ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:28件の記事がありました
【検索ステータス】 
2024年02月23日
1 高校まで医療費無償化
 高齢者にタクシー券配布  (新宮市の当初予算案 )

 新宮市は20日、2024年度の一般会計当初予算案を発表した。子ども医療費無償化の高校卒業までの拡充や、高齢者へのタクシー券配布などの事業費を計上している。27日(火)に開会する新宮市議会の3月定例会に提案する。

 子ども医療費無償化の高校卒業までの拡充は、現在は中学卒業までの医療費無償化を高校卒業まで、厳密には18歳となった年度末までに拡充するもの。事業費として8117万5000円を見込んでいる。

 高齢者へのタクシー券配布は、高齢者の移動支援と免許返納の促進を目指して行う新規事業で、1420万8000円を計上している。

 その他、住宅耐震改修の補助金として、前年度から10件分を増やした8776万5000円。住宅耐震診断の事業費も50件分を増やして728万9000円とした。能登半島地震の発生を受け、どちらも増額した。

 新規で新婚夫妻に食事券を交付する事業も考えている。市内に住所のある人が婚姻する際に、市内飲食店で使用できる食事券を渡す。268万8000円で検討している。

 同じく新規で、小児インフルエンザワクチンの予防接種の費用の一部助成に844万7000円を充てている。

 世界遺産登録20周年記念事業は、1200万円を用意。世界遺産スポットでの光の演出や、都市圏でのシンポジウム開催、現代版熊野詣でとしてウォーク実施などを計画している。新宮花火大会も補助金を300万円としている。

 田岡実千年市長は予算大綱で「私たち行政の仕事は、市民を幸せにすること、市民を笑顔にすること。市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちが展開できるよう、事業に取り組んでいく」と伝えている。

  □     □

■予算額は178億円



 一般会計当初予算案の総額は178億1174万7000円で、前年度比4・3%の増加、大きさは2005年の合併以降で5番目だった。

 特別会計の当初予算案は85億5833万8000円で、前年度比1・7%の減少。企業会計の当初予算案は102億6805万8000円で、前年度比2・2%の減少だった。

 新宮市議会3月定例会の会期は3月21日(木)までを予定。一般質問は5日(火)から7日(木)までを見込んでいる。

(2024年2月23日付紙面より)


列車を降りて登校する高校生=21日、新宮市のJR紀伊佐野駅
2024年02月23日
2 間違えやすいプラ容器包装
 研修会でごみ分別学ぶ  (紀宝町民児協 )

 紀宝町民生委員児童委員協議会(西村喜久男会長)は20日、研修会を同町鵜殿の町福祉センターで開いた。委員約30人が、間違えやすいプラスチック製容器包装などごみの分別について理解を深めた。

 研修会は毎月の定例会に合わせて開催している。今月は同町役場環境衛生課の辻和妥さんと同町リサイクルセンター施設長の浦地秀和さんを講師に迎え、ごみの分類ごとに説明した。

 町では可燃ごみの減量化のため2021年度からプラスチック製容器包装の分別収集が始まった。対象となるのは商品を入れたり、持ち運んだりするもので、汚れや臭いがなく、はさみで切れる硬さのもの。豆腐やヨーグルト、弁当の容器、ペットボトルのラベル、果物の梱包(こんぽう)材などが例で、卵パックに付いているシールはそのまま出すことができる。

 間違えやすいのは容器包装には当たらないスプーンやストロー、臭いが付いた湿布の袋やフィルム、はさみで切れない食品保存容器などで、「これらは全て可燃ごみへ出してほしい」と呼びかけた。

 また、ハムのパッケージなど汚れが取れにくいものについては「無理して洗うと環境負荷にもつながる。簡単にすすいで汚れが取れるものはプラスチック製容器包装へ、取れないものは無理せず可燃ごみへ」と促した。

 可燃ごみの出し方については「連休明けはごみ置き場の箱がいっぱいになる。カラスなどが荒らして不衛生なので、入らない時はなるべく持ち帰り次回に出して」と協力を求めた。

 定例会では紀宝町を通して中能登町へ義援金10万円を贈ったことや、町福祉課から第7次紀宝町高齢者福祉計画の策定に向け協議していること、町社会福祉協議会から能登半島地震の義援金を募っていることなどについて報告を受けた。

(2024年2月23日付紙面より)

プラスチック製容器包装の対象を説明する職員ら=20日、紀宝町鵜殿の町福祉センター
ごみ分別を学んだ研修会
2024年02月23日
3 読書活動の頑張りに表彰
 大島小が県優秀実践校に  (串本町 )

 串本町立大島小学校(貴志純子校長、児童29人)が20日、県教育委員会からきのくに読書活動優秀実践校の表彰(伝達)を受けた。

 この表彰は、その年の読書活動の頑張りをたたえて励ます目的で年1回実施。県教委学校教育局義務教育課によると本年度は県内20校を表彰していて、そのうちの1校に大島小が含まれているという。

 貴志校長によると、大島小は町教育委員会の学校司書と協働して学年ごとに国語科と絡めた並行読書を取り入れていて、児童の間では自分が読んだ本の内容や感想を他の児童に紹介しみんなで興味を高め合って順番にどんどん読み進める状況が定着している。

 各担任も▽きいちゃんの読書手帳の活用▽読んだ本の紹介文(スタイルシート)を校内掲示▽スタンプラリー風の読破・印象一覧表作成▽3年生から1、2年生への読み聞かせ実施▽5、6年生が「まちの図書館長さんにも紹介を見てもらおう」と緊張感を高めて作品「本のショーウインドー」を制作―など、興味を促すさまざまな工夫を提案して児童の読書活動を応援。そのような素地があって図書委員の意欲も強く、たくさん本を読んだ児童へ手作りのメダルなどを贈って頑張りをたたえたり、学校図書の新刊を真っ先に読み集会で内容や感想を紹介したりするなど、読書が楽しくなる雰囲気づくりに頑張ってくれているという。

 この日は県教委紀南教育事務所から三浦勝志指導主事と森浦展行指導主事、町教委教育課から津田和昭指導主事が来校。図書ホールで出迎え、学校を代表して図書委員の木村玲希愛君(5年)が表彰状、岩谷百恵さん(5年)が副賞を三浦指導主事から受け取った。

 木村君は「すごくうれしいし、何よりどの学校よりも本を読んでいたということがまた本を読んでみようかなという気持ちにつながると思う」、貴志校長は「児童にとっては普段の学習。それがこのように表彰していただけてうれしい。これを良いきっかけにし、これからもたくさん本を読んでほしい」と今後を期待しつつ表彰を喜んだ。

(2024年2月23日付紙面より)

学校を代表して表彰状などを受け取る木村玲希愛君と岩谷百恵さん=20日、串本町立大島小学校
2024年02月23日
4 無事な成長願いつつ
 シイタケの菌打ち体験  (那智勝浦町 )

 「シイタケの菌打ち体験」が18日、那智勝浦町の環境省宇久井ビジターセンターの園地内であった。近隣市町から25組39人が参加。原木に穴を開け、シイタケの菌を培養した種駒を打ち込んだ。

 宇久井海と森の自然塾運営協議会(湊谷幸三会長)の主催による人気企画。園地内の間伐材を利用して行っている。今回はクヌギとウバメガシの原木100本を用意した。

 体験では、湊谷会長の説明の後、参加者が原木にドリルで穴を開け、種駒を打ち込んだ。親子など複数人での参加がほとんどで、協力しながら作業していた。新宮市佐野から祖父母と共に訪れた宮本奏音さん(6)は「楽しかった。普段はシイタケは食べないけど、できるのが楽しみ」と話した。

 種駒を打ち込んだ原木は、園地内の林下で同協議会が管理し、でき始めたら参加者に連絡する。例外はあるものの、通常なら夏を2回越した後に収穫できる。収穫後もまた発生するため、同所では3、4年は原木を保管する。

(2024年2月23日付紙面より)

シイタケの菌を培養した種駒を打ち込んだ=18日、那智勝浦町の環境省宇久井ビジターセンターの園地内
2024年02月23日
5 25人が熱戦を展開
 新宮市民スポ祭なぎなた競技  
2024年02月23日
6 3選手が全国大会へ
 レスリング近畿ブロック予選会  (新宮高、新翔高 )
2024年02月23日
7 ヒカンザクラの枝どうぞ  太田の郷の入り口で  (那智勝浦町 )
2024年02月23日
8 初釜・お香の会に40人  萩原きもの総合学院  (新宮市 )
2024年02月23日
9 天満交友会が獅子舞稽古  4年ぶりに地下回しも  (那智勝浦町 )
2024年02月23日
10 地元の文化や歴史学ぶ  光洋中1年が市内探訪  (新宮市 )
2024年02月23日
11 版画作品925点審査  23、24日に勝浦展開催  (新宮・東牟婁 )
2024年02月23日
12 沖縄修学旅行に向けて  歴史など踏まえ訪問先をプレゼン  (城南中 )
2024年02月23日
13 住宅用火災警報器の設置を  消防本部が街頭啓発活動  (新宮市 )
2024年02月23日
14 神内古跡をハイキング  小学生ら名所や史跡訪ねる  (紀宝町 )
2024年02月23日
15 タイプ標本木もちらほら  クマノザクラ咲き始める  (古座川町 )
2024年02月21日
16 けが防止のために運動を
 公務災害防止研修に98人  (新宮市消防団 )

 新宮市消防団(中谷健兒団長)による公務災害防止研修「健康づくりセミナー」が18日、市役所別館大会議室であった。団員98人が参加し、運動を通して健康管理への認識を深めた。

 東日本大震災や紀伊半島大水害で活動中に消防団員が犠牲となったことを踏まえ、消防団安全対策事業の一環として実施。中谷団長が「消防団が活動する災害現場は精神的負担や危険が伴う。皆さんの能力を発揮してもらうためには健康が大事。研修を通して今後の健康増進につなげてください」とあいさつした。

 健康運動指導士でNPO法人日本健康運動指導士会の杉浦資史さん、川村護さんが講師を務めた。

 杉浦さんは「全国で80万人が消防団に所属しており、年間1100件以上のけが、事故が起こっている。訓練中の肉離れ、捻挫などが多く、日頃の体づくり、運動によって予防できることがある」と説明。けがなく活動できるよう「毎年、健康診断を受け、日常生活に運動を取り入れてください」と呼びかけた。

 団員らは、いすに座ったまま腕、肩、足首、股関節などのストレッチをし、タオルを使ったトレーニングにも取り組んだ。首や腹筋などを鍛える運動に続き、2人一組で体幹トレーニングを実践、全身運動で脳の活性化も図った。

(2024年2月21日付紙面より)

タオルを使ったトレーニングに取り組む=18日、新宮市役所別館
2024年02月21日
17 近大新宮が準決勝進出
 近畿高校サッカー選手権大会  

 第76回近畿高校サッカー選手権大会の準々決勝が18日、上富田スポーツセンターで行われた。12年ぶり出場の近畿大学附属新宮高校(和歌山3位)が近江(滋賀1位)と対戦。3―1で勝利し、準決勝進出を決めた。

 大会には近畿2府4県の代表16校が出場し、17日に開幕した。

 近大新宮は1回戦で履正社(大阪第2代表)と対戦。後半2分に先制を許したが、16分に西世愛君(2年)が得点し同点に追い付いた。試合はPK5―4の末、初戦突破を果たした。

 準々決勝の近江戦では前半7分に西君のアシストから住川宗正君(2年)がシュートを決め先制。22分に和田尽主将(同)から弓場蒼太君(同)、28分に住川君が再び得点を挙げた。後半31分には1点を返されたものの、リードを守り試合を制した。

 準決勝2試合は23日(金・祝)午前10時30分からを予定。紀三井寺公園球技場で近大新宮対初芝橋本(和歌山2位)、同公園陸上競技場で東山(京都1位)対草津東(滋賀2位)があり、午後2時から決勝戦と3位決定戦を行う。

(2024年2月21日付紙面より)

ベスト4進出を決めた近大新宮の選手たち=上富田スポーツセンター(近畿大学附属新宮高校提供)
熱戦を繰り広げた近江との試合(同提供)
2024年02月21日
18 石井さん、湊君が全国佳作
 歯・口に関するポスター  (那智勝浦町 )

 日本学校歯科医会主催の令和5年度歯・口の健康に関する図画・ポスター中央審査会で、那智勝浦町立那智中学校3年の石井沙耶佳さんと同町立市野々小学校1年の湊陽琉君の作品が、それぞれ全国佳作で入賞を果たした。

 児童生徒の口腔(こうくう)衛生に関する理解と認識を高める目的で毎年実施しているコンクール。石井さんの作品は和歌山県審査の中学校の部、湊君は小学校低学年の部で最優秀賞に選ばれ、和歌山県代表として中央展に出品されていた。

 石井さんの作品は「食べる楽しさを健康な歯と共に」との言葉とともに、自身と祖母が笑顔でスイーツを食べる様子を描いており「甘い物が好き。年を取っても、おいしい物を一緒に食べられたらいいなと思いを込めた」と語る。

 いつも使っている黄色い歯ブラシがポイントだという湊君は「毎日朝昼晩と歯磨きをしている」ときれいな歯で笑顔を見せた。同コンクール県審査では市野々小学校2年生の大谷英吉君も入選に選ばれており「虫歯は一本もないよ」と話していた。

(2024年2月21日付紙面より)

石井沙耶佳さん(那智中学校3年)の作品
湊陽琉君(市野々小学校1年)
大谷英吉君(市野々小学校2年)
2024年02月21日
19 パソコンでサポート詐欺体験
 紀宝警察署協で委員が  

 第4回紀宝警察署協議会が19日、同署であった。協議会委員がサポート詐欺を体験、パソコンに表示された「許可」を無造作にクリックしてしまい、詐欺に引っかかった。

 サイバー犯罪対策は生活安全刑事課の担当署員が講話。コロナ禍のステイホームで、電子決済、ネットショッピングなどサイバー空間の公共空間化が加速し、スマートフォンによるインターネット利用増加とともに、サイバー犯罪も増えているという。

 フィッシングによる個人情報などの詐取、ウイルス感染、偽警告によるサポート詐欺の事例を挙げ「サポート詐欺で警告などが鳴ると、自分での対処は難しい。警告画面は直接電源を切るなどの措置が大事」と伝えた。

 協議で森阪剛士署長が昨年の管内概況を説明した。特殊詐欺は前年より2件多い4件で被害総額は約1010万円で、前年より約997万円増加。架空料金請求詐欺2件30万円、還付金詐欺1件約50万円、金融商品詐欺1件930万円だった。「金融機関やコンビニなどを連携した水際対策、高齢者への被害防止を呼びかけたい」と述べた。

 交通事故は317件で前年より24件増加。物損事故308件、人身事故9件、死者はなかった。車両単独の自損事故が5割、国道42号での事故が2割を占めた。署では、運転者の緊張感の保持のため「見せる交通指導取り締まり」を強化し、交通安全教室、広報啓発活動を継続するという。

 ドメスティックバイオレンス(DV)6件、ストーカー4件、児童虐待15人、高齢者虐待2件あり、児童虐待が前年より10人増加した。少年補導は4件増え8件だった。刑法犯認知件数は59件で、検挙数は51件。窃盗犯が6割以上を占めた。

(2024年2月21日付紙面より)

サポート詐欺を体験する委員=19日、紀宝警察署
2024年02月21日
20 天皇陛下からの御下賜金  社会福祉法人いなほ福祉会  (那智勝浦町 )
2024年02月21日
21 地域の無病息災など願い  王子神社で春の例大祭  (新宮市 )
2024年02月21日
22 平家物語と熊野、ひもとく  東大人文・若手国際フォーラム  (新宮市 )
2024年02月21日
23 1万人超来場でにぎわい  4年ぶり「南の国の雪まつり」  (那智勝浦町 )
2024年02月21日
24 地内隆盛と火盗守護願う  古座神社で愛宕権現例祭  (串本町 )
2024年02月21日
25 避難所運営の発想など体験 西向中親子レクで防災学習 (串本町)
2024年02月21日
26 周産期救急の現状学ぶ  7消防本部の職員60人  (熊野市 )
2024年02月21日
27 クマノザクラが開花か  粉白の国道42号沿い  (那智勝浦町 )
2024年02月21日
28 児童が宝探しに挑戦  中高生運営のイベント  (那智勝浦町 )