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2024年04月25日
1 「熊野に大学の設立を」
 旧グリーンピアで構想  (準備財団が支援者説明 )

 那智勝浦町と太地町にまたがる旧グリーンピア南紀での私立大学設立を目指す、立初(たてぞめ)創成大学設立準備財団(樋口祥子理事長)の地元支援者に対する説明会が23日、太地町地域福祉センター梛(なぎ)であった。都市部ではなくあえて「熊野」で、日本でこれまでにない「徹底的な探究・体感型」の大学を、2027(令和9)年4月に開設することを目指すと語った。

 財団のメンバーは、現役大学教員の理事とその教え子など。従来型の大学教育に問題や限界を感じていたメンバーは昨年10月から、旧グリーンピアでの設立を構想。各所で趣旨を説き、熊野三山の三社一寺の宮司や住職、株式会社キナンの会長などが協働推進者となり、その他も当地方の多くの企業が応援を表明するなど、賛同者を増やしている。説明会に参加した支援者団体「大学誘致を考える会」による署名活動も行われている。

 説明会で樋口理事長は、昨今の「学び」の変革に言及。情報は簡単にインターネットで得られ、考えることすらも人工知能(AI)で行えることから、大学は従来型ではなく探究・体感型が必要と説いた。また地域の歴史や文化、伝統など、教育にも役立つ日本の重要な資産が都市部の従来型大学では生かせていないことから、地方での大学設立が重要な意味を持つことも伝えた。

 学生数は年間144人で計画。教育はフィールドワークが主軸で、1年次は主にキャンパスで学ぶが、2年と3年では地域や海外に出向き、現地の人に学ぶことを繰り返す。ここで歴史や伝統、文化に触れ、探究や体感を深める。4年次はキャンパスに戻り、学びを生かして地域に還元する期間と考えている。

 資金調達の手法として、徳島県の神山まるごと高等専門学校の前例を参考としている。同校はふるさと納税、寄付、クラウドファンディングの三つで設立に至っている。同財団もこれに倣い、各所に協力を呼びかけている。

 樋口理事長は「熊野で皆さんと一緒に、大学をつくりたい。応援をよろしくお願いします」と求めた。住民向けの説明会の開催も考えていることを明かした。

(2024年4月25日付紙面より)

応援を呼びかける樋口祥子理事長(左)=23日、太地町地域福祉センター梛
大学設立の場所として考えている旧グリーンピア南紀
2024年04月25日
2 スタントで事故を再現
 自転車の交通安全教室  (新宮高校 )

 スタントマンが自転車交通事故を再現する、スケアード・ストレイト教育技法による自転車交通安全教室が22日、県立新宮高校(下村史郎校長、585人)であった。全学年の生徒が参加。危険性を知り、自転車の交通ルールの理解を深めた。

 JAみくまのとJA共済連和歌山が、和歌山県警察本部、新宮警察署と連携して実施した。同教育技法は、学習者に「怖さ」を与えることで、望ましくない行為を自主的に行わせないようにするもの。スタントマンが目の前で再現することで、ルールやマナーの違反が交通事故を招く危険があることを考えてもらう。

 開会に当たり、下村校長、石田守・JAみくまの代表理事組合長、宮本竜祐・新宮署交通課長があいさつ。「自転車のルールやマナーを守らなければと考えるきっかけになれば」「危険性を実感し、ルールを守り、交通事故のない安全な学校生活を送ってもらえることを願う」「自転車の運転を見直す機会にしてほしい。乗るときはヘルメットをかぶって」などと語った。

 続いて、スタントマンが自転車交通事故を再現。▽ヘッドホンで音楽を聞きながら▽携帯電話で話しながら▽酒を飲みふらつきながら▽二人乗り―などを行って、いかに危ないかを伝えた。自転車で全速で跳び箱にぶつかって、衝撃の大きさを示した。

 自転車と歩行者、自転車同士の事故も再現。見通しの悪い交差点から出てきた歩行者と自転車がぶつかったり、危険運転の自転車同士で衝突したりした。いずれの場合も、その後に行うべき正しい運転法を伝えた。「皆さんがルールを守れば、ルールが皆さんを守る」などと呼びかけた。

 生徒らは、ぶつかって投げ出されるスタントマンの様子を、固唾をのんで見守っていた。3年生で生徒会長の宮井聡子さんは「交通事故の怖さを間近で体験することはなかったので、今日はいい教訓になった。きちんと交通ルールを守っていこうと思う。貴重な体験をありがとうございました」と感謝を述べた。

 2年生の柳町彩斗さんは「自転車同士の衝突が一番びっくりした。今後は一時停止をしっかりと守ろうと思う」と話した。

(2024年4月25日付紙面より)

自転車の交通事故をスタントマンが再現=22日、県立新宮高校
事故の怖さを知りルールの大切さを実感した
2024年04月25日
3 「協力連携して活動を」
 民生児童委協議会が総会  (新宮市 )

 新宮市民生委員児童委員協議会(小内潤治会長)の総会が23日、新宮市福祉センターであった。出席44人、委任状34通で開会。昨年度の事業や決算の報告、本年度の事業や予算の提案を受け、承認可決した。

 民生委員の歌の斉唱、民生委員児童委員の信条の朗読に続き、小内会長があいさつ。能登半島地震と、関連して当地方で発生が懸念される南海トラフ巨大地震に言及。「災害発生時には地域福祉の課題も深刻化すると考えられる。民生委員の活動も、平常時から災害への備えが求められている」と話した。

 福祉課題はより複雑化・深刻化していると指摘。「住民に寄り添い、人々をつなぐ民生委員児童委員の役割は一層重要になっている。笑顔で暮らせる地域社会の構築のため、協力連携しながら活動していければ」とまとめた。

 来賓として、田岡実千年市長が祝辞。「地域でのネットワーク形成が、地域福祉を発展していく上でますます重要になる。民生委員児童委員の皆さんの協力なくては実現できない。今後もお力添えをお願いします」と呼びかけた。

 この後、議事を進行した。昨年度の事業と会計、本年度の事業と予算などを協議して認めた。

(2024年4月25日付紙面より)

本年度事業などを協議した=23日、新宮市福祉センター
あいさつする小内潤治会長
2024年04月25日
4 大きなイチゴ「おいしい」  じぃじの苺に紀南学園招待  (御浜町 )
2024年04月25日
5 誕生したウミガメなど観察  5歳児が社会見学で  (紀宝町 )
2024年04月25日
6 新たな地震対策、家屋に対応  ブルーシートの備蓄増へ  (紀宝町 )
2024年04月25日
7 さわかみ財団が道普請  大日越の登り口付近  (田辺市本宮町 )
2024年04月25日
8 無償の愛を持って支える  更生保護女性会が総会  (那智勝浦町 )
2024年04月25日
9 中核病院の将来ビジョン議論  医療センター経営強化プランを説明  (新宮市議会教育民生委 )
2024年04月25日
10 ジオパークの魅力伝える  フォトコン入賞作品展示  (那智勝浦町 )
2024年04月25日
11 ちぎり絵作り楽しむ  カルチャーサロンで教室  (新宮市「結夢」 )
2024年04月25日
12 合唱の仕方を教わる  くろしお児童館で教室  (新宮市 )
2024年04月25日
13 大株が咲きそろい華やかに  宇津木のシロバナヤマフジ  (古座川町 )
2024年04月25日
14 特集「夜の世界へようこそ」  こどもの読書週間企画開始  (串本町図書館 )
2024年04月25日
15 お悔やみ情報
  
2024年04月23日
16 明るい未来を目指す
 創立55周年式典で誓い  (新宮JC )

 一般社団法人新宮青年会議所(新宮JC)の創立55周年記念式典が21日、那智勝浦町勝浦のホテル浦島であった。現役の正会員をはじめ、OB、周辺JCブロックなどから110人超が参加。共に55周年を祝い、協力して明るい未来を目指すと誓った。

 式典では、新宮JCの歩みを支えてきた、歴代理事長を紹介。出席者は登壇して顔触れを披露した。宮本睦美・理事長はあいさつで、本年度のスローガン「『感謝』~みんなで繋げよう“ありがとう”~」を紹介。「55年の歴史を歩んでこられた先輩方は、地域の皆さんにありがとうの思いを持ってつないでこられたと考える。その気持ち、熱い志を次の世代につなげることを約束する」と力を込めた。

 「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録20周年を迎え、催しも活発に行われていること。串本町ではロケットの打ち上げが行われるなど、最先端のまちとして歩んでいることなどに言及。「魅力あふれるこの地域を盛り上げるには、新宮JCが若きリーダーとして、率先して地域と動いていかねば。われわれには、先輩から受け継いだ知識や経験がある。1人ではできないことも、皆の力で挑戦し、困難を乗り越えれば、明るい未来につながると確信している。地域に魅力を発信し、多くの仲間を募っていく」などと決意を述べた。

 新宮JCシニアクラブの中納哲史・代表幹事もあいさつ。「55周年おめでとう。新宮JCには、リーダーとして地域を盛り上げ、この地域の明るい豊かな社会の創造を目指してまい進してほしい。力を合わせて一致団結して頑張ってほしい。ぜひ皆さんのお力添えをお願いします」と呼びかけた。

 来賓祝辞を岸本周平・和歌山県知事(代読)、田岡実千年・新宮市長、世耕弘成・参院議員が述べた。「今後も地域発展への協力を」。「仲間が増え、まちづくり、ひとづくりをやれる青年会議所になれば」。「ピンチをチャンスに変える先頭に立ってほしい」などと語った。

(2024年4月23日付紙面より)

歴代理事長の皆さん=21日、那智勝浦町勝浦のホテル浦島
110人超が参加して55周年を共に祝った
2024年04月23日
17 外貨両替機を設置 訪日外国人増加に対応 (新宮市観光協会)

 新宮市観光協会(里中陽互会長)は18日、新宮市徐福の熊野新宮観光案内センターに外貨両替機を設置した。12種類の外貨(紙幣のみ)から日本円に両替が可能。「今後も多様化するニーズに応え、さらなる利便性向上を図っていきたい」と話している。

 外貨両替については、以前は市内に対応する銀行があったが、やめてしまった経緯があった。一方で昨今、訪日外国人客は増加。同所での外貨両替に関する問い合わせも多かったことから、設置を検討するに至った。

 那智勝浦町の観光案内所が外貨両替機を設置していたことから、助言を受けて取扱業者と相談。卓上型の外貨両替機を設置することになった。

 費用は無料で、設置場所と電源、インターネットを提供するのみ。業者は手数料で収入を得る。ネットを通じて平日は午前中にレートを更新し、土日は金曜からそのままという。

 両替可能な通貨は▽米ドル▽ユーロ▽英ポンド▽豪ドル▽中国人民元▽香港ドル▽韓国ウォン▽新台湾ドル▽シンガポールドル▽タイバーツ▽インドネシアルピア▽マレーシアリンギット。対応言語は▽日本語▽英語▽韓国語▽中国語(繁体字・簡体字)―となっている。

 なお、同所を訪れた外国人は、2023年度は3415人。コロナ禍前の19年度は3431人のため、ほぼ同じ数字に戻っている。

(2024年4月23日付紙面より)

設置された外貨両替機=19日、新宮市徐福の熊野新宮観光案内センター
2024年04月23日
18 名車が新緑の熊野疾走
 ラ・フェスタ・プリマベラ  (田辺市本宮町 )

 クラシックカーの祭典「ラ・フェスタ・プリマベラ2024」の一団が20日、田辺市本宮町の熊野本宮大社と大斎原(おおゆのはら)を通過した。ブガッティやジャガー、ポルシェなどの往年の名車53台が新緑の熊野を疾走し、世界遺産20周年に花を添えた。

 「古いものに敬意を」「いくつになっても心・少年」「イベントに関わる全ての人と友情の輪を広げる」の精神の下、2009年に始まったイベント。コロナ禍による中断を挟んで15回目。毎年春に開催されることから、イタリア語で春を意味する「プリマベラ」の名を冠している。株式会社フォルツァ主催。

 一団は愛知県名古屋市の熱田神宮をスタートし、2府5県の約1200㌔を走ってゴールの京都府京都市へ向かう。

 大斎原のチェックポイントでは、レンゲ野が広がる参詣道を一団が通過。普段は目にすることのない個性あふれるクラシックカーの数々に、観光客らも「何のイベント?」「かわいい形」「すごい整備技術」と目を見張っていた。

 タレントの堺正章さんは、「イタリアの華」と称される「ランチア アウレリアB24スパイダー」(1955年式)で参加しており、当地方ののどかな景色を楽しんだと語った。安全祈願の祈とうの後、大鳥居をくぐって再出発した。

(2024年4月23日付紙面より)

大鳥居をくぐって再出発=20日、田辺市本宮町の大斎原
タレントの堺正章さんも
2024年04月23日
19 串本、蓬莱が初戦突破
 ナガセケンコー旗軟式野球大会が開幕  
2024年04月23日
20 復帰2年、再び全国の舞台へ
 和道流空手、小西秋代さん  (那智勝浦町 )
2024年04月23日
21 雨の中、525人が健脚競う
 奥熊野いだ天ウルトラマラソン  
2024年04月23日
22 幸運祈り足の裏触る  ビリケン祭りにぎわう  (新宮市 )
2024年04月23日
23 新宮港に外国客船  三山観光の後に出港  
2024年04月23日
24 満開のツツジを堪能  黒潮公園で「おでかけサロン」  (高田地区福祉委員会 )
2024年04月23日
25 思い思いの遊びを満喫  神倉小が楽しい春の遠足  (新宮市 )
2024年04月23日
26 手作りおもちゃに笑顔  新年度初の「くろしおであそぼう」  (新宮市 )
2024年04月23日
27 日々の積み重ね忘れず精進を  萩原きもの総合学院で卒業・入学式  (新宮市 )
2024年04月23日
28 「飛雪米」の田植え作業  町のブランド米として人気  (紀宝町浅里 )
2024年04月23日
29 子どもたちも泥んこに  紀南電工が神内で田植え  (紀宝町 )
2024年04月23日
30 再開の喜び、歌声に乗せて  5年ぶり演奏会は満席に  (混声合唱ベーレンコーア )
2024年04月23日
31 銀色を帯びた穂が揺れる  望楼の芝に根付くチガヤ  (串本町 )
2024年04月23日
32 笑いヨガで心身健やかに  田原のサロンで実演紹介  (串本町 )
2024年04月23日
33 本館前にこいのぼり掲出  ロケットのぼりとともに  (潮岬青少年の家 )
2024年04月23日
34 税と選挙について教わる  6年生が出張県政講座で  (古座小 )
2024年04月23日
35 弘法大師の遺徳しのぶ  妙法山阿弥陀寺で御影供  (那智勝浦町 )
2024年04月23日
36 お悔やみ情報
  
2024年04月18日
37 今年も「愛の日バザー」
 市婦連と赤十字団が総会  (新宮市 )

 新宮市婦人団体連絡協議会と市新宮赤十字奉仕団の総会が16日、同市野田の市福祉センターであり、昨年4年ぶりに再開した「愛の日バザー」を11月に開催するなど本年度の事業計画を確認した。

 両団体は所属する会員、団員が同じため総会は同時に開会している。市婦連は家庭や社会の福祉増進を図り、明るく平和な地域社会の実現を目的に、赤十字団は赤十字の思いを通して、明るく住みやすい社会を築くことを目的に活動している。

 総会には会員・団員約30人が出席し、両団体の昨年度の事業報告、決算報告、本年度の事業計画案と予算案の各4議案を承認した。本年度は11月に「愛の日バザー」を行うほか、「人の和フェスティバル」への協力(7月)、人権学習会(11月)、「新宮元気フェスタ」への参加・協力(来年2月)、福祉施設への慰問などを予定している。

 あいさつした市婦連の劔持幸代会長は「昨年はコロナも落ち着き、4年ぶりに愛の日バザーを開催することができた。少子高齢化だが、助け合い、楽しい日が過ごせるよう今年も頑張りましょう」。赤十字団の仲富美子委員長は昨年度の活動を振り返った上で、「一人一人の善意が多くの人を救うことができる。今年も皆さんのご協力をお願いいたします」と呼びかけた。

 来賓の市健康福祉部の中上清之部長と市社会福祉協議会の大谷康央事務局長もあいさつし、日頃の活動に感謝を伝えた。

(2024年4月18日付紙面より)

約30人が出席した総会=16日、新宮市野田の市福祉センター
劔持幸代会長
仲富美子委員長
2024年04月18日
38 こいのぼり風になびく
 小口自然の家  (新宮市 )

 新宮市熊野川町の小口自然の家で、こいのぼりが掲げられた。施設前の広場の上空に黒、赤、青の大中小3匹が、風になびいている。

 同所では12日に掲げられた。今のところは3匹だが今後は数を19匹まで増やす予定という。丸石輝三支配人は「施設やキャンプ場への来客に歓迎の意味を込めて飾る。喜んでもらえたら」と話していた。

 こいのぼりの風習は、江戸時代に武家で始まった。コイは滝を登って竜になるとされていることから、立身出世の象徴と見なされており、これにあやかって男児が健やかに成長することを願って5月に掲げられる。

(2024年4月18日付紙面より)

風になびく3匹のこいのぼり=15日、新宮市熊野川町の小口自然の家
2024年04月18日
39 大きくて甘い「まりひめ」 太田小児童がいちご狩り (那智勝浦町)

 那智勝浦町立太田小学校(上地巳奈子校長)の全校児童21人が17日、いちご狩りで学校近くの太田農園を訪れ、大きくて甘い「まりひめ」をおなかいっぱい堪能した。

 和歌山県オリジナル品種「まりひめ」の生産地である太田地域。毎年新1年生の歓迎も兼ね、同農園の太田美保さんが子どもたちを招いている。

 ミニバケツとハサミを持った児童たちは、次々にいちごを収穫。中には子どものこぶし大のものもあり、その場でパクッとかぶりついた。家族への土産も持ち帰った。田んぼの水路でアカハライモリやカエルを捕まえて観察する姿もあった。

 西紗代さん(1年)は「おなかいっぱい。学校は楽しい」。松下元気君(同)は「いちご狩りは初めて。甘いのやちょっとすっぱいのがあった。他のクラスの子の名前を覚えているところ」語った。学校では1年生の歓迎会もあり、全校児童で一緒に遊んだ。

 太田さんは「子どもたちが喜ぶ姿が見られてうれしい」。今年の収穫状況については「気候もあってか、シーズン序盤は花が咲きそろわなかったが、現在は回復して順調」と話していた。

(2024年4月18日付紙面より)

いちごをパクッ=17日、那智勝浦町中里
おいしそうなのを発見!
2024年04月18日
40 アケビの花が咲く  那智勝浦町湯川  
2024年04月18日
41 プレー楽しみ親睦深める  中央児とほほえみがグラウンドゴルフ交流  (新宮市 )
2024年04月18日
42 物語の世界に夢中  市立図書館でおはなし会  (新宮市 )
2024年04月18日
43 年額1万2000円分  高齢者等にタクシー券  (新宮市 )
2024年04月18日
44 なじみの募金箱に多数協力  森下喜久さんが義援金託す  (新宮市 )
2024年04月18日
45 リトルベビーの家族へ  県作成のハンドブック  (新宮・東牟婁 )
2024年04月18日
46 消費生活の相談概要  新宮・東牟婁窓口が発表  
2024年04月18日
47 会員55人が競技に臨む  第68回射撃大会を実施  (県猟友会東牟婁支部 )
2024年04月18日
48 「守り犬」の影が見頃に  一枚岩で19日前後数日間  (古座川町 )
2024年04月18日
49 20歳以上対象に意識促す  健康ポイント事業を導入  (串本町 )
2024年04月18日
50 春を告げる「本宮祭」 好天の下、活気あふれる (熊野本宮大社)
2024年04月18日
51 思いやり・ゆずり合い運転を  春の交安運動最終日に啓発  (紀宝署 )
2024年04月18日
52 薮中響姫さん、初の全国へ  女子団体は東日本大会に  (御浜卓球 )
2024年04月18日
53 地域のつなぎ役として活動を  本年度総会で重点など確認  (紀宝町民児協 )
2024年04月18日
54 お悔やみ情報
  
2024年04月16日
55 桜花祭と開山祭献茶式
 那智山両社寺で営む  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山で14日、熊野那智大社(男成洋三宮司)の桜花祭と、那智山青岸渡寺(髙木亮英住職)の開山祭献茶式が営まれた。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年を機に訪れた観光客らが、那智山の信仰や歴史に触れる機会とした。

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■熊野那智大社の桜花祭



 熊野那智大社は、御神体の「那智の滝」の前に桜の枝と桜餅などを供えて自然の恵みに感謝し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「桜花祭」を開いた。

 桜の花のかんざしを挿した2人の巫女(みこ)が、滝の前で神職が鳴らす笛と太鼓の音に合わせ舞を披露。大勢の観光客が優雅な姿に見入っていた。

 大社によると、平安時代に花山法皇が那智山で千日間の山ごもりをした際、桜の美しさに感銘を受けて和歌を詠んだと伝わる故事にちなんだ祭典。

 北海道千歳市から夫婦で訪れた長谷奈美さん(61)は「すてきな舞に見とれてしまった。1年に1度のお祭りに立ち会えてうれしい」と話した。

  □     □

■青岸渡寺の開山祭献茶式



 那智山青岸渡寺の開山祭献茶式では、本尊の如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜおんぼさつ)を開帳。髙木住職らの読経の中、茶道表千家流音無会の桝田宗結さんが茶をたてて奉じた。

 インドから渡来し、那智の滝で修行したと伝わる開祖・裸形上人の遺徳をしのぶ法要。表千家と裏千家が1年交代で奉仕している。

 髙木住職は「新緑の季節に、無事に式を執り行うことができた。何事にも感謝の心を持って、日々精進していきたい」。音無会の築紫充代会長は「世界で戦争が起きている今、平和を祈ってご奉仕させていただいた」と語った。信徒会館の副席では、観光客らもゆったりとお茶を楽しんでいた。

(2024年4月16日付紙面より)

巫女が優雅な舞=14日、那智勝浦町の那智の滝
開祖の遺徳しのび茶をたてる=同日、那智勝浦町の那智山青岸渡寺本堂
2024年04月16日
56 常に安全運転心がけて
 紀南交通事故被害者の会らが啓発活動  

 「春の全国交通安全運動」最終日の15日、新宮市のイオン新宮店前で交通安全を呼びかける街頭啓発活動があった。

 紀南交通事故被害者の会(中岡貴恵代表)と、第一生命保険和歌山支社新宮営業オフィス(星谷広一オフィス長)の計11人参加した。

 運動終了後も引き続き、交通安全を心がけてもらいたいとの思いから、継続して取り組んでいる。今回は2カ所の店舗入り口に「交通事故0(ゼロ)」「交通事故防止運動」などののぼりを掲げ、啓発物品を配布するとともに安全運転を求める声かけをした。

 店舗近くにある、信号機のない横断歩道でも見守り活動を実施し、ドライバーに歩行者優先を呼びかけた。

 中岡代表は、イオン新宮店の協力に感謝し「意識することで防げる事故がある。ドライバーの方々には常に安全運転を心がけてもらいたい」と語った。

 新宮営業オフィスは、おととしから活動に参加しており、星谷オフィス長は「一人でも多くの人が交通安全への高い意識を持ってくれたら幸いです。活動に参加することで社員も交通安全の意識が高まっています」と話していた。

(2024年4月16日付紙面より)

交通安全を呼びかける=15日、新宮市のイオン新宮店前
2024年04月16日
57 書道やゲームで文化交流
 姉妹都市ブルームの学生  (太地町 )

 太地町に現在、姉妹都市のオーストラリア・ブルームから、セント・メアリーズ・カレッジの学生や教師、議員ら20人が滞在している。15日には太地こども園、小学校、中学校を巡り、文化交流を楽しんだ。

 太地からの移民がブルームでシロチョウガイの採貝などに従事した歴史を基に、1981年に姉妹都市提携を結び、2008年から青少年交流がスタート。コロナ禍を経て、昨年太地町からブルームへの訪問が再開し、ブルームからも5年ぶりに来町がかなった。

 ブルームの一行は9日、日本に到着し、大阪、奈良、広島、京都の4府県を巡って太地町へ。太地小学校では4~6年生と一緒に鬼ごっこやフルーツバスケット、書道体験をした。書道体験では、「絆」「力」「友」「翔」などそれぞれの目標を一つの漢字に。「上から下へ」「左から右へ」と書き順や意味を教えた他、ジェシーさんには「自江海」、テイラーさんには「平」と漢字の名前を考える一幕もあった。

 ブルームの学生は「鬼ごっこをしたけれど、みんな足が速いね」「漢字を教えてくれてありがとう」と歓迎に感謝を伝えた。

 同日午後6時からは、太地町公民館で歓迎のレセプションパーティーが開かれる。

(2024年4月16日付紙面より)

小学6年生と書道体験=15日、太地町立太地小学校
「ウエルカム・トゥ・タイジ」=同日、太地町立太地こども園
2024年04月16日
58 地元勢、初戦突破ならず
 新宮・新翔、近大新宮が敗れる  (春季高校野球和歌山県予選 )
2024年04月16日
59 努力する姿を見てほしい
 宮戸伸之8段、全日本選抜へ  (新宮剣友会 )
2024年04月16日
60 新宮高校が栄冠つかむ
 第111回連盟杯春季大会  (紀南バレーボール連盟 )
2024年04月16日
61 チュピチュピチュルル  熊野地方にツバメ飛来  
2024年04月16日
62 田植えが始まる  米どころの太田地域で  (那智勝浦町 )
2024年04月16日
63 半年ぶりのパン祭り盛況  中里のいなほ作業所  (那智勝浦町 )
2024年04月16日
64 町民の安心・安全のため  任命式に新入団員ら17人  (那智勝浦町消防団 )
2024年04月16日
65 練習を重ねて上達へ  くろしお児でけん玉教室開講式  (新宮市 )
2024年04月16日
66 親子20組が楽しく交流  本年度初の「よちよちくらぶ」  (新宮市 )
2024年04月16日
67 オンツツジ観賞楽しむ  地域住民がハイキング  (那智勝浦町 )
2024年04月16日
68 遊び感覚で楽しく運動  元気クラブしんぐう「すぽとれ」  (新宮市 )
2024年04月16日
69 楽しみながら英語学ぶ  新年度も各保育所で  (紀宝町 )
2024年04月16日
70 新入生に魅力伝える  矢渕中で部活動紹介  (紀宝町 )
2024年04月16日
71 栽培園地の見学ツアーを  新規就農者、研修生との懇談会  
2024年04月16日
72 ネモフィラの花咲き進む  小川の庭園「お花畑」で  (古座川町 )
2024年04月16日
73 管内流域へ600㌔送り出す  七川漁協が稚アユを放流  (古座川町 )
2024年04月16日
74 地域に根付く養蜂を教わる  CGS部ハチミツ班の部員  (串本古座高校 )
2024年04月16日
75 お悔やみ情報
  
2024年04月13日
76 ミカン果皮に駆虫効果
 杉村奨生さんが水産学会で  (近大新宮高 )

 東京都の東京海洋大学で3月29日に開催された日本水産学会の高校生の部ポスター発表に、近畿大学附属新宮高校から杉村奨生さん(当時2年)が参加。「冷水性淡水魚に寄生するチョウモドキに対するみかん果皮抽出液の駆虫効果」と題し、研究成果を発表した。

 アマゴなどの体表に寄生する甲殻類「チョウモドキ」に関する同校の研究は2021年にスタート。近畿大学水産研究所と連携して実施する「水産実習」の発展学習として、希望生が研究を受け継いできた。

 スーパーサイエンス部の水質調査などで水生生物に興味を持ったという杉村さんは、高校2年の夏休み前から研究を開始。過去の研究ではサンショウ抽出液に駆虫効果があると判明していたが、アマゴ本体へのダメージの大きさやコストの高さが課題に。同じミカン科植物で、廃棄される温州ミカンの果皮に着目した。

 エタノールを溶媒にミカンの乾燥果皮から抽出液を作り、チョウモドキやアマゴへの影響を検討。最終的には「ミカン乾燥果皮1%(w/v)・エタノール0・5%(v/v)の溶液に3分間浸漬することで、チョウモドキの7割が瀕死(ひんし)状態となった一方で、同条件で浸漬したアマゴの全数が生存した」と結論づけた。

 学会参加を通じ、全国の高校生や研究者、企業の研究に触れた杉村さん。惜しくも入賞は逃したが「面白い研究がたくさんあり、自分の研究についてのアイデアももらった。アマゴの体表に付いた状態のチョウモドキへの効果は実験できておらず、もう少し続けたい思いがある」と話す。

 研究に協力した近畿大学水産研究所新宮実験場の木南竜平助教は「発表には入っていないが、前段階で柿渋や木酢液など、新しい県産品での駆虫効果の検討もした。前向きにアイデアを出して取り組む姿勢がすごい」と頑張りを賞賛。実用化に向けては、アマゴ本体へのダメージの軽減やコスト面などが次なる課題になると語っていた。

(2024年4月13日付紙面より)

研究成果を発表した近畿大学附属新宮高校の杉村奨生さん(同校提供)
アマゴからチョウモドキを採取(同提供)
2024年04月13日
77 社会人に必要なマナー
 新宮商工会議所セミナー  

 ビジネスマナーセミナーが11日、新宮市井の沢の新宮商工会議所の会館であった。23人が参加、社会人に必要なマナーを学んだ。

 新宮商工会議所の主催、新宮地区職業安定協会、日本電信電話ユーザ協会和歌山支部の共催。3団体の会員が参加した。アクトプランニングSeekの依藤由香さんが講師を務めた。

 ▽職場実践の課題▽接遇マナーの基本▽接遇応対の基本動作▽電話応対の基本動作▽言葉づかい▽電話応対の実際―などの講義があった。

 講義の中で「他己紹介」が行われた。参加者は2人一組になり、相手の職業や趣味、性格や特徴などをインタビューして確認。続いて6人程度のグループとなり、各自がインタビュー相手のことを発表して紹介した。参加者は発表を通し、失礼にならず場をなごませる発表方法を考え、身に付けていた。

 依藤さんは「話上手と思う人もいたと思うし、話すスピードがいい人もいたのではないでしょうか。周りから学べるのが集合研修の良さ。それらをぜひ持ち帰って」と呼びかけた。

 新宮市三輪崎の下原自動車から参加した清水梨世さん(25)は「学校みたいで楽しい。電話対応での言葉遣いなどを学べたら。頑張りたい」と話した。

(2024年4月13日付紙面より)

他の人を紹介する「他己紹介」を行った=11日、新宮市井の沢の新宮商工会議所の会館
講話する依藤由香さん
2024年04月13日
78 コラボ御朱印を制作 参詣出発地の城南宮と (熊野本宮大社)

 「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年記念として、熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)はこのほど、京都府伏見区の城南宮とのコラボレーションで「令和の熊野詣感応の地記念御朱印」を制作した。15日(月)から1枚500円で販売する。同様に城南宮では1日より、「感応の地」ではなく「出立式」の御朱印として同額で販売を開始している。

 熊野三山には、平安時代から多くの人々が訪れており、院政期には上皇たちが城南宮から熊野まで、往復700㌔の道のりを1カ月かけて詣でたとされている。城南離宮の精進屋での潔斎後、離宮の南門から出発し、船で淀川を下り窪津(現在の天満)に降り立った。そして窪津王子から道すがら各王子社で奉幣や歌会などを行いながら熊野を目指した。

 同大社の御朱印は、同大社が平安時代から続く熊野詣での到着地点として、右側には道中の苦難の様子や祭事、熊野に到着した感動を歌で表現している。下部は大斎原(おおゆのはら)を参拝する参詣者を、上富田町の熊野高校の美術部の生徒が生き生きとした色彩で描いた。左側には川の中州に鎮座していた熊野坐神社が描かれている。

 同大社は「世界遺産登録20周年を機会により一層、京都と熊野に多くの人が行き来することを祈念します」と伝えている。

(2024年4月13日付紙面より)

城南宮(右)と熊野本宮大社のものが貼られた御朱印帳(熊野本宮大社提供)
2024年04月13日
79 新宮市にラジオ放送局!  6月の放送開始めざして  (こども新聞「ニュースよみとき隊!」2024年4月11日(木)の紙面から )
2024年04月13日
80 サステナブルファッションって?  捨てられる服の行方  (こども新聞 )
2024年04月13日
81 元気に育てと願い込め  管内流域に稚アユ放流  (熊野川漁協 )
2024年04月13日
82 在校生がPRし勧誘  新入学生にクラブ紹介  (新宮高校 )
2024年04月13日
83 事故起きやすい薄暮に  Aコープ前などで啓発  (那智勝浦町 )
2024年04月13日
84 辞令受け決意新たに  新宮市消防団の任命式  
2024年04月13日
85 入学生72人を代表して宣誓  串本古座高出身の岩谷さん  (和歌山信愛大学 )
2024年04月13日
86 取り組む姿勢や態度培う  1年生対象にし宿泊研修  (串本古座高校 )
2024年04月13日
87 最優秀賞など選抜作品収録  古座川ほのぼの川柳作品集  (古座川町社会福祉協議会 )
2024年04月13日
88 1年生の自転車をチェック  紀南高校で安全点検  
2024年04月13日
89 「生活の場所」を提供  放課後等デイサービス開所  (御浜町 )
2024年04月13日
90 来店者に交通安全の声かけを  御船郵便局を協力店に  (一声運動 )
2024年04月13日
91 保育所にお昼寝ベッド  アプリで欠席連絡も  (紀宝町 )
2024年04月13日
92 オンツツジが花の盛り  新宮市・浮島の森  
2024年04月13日
93 お悔やみ情報
  
2024年04月07日
94 初物ミンククジラ店頭に
 第七勝丸が根室沖で捕獲  (太地町 )

 小型捕鯨船「第七勝丸」(竹内隆士船長、乗組員5人、32㌧)が今年初めて捕獲したミンククジラの競りが5日、太地町漁業協同組合の市場であった。赤肉、畝須、白皮のブロック40ケース141㌔が次々に落札され、周辺地域のスーパーへ出荷された。正午には早くも太地漁協スーパーに初物の鯨肉が並んだ。

 第七勝丸は3月上旬に太地港を出航し、しけのため北海道の釧路港に停泊。流氷が解けたこともあり、4月1日に根室海峡へ出航し、初日に全長7・9㍍、5・7㌧の大きな雌を捕獲した。

 根室海峡は流氷がもたらす豊富なプランクトンによる好漁場で、漁協の貝良文専務理事(日本小型捕鯨協会長)は「よく肥えたおいしそうなクジラ。まずは刺し身で食べてほしい。竜田揚げ、焼き肉、ハリハリ鍋もお勧め」と太鼓判。今後について「千葉県の外房捕鯨と共同操業で、今日までに7頭捕れており、幸先のいいスタート。4月半ばまでにオホーツクの漁獲枠の17頭を取り終え、太平洋枠に取りかかりたい」と語った。

(2024年4月7日付紙面より)

「よく肥えたおいしそうなクジラ」=5日、太地町漁業協同組合の市場
早速店頭に並ぶ
2024年04月07日
95 会食楽しみ別れ惜しむ
 米サ市訪問団の送別会  (新宮市 )

 米サンタクルーズ市(サ市)から新宮市への生徒訪問団のフェアウェルパーティー(送別会)が5日、新宮市福祉センターで開かれた。訪問団がホストファミリーや関係者と会食を楽しみ、別れを惜しんだ。

 サ市は新宮市の姉妹都市で、生徒の相互訪問は恒例。今回の訪問団は13歳から17歳の中高生14人と引率者3人で、3月30日に来新し、市内のホストファミリー宅に宿泊しながら、周辺観光や伝統文化の体験を行っていた。

 パーティーは県立新宮高校の琴部の演奏で開幕。訪問団の生徒らが部員の手ほどきを受け「さくらさくら」の演奏に挑戦する一幕もあった。会食では田岡実千年市長が手打ちしたうどんや、すし、和菓子などが振る舞われた。

 訪問団の生徒らは「出会いがいっぱいで楽しかった」「食べ物がおいしかった」「みんな親切だった」「新宮の全部が見られないことが残念」「景色が良かった」「上った階段が多すぎた」「着物を着ることが難しかった」「ホストファミリーと別れ難い」「新宮は居心地が良かった」などと語った。

 田岡市長は新宮市姉妹都市親善協会(岩澤卓会長)の名誉会長として「感動的な感想を聞かせてもらい面白かった。短い間でも(ホストファミリーと)絆や深い関わりができているのだなと感動した。今年は姉妹都市となって50年の節目の年。これからも素晴らしい交流を続けていきましょう。来ていただきありがとう。ホストファミリーの皆さんもありがとうございました」と述べた。

 訪問団の中高生とホストファミリーの子どもらが一緒に「翼をください」をまず日本語、続いて英語で歌った。8月に新宮市からサ市を訪問する予定の高校生の紹介もあった。

(2024年4月7日付紙面より)

新宮高校の生徒の指導で琴に挑戦=5日、新宮市福祉センター
ホストファミリーの子どもらと共に歌を歌った
2024年04月07日
96 外来種の浮草など駆除
 浮島の森で整備作業  (新宮市 )

 新宮市の天然記念物「新宮藺沢(いのさわ)浮島植物群落」(浮島の森)で4、5の両日、外来種の浮草などの駆除作業があった。

 浮島の森は、沼地に浮かぶ泥炭でできた島で、寒地・暖地の両方の植物が混生していることが特徴。植物学者の牧野富太郎氏らが天然記念物指定に尽力したことでも知られる。1927年の指定当時は島内に300本以上のスギ林があったが、周囲の宅地開発や水質悪化で植生の変化が見られるようになり、長年保全活動が続けられている。

 近年ではアマゾントチカガミやオオカナダモなどの外来種の繁殖が問題に。周囲の水路をふさぐほど増えたカサスゲの間にアマゾントチカガミの子株が入り込み、翌年の夏場に再繁殖することが繰り返されてきた。市文化振興課によれば、今回は外来種駆除とともに、今後の保全活動のためカサスゲやキショウブの一部も取り除いた。

 島内では現在、浮島の森のシンボルであるヤマドリゼンマイやオンツツジも見頃を迎えている。

(2024年4月7日付紙面より)

沼地での作業=5日、新宮市の浮島の森
オンツツジ
2024年04月07日
97 観光地写真や避難所情報  全市町がオープンデータ  (三重県 )
2024年04月07日
98 子どもと高齢者を守るために  春の全国交通安全運動出発式  
2024年04月07日
99 本紙エリアで田中さんが受章  第42回危険業務従事者叙勲  
2024年04月07日
100 梅干しが能登半島被災地に  那智谷を守る会が支援  (那智勝浦町 )
2024年04月07日
101 世界遺産登録の足跡  関連資料を多数展示  (新宮市立図書館 )
2024年04月07日
102 26人が夢への一歩  なぎ看護学校で入学式  (新宮市 )
2024年04月07日
103 着物のリメーク楽しむ  カルチャーサロンで教室  (新宮市「結夢」 )
2024年04月07日
104 新入生161人迎える  近畿大学附属新宮高校・中学校  
2024年04月07日
105 お悔やみ情報