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2021年05月30日
1 海邊俊行理事長を再任 新宮地方建設業協同組合が総会 

 新宮地方建設業協同組合(海邊俊行理事長、組合員83)は28日、新宮市緑ヶ丘の同組合で第62回通常総会を開いた。昨年度収支決算・事業実施報告や本年度収支予算・事業計画などを承認。役員改選では海邊理事長を含め、全員を再任した。

 新型コロナウイルス感染拡大予防対策を講じつつ可能な限り規模を縮小し開催。物故者に対する黙とうがささげられた後、海邊理事長が開会に当たりあいさつした。

 国土強靱(きょうじん)化緊急対策が昨年で終わり、本年度からは加速化対策の名の下に約15兆円が閣議決定されたと述べ「この地域でも今後5年間、安定した工事量が望める。これもひとえに二階俊博先生、そして県建設部の方々のお力添えのおかげ」と感謝。

 紀伊半島一周高速道路が全線事業化されたことにも触れ「安定した工事量が望める中においても予算獲得のために要望や陳情をしていきたい。これまでの活動が実を結んで今の工事量があり、金額が安定したと思っている。これからも活動を続けていければ」とさらなる協力を呼び掛けた。

 本年度は▽建設工事量の確保、拡大の促進▽施工平準化の推進▽公共工事適正積算および適正工期の確保▽労働災害防止対策推進の強化▽中小企業に対する育成強化対策の推進▽建設業界秩序の確立および暴力団等の徹底排除▽災害発生時における備蓄品等の補充▽各種資格取得、知識向上のための講習会などの地元開催―の8点を重点事項に運営活動を実施していく。

 また、新宮分会の安全指導員として長年にわたり尽力したとして、庵野了嗣さんと中上和年さんに対し、労働災害防止協会和歌山県支部から感謝状と記念品が贈られた。

(2021年5月30日付紙面より)

新宮地方建設業協同組合の総会の様子=28日、新宮市緑ヶ丘
海邊俊行理事長
2021年05月30日
2 新会長に串俊男さん 区長連合会総会 (那智勝浦町)

 那智勝浦町区長連合会(会長・大江清一中里区長)は28日、同町の体育文化会館で総会を開き、本年度の行事計画案、予算案などの上程議案全てを承認した。役員改選では、橋ノ川区長の串俊男さんが新会長に選任された。

 区長連合会は町内の55区で組織。区長相互の親睦を図り、町当局との連携を密にし、区民の福祉増進のために組織する。これまでには町花火大会実行委員会、南の国の雪まつりなどのイベントなどにも協力している。

 昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から総会は開かず、書面決議のみとなった。2020年度は高速道路要望活動、近畿自動車道紀勢線すさみ・那智勝浦間早期整備要望活動などを展開した。

 大江会長は「町内にはさまざまな組織・団体がある。各分野で活性化のために取り組んでいるが、いずれの分野でも各区長が多いに関係してくる」。

 16年から太田地区が一丸となって運営する交流センターの活動報告を行い、「私たちの役目は行政とのパイプ役。行政と連携を密にして住民の声を届けて、福祉増進などに寄与していきたい」とあいさつした。

 堀順一郎町長は「コロナの終息のためにもワクチン接種が有効な手段。接種を推進するとともに6月の町議会では経済対策を提案していく。今年は東日本大震災、紀伊半島大水害から10年の年。防災減災の意識の向上に努めていきたい。各区長さまにはさまざまな形でご尽力を賜りたい」。

 同町議会の荒尾典男議長も区長の尽力に感謝する祝辞を述べた。

 令和3年度永年勤続区長の表彰では10年勤続が3人、5年勤続7人の計10人が対象となった。この日出席した5人に堀町長から表彰状および感謝状が贈呈された。

 表彰者を代表して竹下喜万(よしかず)庄区長は「今後も区の発展や町の発展のために微力ながら、貢献していきたい」とあいさつした。

 串新会長は「国内は超少子高齢化社会。かつての地域共同体の考えとはまいりません。区は必要な組織で持続可能な制度なのか。難しい場合はルールを見直してはいかがでしょうか。皆さまのお知恵を拝借して『自分ごととして』『お互いさま』などをシェアできる地域社会の『在りよう』を考える機会になれば」と話した。

(2021年5月30日付紙面より)

永年勤続区長に表彰状や感謝状が贈られた=28日、那智勝浦町の体育文化会館
串俊男さん
2021年05月30日
3 川舟製作技術を後世に
 協力隊の北原さんが記録に残す  (紀宝町 )

 熊野川流域で唯一の川舟製作技術を後世に残そうと、紀宝町の地域おこし協力隊・北原潤希(じゅんき)さん(28)が作業工程を記録する取り組みを進めている。

 協力隊に着任した2月以降、同町北桧杖の「熊野川体感塾」(谷上嘉一塾長)を拠点に、川舟「三反帆(さんだんぼ)」の遊覧体験の提供など、観光業務に取り組んできた。

 そんな中、2隻の川舟製作依頼があり、川舟大工でもある谷上さん(79)の製作に立ち会うことになった。設計図はあるものの、細かな工程は谷上さんの頭の中だけ。「今の自分には手伝えるだけの技量がなく、今後、関われるようになったら活用したい」との思いから、記録作りに乗り出した。

 スマホで写真と動画を撮影し、材料を削る行程から部材の仕分け、船底部分や側面を作る作業、乗船者が座るベンチなど細部にわたり技術を記録した。

 川舟を作ってみたいと思う人の参考になればと、谷上さんら3人の大工の会話をヒントにシキやミヨシ、カジキなどの用語を分かりやすく表現することも心掛けた。6月末の完成を目指している。

 「船底はスギの赤身部分だけを使い、3枚をつなぎ合わせる。それを台座に乗せ、炭であぶって曲線をつくる。完成した川舟に乗ると見ることができない部分だが、知識と経験が必要な作業。谷上さんは川舟と木材の特徴、加工方法を知り尽くしている」。

 船頭になるため、小型船舶操縦免許を取得。現在は熊野川で操縦の練習に励んでいる北原さん。パソコンでデータを作成しつつ「自分で作った川舟に乗れればいいですが、そこに至るには多くの努力が必要になる。道具の使い方を身に付ける必要もあり、舟大工より船頭を目指す方が先ですね」と笑みをこぼした。

(2021年5月30日付紙面より)

川舟製作技術のデータ化に取り組む北原潤希さん(右奥)=紀宝町北桧杖
作業工程をパソコンに入力
2021年05月30日
4 広島・森浦投手(新宮市出身)がプロ初勝利
 2番手で登板、好救援  

 新宮市出身でプロ野球広島東洋カープの森浦大輔投手(22)が28日、ZOZOマリンスタジアム(千葉市)で行われたロッテとの交流戦でマウンドに上がり、1回1/3を無失点に抑え、登板14試合目で初勝利を挙げた。

 森浦投手はキャンプ中から実戦で連続無失点の成績を収めて開幕1軍をつかみ取った。3月27日のマツダスタジアム(広島市)での開幕2戦目に当たる対中日戦では、広島3点リードの七回表に2番手としてプロ初登板を果たし、1回を無失点に抑えて初ホールドを記録した。

 その後も中継ぎとしてチームの勝利に貢献し、これまで5ホールドを挙げていた。

 この日の試合では、広島が2点リードの五回裏、2死二塁の場面で2番手としてマウンドへ。先頭の5番・角中勝也選手の7球目にバットを折るストレートで遊ゴロに打ち取ってピンチをしのぐと、六回には6番・岡大海選手を右飛、7番・エチェバリア選手には四球を与えたが、8番・藤岡裕大選手から129㌔のスライダーで空振り三振を奪うと同時に、一塁走者の盗塁を阻止した。その後は、後続の投手がつなぎ10―8で試合終了。チームの勝利に貢献した。

 試合後のヒーローインタビューで森浦投手は「初勝利することができてうれしい。粘り強く投げることを心掛け、先頭打者を抑えて流れに乗れました。今後はチームを勝利に導けるような投手になっていきたい」と力強く語った。

 仕事のため、試合を見ていなかったという父・孝二さんは「登板するたびにドキドキしていましたが、初勝利を聞いてうれしく思います。ひとえにチームをはじめ関係者、ファンの皆さまなど、多くの方々に支えていただいたおかげ。これからも、けがをしないように気を配り、チームの役に立てるよう頑張ってほしい」。

 母・由紀さんは「いつも緊張しながら見ていましたが、思い出の日になって喜んでいます。改めて多くの方々に見守られ、応援していただいていることを実感してありがたく思います。コロナ禍で心配な面がありますが、体に気を付けて感謝の気持ちを忘れず、チームの勝利に貢献してくれれば」と話していた。

(2021年5月30日付紙面より)

2021年05月30日
5 中野恵太さんが優勝
 総合スポーツ大会グラウンドゴルフ  (ゆうゆうクラブ )
2021年05月30日
6 落下物から身を守ろう  新宮高校で防災LHR  (新宮市 )
2021年05月30日
7 「害虫駆除に効果アリ!」  丹鶴福祉委員がホウ酸団子作り  (新宮市 )
2021年05月30日
8 全力で競技に取り組む  熊野川小・中と三津ノ保が合同運動会  (新宮市熊野川町 )
2021年05月30日
9 高台の二次避難所へ逃げる  本年度最初の避難訓練  (神内小 )
2021年05月30日
10 みんなで遊んだよ!  「春の遠足」で楽しい思い出  (うどの幼 )
2021年05月30日
11 応援旗で盛り上げる  公立中学校で体育大会  (新宮市・那智勝浦町 )
2021年05月29日
12 ふれあい農園で作物育てる
 コロナ禍で利用増へ  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町とJAみくまの農業協同組合(漆畑繁生組合長)が共同運営する同町二河の市民農園である「ふれあい農園」が新型コロナウイルス感染症の流行から利用が拡大しているという。1区画約30平方㍍の区画が50あるが、21日現在ですでに46区画が使用されている。

 同農園は自らの手で野菜づくりなどを楽しむことや、町民同士の交流の場づくり、遊休農地の活用を目的に地元住民の協力を得て、2016年度より事業を開始。

 作業で使用する道具は必要だが、申し込みを行えば無料で利用できるのが魅力。町農林水産課によると、当初は利用率も伸び悩んだが、コロナ禍の中で問い合わせも多くなり、新規申込者が増えたという。

 農園では町民に「家庭菜園」のような形で楽しんでもらうことに重きを置いているため、「果樹などの木や根が大きく張る作物を育てること」「正当な理由がなく、作付けを行わない」「営利目的での利用」はできないとしている。

 同課担当職員は「この農園は毎年ごとに作付けができる野菜を育てていただきたい。ご自身で作って楽しむのはもちろん、新鮮な野菜をご家族で食べて楽しんでもいただきたい」と話した。

 開始当初から野菜づくりを楽しむ近所の60代男性は「趣味でサツマイモやカボチャなどを作っている。収穫は楽しい」。

 3カ月前から同農園を利用している70代女性は「こちらは獣害も少ない。苗を分けてくれたり、作り方を教えてくれる方も多い。草刈りをしてくださる方もいるのでありがたい。若い女性も増えたと思う。コロナ禍が関係しているかもしれない」と話していた。

 利用3年目となる同地区在住の南智恵子さんは「夫と二人で野菜作りを楽しんでいる。この1年ほどで利用者も多くなった。交流できてうれしい。農園は良い取り組みだと思う」と語った。

 農園は新宮方面からなら、同町二河の町教育センター(旧三川小学校)前の交差点を右折した際に見える民家2軒の間付近。申し込みや問い合わせは町農林水産課農林係(電話0735・29・4455)まで。

(2021年5月29日付紙面より)

楽しみながら野菜づくりに汗を流す=25日、那智勝浦町二河のふれあい農園
残り区画があとわずかとなっている

2021年05月29日
13 「専任手話通訳者を職員に」
 聴覚障害者協会が要望書提出  (新宮市 )

 新宮市聴覚障害者協会(南村道雄会長)の会員6人と(一社)和歌山県聴覚障害者協会の櫻井貴浩事務局長は27日、市役所を訪れ、市に対し「聴覚障がい者の意思疎通のために専任手話通訳者の採用を求める要望書」を提出。手話通訳を行う専任職員の採用や配置などを求めた。

 市では2019年3月、手話が言語であるとの認識に基づき、手話の理解と広がりをもって地域で支えあい、手話を使って安心して暮らすことができる地域社会を目指す「市手話言語条例」を制定。条例制定は、聴覚障害者が共生できる社会の実現の大きな一歩となった。

 しかし、現在市では、業務として手話通訳を行う専任職員がおらず、手話通訳を民間企業に委託しているといった現状がある。

 要望書は、条例制定からのさらなる歩みを求めるもので、今後聴覚障害者の高齢化も進み、医療や介護といった専門用語の必要な分野での手話通訳がますます重要となっていること、また個人情報保護的観点などもあり、より一層の意思疎通支援事業の改善や充実を求めるもの。

 会員らは「生活の安心のため、『聞こえない』ことを専門に理解してくれる人が行政には必要」「個人情報の壁もあり、民間では難しい。生活や命に関わる相談に対応してもらえる市役所であってほしい」などと早期実現を要望。

 同協会顧問の上田勝之市議会議員は「相手が公務員でないと伝わりにくいこともある。『聞こえない』ことを理解している人が関与するのが望ましい」と述べた。

 対し、北畑直子・健康福祉部長は「『聞こえない人のことを分かる人』という言葉は身に染みた。生活に寄り添えるのは正職員だと思う。市長や関係課とも協議したい」と要望を預かり、「現状は今あるマンパワーの中でできる限りのことをしたい」。

 櫻井事務局長は「私たちはいろいろな壁を感じて生きてきた。『できない』と言われることに慣れてしまっているし、『困っている』ということすら気付かないこともある。聴覚障害者に対する正しい理解を広めてほしい」と要望した。

 同協会は同日、「聴覚障がい者が安心して利用できる丹鶴ホール・図書館の設備の充実を求める要望書」「聴覚障がい者が安心して利用できる新宮市立医療センターの設備の充実を求める要望書」も併せて提出した。

(2021年5月29日付紙面より)

南村道雄会長(右)が要望書を手渡した=27日、新宮市役所
協会会員らが現状からなる不安要素などを報告
2021年05月29日
14 7月中旬完了目指し進む
 高齢者対象ワクチン接種  (古座川町 )

 古座川町の高齢者対象新型コロナワクチン集団接種が27日、第1組2回目の接種に差し掛かった。同日~29日(土)で第1組、6月3日(木)~5日(土)で第2組に2回目を接種。残る第3組(71歳の一部を含むそれ以下の対象者と追加希望者)分のワクチン配分のめども付いていて、6月23日(水)~25日(金)で1回目、7月14日(水)~16日(金)で2回目を接種するという。

 同町の高齢者対象接種は今月6日から始まった。その時点で対象者1411人の約73%が接種を希望。71歳の一部を含むそれ以上の対象者を第1組と第2組に分け、それ以下を第3組とし年長優先で順次、組単位で集団接種を進めている。

 同町健康福祉課の巽寿久課長によると、第3組の接種時期が他の組よりずれ込んでいるのは当初希望しなかった対象者に再度接種希望の有無を確認しているため。追加希望を第3組に組み込んで集団接種会場を設け、その2回目終了時点で高齢者対象の接種を完了する。別途、社会福祉法人高瀬会職員分のワクチン提供も並行して進めるという。

(2021年5月29日付紙面より)

古座川町の高齢者対象集団接種会場〈七川診療所会場〉=27日、古座川町下露
2021年05月29日
15 見守り活動などに感謝
 新宮警察署で表彰状伝達  (和歌山県防連 )

 新宮警察署(山田守孝署長)で27日、令和3年度和歌山県防犯協議会連合会(県防連)防犯功労者(団体)等表彰の伝達式があった。個人の部で受賞した天野川(てんのかわ)宏子さんと、団体の部「新宮市立少年相談センター補導協力委員会」の橋本政成会長に対し山田署長が表彰状を手渡し、長年にわたるボランティア活動に敬意を示した。

 県防連は「みんなでつくろう安心の街」を合言葉に、防犯知識の普及や安全な地域環境づくり、少年の健全育成などの総合的な地域安全対策を推進し、犯罪や事故、災害のない安全で安心が実感できる明るく住みよい町づくりに寄与することを目的に1958年に設立。

 功労者(団体)表彰は、多年にわたり地域で防犯活動に尽力した個人や団体をたたえるために毎年実施している。

 天野川さんは「熊野パトロール隊」発足当時(2004年)から代表者として小学生の登下校の見守り活動や朝の声掛け運動、他の団体との合同パトロールなどに尽力。

 同協力委員会は、1974年の発足当初は非行少年の補導などを中心に活動していたが、その後これまでの活動に加え環境浄化活動や健全育成活動、少年の立ち直り支援活動、各種防犯パトロール・啓発活動、児童・生徒の登下校時の見守り活動など、幅広い活動を展開している。

 表彰状を受け、橋本会長は「長年の活動が認められたことをうれしく思う。スマートフォンの時代、そして新型コロナの時代と外に出てくる少年は少なくなり活動の形は変わってきたが幅広い活動を展開している。受賞は励みになる。ますます頑張っていきたい」。

 天野川さんは「子どもたちの『おはよう』『行ってきます』の言葉と笑顔がうれしく安心する。ちゃんとあいさつのできる子どもが増えてほしい。(見守り活動は)立てる間は頑張りたいです」と笑顔で話した。

(2021年5月29日付紙面より)

表彰状を受けた天野川宏子さん(中央左)と「新宮市立少年相談センター補導協力委員会」の橋本政成会長(中央右)=27日、新宮警察署
2021年05月29日
16 坂野医院が優勝 第166回職場対抗ボウリング大会 
2021年05月29日
17 ハンカイソウが咲く  新宮市熊野川町で  
2021年05月29日
18 自分の命を守るため  太田小・南大居保合同避難訓練  (那智勝浦町 )
2021年05月29日
19 健康づくりの手助けに  いきいきサロン浦神  (那智勝浦町 )
2021年05月29日
20 研修会や視察など計画  宇久井海と森の自然塾が総会  (那智勝浦町 )
2021年05月29日
21 6月末まで申請受付期間延長  飲食・宿泊・旅行業給付金  (和歌山県 )
2021年05月29日
22 まずは1種類のお花から  新木保育園で「花つぼみ」  (新宮市 )
2021年05月29日
23 高校生のオンライン防災学習  啓発センターが土砂災害解説  (那智勝浦町 )
2021年05月29日
24 音楽に合わせて全身運動  スポーツボイス教室開講  (新宮市 )
2021年05月29日
25 鏡を見ながらブラッシング  井田保育所で歯磨き指導  (紀宝町 )
2021年05月29日
26 南高梅の出荷始まる  トップブランドで品質良好  (JA伊勢三重南紀 )
2021年05月29日
27 ノートPC活用した授業進む  GIGAスクール構想実現  
2021年05月29日
28 交付金活用案20件を説明  コロナ対策特別委で当局  (串本町議会 )
2021年05月29日
29 お悔やみ情報
  
2021年05月22日
30 ネギ1.4㌧を収穫
 持続可能な新機軸の構築に向け  (新宮市 )

 新宮市木ノ川の道阪耕一さんが所有する畑で18日、青ネギの収穫作業が行われた。道阪さん、井上訓さんをはじめ6人が作業に汗を流した。収穫したネギは和歌山県紀の川市にある、サクセム株式会社(中里輝茂代表取締役社長、本社=大阪府熊取町)の工場に送られる。

 道阪さんら、通称「ネギ組」がネギの栽培を始めたのは昨年11月。高齢化や後継者不足などの問題から耕作放棄地や休耕田も増え続けている現状打破の一助に、また「持続可能な農業」の実現化に向け、約15㌃の畑に苗を定植した。

 サクセム㈱は、中国産が販売数の多くを占めるカットネギ市場において、国産カットネギ市場を構築しようと、自社農場で青ネギの栽培を開始したのが2016年。以降、県内全域で地元農家、JAなどの協力のもと、青ネギの委託栽培とカット用青ネギの出荷を行っている。

 「ネギ組」の取り組みは、同社と縁のあった井上さんが、道阪さんと共に国内におけるカットネギの需要に着目したことに起因する。ネギは手間も掛からない上に年間を通して寒暖差が小さい木ノ川や佐野、蜂伏周辺の紀南地方の気候に適している。休耕田の利活用にも可能で、サクセム㈱を通した販路も確保できている―。「ネギを通して地元に誇りを持つ子どもたちが増えてくれる未来を創ることができたら」との思いから、道阪さんと井上さんはネギ栽培に乗り出した。いつの日か生産したネギをカットするプラント工場の建設も視野に入れているという。

 この日、収穫したのは実にコンテナ100箱分で収穫量は約1・4㌧。予想以上の収穫量でコンテナ数が足りなくなり、畑の約4分の3を残して作業を来週に持ち越した。根元を残すことで約3カ月後に再度収穫できることから、1シーズン7㌧超の収穫を見込んでいる。

 道阪さんは「初めてにしては上出来」と太鼓判を押す。今後は別の畑で、苗ではなく種から育てる方法や食品廃棄物リサイクルの堆肥利用も試したいと展望を語り「自分たちがやっているのはモデルを示す試み。失敗もモデルとして必要。後に続く人たちのためにさまざまなデータを用意できれば」と話していた。

 「ネギ組」の、ふるさと・新宮の将来を見据えた「ネギ=イノベーション(新機軸)」の取り組みは、まだ始まったばかりだ。

(2021年5月22日付紙面より)

収穫したネギを前に笑顔=18日、新宮市木ノ川
収穫作業の様子
2021年05月22日
31 利便性や徴収率向上へ
 スマホで町税など納付  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は今年4月から、スマートフォンの決済アプリによる町税や水道料金などの支払いシステムを導入している。町民は納付書のバーコードを読み取ることで、いつでもどこにいても納付が可能となった。

 この支払いシステムは手段が増えることによる利便性や徴収率の向上を目的に導入された。新型コロナウイルス感染拡大の観点からも屋外に出ず、納付書があれば自宅などで支払えることがメリットとされている。

 納付できるのは▽町県民税(普通徴収)▽固定資産税▽軽自動車税(種別割)▽国民健康保険税▽水道料金▽汚水処理施設使用料▽下水道使用料―に限られる。

 支払いが可能なアプリは「Pay Pay(ペイペイ)」、「LINE Pay(ラインペイ)」、「PayB(ペイビー)」、「支払秘書」の四つ。各自、スマートフォンでダウンロードする必要があり、各アプリのホームページでダウンロードや利用方法が説明されている。

 同町税務課によると、納付書のバーコードが読み取れない場合や、納期限や取扱期限が超過した納付書、納付額が30万円を超える場合はバーコードの印字がないため利用できないとしている。領収書は発行されない。

 また、軽自動車税(種別割)は口座振替による納付と同様、納期限内にスマートフォン用決済アプリで納付した場合、納期限後に証明書が発送される(令和3年度の納期限は31日)。

 軽自動車税(種別割)納税証明書(継続検査用)が急ぎで必要な場合は、同町役場窓口や納付書裏面記載の金融機関やコンビニエンスストアでの納付を勧めている。

 税務課の担当職員は「開始から約2カ月だが、問い合わせや利用もある。お手持ちのスマートフォンがあれば、いつでもどこにいてもお支払いができるので便利で、アプリによってポイントの付与も違う。チャージ忘れや重複納付には注意いただき、ご利用ください。支払い方法が増えることで町としても徴収率の向上につながれば幸いです」と話している。

 問い合わせなどは同町役場税務課(電話0735・52・1094)まで。

(2021年5月22日付紙面より)

2021年05月22日
32 出水期の災害に警戒を
 高台整備や通学路などで対策進む  (紀宝町 )

 東海地方では例年より21日、昨年より25日早く梅雨入りした。21日は梅雨前線の影響で広い範囲で雨脚が強まり、東紀州地域には大雨、強風などの注意報が発表され、朝の通学時間帯に激しい雨が降った。

 津地方気象台によると、梅雨入りは1951年の統計開始以来過去2番目の早さとなった。梅雨時期から台風や集中豪雨が多い10月までの出水期は大雨による災害に警戒が必要となる。

 紀宝町内では各地区で水害への対策が進んでおり、津本地区自主防災会(谷口昌宏会長)は今月、用水路に面した通学路にポールコーンを設置した。

 昨年9月25日の集中豪雨で1時間に100㍉を超える猛烈な雨が降った際に用水路が氾濫。道路との境目が区別できない危険な状態になっていた。

 自主防災会では児童・生徒に「通学路の危険な場所」を聞いたところ、9月の集中豪雨で危険を感じたと返答があった。その内容を町と小中学校に提出し、町の支援を受けてポールコーンの設置が実現した。

 2011年9月の紀伊半島大水害では、河川の氾濫が相次ぎ、甚大な被害をもたらした。熊野川支川の相野谷川では堤防越水が発生し、高岡地区の輪中堤が倒壊して全17世帯が水没した。

 水害から住民の命を守るため、大水害で浸水被害があった鮒田地区に高台一時避難場所が完成した。高岡地区でも整備が進み、いずれも国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所が着手。高岡地区には輪中堤内の海抜14㍍地点に広さ567平方㍍、階段を上った先の海抜20㍍に340平方㍍の避難場所が間もなく完成するという。

(2021年5月22日付紙面より)

児童生徒の要望で通学路に設置されたポールコーン=21日、紀宝町大里
高岡地区に整備されている高台一時避難場所
2021年05月22日
33 EV等シェアの実証実験
 古座MORIの協力得て  (串本町 )

 スマートモビリティシステムの提供を基幹事業とするIT企業「Zenmov株式会社」(ゼンモブ、田中清生代表)=東京都=が19日、串本町域でカーシェアリング構想「ゼロ旅カーシェア(仮称)」の実証実験を始めた。同町中湊に拠点を置く株式会社古座MORI(坂本直弥代表取締役)の協力による取り組み。10日間にわたりゼンモブの電気自動車(EV)を町域で運用し、運行実績や意見を還元するという。

 ゼンモブは2019年に事業を始めた新進気鋭の企業で、現在は主にフィリピンの交通事情改善にアプローチする形で取り組んでいる。将来的には得たノウハウを日本国内で発揮することも思い描いていて、その一端で動き出しているのが脱炭素社会への貢献を見据えた同構想。EVや燃料電池自動車(FCV)を二酸化炭素排出権のオフセット制度を付した形でカーシェアリングし、二酸化炭素排出実質ゼロの運用を観光用途で実現する事業形態の確立を目指している。

 すでに社内実証を進めているが実際の観光地で社外の人に対しどのようなニーズや課題があるかを先進的に探るため、田中代表とかねてつながりがあり会社自体もすさみ町スーパーシティ構想で連携する関係にある古座MORIの坂本代表取締役と共に初の社外実証へと踏み出した。

 用いる試験車両(BMW i3)は域内運用を前提にした車種。インターネット活用によるシステムの管理下にあり、運行実績は自動でサーバーに集積され坂本代表取締役は利用時の良しあしなどで意見を寄せるという。同車両を届けたゼンモブの関田俊文さんや伊藤優さんは、電子キーで管理するなど同車両独特の取り扱い方法を伝えて運用を求めた。

 利便性の探究や二酸化炭素の実質的排出ゼロ達成の条件の見極めが、今回の実験の狙い。坂本代表取締役は「古座MORIとしてもゼンモブさんのようにこちらの環境でトライアルしていただき、南紀を盛り上げていただきながら他の規模でも広がるような成功例をつくっていきたい」と意欲を示しつつ同車両を預かった。

(2021年5月22日付紙面より)

ゼンモブの試験車両を預かる古座MORIの坂本直弥代表取締役(右)=19日、串本町くじ野川
2021年05月22日
34 「地域猫」始めてみませんか  NPO法人ワンニャン会  
2021年05月22日
35 「足が軽くなった!」  サロンで介護予防体操  (新宮市 )
2021年05月22日
36 雨の中サツマイモの苗植え  熊野川中2年が畑作り  (新宮市 )
2021年05月22日
37 親子で楽しいひととき  すくすくワークショップ  (那智勝浦町 )
2021年05月22日
38 麦の脱穀雨に泣く  児童が宇久井ビジターで  (宇久井小 )
2021年05月22日
39 会員らの力作125点  イオン新宮店で「書道展」  (新宮市 )
2021年05月22日
40 オレンジ商品券を発送  地域経済活性化へ全町民に  (御浜町 )
2021年05月22日
41 赤く色づくナツグミの実  新宮市王子町  
2021年05月22日
42 お悔やみ情報
  
2021年05月19日
43 泰山木がつなぐ心の交流
 高田小中に花が届く  (新宮市 )

 新宮市立高田小・中学校(大家淳志校長)に17日、市立図書館職員によって泰山木(たいさんぼく)の花14輪が届けられた。花の贈り主は市内在住の同図書館利用者。花の寄贈は、中学道徳の教科書(光村図書)に掲載されている「さよならの学校」(今江祥智著)に起因するものだ。

 「毎年五月の半ば頃になると、決まって見事な花を付けるその木を見ると、恭(やすし)はおじいちゃんのことをありありと思い起こした。~略~その木はおじいちゃんが七つのときにもらってきて自分で植えたもので、それから七十年以上も、おじいちゃんといっしょに育ってきたものだ」。

 そんな書き出しで始まる「さよならの学校」は、「木」を少年に託して亡くなった「おじいちゃん」の思いを引き継ごうとする家族愛にスポットを当てたストーリー。祖父の死に直面した少年の物語を通して、脈々と受け継がれていく生命の大切さや、愛情を受けて育てられてきたことに対する気付きの醸成を学びのテーマとしている。

 物語の核を成す「木」こそが泰山木で、「泰山木の花のもつ、包み込むような優しい香りにはかなわなかった」「葉の大きなところも、おじいちゃんの大きな手と似ていた」とあるように、「木」は「おじいちゃん」の象徴として少年の心の成長に寄り添い続ける。

 同小中学校に泰山木の花が贈られたのは昨年に続き2度目。この時季に毎年のように同図書館に花を寄贈していた贈り主が、道徳の教材として登場する泰山木の花に興味を示した教職員と図書館職員とのやりとりを耳にしたことがきっかけとなり寄贈につながったという。泰山木は北米原産のモクレン科の常緑高木で、日本には明治初年に渡来した。

 贈られた花14輪は、小学生(6人)、中学生(6人)に1輪ずつ配られたほか、小・中学校の各教室に飾り付けられた。

 学習指導要領の改訂により本年度から教科書は変更となったが、大輪の花とレモンのような芳香を放つ泰山木を前に大家校長は「(贈り主の)子どもたちを思ってくれる気持ちがありがたい。子どもたちも各家庭に持ち帰って喜んでくれると思う」と笑顔で話した。

(2021年5月19日付紙面より)

図書館職員から届けられた泰山木の花=17日、新宮市立高田小・中学校
子どもたちに1輪ずつ配られた(高田小・中学校提供)
2021年05月19日
44 くじ野川でヒラメ稚魚放流
 日本釣振興会事業で1200匹  (串本町 )

 串本町くじ野川にある橋杭ビーチで17日、公益財団法人日本釣振興会によるヒラメの稚魚放流があった。釣り資源としての定着を目指す取り組みで、同会和歌山県支部の岸裕之事務長は「データを得るため、3~4年は続けたい」と意気込んでいる。

 同振興会は、放流事業に対する募金や会費を原資にして自然資源の回復や釣り場の育成を目的とした事業を全国各地で実施。日本釣用品工業会との連携事業「つり環境ビジョン」関係で串本ダイビング事業組合と連携して4月にアオリイカ産卵床を設置する取り組みを数年来続けるなど、町内でも適時その会名を耳にするところとなっている。

 今回のヒラメ稚魚放流は、同振興会独自事業の一環で実施。フィッシングタウン振興を目指す南紀串本観光協会(島野利之会長)が前年度から同振興会の団体会員となり、その縁で両者協力し取り組むことになった。県南部栽培漁業センターから体長8~9㌢の稚魚1200匹を仕入れ、会員や職員が手分けして浜から放った。同協会の誘いを受け、西向出身で帰省中のアングラーズアイドル・そらなさゆりさん=フライドライス所属=も応援参加。宇井晋介事務局長らと共に波打ち際に稚魚が入った籠を沈め、自力で泳ぎ出るまで待つ形で海へ送り出した。

 岸事務長はこの放流を「釣りを楽しむ環境づくり」と位置付け、放流した稚魚の追跡調査をしたい考え。元串本海中公園水族館長で串本の魚にくわしい宇井事務局長によると、橋杭ビーチ周辺にはヒラメがごく少ないため今後の釣果や目撃情報から放流の効果が見えるといい、育つ環境次第だが放流した稚魚が釣りに適した大きさになるまで3、4年かかるという。岸事務長は必要であればデータ収集を目的とした釣り大会を開ければと思い描きつつ、まずは無事の定着と成長を今後に願った。

 同支部によるとこの日は串本町内のほか、那智勝浦町内でも会員の紀南釣具センター=新宮市=と協力しヒラメの稚魚放流に取り組んだという。

(2021年5月19日付紙面より)

橋杭ビーチの波打ち際に入って放流する南紀串本観光協会の職員ら=17日、串本町くじ野川
海へ送り出したヒラメの稚魚
2021年05月19日
45 教育実習生の先輩から学ぶ
 近大新宮で教育ゼミ  

 近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長、生徒470人)で17日、教育ゼミがあった。小学校教諭や保育士など教育関係の進路を目指す高校1~3年生14人が教育実習生6人との座談会を通して、自分の進路について考えを深めた。

 目指す進路についての見識を深め、日々の学習のモチベーションとするため、昨年度から放課後に医療、水産、教育、地域活性化の四つのゼミナールを開いてきた。

 座談会で高校生たちは、教師を目指したきっかけや生徒と仲良くなる方法などの他、学部選択や大学受験に向けた勉強方法についても質問。実習生たちは「小学校教諭を目指すなら教育学部がいいと思うけれど、他の学部に通いながら教師を目指す方法もある」「総合大学の方が、いろんな人に出会えるからいいと思う」など自分の経験を交えて答えた。

 音楽を教える実習生の石垣花音さん(大阪音楽大学4年生)は「中高生の頃、学校に通うのが大好きだったことから教師を目指した。教育実習は大変と聞いていたが、初日から生徒が仲良くしてくれ、思っていたよりずっと充実している」。

 榎本コウさん(高1)は「中1の時の英語の先生に憧れ、英語を勉強するのも楽しいので教師になりたいと思った。実習生の先生の話を聞き、大学生になるのが楽しみになった」と話していた。

(2021年5月19日付紙面より)

教育実習生の6人=17日、新宮市の近畿大学附属新宮高校
机を囲んで座談会
2021年05月19日
46 渡海上人供養し終息も願う
 補陀洛山寺で春まつり  (那智勝浦町 )

 補陀落渡海の信仰で知られる那智勝浦町浜ノ宮の補陀洛山寺(髙木亮享住職)は17日、年中行事の一つ「春まつり」を営んだ。例年40人ほどの信者が集まるが、昨年に引き続いて新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、僧侶のみで法要を行った。

 補陀落渡海は、平安時代から江戸時代まで行われた宗教儀礼。観音の浄土、補陀落山に往生しようと多くの行者が渡海した。渡海上人が一度乗り込むと出入り口には板が打たれ、外に出られないようにした状態で、海のかなたへ出航したという。

 この日、世界遺産に登録されている本堂では、国重要文化財の本尊「三貌十一面千手千眼観世音菩薩」を開帳。髙木亮英副住職らが読経し、コロナ終息の願いも込めて護摩壇で祈とうした。

 その後、同寺裏山にある渡海上人の供養塔と歴代住職の墓地で追善供養も営まれた。

 髙木副住職は「飢餓や疫病で苦しまれた人々のために渡海された上人のためのご供養をさせていただいた。現在はコロナで厳しい時代。人に対する思いやりや優しさ、慈しみのみ心を持って、心の中で海を渡っていただきたい。一日も早い終息を願い、乗り越えていければ」と語った。

(2021年5月19日付紙面より)

終息の願いも込めて護摩壇で祈とうする髙木亮英副住職=17日、那智勝浦町の補陀洛山寺
渡海上人の墓地で追善供養を営んだ
2021年05月19日
47 初夏迎えて鈴なりに咲く  木陰に根付くユキノシタ  (古座川町 )
2021年05月19日
48 仏文学の著書など17冊を寄贈  東大名誉教授の中地義和さん  (串本町図書館 )
2021年05月19日
49 人権ってなんだろう  垣本正道さんが講話  (新宮ユネスコ協会 )
2021年05月19日
50 21人が楽しくプレー  千穂第一地区サロン「グラウンドゴルフ」  (新宮市 )
2021年05月19日
51 ハマヒルガオを観光に  ブルービーチに看板も  (那智勝浦町 )
2021年05月19日
52 協力し夏の花に植え替え  花てまりの会が作業  (那智勝浦町 )
2021年05月19日
53 矢渕・相野谷中が準決勝へ  少年軟式野球三重県大会  
2021年05月19日
54 自転車の安全な乗り方学習  本年度最初の交通安全教室  (相野谷小 )
2021年05月19日
55 セッコク美しく咲き誇る  神内神社の「安産樹」に  (紀宝町 )
2021年05月19日
56 お悔やみ情報
  
2021年05月13日
57 今年こそはサツマイモ収穫を
 熊野川中で畑作りスタート  (新宮市 )

 新宮市立熊野川中学校(松本潤校長)の畑で11日、2年生14人がサツマイモの苗植えに向けた畝作りと雑草対策のマルチ(黒のビニールシート)掛けをした。地域住民で組織する「チームくまのがわ」のメンバー5人も協力し、農作業を通じて交流した。

 畑作りは南地恭太教諭の発案で昨年4月に始まり、チームくまのがわの協力を得ながら4㍍×10㍍の区画を開墾。サツマイモを育てていたが、イノシシの被害に遭って収穫はかなわなかった。

 今年は獣害対策を強化するため、チームメンバーが新たに電気柵を設置。生徒と教職員も「今年こそは自分たちの手でさつまいも交流会を開き、普段お世話になっている地域の方々を招いて感謝を伝えたい」と意気込んでいる。

 生徒たちが慣れない様子でくわを振るい、手も使いながら4本の畝を作った。初めて農作業を体験する生徒もおり「畝って何?」「なぜビニールシートを掛けるの?」とそれぞれに学びを深めた。

 松本友惺君は「チームくまのがわの皆さんは、いつもこんなに大変な作業を手伝ってくれているんだと分かり、ありがたいなと思った。さつまいも交流会では、おいしい芋を食べてもらいたい」。

 チームメンバーの木村康史さんは「子どもたちと交流すると、地域住民側にとっても若さをもらえていいこと。今年は生徒も多く、楽しそうに作業をしていた。いい畝ができたのでは」と収穫に期待を寄せた。

(2021年5月13日付紙面より)

くわを手に畝を作る生徒たち=11日、新宮市立熊野川中学校
完成した畝にマルチをかぶせる
2021年05月13日
58 「現在の延長線上に未来がある」
 2年生が職業観学ぶ  (矢渕中 )

 紀宝町立矢渕中学校(竹原巧校長)の2年生73人は11日、職業学習の事前授業に取り組み、同町井田で洋菓子店「パティスリーアフレイル」を営むパティシエの橋本優さんから職業観について学んだ。

 これまで2年生は3日間の日程で「職場体験学習」に取り組んできたが、昨年度からは新型コロナウイルスの影響で、職業観を聞く職業学習に切り替えた。

 橋本さんは兵庫県神戸市出身。神戸のレーブドゥシェフで17年間勤め、ケーキの本場フランスでの研修やコンテストにも参加し、2015年8月にアフレイルを開業した。

 「小学生の頃から趣味でケーキを作っていた。21歳からケーキ店で働き、39歳で起業した。最初の3~4年頑張ったおかげで今がある」と振り返った。

 「働くことは誰かの役に立つこと。自分は何が好きか、何が得意か、それでお金が得られるのか考えることが重要になる」と自身の職業観を伝えた。

 「現在(いま)の延長線上に未来がある」「情熱は不可能を可能にする」。ケーキ職人から教わった言葉を紹介し「中学生の夢は無限に広がっている。未来をつぶさないよう、今自分が何をすべきか考え、社会で戦える力を身に付けて」と呼び掛けた。

 2年生は6月上旬に職業学習に取り組み、地域で働く人に仕事のやりがいや苦労などをインタビューする予定だという。

(2021年5月13日付紙面より)

事前学習で職業講話を聞く2年生=11日、紀宝町立矢渕中学校
自身の職業観を伝える橋本優さん
2021年05月13日
59 65~74歳の接種券送付延期
 新型コロナウイルスワクチン  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町はこのほど、65~74歳までの町民の新型コロナウイルスワクチンの接種券送付を6月以降に延期することを発表した。国からのワクチン配分に遅れが生じ、接種回数の確保が難しくなったことが要因だという。町によると、「広報なちかつうら5月号」で65~74歳までの接種券送付を5月初旬としていたが、前述の理由から延期することとなったという。

 町ではすでに75歳以上の高齢者の集団接種を先月から始めており、2回目の集団接種は10日から実施している。

 榎本直子福祉課長は「65~74歳までの皆さまへの接種券配布が遅れてしまい申し訳ございません。できるだけ早く送付せていただきます。また、75歳以上の方の病院による個別接種もスムーズに進めていきたい」。

 堀順一郎町長は「ワクチン接種が日常生活を取り戻すための第一歩。届き次第すぐに対応できるよう態勢を整えている。町内で現在、感染者が出ていないのも町民の皆さまのおかげ。感謝しています」と話した。

  □     □

■ワクチンに対する相談



 同町は町民が抱えるワクチンへの疑問や不安の解消などを目的に「新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口」を3月、役場内に設置した。

 福祉課によると、「ワクチンはいつ打てるのか」「ワクチン接種によるアレルギーや副反応は大丈夫なのか」などの問い合わせが多いという。

 担当職員は「ワクチン接種について不安や疑問があれば電話やご来庁の際にお気軽にご相談ください」と話している。ワクチン接種相談窓口は(電話0735・29・6137)。

 なお、個別接種に対応する町内の医療機関への予約方法は各医院へ直接、電話で行う。個別接種による町内の医療機関は別表の通り。

(2021年5月13日付紙面より)

2回目のワクチン集団接種が行われている=11日、那智勝浦町の体育文化会館

2021年05月13日
60 熊野市でクラスター発生
 食事会に参加した10人が感染  

 熊野市内で11日、8人が新型コロナウイルスに感染したことが確認された。県は、このうちの7人を含む20~50代の男女10人の陽性をクラスター(感染者集団)と発表した。

 県によると、熊野市内で3日に開かれた飲酒を伴う食事会に男女18人が参加。数人が6日にのどの痛みなどを訴え、検査したところ陽性が判明した。18人のうち16人の検査が済み、県外2人と熊野市、御浜町8人の計10人の感染が確認された。現在の症状はいずれも無症状や軽症~中等症だという。

 県は県外感染者を除く8人の濃厚接触者計43人と接触者計30人について調査を進めている。県外感染者の濃厚接触者で50代男性の陽性も確認された。

 これを受け、熊野市の河上敢二市長は11日、市民に向けて次のメッセージを発した。

  □     □

 感染者の皆さま方には、心からお見舞い申し上げますとともに一日も早い回復をお祈りいたしております。市といたしましては、三重県や関係機関と協力・連携しながら感染拡大を防ぐための対策に努めてまいります。

 感染は誰にでも起こり得るもので、どれだけ気を付けても完全に防げるものではないものだとご理解ください。ご自身やご家族が感染したと思って行動を考え、感染された方やそのご家族などへの差別や偏見につながる行為、誹謗(ひぼう)中傷は絶対に行わないでください。また、根拠が不明な情報やうわさに惑わされることのない冷静な対応をお願いします。

 市民の皆さまには、市内での感染拡大を防ぐためにも、生活の維持に必要な場合を除き、日中を含め、外出や移動を避けていただくとともに、屋外であっても身体的距離を確保し、マスクの着用、手洗い、定期的な換気を行うなど、これまでも繰り返しお願いしてきた一人一人ができる基本的な感染症対策のさらなる徹底をお願いします。

(2021年5月13日付紙面より)

2021年05月13日
61 今年も中止決まる  伝統行事「丸山千枚田の虫おくり」  (熊野市 )
2021年05月13日
62 ヤギの赤ちゃん「かわいい」  1年生が生活科授業で  (神内小 )
2021年05月13日
63 ジャガイモの収穫楽しむ  うどの幼、鵜殿保の園児が  (紀宝町 )
2021年05月13日
64 村の発展じゃばらに託す  民営化から1年経過し  (じゃばらいず北山 )
2021年05月13日
65 国立公園の景観を楽しんで  上野展望台を防腐剤塗装  (宇久井ビジターセンター )
2021年05月13日
66 テラスで手作り足湯楽しむ  グランドール紀の風  (新宮市 )
2021年05月13日
67 暗闇にヒメボタル舞う  潮岬にある潮騒の森で  (串本町 )
2021年05月13日
68 2年連続で中止の判断  クリーンアップ大作戦  (南紀串本観光協会 )
2021年05月13日
69 コロナで第32回も中止に  実行委が意向を交えて報告  (JBTK )
2021年05月13日
70 害虫駆除に効果的  蓬莱福祉委員がホウ酸団子作り  (新宮市 )
2021年05月02日
71 「今日はじゃばら記念日」
 小中学生らがじゃばら植樹  (北山村 )

 北山村立北山小・中学校(松本広明校長)の児童・生徒ら26人は4月27日、同校校庭の一角にじゃばらの木2本を植樹した。子どもらは今後、じゃばらの木の成長を通して地域研究に取り組んでいく。

 毎年、シーズンにはじゃばらの収穫体験を行うなど、地域産品「じゃばら」を通したふるさと学習に取り組む同小中学校。

 このたびの植樹は(公財)みずほ教育福祉財団の「令和3年度へき地教育研究助成(自由研究)」を受け、北山振興㈱の全面協力を得て実施。研究テーマを「北山をもっと知り、北山をもっと知ってもらおう~『じゃばら』から始めるふるさと学習の発信~」とし、「子どもたちが登下校時に観察できるように」と校庭の入り口付近に植樹場所を設置した。

 じゃばらの歴史や成分、効能について調べ、地域が大切にしてきた食文化を学ぶことによって、子どもたちが地域を知り、より良い郷土にするためにできることを探求・発信していければという思いが込められている。

 この日は、同社の北山振興・じゃばら農園管理責任者であり筏(いかだ)師の宇城公揮さんが植樹や管理方法を指導。子どもらは「おいしくなぁれ」と声を掛けながら、スコップや手で木の根に次々を土をかけていった。

 児童会副会長の市村亜莉朱さん(6年)は「じゃばらは好き。給食でも出てくるじゃばらを使った竜田揚げがおいしい」。会長の岡こころさん(同)は「おいしいじゃばらの実がなりますようにと思いを込めて植樹しました」とじゃばらの成長を願った。

 松本校長は子どもらに対し「北山村といえばじゃばら。じゃばらは村にとって大事な産業。毎日観察したり研究したり、実がなったらおいしい料理を考えたりしたいと思う。今日は北山小中にとって『じゃばらの記念日』です」と呼び掛けた。

(2021年5月2日付紙面より)

「今日はじゃばら記念日」植樹した木をバックに、マスクを外して記念撮影=4月27日、北山小・中学校
全員で協力して植樹した
2021年05月02日
72 英霊しのび平和に感謝
 規模縮小し慰霊祭営む  (那智護国神社 )

 那智勝浦町天満の天神社に合祀されている那智護国神社(髙橋正樹宮司)で4月29日、「第66回慰霊祭」が営まれ、那智地区の英霊292柱と消防殉職者の安らかな眠りを祈念した。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を縮小しての斎行となり、また、雨天のため社務所で行われた。

 慰霊祭は例年、遺族や消防関係者、各地区の区長、住民など多くの人々が参列するほか、天満交友会の獅子舞奉納や餅まきも盛大に行われている。昨年も新型コロナの影響で規模を縮小して実施している。

 この日は同神社奉賛会や遺族会、同神社責任役員など6人のみが参列。髙橋宮司が神事を執り行い、先人の犠牲の上に築かれた平和をかみしめ、現在の繁栄に感謝した。

 奉賛会の山本年昭会長は「あなた方の尊い犠牲は新しい日本の復興に大きく貢献し、日本は世界に誇れる国となりました。私たちはあなた方の思いを引き継ぎ、平和な世の中を構築することに精進することを改めてお誓いします」と祭文を読み上げた。

 式典後、遺族会の石井康夫会長は全国でも遺族会が高齢化し消滅や解散が進んでいることに触れ、「幸い、那智地区では奉賛会の方々のおかげで毎年、慰霊祭が行えているため感謝しております。来年、コロナが終息していれば盛大に実施したい」と話した。

(2021年5月2日付紙面より)

役員のみが参列し慰霊祭を営んだ=4月29日、那智勝浦町の天神社社務所
2021年05月02日
73 豊漁と航海安全願い例大祭
 孔島嚴島神社・鈴島蛭子神社  (新宮市 )

 新宮市三輪崎の孔島(くしま)嚴島(いつくしま)神社と鈴島蛭子(えびす)神社の例大祭が4月29日に営まれた。悪天候のため、三輪崎漁業協同組合の事務所2階から両神社に向いて神事を執り行い、関係団体の代表者たちが豊漁と航海安全を願って玉串をささげた。

 孔島嚴島神社の主祭神は海路を守護する神として信仰を集める市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。鈴島蛭子神社の祭神は漁港を見守る大漁の神である蛭子命(ひるこのみこと)とされている。

 神事には孔島・鈴島保護委員会の井上元和委員長や海野義尊・三輪崎漁業協同組合長、中村武・三輪崎八幡神社氏子総代会長、大石能央・農業実行組合長、濱口仁史・三輪崎区長代理らが出席し、熊野速玉大社の佐藤仁迪(ひとふみ)権禰宜(ごんねぎ)を斎主に迎えた。例年は両神社での神事後、参拝者らに盛大に餅まきを行うが、本年度は新型コロナウイルス感染拡大予防のため中止。神事への参列者に護符や餅を配った。

 井上委員長は「世の中では新型コロナのこともあるが、漁業に関係が深い神様ですから、豊漁と航海安全を祈願した」。同会は大雨や台風後に島内に漂着した海洋プラスチックごみなどを清掃する美化活動に取り組んでおり、「紀伊半島大水害後、毎年各地で災害が起こっており、危惧している。今後も孔島と鈴島を守るため、奉仕活動をしていきたい」と話していた。

(2021年5月2日付紙面より)

鈴島蛭子神社へ向き祝詞奏上=4月29日、新宮市の三輪崎漁業協同組合
2021年05月02日
74 関係者のみで冥福を祈る
 梶取崎でクジラの供養  (太地町 )

 太地町は4月29日、過去に古式捕鯨の見張り台であった同町の梶取崎(かんどりざき)公園でクジラの供養を行った。町漁業協同組合(脊古輝人組合長)、太地いさな組合(田中清仁組合長)、地域捕鯨を守る太地町連絡協議会(塩崎伸一会長)、町職員など11人が参列し、古くから町民の生活の糧としてきたクジラへの感謝をささげ冥福を祈った。

 例年は100人ほどが参列する「鯨供養祭」が営まれているが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から昨年に引き続き今年も中止となった。しかし、関係者の中で「供養だけでもやろう」との声もあり、今回に至ったという。

 この日は各団体の役員や町幹部のみという最小限の参列にとどめたため、住職の読経も行わずそれぞれが「くじら供養碑」に手を合わせた。

 参列した〆谷(しめたに)和豊町漁協参事は「命あるものをいただいている。恵みに感謝するとともに冥福を祈ります」。

 漁野洋伸副町長は「太地町は400年以上クジラと共に歩み発展してきた。三軒一高町長は『クジラの恵みを町民に』といつも話している。感謝の気持ちを持って今後も供養を続けていきたい」と語った。

(2021年5月2日付紙面より)

クジラに感謝し冥福を祈った=4月29日、太地町の梶取崎
関係者のみが参列した
2021年05月02日
75 近大新宮が準決勝進出
 春季近畿高校野球和歌山県予選  
2021年05月02日
76 5人で会食したことを陳謝  西田町長が当時の町幹部と  (紀宝町 )
2021年05月02日
77 ワクチン配分量を発表  和歌山県  
2021年05月02日
78 今後のコロナ支援など  市長が動画でメッセージ  (新宮市 )
2021年05月02日
79 本の楽しさや魅力知って  はまゆう・こども園で読み聞かせ  (新宮市 )
2021年05月02日
80 園児の成長を願って  下里保でこいのぼり集会  (那智勝浦町 )
2021年05月02日
81 学年超えて楽しく遊ぶ  神倉小学校児童が遠足  (新宮市 )
2021年05月02日
82 初夏を告げるかんきつ  サマーフレッシュを初出荷  (御浜町 )
2021年05月02日
83 「飛雪米」の田植え作業  町のブランド米として定着  (紀宝町浅里 )
2021年05月02日
84 ゲームなどで盛り上がる  3小学校が春の遠足  (紀宝町 )
2021年05月02日
85 「広報きほう」総務大臣賞に  昨年の12月号が評価受け  (紀宝町 )