の背、牛鼻神社  丑年の来年、訪れてみては  (紀宝町 )
2020年12月31日
13 望楼の芝などに臨時駐車場  初日の出観望の人出に備え  (串本町 )
2020年12月31日
14 格闘家にジビエ振興聞く  全員会議の一環で署員ら  (串本警察署 )
2020年12月31日
15 第4回定例会一般質問(終)  串本町議会  
2020年12月31日
16 熊野地方も積雪の恐れ  交通障害などに注意  
2020年12月25日
17 滞在型観光地への推進を 市観光協会特別委員会が提案 (新宮市)

 新宮市観光協会特別委員会(会長=里中陽互・市観光協会長)は24日、田岡実千年市長に「通過型観光地から地域主導の滞在型観光地への実践」を提案。委員会でまとめた市の観光振興の具現化案を報告した。

 観光客に占める宿泊客の割合が10・7%にとどまる市の観光を取り巻く現状を踏まえ、市観光協会では、昨年9月に特別委員会を設置。通過型から滞在型の観光地を目指すため6回にわたり協議を進め、「地元に眠る観光資源(素材)を発掘し、磨き上げにより観光客が聖地・熊野新宮へ行ってみたくなる回遊滞在型観光コンテンツを地元のわれわれが一体となってつくる」ための実践への取り組みをまとめた。

 この日は里中会長と隅地洋・特別委員会副会長、市観光協会の森本祐司専務理事、山本大輔事務局長らが市役所を訪れ、「癒やされます」をコンセプトに回遊性を高める滞在型観光コンテンツを提案した。

 新宮城・神倉神社・熊野古道を三つの柱に「新たな発見に感動する~しんぐう 魅力発見旅~」と題し▽新宮城跡と城下町食べ歩き・まち歩き▽熊野川舟下りと新宮三社巡り▽海の熊野古道と万葉歌人の吟行巡り―など七つのプラン案を提示し、多様なニーズに対応するため、テーマ別に地域の観光資源を生かしたミニツアーや体験などもまとめた。

 また、市に対して「観光コンテンツの情報発信と旅行エージェントへのプロモーション」「滞在型観光地を推進するための受け入れ態勢の整備」のための取り組みなどを要望として提案した。

 隅地副会長は「地元が中心になって行政と連携することが大事。市民を巻き込まないと本当のおもてなしはできない」。里中会長は「官民協力し合い、観光地として新宮をつくっていければ」と主張。

 提案を受け、田岡市長は「行政の役割も具体的に示していただいた。実現できればまちの活性化に結び付く。今すぐにはできないこともあるが、行政としても皆さんと一緒にできることからやっていきたい」と応じた。

(2020年12月25日付紙面より)

新宮市観光協会特別委員会の里中陽互会長(右)が田岡実千年市長に報告書を手渡した=24日、新宮市役所
2020年12月25日
18 協力への感謝と真心贈る
 「お食事処きく」が義援金  (新宮市 )

 新宮市井の沢の「お食事処おふくろの味きく」の店主・森下喜久(きく)さんは23日、市社会福祉協議会(田中信秀会長)に、今年7月に熊本県を中心に九州や中部地方など日本各地で発生した「令和2年7月豪雨」への義援金を託した。

 同店舗では郵便ポスト型の貯金箱を設置しており、売り上げの一部を寄付するなど募金活動を続けている。地域住民をはじめ森下さんの人柄を慕い、全国各地から訪れる出張者、観光や帰省客らが募金に協力。来店者たちの善意で、今回3万5876円の寄付が集まった。これまでも東日本大震災(2011年)や紀伊半島大水害(同年)、熊本地震(16年)、西日本豪雨(18年)、千葉県で発生した台風15、19号による大雨災害(19年)などの被災地にも義援金を送っている。

 森下さんは協力してくれた来店者らに感謝し「少額ではありますが、貯金箱には多くの人の温かい真心が詰まっています。復興を目指す中、今年は新型コロナウイルスの影響もあって大変な日々を過ごしていると思います。少しでも役に立てればうれしい」。

 義援金を受け取った大谷康央事務局長は「年末年始を迎える中、コロナ禍で思うように復旧が進んでいない話を耳にしているので、願いが込められた支援にありがたく思います。復興に向け有効に活用してもらえれば」と話していた。

(2020年12月25日付紙面より)

大谷康央事務局長(左)に義援金を手渡す森下喜久さん=23日、新宮市野田の市福祉センター
2020年12月25日
19 イルミ前で演奏響かせる
 吹奏楽部ミニコンサート  (串本古座高校 )

 県立串本古座高校(左近晴久校長)の吹奏楽部(仁木愛里部長、部員7人)が23日、生徒有志が自主設置したイルミネーション前でミニクリスマスコンサートを開いて場を盛り上げた。

 体育祭や文化祭などの行事をコロナ禍の影響で失った生徒らの思い出づくりの場になればと願って設置したこのイルミネーション。本点灯を始めた直後に「ミニコンサートも開けないか」というアイデアが持ち上がり、提案を受けた同部は生徒有志と同様の思いで挑戦を決意した。

 部員は5日間というごく限られた時間の中で、雰囲気に合う楽曲を急ぎ習得。迎えた本番ではアンコール曲を含め3曲を演奏し、生徒やその家族、住民や教員が鑑賞し拍手でたたえるなどした。

 演奏を終えて仁木部長(2年)は「楽しかったけれど、練習時間が短くて完全な演奏で聴かせられなかったのは残念」と苦笑いしつつ、「コロナ禍で楽しいことがどんどん減っているけど、こんな風にできることもいろいろとある。みんなで協力してやっていきたいですね」と込めた思いを語った。

 このイルミネーションは来年1月15日(金)まで(12月29日~1月3日を除く)の平日午後5時~8時に点灯している。

(2020年12月25日付紙面より)

生徒有志設置のイルミネーション前で演奏に臨む吹奏楽部の部員ら=23日、県立串本古座高校
2020年12月25日
20 疫病退散願って奉仕を再開
 直見の妙見神社で区民有志  (古座川町 )

 古座川町直見(ぬくみ)にある妙見神社で22日、数十年ぶりとなる例祭が営まれた。区長の畦智邦男さんら区民有志7人がかねての思いにコロナ禍退散の願いを積んで奉仕の再開を決起。約40人が参列し、祭神に礼を尽くした。

 この神社は妙見橋の右岸側に位置。石垣の上部に宇津木石を組むなど重厚な境内に、明神~三尾川(みとがわ)を向く方向で祭神が祭られ地蔵尊が安置されている。主祭神は牛頭天皇。畦智さんによると例祭は旧暦11月8日に営まれていたが、幼少だった数十年前に餅まきを見た記憶を最後に途絶えている。他方、区外でこの神社を高く評価する声があることにも気付いていて、いつか奉仕を再開したいと思いを募らせているところで新型コロナウイルス流行という時代に直面。牛頭天皇には疫病退散を願い祭られる側面があり有志は今こそ再開と思い立ったという。

 旧暦11月8日に当たる新暦12月22日を期日とし、古座神社の石田保宮司に出仕を依頼して例祭の執行を触れ込み。当日は境内をのぼりで飾って神饌(しんせん)を献上し、石田宮司に続いて参列一同で玉串をささげて祈願した。神事後は餅まきや飴まきをし、神前に民の活気を誘って締めくくった。

 同橋の下は遊泳場として親しまれるが、今まで大きな事故があったことはなくこれも同神社のご加護だと感謝する有志ら。畦智さんは「コロナ感染はしないさせないの思いで何とか早く収束してほしい。全ての区民の安全と健康と繁栄と併せてそう願った」と語り、今後は区の役員の総意が得られれば区行事、得られずともできる限り例祭を続けて直見の氏神として忘れずに見守る意欲をにじませた。

(2020年12月25日付紙面より)

区民有志の決起で数十年ぶりに例祭が営まれた妙見神社=22日、古座川町直見
2020年12月25日
21 お茶を飲んで感染予防 カテキン効果で健康に 
2020年12月25日
22 クリスマスプレゼントに笑顔  はまゆう・こども園にお菓子贈呈  (第二なぎの木園 )
2020年12月25日
23 地域との関わりを知る  わかば保が「まちたんけん」  (那智勝浦町 )
2020年12月25日
24 2代目きのくにで初実施 本年度メタンハイドレート賦存状況調査 (和歌山県)
2020年12月25日
25 21チーム対戦し中辺路優勝  第16回少女バレー交流大会  (串本町 )
2020年12月25日
26 第4回定例会一般質問②  串本町議会  
2020年12月25日
27 親子でスキンシップ  子育てほっとサロン  (紀宝町 )
2020年12月25日
28 黄色一色に染まる菜の花畑  神内神社近くで咲き誇る  (紀宝町 )
2020年12月25日
29 クリスマス会楽しむ  保育所や学童保育などで  (紀宝町 )
2020年12月25日
30 体調に気を付け冬休みを  新翔高校で終業式  (新宮市 )
2020年12月25日
31 お悔やみ情報
  
2020年12月24日
32 SNSで熊野の魅力発信 熊野サステナブルツーリズム (和歌山リビング新聞社)

 和歌山県内でフリーペーパーやウェブメディア「ロカルわかやま」などの事業を展開する株式会社和歌山リビング新聞社は22日、新宮市で日帰りモニターツアー「世界遺産新宮三社巡り&熊野古道を徹底ウオーク」を開催した。参加者らは神倉神社や熊野速玉大社、阿須賀神社などを巡り、各自の会員制交流サイト(SNS)に画像を投稿するなどしてまちの魅力を発信した。

 新型コロナ禍でも持続可能な交流型観光(サステナブルツーリズム)を推進することを目的に、同社では環境省「国立・国定公園への誘客の推進事業」の採択を受け、熊野地域において新たな自然体験型観光の整備に取り組んでいる。

 モニターツアーは、インフルエンサー(SNS情報発信者)を対象に同市、那智勝浦町、古座川町、串本町、すさみ町の5市町で企画。ツアーを通して参加者が情報発信することによる当地方の幅広い魅力拡散を狙いとしている。ツアー参加費は同事業から全額が補助されている。

 この日のツアーでは県内外から6人が参加。ナビゲートを市登録ガイドの福田美紀さんが担った。

 JR新宮駅に集合した参加者らは自己紹介を済ませ徒歩で神倉神社へ。赤嶋惠子さん扮(ふん)する熊野比丘尼(びくに)の曼荼羅(まんだら)絵解きでまちの歴史などを学び、石段を上り参拝した。

 その後、参加者らは熊野速玉大社で正式参拝。めはりずしの昼食に舌鼓を打ち、熊野古道・高野坂を歩くなどしてまちの歴史と自然を体験する機会とした。

 海南市から参加した大北美年さんは「熊野はあこがれの場所。ただ観光するだけじゃなく、こうして説明していただけるととても勉強になる」と笑顔。

 絵解きに関して「時代を超えて物語が意識されていてすごいと思う。一度途絶えたものが今でも継承されていることが素晴らしいと思います」と話していた。

 同社は、「ロカルわかやま」の熊野エリア版サイト「ロカルくまの」(https://rokaru-kumano.jp)をこのほどオープン。当地方のレジャーや地域情報などを発信している。

(2020年12月24日付紙面より)

曼荼羅絵解きや古道歩きなどを通して学びを深めた=22日、新宮市の神倉神社
2020年12月24日
33 コロナ予防対策をおさらい
 三輪崎地区サロンに30人  (新宮市 )

 新宮市の三輪崎地区福祉委員会は22日、三輪崎会館でサロンを開いた。約30人が参加し、新型コロナウイルス感染症予防DVDを鑑賞したほか、椅子を使った簡単な体操で体をほぐすなど交流を深めた。

 新型コロナの情勢を鑑み、集まることが困難な中において「せめて顔を合わす機会に」と開かれたこの日のサロン。開催に当たり、上廣正幸委員長はコロナの世界的流行や英国のコロナ変種などに触れ「この機会に皆さんと一緒にコロナについておさらいができたら」とあいさつした。

 DVDは新宮保健所が10月現在の情報を基に制作したもの。同保健所の池田和功所長が県内の状況やコロナの症状、予防方法などを紹介する内容となっている。

 映像内で池田所長は「第1波では男女とも50代が中心だったが第2波では20代の若者が中心となっている」「第2波では味覚・嗅覚異常を訴える人が多い。感染者の年代が低いこともあり、第1波より肺炎を併発する人が少ない」などと説明。退院基準が短くなったことから、入院期間の平均日数が19日から8日へと少なくなったことなどにも触れた。

 感染経路に「飛沫(ひまつ)感染(+エアロゾル)」と「接触感染」を挙げ、3密を避けることや換気、マスクの着用、手指・環境消毒などが重要な対策とした。

 また、手洗いを丁寧に行うことで十分にウイルスを除去できると述べ、石けんやハンドソープを使った丁寧な手洗いの実践を呼び掛けた。

(2020年12月24日付紙面より)

DVDを鑑賞し、コロナ予防をおさらいした=22日、新宮市三輪崎の三輪崎会館
2020年12月24日
34 How is your school life?
 台北市内湖高級中學と交流  (新宮高 )

 新宮市の県立新宮高校(前田成穂校長、生徒547人)のESS部(水谷菜乃部長、部員6人)は22日、台湾の台北市立内湖(ネイフー)高級中學の英語のクラスと中継をつなぎ、オンライン交流会を開いた。生徒たちは互いに文化や学校生活についてプレゼンテーションし、質疑応答を通じて交流を深めた。

 ESSは「English Speaking Society」の略で、楽しく英語を学ぶクラブ活動。これまでアメリカやマレーシアなどさまざまな国の留学生や観光客と交流している。オンラインの交流会は昨年のボツワナ共和国のセレメン小学校に続き2回目。

 新宮高校の生徒たちは、日本の正月行事や、台湾では珍しい学校のクラブ活動、校内の新型コロナウイルス感染対策をスライドで解説した。

 内湖高級中學の生徒は、限られたマスクを国民に均一に行き渡らせる政策を展開するオードリー・タン政務委員(デジタル担当)や台北市のナイトマーケットについて紹介。台湾でも人気沸騰中のアニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の好きなキャラクターについても語った。

 質疑応答では「日本では正月にどのように過ごしますか」「台湾ではまだタピオカははやっていますか」などの質問があり、英語で回答していた。

 苦手な英語を克服するためにESS部に入ったという水谷部長は「新型コロナウイルス感染拡大以降、海外の人々と交流するのは初めて。オンラインという環境や、互いの国の英語のなまりなど、難しいところもあったが、楽しかった」と語った。

 来年1月には、同校の姉妹校である台湾國立彰化女子高級中學とオンライン交流会を開く予定だという。

(2020年12月24日付紙面より)

台湾の高校生と交流=22日、新宮市の県立新宮高校
ESS部と希望生徒が参加
2020年12月24日
35 感染防止策で新型コロナ対応
 紀南病院組合議会で一般質問  

 紀南病院組合議会(議長・下田克彦熊野市議会議員)による12月定例会が22日、御浜町の同病院で開かれ、一般質問があった。紀宝町、熊野市、御浜町の3議員が執行部の見解をただした。

 一般質問は前回の10月定例会に続いて2回目。紀宝町の榎本健治議員は、病院経営の収支と医師・看護師確保、医療機器導入について質問し、看護師確保に向けて県内看護学校との連携を求めた。

 病院経営について管理者の大畑覚御浜町長は「赤字は新型コロナが大きく影響している」とし「国、県の補助金が見込まれているので対応できるのでは」との認識を示した。医師確保は三重大学医学部への陳情、医師バンクへの登録、情報収集などに務めており、夜勤のできる看護師確保が課題とした。

 熊野市の森岡忠雄議員は新型コロナによる医療崩壊を危惧。院内感染リスク軽減のためのオンライン診療、ワクチンの円滑な接種体制を聞いた。

 大畑管理者は「紀南病院では感染病床を4床有しており、医療崩壊が起きないよう院内感染対策を継続して取っている」と答弁。「高齢者が多い地域性、通信機器整備を考えると早期のオンライン診療導入は難しい」とし、ワクチン接種に関して「今後構成市町と情報共有したい」と述べた。

 御浜町の﨑久保隆議員は新型コロナへの対応、人材確保、病院経営、患者の情報提供を取り上げた。新型コロナ対策として病院玄関への検温設備設置を求め、通院、入院患者、感染者への対策を聞いた。

 「院内での感染防止対策を講じている」とした大畑管理者は「クラスター発生を防止することが最重要で、玄関でのマスク着用、手指消毒の徹底、診療科での体温測定でリスクを減らすことができる。入院患者はマニュアルに沿って対策を取っている」と答弁した。

 加藤弘幸院長は「感染対策のアピールをする効果はあるが、今すぐ検温設備を導入する考えはない」と述べ、「感染者が出た場合に備え、感染対策チームが受け入れのための対策を取っている。当院が感染対策を怠ることはない」と強調した。

(2020年12月24日付紙面より)

12月定例会で行われた一般質問=22日、御浜町の紀南病院
2020年12月24日
36 練習の成果を披露  木の川認定こども園発表会  (新宮市 )
2020年12月24日
37 クリスマス会の人気者に  新宮市福祉セで簡単マジック教室  
2020年12月24日
38 師走の舞台華やかに  西川流友華会おさらい会と伝統文化親子教室  (串本町 )
2020年12月24日
39 感染予防に努めて  父母の会にプレゼント贈呈  (新宮市社協 )
2020年12月24日
40 1位に小阪留美さん  写連新宮支部12月例会  
2020年12月24日
41 彦太郎さんの歌声響く  道の駅たいじでライブ  (太地町 )
2020年12月24日
42 町民ら51人が献血に協力  尊い命を救うために  (紀宝町 )
2020年12月24日
43 15日間の冬休みに入る  一斉に2学期の終業式  (熊野市・南牟婁郡 )
2020年12月24日
44 川出幸代さんに大臣表彰  社会福祉事業従事功労で  (串本町 )
2020年12月24日
45 県内5カ所に移動式給油機  エネ庁補助活用して配置  (和歌山県 )
2020年12月24日
46 新谷壽美賀さんに大臣表彰  2施設に衛生優秀表彰も  (新宮保健所串本支所 )
2020年12月24日
47 上を向いて明るい良い年を  天然のセンリョウが群生  (那智勝浦町 )
2020年12月24日
48 お悔やみ情報
  
2020年12月19日
49 ほこりとコロナも打ち払う
 青岸渡寺で大すす払い  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山の西国第一番札所である那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)で16日早朝から昼ごろにかけて、1年間のほこりを払い清める年末の大すす払いが行われた。初雪が舞う中、髙木亮英副住職ら寺の職員が総出で世界遺産の本堂や鐘楼、山門などの清掃に取り組んだ。

 同寺によると、この日は気温が低く、午前8時の時点で寺内の温度が3・5度と今年一番の冷え込みだという。

 職員らは協力してササの葉を先に付けた長いタケを使い、天井にたまったほこりを落とした。

 重さ450㌔、直径1・4㍍、大きさでは日本一といわれている本堂につり下げられた豊臣秀吉寄進の大鰐口(おおわにぐち)は職員がはしごに乗って、丁寧に清めた。

 髙木副住職は「今年はコロナに始まりコロナに終わる年。ほこりとともにコロナも打ち払いたい。一日も早いコロナの終息と皆さまのご多幸がやって来るように祈っています」と語った。

(2020年12月19日付紙面より)

すす払いに取り組んだ=16日、那智勝浦町の青岸渡寺
2020年12月19日
50 お客さんと業界を守る
 来店者に記入を呼び掛け  (新宮市料理飲食業組合 )

 新宮市料理飲食業組合(平見一雄組合長)は14日から、来店者に名前や電話番号などを記入してもらう取り組みを始めている。

 多くの帰省客や観光客が見込まれる年末年始に向けて新宮食品衛生協会(食協)が協力し、新型コロナウイルス感染者が発生した場合の早期対応が目的。新宮調理師会にも協力を依頼している。濃厚接触者の特定が容易となるため、組合に加入していない同市から串本町までの飲食店にも周知を図っていくとのこと。

 取り組みには名刺大の「ご来店カード」を使用し、同組合に加盟している60店舗へ配布。▽名前▽電話番号▽和歌山県内もしくは県外在住▽県外の際には県名を書く―の記入欄を設けている。家族や複数人など団体での来店時にはその代表者に記入を求め、感染者が発生すればカードを基に保健所が濃厚接触者をたどる。カードがない場合は報道機関で店名を公表して来店者に名乗り出てもらうよう呼び掛けていくという。

 同市千穂で平見組合長が経営している「うどん・そば処たぬき屋」では11日から試験的に取り組みを開始した。平見組合長は「保健所と話をして協力を得ながら制作することになりました。組合に非加入でも食協なら飲食店はほとんど入っている。任意であると告げた上でお願いすると、ほとんどのお客さんが書いてくれます。観光で訪れた人も協力してくれます」。

 「保健所の負担を少しでも軽くしたい。人口が少ない当地域では店名公表は死活問題となってしまい、店が開けられなくなってしまいます。手間はかかるが、お客さんと飲食業を守るため。ご来店の際には記入をお願いし、各店舗および業界全体のために協力して乗り越えましょう」と話していた。

(2020年12月19日付紙面より)

来店者に記入を呼び掛ける平見一雄組合長=17日、新宮市千穂の「うどん・そば処たぬき屋」
取り組みで使用している「ご来店カード」
2020年12月19日
51 初回は地元の田原地区から
 町民向けロケットWS開始  (串本町 )

 串本町が14日、田原地区を対象にしてロケット事業に関するワークショップ(WS)を山村交流センターで開いた。地区内3区の区民ら20人が参加し、来年度の打ち上げに向け基礎知識などの説明を受けた。

 このWSは、ロケット事業を生かした地域振興を目指す同町が足掛かりとして展開する誘客多角化等実証事業の一環。来年度の打ち上げに向けた機運を高める目的で学校、団体、町民を対象に計30回開くことを目指していて、団体、学校に続いて動き出した町民向けの初回は民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」が所在する地元への礼として田原地区とする形を取った。

 この日の講師は同事業の委託を受ける株式会社USPジャパン代表取締役の新津研一さんが担当。校時を考慮した学校向けに比べて町民向けは少し色濃くの約90分の内容で▽スペースポート紀伊の概要と運用するスペースワン株式会社が目指す事業展開や小型ロケットの構造や性能▽人工衛星の時代変遷と現在の生活に果たしている主な役割▽ロケット事業について地域が取り組める事柄―の3部構成で説明を進め、質疑応答や小休憩を適時織り交ぜた。

 翌15日は事前申し込み少数で告知した3回のうち、午前と夜半の2回が中止となったが、午後(日中)に地区問わずのWSを1回実施した。以降の町民向けWSの日程は14日現在で未定。参加者には教材として冊子「スペースポート紀伊まるわかりブック」などを配り、参加した町民からの基礎知識の普及も図っている。

 役場企画課ロケット推進グループは2月半ばに想定する公開行事(同事業の成果発表会で町独自のロゴマークもこのタイミングで発表する予定)がずれ込まないよう、来年1月末時点での30回達成を目標にして順次進めるとしている。

(2020年12月19日付紙面より)

田原地区を初回の対象にして始まった町民向けのロケットWS=14日、山村交流センター
2020年12月19日
52 酸っぱい! でもおいしい!
 4年生がマイヤーレモン収穫  (井田小 )

 紀宝町立井田小学校(石谷正秀校長)の4年生25人が16日、御浜町阿田和にある杉浦利也さんの農園を訪れ、マイヤーレモン150㌔の収穫や試食を楽しんだ。

 同校は地域をフィールドとした特色ある教育活動として、総合的な学習の時間を「『井田』未来 創造 Learning」と名付け、4年生は地域の環境資源や産業について学んでいる。

 マイヤーレモンはレモンとオレンジの自然交雑によって生まれた品種で、通常のレモンより果汁が1・5倍多く、まろやかな酸味が特徴。

 この日はたかみ農園の田中高美さん、石本果樹園の石本慶紀さんも協力。「レモンを食べてみたい人」と児童に問い掛けると一斉に手が上がり、「酸っぱい」「皮もおいしい」と話しながら全員で味わった。収穫作業では、大きなレモンを選んで二度切りし、分担してコンテナまで運んでいた。

 濵口大幹君は「マイヤーレモンは酸っぱかったけれど、だんだん慣れて甘さも感じた。ミカンやレモンの勉強は楽しい」と話していた。

(2020年12月19日付紙面より)

マイヤーレモンをかじる児童=16日、御浜町阿田和
でっかいレモン発見
2020年12月19日
53 中西さん、妹尾さんが制す
 新宮グラウンドゴルフ同好会「黒潮クラブ大会」  
2020年12月19日
54 100株のビオラ植える  新宮商工会議所女性会が美化活動  
2020年12月19日
55 就職・進学前に食の知識を  新翔高3年生に食育講座  (新宮市 )
2020年12月19日
56 園児が「降誕劇」  天満保がクリスマス発表会  (那智勝浦町 )
2020年12月19日
57 「桃太郎」の劇を披露  丹鶴幼稚園で発表会  (新宮市 )
2020年12月19日
58 車椅子やアイマスク体験  那智中学校で福祉学習  (那智勝浦町 )
2020年12月19日
59 工事で規模縮小し点灯  体文のイルミネーション  (那智勝浦町 )
2020年12月19日
60 原則退場で一般質問できず  町議会定例会で異例の状況  (串本町 )
2020年12月19日
61 生徒発案のイルミ設置  休業日除く夜半に点灯  (串本古座高校 )
2020年12月19日
62 潮岬の顕彰碑一帯を美化  木曜島遺族会会員ら奉仕  (串本町 )
2020年12月19日
63 第4回定例会一般質問①  古座川町議会  
2020年12月19日
64 ビンゴゲームで盛り上がる  今年最後の「カフェいっぷく亭」  (紀宝町 )
2020年12月19日
65 各避難所で新型コロナに対応  紀宝町議会一般質問(終)  
2020年12月19日
66 赤い羽根共同募金託す  三輪崎小児童会が市社協に  (新宮市 )
2020年12月19日
67 お悔やみ情報
  
2020年12月16日
68 来年の一文字は「前」 九鬼宮司が新年に向け揮毫 (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社旧社地・大斎原で15日、九鬼家隆宮司による恒例の一文字揮毫(きごう)があった。白装束に荒縄のたすき姿で力強く「前」と書いた九鬼宮司は「根気強く、自分の歩幅で前に」と祈念した。

 新年への願いを込め九鬼宮司が書き始め13年目。3密を避けるため、初の大斎原での揮毫となった。

 大鳥居の真下に敷かれた縦横約3㍍の白い布を前に精神統一を図った九鬼宮司は、長さ1・3㍍の大筆で一気に書き上げた。「令和三年辛丑(かのとうし)」「祈コロナ終息」と記し朱印を押して書を仕上げると、見守った参拝者らから大きな拍手が起こった。

 前日に揮毫する字を決定した。「新型コロナの影響で多くの人が悩み、足踏みした年だった。自分の歩幅で夢や未来、目標に向かって方向性を見失うことなく前に進んでほしい」との願いを込めた。

 「祈コロナ終息」には、医療従事者への感謝と「青空のような晴れ晴れしい一年であるように」と青色のインクを使用した。

 「ゆっくりでいいから進んでいこうよ」と、背中を優しく押すイメージで筆を動かしたと九鬼宮司。「キャンバスは自分で描くもの。我慢しながらも、半歩ずつでもいいから前(未来)に進む一年になれば」と話していた。書は年内中に社務所前に掲げるほか、複写した同サイズのものを大斎原の大鳥居下にも掲揚する。

 同大社では3密回避のため初詣における「分散参拝」を呼び掛けており、毎年境内で執り行われる「新年初祈祷(きとう)」を大斎原で斎行する。

(2020年12月16日付紙面より)

「前」の文字を一気に書き上げた九鬼家隆宮司=15日、田辺市の熊野本宮大社旧社地・大斎原
コロナ終息などを願い、祈りをささげた
2020年12月16日
69 「野球の可能性は無限大」
 廣瀬拓哉さんが指導と講演  (南紀ボーイズ )

 太地町森浦の旧グリーンピア南紀で13日、同町を拠点に活動する中学生硬式野球チーム「和歌山南紀ボーイズ」(漁野尚登代表)の野球教室があった。履正社スポーツ専門学校野球コースの廣瀬拓哉コーチ(29)が同チームの選手30人を指導し、共に汗を流した。

 廣瀬さんは大阪府枚方市出身で、高校時代には近畿大学附属新宮高校硬式野球部の主将を務め、近畿大学へ進学。大阪府で4年間社会科教諭として勤めた後、2017~19年には国際協力機構(JICA)日系社会青年ボランティアとしてブラジルへ赴き、現地の日系人コミュニティーで野球指導や日本文化継承、日本語教育に携わった。現在は野球コーチをしながら、日本語教師や「持続可能な開発目標(SDGs)」推進に関する講演活動を展開している。

 練習では、内野ゴロの捕球から一塁への送球を安定させるフォームを指導。午後のキャリア教育では、野球の経験を生かした将来設計について語った。「自分には野球があったから、外国語を覚え、海外で活動することができた。体の動かし方と同じで、将来のビジョンも幅広い選択肢を持っておくことが大事」と言い、「甲子園に出られなかったら、プロ野球選手になれなかったら終わりではない。野球の可能性は無限大。ぜひ、将来地域の野球を盛り上げてほしい」と呼び掛けた。

 また、甲子園出場の夢を追い掛けて親元を離れる3年生の選手たちに「寮に入ると寂しくなることもあると思う。一緒に過ごせる今を大切に、全力で頑張って」とエールを送った。

 新宮市三輪崎で食や肌、体全般に関する教室を展開する「イロドリ」の中村美奈子さんによる講座もあった。中村さんは「体づくりで一番大事なのは消化吸収力」と話し、旬の食材や発酵食品を食卓に取り入れ、よくかみ、ドカ食いをしないこと、基礎体温を高めることなどを呼び掛けていた。

(2020年12月16日付紙面より)

廣瀬拓哉さん(左奥)が送球フォームを指導=13日、太地町の旧グリーンピア南紀
2020年12月16日
70 イルミネーション点灯開始
 新宮市のタウンガーデン  

 新宮市保健センター横の「タウンガーデン」で、14日からイルミネーションの点灯が始まった=写真。来年1月末ごろまで点灯を続ける。

 同所のイルミネーションは15回目。花づくりボランティア「タウンガーデン」(平田裕子代表)会員の高齢化などの理由から、以前より協力していたフラダンス教室「AniAni Hula Studio」(司空慧子代表)がイルミネーション設置を引き継いで今回で4回目となる。

 今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、毎年実施していた点灯式は中止となったが、AniAniメンバーやタウンガーデン会員らが1週間ほどかけてイルミネーションやクリスマスオーナメントなどを設置。晴れて点灯の日を迎えた。

 点灯期間中は同所のアーチ付近に募金箱を設置。平田代表が「イルミネーション継続のためにご協力を」と呼び掛けている。

(2020年12月16日付紙面より)


2020年12月16日
71 失敗恐れずの挑戦を勧める
 JAL社員がキャリア教育  (古座川町 )

 古座川町立明神中学校(海野文宏校長)の生徒12人が14日、日本航空株式会社(JAL)のオンラインキャリア教育を受け自身の将来を考えるきっかけを得た。

 この教育は、同社業務企画職の丸島拓郎さんが「将来を目指す学生に失敗を恐れず挑戦してみようと思えるきっかけを託したい」という思いで企画。複数の専門職で成り立つ同社ならではの手法として、子どもが将来の夢として思い描くことも多いパイロットに協力してもらい活力のある展開を目指している。

 そのような発信の受け手を丸島さんが探していることを知人経由で知った同町観光協会の須川陽介会長は、町内の子どもたちにとっていい機会になると確信して同教育と中学校を仲介しこの日は明神中、18日(金)に同町立古座中学校がそれぞれ受講することとなった。

 明神中の同教育では、企画者の丸島さんとパイロットの川上大輔さんがウェブ会議システムを用いてオンライン登壇。学生時代の自分たちの姿と航空業界を目指すようになったきっかけやタイミング、学生時代の経験が社会人になってからどのように力になっているかなどをそれぞれ語り、そのような人生の歩みや業種に関係する生徒の質問に答えるなどした。

 丸島さんは「失敗を糧にして次に成功すれば、その失敗は気分的に帳消しになる感じだ」と実感を伝え、学生時代の苦い経験や挫折は今の仕事や人生に挑み続けるエネルギーになっていることを強調。学生時代は失敗を恐れずたくさん挑戦し迷ったときは一人で抱え込まず親や友達と相談して考えた方が良い、と自分に足らなかった点をメッセージとして生徒へ託し、将来への挑戦を後押しした。

 授業1時間分という限られた時間の中で学生への思いを託した2人。生徒は「何事もちゃんとしたいという気持ちになれた」「つまらないことでも頑張れば面白くなるという話が印象的で、自分も頑張ってみようと思った」など感想を伝えて経験談やアドバイスに感謝して締めくくった。

 古座中ではパイロットの石川貴一さんと丸島さんがオンライン登壇して生徒の将来への挑戦を後押しする予定。

(2020年12月16日付紙面より)

JAL社員から失敗と挑戦の価値を教わる生徒=14日、古座川町立明神中学校
2020年12月16日
72 活動の活性化を目指して
 障害者スポーツ体験会「陸上競技」  
2020年12月16日
73 井上・川口ペアが全国へ
 小学生ソフトテニス選手権大会県予選会  
2020年12月16日
74 「津波避難の選択肢に」  暖海地区に避難路完成  (太地町 )
2020年12月16日
75 町の課題などを議論  那智勝浦町議会一般質問①  
2020年12月16日
76 クラス別に出し物を披露  正明保で発表会  (新宮市 )
2020年12月16日
77 子どもたちの成長披露  勝浦認定こども園で発表会  
2020年12月16日
78 指編みでカラフルなマット  さつきサロンで手芸楽しむ  (紀宝町 )
2020年12月16日
79 柔道滋賀県大会で連続優勝  紀宝町出身の莊司理彩さん  
2020年12月16日
80 町制15周年記念式典を計画  来年1月にまなびの郷で  (紀宝町議会定例会 )
2020年12月16日
81 制作活動の成果を披露  紀南高校生徒がパーク七里御浜で作品展  
2020年12月16日
82 親しみ持てる愛称を募集  図書館・子育て支援セ複合施設  (紀宝町 )
2020年12月16日
83 幸福と疫病退散の思い込め  有田神社えと絵馬掛け替え  (串本町 )
2020年12月16日
84 望楼の芝で課題距離に挑む  第46回校内クロカン大会  (潮岬中 )
2020年12月16日
85 浦田葵さんが入選  愛鳥週間用ポスター原画コンクール  (和歌山県 )
2020年12月16日
86 お悔やみ情報
  
2020年12月15日
87 変わらぬ親善交流誓う
 45周年祝いオンライン交流会  (新宮市、サンタクルーズ市 )

 新宮市姉妹都市親善協会とサンタクルーズ姉妹都市委員会は14日、新宮市とアメリカ・カリフォルニア州サンタクルーズ市(サ市)の姉妹都市提携45周年を記念し、オンライン交流会を開いた。交流会の様子はインターネット配信され、両市長が「今後も変わらぬ姉妹都市親善交流を推進する」と友好宣言をした。

 両市の交流は新宮市内の合気道熊野塾で修行していたサ市出身のメリー・ハイニーさんら4人の提唱で始まった。1974(昭和49)年12月25日に姉妹都市関係を結んでおり、文化交流や訪問団の派遣などを通して友好関係を築いてきた。サ市は海と山々に囲まれた人口約6万5000人の都市で、気候・風土など新宮市と類似点が多いとされる。

 この日の交流会には、新宮市から同親善協会の須崎恵美会長、岩澤卓副会長ら6人が、サ市からは姉妹都市委員会員ら14人が参加した。姉妹都市交流の歴史や歩み、人々の触れ合いなどをスライドショーで振り返ったほか、日本の新年の行事紹介もあった。

 事前に録画された両市長による友好宣言では、田岡実千年市長、サ市のジャスティン・カミングス市長がぞれぞれ日本語と英語で「私たちにとって姉妹都市という関係は特別なもの。姉妹都市として交流することはお互いの文化・伝統を尊重し、相互理解を深めることにつながっている」と読み上げた。

 両市は45周年を記念し、お互いに美術作品を共有。サ市からは地元アーティスト・ロンサリナスさんによるアート作品が、新宮市からは須崎会長揮毫(きごう)の掛け軸が贈られた。

 なお、交流会の様子はインターネットで閲覧が可能(視聴先はQRコードを参照)。

(2020年12月15日付紙面より)

美術作品を共有するなどし、変わらぬ友情を誓い合った=14日、新宮市役所
交流会はインターネットで閲覧可能
QRコード
2020年12月15日
88 市の魅力の全国発信を
 国際交流員が市長表敬  (新宮市 )

 国際交流員(CIR)として新宮市が任用したオーストラリア出身のタング・ベリンダ・ニコルさん(24)が14日、市庁舎を訪れ、田岡実千年市長を表敬訪問した。ニコルさんの任期は令和5年8月1日まで。今後、市商工観光課や市観光協会で観光案内や翻訳・通訳、イベント企画、観光プロモーションなどの業務に従事する。

 ニコルさんは「語学指導等を行う外国青年招致事業(JETプログラム)」により来日。プログラムに参加する青年は「JET青年」と呼ばれ、教育委員会や学校に配置される「外国語指導助手(ALT)」と国際交流担当部局などに配置される「国際交流員(CIR)」に分けられる。

 市がCIRを任用するのは初めて。県内では現在、那智勝浦町や串本町、田辺市など5市町がCIRを配置している。

 なお、ニコルさんの任期は先月28日からだったが、新型コロナウイルス感染症の影響で東京のホテルに待機しており、12日に新宮入りを果たした。

 この日はニコルさんの初出勤。日本のアイドルに興味を持って以来、日本について学びを深めるうちに伝統や文化に引かれ「日本の日常生活を体験してみたい」とCIRを志願。趣味はゲームと読書で、大学では主に日本語とマーケティングを学んだ。来日は短期留学・旅行含め4回目で、新宮市については「山に囲まれ、自然が多くて落ち着く。学校や地域住民との交流も深めていけたら」と笑顔で抱負を語った。

 田岡市長は「母国オーストラリアだけでなく、多くの国に向けて新宮・熊野地方の魅力を発信して」と期待を寄せた。

(2020年12月15日付紙面より)

田岡実千年市長(左)と国際交流員のタング・ベリンダ・ニコルさん=14日、新宮市役所
2020年12月15日
89 一足早い雰囲気にぎわう
 水族館でクリスマス企画  (串本海中公園 )

 串本町有田にある串本海中公園センター水族館(森美枝館長)で13日、年末恒例のクリスマス企画が始まった。本年度はサンタの水槽掃除とクリスマス水槽の2種類を準備。初日は居合わせた来館者が一足早い雰囲気に興味を持ち、手にしたカメラで撮影するなどでにぎわった。

 同館スタッフの創意工夫による企画。サンタの水槽掃除は館内Aゾーンで最も大きい「串本の海大水槽」の中に入りアクリル窓に付いたコケ類を材質が同じアクリル板でこすり落とす内容で、定期的にダイビングスタイルで取り組んでいるが、そこへサンタクロースの衣装を重ね着して作業に臨んでいる。初日は当番の吉田徹副館長がパフォーマンスに臨み、作業中でも子どもや家族連れなど来館者の注目を受けるたびにジェスチャーで応え、記念撮影に付き合う愛嬌(あいきょう)を振りまいた。

 対の企画「水中サンタとじゃんけん大会」は密の状態を招きやすいため、本年度は中止。水槽掃除はこの日と20日(日)、25日(金)の3日間、午前11時から1時間弱実施するという。

  □     □

色彩を対比させて映える仕上がりに



 クリスマス水槽は今回、若手スタッフの佐久間夢実さんが中心になって準備。ホワイトクリスマスをテーマにして構想を練り、サンゴの白い骨格で雪だるまや家、モミの木を組んでトピックス水槽へ飾り付け、色彩の鮮やかな小魚類など串本の海の生き物を入れて仕上げている。

 生き物の内訳は▽デバスズメダイ▽キンギョハナダイ▽アカシマシラヒゲエビ▽ネッタイスズメダイ▽クロユリハゼ▽ソラスズメダイ▽ミツボシクロスズメダイ▽ホンソメワケベラ▽キイロサンゴハゼ▽シラヒゲウニ―の10種類(13日現在、状態により展示生物を変更する場合がある)。白い飾り物との対比で、色彩が一段と映える全体構成となっている。

 10月から準備を進めてきたという佐久間さんは「色とりどりの生き物がモミの木を飾るイメージ。シラヒゲウニはウニの仲間の中では珍しく貝殻など海底の物を背負って身を隠す習性があり、それならと白いタカラガイの貝殻を入れてみた。プレゼントが詰まった袋を運ぶような姿を見せてくれたら」とこだわりの一端をコメント。クリスマス後に正月水槽の展示が控えているため、クリスマス水槽の展示期間は25日(金)までとなっている。

(2020年12月15日付紙面より)

水中サンタの水槽掃除に興味津々の来館者ら=13日、串本海中公園センター水族館
白い飾りとの対比で生き物の色彩が一段と映えるクリスマス水槽
2020年12月15日
90 3密避けウオークラリー
 天満分館行事に50人参加  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町公民館天満分館(田代雅伸分館長)は13日、同町のブルービーチ那智でウオークラリーを開催した。参加した約50人の住民は3密を避けた屋外でのウオークやゲームなどを楽しんだ。

 同分館によると、昨年は那智高原などでハイキングを行い盛況だったという。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からマスク着用やアルコール消毒などの対策を取った上でのウオークラリーに至った。

 ウオークラリーは1組3人までで、小学生の部や大人の部などに分け実施。各組が2分間隔でスタートし、五つのチェックポイントを順に回る。その際に「ジャンケン」「県名クイズ」「輪投げ」「脳トレゲーム」「ボーダーアミダ」を行い合計得点を競うというもの。

 参加者は各ポイントで、豊富な種目に取り組んだ。参加者の女性は「外で歩くのは気持ちがいい。ゲームが楽しかった」と話していた。

 この日、会場に訪れていた同町教育委員会の田中逸雄教育次長は「コロナ禍の中、外に出て皆さんが楽しめる機会を公民館事業として取り組んでいただき感謝しています」。

 田代分館長は「最近は公民館活動があまり知られていない。今後も公民館活動を知っていただくことと、地域住民のつながりを図っていきたいと思う」と語った。

 なお、参加者には参加賞が配られた。新型コロナ対策のため、表彰式を行わず、上位入賞やブービーなどの対象者には商品券が景品として手渡された。

(2020年12月15日付紙面より)

3密を避けたウオークラリーが開催された=13日、那智勝浦町のブルービーチ那智
輪投げなど各種目に取り組んだ
2020年12月15日
91 新鮮な野菜など買い求め  第2土曜恒例「紀の宝みなと市」  (紀宝町 )
2020年12月15日
92 かわいい衣装でダンス披露  鵜殿、井田保育所で発表会  (紀宝町 )
2020年12月15日
93 英語で買い物を楽しむ  ALTから発音も学び  (紀宝町 )
2020年12月15日
94 簡単レシピで低栄養防止  いきいきサロン里  (那智勝浦町 )
2020年12月15日
95 スカットボールで交流  蓬莱地区で「ゲーム大会」  (新宮市 )
2020年12月15日
96 最高のパフォーマンスを  近大新宮中で合唱コンクール  (新宮市 )
2020年12月15日
97 趣向凝らし練習成果披露  第20回ピアノ教室発表会  (古座川町公民館 )
2020年12月15日
98 お悔やみ情報
  
2020年12月09日
99 協力呼び掛け市内回る
 歳末助け合い托鉢  (新宮仏教会 )

 新宮仏教会(会長・後藤太道清閑院住職、11寺)は8日、新宮市大橋通の淨泉寺で成道会(じょうどうえ)の法要と「歳末助け合い托鉢(たくはつ)」を実施した。同会加盟寺院の僧侶13人が網代笠姿で市内を回った。

 成道会は釈迦(しゃか)が菩提樹(ぼだいじゅ)の下で悟りを開いたとされている12月8日を記念して行う法会。2月15日の涅槃会(ねはんえ)や4月8日の降誕会(こうたんえ=花まつり)と並んで三大法会の一つとなっている。托鉢は1922(大正11)年ごろから行われている。集まった寄金は市福祉協議会に寄付された。

 法要を営んだ後、僧侶たちは同寺を出発。国道42号沿いやJR新宮駅前、仲之町商店街などを回り、ずだ袋を掛けて「恵まれない子どもたちに温かなお正月を」と呼び掛ける声に、市民らは「ご苦労様です」と応えながら浄財を入れていった。

 後藤住職は「多くの方たちの温かい気持ちに大変感謝しています。人々は助け合いなどの思いでつながっていると感じています。今後も継続し、微力ではあるが役に立てれば」と話していた。

 新宮仏教会加盟寺院は▽松巌院▽淨泉寺▽瑞泉寺▽清閑院▽清蔵寺▽清凉寺▽専光寺▽宗応寺▽東仙寺▽遍照院▽本廣寺。

(2020年12月9日付紙面より)

市内を回り協力を呼び掛ける僧侶たち=8日、新宮市大橋通
歳末助け合い托鉢に参加した新宮仏教会の皆さん
2020年12月09日
100 U・Iターン者が魅力発掘
 ローカル情報発信Lab  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町で6日、「ローカル情報発信Lab.in和歌山2020」が開かれた。白浜町や上富田町、田辺市など県内在住のU・Iターン者14人が町内をフィールドワークし、各自の会員制交流サイト(SNS)に「魅力発信レポート(ハツレポ)」を投稿した。

 同Labは和歌山県移住定住推進課主催。「わかやま暮らしって最高だよね」という気持ちを持つU・Iターン者に地域の魅力を取材・発信するスキルを身に付けてもらい、若者の移住・定住につなげる狙いがある。

 東京を拠点にローカルの隠れた魅力を発掘発信する合同会社イーストタイムズの中野宏一代表が講師を務め、基本的な記事作成のノウハウを教えた他、県内6エリアを歩いて魅力を発掘した。

 この日は駅周辺のいざかた通りや漁港を散策し、オンライン宿泊で話題を集めているゲストハウス「WhyKumano」の後呂孝哉さん、今年3月にIターンで料理店「エルカミーノデルポエタ」をオープンした佐藤由明さん、さゆりさん夫妻にインタビューをした。はえ縄漁に使われていた瓶玉のツリーやマグロの無人販売を物珍しげに写真に収める姿も見られた。

 今年3月に白浜町へ移住した原田晃さん、織枝さん夫妻は「以前那智勝浦町に来たときは、ホテルや那智の滝などの『観光地』だけ見て満足しており、全然町歩きをしていなかった」と振り返り、「駅を下りたらすぐに土産屋や飲食店があり、散策できるスポットがたくさんあるのが魅力的だ」と語った。

 講師の中野代表は「とてもエネルギーのある町。地元の人がSNSに投稿した情報が直接誰かに届くソーシャルメディアの時代には、辺境にある地域こそチャンス」と話していた。

 参加者のハツレポは、イーストタイムズのニュースサイト「ローカリティ!」の他、フェイスブックの同Labのページでも読むことができる。

(2020年12月9日付紙面より)

いざかた通りを散策=6日、那智勝浦町
インタビューに答える「WhyKumano」の後呂孝哉さん(右)
2020年12月09日
101 エ号追悼式典動画を配信
 町の公式HPでも視聴可  (串本町 )

 串本町が4日、動画「日本トルコ友好130周年事業エルトゥールル号(以下エ号とする)追悼式典」の配信を始めた。同町公式ホームページ(HP)のお知らせ欄にリンクを貼るなどして視聴できるようにしている。

 この式典は9月16日、同町樫野にあるトルコ軍艦遭難慰霊碑で実施。コロナ禍の情勢を考慮し、現地参列を最小限に抑え、彬子女王殿下や駐日トルコ共和国大使館はインターネット経由でオンライン参列する形で営み、一般など参列できなかった人向けに動画共有サービス「YouTube(ユーチューブ)」内でライブ中継もした。

 その内容を編集したのが、今回配信を始めた動画。▽エ号遭難救助の解説(約6分30秒)▽町長メッセージ(約1分40秒)▽式典の概要(約1時間5分)―で構成され、日本語版とトルコ語版の2種類がある。

 配信元はYouTubeの串本町総務課チャンネルで、課名でサイト内検索するとチャンネルや配信している動画が見つかる。利便を図るため、同町公式HPからも視聴できるようにしている。

 視聴は無料だが1時間超の動画となるため、スマートフォンやタブレットなどの通信端末で視聴する場合はWi―Fi(ワイファイ)環境の利用が望ましい。問い合わせは同課(電話0735・62・0555)まで。

  □     □

周年にちなむ楽曲演奏も 海自佐世保音楽隊の配信



 同町は動画配信開始のお知らせと合わせて、10日(木)午後7時からライブ配信される海上自衛隊佐世保音楽隊クリスマスコンサートも公式HPで告知している。

 日本トルコ友好130周年にちなんだ楽曲の演奏や串本とトルコの関係の紹介を内容の一部に含んでいて、佐世保地方総監部によると全体で約2時間(中休憩20分を含む)となるプログラムの第1部後半(午後7時28分ごろから9分程度)でこれら演奏や紹介を盛り込んでいるという。

 配信元は海上自衛隊YouTubeチャンネルで、同課のようにサイト内検索すると見つかる。視聴無料だが、スマートフォンやタブレットなどの通信端末で視聴する場合はWi―Fi環境の利用が望ましい。

(2020年12月9日付紙面より)

配信を始めた動画のサムネイル画像(串本町総務課提供)
2020年12月09日
102 対策取って10カ月ぶりに開催
 道の駅「たいじ」で朝市  (太地町 )

 太地町森浦の道の駅「たいじ」(〆谷(しめたに)和豊駅長)で6日、10カ月ぶりとなる朝市が開催された。「やつらが道の駅たいじの朝市に帰ってくるぅ~!」と銘打ち、12店舗が並び、多くの来場者が地元の海産物や鯨加工品などの買い物を楽しんだ。

 同駅含め、出店者らはマスクやフェースシールドを着用し、アルコール消毒やソーシャルディスタンスなど、新型コロナウイルス感染対策をじゅうぶんに取った上で朝市の運営を行った。

 また、この日は町民や町、南紀くろしお商工会などで組織される太地町特産品開発研究会(小出勝彦会長)が鯨肉の串焼きを試食として提供。試食後に感想などのアンケートを取った。

 同会は鯨の食文化を後世に残し、発信するために鯨料理のレシピを収集し、レシピ本を作成するという。完成後は町民に無料配布する予定。来場者はユズが入ったみそに漬け込んだ鯨肉の串焼きに「おいしい」「やわらかい」と舌鼓を打った。

 〆谷駅長は「朝市が開催できてありがたい。ないとさみしい。今後はコロナと共存する形になると思うので、そのたびに状況を見ながら実施していきたい」と話した。

(2020年12月9日付紙面より)

にぎわった10カ月ぶりの朝市=6日、道の駅「たいじ」
2020年12月09日
103 神倉少年野球クラブがV
 県軟連東牟婁支部学童部新人大会  
2020年12月09日
104 中辺路ジュニアが優勝
 地元勢は串本が2位  (熊野三山小学生バレーフェスタ )
2020年12月09日
105 労働災害防止を図る  フルハーネス型の特別教育  (那智勝浦町 )
2020年12月09日
106 需要増を前に技術学ぶ  岩見悠紀子さん招き講習会  (県美容業生活衛生同業組合新宮支部 )
2020年12月09日
107 「警察官ってすごい仕事」  神倉小3年が社会科見学  (新宮市 )
2020年12月09日
108 感染症予防しつつ再開へ  ふれ愛カフェ・よりみち  (古座川町 )
2020年12月09日
109 入賞作品を色紙で発表  本年度人権標語展示中  (古座川町 )
2020年12月09日
110 当局15案件を上程して審議  古座川町議会第4回定例会始まる  
2020年12月09日
111 小中学生7人が書評に挑戦  ビブリオバトル町大会  (古座川町教委 )
2020年12月09日
112 地域の清掃活動に取り組む  学校環境デーの一環として  (相野谷中 )
2020年12月09日
113 連携プレーで命救う  消防本部が救命処置の3人に感謝状  (熊野市 )
2020年12月09日
114 総合優勝は紀宝空手に  南郡・熊野スポ少大会「空手の部」  (紀宝町 )
2020年12月09日
115 「全国最優秀」の栄冠つかむ  合奏コンクール「金賞」を報告  (矢渕中吹奏楽部 )
2020年12月08日
116 食や町の現状に触れる
 宮内農林水産副大臣が視察  (太地町 )

 農林水産省の宮内秀樹副大臣が5日夕方、太地町の視察に訪れた。三軒一高町長や太地町漁業協同組合の脊古輝人組合長などが出迎え、「森浦湾くじらの海構想」の舞台となる森浦湾などを案内した。

 宮内副大臣は6日に田辺市であった「鳥獣被害防止に向けた集中捕獲キャンペーン和歌山県決起集会」に出席するために和歌山県入りし、5日、同市龍神村などを視察後に来町した。

 二階俊博自民党幹事長秘書の二階伸康さん含む一行は森浦湾でボートに乗船。湾内の放し飼いのハナゴンドウやバンドウイルカを見て回り、三軒町長が町の歴史や構想などを説明した。

 今年7月に供用開始となった海上遊歩道を歩き、いけすにいるイルカの調教成果も見学した。その後は鯨類研究所太地支所の建設予定地や町内をバスで巡り、那智勝浦町市屋の太地町地域福祉センター梛に向かった。

 同センターではクジラ料理を試食したほか、農林水産省、水産庁、県、同町開発公社、町漁協、県内の若手事業者などが集まり、意見交換会が行われた。

 宮内副大臣は「町長の構想が具体的に展開すると将来性としては大変おもしろいことになると率直に感じた。こんなことを発想してやっている町は他にない」。

 自身の今後の抱負については「日本は農林水産業がさまざまな地域で多種多様な幅広い生産を行い、新しい工夫などが多くある。それぞれが地域振興とともに取り組んでいる姿を今後もたくさん見ていきたい。今日は非常に刺激を受けた一日でした」と話した。

 三軒町長は「以前、副大臣の元に陳情にお伺いした。公務が忙しい中にもかかわらず、間髪入れずにご来町いただき心から感謝している。食も含め、町の現状や全体を見ていただけることができて本当に良かったです」と語った。

(2020年12月8日付紙面より)

太地町を訪れた宮内秀樹農林水産副大臣(左から2番目)=5日、太地町の海上遊歩道
森浦湾を視察した
2020年12月08日
117 コロナ終息と豊漁願い
 打ち上げ花火と太鼓演奏  (紀宝町 )

 紀宝町井田の井田海岸で5日夜、新型コロナウイルスの早期終息とシラス漁の豊漁を願う打ち上げ花火と熊野水軍太鼓による太鼓演奏があった。満点の星空の下で次々と咲き誇る大輪の花火が冬の夜空を彩った。

 毎年1月20日に豊漁などを願う「井田恵比寿(えびす)祭り」が営まれているが、来年は新型コロナの影響で中止に。そこで、祭りを引き継ぐ同地区の太陽水産株式会社(﨑本春美代表取締役)が地元業者の協力を得て、「祭りの代わりに」と開催した。

 各種イベントなどが中止になる中、熊野水軍太鼓は約1年ぶりの演奏。熊野の地にまつわる諸手船(もろとぶね)をイメージした「諸手」と「征波(せいは)」、「閃光(せんこう)」を披露。一糸乱れぬバチさばきを見せた。

 花火は東紀州地域で唯一花火を製造する熊野市の和田煙火店が担当。約20分間にわたり色とりどりの花火を打ち上げ、熊野灘を七色に染めた。浜に足を運んだ地元住民らは、静かに花火を見上げ、終了後は花火師に感謝の気持ちを込めて一斉に携帯電話の明かりをかざした。

 同社の﨑本芳弘専務取締役は「多くの方々のご協力で開催できたことに感謝しています」と話していた。

(2020年12月8日付紙面より)

コロナ終息と豊漁を願う大輪の花火が冬の夜空を焦がした=5日、紀宝町井田
熊野水軍太鼓が1年ぶりに演奏を披露
2020年12月08日
118 串本町の児童に体験を提供
 潮岬でモデルロケット指導  (県宇宙教育研究会 )

 県宇宙教育研究会(木皮享会長)が5日、串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家でイベント「モデルロケット打ち上げ体験」を実施した。町内在住の小学4~6年生を対象にして募集し、当日は15人が参加。モデルロケットを製作して打ち上げるまでの過程を指導し、仕組みへの関心を培うなどした。

 この研究会は、宇宙教育への関心が高い県内の教員(指導主事を含む)が集まり9月に結成。具体的活動として学校教育における指導方法の研究に加え、実践の機会として水ロケットやモデルロケットの体験提供も目指している。

 本年度は10月に白崎青少年の家、12月に潮岬青少年の家でイベントを開く方向で実現を目指してきた。コロナ禍を鑑みて定員を15人に抑え、午前と午後の2回開く形で計画。同町教育委員会経由で対象となる学年へ参加を呼び掛けた。

 当日は同研究会事務局長で県立桐蔭高校科学部顧問の藤木郁久教諭と部員1人、県立桐蔭中学校科学部の部員12人が会員と共に参加者の体験をサポート。児童は約100㍍の飛行性能を持つモデルロケット「ALPHAⅢ」(エステス社製、A8―3エンジン1本対応)のキットを部員と一緒に組み立て、同家野球場でエンジンをセットしカウントダウンをして打ち上げた。

 桐蔭高中の両科学部は別途、翌6日午前に望楼の芝で缶サット用モデルロケット2本を実射し、会員も様子を見届けた。望楼の芝への缶サット甲子園和歌山地方大会誘致の足掛かりとなる実証を目的とした取り組みで、先月14日に続き2回目の実施。これら成果を来年7月の誘致実現につなげていきたいという。

 藤木事務局長は本年度の同体験提供について「まずはこの体験を通してロケットの仕組みを理解し、併せて面白さを感じてもらえたら何より。来年度にはいよいよ串本でロケットが打ち上がり始めるが、ただ見るのと知識のベースを持って見るのとでは感動も違ってくると思う。この体験が興味を深めて宇宙分野へと踏み出す第一歩につながれば」とコメント。本年度は助成金を活用し参加無料でこの体験を実施したが、次年度以降も実現する方法を模索しまずは年1回という頻度で継続していきたいと意欲を語った。

(2020年12月8日付紙面より)

桐蔭高中の科学部員と一緒にモデルロケットを組み立て=5日、県立潮岬青少年の家(県宇宙教育研究会提供)
安全確保をしつつカウントダウンでモデルロケットを打ち上げ(県宇宙教育研究会提供)
2020年12月08日
119 イルミネーション設置
 恒例の点灯式は中止  (新宮市保健センター前 )

 新宮市にあるフラダンス教室「AniAni Hula Studio」(司空慧子代表)と花づくりボランティア「タウンガーデン」(平田裕子代表)は6日、新宮市保健センター前の花壇でイルミネーション設置作業を開始した。約10人が参加し、同所内にクリスマスオーナメントや電飾を設置した。なお、毎年多彩なイベントや出店でにぎわう点灯式は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から今年は中止に。イルミネーションの点灯開始は13日(日)前後を予定しているという。

 イルミネーションの設置は15回目。「タウンガーデン」会員の高齢化などの理由から、以前より協力していたAniAniがイルミネーション設置を引き継いで、今回で4回目となる。

 今年は、イルミネーション設営費や運営費を賄う目的も兼ねて実施している春の「花祭り&バザー」も中止となるなど、実質的な予算がない状況の中、新型コロナの関係もあり直前までイルミネーションの設置の要否を思案していたという。

 この日、設置作業に参加したAniAniのメンバーは「今年はできる範囲でやろうと思った」と実行に向けた経緯を語り、「いつもタウンガーデンさんの協力のもと、なんとかやっている。点灯式の中止はさみしいが、せっかく長く続けてきたイルミネーション。その灯を絶やさぬようにしたい。少しでもまちを明るくできたら」。

 平田代表は「紀伊半島大水害があった年を除き、長く続けてきた。ボランティアメンバーは皆75歳以上。AniAniさんが引き継いでくれてありがたい」と話していた。

 イルミネーションは来年1月末ごろまで点灯する。時間は午後5時から10時まで。点灯期間中は同所のアーチ付近に募金箱を設置する予定。平田代表は「花壇の保護やイルミネーション継続のためにご協力を」と呼び掛けている。

(2020年12月8日付紙面より)

イルミネーションやオーナメントを取り付けた=6日、新宮市保健センター前
2020年12月08日
120 矢渕・相野谷が優勝  中学校新人大会軟式野球  
2020年12月08日
121 鬼滅の刃ファイル進呈中  赤い羽根共同募金運動  (紀宝町 )
2020年12月08日
122 「アサヒ住宅」が優良申告法人  適正な申告と納税などが評価  
2020年12月08日
123 水際取り締まりを強化  17日まで年末特別警戒  (大阪税関 )
2020年12月08日
124 ミュージカル出演審査を実施  紀の国わかやま文化祭「天の剣を託された男」  (熊野新宮ミュージアム )
2020年12月08日
125 トナカイけん玉を作ろう  子育てワークショップ  (那智勝浦町 )
2020年12月08日
126 みんな笑顔で100点満点  保育園・こども園で発表会  (新宮・東牟婁 )
2020年12月08日
127 通行止めを「通行注意」に  二河峠付近の危険箇所を対策  (那智勝浦町 )
2020年12月08日
128 光と色の関係を知ろう  少年少女発明クラブ12月講座  (新宮市 )
2020年12月08日
129 当局上程の28案件を審議  串本町議会第4回定例会始まる  
2020年12月08日
130 鯛釣りなど独特の奉仕  小森川神玉神社で例祭  (古座川町 )
2020年12月08日
131 お悔やみ情報
  
2020年12月05日
132 CO2排出量実質ゼロに
 県内初、ゼロカーボンシティ宣言  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は3日、2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言した。和歌山県内では初の宣言で、同日、記者会見した堀順一郎町長は「町内外に自然環境にやさしい町ということを宣言していきたい」と抱負を述べた。

 15年のパリ協定で「産業革命前からの平均気温上昇を2度未満とし、1・5度に抑えるよう努力する」との目標が国際的に共有されており、達成には「50年までにCO2の実質排出量をゼロにすることが必要」としている。

 環境省では、目標達成に向け、50年までにCO2の排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが公表した地方自治体を「ゼロカーボンシティ」として国内外に発信するとともに、全国の自治体へ表明を呼び掛けている。3日正午現在では全国で178の自治体が宣言しており、同町は179番目。

 なお、CO2排出量実質ゼロとは人為的な発生源による排出量と、森林などの吸収源による除去量との間の均衡を達成することをいう。

 同町では那智の滝に代表される豊かな自然を次の世代へ引き継いでいくために▽那智の滝の森林の保全と健全な管理・育成▽地域資源を生かし、地域内で資源を循環させることで自立したまちを目指す「地域循環共生圏」づくり▽二酸化炭素排出量削減に向け、ごみの減量化と適正処理―に取り組むとしている。

 同町によると、本年度中に町や有識者などが那智の滝の源流域の保全などに取り組む「那智の滝100年の森づくり事業」で中間報告が出され、それに沿って人工林の間伐や植樹などの対策を進めていく。

 また、地域循環共生圏を目指し、電力の小売りや自家消費型太陽光発電の推進、飲食店の廃油を用いた熱電源の供給などの実現に向け調査中という。

 堀町長は「熊野信仰は自然信仰。当町は元々、自然環境に寄り添ってきたため、以前からゼロカーボンの町。これからも継続していく。今回の宣言はそれを知っていただく機会。町民の皆さまには広報を通じて知らせていきたい」と語った。

(2020年12月5日付紙面より)

ゼロカーボンシティを宣言した堀順一郎町長=3日、那智勝浦町役場
2020年12月05日
133 あらゆる差別の撤廃を
 市婦人団体連絡協議会が人権学習会  (新宮市 )

 新宮市婦人団体連絡協議会(仲富美子会長)は3日、市福祉センターで人権学習会を開いた。換気やマスク着用などの新型コロナウイルス感染対策が講じられる中、市人権政策課の西山和視課長らが部落差別をはじめとする人権問題について講話。参加した会員約10人が学びを深めた。

 学習会を前に仲会長が「コロナ禍の中、自粛で大変な毎日を送られていると思いますが健康が第一。お体に十分気を付けてください」とあいさつ。「今日の学びを通して全ての人々の人権が守られ、みんなが幸せに暮らせる社会の実現を目指していけたら」と呼び掛けた。

 西山課長は、2016(平成28)年12月16日に「部落差別解消推進法」(部落差別の解消の推進に関する法律)が施行されたことを紹介。先立ち、市では15(平成27)年3月に「部落差別をはじめあらゆる差別の撤廃に関する条例」を制定したと説明した。

 法律施行以降、4年が経過したもののいまだに差別事件や不適切発言などが生じているとし「差別によって尊い命が奪われるような、あってはならないことが起こっている」。結婚差別などの部落差別事件の事象を紹介した。

 学習会を終え、川嶋みどり副会長は「新宮市で差別事象が起こっているとは思っていなかった。貴重なお話を聞かせていただきました」と感想を話した。

(2020年12月5日付紙面より)

人権問題について学びを深めた=3日、新宮市福祉センター
市人権政策課の西山和視課長(中央)らが講話した
2020年12月05日
134 仕組みや役立ちを教わる
 西向小6年生が租税教室受講  (串本町 )

 串本町立西向小学校(山本隆介校長)で3日、租税教室があった。6年生が受講し、税金の種類や社会にどのように役立っているかなどを新宮税務署の署員から教えてもらい理解を深めた。

 この教室は、新宮・東牟婁租税教育推進協議会(会長・石橋裕新宮税務署署長)が同署管内の小学校、中学校、高校を対象にして受講を勧めている。署員や納税協会職員、税理士や自治体の税務課職員など税務を担う人材が受講する児童生徒の年代を考えて解説し、税の仕組みを身近に感じながら将来の納税者としての理解を正しく持つことを応援している。

 西向小へは同署個人課税部門の山本太郎調査官が来校。この日は1人欠席で7人が受講し、すでに納税経験のある消費税を足掛かりにしてほかにもいろいろな税金があることを教わった後、この仕組みがなかったら社会はどうなるかを紹介する映像教材「マリンとヤマト 不思議な日曜日」を鑑賞して税が社会の中でどのように役立っているかも考えた。

 税を考えるときの金銭感覚を培うため、1億円分の1万円見本が詰まったケース(約12㌔)や中に入った1000万円分の束(1㌔)の重さを確かめる体験も。国税庁e―Tax(=国税電子申告・納税システム)のキャラクター「イータ君」の紹介や教材の内容にも触れるなどして、これから税制度を考えるきっかけや興味を数多く託すなどした。

 13ある町立小中学校全てがこの教室を利用していてその積極さで同町教育委員会が感謝状を受けた経緯もある同町。本年度は新型コロナウイルスの影響で例年通りの活発さはないが、9日(水)には橋杭小が受講する予定となっている。

(2020年12月5日付紙面より)

6年生に税を紹介する山本太郎調査官=3日、串本町立西向小学校
金銭感覚を培う1億円見本に興味津々の6年生
2020年12月05日
135 コロナ終息や大漁を祈願
 紀州勝浦漁協がイセエビ奉納  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)で3日、紀州勝浦漁業協同組合(片谷匡代表理事組合長)によるイセエビの奉納があった。片谷組合長、和歌山県漁業協同組合連合会・勝浦市場の太田直久市場長、堰本比呂武さんが参列。地元産イセエビ「南紀黒潮イセエビ」36匹10㌔を神前にささげ、新型コロナウイルス感染症の終息や海上安全、大漁、地域の発展などを祈願した。

 片谷組合長によると、温暖化の影響による藻場の変化などで今年の漁獲量は昨年の3分の1程度だという。1㌔当たりの価格は一時7000円台まで高騰したが、最近は平均5000円台と安値を推移しているという。

 片谷組合長は「経済や観光が落ち込むと産業にも影響が出る。厳しい状況の中、今年も奉納することができた。コロナの終息と大漁、海上安全をお祈りしました」。

 男成宮司は「今年は新型コロナ拡大の影響もあり、漁業を取り巻く環境は依然として厳しい。来年、事態が終息に近づくことを期待したい」とあいさつ。

 「漁業に携わる方々の操業の安全と豊漁を心からお祈りしています」と感謝を述べた。

(2020年12月5日付紙面より)

海上安全などを祈願してイセエビを奉納した=3日、那智勝浦町の熊野那智大社
2020年12月05日
136 地域住民の安心を確保  三輪崎区が来年度から避難路整備  (新宮市 )
2020年12月05日
137 砂防事業の予算確保要望  全国治水砂防促進大会にも出席  (那智勝浦町 )
2020年12月05日
138 会長に下阪殖保さん  新宮市農業委員会任命式  
2020年12月05日
139 特選の3人にカレンダー  ふるさと自慢写真コンクール  (那智勝浦RC )
2020年12月05日
140 駐日ブルネイ大使が訪問  那智大社や青岸渡寺など視察  (那智勝浦町 )
2020年12月05日
141 自然素材のお菓子に  「あそぼらいつ」がサツマイモ収穫  (御浜町 )
2020年12月05日
142 テントサウナと大自然を満喫  飛雪の滝キャンプ場で初祭典  (サ滝フェス )
2020年12月05日
143 一声運動で交通事故防止を  福祉の店「アプローチ」を指定  
2020年12月05日
144 分庁舎改修構想策定など  一般会計補正予算を発表  (串本町 )
2020年12月05日
145 伝統の和紙作りに向けて  古座小6年生ガンピ採取  (串本町 )
2020年12月05日
146 お悔やみ情報