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2020年10月31日
1 春夫愛用の品など寄贈 新宮市立佐藤春夫記念館 (館内で展示中)

 新宮市立佐藤春夫記念館(辻本雄一館長)にこのほど、春夫愛用の品など100点以上が新たに寄贈された。30日、辻本館長が発表した。

 2010(平成22)年に他界した、春夫の子息である佐藤方哉(まさや)氏の遺品整理に伴い佐藤家の遺族が寄贈した。現在は特に資料やいわれの残る日時計や文机、座卓など5点が同館で展示されている。

 日時計は高さ約110㌢。影を利用して時間を計る。一緒に撮った写真=写真①=が残るなど春夫のお気に入りだったとされる。1989(平成元)年に春夫邸が移築された後も東京の佐藤邸に残されており、方哉氏の子ども時代について記した著書「環境」の挿絵(谷中安規画)のモチーフになるなど佐藤家のシンボル的な存在であった。

 文机は和歌山県名匠にも選ばれた指物師・鮒田武彦(和往・和道)氏の作品。鮒田氏が、1960(昭和35)年の伊勢湾台風で倒れた熊野速玉大社の大鳥居のヒノキを使って作った文机を同市船町の故・杉本義夫氏が春夫に贈ったといった記録があるが、サイズや材質が異なることからそれとは違う机だと考えられる。裏に「紀伊国住人 和往作(印)」とある。

 座卓に関しては、春夫邸建築当時の応接間の写真=写真②=が残されている。直径約70㌢で1人か2人が座れる程度の大きさ。晩年、門弟三千人といわれた春夫の応接間にはもっと大きな座卓が置かれるようになったが、佐藤家では大切に保管されていたという。

 寄贈品に関して辻本館長は「佐藤家のシンボルである日時計が、移築復元された春夫邸に戻ってきた。多くの人に見ていただければ」と話している。

(2020年10月31日付紙面より)

日時計の前で寄贈品について説明する辻本雄一館長=30日、新宮市立佐藤春夫記念館
【写真①】日時計と佐藤春夫(佐藤春夫記念館提供)
【写真②】座卓と佐藤春夫。昭和3、4年ごろと思われる(佐藤春夫記念館提供)
2020年10月31日
2 インフル同時流行に備え
 診療・検査医療機関を指定  (和歌山県 )

 新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備え、和歌山県では、地域において発熱などの症状のある人が適切に診療・検査を受けられる体制を整備するため、発熱患者の診療および検査が可能な医療機関を「診療・検査医療機関」として指定した。11月1日から運用を開始する。

 同時流行による発熱患者の急増を見据え、国は9月、保健所中心だった従来の方針を転換。都道府県に、10月中に地域の実情に応じ、かかりつけ医などの医療機関を確保し「診療・検査医療機関」に指定するよう要請していた。

 要請を受け、県は▽発熱患者等が新型コロナウイルス感染症以外の疾患の患者と接触しないよう、可能な限り動線が分けられている▽必要な検査体制が確保されている▽医療従事者の十分な感染対策を行うなどの適切な感染対策が講じられている▽県または和歌山市と行政検査の委託契約を締結している▽院内掲示を行う等、自院のかかりつけ患者等に対して、発熱等の症状が生じた場合には、電話で相談した上で、自院で診療・検査可能である旨を周知する―の要件を定め、申請を受け付けていた。

 県が新たに診療・検査医療機関に指定した民間医療機関は280カ所。指定された医療機関は発熱患者の診療体制の確保に必要な経費に対する補助金や個人防護服の配布対象となるほか、発熱患者など専用の診療室を設けて患者を受け入れる体制をとった場合、その体制確保に要する経費の支援が国から受けられる。

 今後は、発熱などの症状がある場合にはまずは電話でかかりつけ医に相談をする。かかりつけ医が指定を受けていない場合は指定医療機関への紹介が受けられるという。

(2020年10月31日付紙面より)

2020年10月31日
3 大学生に英数など教わる
 和大オンライン塾始める  (串本古座高校地域協議会 )

 串本古座高校地域協議会が28日、同校の生徒を対象にした「和歌山大学オンラインくろしお塾」を始めた。ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って大学生と高校生の学び合いを形にする取り組みで、同高校からは1、2年生8人が受講登録し2学期中の毎水曜日放課後にオンライン授業などに臨むという。

 地方は都市圏ほど大学が身近ではないという不利の状況緩和策として前年度、単発企画「出張!和大くろしお塾」を実施して生徒と大学生がじかに情報交換できる場を設けた同協議会。今後の場の継続を考える中でインターネットを使えばより多くの機会をつくれると気付き、「和歌山大学オンラインくろしお塾」の実現を模索してきた。

 他方、コロナ禍の情勢に伴い通信端末(タブレット)の整備が全国規模で急進し、同校でもオンライン授業実施のための環境が図らずして充実。これを追い風にして情報教育に得手がある和歌山大学教育学部の豊田充崇教授の監修を得て実施内容を固め、校内塾「くろしお塾」を通して生徒に受講を呼び掛けた。

 この日はオンライン授業の前段階として対面授業を実施。講師を務める同学部3回生の畑屋蓮さんと栗生菜名さんが来校して生徒と自己紹介をし合い、大学生活や高校時代の学習、受験対策や日頃の学習方法、それぞれの特技などで情報交換をして互いに親近感を培った。終盤では通信端末を使い同システム越しで豊田教授が指導を行い、大学を身近に感じる機会としてこの取り組みがあることを学生と生徒に伝えて共に実りのある機会とするよう促しながら締めくくった。

 校内塾の酒井豊塾頭によると、以降12月9日(水)まではオンライン授業を実施し、生徒は英語と数学の問題解説などを受け学生との情報交換もより深める。最終となる16日(水)は再度対面授業をし、オンライン授業の取り組みを振り返りながらより身に付く学習の助言をする予定という。

(2020年10月31日付紙面より)

講師の大学生2人と対面し親近感を培う1、2年生=28日、県立串本古座高校
2020年10月31日
4 町を学び楽しむウオーク
 ニュータウン熟年クラブ  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町宇久井のニュータウン熟年クラブ(峰武久・東熟年クラブ会長、角本聖洋・西熟年クラブ会長)は27日、同町内を巡る初の「まちなかウオーク」を開催した。晴天の下、会員34人が参加。景色や町並みを見物しながらウオーキングを楽しんだ。

 同クラブは健康増進のために、熊野古道などを歩く「健康ウオーキング」などに取り組んできた。今回は自分たちが住んでいる町や名所を知るために、まちなかでのウオーキングを実施することとなった。

 会員はお蛇浦(じゃうら)遊歩道周辺に集合し、記念撮影後に弁天島やお蛇浦遊歩道を見物し出発。勝浦八幡神社横を通り入船館(いりふねかん)へ。その後は高台の防災公園で食事を取り、ビン玉通りを歩きさらに周辺を散策した。

 参加した同町狗子ノ川の西岡稔さんは「実際に歩くと改めて那智勝浦町の素晴らしさに気付いた。天気も良く、34人全員が無事で全ての行程で快適に過ごすことができた。今日のおかげで、皆さん若返ったかもしれない」と笑顔で語った。

 峰会長は「今回は入会後、初めて参加される方も喜んでくれて良かった。地元を全く知らないと言う方もいたので充実した一日になったと思う」。

 今後については「良い町をつくっていくには自分たちの住んでいる町を知ることが重要だと思う。これからのまちなかウオークでは町を学びながら、お店で買い物や食事をして、町の経済活性化にも貢献していきたい」と話した。

(2020年10月31日付紙面より)

まちなかウオークを楽しんだニュータウン熟年クラブの皆さん=27日、那智勝浦町のお蛇浦周辺
晴天の下、ウオーキングを楽しんだ
2020年10月31日
5 優勝は砂平昌是さん
 総合スポーツ大会グラウンドゴルフ  (ゆうゆうクラブ )
2020年10月31日
6 長山さん、川口さんが優勝
 県年金受給者協会グラウンドゴルフ潮岬大会  
2020年10月31日
7 入賞作品審査結果  和歌山県ジュニア美術展覧会  
2020年10月31日
8 企画に向けワークショップ  第1回自主事業実行委員会  (新宮市文化複合施設「丹鶴ホール」 )
2020年10月31日
9 感染対策を付加価値に  新宮商工会議所でセミナー  (新宮市 )
2020年10月31日
10 まちの伝説を知ろう  神倉小児童がふるさと学習  (新宮市 )
2020年10月31日
11 学びの成果を披露  城南中で「文化発表会」  (新宮市 )
2020年10月31日
12 無観客でもはつらつと  紀南、木本高校で体育祭  
2020年10月31日
13 映画の主人公などに仮装  ハロウィーンパーティー  (きほっこ )
2020年10月31日
14 第2回7千円分交付  生活支援商品券交付事業  (串本町 )
2020年10月31日
15 地区ぐるみで種目に挑戦  本年度三尾川小運動会  (古座川町 )
2020年10月31日
16 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第23回】楽食のススメ  

 健康的な食事に関する情報は、今あふれています。糖質制限や、腸活、グルテンフリーにビーガンフードなど、あらゆる側面から健康的な食事に関するさまざまな情報が簡単に手に入りますよね。子どもたちを取り巻く食事にも、オーガニックや無農薬・無添加などの食材が脚光を浴びています。ただ、食事は毎日のこと。「こうじゃないとダメだ!」と決めてしまっては、本当に疲れてしまいます。では、子どもたちを健やかに育てるために、本当に大切なのはどんな食事なのでしょうか? どれだけ体が健康でも、イライラしていたり、体がだるかったり、気力がないと心配になりますよね。やはり、心と体がどちらも元気で、生き生きと前向きな子でいてほしいものですよね。結論から言うと、子どもを健やかに育てる食事は「何を食べるか」ではなく「どんな雰囲気で食べるか」が大切なんです。

 家族で食べる食事が、子どもの健康にどう影響するかを調べた研究があります。この研究は、「食事の質」「家族そろった食事」「食卓の雰囲気」などと、子どもの「心の健康状態」との関係を調べたものです。「心の健康状態」の中には、「学校に行くのが嫌になることがあるか?」という登校忌避感や、「自殺したいと思ったことがあるか?」という自殺念慮なども含まれています。「食事の質」には、皆さんが思うインスタント食品やファストフードなどを頻繁に食べるか?などが含まれいます。中学生573名を対象に調べた結果、「『自殺念慮』や『登校忌避感』には『安らぎの場である食卓に家族がほとんど毎日そろうこと』が効果を持つということである」(東洋英和女学院大学人間科学部「食事の質、共食頻度、および食卓の雰囲気が中学生の心の健康に及ぼす影響」、2001年)と記されています。「食事の質」が影響したのは「根気のなさ」という1項目だけだったともあります。つまり子どもの心の健康状態に影響するのは「何を食べるか」ではなく、「どんな雰囲気で食べるか」ということなんです。子どもたちにとって、食卓は自分が安心してくつろげるとても大切な場所で、そこで家族と楽しくコミュニケーションをとることは、精神的な安定に大きく影響するということです。そうは言っても、忙しくてなかなか家族そろって、食事が取れないというご家庭もあると思います。でも大丈夫、その安らぎの場は、食卓でないといけないわけではありません。食卓以外の場でも家族間でしっかりとコミュニケーションが取れていて、家庭が安らぎの場であればそれでいいんです。子どもたちは、大人が自分たちを気に掛け、受け入れ、認めてくれているという状況に安心し、自尊感情や自己肯定感を高めていくんだと私は考えています。

 食事の内容ももちろん大切ですが、それよりも、食事の時間に余裕を持ち、その雰囲気を楽しいものにしてあげてほしいと思います。楽しい食卓は子どもだけではなく、きっと私たち大人の心も穏やかにしてくれると私は信じています。

(2020年10月31日付紙面より)

2020年10月30日
17 ふるさとの森林や産業学ぶ
 近大附属中学校3年生が  (新宮市 )

 紀の国緑育推進事業を利用した林業教室が29日、近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長)の中学3年生47人を対象に実施された。生徒たちは間伐体験や原木市場・製材所見学、木工教室を通じて熊野材が製造される工程を追い、ふるさとの森林や産業への学びを深めた。

 この事業は、県内の豊かな森林や林業、環境問題への関心を高め、森林を守り育てる意識を育むことを目的に行われており、同校では2年目となる。新宮・東牟婁地方で林業・製材業・運送業を営む若手経営者で構成する紀南木材新緑会の野中亮伸会長ら3人と、熊野川町森林組合(田中多喜夫代表理事組合長)が指導に当たった。

 同校で行われた講義では野中会長が講話。「全国の市町村の中で、新宮市の森林率は90・6%で第2位」と話し、木材業の隆盛で経済的・文化的に発展した新宮市の歴史を写真で紹介。森林の持つ▽水を蓄える▽生物のすみかとなる▽空気をきれいにする―などの効果を発揮させるために森林の適切な管理・整備と伐採・利用が必要と述べ、林業の重要性を強調した。

 間伐体験では直径15㌢のスギを伐採。熊野川町森林組合の職員から木の選び方や伐倒方向を決める受け口・追い口の入れ方を学び、使い慣れないのこぎりで切り倒した。

 森本新奈さんは「のこぎりは思ったよりも力が必要だった。すんなりと切っていく森林組合の方々は職人技。さすがプロだなと思った」。谷口優依さんは「最初は真っすぐ切れなかったが、途中からすっとのこぎりが入るようになり、楽しかった」と笑顔で話していた。

 午後からは新宮市あけぼので、木材の競りを行う㈱新宮原木市場や丸太を製材する板美商店、木材にホゾ・仕口などの加工をする新宮木造住宅協同組合の工場などを見学。木工教室では木のパズル制作や木組みをして木に親しんだ。

(2020年10月30日付紙面より)

のこぎりで間伐をする生徒たち=29日、新宮市熊野川町
2020年10月30日
18 今年は140㌧の収量見込む
 ユズ果実の搾汁作業始まる  (古座川ゆず平井の里 )

 古座川町平井にある農事組合法人古座川ゆず平井の里(羽山勤代表理事)の出荷場で28日、ユズ果実の搾汁作業が始まった。今年は法人全体で約140㌧の収量を見込み、うち状態がいい果実約10㌧は生果として団体所属する紀ノ川農業協同組合へ出荷。残りを搾汁するという。

 昭和30年ごろに始まり町内へ広まったユズ生産。同法人は生産者の共同体として平成16年に発足し、現在は95人が組合員となり果実を集荷している。

 羽山代表理事によると、今年は70戸が集荷する予定。この日は初日とあって生果用と搾汁用合わせて約10㌧の集荷があり、搾汁用をさっそく地域おこし協力隊など若手の手伝いを得ながら順次洗浄、搾汁した。風味が異なる果汁を意図的に得るために最近は完全に色づく直前の果実も集荷。今は若干青みが残る果実の搾汁をしていて、後にほぼ色づいた果実の搾汁もするという。

 搾汁後の果実のうち皮がきれいなものを加工用として取り分け、残りは堆肥化して畑に返すなど無駄を出さない工程で作業を重ね、11月末までに今年分を搾り切ると意気込んでいる。

 果汁は大口への出荷もするが、同法人もさまざまな特産品に加工して販路に乗せている。集荷の時期を迎えて羽山代表理事は「全体的にやや小ぶりな印象だが量があり、平年並みの収量を見込んでいる。今年はコロナの影響で加工品の需要が少なく販売が厳しいが、ひるまずに少しでもいい香りを届けるという思いで頑張りたい」とコメントし、出荷先での愛好を願っていた。

(2020年10月30日付紙面より)

洗浄後の果実を搾汁機へ送り込む作業員=28日、古座川町平井
2020年10月30日
19 ハワイ気分を身近に
 11月1日、フラなど動画配信  (ALOHANA くまの )

 「ALOHANA くまの実行委員会」(向井里江実行委員長)は28日、熊野市役所で会見を開き、フラやタヒチアンダンス、ウクレレなどをYouTube(ユーチューブ)で配信すると発表した。時間は11月1日(日)午前11時から翌2日(月)午前11時まで。多くの視聴を呼び掛けた。

 「ALOHANA くまの」は例年、御浜町のふれあいビーチやしの木広場で開催され、南国ムードいっぱいの踊りや演奏で親しまれてきた。今年は新型コロナの影響で中止。代わりに動画配信を決め、毎年出演してきた個人や団体に協力を呼び掛け、寄せられた動画を2時間に編集。出演は13団体で、熊野鬼城太鼓や那智勝浦町のギタリスト濱口祐自さんの名も。熊野市や那智勝浦町の自然も多く登場する。

 向井実行委員長は「映像を通じて笑顔を届けたい」と話す。動画は「アロハナくまの」で検索すればよい。

(2020年10月30日付紙面より)

動画配信を発表する向井里江実行委員長(中央)たち=28日、熊野市役所
2020年10月30日
20 大狗子峠整備に汗流す
 なちかつ古道を守る会  (那智勝浦町 )

 「なちかつ古道を守る会」(太田耕二代表)は29日、那智勝浦町宇久井の熊野古道「大狗子(おおくじ)峠」などの整備に取り組んだ。会員12人が参加。以前から補修作業に取り組んでいる道を補強したほか、周辺の清掃活動に汗を流した。

 同会は古道の整備や景観美化のためにボランティアでさまざまな活動に従事している。

 この日、会員は雨で道や土が流れてしまわないように溝を掘って周りを石で固めたり、ハンマーで木や竹を打ち込んで土留めを設置した。枯れ木を拾い、徒歩の邪魔になる石などを除くなど美化にも努めた。また、埋まっていた石を掘り起こすと広い石段が現れ、古道に花を添える形となった。

 太田代表は「今日、整備した土や石がなじんで、落ち着いてくれたら道も良くなると思う」。

 会員からは「これだけきれいになったのだから、大狗子峠も世界遺産になってもらえたら」と話した。

(2020年10月30日付紙面より)

整備を行うメンバーたち=29日、那智勝浦町宇久井
2020年10月30日
21 10月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2020年10月30日
22 永野佳津子さんが優勝
 千歳連合会初のグラウンドゴルフ大会  (那智勝浦町 )
2020年10月30日
23 カモ類の飛来始まる  古座川河口域で話題に  (串本町 )
2020年10月30日
24 トルコダンス交え実施  大島小で本年度運動会  (串本町 )
2020年10月30日
25 性の多様性へ理解深める  新宮高校で人権講演会  (新宮市 )
2020年10月30日
26 観光地に数カ月ぶりの人出  熊野地方  
2020年10月30日
27 防潮林でイヌタデの花  紀宝町  
2020年10月30日
28 秋晴れの下サツマイモ収穫  太地こども園が七彩会と  
2020年10月30日
29 熊野修験の行者が祈願  33周年記念し採燈大護摩供  (那智勝浦町 )
2020年10月30日
30 入院患者の面会禁止  感染防止策として  (紀南病院 )
2020年10月30日
31 子どもの「安全基地」になって  子育てワークショップ  (紀宝町 )
2020年10月30日
32 三反帆の川舟で熊野川下る  3年生が地域の歴史や文化学ぶ  (相野谷中 )
2020年10月30日
33 和やかにプレー楽しむ  町民グラウンドゴルフ大会  (紀宝町 )
2020年10月24日
34 たいまつ作りに挑戦
 生涯現役スキルアップセミナー  (新宮市 )

 新宮市生涯現役促進地域連携協議会は22日、市役所別館で令和2年度第4回生涯現役スキルアップセミナー「御燈祭(おとうまつ)り『たいまつづくり体験』」を開催した。垣下正義さんが講師を務め、6人の参加者が「御燈祭り」に欠かすことのできない「たいまつ」作りに挑戦した。

 セミナーは市在住55歳以上の中高年齢者が対象。和歌山労働局の受託事業として、就業を希望する人と雇用を希望する企業や事業所の双方のマッチングを行い、中高年齢者の雇用の促進と生きがいづくりの場への参加などの支援を実施している。

 熊野速玉大社例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」と合わせて国の重要無形民俗文化財(重文)の指定を受ける「御燈祭り」は、新年における「火の更新」を意味する勇壮な祭り。毎年、当日の2月6日には全国から大勢が「上(あ)がり子」として祭りに参加し、御神火を移したたいまつを手に一斉に神倉神社を駆け下りる。

 たいまつはヒノキの板を五角錐に組み合わせ、針金や竹ひもなどで固定。柱状部分の空洞に「バタ」と呼ばれる木切れを入れ、ヒノキを薄く削った「ハナ」を付ける。

 垣下さんは新宮生まれ新宮育ち。同市相筋で垣下建築を営む。毎年、本業の傍らたいまつを制作しており、今年は約150本を作り上げた。制作に当たっては「簡単なように思えるが時間と手間がかかる」と紹介。

 参加者らは垣下さんの指導の下、手縄の作成からスタート。5枚の板を組み合わせたいまつの形に。結束バンドで仮固定し、針金などを使って組んでいった。「バタ」を入れ、最後に80枚の「ハナ」を付けて完成させた。

 セミナーに参加した尾﨑禅さんは「初めての経験で汗をかいたが満足しました。自分の作ったたいまつを持って祭りに参加できる日が楽しみ」と笑顔で話していた。

(2020年10月24日付紙面より)

垣下正義さん(前列左から2人目)を中心に、完成したたいまつと一緒に=22日、新宮市役所別館
2020年10月24日
35 グランプリ「串本大橋夕景」 本年度観光フォトコン表彰 (串本町)

 串本町が22日、役場町長室で本年度観光フォトコンテストの表彰式を開き入賞作品17点を発表した。グランプリは作品「串本大橋夕景」で、撮影者の吉田正洋さん(73)は「この作品が選ばれるとは思っていなかったのでびっくりした」と話している。

 このコンテストは、観光PRに活用する写真を広く募集する目的で例年実施。10回目の節目となる本年度は町内外の43人から221点の応募があり、先月25日に審査会を開き田嶋勝正町長ら審査員の選考で入賞作品候補17点を決めた。

 各撮影者から原画(画像データ)の提出を受けて入賞を確定し、グランプリ・準グランプリ・審査員賞の各撮影者に表彰式への参加を呼び掛け。当日は吉田さんと審査員賞の長谷洋さん(54)が出席し、田嶋町長からじかに表彰を受けた。

 吉田さんの作品は、9月にボランティアで草刈りなどの管理をしているポケットパーク下の磯場から夕暮れ時のくしもと大橋を捉えた内容。この光景は何年も通って挑戦していて、さらにいい瞬間があると気づいていてこの作品では選ばれないと思っていたという。

 表彰するに当たり田嶋町長は「見慣れた景色が見る時間帯や角度によって素晴らしい物になるといつも感じている。これからも串本の再発見ができるような写真を応募いただけるとありがたい」とコメント。

 表彰を受けて吉田さんは「年がいって『えらいなぁ』と思うこともあるが、まだまだ頑張らんといかんなという思いになった」、長谷さんは「このコンテストでの入賞は連続3回目で光栄に思う。(最近は)見るだけでなく体験しようと思ってもらえるような作品を意識していて、これからも同じ思いで挑戦していきたい」と気持ち改まるところを語った。

 入賞した作品17点は23日から30日(金)まで文化センターで、以降は道の駅くしもと橋杭岩で展示予定。諸事情で発表が例年より遅れたが、11月末までに来年の観光カレンダーの発行を始められるよう努めるとしている。

(2020年10月24日付紙面より)

グランプリ作品「串本大橋夕景」=吉田正洋さん撮影(串本町提供)
撮影談を交わす吉田正洋さん(右から2人目)や長谷洋さん(同1人目)ら=22日、串本町役場本庁
2020年10月24日
36 看護師への決意誓う
 なぎ看護学校で看護宣誓式  (新宮市 )

 新宮市蜂伏の和歌山県立なぎ看護学校(塩路喜英校長)は22日、同校で看護宣誓式を開いた。今年4月に入学した1年生36人が看護師の道を歩む決意を新たにした。

 宣誓式は専門的な知識や技術を学ぶ中、有能な看護師を志す自覚を深めてもらうことを目的に毎年実施している。

 点火の儀では、厳粛な雰囲気の中、学生が1人ずつろうそくに火をともし、グループごとに舞台に整列。9グループに分かれて「私たちは患者さんのことを第一に考え、心の声に気付き、患者さん一人一人を思った看護ができる看護師になることを誓います」などと宣誓した。その後、学生はそれぞれの思いを胸にナイチンゲール誓詞を唱和した。

 塩路校長は「繰り返し経験をすることで現場の実践力が身に付くと信じてください。今日誓った言葉とこの日の思いを忘れることなく、自分の目標にまい進してください」と式辞。続いて、新宮保健所の池田和功所長が仁坂吉伸知事の励ましの言葉を代読した。

 来賓で紀南病院(御浜町)の廣畑靜(しづ)看護部長は「皆さんが看護師になることをご家族だけでなく、多くの人々が心待ちにしていることを忘れないでください」と祝辞を述べた。

 在校生代表の羽山高史さんは「思いやりを持ち、患者さんの声に耳を傾け理解しようとすることで、信頼関係の構築や寄り添った看護につながる。困難は仲間と助け合い乗り越えてください。今日誓った自身の看護師像に一歩でも近づけるよう共に頑張っていきましょう」と祝いの言葉を贈った。

(2020年10月24日付紙面より)

点火の儀を行った=22日、新宮市の県立なぎ看護学校
宣誓の言葉を述べる1年生
2020年10月24日
37 新宮、初戦で敗れる
 全国高校サッカー和歌山大会  
2020年10月24日
38 5チーム30人が熱戦
 那智勝浦町総合体育大会バドミントン大会  
2020年10月24日
39 個人・団体で成果競う
 新宮市民スポ祭弓道競技の部  
2020年10月24日
40 敷地さん、上廣さんが優勝 新宮市民スポ祭グラウンドゴルフ大会 
2020年10月24日
41 業務運営方針を承認  区役員と実行委員会が会合  (新宮市高田区 )
2020年10月24日
42 城山田サロンがスタート  焼き肉で和気あいあい  (新宮市熊野川町 )
2020年10月24日
43 秋に咲く「十月桜」かれんに  今年も淡いピンクの花びらが  (紀宝町 )
2020年10月24日
44 かわいい演奏や踊りに拍手  うどの幼稚園が音楽発表会  (紀宝町 )
2020年10月24日
45 お悔やみ情報
  
2020年10月11日
46 県民一丸で盛り上げよう
 広報キャラバン隊が県内でPR活動  (紀の国わかやま文化祭・県実行委員会 )

 「紀の国わかやま文化祭2021(第36回国民文化祭、第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会)」が来年10月30日(土)から和歌山県内全域で開催される。1年後の開催に向け、キャラバン隊メンバーときいちゃんが県内各地でPR活動を実施。7日に紀南地方入りしたキャラバン隊は、新宮市井の沢の熊野新聞社本社を訪れ「県民一丸となって盛り上げましょう」と呼び掛けた。

 国民文化祭は、文化活動への参加の意欲を喚起し、地方文化の発展に寄与するとともに国民生活のより一層の充実に資することを目的とする全国規模の文化の祭典。全国障害者芸術・文化祭は全ての障害者の芸術や文化活動への参加を通じて、障害者の自立と社会参加の促進に寄与することを目的に01(平成13)年から始まった。

 わかやま文化祭のキャッチフレーズは「山青し 海青し 文化は輝く」。▽県民総参加で文化力のさらなる向上を目指す▽先人が育んできた文化を継承する▽交流の中で相互理解と新しい文化の創造を促す―を基本方針とし、地域文化の発展や新しい文化の創造へとつながる祭典を目指す。現在、県内で136の事業を予定している。

 祭典に向け、実行委員会では県内文化団体や障害福祉関係団体、各市町文化協会により「盛り上げ隊」を発足。県民が作成した折り鶴を使用して「折り鶴アート作品」を制作する「折り鶴プロジェクト」や、盛り上げ隊が県内の学校などに出向き、文化体験を行う「出前体験プロジェクト」、公式ポスターを県内全域の企業や店舗などの協力のもと掲出し、会員制交流サイト(SNS)で発信する「ポスター2021プロジェクト」など、PRを重ね、県民意識の高揚を図るための取り組みを行っている。

 地元和歌山を拠点に活動を行う兄弟お笑いコンビ「すみたに」を中心とするキャラバン隊は、きいちゃんと共にラッピングカーで県内各地を訪問。広く広報活動を行っている。21年の開催に合わせ、県内で2021枚のポスターの掲示を目標に8月6日から事業所などを回り、約2カ月で約600枚のポスターを配ってきた。この日は広報ポスターと出来上がったばかりの公式リーフレットを持参し周知を呼び掛けた。

 実行委員会では現在、グッズを活用した広報や、文化祭SNS公式アカウントをフォロー・シェアするなどして祭典を盛り上げる広報ボランティアを募集している。

 「すみたに」の角谷匡俊(まさとし)さんは「一人一人がサポーターとなって、祭典に向かって県民みんなで盛り上げていけたら」。弟の佳洋(よしひろ)さんは「県民の皆さんに多く知っていただき、共に広報をしていただけたら」と話していた。

 広報ボランティアへの応募は11月21日(日)まで。氏名(団体名)、応募人数(団体のみ)、住所、年齢(個人のみ)、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどSNSのアカウントを記入し、FAX(073・423・7120)やメール(kinokunibunkasai2021@pref.wakayama.lg.jp)で申し込む。

(2020年10月11日付紙面より)

キャラバン隊ときいちゃんが国民文化祭をPR=7日、新宮市井の沢
2020年10月11日
47 長距離列車誘致に向け
 田岡市長が要望書を提出  

 和歌山県紀南地方の7市町村と県は7日、JR西日本(長谷川一明社長)に対して長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の誘致に向けた要望書を提出した。新宮市の田岡実千年市長が代表し、冨本直樹・和歌山支社長に要望書を手渡した。

 同社は観光を中心とした西日本エリアの活性化のため、9月11日から山陰方面に長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の運行を開始した。

 長距離列車について同市、すさみ町、那智勝浦町、太地町、古座川町、北山村、串本町の7市町村と県は「西日本地域の鉄道を利用した旅行として新たな観光の起爆剤になるのでは」と注目。2018年4月から意見交換会や勉強会を開催してきたという。

 要望書には、南紀熊野ジオパークや熊野信仰、古式捕鯨、筏(いかだ)流し、世界遺産、また、串本町における国内初の民間ロケット発射場の建設などに触れた上で「世界中に新型コロナウイルス感染症の猛威が吹き荒れ、本県の主要産業である観光関連事業は壊滅的な打撃を被り、地域は疲弊している」「地元自治体、観光関係団体・事業者、地域住民とともに地域の多種多様な観光資源を活用し『with コロナ』という新しい生活様式に沿った魅力ある観光メニューの開発や食、おもてなしを用意していく」と盛り込んだ。

 田岡市長は提出に当たり「当地域の観光資源を活用し、現在運行している山陰地方に負けないおもてなしを用意するのでぜひとも運行をお願いしたい」。

 冨本支社長は「素晴らしい観光資源を持つ紀南地方へ誘致できるように取り組んでいきたい」と述べた。

(2020年10月11日付紙面より)

田岡実千年市長(左)がJR西日本の冨本直樹・和歌山支社長に要望書を提出した=7日、和歌山市(新宮市提供)
2020年10月11日
48 大雨で地滑り発生 台風14号、引き続き注意を 

 台風14号は10日午前8時現在、潮岬の南約180㌔にあり、暴風域を伴いながら時速20㌔で北東に進んでいる。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30㍍、最大瞬間風速は40㍍。夜には東海道沖に達し、その後は勢力を弱めながら南へ移動する見込み。

 串本町では9日夕方、50代女性が強風にあおられ転倒。左足を骨折する重傷を負った。

 また、紀宝町浅里地区では9日夜、大規模な地滑りが発生したが、けが人はなかった。

 和歌山、津両地方気象台によると、7日午後2時の降り始めから10日午前5時までの降水量は▽那智勝浦町色川433㍉▽新宮市371㍉▽熊野市新鹿339㍉―などとなっている。串本町潮岬では10日午前6時9分、30・1㍍の最大瞬間風速を観測した。和歌山県によると、新宮市で約30軒、那智勝浦町で約370軒、串本町で約90軒の停電が発生した。

 また、9日には倒木に伴い、串本町潮岬の潮岬周遊線が片側通行規制となったが、現在は復旧。同町田原から津荷にかけての国道42号で全面通行止めとなっている。

 台風の接近に伴い、JR西日本は10日、特急くろしお号と、きのくに線の運転を一部取りやめ。JR東海は同日の特急ワイドビュー南紀号を全区間、終日運休した。

(2020年10月11日付紙面より)

大規模な地滑りが発生した=10日、紀宝町浅里地区
2020年10月11日
49 本紙エリアで4人が受章  第35回危険業務従事者叙勲  
2020年10月11日
50 書部門の入選決まる  和歌山県美術展覧会  
2020年10月11日
51 和歌山県企業倒産状況  2020年度上半期  
2020年10月11日
52 「自分らしく生きていきたい」  丸山都さん、LGBTを語る  (11日は世界カミングアウトデー )
2020年10月11日
53 「季の風日和」  植地貞夫さんが個展  (那智勝浦町・喫茶「きよもん」 )
2020年10月11日
54 分散で式典を開催  1月4日、令和3年成人式  (新宮市 )
2020年10月11日
55 避難所で新型コロナ対策  検温やマスク着用など  (紀宝町 )
2020年10月09日
56 関係者や崇敬者の奉仕に感謝 熊野那智大社で竣功奉告祭 

 熊野那智大社(男成洋三宮司)で8日、創建1700年記念境内施設整備事業による礼殿などの改修工事完了に伴い「御創建壱千七百年境内施設整備事業竣功(しゅんこう)奉告祭」が執り行われた。神職や神社役員、工事関係者、島正博・整備事業奉賛会長、下宏・和歌山県副知事、九鬼家隆県神社庁長、堀順一郎町長ら約20人が参列し、御前に事業完了を奉告した。続けて竣功記念碑の除幕式も行われた。

 事業概要は、礼殿、拝殿の改修および銅板屋根のふき替え、鳥居や宝物殿、長生殿、手水(ちょうず)舎、授与所の塗装工事。同大社別宮・飛瀧(ひろう)神社の鳥居、社務所、祈願所の改修や塗装など。

 事業費約2億8000万円は氏子や崇敬者らによる寄付。3月31日に工事が完了した。4月に竣功清祓式が斎行されたが、新型コロナウイルス感染症の影響で奉告祭は延期となっていた。

 奉告祭では、男成宮司に続いて参列者らが玉串を奉てん。巫女(みこ)が神楽「浦安の舞」を奉納した。

 男成宮司は「多くの方をお招きし奉告祭を斎行したかったが、新型コロナの影響でかなわず残念」と心情を語り「関係者の方々や全国の崇敬者の方々のご奉仕により立派に竣功することができた。皆さま方のご奉仕に応えるべく、一生懸命努めていきたい」とあいさつ。

 「神社はきちんとした形で残していくことが必要。一新された当大社に多くの人にお参りに来ていただければ」と話していた。

(2020年10月9日付紙面より)

奉告祭に参列した皆さん。一時的にマスクを外し記念撮影に応じた=8日、熊野那智大社
男成洋三宮司(右)と島正博・整備事業奉賛会長により序幕された竣功記念碑
2020年10月09日
57 町民の健康増進の一助に
 体成分分析装置運用開始  (串本町 )

 串本町が7日、体成分分析装置の本運用を開始した。当面は地域包括支援センターと保健センターが介護予防教室や特定保健指導などで運用。将来的には各地区で開かれているサロンなどへと測定の機会を広げることも目指しているという。

 この装置は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した町独自事業第5弾の一事業「体成分分析装置購入事業」により導入。町民の健康増進の一助としてかねて運用を模索していたが、始めるなら早い方がいいという考えがあり同第3弾の1事業「在宅高齢者運動指導支援員雇用促進事業」に基づく介護予防教室「ころころ教室」の実施に間に合わせる方向で導入を目指してきた。

 分析項目は体水分量、タンパク質量、ミネラル量、体脂肪量などで、事前入力した身長と年齢と性別も加味して筋肉量などを割り出す。測定に要する時間は約15秒。結果表には肥満指標や部位別(右腕・左腕・体幹・右脚・左脚)の筋肉量や体脂肪量、細胞外水分比、体重・栄養・肥満・筋肉均衡などの評価も示され、体の状態の把握や保健指導に生かすことができる。

 同教室の期間開始には間に合わなかったが、この日あった3回目の開講前に受講生全員が同装置による測定に臨み、感染症予防に伴うフレイルの予防を見据えた栄養指導を受ける中でさっそく結果表を活用するなどした。同装置はID管理で個人のデータを蓄積でき、受講生は期間終盤で再度計測に臨み、その変化で受講の成果を振り返る予定。成果の実感を託して、同感染症の広まりに伴う屋外活動の機会減少を補う家庭での健康づくりを促すという。

 地域包括支援センターの林源藏センター長によると、この装置には大勢に利用してもらうことで町民の健康状態の傾向をつかめる側面もあるそう。そのビッグデータを構築し町内に必要な介護予防事業の見極めに生かすことを先々に見据え、幅広く測定の機会を捉えて同装置を活用することに意気込んでいる。

(2020年10月9日付紙面より)

体成分分析装置による測定に臨むころころ教室の受講生ら=7日、串本町立体育館

2020年10月09日
58 幼児期から虫歯予防
 4歳児のフッ化物洗口始まる  (紀宝町 )

 健康的な食生活を維持するためには、自分の歯で、自分の口から食事をとることが大切と考えられている。日本歯科医師会では、80歳になっても自分の歯を20本以上保つ「8020運動を推進」を推奨している。

 虫歯予防には、毎日の歯磨きが大切だが、幼児期からの取り組みも重要だ。紀宝町では2012(平成24)年から、虫歯予防の一環として4歳児以上を対象にフッ化物洗口を行っている。本年度も町内全保育所と幼稚園でフッ化物洗口を開始する。

 フッ化物洗口は、1日1回、洗口液5㍉㍑を口に含み、30秒間ブクブクうがいする。虫歯菌の抑制、再石灰物化の促進、歯質の強化に効果があるフッ素を用いたうがい法で、虫歯予防に期待できるという。

 7日には相野谷保育所(村上江里所長)で始まり、町みらい健康課の歯科衛生士、竹田仁香さんがうがいの方法を指導した。4歳児は、うがいができるように3週間前から水で練習してきた。この日初めてフッ化物でうがいをし、竹田さんは「歯を丈夫にするためにフッ素でうがいしました。うがいしてから30分はお茶などを飲まないように」と説明した。

 町では、1歳2カ月児から3歳児までの各歯科健診で歯科健診、フッ化物歯面塗布、ブラッシング指導、食生活・相談などを行っている。

(2020年10月9日付紙面より)

フッ化物洗口に取り組む園児たち=7日、紀宝町立相野谷保育所
2020年10月09日
59 和歌山のウメは日本一
 三輪崎小で出前授業  (新宮市 )

 新宮市立三輪崎小学校(嶋田雅昭校長、児童371人)で6日、2年生56人を対象にした出前授業「梅と梅干しのお話説明会」があった。紀州田辺梅干協同組合の大谷喜則副理事長が来校し、ウメ栽培の歴史や梅干しの効能、県を代表する品種であるみなべ町発祥の「南高梅」について話した。

 和歌山県、県教委、県漬物組合連合会が推進する「梅干しで元気!!キャンペーン」の一環。県の食育推進月間(10月1~31日)に合わせて実施しており、今年16年目を迎える。

 梅干しをより身近なものとして食べる習慣を養い、自分の食に関心を持ってもらうことが目的。県内の全小学校と特別支援学校251校に梅干し約6万4000個と学習冊子6万部を提供し、7校を対象に説明会を行う。

 大谷副理事長は「和歌山県のウメ収穫量は日本一で、昨年は5万7500㌧、全国シェアの65%を占めている」と話し、約400年前から続くみなべ・田辺地域のウメ栽培が国連食糧農業機関(FAO)の「世界農業遺産」に認定されていることを紹介。梅干しに多く含まれるクエン酸には▽疲労回復▽殺菌効果による食中毒予防▽血液をさらさらにする―の三つの効能があると語り、「毎日梅干しを食べて健康になって」と呼び掛けた。

 梅干しの贈呈式もあり、贈られた梅干しはこの日の給食で提供された。

(2020年10月9日付紙面より)

紙芝居でウメの話をする大谷喜則副理事長=6日、新宮市立三輪崎小学校
梅干しの効能を学ぶ児童
2020年10月09日
60 社会福祉の増進に寄与  和歌山県社会福祉功労者表彰  
2020年10月09日
61 金密輸など水際で防ぐ  12日から取締強化期間  (大阪税関 )
2020年10月09日
62 不思議な文様の岩棚へ  南紀ジオパーク・ジオサイト「お蛇浦」  
2020年10月09日
63 手品やゲームでにぎわう  神倉小2年生学年行事  (新宮市 )
2020年10月09日
64 「オリーブの実なりました」  鉢植えの木が初の豊作  (那智勝浦町 )
2020年10月09日
65 親子で楽しいひととき  子育て支援「ハロウィンおばけを作ろう!」  (那智勝浦町 )
2020年10月09日
66 対抗戦主体で競い合う  潮岬中が体育祭を挙行  (串本町 )
2020年10月09日
67 9月定例会一般質問(終)  古座川町議会  
2020年10月09日
68 JA職員も作業を支援  極早生温州ミカンの出荷ピークに  (御浜町 )
2020年10月09日
69 目標は県大会優勝で花園へ  11日の準々決勝に登場  (木本高校ラグビー部 )
2020年10月08日
70 未来に向けてできること
 神倉小でJICAが講話  (新宮市 )

 新宮市立神倉小学校(藪中秀樹校長)で現在、6年生83人を対象に独立行政法人国際協力機構(JICA)の国際協力推進員である中嶋悦子さん、アモア万里奈さんによるSDGs(エスディージーズ)出前授業が開かれている。7日には6年1組29人が、世界中で起きているさまざまな問題に触れ、持続可能な未来社会の実現に向けて熊野地方に住む自分たちができることを考えた。

 SDGsとは2015年の国連サミットで採択された「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。貧困や飢餓、気候変動、安全な水の確保、ジェンダーの平等など、21世紀の世界が抱える普遍的な課題を挙げ、2030年までに国際社会が達成すべき17の目標を掲げている。

 出前講座で児童は「世界の半数近くの学校では手を洗うための水や石けんが準備できない」「昨年1年間で世界中の女性と女の子が2億人以上、身近な人から暴力を受けている」「新型コロナウイルスの影響で世界の200カ国16億人近くの人が学校に通えなくなった」「インターネット環境の有無による格差が広がっている」など、新型コロナの世界的大流行によってあらわになった社会課題を学習。全ての問題がSDGsの17の目標と関わっていることを学んだ。

 後半には、児童一人一人が「SDGsアンバサダー」として、どんな未来社会になってほしいか、具体的に自分にできることは何かなどを考えて発表。児童からは「暴力や暴言がなく、みんな笑顔になれる未来になってほしい」「節電、節水をする」「無駄なものを買わない」などの意見があった。

 中嶋さんはネパールでの活動中に経験した男女の教育格差や現地の学校環境について話し、「問題が放置されれば、今の社会や生活、システムが続かなくなる可能性がある。普段の生活の中でSDGsの達成に向けて頑張ろうと思うことが大切」と呼び掛けていた。

(2020年10月8日付紙面より)

SDGsの目標掲げ記念撮影=7日、新宮市立神倉小学校
真剣に学習に取り組む児童たち
2020年10月08日
71 作業風景を題材にし写生会
 木下建設の招待受け橋杭小  (串本町 )

 串本町サンゴ台にあるすさみ串本道路ICアクセス改良工事の現場付近で7日、同町立橋杭小学校(溝内聡子校長)の5、6年生が作業風景を題材にし写生会に取り組んだ。

 この写生会は、現場の道路整備を担う木下建設株式会社の招待による機会。現場付近における児童の見守り活動で接点がある溝内校長から受け入れの希望があり、同社は昨年9月に串本小児童を対象にした写生会実施時のノウハウを生かして快諾した。溝内校長から作業中の建設重機を描かせたいと希望があり、当日は現場が見渡せる仮設歩道上に場所を設け各府省庁が示す感染症予防の目安を考慮した形で児童を招待した。

 実施に先立って発注者・国土交通省紀南河川国道事務所の笹嶋和彦・串本国道維持出張所長が、大阪府松原市から三重県多気町を結ぶ全長340㌔の高速自動車国道「近畿自動車道紀勢線」とその一部になる全町19・2㌔のすさみ串本道路を解説。児童は命を守る道であり地域振興の道でもある同道路の玄関口が今居る場所、と実感を高めながら写生を始めた。

 取り組んだ時間は1時間ほどで、以降は校内で仕上げるという。受け入れの段取りを担当した同社の河邉真悟監理技術者は「大きくなってこの道を通る時に、この場所で写生会をしたことを思い出してもらえればと思う。こういう仕事があると知ってもらい、将来建設業に従事してみようかなと思ってもらえるきっかけにもなれば」と取り組んだ児童の今後を期待した。

(2020年10月8日付紙面より)

木下建設が設置する仮設歩道上から写生に取り組む橋杭小学校の児童=7日、串本町サンゴ台
2020年10月08日
72 両首長がディスカッション
 熊野地域の観光活性化目指す  (新宮市・那智勝浦町 )

 和歌山県内でフリーペーパーやウェブメディア「ロカルわかやま」などの幅広い事業を展開する株式会社わかやまリビング新聞社(西田弘代表取締役社長)は5日、那智勝浦町の体育文化会館で環境省の国立公園・国定公園への誘客推進事業となる「熊野地域の観光事業活性化のための研修」を開催し、新宮・東牟婁などの5市町の職員や関係する住民らが同地域の観光活性化に向け見識を深めた。新宮市の田岡実千年市長と同町の堀順一郎町長がパネルディスカッションを行い、各市町の魅力を伝えた。

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■事業概要とロカルくまの



 大阪観光大学と連携した同事業は、新型コロナウイルス感染拡大の現況を踏まえ、和歌山県民や近隣府県の住民に同県の魅力を発信して誘客を図り、地域の観光業の活性化に貢献することが目的。

 同社が行うレジャーや地域情報などを網羅したまとめ情報サイト「ロカルわかやま」を活用し、熊野地域の観光情報プラットフォームを構築するとともに体験型観光を効率的に販売するコミュニティーの創設を目指す。なお、「ロカルわかやま」の熊野エリア版となるサイト「ロカルくまの」を現在制作中であり、今年11月上旬にスタートする予定。

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■パネルディスカッションでは



 田岡市長はコロナ以前は市への観光客が年々増加傾向にあったとし、熊野は世界から注目を浴びていると主張。国の史跡指定を受けている新宮城跡や旧西村家住宅(重要文化財)、旧チャップマン邸(登録有形文化財)を紹介し、佐藤春夫や中上健次、西村伊作、江戸千家の川上不白など数多くの文化人を輩出したことにも触れた。

 また、新宮港に入港する大型客船の現状や、来年オープンとなる「丹鶴ホール」がまちなか観光の拠点となると説明。自身が薦めるスポットや行事として、王子ヶ浜、高野坂、熊野川の川舟下り、浮島の森、大雲取越、熊野速玉大社例大祭や御燈祭(おとうまつ)りなどを紹介し「おいしい食事ができる店や景観地も多く、癒やしの時間を過ごすことができる新宮市にぜひ来てもらえたら」と語った。

 堀町長は生マグロや温泉に加え、那智の滝や熊野古道などの世界遺産、国立公園の弁天島、紀の松島、大雲取越もあるとし、サッカーを日本に広めた同町出身の中村覚之助についても紹介した。さらに、同町でも見学場事業が進められている串本町のロケット発射場にも触れた。

 堀町長は「熊野地域はポテンシャルが高い。町の観光は今まで事業者目線だったが、これからは顧客目線でやっていきたい。そのためにDMOを立ち上げた。今後はインバウンドはもちろん、外貨を稼いでいきたい」と話した。

 両首長の発表に対し、株式会社ノットワールド取締役の河野有さんは「自然だけなら他市町村にもあるが、この地域は掛け算で文化がついてくる。人と自然を主軸にすれば魅力的に映るのでは」とアドバイス。

 大阪観光大学の小野田金司教授は「どちらの町も魅力がいっぱいだと思う。この事業は国立公園がテーマ。自然を売りにすることを各市町で押さえていきたい」と述べた。その後は参加者らが情報交換などを行った。

(2020年10月8日付紙面より)

パネルディスカッションの様子=5日、那智勝浦町の体育文化会館
2020年10月08日
73 フェリーの連絡橋を撤去
 危険考慮し今年度中に  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町宇久井にあるフェリーターミナルの連絡橋の撤去がこのほど決定した。同町が、経年劣化による落下の危険性や景観上の観点から地元区や宇久井漁業協同組合からの要望を受けたもので、今年度中に実施される。

 同町総務課によると、このターミナルは過去に東京や高知、大分県などの航路を結ぶフェリーが着岸する際に使用されてきた。

 経営母体は変わりながらも海の交通網に必要な連絡橋として活躍したが、定期航路がなくなり、その役目を終えた。

 使用されなくなってから数十年以上が経過しており、現在は橋を含め建物自体も町の管理となっている。連絡橋の撤去費用は先日の令和2年度9月定例会で可決された。

 担当職員は「昔はフェリーの利用も多く、私自身も船に乗り込む際に連絡橋を渡った。今回は連絡橋のみの撤去となるため費用は130万円ほど。台風などの問題もあるため、建設課には早急に進めてほしいと伝えている」と話した。

(2020年10月8日付紙面より)

撤去が決まったフェリーターミナルの連絡橋=那智勝浦町宇久井
2020年10月08日
74 コスモスの花咲きそろう  西向の清水登さんの畑で  (串本町 )
2020年10月08日
75 京大生が実測作業など  中湊の旧工房兼住宅で  (串本町 )
2020年10月08日
76 9月定例会一般質問④  古座川町議会  
2020年10月08日
77 災害対応力の強化図る  事業継続力強化計画策定講座  (新宮市 )
2020年10月08日
78 公式観光サイトがリニューアル  和歌山県  
2020年10月08日
79 自らの進路実現に向け  新翔高で就職希望生壮行式  (新宮市 )
2020年10月08日
80 南紀熊野の魅力を紹介  宇久井ビジターでフォト作品展  (那智勝浦町 )
2020年10月08日
81 みんな「かわりないかい?」  1カ月ぶりに活動再開  (紀宝町 )
2020年10月08日
82 地域で子育てをサポート  ファミサポ会員講習会  (紀宝町 )
2020年10月08日
83 ヤマジノホトトギス  新宮市・高野坂で咲く  
2020年10月07日
84 広瀬香美さんがオンライン宿泊
 「わかやまLIFE CAFE」盛況  (那智勝浦町 )

 和歌山県が主催し、認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが共催するオンラインイベント「わかやまLIFE CAFE」が3日、インターネット上で開催され、那智勝浦町出身で歌手・音楽家の広瀬香美さんがゲスト出演した。広瀬さんは同町築地の「WhyKumano Hostel & Cafe Bar」(以下、ワイクマノ)にオンライン宿泊し、オーナーの後呂孝哉さんや堀順一郎町長らと同町の魅力について語り合った。

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■「わかやまLIFE CAFE」とは



 和歌山県によると、県の魅力などをPRすることで、首都圏からの移住・定住の促進が目的。これまでは実際に人が集まって実施されていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの開催にも取り組んでいる。

 催しでは「かなえよう。」をキーワードに、食、子育て、働き方、住まい、夢というテーマで取り組み、同県だからできる「WORK&LIFE」を発信している。

 参加者は事前に申し込み、インターネット上で会議などが行える「Zoom(ズーム)」を用いて視聴する。希望者には同県の移住アドバイザーが相談に応じる。

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■那智勝浦町の魅力発信



 当日は世界初となるオンライン上での疑似的な宿泊体験を開始したワイクマノで催しが実施され、全国の約130人が視聴し、盛況となった。

 同町で生まれ、父の転勤のため、生後半年ほどで引っ越したという広瀬さん。後呂さんらが歓迎し、施設やオンライン宿泊について説明した。広瀬さんは両親から聞いた同町在住時のエピソードを披露し、町の良さや暮らしについて質問した。

 参加した同町地域おこし協力隊の谷口真実さんや堀町長、町観光企画課の赤岡誠さん、県企画部地域振興局の三木啓生さんが「世界遺産」「生マグロ」「山や川、海が身近にある」「何もない日常がぜいたく」など同町の良さを解説した。

 広瀬さんは「那智勝浦町の観光大使になって、町のPRに貢献したい。ぜひ、そちらで歌を歌いたい。勝浦へ戻れる日を楽しみにしています」と語り、「ロマンスの神様」など、ヒット曲を熱唱した。

 終始、イベントの進行を務めた後呂さんは「移住はハードルが高い。まずは気軽にこの町やワイクマノに遊びに来ていただければ。地域を知ることがスムーズな移住につながると思う」。

 堀町長は「町では人口減少が進んでいる。県とも協力して、しっかりと魅力を発信し、IターンやUターンのきっかけをつくっていきたい」と語った。

(2020年10月7日付紙面より)

「わかやまLIFE CAFE」が開催された=3日、那智勝浦町のWhyKumano Hostel & Cafe Bar
2020年10月07日
85 サイクリング挑戦企画開始
 2月末までの5カ月間実施  (古座川町観光協会 )

 古座川町観光協会(須川陽介会長)が1日、「古座川ジオサイトサイクリングスタンプラリー」を開始した。期間は来年2月28日(日)までの5カ月間。スタンプ台紙は道の駅虫喰岩、同一枚岩、南紀月の瀬温泉ぼたん荘で配布していて、同協会は期間中の挑戦を呼び掛けている。

 南紀熊野ジオパーク推進協議会と古座川町が後援する、同協議会の地域力活性化に対する支援を受けた景品付きの挑戦企画。町内の主要地質資源と結びついている道の駅虫喰岩、同瀧之拝太郎、同一枚岩をサイクリングで巡り、備え付けの道の駅スタンプかジオサイトスタンプを台紙に集めて同虫喰岩へ持ち込むと、台紙についている応募フォームで抽選に申し込める仕組みとなっている。

 挑戦できるのは、自車で町内を巡るサイクリストと同協会のクロスバイクレンタル利用者。台紙に3カ所のスタンプがそろっていることが応募時の条件で、1カ所に2種類のスタンプがある場合は好きな方を押印してよいという。応募フォーム切り抜き後の台紙はチャレンジの記念として進呈。期間終了日が応募締め切り日になっていて、以降速やかに抽選をして当選者を決める。抽選結果は景品の発送をもって発表に代えるとしている。

 景品の内訳は▽KINAN Cycling Teamサイン入りオリジナルグッズ(2人分)▽南紀月の瀬温泉ぼたん荘ペア宿泊券(1組分)▽古座川町特産品詰め合わせ(10人分)▽古座川オリジナルドリンクボトル(50人分)。

 台紙はA4カラー四つ折りのリーフレット仕立てで、作成数は400部。押印欄や応募フォーム・応募要領のほか、3カ所のジオサイトと道の駅の解説やルートマップ、問い合わせ先も情報として盛り込んでいる。

 同協会が提供するバイクレンタルはクロスとマウンテンの2種類があり、いずれもスポーツ仕様の本格派。前日までの事前予約制で、料金体系は4時間3000円、日帰り4000円、1泊2日6000円だが、同ラリー期間中は一律1000円割引で貸し出す。本格的な自転車を試乗してみたい人向けの事前指導にも対応していて、付加価値がある同ラリー期間中にぜひ利用していただければという。

 バイクレンタルの事前予約や問い合わせは同協会(電話0735・70・1275)まで。

(2020年10月7日付紙面より)

古座川ジオサイトサイクリングスタンプラリーの台紙など=2日、道の駅虫喰岩
2020年10月07日
86 来年の干支「丑」の布押絵
 ふれあいいきいきサロン牡丹  (紀宝町 )

 紀宝町鵜殿の「ふれあいいきいきサロン牡丹(ぼたん)」(高見清子代表)は3日、ふるさと歴史館で今月のサロン活動を開催。女性16人が、来年の干支(えと)「丑(うし)」の布押絵を作った。

 サロンは5月まで休止していたが、検温、手指消毒、マスク着用など新型コロナ感染防止対策を講じた上で6月から毎月1回開催している。再開後は手芸を中心に開き、これまでミニ財布やうちわ型コースターなどを作ってきた。

 今回は布押絵セットで手芸を楽しんだ。参加者は手順に沿って型紙を布に貼り、丑や梅などの各パーツを組み合わせて短冊に飾った。作業しながら「来年飾れるね」などと会話も弾んでいた。

 押絵は羽子板などに代表される日本の伝統的な手芸で、綿を入れた和紙や布を貼り重ねることで立体的な絵柄が出来上がる。高見代表は「毎年10月は干支の飾りを作って、町の文化展に出品していた。今年の文化展は中止になったので、来年は開催してほしい」と話していた。

(2020年10月7日付紙面より)

布押絵作りに励む参加者=3日、紀宝町鵜殿のふるさと歴史館
干支の「丑」を題材にした布押絵作品
2020年10月07日
87 仲間に感謝し励みに
 松下さんの感想文が機関誌に掲載  (手をつなぐ育成会 )

 全国手をつなぐ育成会連合会が知的な障害のある当事者(本人・家族)に関しての教育や福祉、労働の諸施策などの記事を中心に全国へ向けて発行している機関誌「手をつなぐ」の9月号に、松下佑太さん(30)=新宮市=の感想文が選ばれ掲載された。

 同連合会は知的障害者の権利擁護と政策提言を行うため、全国の団体がそれぞれの役割を担う有機的なつながりを持つ連合体として活動していくことを目的に発足。松下さんは当地方で活動している新宮・東牟婁手をつなぐ育成会(博多保子会長)の「みらいの会」の会長として障害のある青少年の余暇の創造や関係団体との連絡提携、イベントの企画など、地域社会の啓発を実施している。

 感想文の題名は「みんなのミニオリンピック」。昨年11月に開催した運動会への思いがつづられている。松下さんは活動する関係者に感謝の気持ちを述べ「仲間たちで話し合い『どうすれば、より活動を知ってもらえるのか』を考えながら書きました。全国の中から選んでもらい掲載していただけることはめったにない機会。光栄であり、励みにもなっています。今後は新型コロナウイルスの感染症対策を取りながら新しいことにも挑戦し、一般の方にも周知していければ」と喜びを語っていた。

 新宮・東牟婁手をつなぐ育成会では現在、活動に携わる会員を募集している。応相談。「興味のある方はお気軽に問い合わせください」と呼び掛けている。問い合わせは博多会長(電話090・7021・9079)まで。

(2020年10月7日付紙面より)

感想文の掲載に笑顔を見せる松下佑太さん=5日、新宮市下田のわかば園作業所
2020年10月07日
88 根山章子さんが優勝
 なちかつGGCクラブ大会  
2020年10月07日
89 コロナに負けず熱戦展開
 第4回中山杯争奪大会  (新宮市 )
2020年10月07日
90 「あなたの全力青春は?」  近大新宮でオープンスクール  
2020年10月07日
91 共に地域社会に貢献を  株式会社キナンが内定式  
2020年10月07日
92 熊野地域で観光事業活性化  ロカルわかやまを活用  (新宮・東牟婁など )
2020年10月07日
93 元気いっぱい競技楽しむ  新宮市・那智勝浦町保育所や保育園で運動会  
2020年10月07日
94 桂米多朗さんが公演  宇久井中で青少年劇場  (那智勝浦町 )
2020年10月07日
95 児童生徒一丸で競い合う 串本西小中合同で運動会 (串本町)
2020年10月07日
96 和深地先で溺れる人助ける  人命救助した3人に感謝状  (串本警察署 )
2020年10月07日
97 神事のみ執行し礼尽くす  古座神社が例祭を迎える  (串本町 )
2020年10月07日
98 福祉への理解深める  1年生が車いす体験  (相野谷中 )
2020年10月07日
99 秋晴れの下で競技に熱中  鵜殿、井田小で合同運動会  (紀宝町 )
2020年10月07日
100 お悔やみ情報