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2024年04月12日
1 当地方にも影響波及
 物流停滞、週刊誌遅れ  (2024年問題 )

 運送業の「2024年問題」の影響が、当地方にも及んでいる。新宮市千穂の本屋の荒尾成文堂(荒尾寔店主)で、多くの週刊誌の入荷が1日遅れとなり、発売日に都市部とのずれが生じている。

 2024年問題とは、運送業、建設業、医師の三つの業種で、4月から時間外労働の上限規制が始まることに伴って生じる諸問題を指す。特に運送業は、これまでのように残業ができなくなる上に、昨今の人手不足でドライバーも少なく、物流の停滞が起こると懸念されていた。「稼げなく」なることで就職希望者が減るとも予想されていた。

 荒尾成文堂では、週刊新潮や週刊文春、週刊現代、週刊ポスト、女性自身、女性セブンなどの主要週刊誌の多くが、1日遅れの入荷となった。配達を待つお客からの問い合わせが相次いだため、発売が遅れる週刊誌のリストを作って配布し、理解を求めたという。

 荒尾店主(79)は「雑誌には発売日が書いてあるのに、実際の発売は1日遅れに。これが都市部では発売日そのままに発売で、地方だけ遅れる。今後はさらに変動して、2週に1回などになっていくのではないか」と不安を語る。

  □     □

■現場では創意工夫



 一方で運送業の現場では、創意工夫で乗り越えようと努力を続けている。新宮市五新の新宮運送(山本言代表取締役社長)は今を見越して3年ほど前に、約30年付き合いがあった食品メーカーとの取引を停止。山本社長(48)は「労働時間(上限)を守るためには、やめざるを得なかった」と明かす。

 さらに、後部扉だけでなく左右側面からも荷物が出し入れできる、ウイング車の冷凍トラックを昨年4月に導入。通常は混載が不可能な冷凍、チルド、常温を同時配送できる技術を確立していたこともあり「以前は複数のトラックとドライバーが必要だった輸送が1台1人でできるようになった」という。

 しかし、越えられない壁もある。「荷主が人手不足でフォークリフトの運転手が足らない。荷待ちで4、5時間の待機もある」とこぼす。

 運賃についても「地元の運送会社にはなかなか値上げは難しい。もう少し考えてほしい」と話した。

(2024年4月12日付紙面より)

トラックが行き交う国道42号=9日、新宮市三輪崎の高森交差点付近
1日遅れの発売となった主要週刊誌4誌と荒尾寔店主=8日、新宮市千穂の荒尾成文堂
2024年04月12日
2 20周年記念の店舗幕
 インバウンドにも伸び  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録20周年を記念し、10日にJR紀伊勝浦駅前と大門坂駐車場の観光案内所に店舗幕、那智勝浦インターチェンジと町役場に横断幕を設置した。

 20周年の機運を高めようと制作を進めてきたもので、外国人観光客が多いこともあり、日本語と英語を併記した。今後は各所に「のぼり」も設置する予定。

 JR紀伊勝浦駅前の観光案内所では現在、インバウンド(訪日外国人観光客)を中心に利用者が急増。2月は計565人、週末でも60~80人の利用だったが、3月下旬の春休みシーズンからは連日100人以上、多い日には190人の利用が続いている。

 国別では、もともと多かった中国に加え、3月以降は欧州や米国、オーストラリアが伸びている。その他、南米や東南アジア、アフリカ地域などからの旅行者もおり、従来よりも多様化が見られるという。

 特に欧米諸国からは徒歩で移動する旅行者が多く、那智山エリアだけでなく、町歩きや飲食店利用のニーズも高い。

 那智勝浦観光機構(NACKT)は「このまま秋の行楽シーズンまで高い水準でつなげていきたい。一方で、7月の世界遺産登録20周年や那智の火祭りなど、夏シーズンの混雑への心配も。今から準備をし、多様化するニーズに対応できるようにしていきたい」と話していた。

(2024年4月12日付紙面より)

日本語・英語併記の店舗幕=11日、那智勝浦町のJR紀伊勝浦駅前
対応に追われる観光案内所職員
2024年04月12日
3 楽しく全身運動に親しむ
 ワイワイ♪運動教室開始  (古座川町 )

 古座川町が8日、高池にある町民体育館を会場にして「ワイワイ♪運動教室」を開始した。小学生以上の町民を対象にし、通年で毎月第2、4月曜日午後7時~8時に開く計画。参加無料で、興味がある人は町健康福祉課(電話0735・67・7112)まで。

 町民の運動習慣による健康維持を促す目的で健康推進事業(夜間運動教室)を展開している同町。本年度はこれまで以上に幅広い世代に参加してもらえるよう内容を見直し、3種類(リフレッシュ〈部分運動〉、レクリエーション〈全身運動〉、短期集中・体ひきしめ〈エアロビクス〉)6教室を定例実施するとしている。

 「ワイワイ♪運動教室」は本年度新規導入のレクリエーション教室で、この日は初実施。小学生を中心に家族らも含め45人が参加し、楽しく体を動かす時間を共有した。

 講師は健康運動指導士の杉浦資史さん。じゃんけんやかけっこを取り入れたウオーミングアップを経て、即席4チーム対抗のドッジボールや同8チーム対抗のゲームに挑戦して体を動かした。杉浦さんは気兼ねせずチャレンジするムードメイキングに努めつつ、判断力や瞬発力など運動にはそれぞれに身体向上の効果がある点を紹介して体を動かすことの大切さを印象づけるなどした。

 3種類6教室はいずれも健康づくりイメージキャラクター「あゆ美ちゃん」によるアピールで浸透している町いきいきポイント対象事業で、そのスタンプ台紙が満了すると指定店舗で使える商品券1000円分が同課からもらえる。6教室は定例(基本隔週実施)となっていて、定期登録だけでなくお試し参加(1回参加)もできる仕組みになっている。問い合わせは同課まで。

(2024年4月12日付紙面より)

8チーム対抗のゲームに挑戦する参加者=8日、古座川町民体育館
初実施を終えて今後の展開などを伝える杉浦資史さん
2024年04月12日
4 春のプリンセスみかん  カラマンダリンの出荷始まる  (JA伊勢 )
2024年04月12日
5 今年も8月17日に開催  コロナ禍経て昨年4年ぶりに  (熊野大花火大会 )
2024年04月12日
6 着物の美しさに触れる  着付け教室、5年ぶり再開  (紀宝町 )
2024年04月12日
7 和歌山県が募集を開始  台湾東部沖地震の義援金  
2024年04月12日
8 不良空き家除去に補助  新宮市が募集を開始  
2024年04月12日
9 現役で国公立大学へ22人  2023年度の進路状況  (新宮高 )
2024年04月12日
10 充実した高校生活を  新翔高で対面式  (新宮市 )
2024年04月12日
11 「事故0に」注意喚起  交通安全の2団体が啓発  
2024年04月12日
12 緑鮮やか新芽供え 熊野本宮大社で「新茶祭」 
2024年04月12日
13 新作PR動画を公開中  センターで常時放映も  (南紀熊野ジオパーク )
2024年04月12日
14 初めての土地の不安緩和  下宿する生徒対象交流会  (串本古座高校 )
2024年04月12日
15 実施ノウハウの裾野拡大  本庁舎で体力測定研修会  (串本町 )
2024年04月12日
16 小学生限定のフリマ  くまのクエストが盛況  (新宮市 )
2024年04月12日
17 お悔やみ情報
  
2024年04月11日
18 初のコミュニティーFM開局へ
 地域に根差した番組に  (新宮市、6月の放送開始目指す )

 新宮市に初のコミュニティーFM放送局「FM新宮」が開局されることになった。地域密着型の生放送番組を企画しており、6月ごろの放送開始を目指している。

 長く地域の話題を伝えてきた和歌山放送新宮支局の単独放送が昨年3月に終了。リスナーの一人だった有限会社フリーク(新宮市神倉)代表取締役の床浦勝昭さんが「地元から発信でき、災害時にも役立つラジオ放送が必要」と考え、開局を目指すことになった。

 コミュニティーFMは総務省の免許が必要で、電波が届く放送対象区域は半径5~15㌔となる。一般社団法人日本コミュニティ放送協会によると、コミュニティー放送局は昨年12月1日現在で、全国に341事業者があり、和歌山県内には和歌山市と田辺市、白浜町、橋本市に四つの会員局がある。フリークによると、新宮市内での開局は初めて。

 国道42号沿いにある同社店舗の一部を改修し、スタジオを開設。今は必要な機材をそろえており、今後はアンテナ整備などを行う。

 番組は毎週月~金曜日の午後1時~3時に生放送を予定。「地域の情報や話題をより細かく、分かりやすい放送を心がけ、聞いていて元気になれるような番組」を目指すという。

 ラジオ担当の社員・北道江利さんは、社の研修として3月に宮城県名取市を訪れた。東日本大震災時にラジオが重宝したという被災者の生の声を聞き、「新宮にもラジオは絶対に必要」と実感した。「市の防災と連携して、災害時にも役立つラジオ放送をしたい」と見据える。

 たくさんの市民に「しゃべりに来てほしい」と考えており、「今はスマートフォンでも手軽にラジオが聞けるし、若い世代にも近くなった。地域を元気にできるような番組を届けたい」と話していた。

 放送開始時には改めて詳しい内容を発表する予定にしている。

(2024年4月11日付紙面より)

機材をチェックする北道江利さん=4日、新宮市神倉
黄色の外装が目を引く国道42号沿いの「FM新宮」放送局
2024年04月11日
19 桜並木のコース走り抜ける
 みさき陸上スポ少がマラソン大会  (新宮市 )

 みさき陸上競技スポーツ少年団(加藤清代代表)は6日、新宮市の佐野川沿いで「佐野さくらマラソン」を開いた。同少年団に所属する選手や地域の子どもたち約30人が、見頃の桜並木の川沿いコースを走り、楽しいひとときを過ごした。

 マラソンを通して爽快感を味わってもらおうと昨年から実施。佐野おやじの会(中村優会長)が協力し、近畿大学附属新宮高校・中学校の吹奏楽部がゲスト出演した。

 コースは川を挟んだ対面道路を使用した1周約600㍍。子どもたちは吹奏楽部の演奏に励まされながら、それぞれの体力に合わせて元気よく周回した。

 マラソン後には、吹奏楽部によるミニコンサートが開演し「アイドル」「シング・シング・シング」を演奏。アンコールでは「情熱の薔薇(ばら)」を披露し、会場は盛り上がった。

 走り終えた要律樹君(7)は「少し疲れたけど、楽しかった。音楽の演奏も上手で、聞き入っていた。また参加したい」と笑顔を見せた。

 加藤代表は「昨年に続いて、大勢の人が積極的に参加してくれてよかったです。吹奏楽部の皆さんや先生方の協力もあり、感謝している。子どもたちの健康を願い、今後も継続して催していければ」と話していた。

(2024年4月11日付紙面より)

元気にマラソンを楽しむ子どもたち=6日、新宮市佐野
近畿大学附属新宮高校・中学校吹奏楽部が盛り上げた
2024年04月11日
20 秀衡桜が五分咲きに
 熊野那智大社の境内で  

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)境内にある県天然記念物の「秀衡桜(ひでひらざくら)」が現在、五分咲きを迎えている=写真。9日には、国内外から訪れた多くの参詣者が、春空に映える真っ白な花に目を細めていた。

 高さ約15㍍、幹の周囲2㍍。奥州藤原氏第3代当主・藤原秀衡が夫人と共に熊野詣でをした折、奥州から持ってきたと伝わるヤマザクラの名木。春がすみを思わせる真っ白な花から「白山桜」の別名もある。ヤマザクラの中でも遅咲きで、満開は今週末ごろ。

 熊野那智大社は14日(日)、桜花祭を営む。桜に自然の恵みへの感謝を託し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る祭事。午前9時から大社、午前10時からは別宮・飛瀧(ひろう)神社で祭典があり、桜花のかんざしを挿した巫女が浦安の舞を奉納する。

(2024年4月11日付紙面より)



2024年04月11日
21 ほぼ本来奉仕にぎわう  中湊・稲荷神社の祭典  (串本町 )
2024年04月11日
22 1年生25人が仲間入り  古座中で第74回入学式  (古座川町 )
2024年04月11日
23 同級会あるの、知ったあるかん?  新宮高校第33回同級会  
2024年04月11日
24 台湾東部沖地震の救援金  6カ所に募金箱設置  (那智勝浦町 )
2024年04月11日
25 5人が新たなスタート  新宮高校定時制で入学式  (新宮市 )
2024年04月11日
26 274人が新生活スタート  新宮・新翔高校で入学式  
2024年04月11日
27 理念を共有、決意新た  美熊野福祉会が入社式  
2024年04月11日
28 特選に日浦寛人さん  写連紀南支部3月優秀作品  
2024年04月11日
29 地域の花壇に彩りを  有志が季節ごと植え替え  (那智勝浦町 )
2024年04月11日
30 期待胸に新生活スタート  太地小・中で入学式  
2024年04月11日
31 男女21人が熱戦繰り広げ  テニス協会シングルステニス大会  
2024年04月11日
32 交通ルール順守呼びかける  交通事故死ゼロを目指す日  (紀宝署 )
2024年04月11日
33 73人が新たなスタート  矢渕、相野谷中で入学式  (紀宝町 )
2024年04月11日
34 「いっぱい遊ぼうね」  丹鶴幼で入園式  (新宮市 )
2024年04月11日
35 お悔やみ情報
  
2024年04月05日
36 木造住宅の耐震診断
 能登半島地震で枠拡大  (新宮市 )

 能登半島地震の発生を受けて募集枠を拡大した、新宮市の木造住宅耐震診断の2024年度の受け付けが10日(水)から始まる。費用は無料。石川県では多数の家屋倒壊が発生したこともあり、担当する防災対策課は「まずは診断を」と呼びかけている。

 新宮市では23年度、木造住宅耐震診断事業の募集枠を100件で設定。23年12月末で約80件の申請を受け付けていた。そこへ元日の能登半島地震が発生。問い合わせが急増し、残っていた約20件の枠も、受け付け終了の24年1月末までに全て埋まった。

 さらに受け付けの終了後も複数件の問い合わせがあり、必要性を感じて枠を50件拡大し、24年度は150件とすることを決めた。

 さらに、耐震診断の後で行われる改修工事に対しても、新宮市は住宅耐震改修事業補助金を用意していた。これも23年度は50件としていたが、24年度は10件を拡大して60件とした。

 防災対策課の上田紘大・防災係長は「できるだけ皆さんに(耐震診断を)受けていただきたい。無料なのでまずは診断を。改修工事も、今は費用が安く済む工法などができてきているし、補助金を使って自己負担が少なく改修できるようにもなってきている。診断で家の強さを確認していただけたら」と話した。

 木造住宅耐震診断は、2000年5月31日以前に建築(着工)した木造住宅について、無料で木造住宅耐震診断士を派

遣して行う。一戸建て住宅、長屋および共同住宅を診断する。受付期間は25年1月31日(金)まで。

 住宅耐震改修事業補助金は、耐震診断の結果を受けての検討となる。問い合わせは、新宮市防災対策課(電話0735・23・3333)まで。

(2024年4月5日付紙面より)

古い木造家屋も多く残る旧市内=3日、新宮市役所から
2024年04月05日
37 新看板設置で周知
 世界遺産登録20周年  (新宮市 )

 新宮市は1日、JR新宮駅の北西側の踏切手前にある大型観光看板の上部に、新たに「世界遺産登録20周年記念看板」を設置した。縦は0・5㍍、横は4・8㍍で、「祝 紀伊山地の霊場と参詣道 世界遺産登録20周年」とデザインされている。機運向上や市への来訪のPRにつなげたいとしている。

(2024年4月5日付紙面より)

上部に設置された新たな看板=2日、JR新宮駅の北西側の踏切手前
2024年04月05日
38 大切な命を守るため
 市内小学校に防災頭巾寄贈  (新宮市土建協同組合 )

 新宮市土建協同組合(松根康隆理事長)による防災頭巾の贈呈式が3日、新宮市役所で行われた。松根理事長、松原重充副理事長が速水盛康教育長を訪問し、市内小学校の新1年生への防災頭巾を贈った。

 同組合は2010年から市内の小学校に通う児童に向けて毎年贈呈。組合創立60周年記念の取り組みがきっかけで始まり、今年で15回目を迎えた。

 頭巾は中綿入りで緊急時は頭にかぶり、落下物から守れるようになっている。普段は学校のいすの背もたれや、集会時に体育館へと持ち込みクッションにできるなど、多種多様の使用が可能。

 贈呈された防災頭巾は、市内小学校5校の新1年生185人に配布。転入児や破損分を考慮し、児童数より多めの200個を贈った。

 松根理事長は「日頃から、工事などの関係により住民の皆さんには迷惑をかけている。子どもは国の宝。大切な命を守るため、これからも継続したい」。

 速水教育長は「長年にわたり寄贈していただき、大変ありがたい。子どもだけでなく、私たちも危機管理と徹底に改めて身が引き締まる思い。頭巾を通して防災教育の充実を図り、意識を高めていければ」と感謝していた。

(2024年4月5日付紙面より)

速水盛康教育長(左)に防災頭巾を手渡した松根康隆理事長(中央)と松原重充副理事長=3日、新宮市役所
2024年04月05日
39 紀南高校人事異動   
2024年04月05日
40 災害に備え防災備蓄品を寄贈  辻製油が企業版ふるさと納税で  (御浜町 )
2024年04月05日
41 シバザクラ咲き誇る  まなびの郷の花壇に  (紀宝町 )
2024年04月05日
42 毎年更新「生きた名簿」  避難行動要支援者の情報を共有  (御浜町 )
2024年04月05日
43 母子4割超「養育費取り決めなし」  ひとり親家庭実態調査  (和歌山県 )
2024年04月05日
44 元気生活の秘訣は「腸活」  いきいきサロン浦神西  (那智勝浦町 )
2024年04月05日
45 監査委員に辞令交付  行財政への協力呼びかけ  (新宮市 )
2024年04月05日
46 ドキドキの入園式  三輪崎保と宇久井園  
2024年04月05日
47 濱口祐自さんと仲野麻紀さん共演  音楽で人と人をつなぐ  (那智勝浦町 )
2024年04月05日
48 よちよちの 祖母と私の 影ひとつ  𠮷良佳子さんが佳作特別賞  (新宮市 )
2024年04月05日
49 デザイン追加で印象強化  観光周遊バス「まぐトル号」  (串本町 )
2024年04月05日
50 熊野古道周辺の絵画飾る  Gきのくにで記念特別展  (世界遺産登録20周年 )
2024年04月05日
51 お悔やみ情報
  
2024年04月02日
52 5年ぶりサ市訪問団
 7日まで滞在して交流  (新宮市 )

 新宮市の姉妹都市である米サンタクルーズ市(サ市)からの、中高生などの訪問団17人が3月30日に来新し、市福祉センターでホストファミリーと面談した。互いに紹介を行い、親交を深めた。訪問団はホスト宅に宿泊し、7日(日)まで滞在する。

 両市は、1974(昭和49)年に姉妹都市関係を締結。訪問団の相互派遣などを通して友好関係を築いてきたが、コロナ禍の影響で中断。今回は2019年4月以来、5年ぶりのサ市からの訪問となった。13歳から17歳の14人と、引率者3人が訪れた。

 訪問団は1人ずつ自己紹介、ホストファミリーは世帯ごとであいさつを行った。続いて訪問団は宿泊先のホストファミリーと共に着座、会話を楽しんだ。熊野比丘尼(びくに)の装束をまとった市観光協会登録ガイドの福辻京子さんによる、英語での熊野曼荼羅(まんだら)の絵解きも行われた。

 訪問団は今後、市内の世界遺産や観光名所を巡ったり、さまざまな伝統文化を体験したりしながら過ごす。5日(金)には市福祉センターで盛大なフェアウェルパーティー(送別会)も行われる。

  □     □

■市長表敬訪問も



 訪問団は1日に市長表敬訪問を行った。市役所で田岡実千年市長と面談した。田岡市長は「長い距離をお疲れさま、ようこそ。お越しいただき歓迎します。今年は姉妹都市となって50年の節目の年。そういう年に来てくれて、素晴らしい縁を感じるところです。新宮市をしっかりと感じて楽しんでもらえれば」と語った。

(2024年4月2日付紙面より)

会話を楽しみ交流を深めた=3月30日、新宮市福祉センター
ホスト宅に宿泊しながら観光や体験を行う
2024年04月02日
53 大泰寺でこども春祭り
 大阪大学の学生も協力  (那智勝浦町 )

 熊野地方各地でサクラが満開を迎える中、那智勝浦町下和田の大泰寺(西山十海住職)で3月31日、「こども春祭り」が開かれた。大阪大学の地域×エンタメサークル「コネクト」の11人も運営に協力。春休み中の親子連れが大勢集まり、楽しい一日を過ごした。

 春休み中の子どもたちに遊びの場を提供し、子育て中の保護者を応援しようと大泰寺が企画。コネクトは、大自然やグルメを満喫しつつ、行政や酒蔵、宿泊施設など地域と連携しながら地方創生を目指すサークル。2年ほど前から夏合宿で当地方を訪れ、西山住職らと交流しており、その実践の場として昨年夏に肝試しを開催。こども春祭りにも協力した。

 朝から大勢の親子連れが境内を訪れ、スライムやスノードーム作りのワークショップに参加。普段は宿泊施設としている客殿も開放され、飲食ブースの地元野菜の料理や焼き菓子、ドリンクなどを楽しんでいた他、満開のサクラの木の下でお弁当を広げる姿もあった。

 家族4人で訪れた村瀬杏梨さん(12)は「スライムやスノードーム作りが楽しかった」と笑顔。

 コネクト代表の天﨑由人さん(20)は「思っていたよりも大勢の人が来てくれて驚いた。サークルの次の世代の子たちにも自分たちの経験を伝え、今回参加してくれた子たちも経験を持ち帰って成長につなげてほしいと思う。自分たちの活動で、那智勝浦町にいい影響があればいいなと思う」と語った。

 西山住職は「晴れて良かったです。昨年夏の肝試しにも予想以上に人が来てくれたということもあり、今後も協力が得られるなら、一緒にいろいろなことを企画していきたい」と話していた。

(2024年4月2日付紙面より)

ビンゴゲームで盛り上がる=3月31日、那智勝浦町の大泰寺
スノードームが完成!
境内のサクラも満開
2024年04月02日
54 咲き進む花と人出で華やぐ
 町内のソメイヨシノ各名所  (古座川町 )

 古座川町佐田で実施中のイベント「桜フェア」が期間半ばに差しかかった。3月30日のソメイヨシノは木によってばらつきがあり、全体としてちらほら~八分咲きの段階。序盤の雨天から一転して好天に恵まれたこの日は事前登録した5店舗が出店し、地内に人出の華やぎを誘った。

 コロナ禍前にあったさくら祭りに代わるイベントで、実施期間は3月23日から4月7日(日)までの16日間。舞台企画はないが開花時期の趣向として定着しているちょうちん飾りは引き継ぎ、午後6時~9時に点灯して夜桜鑑賞の風情も添えている。事前登録した出店希望店舗数は7。便宜上出店予定日を公表し、午前9時~午後4時の時間帯で随時出店をしている。

 会場一帯の七川ダム湖畔は日本さくら名所100選の一つに数えられ、主に樹齢数十年のソメイヨシノが湖畔の外周に沿って並ぶ。期間序盤の週末は雨天で開花前だったが、中盤の週末は前述した通り。天候不安定の予報が出ているが6日(土)、7日に花も人も最盛になりそうな状況だ。

 3月30日現在、ソメイヨシノの並木があり宴の場としても人気がある蔵土多目的広場は全体として開花前~三分咲きで、七川ダム湖畔と並んで次の週末が花見のピークとなりそう。他方、町内でも先駆けて咲き進む一枚岩前は五分咲き~散り始めに達し、天候が回復した3月29日から多くの花見客が訪れ鑑賞やスマートフォンなどで撮影するなどして花盛りに親しんでいた。

(2024年4月2日付紙面より)

事前登録した出店が並ぶ七川ダム湖畔一帯=3月30日、古座川町佐田
花盛りに達し人が集まる一枚岩前=3月29日、古座川町相瀬
2024年04月02日
55 6チームが参加し開幕
 マクドナルド・トーナメント  (学童軟式野球 )
2024年04月02日
56 10人が楽しく竹刀振る
 三輪崎剣道クラブが体験会  (新宮市 )
2024年04月02日
57 自助・共助の重要性  赤十字奉仕団が防災セミナー  (太地町 )
2024年04月02日
58 100年続く事業所表彰  特徴的な優良店舗も  (新宮商工会議所 )
2024年04月02日
59 室内用のベンチが完成  森林環境譲与税活用し  (那智勝浦町 )
2024年04月02日
60 自立意識を持つ人材に  株式会社キナンで入社式  (新宮市 )
2024年04月02日
61 世界遺産の保全に汗  熊野古道・高野坂を清掃  (新宮ユネスコ協会 )
2024年04月02日
62 旧串本町の増加が顕著  コロナ禍前の水準超える  (観光客動態 )
2024年04月02日
63 三重県教職員人事異動   
2024年04月02日
64 80人のうち31人異動  熊野市消防人事  
2024年04月02日
65 安心して暮らせる体制目指す  紀南介護保険広域連合が定例会  
2024年04月02日
66 自転車通し観光集客へ  東紀州5市町が計画  
2024年04月02日
67 さらなる強化・推進を目指し  防災対策課を設置  (紀宝町 )
2024年04月02日
68 グランプリは作品「喰らう」  串本文化セで第32回授賞式  (串本海中フォトコン )
2024年04月02日
69 さあ、新年度スタート  官公庁で辞令交付式など  
2024年04月02日
70 お悔やみ情報