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2024年04月24日
1 和合の精神を世界へ 本宮で「合気道国際奉納演武」 

 田辺市本宮町で20、21日、同市出身で合気道の創始者・植芝盛平の偉業と功績を国内外に発信する「合気道国際奉納演武」が開かれた。コロナ禍で途絶えていた海外の参加が回復し、スイス、イタリア、フランスの道場の門下生の出場もあり、約60人が参加した。熊野本宮大社と同市の植芝盛平翁顕彰会、熊野本宮合気塾が主催。

 合気道本部道場(東京)から植芝充央道場長(42)を迎えて開催した。20日は熊野本宮大社の旧社地「大斎原(おおゆのはら)」で特別講習会が開かれ、21日は雨天のため本宮体育館で奉納演武を実施。大社の九鬼家隆宮司は開会のあいさつで、春の例大祭で世界遺産登録20周年を記念し、8カ国の外国人に神輿を担いでもらったことに触れ「世界平和につながる合気道の和合の精神をぜひ発信してほしい」と呼びかけた。新宮市の合気道熊野塾を皮切りに、9団体が次々に日頃の稽古の成果を披露し、植芝道場長が奉納演武を納めた。

 スイスから訪れ、東京の日本語学校で学ぶテオ・ワルティさん(19)は「熊野という合気道にとって特別な場所で演武できたのは素晴らしい。とてもうれしい」と喜んでいた。

 植芝盛平のひ孫の充央道場長は「皆さんの協力のおかげで無事終えられた。本宮を訪れるたび、開祖を大切に思ってくれていることを強く感じる」と感謝し、「真の武道はいたずらに強さを競うものではないというのが開祖の教え。鍛錬が自分自身を成長させる糧となるのが合気道の魅力の一つ。世界140の国と地域に広がる合気道の輪がさらに広がっていくことを願っている」と話した。

(2024年4月24日付紙面より)

スイス、イタリア、フランスの道場からも門下生が参加し、演武を奉納=21日、田辺市本宮町
合気道本部道場の植芝充央道場長(右)
2024年04月24日
2 協力して作業に取り組む
 中央児で「こいのぼりを作ろう」  (新宮市 )

 新宮市野田の中央児童館で20日、「こいのぼりを作ろう」があった。子どもたち12人が協力しながら手形やスタンプで模様を付けた「うろこ」を貼り、同館に飾るこいのぼりを作った。

 土台となるこいのぼりは、事前に職員が大きなポリ袋をつないで作り、2体用意した。

 子どもたちは職員から説明を受けると早速、作業を開始。ピンクや赤、青、緑の中から好みの絵の具を選んで手のひらに塗り、アーチ状にかたどったうろこに押し当てて両面テープで貼り付けていった。

 この日はミニこいのぼりも製作。「先生、こう?」「できた!」などと会話をしながら職員が用意した手作りのスタンプを押し、フェルトペンで目を描くと思い思いの作品を完成させた。

(2024年4月24日付紙面より)

こいのぼりに「うろこ」を貼り付ける子どもたち=20日、新宮市野田の中央児童館
2024年04月24日
3 本の世界を楽しもう 4月23日は子ども読書の日 

 「子ども読書の日」の23日、熊野地方の読書活動に取り組む小中学校でも、子どもたちがドキドキわくわく、本の世界を楽しむ姿が見られた。

 子どもの読書活動についての関心と理解を深め、積極的に読書活動を行う意欲を高めるために、2001年に制定。「ロミオとジュリエット」や「ハムレット」の著者シェークスピアの命日や、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界図書・著作権デー」にちなんだ記念日。5月12日(日)までの3週間は「こどもの読書週間」でもある。

 毎朝8時10分から10分間の読書の時間を設けている那智勝浦町立宇久井小学校では、全校児童179人が教室で思い思いの本を開いた。図書スペースでは、1年生たちも仲良く絵本を選んでいた。

 角川まんが超科学シリーズ「どっちが強い!? X」を読んだ西拓己君(3年)は「恐竜が闘う本。図鑑が好きで、いろいろな生き物のを読んでいる」。桝本和佳さん(同)は怖い話の「人喰いグルール」を読み「文字が多い本を読むことが多い。続きが気になる」と話していた。

(2024年4月24日付紙面より)

教室で読書をする3年生=23日、那智勝浦町立宇久井小学校
2024年04月24日
4 親子で触れ合い楽しむ  正明保が新宮城跡へ遠足  
2024年04月24日
5 本年度事業計画を承認  北浜東千歳会が総会  (那智勝浦町 )
2024年04月24日
6 公約訴え投票求める  生徒会選挙の演説会  (新翔高校 )
2024年04月24日
7 国公立大学に18人合格  近畿大学附属新宮高校が公表  
2024年04月24日
8 大鳥居とレンゲ畑 田辺市本宮町の大斎原 
2024年04月24日
9 多彩なパフォーマンス  新宮キズナフェスティバル  
2024年04月24日
10 作家18人の作品を披露  潮岬で第10回工芸・絵画展  (串本町 )
2024年04月24日
11 認知症啓発を新規活動に  女性部5年ぶり総会開く  (串本町商工会 )
2024年04月24日
12 子ども食堂、3周年迎える  愛情たっぷりのカレーライス  (紀宝町 )
2024年04月24日
13 復興願う演奏、被災地に響く  熊野水軍太鼓が中能登町で  (紀宝町 )
2024年04月24日
14 趣味の作品展や福祉大会も  本年度総会で新役員を紹介  (紀宝町老連 )
2024年04月24日
15 お悔やみ情報
  
2024年04月21日
16 新宮―白浜間に補助
 子ども団体の列車移動  (条件合致なら無料 )

 紀勢本線活性化促進協議会新宮白浜区間部会の会合が19日、新宮市役所別館であった。20人が出席。主に同区間沿線の子どもの列車での団体移動に際し、同区間内の料金の一部を補助することを決めた。条件によっては実質無料となる。5月1日からの実施を目指す。

 同協議会は、紀勢本線の活性化を目的に、県内24市町村で組織。その新宮白浜区間部会は、同区間の厳しい収支状況を受け設置した。白浜町以南の8市町村と県、JR西日本和歌山支社、和歌山大学で組織している。補助事業は行政とJR西より負担金を集めて行う。

 補助の正式名称は「校外学習等支援事業」。同区間の沿線自治体と古座川町、北山村にある幼保小中高の子どもと引率者で構成する8人以上の団体が対象となる。

 補助要件は、乗降に同区間内の駅が含まれていること。校外学習などで列車移動する際、同区間内の運賃および特急料金の一部を補助する。

 具体的には、同区間内で特急を利用しない場合は普通運賃の全額、利用する場合は団体割引以外の全額が補助となる。例えば新宮・東牟婁の学校の団体が列車で白浜町に移動する場合、実質無料で行けることになる。同区間外まで移動する場合は、区間外は通常料金となる。

 この他、「教育旅行誘致事業」として、教育旅行やスポーツ合宿で同区間内に来訪する団体に対し、料金の一部を補助することも決めた。これも同区間内での乗降が条件となる。

  □     □

■新宮―白浜間の現状



 同支社による新宮―白浜間の現状説明もあった。平均通過人員(輸送密度)は同社単独運営の目安の1日当たり2000人を大きく下回り、2022年は793人。20~22年の3カ年平均で、必要な費用の11・9%しか収入で補えていないなど、厳しい状況が明かされた。

(2024年4月21日付紙面より)

補助事業などを話し合った=19日、新宮市役所別館
ホームで停車する特急くろしお=同日、JR新宮駅
2024年04月21日
17 「地震は人ごとではない」
 民児協委員が防災拠点を見学  (紀宝町 )

 紀宝町民生委員児童委員協議会(西村喜久男会長)に所属する委員20人が19日、3月に完成した道の駅「紀宝町ウミガメ公園」防災拠点施設を見学した。

 円筒形鉄筋コンクリート造り2階建ての一時避難場所で、町が建設した防災タワー。高さ6・5㍍、床面積165平方㍍。海抜14・4㍍地点にあり、屋上(海抜20・5㍍)には地域住民や道の駅の利用者など最大200人が避難できる。

 1階に避難場所、備蓄倉庫、トイレ、湯沸室を完備、2階、屋上は避難スペースとなっている。

 町防災対策課の職員が施設を案内。「南海トラフ地震で予想されているウミガメ公園付近の最大津波高は11㍍となっており、看板により高い所を目指して避難してくださいと記載しています」などと説明した。

 委員は屋上から高さを実感。整備されている倉庫など確認した。西村会長は「地震は人ごとではない。防災への意識が高まっており、施設を知る良い機会になった。今後も各所で見学会を開きたい」と話していた。

(2024年4月21日付紙面より)

屋上で説明を聞く委員=19日、紀宝町井田
防災拠点施設を見学する
2024年04月21日
18 8月11日に那智湾で
 世界遺産登録20周年記念  (那智勝浦町花火大会 )

 第15回那智勝浦町花火大会の第1回実行委員会(串俊男実行委員長)が19日、同町役場で開かれた。今年も8月11日(日・祝)午後8時から約1時間、那智湾で開催することを決めた。

 町民の手作りを基本理念に、追善供養を目的とする花火大会で、昨年コロナ禍を経て4年ぶりに再開した。今年は世界遺産登録20周年記念事業としても位置付ける。

 実行委員会には南紀くろしお商工会、和歌山東漁業協同組合那智支所、那智勝浦観光機構、勝浦金融協会などから21人が出席。大会長の堀順一郎町長は「第14回大会には約2万8000人が参加し1300万円超の寄付が集まった。世界遺産登録20周年の節目の年。海外からの観光客もずいぶん増えており、今後を見据えた話し合いができれば」とあいさつした。

 花火業者の選定について、事務局から従来通り複数事業者によるプレゼンテーションを実施する提案があったが「準備に携わる漁協関係者の準備・片付けの時間短縮や負担軽減の観点から、慣れた業者へ依頼することはできないか」との意見が出た。採決の結果、賛成多数で昨年と同じ高木煙火株式会社(岐阜県)に依頼することとした。

 串実行委員長は「追善供養、納涼、そして世界遺産20周年を融合させ、町全体で満足してもらえる大会にしたい。どう花火で表現するのか、業者の感性にも期待している」と話していた。

(2024年4月21日付紙面より)

関係団体から委員21人が出席=19日、那智勝浦町役場
2024年04月21日
19 トベラの花が咲く  那智の浜沿いで  
2024年04月21日
20 1位に小阪享志さん  写連新宮支部4月例会  
2024年04月21日
21 400㍉㍑献血に44人協力  町役場前で勝浦LC奉仕  (那智勝浦町 )
2024年04月21日
22 岸本知事に早期導入を陳情  和歌山県自動車整備振興会などが  (図柄入りナンバープレート )
2024年04月21日
23 健康づくりの輪を広げる  新宮市食生活改善推進協が総会  
2024年04月21日
24 住宅用火災警報器に補助  那智勝浦町消防本部でも  
2024年04月21日
25 観賞や触れ合いを楽しむ  丹鶴幼がタウンガーデンへお散歩  (新宮市 )
2024年04月21日
26 新聞紙びりびり、楽しいな  「ちびっこくらぶ」始まる  (新宮市 )
2024年04月21日
27 楽しく作業に取り組む  蓬莱公民分館がケーキ作り教室  (新宮市 )
2024年04月21日
28 「ここはタケノコの里?」  宇久井小学校の5年生  (那智勝浦町 )
2024年04月21日
29 鳴子響かせ練習に励む  よさこいソーラン教室開講  (くろしお児童館 )
2024年04月21日
30 濱田蓮・上野昊ペアら優勝  6県交流大会で地元勢活躍  (ソフトテニス )
2024年04月21日
31 入所、進級「おめでとう」  相野谷保育所で行事  (紀宝町 )
2024年04月21日
32 2年ぶり、こいのぼりバルーン  まなびの郷で悠々と泳ぐ  (紀宝町 )
2024年04月12日
33 当地方にも影響波及
 物流停滞、週刊誌遅れ  (2024年問題 )

 運送業の「2024年問題」の影響が、当地方にも及んでいる。新宮市千穂の本屋の荒尾成文堂(荒尾寔店主)で、多くの週刊誌の入荷が1日遅れとなり、発売日に都市部とのずれが生じている。

 2024年問題とは、運送業、建設業、医師の三つの業種で、4月から時間外労働の上限規制が始まることに伴って生じる諸問題を指す。特に運送業は、これまでのように残業ができなくなる上に、昨今の人手不足でドライバーも少なく、物流の停滞が起こると懸念されていた。「稼げなく」なることで就職希望者が減るとも予想されていた。

 荒尾成文堂では、週刊新潮や週刊文春、週刊現代、週刊ポスト、女性自身、女性セブンなどの主要週刊誌の多くが、1日遅れの入荷となった。配達を待つお客からの問い合わせが相次いだため、発売が遅れる週刊誌のリストを作って配布し、理解を求めたという。

 荒尾店主(79)は「雑誌には発売日が書いてあるのに、実際の発売は1日遅れに。これが都市部では発売日そのままに発売で、地方だけ遅れる。今後はさらに変動して、2週に1回などになっていくのではないか」と不安を語る。

  □     □

■現場では創意工夫



 一方で運送業の現場では、創意工夫で乗り越えようと努力を続けている。新宮市五新の新宮運送(山本言代表取締役社長)は今を見越して3年ほど前に、約30年付き合いがあった食品メーカーとの取引を停止。山本社長(48)は「労働時間(上限)を守るためには、やめざるを得なかった」と明かす。

 さらに、後部扉だけでなく左右側面からも荷物が出し入れできる、ウイング車の冷凍トラックを昨年4月に導入。通常は混載が不可能な冷凍、チルド、常温を同時配送できる技術を確立していたこともあり「以前は複数のトラックとドライバーが必要だった輸送が1台1人でできるようになった」という。

 しかし、越えられない壁もある。「荷主が人手不足でフォークリフトの運転手が足らない。荷待ちで4、5時間の待機もある」とこぼす。

 運賃についても「地元の運送会社にはなかなか値上げは難しい。もう少し考えてほしい」と話した。

(2024年4月12日付紙面より)

トラックが行き交う国道42号=9日、新宮市三輪崎の高森交差点付近
1日遅れの発売となった主要週刊誌4誌と荒尾寔店主=8日、新宮市千穂の荒尾成文堂
2024年04月12日
34 20周年記念の店舗幕
 インバウンドにも伸び  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録20周年を記念し、10日にJR紀伊勝浦駅前と大門坂駐車場の観光案内所に店舗幕、那智勝浦インターチェンジと町役場に横断幕を設置した。

 20周年の機運を高めようと制作を進めてきたもので、外国人観光客が多いこともあり、日本語と英語を併記した。今後は各所に「のぼり」も設置する予定。

 JR紀伊勝浦駅前の観光案内所では現在、インバウンド(訪日外国人観光客)を中心に利用者が急増。2月は計565人、週末でも60~80人の利用だったが、3月下旬の春休みシーズンからは連日100人以上、多い日には190人の利用が続いている。

 国別では、もともと多かった中国に加え、3月以降は欧州や米国、オーストラリアが伸びている。その他、南米や東南アジア、アフリカ地域などからの旅行者もおり、従来よりも多様化が見られるという。

 特に欧米諸国からは徒歩で移動する旅行者が多く、那智山エリアだけでなく、町歩きや飲食店利用のニーズも高い。

 那智勝浦観光機構(NACKT)は「このまま秋の行楽シーズンまで高い水準でつなげていきたい。一方で、7月の世界遺産登録20周年や那智の火祭りなど、夏シーズンの混雑への心配も。今から準備をし、多様化するニーズに対応できるようにしていきたい」と話していた。

(2024年4月12日付紙面より)

日本語・英語併記の店舗幕=11日、那智勝浦町のJR紀伊勝浦駅前
対応に追われる観光案内所職員
2024年04月12日
35 楽しく全身運動に親しむ
 ワイワイ♪運動教室開始  (古座川町 )

 古座川町が8日、高池にある町民体育館を会場にして「ワイワイ♪運動教室」を開始した。小学生以上の町民を対象にし、通年で毎月第2、4月曜日午後7時~8時に開く計画。参加無料で、興味がある人は町健康福祉課(電話0735・67・7112)まで。

 町民の運動習慣による健康維持を促す目的で健康推進事業(夜間運動教室)を展開している同町。本年度はこれまで以上に幅広い世代に参加してもらえるよう内容を見直し、3種類(リフレッシュ〈部分運動〉、レクリエーション〈全身運動〉、短期集中・体ひきしめ〈エアロビクス〉)6教室を定例実施するとしている。

 「ワイワイ♪運動教室」は本年度新規導入のレクリエーション教室で、この日は初実施。小学生を中心に家族らも含め45人が参加し、楽しく体を動かす時間を共有した。

 講師は健康運動指導士の杉浦資史さん。じゃんけんやかけっこを取り入れたウオーミングアップを経て、即席4チーム対抗のドッジボールや同8チーム対抗のゲームに挑戦して体を動かした。杉浦さんは気兼ねせずチャレンジするムードメイキングに努めつつ、判断力や瞬発力など運動にはそれぞれに身体向上の効果がある点を紹介して体を動かすことの大切さを印象づけるなどした。

 3種類6教室はいずれも健康づくりイメージキャラクター「あゆ美ちゃん」によるアピールで浸透している町いきいきポイント対象事業で、そのスタンプ台紙が満了すると指定店舗で使える商品券1000円分が同課からもらえる。6教室は定例(基本隔週実施)となっていて、定期登録だけでなくお試し参加(1回参加)もできる仕組みになっている。問い合わせは同課まで。

(2024年4月12日付紙面より)

8チーム対抗のゲームに挑戦する参加者=8日、古座川町民体育館
初実施を終えて今後の展開などを伝える杉浦資史さん
2024年04月12日
36 春のプリンセスみかん  カラマンダリンの出荷始まる  (JA伊勢 )
2024年04月12日
37 今年も8月17日に開催  コロナ禍経て昨年4年ぶりに  (熊野大花火大会 )
2024年04月12日
38 着物の美しさに触れる  着付け教室、5年ぶり再開  (紀宝町 )
2024年04月12日
39 和歌山県が募集を開始  台湾東部沖地震の義援金  
2024年04月12日
40 不良空き家除去に補助  新宮市が募集を開始  
2024年04月12日
41 現役で国公立大学へ22人  2023年度の進路状況  (新宮高 )
2024年04月12日
42 充実した高校生活を  新翔高で対面式  (新宮市 )
2024年04月12日
43 「事故0に」注意喚起  交通安全の2団体が啓発  
2024年04月12日
44 緑鮮やか新芽供え 熊野本宮大社で「新茶祭」 
2024年04月12日
45 新作PR動画を公開中  センターで常時放映も  (南紀熊野ジオパーク )
2024年04月12日
46 初めての土地の不安緩和  下宿する生徒対象交流会  (串本古座高校 )
2024年04月12日
47 実施ノウハウの裾野拡大  本庁舎で体力測定研修会  (串本町 )
2024年04月12日
48 小学生限定のフリマ  くまのクエストが盛況  (新宮市 )
2024年04月12日
49 お悔やみ情報
  
2024年04月07日
50 初物ミンククジラ店頭に
 第七勝丸が根室沖で捕獲  (太地町 )

 小型捕鯨船「第七勝丸」(竹内隆士船長、乗組員5人、32㌧)が今年初めて捕獲したミンククジラの競りが5日、太地町漁業協同組合の市場であった。赤肉、畝須、白皮のブロック40ケース141㌔が次々に落札され、周辺地域のスーパーへ出荷された。正午には早くも太地漁協スーパーに初物の鯨肉が並んだ。

 第七勝丸は3月上旬に太地港を出航し、しけのため北海道の釧路港に停泊。流氷が解けたこともあり、4月1日に根室海峡へ出航し、初日に全長7・9㍍、5・7㌧の大きな雌を捕獲した。

 根室海峡は流氷がもたらす豊富なプランクトンによる好漁場で、漁協の貝良文専務理事(日本小型捕鯨協会長)は「よく肥えたおいしそうなクジラ。まずは刺し身で食べてほしい。竜田揚げ、焼き肉、ハリハリ鍋もお勧め」と太鼓判。今後について「千葉県の外房捕鯨と共同操業で、今日までに7頭捕れており、幸先のいいスタート。4月半ばまでにオホーツクの漁獲枠の17頭を取り終え、太平洋枠に取りかかりたい」と語った。

(2024年4月7日付紙面より)

「よく肥えたおいしそうなクジラ」=5日、太地町漁業協同組合の市場
早速店頭に並ぶ
2024年04月07日
51 会食楽しみ別れ惜しむ
 米サ市訪問団の送別会  (新宮市 )

 米サンタクルーズ市(サ市)から新宮市への生徒訪問団のフェアウェルパーティー(送別会)が5日、新宮市福祉センターで開かれた。訪問団がホストファミリーや関係者と会食を楽しみ、別れを惜しんだ。

 サ市は新宮市の姉妹都市で、生徒の相互訪問は恒例。今回の訪問団は13歳から17歳の中高生14人と引率者3人で、3月30日に来新し、市内のホストファミリー宅に宿泊しながら、周辺観光や伝統文化の体験を行っていた。

 パーティーは県立新宮高校の琴部の演奏で開幕。訪問団の生徒らが部員の手ほどきを受け「さくらさくら」の演奏に挑戦する一幕もあった。会食では田岡実千年市長が手打ちしたうどんや、すし、和菓子などが振る舞われた。

 訪問団の生徒らは「出会いがいっぱいで楽しかった」「食べ物がおいしかった」「みんな親切だった」「新宮の全部が見られないことが残念」「景色が良かった」「上った階段が多すぎた」「着物を着ることが難しかった」「ホストファミリーと別れ難い」「新宮は居心地が良かった」などと語った。

 田岡市長は新宮市姉妹都市親善協会(岩澤卓会長)の名誉会長として「感動的な感想を聞かせてもらい面白かった。短い間でも(ホストファミリーと)絆や深い関わりができているのだなと感動した。今年は姉妹都市となって50年の節目の年。これからも素晴らしい交流を続けていきましょう。来ていただきありがとう。ホストファミリーの皆さんもありがとうございました」と述べた。

 訪問団の中高生とホストファミリーの子どもらが一緒に「翼をください」をまず日本語、続いて英語で歌った。8月に新宮市からサ市を訪問する予定の高校生の紹介もあった。

(2024年4月7日付紙面より)

新宮高校の生徒の指導で琴に挑戦=5日、新宮市福祉センター
ホストファミリーの子どもらと共に歌を歌った
2024年04月07日
52 外来種の浮草など駆除
 浮島の森で整備作業  (新宮市 )

 新宮市の天然記念物「新宮藺沢(いのさわ)浮島植物群落」(浮島の森)で4、5の両日、外来種の浮草などの駆除作業があった。

 浮島の森は、沼地に浮かぶ泥炭でできた島で、寒地・暖地の両方の植物が混生していることが特徴。植物学者の牧野富太郎氏らが天然記念物指定に尽力したことでも知られる。1927年の指定当時は島内に300本以上のスギ林があったが、周囲の宅地開発や水質悪化で植生の変化が見られるようになり、長年保全活動が続けられている。

 近年ではアマゾントチカガミやオオカナダモなどの外来種の繁殖が問題に。周囲の水路をふさぐほど増えたカサスゲの間にアマゾントチカガミの子株が入り込み、翌年の夏場に再繁殖することが繰り返されてきた。市文化振興課によれば、今回は外来種駆除とともに、今後の保全活動のためカサスゲやキショウブの一部も取り除いた。

 島内では現在、浮島の森のシンボルであるヤマドリゼンマイやオンツツジも見頃を迎えている。

(2024年4月7日付紙面より)

沼地での作業=5日、新宮市の浮島の森
オンツツジ
2024年04月07日
53 観光地写真や避難所情報  全市町がオープンデータ  (三重県 )
2024年04月07日
54 子どもと高齢者を守るために  春の全国交通安全運動出発式  
2024年04月07日
55 本紙エリアで田中さんが受章  第42回危険業務従事者叙勲  
2024年04月07日
56 梅干しが能登半島被災地に  那智谷を守る会が支援  (那智勝浦町 )
2024年04月07日
57 世界遺産登録の足跡  関連資料を多数展示  (新宮市立図書館 )
2024年04月07日
58 26人が夢への一歩  なぎ看護学校で入学式  (新宮市 )
2024年04月07日
59 着物のリメーク楽しむ  カルチャーサロンで教室  (新宮市「結夢」 )
2024年04月07日
60 新入生161人迎える  近畿大学附属新宮高校・中学校  
2024年04月07日
61 お悔やみ情報
  
2024年04月06日
62 事故ない社会の実現を
 交通安全運動の決起集会  (新宮市 )

 春の全国交通安全運動(6~15日)に伴う決起集会と街頭啓発が5日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店であった。主催の新宮市交通事故をなくする市民運動推進協議会(田岡実千年会長=新宮市長)をはじめ、警察関係者など約50人が参加。交通事故のない安心安全な社会の実現に向け、協力して取り組んでいくことを誓った。

 開会のあいさつで、田岡会長は「交通事故ゼロを目指し、安心安全なまちづくりのため、啓発や広報を行いたい。思いが通じる啓発となるようお願いします」と呼びかけ。続いて鳥羽真司・県東牟婁振興局長が「交通事故のない安全安心な社会は県民全員の願い。引き続き尽力をお願いします」と求めた。

 矢野勝正・新宮警察署長は、管内で昨年、人身事故が62件、物損事故が1615件だったことを伝え「厳しい情勢にある」と指摘。「歩行者の保護に取り組んでほしい。他の模範として自転車のルールを守ることが命を守ると示してほしい」などと語った。

 街頭啓発特別ゲストの漫才師「わんだーらんど」による交通安全講話もあり、面白おかしく注意喚起した。新宮署交通取締部隊を見送る出発式も行われた。街頭啓発では、参加者が買い物客に啓発物資を手渡した。

 同運動は、交通事故防止を図り毎年行われている。今回の運動の重点は①こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践②歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行③自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守(じゅんしゅ)―となっている。

  □     □

■那智勝浦町でも



 同日には、那智勝浦町のAコープなち店の汐入橋交差点や勝浦臨海交差点付近でも早朝街頭啓発があった。町交通指導員協議会やJAみくまの、那智勝浦自動車教習所などから約20人が集まり、通勤中のドライバーらへ啓発物資を手渡した。

 堀順一郎町長は「4月は異動や進学で、交通に不慣れな人も多い。車の一時停止率も改善しているとはいえ、全国的にみると低く、啓発が重要」と話していた。

(2024年4月6日付紙面より)

安心安全な社会の実現を呼びかける田岡実千年会長(右端)=5日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
通勤中のドライバーに啓発=同日、那智勝浦町
2024年04月06日
63 購入補助の対象者を拡充
 住宅用火災警報器の設置、交換を  (新宮市消防本部 )

 新宮市消防本部は、住宅用火災警報器(住警器)の購入費用を一部補助する事業の受け付けを開始した。本年度は「新宮市在住で65歳以上の高齢者のいる世帯」に対象者を拡充した。申請期間は来年3月31日(月)までで、予算がなくなり次第終了となる。

 取り付けが困難な高齢者や障害者世帯のうち、取り付けを希望する世帯には、消防職員が直接自宅に訪問し設置を支援する。

 住警器は火災をすぐに警報で知らせる機器。新宮市では2011年、全住宅に設置が義務化された。設置率は4月1日現在、新宮市が73・6%で、全国(84%)、和歌山県(79%)を下回っている。

 昨年度は141世帯が補助金を申請し、63世帯が取り付け支援を活用した。両支援事業の問い合わせは、市消防本部予防課(電話0735・21・3326)まで。土日・祝日除く午前8時30分~午後5時15分。

 設置から10年以上経過した火災警報器は、電池切れや故障で火災を感知しない可能性があるため「この機会に補助金、支援制度をご活用ください」と呼びかけている。

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■補助内容

 住警器購入費用の2分の1(5000円を上限とし、100円未満の端数は切り捨て)。補助金の交付は1世帯につき1回限り。

 対象は▽新宮市在住の65歳以上の高齢者のいる世帯▽市税(固定資産税、市民税など)を完納している▽住警器の購入に関し、他の制度による給付を受けていない―こと。新規・機器交換が対象となる。設置場所は寝室で、2階に寝室がある場合は階段の踊り場に設置する。

 取り付け支援は▽新宮市在住で65歳以上の高齢者のみの世帯▽身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の所持者もしくは知的障害者であることの判定書の交付を受けている者のみで構成されている世帯▽その他取り付け支援が必要であると消防長が認める世帯―が対象。

(2024年4月6日付紙面より)

住宅用火災警報器設置の補助事業活用を呼びかける
2024年04月06日
64 トルコの被災者へ届けて
 集めた義援金を町へ託す  (串本町トルコ文化協会 )

 串本町トルコ文化協会(松本英明代表)が4日、樫野にあるトルコ文化センターで集めた義援金を串本町へ託した。

 同協会は昨年2月初旬にトルコ共和国南東部で相次ぎ発生し同国史上最大の被害をもたらした地震の被災者へ届けるとして同センター内に義援金箱を設置し、開所中の来館者へ協力を呼びかけた。

 1年余り続けて10万円弱が集まり、この日は松本代表が田嶋勝正町長を表敬訪問し趣旨を伝えて寄託を申し出た。田嶋町長は「一日も早く本国に届くように」と応えて預かり、大使館経由で送金するとした。

 同センターは2018年9月に完成し、以降は同協会が運営。現在は基本日曜日午前10時~午後3時30分(冬季は午後3時まで)に開いて文化の紹介や軽飲食の提供をし、来館者と同国の縁を深める後押しを重ねている。義援金箱は引き続き、今年1月に相次いだ能登半島地震の被災者に向けた協力を集めるため設置するとし、松本代表は「エルトゥールル号遭難救助の大きな力となった『困っている人を助ける』という気持ちを私たちも引き継ぎ、次は能登半島で困っている皆さんのために協力を呼びかけていきたい」と取り組みへの思いを語った。

(2024年4月6日付紙面より)

田嶋勝正町長(右)へ集めた義援金を託す松本英明代表=4日、串本町役場本庁舎
2024年04月06日
65 被災地の姉妹町を支援  中能登町長らに義援金手渡す  (紀宝町 )
2024年04月06日
66 4年ぶりに30万人突破  熊野古道伊勢路の来訪者  
2024年04月06日
67 37年ぶり、鮒田班に新車両  水槽付消防ポンプ車の引き渡し式  (紀宝町 )
2024年04月06日
68 正しい食事と運動を  住田医師ら糖尿病予防を講演  (紀宝町 )
2024年04月06日
69 練習の成果を披露  カラオケ発表会を開催  
2024年04月06日
70 楽しい園生活がスタート  はまゆう、太地こども園で入園式  (新宮市・太地町 )
2024年04月06日
71 「暖かくて、人も優しい」  サ市訪問団の2人が運動会に  (新宮市 )
2024年04月06日
72 サクラ満開、春うらら  熊野地方の各所で花盛り  
2024年04月06日
73 サクラに続いて咲き進む  各地でフジの開花始まる  (串本町 )
2024年04月06日
74 23人の新入を元気に歓迎  くしもとこども園入園式  (串本町 )
2024年04月06日
75 お悔やみ情報