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2024年04月27日
1 アンネ・フランクの形見
 石垣記念館でバラ開花  (太地町 )

 太地町立石垣記念館(江﨑隆司館長)で現在、「アンネの日記」の作者として知られるアンネ・フランクゆかりのバラが花を咲かせている。平和を願って全国で育てられており、同館では2022年に広島県福山市のホロコースト記念館から譲り受けた株を、大切に育ててきた。

 ドイツ生まれの少女アンネ・フランクは、反ユダヤ主義を掲げるナチス政権下から逃れてアムステルダムで隠れ家生活を送った後に捕らえられ、ベルゲン・ベルゼン強制収容所で15歳9カ月の生涯を終えた。

 隠れ家生活をつづった「アンネの日記」に感銘を受けた園芸家ヒッポリテ・デルフォルへが「アンネ・フランクの形見」と名付けた新種のバラを作出。日本では、差別と迫害、大量虐殺を生き延びたアンネの父オットー・フランクから寄贈されたものが広まっている。

 「アンネ・フランクの形見」は、つぼみの時は鮮明な赤、開花するとオレンジがかった黄金色、やがて花弁の先がネオンピンクを帯び、全体が紅赤色に変化する。生き延びることができれば、多くの可能性を秘めていたアンネを表しているといわれる。

 かねて平和へ心を寄せてきた江﨑館長は、教師時代にヨーロッパ各地を巡ってアンネの足跡をたどったことを振り返りつつ「生命力があり、園芸家が願いを込めて作った品種だと思う。世界各地で戦争が起きている中、アンネ・フランクをしのんで見ていただけたら」。現在は鉢に植えているが、将来的には記念館アプローチに地植えしてバラ園にしたいと語っていた。

(2024年4月27日付紙面より)

ホロコースト記念館から譲り受けたバラ=25日、太地町立石垣記念館
ホロコースト記念館からの贈呈書
2024年04月27日
2 住崎に「水中こいのぼり」
 初夏の風物詩で話題づくり  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(谷口勝政会長)が25日、ダイブポイント・住崎の海底に「水中こいのぼり」を設置した。

 ダイビング客が動き始める初夏に弾みをつける話題づくりとして例年、「こどもの日」(5月5日)を含むゴールデンウイークに合わせて期間限定実施。2011年東日本大震災に伴う自粛機運から脱却する思いも込めて13年度から取り組むようになり、今回で12回目になるという。

 本年度はこいのぼり11本と後に串本らしさを演出する目的で入手したマグロのぼりとカツオのぼり各2本を準備。この日はダイビングスタッフ8人が海底の岩を利用して親ひも(ロープ)を張り、等間隔で各のぼりをつないだ。

 地上のこいのぼりが風を受けてなびくように「水中こいのぼり」は潮流を受けてなびくそう。設置期間は5月6日(月・振休)までで、人工物のため期間終了後は速やかに引き上げるという。

 風物詩を取り入れたこの話題づくりを担当する谷口会長は「ゴールデンウイークごろはまだ海水温が低く大勢が潜りにくる時季ではないが、水中のぼりの設置を続けていることで見たいというお客さまも出始めている。その勢いがさらに強まればと思うし、この取り組みが大勢の皆さんの目に留まり串本町全体が盛り上がるきっかけにもなれば」と取り組みに込める思いを語った。

(2024年4月27日付紙面より)

住崎の海底に設置した「水中こいのぼり」(串本ダイビング事業組合提供)
2024年04月27日
3 青空をスイスイ泳ぐ
 バイパス下にこいのぼり  (新宮市熊野川町 )

 熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会は25日、新宮市熊野川町の日足道路バイパス下に、こいのぼりを設置した。2011年の紀伊半島大水害からの復興と地域活性化への願いを込めた約30匹のこいのぼりが、青空をスイスイ泳いだ。

 地元住民らが設置を始めて12回目。かつて町内イベントで使用していたこいのぼりは水害の際に全て流出。現在のこいのぼりは熊野川行政局が新聞などで呼びかけ、県内各地から寄せられたものだという。

 地域住民の他、近隣の田植え体験で訪れてきた同市の近畿大学附属新宮中学校の1年生45人も設置に協力。大きなこいのぼりを縄に結んだ。近大新宮中の仲蒼一郎さん(12)は「家ではこいのぼりは揚げていないので、今回初めて。楽しかったです」と語った。

 下阪殖保会長(77)は「大人から子どもまで、見に来てもらえればうれしい。道路からも見えるので、楽しんでもらえたら」。田植えに来た中学生らに目を細めつつ「水害のときにはまだ0歳くらいで、覚えていない世代。当時のことも伝えていきたい」と話していた。期間は5月13日(月)ごろまで。

(2024年4月27日付紙面より)

約30匹のこいのぼり=25日、新宮市熊野川町
近大新宮中の生徒らが協力
2024年04月27日
4 エビネランが見頃  新宮市の花本国夫さん宅で開花  
2024年04月27日
5 巡拝御朱印帳を製作  世界遺産登録20周年を記念し  (熊野三山協議会 )
2024年04月27日
6 相互扶助と未来の発展  総会でスローガン決定  (新宮YEG )
2024年04月27日
7 二階伸康氏に出馬要請  太地町漁業協同組合も  
2024年04月27日
8 お願い額など決定  日赤の活動資金募集  (新宮市協賛委 )
2024年04月27日
9 総会を前に正式参拝  熊野速玉大社敬神婦人会  
2024年04月27日
10 先頭に立って活動推奨を  健康づくり地域推進員会が総会  (新宮市 )
2024年04月27日
11 20歳未満の飲酒は駄目  小売酒販組合が街頭啓発  (新宮市 )
2024年04月27日
12 玄関ポーチに「ポケふた」  旧役場古座分庁舎へ設置  (串本町 )
2024年04月27日
13 命を守るルールを教わる  高池小が県警交安教室で  (古座川町 )
2024年04月27日
14 みんな泥んこで田植え  熊野川小の児童16人が  (新宮市 )
2024年04月27日
15 1年生と仲、深める  井田小で迎える会  (紀宝町 )
2024年04月27日
16 体動かしリラックス  子育てサロンつむぐ  (紀宝町 )
2024年04月27日
17 個性あふれる作品並ぶ  なでしこArtists展  (熊野市 )
2024年04月27日
18 詐欺から守れ 地道に活動  高齢者見守り隊発足12年  (紀宝町 )
2024年04月27日
19 お悔やみ情報
  
2024年04月26日
20 SF公募文学賞を受賞
 作品は無料閲覧が可能  (新宮市出身の木下充矢さん )

 新宮市出身の木下充矢(みつや)さん(59)がこのほど、公募文学賞である第11回日経「星新一賞」の一般部門の優秀賞(アマダ賞)に輝いた。タイトルは「彼方には輝く星々」。「思い残すことはないぐらいの喜びがある」と話している。作品は日経電子版などで無料で読むことができる。

 日経(日本経済新聞)の星新一賞は、ショートショート作品で知られた作家の星新一の名を冠した賞で、SF(空想科学小説)のような理系的発想に基づいた短編小説などを対象としている。木下さんは、千穂小、緑丘中、新宮高校を卒業し、大学進学を経て現在は兵庫県に在住。昔からSFが好きで乱読してきたという。

 小説を書き始めたのは2013年ごろ。「いろいろな賞に応募したが入賞できず、今回が10年目にして初めて」と語る。創作には苦労もあり「仕事が忙しく、でもぎりぎりまで原稿がまとまらず、締め切り5分前にトイレの中で立ったままスマホで投稿(して応募)した」と明かす。

 星新一についても思い入れがある。「この人がいなければ、日本のSFが今のような幅と奥行きを持つことはなかったのではないか。その名を冠した賞を頂き、夢なら覚めてほしくないぐらいうれしい」と伝える。

 同賞受賞者の座談会で7月には、長野県で行われる日本SF大会「やねこんR」に出席を予定している。「長年のSFファンなので、この種のイベントには何度も参加したが、壇上に上がるのは初めてで緊張している」と述べる。

 SFファンとして当然のごとく、串本町のロケット打ち上げは観覧会場で参加していた。「次の挑戦に期待している。ぜひ成功してほしい」と話す。

(2024年4月26日付紙面より)

日経「星新一賞」を受賞した木下充矢さん(提供写真)
2024年04月26日
21 新規事業や予算を可決
 4年目の運行決定受け  (銀河受入協議会 )

 JR西日本が運行する観光長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の紀南コースの4年目の運行が決まったことを受け、その受入協議会(田岡実千年会長=新宮市長)の総会が24日、新宮市役所別館であった。10人が参加。本年度事業として▽地域内周遊▽誘客促進▽受け入れ環境構築▽地域内活性化―などの事業に取り組んでいくことなどを決めた。

 紀南コースは京都―新宮間で運行。4年目は7月1日(月)から9月25日(水)まで、週2回の往復21運行を予定している。同協議会は、継続運行や地域振興などを目指し、沿線市町村や県などで構成している。

 開会に当たり、田岡会長があいさつ。昨年度は紀南コースに約4500人が乗車したこと、本年度の運行決定などに言及し「皆さんの協力のおかげ」と感謝。「今年は『紀伊山地の霊場と参詣道』の世界遺産登録20周年の節目の年。盛大なおもてなしをさせていただければ」と話した。

 富澤五月JR西日本近畿統括本部和歌山支社長もあいさつ。昨年の紀南コースで前年度比の約1・5倍が利用したことなどを紹介。7月から9月には県とJR西、グループ会社で「和歌山キャンペーン」を実施することを説明し「一層ブラッシュアップして楽しんでもらい、相乗効果を発揮できるようにしたい。ご協力を」と呼びかけた。なお、昨年度の乗車率は74%だった。

 本年度は新規事業として、沿線7市町村を舞台にした「紀南地方クイズラリー」を行うほか、2号車の洗面台・女性用更衣室に「和歌山産アメニティ」を設置。車内で「イセエビふれあい体験」や「和歌山アロマ体験」を計画している。

 田嶋勝正副会長(=串本町長)より「(銀河の乗客に)スマホで絶景や笑顔の写真をSNS(交流サイト)で送ってもらい、良いものに商品(を贈る)など考えてみては」との提案があった。事務局は「中身を精査して、やる方向で検討したい」と応じた。富澤支社長は「コンテストか、いろいろなすてきな写真をあげるか、どんなことができるか考えたい」と述べた。

(2024年4月26日付紙面より)

新規事業案など協議した=24日、新宮市役所別館
2024年04月26日
22 紀南学園に絵本を寄贈
 こどもまんなか児童福祉週間  (新宮市 )

 「こどもの日」(5月5日)から1週間は、こども家庭庁が定める「こどもまんなか児童福祉週間」。24日には、新宮市の児童養護施設紀南学園(鳥居祐起生学園長)に東牟婁振興局健康福祉部の木戸上克久部長が訪問し、激励品として園からリクエストのあった5冊の絵本を贈った。

 社会の宝である子どもたちが家庭や地域において、豊かな愛情に包まれながら育っていけるよう、国民全体で考えることを目的としている。今年の標語は「すきなこと どんどんふやして おおきくなあれ」。和歌山県でもさまざまな行事が行われている。

 絵本を受け取った子どもたちは、元気いっぱいに「ありがとうございます!」。鳥居学園長は「子どもたちもとても喜んでいる」と感謝した。

 木戸上部長は「たくさんの本を読んで興味関心を広げ、いろいろなことにチャレンジしてほしい。何より元気で健康に育ってくれることを願っている」と話していた。

(2024年4月26日付紙面より)

木戸上克久部長が絵本を手渡す=24日、新宮市の紀南学園
2024年04月26日
23 優勝は坂野医院
 第201回職場対抗ボウリング大会  
2024年04月26日
24 坂本博規さんが優勝飾る
 令和6年度第1回クラブ大会  (なちかつGGC )
2024年04月26日
25 観客の声援受け雨の中激走
 奥熊野いだ天ウルトラマラソン  
2024年04月26日
26 新宮夜遊びマップ  女性も安心な店を紹介  
2024年04月26日
27 貸し出しベストリーダー  町立図書館で展示中  (那智勝浦町 )
2024年04月26日
28 音楽に合わせて体動かす  正明保で本年度初のリトミック  (新宮市 )
2024年04月26日
29 新宮城跡のマップ入れ  店先に専用ボックス設置  (イル・ド・フランス )
2024年04月26日
30 縦割り班で初顔合わせ  下里小で1年生の歓迎会  (那智勝浦町 )
2024年04月26日
31 田んぼ一面に苗を植える  近大新宮中1年生が今年も  (新宮市熊野川町 )
2024年04月26日
32 婚姻に伴う新生活に助成  結婚新生活支援事業導入  (串本町 )
2024年04月26日
33 湿潤な木陰に白花咲く  ミドリハカタカラクサ  (串本町 )
2024年04月26日
34 当局から報告を受け意見  保福セで区長連合会総会  (古座川町 )
2024年04月26日
35 40周年記念事業を計画  御浜町文化協会が総会  
2024年04月26日
36 被害者、加害者にならないよう  矢渕中でネットモラル教室  
2024年04月26日
37 戦争の悲惨さ、どう次世代へ  高齢化の中 遺族会が継承模索  (紀宝町 )
2024年04月26日
38 マルバウツギの花  那智勝浦町宇久井  
2024年04月26日
39 お悔やみ情報
  
2024年04月21日
40 新宮―白浜間に補助
 子ども団体の列車移動  (条件合致なら無料 )

 紀勢本線活性化促進協議会新宮白浜区間部会の会合が19日、新宮市役所別館であった。20人が出席。主に同区間沿線の子どもの列車での団体移動に際し、同区間内の料金の一部を補助することを決めた。条件によっては実質無料となる。5月1日からの実施を目指す。

 同協議会は、紀勢本線の活性化を目的に、県内24市町村で組織。その新宮白浜区間部会は、同区間の厳しい収支状況を受け設置した。白浜町以南の8市町村と県、JR西日本和歌山支社、和歌山大学で組織している。補助事業は行政とJR西より負担金を集めて行う。

 補助の正式名称は「校外学習等支援事業」。同区間の沿線自治体と古座川町、北山村にある幼保小中高の子どもと引率者で構成する8人以上の団体が対象となる。

 補助要件は、乗降に同区間内の駅が含まれていること。校外学習などで列車移動する際、同区間内の運賃および特急料金の一部を補助する。

 具体的には、同区間内で特急を利用しない場合は普通運賃の全額、利用する場合は団体割引以外の全額が補助となる。例えば新宮・東牟婁の学校の団体が列車で白浜町に移動する場合、実質無料で行けることになる。同区間外まで移動する場合は、区間外は通常料金となる。

 この他、「教育旅行誘致事業」として、教育旅行やスポーツ合宿で同区間内に来訪する団体に対し、料金の一部を補助することも決めた。これも同区間内での乗降が条件となる。

  □     □

■新宮―白浜間の現状



 同支社による新宮―白浜間の現状説明もあった。平均通過人員(輸送密度)は同社単独運営の目安の1日当たり2000人を大きく下回り、2022年は793人。20~22年の3カ年平均で、必要な費用の11・9%しか収入で補えていないなど、厳しい状況が明かされた。

(2024年4月21日付紙面より)

補助事業などを話し合った=19日、新宮市役所別館
ホームで停車する特急くろしお=同日、JR新宮駅
2024年04月21日
41 「地震は人ごとではない」
 民児協委員が防災拠点を見学  (紀宝町 )

 紀宝町民生委員児童委員協議会(西村喜久男会長)に所属する委員20人が19日、3月に完成した道の駅「紀宝町ウミガメ公園」防災拠点施設を見学した。

 円筒形鉄筋コンクリート造り2階建ての一時避難場所で、町が建設した防災タワー。高さ6・5㍍、床面積165平方㍍。海抜14・4㍍地点にあり、屋上(海抜20・5㍍)には地域住民や道の駅の利用者など最大200人が避難できる。

 1階に避難場所、備蓄倉庫、トイレ、湯沸室を完備、2階、屋上は避難スペースとなっている。

 町防災対策課の職員が施設を案内。「南海トラフ地震で予想されているウミガメ公園付近の最大津波高は11㍍となっており、看板により高い所を目指して避難してくださいと記載しています」などと説明した。

 委員は屋上から高さを実感。整備されている倉庫など確認した。西村会長は「地震は人ごとではない。防災への意識が高まっており、施設を知る良い機会になった。今後も各所で見学会を開きたい」と話していた。

(2024年4月21日付紙面より)

屋上で説明を聞く委員=19日、紀宝町井田
防災拠点施設を見学する
2024年04月21日
42 8月11日に那智湾で
 世界遺産登録20周年記念  (那智勝浦町花火大会 )

 第15回那智勝浦町花火大会の第1回実行委員会(串俊男実行委員長)が19日、同町役場で開かれた。今年も8月11日(日・祝)午後8時から約1時間、那智湾で開催することを決めた。

 町民の手作りを基本理念に、追善供養を目的とする花火大会で、昨年コロナ禍を経て4年ぶりに再開した。今年は世界遺産登録20周年記念事業としても位置付ける。

 実行委員会には南紀くろしお商工会、和歌山東漁業協同組合那智支所、那智勝浦観光機構、勝浦金融協会などから21人が出席。大会長の堀順一郎町長は「第14回大会には約2万8000人が参加し1300万円超の寄付が集まった。世界遺産登録20周年の節目の年。海外からの観光客もずいぶん増えており、今後を見据えた話し合いができれば」とあいさつした。

 花火業者の選定について、事務局から従来通り複数事業者によるプレゼンテーションを実施する提案があったが「準備に携わる漁協関係者の準備・片付けの時間短縮や負担軽減の観点から、慣れた業者へ依頼することはできないか」との意見が出た。採決の結果、賛成多数で昨年と同じ高木煙火株式会社(岐阜県)に依頼することとした。

 串実行委員長は「追善供養、納涼、そして世界遺産20周年を融合させ、町全体で満足してもらえる大会にしたい。どう花火で表現するのか、業者の感性にも期待している」と話していた。

(2024年4月21日付紙面より)

関係団体から委員21人が出席=19日、那智勝浦町役場
2024年04月21日
43 トベラの花が咲く  那智の浜沿いで  
2024年04月21日
44 1位に小阪享志さん  写連新宮支部4月例会  
2024年04月21日
45 400㍉㍑献血に44人協力  町役場前で勝浦LC奉仕  (那智勝浦町 )
2024年04月21日
46 岸本知事に早期導入を陳情  和歌山県自動車整備振興会などが  (図柄入りナンバープレート )
2024年04月21日
47 健康づくりの輪を広げる  新宮市食生活改善推進協が総会  
2024年04月21日
48 住宅用火災警報器に補助  那智勝浦町消防本部でも  
2024年04月21日
49 観賞や触れ合いを楽しむ  丹鶴幼がタウンガーデンへお散歩  (新宮市 )
2024年04月21日
50 新聞紙びりびり、楽しいな  「ちびっこくらぶ」始まる  (新宮市 )
2024年04月21日
51 楽しく作業に取り組む  蓬莱公民分館がケーキ作り教室  (新宮市 )
2024年04月21日
52 「ここはタケノコの里?」  宇久井小学校の5年生  (那智勝浦町 )
2024年04月21日
53 鳴子響かせ練習に励む  よさこいソーラン教室開講  (くろしお児童館 )
2024年04月21日
54 濱田蓮・上野昊ペアら優勝  6県交流大会で地元勢活躍  (ソフトテニス )
2024年04月21日
55 入所、進級「おめでとう」  相野谷保育所で行事  (紀宝町 )
2024年04月21日
56 2年ぶり、こいのぼりバルーン  まなびの郷で悠々と泳ぐ  (紀宝町 )
2024年04月14日
57 子の健やかな成長願い 湯登神事で例大祭始まる (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の例大祭「本宮祭」が13日、始まった。神を宿すとされる稚児が主人公の神事「湯登(ゆのぼり)神事」(県無形民俗文化財)では、稚児の神聖な体が地面に着かないよう父親らが肩車をして練り歩き、温泉で身を清めるなどして子どもの健やかな成長を願った。

 熊野の春の訪れを告げる同大社の例大祭は、主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)(スサノオノミコト)の故事に倣う、一年の豊穣(ほうじょう)を願う祭典。毎年、地元住民や多くの観光客が参加・参列し、春の同町を盛大に彩る。15日(月)までの3日間をかけて行われる。

 今年は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年記念も兼ねる。コロナ禍以前の規模で行うのはもちろん、15日の渡御祭での本神輿(みこし)(一般神輿)、桜神輿(女性神輿)には、男女で計6人の外国人も参加するなど、国際色豊かに。また台風被害で昨年は通行できなかった潜水橋も復旧しており、渡御の順路も従来通りに戻り行われる。

 湯登神事に参加した子どもは1~4歳の8人。斎行に当たり九鬼宮司は「子どもらは湯の峯で潔斎し、額に大の字を書く。これは熊野大神の申し子であることを表し、神の扱いを受ける」などと説明した。

 好天の下、神の依代である稚児たちは、ウマ役の父親などと共に本殿前で拝礼。九鬼宮司らを先頭に参道を下った。

 湯の峯温泉では温泉につかり身を清めた後、温泉粥(かゆ)などを食べた。狩衣(かりぎぬ)や烏帽子(えぼし)で正装し、稚児の額に神の証しとして朱色の口紅で大の字を書き入れて準備を整えた。

 地元の本宮町から賀久君(2)と参加した鈴木悠太さん(34)は「自分も昔、稚児で参加したが、温泉に入ったなぐらいしか覚えてないな」と回想。賀久君について「今のところすくすくと育っている。今後も元気に育つことを願いたい」と話した。

 なお、前日祭として12日には本殿前広場で、水森かおりさんによる歌唱奉納も行われた。

(2024年4月14日付紙面より)

父親の肩に担がれ湯の峯へと向かう稚児=13日、熊野本宮大社
前日祭として水森かおりさんの歌唱奉納もあった=12日、熊野本宮大社
2024年04月14日
58 商売繁盛や航海安全祈願
 大勝浦で「弁天祭」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の大勝浦地区にある弁天島で11日、例大祭「弁天祭」が営まれた。勝浦弁天島保存会(猪飼伸、猪飼宏両代表)の他、地域の崇敬者らが磯を渡って参列し、商売繁盛や航海安全、芸能上達などを祈願。餅まきなどで大いににぎわった。

 弁天島はお蛇浦にある離れ小島で、赤い鳥居と祠(ほこら)の美しい景観から、古くから「勝浦三景」の一つに数えられている。一年で最も潮が引く旧暦3月3日に毎年祭りを斎行している。

 勝浦八幡神社の髙橋正樹宮司が斎主を務め、祝詞を奏上。同保存会役員らが玉串をささげた。餅まきでは大きな歓声が上がり、国内外の観光客らが足を止め「これも何かのご縁」と参拝に訪れる姿もあった。

 猪飼宏代表は「多くの方に集まっていただきありがたい。祭り前には鳥居を塗り直した。今後もできる限りの整備をし、継承していきたい」と語った。

 髙橋宮司によれば、弁天島はかつて宇賀弁財天をまつる神仏習合の地だったが、いつからかその使いである白蛇をまつるようになった。現在では「白蛇弁天」の名で親しまれている。

(2024年4月14日付紙面より)

崇敬者らが集って神事=11日、那智勝浦町の弁天島
餅まきでにぎわう
2024年04月14日
59 観光交流の夢を描く
 韓国総領事が表敬訪問  (新宮市 )

 駐大阪大韓民国総領事館の金亨駿(キム・ヒョンジュン)総領事などが12日、田岡実千年市長への表敬訪問で新宮市役所を訪れた。懇談の中で互いに観光交流に言及、明るい夢を思い描いた。

 金総領事と知り合った新宮市選出の濱口太史・和歌山県議会議長が「ぜひ県南部にも一度、足を運んでほしい」と呼びかけ実現した。濱口議長の案内で、表敬訪問の前に新宮城跡(丹鶴城公園)を見学したほか、めはりずしの昼食を取ったという。

 表敬訪問は金総領事のほか、任京勳(イム・ギョンフン)副総領事、南炫汀(ナム・ヒョンジョン)専門官などが参加した。中本浩精・県議会副議長も同行した。田岡市長は、今年は「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録20周年であること、徐福の研究の関係で韓国の済州島などともつながりがあること、新宮港に入港するクルーズ船が韓国の釜山にも寄港したりしていることなどを説明。「機会があれば熊野古道も歩いていただければ」と語った。

 金総領事は、韓国と熊野白浜リゾート空港をつなぐ国際チャーター便が運航していることに言及。「これが早く定期便になれば。観光客が来るよう、できるだけ協力したい」と述べた。釜山の出身であることも明かした。「太平洋も見られたし、来てよかった」とほほ笑んだ。

 田岡市長は「韓国と白浜をつなぐ定期便があれば(観光振興にとって)ありがたい」と期待を寄せた。「釜山とも交流できることを願っています」と伝えた。

 領事館の一行はこの後、徐福公園や太地町の国際鯨類施設を見学するほか、13日は那智山も訪れる予定と話していた。

(2024年4月14日付紙面より)

新宮市長を表敬訪問した金亨駿総領事(中央左)ら=12日、新宮市役所
2024年04月14日
60 下川建世・求「兄弟展」  TKギャラリーで始まる  (御浜町 )
2024年04月14日
61 横断前はハンドサインを  飲食店に協力求める  (交通安全運動 )
2024年04月14日
62 学校近くの高台へ避難  地震・津波想定して訓練  (相野谷中 )
2024年04月14日
63 体育館跡地、駐車場に  ロケット公式見学場の旧浦神小  (那智勝浦町 )
2024年04月14日
64 運動場の時計を寄贈  JAみくまのが宇久井小に  (那智勝浦町 )
2024年04月14日
65 出生率は全国で34位  和歌山県の人口動態統計  
2024年04月14日
66 出場する部員を激励  春の大会を控え壮行会  (城南中 )
2024年04月14日
67 米寿を祝い旧交温める  新宮高校の第7回同級会  
2024年04月13日
68 ミカン果皮に駆虫効果
 杉村奨生さんが水産学会で  (近大新宮高 )

 東京都の東京海洋大学で3月29日に開催された日本水産学会の高校生の部ポスター発表に、近畿大学附属新宮高校から杉村奨生さん(当時2年)が参加。「冷水性淡水魚に寄生するチョウモドキに対するみかん果皮抽出液の駆虫効果」と題し、研究成果を発表した。

 アマゴなどの体表に寄生する甲殻類「チョウモドキ」に関する同校の研究は2021年にスタート。近畿大学水産研究所と連携して実施する「水産実習」の発展学習として、希望生が研究を受け継いできた。

 スーパーサイエンス部の水質調査などで水生生物に興味を持ったという杉村さんは、高校2年の夏休み前から研究を開始。過去の研究ではサンショウ抽出液に駆虫効果があると判明していたが、アマゴ本体へのダメージの大きさやコストの高さが課題に。同じミカン科植物で、廃棄される温州ミカンの果皮に着目した。

 エタノールを溶媒にミカンの乾燥果皮から抽出液を作り、チョウモドキやアマゴへの影響を検討。最終的には「ミカン乾燥果皮1%(w/v)・エタノール0・5%(v/v)の溶液に3分間浸漬することで、チョウモドキの7割が瀕死(ひんし)状態となった一方で、同条件で浸漬したアマゴの全数が生存した」と結論づけた。

 学会参加を通じ、全国の高校生や研究者、企業の研究に触れた杉村さん。惜しくも入賞は逃したが「面白い研究がたくさんあり、自分の研究についてのアイデアももらった。アマゴの体表に付いた状態のチョウモドキへの効果は実験できておらず、もう少し続けたい思いがある」と話す。

 研究に協力した近畿大学水産研究所新宮実験場の木南竜平助教は「発表には入っていないが、前段階で柿渋や木酢液など、新しい県産品での駆虫効果の検討もした。前向きにアイデアを出して取り組む姿勢がすごい」と頑張りを賞賛。実用化に向けては、アマゴ本体へのダメージの軽減やコスト面などが次なる課題になると語っていた。

(2024年4月13日付紙面より)

研究成果を発表した近畿大学附属新宮高校の杉村奨生さん(同校提供)
アマゴからチョウモドキを採取(同提供)
2024年04月13日
69 社会人に必要なマナー
 新宮商工会議所セミナー  

 ビジネスマナーセミナーが11日、新宮市井の沢の新宮商工会議所の会館であった。23人が参加、社会人に必要なマナーを学んだ。

 新宮商工会議所の主催、新宮地区職業安定協会、日本電信電話ユーザ協会和歌山支部の共催。3団体の会員が参加した。アクトプランニングSeekの依藤由香さんが講師を務めた。

 ▽職場実践の課題▽接遇マナーの基本▽接遇応対の基本動作▽電話応対の基本動作▽言葉づかい▽電話応対の実際―などの講義があった。

 講義の中で「他己紹介」が行われた。参加者は2人一組になり、相手の職業や趣味、性格や特徴などをインタビューして確認。続いて6人程度のグループとなり、各自がインタビュー相手のことを発表して紹介した。参加者は発表を通し、失礼にならず場をなごませる発表方法を考え、身に付けていた。

 依藤さんは「話上手と思う人もいたと思うし、話すスピードがいい人もいたのではないでしょうか。周りから学べるのが集合研修の良さ。それらをぜひ持ち帰って」と呼びかけた。

 新宮市三輪崎の下原自動車から参加した清水梨世さん(25)は「学校みたいで楽しい。電話対応での言葉遣いなどを学べたら。頑張りたい」と話した。

(2024年4月13日付紙面より)

他の人を紹介する「他己紹介」を行った=11日、新宮市井の沢の新宮商工会議所の会館
講話する依藤由香さん
2024年04月13日
70 コラボ御朱印を制作 参詣出発地の城南宮と (熊野本宮大社)

 「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年記念として、熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)はこのほど、京都府伏見区の城南宮とのコラボレーションで「令和の熊野詣感応の地記念御朱印」を制作した。15日(月)から1枚500円で販売する。同様に城南宮では1日より、「感応の地」ではなく「出立式」の御朱印として同額で販売を開始している。

 熊野三山には、平安時代から多くの人々が訪れており、院政期には上皇たちが城南宮から熊野まで、往復700㌔の道のりを1カ月かけて詣でたとされている。城南離宮の精進屋での潔斎後、離宮の南門から出発し、船で淀川を下り窪津(現在の天満)に降り立った。そして窪津王子から道すがら各王子社で奉幣や歌会などを行いながら熊野を目指した。

 同大社の御朱印は、同大社が平安時代から続く熊野詣での到着地点として、右側には道中の苦難の様子や祭事、熊野に到着した感動を歌で表現している。下部は大斎原(おおゆのはら)を参拝する参詣者を、上富田町の熊野高校の美術部の生徒が生き生きとした色彩で描いた。左側には川の中州に鎮座していた熊野坐神社が描かれている。

 同大社は「世界遺産登録20周年を機会により一層、京都と熊野に多くの人が行き来することを祈念します」と伝えている。

(2024年4月13日付紙面より)

城南宮(右)と熊野本宮大社のものが貼られた御朱印帳(熊野本宮大社提供)
2024年04月13日
71 新宮市にラジオ放送局!  6月の放送開始めざして  (こども新聞「ニュースよみとき隊!」2024年4月11日(木)の紙面から )
2024年04月13日
72 サステナブルファッションって?  捨てられる服の行方  (こども新聞 )
2024年04月13日
73 元気に育てと願い込め  管内流域に稚アユ放流  (熊野川漁協 )
2024年04月13日
74 在校生がPRし勧誘  新入学生にクラブ紹介  (新宮高校 )
2024年04月13日
75 事故起きやすい薄暮に  Aコープ前などで啓発  (那智勝浦町 )
2024年04月13日
76 辞令受け決意新たに  新宮市消防団の任命式  
2024年04月13日
77 入学生72人を代表して宣誓  串本古座高出身の岩谷さん  (和歌山信愛大学 )
2024年04月13日
78 取り組む姿勢や態度培う  1年生対象にし宿泊研修  (串本古座高校 )
2024年04月13日
79 最優秀賞など選抜作品収録  古座川ほのぼの川柳作品集  (古座川町社会福祉協議会 )
2024年04月13日
80 1年生の自転車をチェック  紀南高校で安全点検  
2024年04月13日
81 「生活の場所」を提供  放課後等デイサービス開所  (御浜町 )
2024年04月13日
82 来店者に交通安全の声かけを  御船郵便局を協力店に  (一声運動 )
2024年04月13日
83 保育所にお昼寝ベッド  アプリで欠席連絡も  (紀宝町 )
2024年04月13日
84 オンツツジが花の盛り  新宮市・浮島の森  
2024年04月13日
85 お悔やみ情報
  
2024年04月11日
86 初のコミュニティーFM開局へ
 地域に根差した番組に  (新宮市、6月の放送開始目指す )

 新宮市に初のコミュニティーFM放送局「FM新宮」が開局されることになった。地域密着型の生放送番組を企画しており、6月ごろの放送開始を目指している。

 長く地域の話題を伝えてきた和歌山放送新宮支局の単独放送が昨年3月に終了。リスナーの一人だった有限会社フリーク(新宮市神倉)代表取締役の床浦勝昭さんが「地元から発信でき、災害時にも役立つラジオ放送が必要」と考え、開局を目指すことになった。

 コミュニティーFMは総務省の免許が必要で、電波が届く放送対象区域は半径5~15㌔となる。一般社団法人日本コミュニティ放送協会によると、コミュニティー放送局は昨年12月1日現在で、全国に341事業者があり、和歌山県内には和歌山市と田辺市、白浜町、橋本市に四つの会員局がある。フリークによると、新宮市内での開局は初めて。

 国道42号沿いにある同社店舗の一部を改修し、スタジオを開設。今は必要な機材をそろえており、今後はアンテナ整備などを行う。

 番組は毎週月~金曜日の午後1時~3時に生放送を予定。「地域の情報や話題をより細かく、分かりやすい放送を心がけ、聞いていて元気になれるような番組」を目指すという。

 ラジオ担当の社員・北道江利さんは、社の研修として3月に宮城県名取市を訪れた。東日本大震災時にラジオが重宝したという被災者の生の声を聞き、「新宮にもラジオは絶対に必要」と実感した。「市の防災と連携して、災害時にも役立つラジオ放送をしたい」と見据える。

 たくさんの市民に「しゃべりに来てほしい」と考えており、「今はスマートフォンでも手軽にラジオが聞けるし、若い世代にも近くなった。地域を元気にできるような番組を届けたい」と話していた。

 放送開始時には改めて詳しい内容を発表する予定にしている。

(2024年4月11日付紙面より)

機材をチェックする北道江利さん=4日、新宮市神倉
黄色の外装が目を引く国道42号沿いの「FM新宮」放送局
2024年04月11日
87 桜並木のコース走り抜ける
 みさき陸上スポ少がマラソン大会  (新宮市 )

 みさき陸上競技スポーツ少年団(加藤清代代表)は6日、新宮市の佐野川沿いで「佐野さくらマラソン」を開いた。同少年団に所属する選手や地域の子どもたち約30人が、見頃の桜並木の川沿いコースを走り、楽しいひとときを過ごした。

 マラソンを通して爽快感を味わってもらおうと昨年から実施。佐野おやじの会(中村優会長)が協力し、近畿大学附属新宮高校・中学校の吹奏楽部がゲスト出演した。

 コースは川を挟んだ対面道路を使用した1周約600㍍。子どもたちは吹奏楽部の演奏に励まされながら、それぞれの体力に合わせて元気よく周回した。

 マラソン後には、吹奏楽部によるミニコンサートが開演し「アイドル」「シング・シング・シング」を演奏。アンコールでは「情熱の薔薇(ばら)」を披露し、会場は盛り上がった。

 走り終えた要律樹君(7)は「少し疲れたけど、楽しかった。音楽の演奏も上手で、聞き入っていた。また参加したい」と笑顔を見せた。

 加藤代表は「昨年に続いて、大勢の人が積極的に参加してくれてよかったです。吹奏楽部の皆さんや先生方の協力もあり、感謝している。子どもたちの健康を願い、今後も継続して催していければ」と話していた。

(2024年4月11日付紙面より)

元気にマラソンを楽しむ子どもたち=6日、新宮市佐野
近畿大学附属新宮高校・中学校吹奏楽部が盛り上げた
2024年04月11日
88 秀衡桜が五分咲きに
 熊野那智大社の境内で  

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)境内にある県天然記念物の「秀衡桜(ひでひらざくら)」が現在、五分咲きを迎えている=写真。9日には、国内外から訪れた多くの参詣者が、春空に映える真っ白な花に目を細めていた。

 高さ約15㍍、幹の周囲2㍍。奥州藤原氏第3代当主・藤原秀衡が夫人と共に熊野詣でをした折、奥州から持ってきたと伝わるヤマザクラの名木。春がすみを思わせる真っ白な花から「白山桜」の別名もある。ヤマザクラの中でも遅咲きで、満開は今週末ごろ。

 熊野那智大社は14日(日)、桜花祭を営む。桜に自然の恵みへの感謝を託し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る祭事。午前9時から大社、午前10時からは別宮・飛瀧(ひろう)神社で祭典があり、桜花のかんざしを挿した巫女が浦安の舞を奉納する。

(2024年4月11日付紙面より)



2024年04月11日
89 ほぼ本来奉仕にぎわう  中湊・稲荷神社の祭典  (串本町 )
2024年04月11日
90 1年生25人が仲間入り  古座中で第74回入学式  (古座川町 )
2024年04月11日
91 同級会あるの、知ったあるかん?  新宮高校第33回同級会  
2024年04月11日
92 台湾東部沖地震の救援金  6カ所に募金箱設置  (那智勝浦町 )
2024年04月11日
93 5人が新たなスタート  新宮高校定時制で入学式  (新宮市 )
2024年04月11日
94 274人が新生活スタート  新宮・新翔高校で入学式  
2024年04月11日
95 理念を共有、決意新た  美熊野福祉会が入社式  
2024年04月11日
96 特選に日浦寛人さん  写連紀南支部3月優秀作品  
2024年04月11日
97 地域の花壇に彩りを  有志が季節ごと植え替え  (那智勝浦町 )
2024年04月11日
98 期待胸に新生活スタート  太地小・中で入学式  
2024年04月11日
99 男女21人が熱戦繰り広げ  テニス協会シングルステニス大会  
2024年04月11日
100 交通ルール順守呼びかける  交通事故死ゼロを目指す日  (紀宝署 )
2024年04月11日
101 73人が新たなスタート  矢渕、相野谷中で入学式  (紀宝町 )
2024年04月11日
102 「いっぱい遊ぼうね」  丹鶴幼で入園式  (新宮市 )
2024年04月11日
103 お悔やみ情報
  
2024年04月06日
104 事故ない社会の実現を
 交通安全運動の決起集会  (新宮市 )

 春の全国交通安全運動(6~15日)に伴う決起集会と街頭啓発が5日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店であった。主催の新宮市交通事故をなくする市民運動推進協議会(田岡実千年会長=新宮市長)をはじめ、警察関係者など約50人が参加。交通事故のない安心安全な社会の実現に向け、協力して取り組んでいくことを誓った。

 開会のあいさつで、田岡会長は「交通事故ゼロを目指し、安心安全なまちづくりのため、啓発や広報を行いたい。思いが通じる啓発となるようお願いします」と呼びかけ。続いて鳥羽真司・県東牟婁振興局長が「交通事故のない安全安心な社会は県民全員の願い。引き続き尽力をお願いします」と求めた。

 矢野勝正・新宮警察署長は、管内で昨年、人身事故が62件、物損事故が1615件だったことを伝え「厳しい情勢にある」と指摘。「歩行者の保護に取り組んでほしい。他の模範として自転車のルールを守ることが命を守ると示してほしい」などと語った。

 街頭啓発特別ゲストの漫才師「わんだーらんど」による交通安全講話もあり、面白おかしく注意喚起した。新宮署交通取締部隊を見送る出発式も行われた。街頭啓発では、参加者が買い物客に啓発物資を手渡した。

 同運動は、交通事故防止を図り毎年行われている。今回の運動の重点は①こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践②歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行③自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守(じゅんしゅ)―となっている。

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■那智勝浦町でも



 同日には、那智勝浦町のAコープなち店の汐入橋交差点や勝浦臨海交差点付近でも早朝街頭啓発があった。町交通指導員協議会やJAみくまの、那智勝浦自動車教習所などから約20人が集まり、通勤中のドライバーらへ啓発物資を手渡した。

 堀順一郎町長は「4月は異動や進学で、交通に不慣れな人も多い。車の一時停止率も改善しているとはいえ、全国的にみると低く、啓発が重要」と話していた。

(2024年4月6日付紙面より)

安心安全な社会の実現を呼びかける田岡実千年会長(右端)=5日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
通勤中のドライバーに啓発=同日、那智勝浦町
2024年04月06日
105 購入補助の対象者を拡充
 住宅用火災警報器の設置、交換を  (新宮市消防本部 )

 新宮市消防本部は、住宅用火災警報器(住警器)の購入費用を一部補助する事業の受け付けを開始した。本年度は「新宮市在住で65歳以上の高齢者のいる世帯」に対象者を拡充した。申請期間は来年3月31日(月)までで、予算がなくなり次第終了となる。

 取り付けが困難な高齢者や障害者世帯のうち、取り付けを希望する世帯には、消防職員が直接自宅に訪問し設置を支援する。

 住警器は火災をすぐに警報で知らせる機器。新宮市では2011年、全住宅に設置が義務化された。設置率は4月1日現在、新宮市が73・6%で、全国(84%)、和歌山県(79%)を下回っている。

 昨年度は141世帯が補助金を申請し、63世帯が取り付け支援を活用した。両支援事業の問い合わせは、市消防本部予防課(電話0735・21・3326)まで。土日・祝日除く午前8時30分~午後5時15分。

 設置から10年以上経過した火災警報器は、電池切れや故障で火災を感知しない可能性があるため「この機会に補助金、支援制度をご活用ください」と呼びかけている。

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■補助内容

 住警器購入費用の2分の1(5000円を上限とし、100円未満の端数は切り捨て)。補助金の交付は1世帯につき1回限り。

 対象は▽新宮市在住の65歳以上の高齢者のいる世帯▽市税(固定資産税、市民税など)を完納している▽住警器の購入に関し、他の制度による給付を受けていない―こと。新規・機器交換が対象となる。設置場所は寝室で、2階に寝室がある場合は階段の踊り場に設置する。

 取り付け支援は▽新宮市在住で65歳以上の高齢者のみの世帯▽身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の所持者もしくは知的障害者であることの判定書の交付を受けている者のみで構成されている世帯▽その他取り付け支援が必要であると消防長が認める世帯―が対象。

(2024年4月6日付紙面より)

住宅用火災警報器設置の補助事業活用を呼びかける
2024年04月06日
106 トルコの被災者へ届けて
 集めた義援金を町へ託す  (串本町トルコ文化協会 )

 串本町トルコ文化協会(松本英明代表)が4日、樫野にあるトルコ文化センターで集めた義援金を串本町へ託した。

 同協会は昨年2月初旬にトルコ共和国南東部で相次ぎ発生し同国史上最大の被害をもたらした地震の被災者へ届けるとして同センター内に義援金箱を設置し、開所中の来館者へ協力を呼びかけた。

 1年余り続けて10万円弱が集まり、この日は松本代表が田嶋勝正町長を表敬訪問し趣旨を伝えて寄託を申し出た。田嶋町長は「一日も早く本国に届くように」と応えて預かり、大使館経由で送金するとした。

 同センターは2018年9月に完成し、以降は同協会が運営。現在は基本日曜日午前10時~午後3時30分(冬季は午後3時まで)に開いて文化の紹介や軽飲食の提供をし、来館者と同国の縁を深める後押しを重ねている。義援金箱は引き続き、今年1月に相次いだ能登半島地震の被災者に向けた協力を集めるため設置するとし、松本代表は「エルトゥールル号遭難救助の大きな力となった『困っている人を助ける』という気持ちを私たちも引き継ぎ、次は能登半島で困っている皆さんのために協力を呼びかけていきたい」と取り組みへの思いを語った。

(2024年4月6日付紙面より)

田嶋勝正町長(右)へ集めた義援金を託す松本英明代表=4日、串本町役場本庁舎
2024年04月06日
107 被災地の姉妹町を支援  中能登町長らに義援金手渡す  (紀宝町 )
2024年04月06日
108 4年ぶりに30万人突破  熊野古道伊勢路の来訪者  
2024年04月06日
109 37年ぶり、鮒田班に新車両  水槽付消防ポンプ車の引き渡し式  (紀宝町 )
2024年04月06日
110 正しい食事と運動を  住田医師ら糖尿病予防を講演  (紀宝町 )
2024年04月06日
111 練習の成果を披露  カラオケ発表会を開催  
2024年04月06日
112 楽しい園生活がスタート  はまゆう、太地こども園で入園式  (新宮市・太地町 )
2024年04月06日
113 「暖かくて、人も優しい」  サ市訪問団の2人が運動会に  (新宮市 )
2024年04月06日
114 サクラ満開、春うらら  熊野地方の各所で花盛り  
2024年04月06日
115 サクラに続いて咲き進む  各地でフジの開花始まる  (串本町 )
2024年04月06日
116 23人の新入を元気に歓迎  くしもとこども園入園式  (串本町 )
2024年04月06日
117 お悔やみ情報