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2021年01月27日
1 防火意識持ち文化財守る
 那智大社、青岸渡寺で訓練  (那智勝浦町 )

 「第67回文化財防火デー」の26日、那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)と那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)で消防訓練が行われた。職員や那智勝浦町消防本部(湯川辰也消防長)が参加し、防火の重要性を再認識するとともに国の宝を守る意識を高めた。

 文化財防火デーの1月26日は1949(昭和24)年に奈良県の法隆寺金堂壁画が焼損した日。55(昭和30)年から、この日を中心に消防と地域が連携し、全国的に防火活動が展開されている。

 熊野那智大社では宝物殿裏の山林からの出火を想定。自衛消防隊が火災の報知後、宝物などを運び出し、消火ホースで放水した。続いて、消防職員が神職らに消火器の取り扱い方法を指導し、実際に使用した。

 男成宮司は「ご本殿は重要な建造物、火を出してはいけない。訓練を通じて防火意識を高め、火気の管理を徹底し、万が一の際に行動が取れるように心掛けてほしい」と話した。

 那智山青岸渡寺では訓練前に職員が集合し、髙木亮英副住職が同寺は西国三十三所の第一番札所であり、観音信仰の布教にとっても重要な建造物であると説明。訓練について「重要なお寺を後世に伝え残していくことが大きな使命。火を出さないことを再認識して訓練に取り組んでほしい」とあいさつした。

 同寺では本堂床下から出火した想定で訓練を実施。髙木副住職の指示の下、初期消火や避難誘導、宝物運搬、消火器による消火訓練などに取り組んだ。

 湯川消防長は両社寺に対して課題の検証や訓練の積み重ねを継続してほしいとし、「火災の報知や的確な放水が行われており不備はなかった。世界遺産を守るために消防も一致協力していきたい」と講評した。

(2021年1月27日付紙面より)

文化財を守るため訓練に取り組んだ=26日、那智勝浦町の熊野那智大社
放水銃で消火訓練=同日、那智山青岸渡寺
2021年01月27日
2 コミュバスの原画を制作
 田原小と絵本作家協力し  (串本町 )

 串本町立田原小学校(野端則久校長、児童14人)が25日、同町コミュニティバスにラッピングする絵の着色に取り組んだ。絵本作家・やのともこさんとの共同作業の一環で、やのさんは14人の絵を組み合わせて必要な原画を仕上げるという。

 同町は同バス4路線のうち、潮岬線と佐部・上田原線の車両について新旧入れ替えを目指している。新車は初導入となる29人乗りのノンステップ仕様。当初は潮岬線で先行導入し高齢化が進む町域になじむかを確かめるとしていたが、後に町民から受けた寄付を生かすため関係する佐部・上田原線も先行導入の対象に加えた。

 同バスは路線にちなんだラッピングが特色で、佐部・上田原線の新車にはロケット関係の原画採用を想定。写真がまだ存在しないためイラストを採用する方向で検討し、町民寄付の思いに子どもの夢を上乗せする方向性を持った。他方でプロの手も借りたいという思いから、くしもと町立病院にホスピタルアートを飾る縁をたどりやのさんに相談。最地元の田原小児童との共同制作を前提にして具体化するに至った。

 必要な原画は新車の側面と後面に用いる3枚。この日はやのさんが来校し、ロケットと灯台や橋杭岩、キャラクターなどを描いた下絵と塗り方の雰囲気を伝えるため着色済みの見本を児童に配り、着色を求めた。画材は色鉛筆とソフトパステルで、後者は温かいタッチにするため指に付けて塗るよう指示し後は自由とした。

 今後は14人全員の絵を部分的に切り出し、やのさんが良い感じに組み合わさるよう手を加えて原画を仕上げるという。

 児童の荒木野乃子さん(6年)は「全体的にふんわりとしたイメージになるよう、細かなところもできるだけ色鉛筆を使わないようにした。これから(中学校への通学で)コミュニティバスに乗る機会が増えるので、その時が今から楽しみです」とコメント。やのさんは「指で色を塗ることで思い通りのものができるという新感覚を感じてもらえたらうれしい。このロケットの絵がバスのラッピングになるということで、今日は私も含めみんなで貴重な経験ができたと思う」とこの機会を喜んだ。

  □     □

4月中に新旧入れ替え予定



 役場企画課によると、新車は2月末に納車予定。現行のマイクロバスと車両感覚が異なるため、運転手の馴致期間を若干取り4月中にの入れ替えを目指している。潮岬線は従来通り路線にちなんだ写真をラッピングするという。

(2021年1月27日付紙面より)

やのともこさん(右)が描いた下絵に着色する児童=25日、串本町立田原小学校
コミュニティバス後面の絵を仕上げた児童
2021年01月27日
3 教育振興や発展に尽力
 橘、丹羽教諭が表彰受ける  (新宮高校 )

 県立新宮高校(前田成穂校長)の橘恭子・国語科教諭(46)がこのほど、和歌山県教育委員会の「きのくに教育の匠(たくみ)」を受賞した。

 県の教育振興や発展に功績があった個人、団体をたたえる「和歌山県教育表彰式」で表彰された。橘教諭は1996(平成8)年に教員生活をスタートさせて以来、25年にわたり同校に勤務。18(平成30)年度には、優れた教育実践が評価され「きのくに教育賞」を受賞した。

 その後も継続的な実践で成果を上げつつ、他の教員の指導力向上に寄与したとして「きのくに教育の匠」に選ばれた。令和2年度文部科学大臣優秀教職員の表彰も受けた。

 橘教諭は「恐縮しているが、大変ありがたい。生徒たち自身が物事を感じ、活動する中で意見や考えを交換して学びを深めるサポートになればとの思いを意識している。賞を頂いたことを励みに今後も授業はもちろん、さまざまな学びの場で指導に生かしていきたい」と述べた。

 また、同校保健体育科の丹羽泰一郎教諭(40)が、県学校体育研究協議会から「和歌山県学校体育授業優秀教員」の表彰を受けた。

 この表彰は県を代表する研究実践を行った教員が対象で、丹羽さんは「主体的に取り組み、生涯にわたって運動に親しめる健康で安全な体育授業」をテーマに授業を実践し、研究発表に取り組んできたことが評価された。

 丹羽教諭は「受賞することができて大変うれしいとともに、自分自身の勉強にもつながったと思っています。時代に合った教育を目指して多くの先生方と情報共有しながら、さらに向上させていければ」と話していた。

(2021年1月27日付紙面より)

「きのくに教育の匠」を受賞した橘恭子教諭(左)と「和歌山県学校体育授業優秀教員」に選ばれた丹羽泰一郎教諭=25日、新宮市神倉の県立新宮高校
2021年01月27日
4 愛称に62点の応募
 図書館・子育て支援セ複合施設  (紀宝町 )

 紀宝町立図書館の開館に向け、同町神内の旧保健センターで改修工事が進んでいる。今春の開設を前に外観が完成し、看板も設置された。

 3月下旬には新図書館と子育て支援センター複合施設の竣工(しゅんこう)式を実施する予定。新型コロナウイルスの状況を確認しつつ、プレオープニングイベントを計画している。イベントはワークショップで紋切り作品を作ってもらい、地区住民や施設利用者に飾り付けを呼び掛ける。

 町では、まちづくり構想の基本理念「海・山・川の恵みに抱かれ、ともに輝き創造するまち」の拠点として、より多くの人に親しみを持ってもらえるよう、新たな「図書館・子育て支援センター複合施設」の愛称を募集したところ、町内から62点の応募があった。

 今後、教育委員や神内地区区長、子育て支援センター・子育てサークル代表、鵜殿図書館・絵本よみきかせボランティアなどで組織する「愛称選定委員会」で審査し、最終候補案の中から町長が愛称を決定する。

 昨年12月に閉館した町立鵜殿図書館では、蔵書整理を行っており、役目を終えた本や雑誌は2月から移動図書館でも配布する。3月中旬から新図書館開館準備として利用者カードの修正作業に取り掛かる。

(2021年1月27日付紙面より)

新図書館開館に向け外観がお目見え=紀宝町神内
新たな施設の看板も設置
2021年01月27日
5 もみじ会1月ゴルフコンペ
  
2021年01月27日
6 1月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2021年01月27日
7 西垣戸農園が優勝 第162回職場対抗ボウリング大会 
2021年01月27日
8 林床などでひっそり咲く  カンアオイ属花の時季に  (古座川町 )
2021年01月27日
9 区民限定で信心をつなぐ  添野川いくさ地蔵尊例祭  (古座川町 )
2021年01月27日
10 「和歌山県の祭りと民俗」  きのくに民俗文化財ガイドブックが発売  
2021年01月27日
11 ベートーベンの協奏曲を収録  森岡薫さん、アルバムを発売  (新宮市出身のピアニスト )
2021年01月27日
12 ゆかし潟の良さを知って  小松さんが「呼ばずの鼻」整備  (那智勝浦町 )
2021年01月27日
13 地域活性化の一端に  よみがえりの地で永代供養  (新宮市熊野川町 )
2021年01月27日
14 声掛けで詐欺被害を防ぐ  鈴木愛さんと石倉あいさんに署長感謝状  (熊野警察署 )
2021年01月27日
15 参拝者が静かに手を合わす  横手延命地蔵尊で例祭  (紀宝町井田 )
2021年01月27日
16 地域の自慢、ぶつぶつ川 辻悠斗君の作品が最優秀賞に (那智勝浦町)
2021年01月27日
17 お悔やみ情報
  
2021年01月24日
18 貴重な文化財を守れ 自衛消防隊が防火訓練 (熊野本宮大社)

 文化財愛護思想の高揚を目的に制定された「文化財防火デー」(1月26日)を前に田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で22日、同大社自衛消防隊による防火訓練があった。消防関係者や神職ら約40人が参加。訓練を通して防火意識の高揚を図った。

 文化財防火デーの1月26日は1949(昭和24)年に法隆寺金堂壁画が焼損した日。55(昭和30)年からこの日を中心として全国的に防火運動が展開されている。今年で67回目。

 今年の訓練は、新型コロナウイルスの感染予防の観点から規模を縮小し、同大社神職らからなる自衛消防隊が中心となり実施。宝物殿奥の山林から出火し、境内を巡回中の神職が火事を発見したとの想定で行われた。参加者らは消火活動や文化財の搬出など、それぞれ担当する活動に取り組んだ。

 最後に、社殿に飛び火することを想定し延焼防止のために社殿に向け放水銃で一斉に放水した。

 この日は、消防訓練に先立ち田辺消防署本宮分署による立ち入り検査や、神職らを対象にした応急手当(AED)・消火器訓練も行われた。

 訓練後、集合した参加者らを前に、田野直・田辺消防署本宮分署長が「初期消火の遅れが見られた。火災のベルがなった時に全員がすぐに行動を開始すれば火災を小さなうちに消火し、被害を最小限に止めることができるのでは」と講評。

 たばこやたき火、コンロなど火災の発生原因を挙げ「まずは火事を出さないように徹底を。そして世界遺産である本宮大社を守るため、もしものときのために訓練の継続をお願いします」と呼び掛けた。

 九鬼宮司は「重要文化財をお預かりしているという意識をもって取り組んでいきたい。木造である当大社は火がつけばあっという間。そのことを肝に銘じてしっかりと守っていければ」と気持ちを新たにした。

(2021年1月24日付紙面より)

神職らが消火訓練を実施した=22日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
消防職員による立ち入り検査もあった
2021年01月24日
19 今がビジネス利用のチャンス
 YouTube活用セミナー  (那智勝浦町 )

 南紀くろしお商工会と和歌山県商工会連合会は22日、那智勝浦町体育文化会館で「発信力を鍛えようYouTube(ユーチューブ)活用セミナー」を開催した。オンラインでアニバーサリーボイス代表の東大悟さんが講師を務め、ウェブ参加者含め20人がYouTubeの特徴や効果的な使い方、ネタ企画や動画構成について学んだ。

 令和2年度制度改正に伴う専門家派遣事業の一環。YouTubeはGoogle(グーグル)LCCが提供する世界最大の動画共有サービスで、ユーザーは約20億人、国内の月間利用者数は6200万人といわれている。

 東さんは「動画を作る目的は、相手に行動させること」と述べ、「他の会員制交流サイト(SNS)と比べ、YouTubeは注目を集め、興味付けし、欲求をかき立て、動機付けし、実際に行動に移させるところまでの全ての心理行動プロセスに働き掛けることができる」と紹介。

 動画配信システムを無料で使える上、▽動画は有益情報としてGoogleの検索上位に出やすい▽アップロードに時間がかからない▽スマートフォンがあればすぐに実践できる―といったメリットがあること伝えた。

 動画作成に当たって「悩みを持った誰に対して、どんな解決法を提示し、どう行動してほしいかを分かりやすく提示することが重要。多くの視聴者が求めているのは、かっこいい動画ではない」と強調。Googleの予測検索を活用し、「那智勝浦町 ランチ」など人が具体的に検索するであろう言葉や求めている情報を予測する方法を提案した。

 また、他のSNSと組み合わせることで相乗効果が狙えることに言及し、「LINE(ライン)やフェイスブックのアカウントと連動させ、動画をシェアして顧客に見てもらうという方法もある」とアドバイス。店の雰囲気や商品の紹介、クレームへの回答など、さまざまな活用事例を提示した。

 最後に「動画広告を作る心理的障壁が高く、ユーザーのほとんどが配信者側にいない今がビジネス利用を始めるチャンス。10年後も動画による情報発信の手法は残る」と伝えた。

 参加した50代女性は「年齢が高くてもチャレンジできると思えるきっかけになった。SNSを使って情報発信をすることで、小さなレベルからでも地方の活性化につなげられる」と話していた。

(2021年1月24日付紙面より)

東大悟さんがセミナー=22日、那智勝浦町体育文化会館
メモを取る参加者たち
2021年01月24日
20 災害時の対応や行動考える
 2年生が「クロスロード」に挑戦  (矢渕中 )

 紀宝町立矢渕中学校(竹原巧校長、生徒238人)で22日、防災学習会があった。2年生78人が災害対応ゲーム「クロスロード」に挑戦し、災害にどう対応し、行動するかを考え、グループで議論した。

 はじめに、町学校防災アドバイザーで三重大学大学院工学研究科の川口淳・准教授が防災をテーマに防災講話。1959(昭和34)年の伊勢湾台風、2018(平成30)年の台風21号の被害を比較し「過去に学び、未来に備えることは正しい」と述べた。

 「地震も起こるたびに学んできたが、1995年の阪神・淡路大震災では5000人以上が家屋の下敷きになって亡くなった。2011年の東日本大震災では大津波が発生した」と説明。「ハザードマップは過去に起きたことを踏まえて作ったもの。過去の災害を超えない保証はなく、安全と危険に境界線はない。過去に起きていないことを想定するのも大切」と伝えた。

 続いて、4~5人でグループを組み、クロスロードに取り組んだ。クロスロードは災害発生時の救助や応急活動、避難所運営などの事例が書かれたカードを自らの問題として考え、YESかNOかで自分の考えを示すカードゲーム。

 「被災者のあなたは、避難所に犬を連れてくることを許しますか?」の問いに「YES」と答える生徒が多い一方、「NO」と答えた生徒は「動物アレルギーの人もいる」「物資や場所に限りがある」などと意見した。

 「水も食料も持たない家族が多数いる避難所で非常持ち出し袋をあける?」「地震発生。海辺の住民のあなたは、近所の一人暮らしのおばあちゃんを見に行く?」などの質問が続き、それぞれが自分の意思を示し、グループで行動を考えた。

 生徒たちはゲームを通して災害時の対応を自らの問題としてとらえ、自分とは異なる意見にも耳を傾けていた。

(2021年1月24日付紙面より)

クロスロードに取り組む2年生=22日、紀宝町立矢渕中学校
川口淳准教授
2021年01月24日
21 感謝胸に127人巣立つ 近大新宮高校で卒業式 (新宮市)

 新宮市の近畿大学附属新宮高校(池上博基校長)で23日、熊野地方のトップを切って令和2年度(第56回)卒業証書授与式が挙行された。卒業生127人(男子75、女子52)が感謝を胸に学びやを巣立った。

 本年度は新型コロナウイルス感染対策のため保護者の出席はなく、在校生は吹奏楽部と、式の様子を動画で配信するメディア部のみの参加とした。

 池上校長が4クラスの代表者に卒業証書、各賞受賞者に表彰状を授与。式辞では作家の小関智弘さんの「働くとは、傍楽(はたらく)だ。お前さんが働けば、おふくろさんが楽をする。傍を楽にさせる」という言葉を引用し「一人一人の行動や言葉がその傍の一人一人の心を楽にさせる。本校で学んだ誇りを胸に、これからの社会を力強く生き抜いて」とはなむけの言葉を贈った。

 在校生を代表して岡地優希君(2年)が送辞。卒業生を代表して三浦新菜さんが「卒業式や成人式などのお祝いの日を『ハレの日』と呼ぶのに対し、普段通りの日常を『ケの日』と呼ぶ。私たちの3年間、または6年間というあっという間だった幸せな日々のほとんどは『ケの日』。この何気ない『ケの日』の積み重ねが幸せだったのだと、今なら分かる」と語り、共に学んだ友達や学校生活を支えた教職員、保護者、地域の人々へ感謝を述べた。本年度の皆勤賞は14人、精勤賞は32人だった。

(2021年1月24日付紙面より)

卒業証書を受け取るA組代表の田丸萌奈さん=23日、新宮市の近畿大学附属新宮高校
2021年01月24日
22 森日出男さんが優勝
 紀の国いきいき健康長寿祭グラウンドゴルフ競技  
2021年01月24日
23 部落差別の解消など目指し  町職員が人権問題学ぶ  (那智勝浦町 )
2021年01月24日
24 年をとるってどんなこと?  太田小児童が高齢者体験  (那智勝浦町 )
2021年01月24日
25 「鬼滅の刃」大空に  5歳児がたこ揚げ楽しむ  (飯盛保 )
2021年01月24日
26 日常業務で高齢者の見守り  有限会社岡村と協定締結  (御浜町 )
2021年01月24日
27 売り上げは社会福祉に  JA伊勢女性部三重南紀支部が初のバザー  (熊野市 )
2021年01月24日
28 介護保険料の還付金詐欺に注意!  新宮市  
2021年01月24日
29 お悔やみ情報
  
2021年01月23日
30 亀裂や沈下に不安の声
 自転車道年度内に再舗装  (和歌山県 )

 「サイクリング王国わかやま」をPRする和歌山県が整備を進め、2019(令和元)年7月に供用開始となった太地新宮自転車道線。完成後間もない同サイクリングロードでは亀裂や段差が生じており、町民や利用者からは不安の声が上がっている。

 県は、県内800㌔を超えるサイクリングの道しるべ「ブルーライン」を引き、観光や健康づくりの促進に向け、利便性や安全性を備えたサイクリングロードの整備を進めてきた。

 1989(平成元)年から工事に着工していた太地新宮自転車道線は、98(平成10)年に一時休止となったが、2017(平成29)年から旧グリーンピア南紀周辺コース(那智勝浦町寄りの744㍍)の整備を再開し、19年7月に供用開始に至った。

 問題とされている現場は、大浦トンネル手前の約80㍍間。舗装された道に大小の亀裂が入っているほか、沈んでいる箇所もあり、雨水などを排水するU字溝との間に段差や隙間が生じている。

 利用者や町民からは「歩く人もいる。多額の費用もかかっているため適正な管理をしてほしい」「地震や大雨の際に危険ではないか」「このような状況では他府県から自転車で訪れた人たちに恥ずかしい」などの意見が本紙に寄せられた。

 東牟婁振興局新宮建設部によると、軟らかな粘性土層が盛土などの荷重を受けることで、土と土の間の水が排水され体積が減少して起きる「圧密沈下」が原因だという。施工時に約11㍍の盛土をした箇所と地山の境目部分で圧密沈下が発生し、ひび割れなどに至ったと見解を示した。

 供用開始後、数カ月で亀裂が生じており、同建設部では大きな危険はないとしながらも、液状のアスファルトによる補修作業を実施。大きな亀裂や沈下箇所にはカラーコーンを設置して自転車利用者や歩行者が進入しないように対策を施した。

 本年度中に亀裂箇所などの約80㍍区間のアスファルト部分を撤去し、再度舗装を行うとしており、工期は1週間程度を見込んでいるという。

 同建設部では自転車利用者や歩行者が安全に利用できるようにしっかりと施工作業に努めると話している。

(2021年1月23日付紙面より)

圧密沈下でひび割れなどが発生した太地新宮自転車道線=19日、那智勝浦町
段差も目立つ
2021年01月23日
31 被災の厳しさ知って
 那智中学校で防災学習  

 那智勝浦町立那智中学校(岡史博校長、生徒149人)で19日、1年生49人を対象とした防災学習があった。和歌山大学紀伊半島価値共創基幹Kii―Plus災害科学・レジリエンス共創センターの今西武客員教授が講義し、被災の厳しさや災害に備えることの重要性を伝えた。

 和歌山県教育委員会の学校安全総合支援事業の一環。那智勝浦町は同事業のモデル地域となっており、町内の小中学校ではそれぞれの地理環境を反映して地震や津波、土砂災害などさまざまな防災学習が行われている。

 生徒たちは最初に、2011年の東日本大震災発生当時の報道写真を集めた「3・11メッセージ」を視聴。がれきの山と化した町や津波に流された遺体を確認して泣き崩れる家族、避難所での生活の様子を知り、涙を見せる姿もあった。続いて、明日災害が起きることを想定し、今日一日どのような行動を取るのかを考えた

 今西教授は「災害時は上下水道、電気、ガス、道路、情報などのライフラインが使えなくなる。那智勝浦町内で使われているプロパンガスが漏れた場合、低い場所にたまって爆発を起こす可能性もある」と話し、「病気や事故により、本人の努力では生きられない人もいる。一方で災害は、事前に備えておけば、自分や大切な家族、愛する人たちの命を守ることができる。皆さんの将来の夢をかなえるためにも、災害から生き延びなければ」と語り掛けた。

 谷川優衣さんは「地震や津波でたくさんの人が亡くなったり、行方不明になったりして苦しい思いをする中、みんなで助け合って元の生活に戻そうとしている姿が印象に残った。明日災害が起きるとしたら、今日中に家族と避難所の確認や、避難後にできることを話し合うと思う」と話していた。

(2021年1月23日付紙面より)

「3・11メッセージ」を視聴=19日、那智勝浦町立那智中学校
今西武客員教授
2021年01月23日
32 打ち上げに向け情報を学ぶ
 古座中がロケットWS参加  (古座川町 )

 古座川町立古座中学校(濵地久夫校長、生徒80人)が21日、串本町のロケット事業に関するワークショップ(WS)に参加して2021年度以降の打ち上げに向け基本情報を教わる機会を持った。

 このWSは、観光庁「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業の一環で町民を対象にして実施。古座中はその枠外にあるが、旧組合立の名残で古座地区在住の生徒が通っているため、共に通う古座川町在住の生徒も含めて参加する機会を届けた。

 講師は南紀串本観光協会付けで養成を受けた仲江孝丸さんが担当。同校は5時間目に2、3年生、6時間目に1年生と教職員全員が参加し、5時間目は後口幸宏君(3年)が代表してあいさつを述べて歓迎した。

 仲江さんは串本町田原で建設が進む小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」を運用するスペースワン株式会社は、21年度中に初打ち上げ、将来的に年20基の打ち上げを目指していると説明。ロケットは全長18㍍あり、高度500㌔まで飛んで人工衛星を軌道に乗せる時には東京―大阪間を約1分で移動できる速度に達する。他方、人工衛星には衛星放送など通信、気象観測など撮影とさまざまな役割があり、今は重量100㌔前後でも機能を果たせるほどに進歩。これをロケットで上げたい時に上げたい場所へ運ぶのが同社のビジネスだとした。

 ロケット事業はその様子を見学する以外にロケット産業や取り巻く産業への従事、打ち上げ時の来町者のもてなしやインターネットを使ったアピールなど、さまざまな関わり方ができることも紹介。説明の合間にクイズや実験、他地域での打ち上げ時の動画や最前線で活躍する人らのビデオメッセージなども交えて興味を誘い、ロケット事業を自分事とするための頑張ろうコールで締めくくった。

 工学系の進路に関心があるという浅利大雅君(3年)は「動画やクイズなどもあり、興味を持って学ぶことができた。スペースポート紀伊でロケットを発射する時は、今日学んだことを思い出しながら観察したい」と話し、進路の一選択肢としても興味を示しつつ打ち上げへの期待を強めていた。

(2021年1月23日付紙面より)

スペースポート紀伊のロケット打ち上げに向け情報を学ぶ生徒=21日、古座川町立古座中学校

2021年01月23日
33 火災に備え素早く避難
 丹鶴幼稚園で消防訓練  (新宮市 )

 新宮市立丹鶴幼稚園(下岡容子園長)で21日、職員室からの出火を想定した自衛消防訓練があった。市消防本部協力の下、教職員たちは園児56人を素早く園庭に避難させた。

 「令和2年版消防白書」によれば、元年中は全国で3万7683件の火災が発生。空気が乾燥し、ストーブやこたつなどの火気を使用する機会が多い冬季~春季の出火は、全体の59・5%を占めている。

 火災を知らせる放送がかかると、園児たちは口元を押さえ、火元から離れた出入り口から園庭に出た。教職員は園児の誘導、消防本部への通報、消火器による一次消火、取り残された園児がいないかの確認をし、出火元のドアを閉めて避難した。

 消防士は園児たちが3分で避難できたことを褒め、▽押さない▽走らない▽しゃべらない▽戻らない―の頭文字を取った「おはしも」の約束を確認。教職員に向け「連携が取れていて良かった。通報する電話が出火元から近い場合は、携帯電話の使用も視野に入れて。一次消火の際は火元に近づきすぎないよう注意を」と講評した。

 訓練後には消防士による防火服着装や、火災現場で有毒な煙やガスを吸わないよう着ける「空気呼吸器」の説明があった。初めて消防車に乗った園児たちは歓声を上げ、消防士を質問攻めにしていた。

(2021年1月23日付紙面より)

園庭に避難する園児=21日、新宮市立丹鶴幼稚園
消防車へ乗車体験
2021年01月23日
34 クジラってどんな生き物?  こどもとおとなのジオ教室  (太地町 )
2021年01月23日
35 高校生に命の尊さ伝える  岩崎順子さんが人権講話  (新翔高校 )
2021年01月23日
36 物語の世界に夢中 下里保で絵本読み聞かせ (那智勝浦町)
2021年01月23日
37 和やかな雰囲気で運動も  今年最初の「カフェいっぷく亭」  (紀宝町 )
2021年01月23日
38 色とりどりのボンボンアート  寺子屋広場に女性7人参加  (紀宝町 )
2021年01月23日
39 児童、生徒がゲームで交流  矢渕中学校区人権フォーラム  (紀宝町 )
2021年01月23日
40 お悔やみ情報
  
2021年01月22日
41 地域のシンボル守りたい
 ヒカンザクラが危機に  (那智勝浦町 )

 早咲きで知られるJR那智駅前のヒカンザクラ(緋寒桜)が枯れ始めている。この地方で一番早く、1月初旬から咲き始め、併設する道の駅を訪れる人を和ませてきたこのヒカンザクラが危機的な状態になっている。

 那智駅周辺にはホームなどに数本のヒカンザクラがあるが、枯れ始めているのは駅前広場中心にある、シンボルとしてすっかり定着しているサクラ。例年ならメジロやミツバチが訪れて大変にぎやかになり、カメラやスマートフォンで撮影するカメラマンや観光客の姿が多く見られる。

 数年前から勢いがなくなり、枯れた部分を剪定(せんてい)などしてきたが、樹勢は弱るばかり。勝浦側(西側)の幹は現在花が咲いているが、同所農産物直売所側(東側)の幹はほとんど枯れた状態になっている。

 管理する那智勝浦町農林水産課では、東牟婁振興局林務課に相談し現在対策を整えている。東側の幹に関しては、落下などの危険性があるため切除することも検討しており、西側の幹は、2月に寒肥をするための準備を進めているという。

 また、県の林業試験所の助言で、生きている幹から出た枝を数本採取して山桜を台木に接ぎ木をして育てており、枯れてしまったときのために備えている。

 町担当者は「地域のシンボルである大切なサクラなので、なんとか復活させられるように努力したい」と話している。

(2021年1月22日付紙面より)

シンボルのヒカンザクラが枯れ始めている=18日、JR那智駅
2021年01月22日
42 高校生が研究成果発表
 工業系高校6校をつなぎ  (和歌山県 )

 和歌山県内6校の工業系高校をオンラインでつないで20日、第37回工業教育研究発表大会が開かれた。新宮市の県立新翔高校(東啓史校長、生徒326人)でも建設技術系列の2年生6人が参加し、映像を通じて県内の工業高校生による研究成果発表に耳を傾けた。

 和歌山県高等学校教育研究会工業部会(西村文宏部会長)とわかやま産業を支える人づくりネットワーク会議による恒例の大会。和歌山工業高校を発表会場とし、紀北工業高校、箕島高校、紀央館高校、田辺工業高校、新翔高校、県内企業をつないで約1000人が参加した。オンラインでの開催は今回が初めて。

 西村部会長は「新型コロナウイルスによる臨時休校や就活日程の変更など厳しい環境の中で、工業を生かして研究を行い、一定の成果を出してくれて非常にうれしい。そこまで導いてくださった教職員や関係機関の方々に感謝いたします」とあいさつ。

 作文部門では、4人が3年間の高校生活について発表。実習やコンテスト出場を通じた技術の習得、危険物取扱者や機械加工技能士といった国家資格の取得、部活動の経験を通じた自らの成長を語った。

 Webプレゼン大会では「水準測量を用いた校舎各階の標高測定と津波防災への活用について」「紀の国わかやま総文、および文化祭2021のカウントダウンボードの製作」「ミストシャワーの製作」など社会貢献を見据えた個性豊かな発表がなされ、審査委員による質疑も行われていた。

(2021年1月22日付紙面より)

オンラインで研究発表=20日、新宮市の県立新翔高校
建設技術系列の生徒たち
2021年01月22日
43 2期生9人が学び始める
 ころころ教室第2期始まる  (串本町 )

 串本町地域包括支援センター主催の介護予防教室「ころころ教室」の第2期が20日、町立体育館を拠点にして始まった。今期は寒さやコロナ禍が増す中での事前募集となったが、9人が2期生として受講登録。期間中は継続参加を希望する1期生と共に健康づくりに欠かせない知識を学び、家庭における実践の定着を目指す。

 国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した「在宅高齢者運動指導支援員雇用促進事業」の一環で昨年9月から始まった同教室。外出自粛などで過ごす機会が増えている家庭内での健康づくりを促して介護予防を図ることを目的とし、そのために欠かせない運動、栄養、口腔(こうくう)の各知識を一連のものとして伝える内容で帯開講している。

 1期当たりの開講数は9回。昨年9~12月に第1期を実施し、14人が受講登録をして取り組んだ。第2期もコロナ禍の情勢を鑑みて定員を先着15人に抑え、同日から3月31日(水)までの間で2月の3日(水)と24日(水)を除いた水曜午後定例で全9回帯開講することを広報くしもとで告知。1期生による誘いの協力も得ながら、2期生を募集した。

 第2期は、継続受講を希望する1期生が2期生のサポート役を兼ねて自由参加。初回は2期生9人と1期生5人が出席し、同センターを代表して保健師の中まどかさんがこの教室の趣旨や目指すところ、理学療法士や保健師、栄養士など専門職が運営を支えていることなどを伝えて歓迎した。

 以降は同支援員の理学療法士・原井祐弥さんが推奨する準備体操や転倒の不安解消を意識しながらの運動指導をし、体力テストや体成分分析装置「InBody」による測定を実施した。

 この教室は受講前に感染症予防対策として手指消毒と検温をし、併せて血圧の確認を実施。前述した測定は期間終盤にも再度行い、それら結果の変化を見て受講の成果を実感し家庭での健康づくりの意欲を高める材料とする仕組みも取り入れている。

(2021年1月22日付紙面より)

理学療法士の原井祐弥さんから運動指導を受ける受講生=20日、串本町立体育館
体成分分析装置による測定の様子
2021年01月22日
44 園児ら火災想定し避難
 木の川認定こども園  (新宮市 )

 新宮市木ノ川の幼保連携型認定こども園「木の川認定こども園」(丸本知加子園長)で20日、新宮市消防本部(越水薫消防長)と合同で、火災を想定した自衛消防訓練を実施した。0~5歳までの園児48人は職員の誘導に従い、駆け足で施設上にある白龍山宝珠寺(西昭嘉住職)へ避難した。

 同園によると、消防と共に園児も参加しての取り組みは初だという。訓練は調理員の休憩室から出火した想定で行われた。避難を促す放送直後には職員が連携して園児を屋外へ安全に避難させた。

 同寺境内では消防隊員が職員に対して消火器の種類や使用方法を説明。水消火器による実践訓練では「先生頑張って」と職員を応援する園児の姿も見られた。

 その後、園児は同園駐車場で防火服の紹介を受け装備を約40秒で整えるもようを見学。子ども用の防火服に着替えたり、消防車両に乗車するなどさまざまな体験を通し、火災予防を学んだ。

 市消防本部の中西淳消防係長は「熱心に取り組んでいただき感謝しています。子どもの頃から火災予防に触れることは重要。職員の皆さまには火災予防の大切さを広めてもらえたら。園児の皆さんには将来、消防士になりたいという夢を持っていただけたらうれしい」と話した。

 丸本園長は「指導いただきました内容を職員で話し合い、毎月の訓練に生かしていきたいです」と語った。

 訓練後、園児は隊員に対して元気いっぱい「ありがとうございました」と感謝を伝えた。

(2021年1月22日付紙面より)

全力で高台に避難する園児ら=20日、新宮市の木の川認定こども園
防火服に袖を通し記念撮影
2021年01月22日
45 一方通行の逆走に注意  看板設置で注意呼び掛け  (新宮警察署、新宮市 )
2021年01月22日
46 聞こえないことを理解  神倉小で手話教室  (新宮市 )
2021年01月22日
47 絵本や紙芝居を読み聞かせ 下里中1年生が母校で (那智勝浦町)
2021年01月22日
48 授業環境整備など高く評価  紀南高校の込宮徳隆教諭  (文科大臣表彰 )
2021年01月22日
49 楽しみながら無事故誓う  うどの幼稚園で交通安全を学ぶ  (紀宝町 )
2021年01月22日
50 紀南病院へのアクセス向上  町道整備で御浜IC変更へ  (御浜町 )
2021年01月22日
51 10人乗りゴム製ボート取得  花見ツアーの実現目指して  (古座川町観光協会 )
2021年01月22日
52 お悔やみ情報
  
2021年01月21日
53 幸福招く縁起物
 節分前に「吉兆」作り  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)では、縁起物の「吉兆(きっちょう)」作りが大詰めを迎えている。同大社職員や巫女(みこ)、敬神婦人会のメンバーらが先月10日ごろから制作に取り掛かっていた。大(約90㌢)約100本、小(約50㌢)約600本を20日から同社で販売しており、希望者には郵送する(送料別)。

 「吉兆」は「良いことの兆し」の意味があり、古い信仰では、「お正月様(年神)」が「今年は豊年、凶事・疫病の起こらぬ良い年」と祝福したことから、この福神を迎えた木のことを「吉兆」という。

 大社境内の山林で採ったヤナギの枝を上野宮司が剪定(せんてい)して束ね、大福帳、小判、お守り、タイなどの小物をくくり付け、仕上げに直径約2~3㌢の赤、白、青、紫などの「もち花」を付けた縁起物。

 ヤナギはその生命力の強さ、力強さなどから福神が宿るとされている。節分に飾ると商売繁盛、家内安全などの幸福が訪れると信じられている。

 今年の節分は立春が2月3日(水)になるため、1897(明治30)年以来124年ぶりに2日(火)となる。吉兆は同日の節分祭でも販売するが、人気があり午前中で売り切れてしまうことも。値段は大が3000円、小が1800円。郵送希望者は同大社に電話(0735・22・2533)で問い合わせを。

 同大社では「本年も家内安全、商売繁盛、福徳招来の御祈願を込めて奉製いたしております。皆さまにとって実り多き年となりますようお祈り申し上げます」と話している。

 今年の節分祭は、新型コロナウイルス感染予防の観点から「お焚(た)き上げ」を午前10時から開始。時間を短縮し午後8時までとする。午後7時からは「追儺(ついな)式」が営まれるが、鬼の登場はなし。福豆やお菓子まきも実施しない。厄よけ祈とうは午前9時から午後8時まで。同大社では各所に消毒液を設置し感染防止に努めるとともに、参拝者に対してマスクの着用などを呼び掛けている。

(2021年1月21日付紙面より)

大詰めを迎える「吉兆」作りの様子=20日、熊野速玉大社

2021年01月21日
54 各業務で生かし住みよいまちに
 漁協職員らが認知症学ぶ  (太地町 )

 太地町社会福祉協議会(岡本研会長)と同町地域包括支援センターは19日、同町漁業協同組合横の漁村環境改善総合センターで同漁協関係者を対象とした認知症サポーター養成講座を初開催した。那智勝浦町下里の株式会社下里福祉グループホームつつじ園の看護師で和歌山県の認知症介護指導者である川口利恵さんが講師を務め、参加者は認知症患者との接し方などを学んだ。

 1日現在で43・3%と高齢化率が高い同町。講座は町漁協が経営する漁協スーパーや道の駅たいじなどの従業員が町民と接する機会が多いことから、認知症への理解を深め、各業務で生かすことで町の課題解決につなげることが目的だという。

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からこの日は7人が参加。残りの職員らは来月に数回に分けて講座を実施する予定。

 岡本会長は同漁協からの情報提供や対応、見守り活動への参加について感謝を述べ、今後の協力を呼び掛けた。

 川口さんは自身が勤務する施設の認知症利用者の生活の様子を紹介し、「認知症になっても人生は終わりではない。今日は認知症の方が私たちと何も変わらない生活をしていることを伝えたい」と話した。

 加齢による物忘れと認知症の違いや認知症の一番の症状が記憶障害であると説明。認知症を患っていない人にとっての生活は「時間の連続性」の中にあるが、認知症患者にとってはあいまいなイメージのみが残り、不安を抱えていると述べた。

 認知症患者の気持ちと接し方について、内面で起きている世界(本人の気持ち)を見ることが重要とし、急がせないことやシンプルに伝えることを例に挙げ、不安のない安心できる人間関係が一番大切だと主張した。

 川口さんは「無関心にならず、『いずれはわが(自分)こと』と考えてほしい。認知症で困っている方にお会いした際は少しの気遣いや関心を寄せてほしい。安心に暮らせる町づくりに生かしてもらえたら」。

 同漁協の〆谷(しめたに)和豊参事は「皆さんが自分のことと捉えてくれたら対応も変わってくるはず。講座を通して従業員の皆さんの気づきや行動のきっかけになればうれしい」と語った。

(2021年1月21日付紙面より)

認知症について学びを深めた=19日、太地町の漁村環境改善総合センター
岡本研会長
川口利恵さん
2021年01月21日
55 リサイクル本コーナー設置
 まなびの郷、ふるさと資料館に  (鵜殿図書館 )

 紀宝町立鵜殿図書館は、町生涯学習センターまなびの郷ふれあいゾーンと、田代公園内のふるさと資料館「みどりの里」にリサイクル本コーナーを設置した。気に入った本があれば持ち帰りできる。

 同図書館では現在、移転準備のため本などの整理を行っており、役目を終えた本を有効活用するため、2施設にリサイクルコーナーを設けた。期間は2月末ごろまでを予定しているという。

 現在、両施設に並ぶリサイクル本は料理本、雑誌、文庫本などで今後さまざまなジャンルの本を追加するという。

 利用対象は紀宝町内在住、在勤の人に限る。来館の際は本を入れる袋などを持参し、マスク着用、検温、手指消毒などに協力すること。

 開館時間は、まなびの郷が平日の午前9時から午後5時まで、ふるさと資料館は水曜日から日曜日までの午前9時30分から午後2時30分まで。

 問い合わせは、同図書館(電話0735・32・4646)まで。

(2021年1月21日付紙面より)

リサイクル本が並ぶまなびの郷ふれあいゾーン
2021年01月21日
56 図書館や消防本部へ
 わかば保が「まちたんけん」  (那智勝浦町 )

那智勝浦町のわかば保育園(山田眞理子園長、園児81人)の5歳児17人が19日、「まちたんけん」で町立図書館や町消防本部を訪れた。

 地元を探検することを通じて、園児たちに町の自然や人々、社会、公共物などに興味を持ってもらうことが目的。

 町立図書館では絵本の会「よむよむ」による読み聞かせがあり、園児たちは節分にちなんだ「だいくとおにろく」や「のりまき」を楽しんだ。自分で選んだ絵本を読む時間もあり、夢中で絵や文字を追った。

 町消防本部では、消防士による引揚救助訓練を見学。園児は大喜びで拍手を送った。消防士たちは「どうやって消防士になるの?」という質問に、「今からいっぱい食べて、運動して体力をつくり、勉強して試験に合格したら消防士になれる」と答えた。

 橋本ちひろちゃんは「図書館には面白い本がいっぱい。救急車にはベッドなどいろんな物があった。消防士さんたちの訓練はかっこよかった」と話した。

 晴天の下、園児と保育士たちは役場近くの公園でお弁当を広げ、町を満喫していた。

(2021年1月21日付紙面より)

憧れの消防士の訓練を見学=19日、那智勝浦町消防本部
自分で選んだ絵本を読む=同日、那智勝浦町立図書館
2021年01月21日
57 後席でも着用徹底を  シートベルト着用状況  (JAF和歌山支部 )
2021年01月21日
58 学びを通じ授業の創造を  城南中で委託研究発表会  (新宮市 )
2021年01月21日
59 北山小でプログラミング教室  三重大学との連携事業  (北山村 )
2021年01月21日
60 「平松小いとゞ全集」出版  御浜町の谷口智行さん  
2021年01月21日
61 地域防災の尽力たたえ  各消防団に表彰状伝達  (新宮市消防本部 )
2021年01月21日
62 支援が必要な人のために  ヘルプマーク・カードを配布  
2021年01月21日
63 ウミガメに及ぼす環境問題学ぶ  6年生はマイヤーレモン収穫  (井田小 )
2021年01月21日
64 西向地区河川愛護会に知事の感謝状  和歌山県  
2021年01月21日
65 2月にモニターツアー実施  熊野ジビエレストランバス  (古座川町・那智勝浦町 )
2021年01月21日
66 お悔やみ情報
  
2021年01月10日
67 老朽化に伴い工事進む
 熊野速玉大社の「熊野神宝館」  (新宮市 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)境内の「熊野神宝館」で、屋根のふき替えと下地の修繕工事が進んでいる。工事に伴い、同館は昨年10月から休館しており、3月末の工事完了を予定している(工事延期の可能性あり)。

 このたびの工事は老朽化に伴うもので、同大社は第1弾として屋根および下地、天井の修繕に着手した。

 同大社が発行する「国宝古神宝類」によると、1950(昭和25)年の文化財保護法施行以降、彩絵(さいえ)檜扇(ひおうぎ)5握をはじめとする多数の古神宝670(内容品、付属品を計上すると1204)点が55(昭和30)年に新国宝として指定を受けた。

 同館はそれを記念し57(昭和32)年に新築工事に着工したもので、敷地面積373平方㍍、鉄筋コンクリート造り彩色仕上げ、瓦ぶき屋根の建物は同年12月31日に竣工(しゅんこう)した。以来、60年以上にわたり国宝神宝類の一部、金銅装神輿(みこし)、朱塗り神幸船(しんこうせん)、糸巻太刀など、数々の重要文化財や県・市の指定文化財および古文書などを保存・展示してきた。

 同書によると、神宝(神の調度として皇室から献納された宝物)の全国的に現存する遺品は極めて数が少なく、わずかに熱田神宮、春日大社、嚴島神社、鶴岡八幡宮と同大社(阿須賀神社含む)とに限られており、また、同大社古神宝の調進年代など、各社殿別に品目を記した「熊野新宮御神宝目録」の写しが佐藤春夫の父・豊太郎によって21(大正10)年に奉納されている。

(2021年1月10日付紙面より)

今年3月末の完了目指して工事が進む「熊野神宝館」=6日、熊野速玉大社
2021年01月10日
68 「幸多き一年に」
 天御中主神社で例大祭など  (新宮市 )

 新宮市佐野の天御中主(あめのみなかぬし)神社(髙橋正樹宮司)で9日、例大祭と厄除(よ)け祈願祭、寿祭が営まれた。今年厄年に当たる人などが参列し、今年一年の無事や新型コロナウイルスの終息を祈った。

 例大祭では、髙橋宮司の祝詞奏上に続き、同神社氏子会の石垣倍生総代長、当家(とうや)当主の北道篤志さん、前田道春佐野区長らが玉串を供えた。新型コロナ感染防止の観点から、毎年大勢の地域住民でにぎわう餅まきは中止となった。

 同神社の例大祭は佐野区の上地、中地、下地、永田の4地区の持ち回りでしめ縄付け、餅作りなどの準備をする当家を務めている。今年は中地地区が当家を務めた。

 神事後、北道さんは「当主を務めることができて光栄。今年は新型コロナが収まり、皆さまにとって幸多い年となるようお祈りします」とあいさつ。

 石垣総代長は「皆さまのご健勝やご活躍、郷土繁栄、新型コロナの終息などを祈願しました」と話していた。

(2021年1月10日付紙面より)

一年の無事などを祈り玉串を供えた=9日、新宮市佐野の天御中主神社
2021年01月10日
69 今年一年の平穏など祈願
 初薬師の法要営む  (紀宝町 )

 新年最初の薬師の縁日に当たる8日、薬師如来をまつる各寺院で初薬師の法要が営まれた。紀宝町では鵜殿の醫王山(いおうざん)東正寺や、平尾井の平尾井薬師堂でも祭典が執り行われた。

  □     □

■東正寺



 紀宝町鵜殿の醫王山東正寺(片野晴友住職)では、本尊の薬師瑠璃光如来を開帳し、初薬師大般若会(だいはんにゃえ)を営んだ。寺の役員らが訪れ、家内安全、心願成就、疫病退散、新型コロナウイルス感染症の早期終息などを祈願した。

 普同三拝、心経読誦(どくじゅ)に続き、600巻の大般若経典を左右に波打たせながら一気に読む転読が行われ、参拝者らが順に焼香した。

 片野住職による法話では「続けることは根気がいるが、やるべきことを真面目に行えば、人は輝いてくる。まねを続ければ、やがてそれが本物になる」と話し、「普通の生活を送れることに感謝し、一日一日を大切にしてほしい。今日やるべきことはやって、明日目覚めなくても悔いが残らないよう努めて」と語りかけていた。

  □     □

■平尾井薬師堂



 平尾井薬師堂では毎年1月8日に営まれている「冬の大祭」が執り行われた。円通寺の山田耕治住職が読経し、一年の平穏、五穀豊穣(ほうじょう)、家内安全などを祈願した。

 今年は新型コロナウイルス対策として、密にならないよう参列者を制限した。また、「薬師の庭」と呼ばれる境内で行っている餅ほりも中止とし、餅俵のみを供えた。

 参拝者は石段を登った先にあるお堂で鐘を突き、薬師堂に手を合わせた。参列した老人クラブ「平和クラブ」の林杜谷会長)は「新型コロナウイルスの終息と今年一年の平穏を願いました」と話していた。

 白河法皇が熊野三山に御幸した際、逢野細谷(相野谷)の地に薬師堂の建立を勅願し許されたのが熊野三仏平尾井薬師だという。

 薬師堂上の巨岩には、仏足跡と呼ばれる足跡の形が彫られ、高貴な方の参詣の証しとして刻まれたものといわれている。

(2021年1月10日付紙面より)

大般若経典を転読=8日、紀宝町の東正寺
平穏、豊作など願い冬の大祭を営む=同日、紀宝町の平尾井薬師堂
2021年01月10日
70 絵本で新年初笑い
 井関保育所に「よむよむ」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立井関保育所(桝本千惠美所長)で6日、絵本の会「よむよむ」による読み聞かせがあった。全園児15人が正月にちなんだ絵本に笑顔を見せ、楽しい時間を過ごした。

 町立図書館や保育所などで20年以上活動を続ける同会には町内在住の6人が所属しており、この日は中村起代子さんと伊藤松枝さんが来所した。

 園児は2グループに分かれて読み聞かせに耳を傾けた。大型絵本「おめんです」では、面の下に誰がいるのか予想し、面白おかしい回答に初笑い。おせち料理や年賀状、たこ揚げ、福笑いなどの正月の過ごし方を描いた「あけましておめでとう」や餅が大好きなお殿様が登場する「おもちぶとん」の世界に引き込まれていた。

 読み聞かせの後は、「たこのうた」と「カレンダーマーチ」を歌ってお礼をした。1月中は、保育所で羽子板やたこ揚げ、かるた、こま回しなどの正月遊びをする予定だという。

(2021年1月10日付紙面より)

「これはまる」を読み聞かせ=6日、那智勝浦町立井関保育所
2021年01月10日
71 市民の皆さまへお願い  田岡市長がメッセージ  (新宮市 )
2021年01月10日
72 ダウンロード数2300万件突破  接触確認アプリ「COCOA」  (厚生労働省 )
2021年01月10日
73 誰もがなる可能性のある病  那智中学校で認知症講座  (那智勝浦町 )
2021年01月10日
74 「浮島の森」の池も凍る  新宮市  
2021年01月10日
75 歯科口腔外科の診療を変更  職員不足で通常体制困難に  (紀南病院 )
2021年01月10日
76 自身と大切な人の命守るため  西田町長がメッセージ  (紀宝町 )
2021年01月10日
77 これで君も指文字マスター  やさしい初級手話教室  (紀宝町 )
2021年01月10日
78 お悔やみ情報
  
2021年01月09日
79 コロナ退散祈り板打ち鳴らす
 飛瀧神社で牛王神璽祭  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)の別宮飛瀧(ひろう)神社で8日、牛王神璽(ごおうしんじ)祭が営まれた。「牛王杖(ごおうづえ)」と呼ばれるヤナギの枝でカシの板を打ち鳴らし魔をはらい、霊験を高めて「牛王神符」を仕上げた。

 牛王神符は熊野三山に伝わる特有の神札で魔よけ、災難よけのお守り。熊野の神の使いとされる八咫烏(やたがらす)の絵文字が描かれており、同大社では72羽のカラスで「那智瀧宝印」と記されている。

 元日早朝に那智の滝からくみ上げた若水で墨を溶き、翌2日からの初刷りから毎日、本殿で祈とうが続けられてきた。満願を迎えたこの日は滝が凍るという神秘的な光景の中で、神事が執り行われた。

 男成宮司らが無病息災などを祈り、仕上がった100枚の神札をヤナギの枝に巻いて参列者に授与した。

 男成宮司は「今日は滝も凍り、より霊力を感じる中で清らかな心を持って神事を営むことができた。先日、緊急事態宣言が出されるなど新型コロナウイルスの感染が広がっている。一日も早いコロナの退散をお祈りしている」と語った。

(2021年1月9日付紙面より)

牛王杖で板を打ち鳴らし魔をはらって霊験を高めた=8日、那智勝浦町那智山の飛瀧神社
2021年01月09日
80 白く凍る那智の滝
 2年ぶりの幻想的な景観  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の世界遺産「那智の滝」で8日朝、2年ぶりに滝つぼが凍った。滝の水しぶきが氷となって岩肌に張り付き、滝が白い雪化粧をしたような幻想的な景観を生み出した。

 熊野那智大社(男成洋三宮司)によると、滝元の別宮・飛瀧(ひろう)神社の社務所にある温度計が午前7時の時点で氷点下2度を記録したという。

 8時ごろには、朝日を浴びた岩肌の氷がバリバリと大きな音を立てて滝つぼに落下する光景が何度も見られた。

 小賀真樹禰宜(ねぎ)は「急激な冷え込みと前日に強く吹いた風の影響でしぶきが岩肌に付き凍ったと思う。今日は正月から行っているお祭りが満願を迎える日。この日に凍ることがなかったため、大変ありがたいと思う」と話した。

 凍った滝の様子を撮影していた寺嶋孝さん(63)と敦子さん(49)夫妻。敦子さんは「初めて見ることができた。すごくきれい」と笑顔。孝さんは「新型コロナウイルスの終息と、われわれの健康や商売繁盛をお願いしました」と語った。

(2021年1月9日付紙面より)

幻想的な景観となった那智の滝=8日午前8時50分
2021年01月09日
81 打楽器三重奏、混成八重奏で金賞 県アンサンブルコンテスト南地区大会 (矢渕中吹奏楽部)

 第53回三重県アンサンブルコンテスト中学校の部南地区大会が昨年12月26日に県文化会館であり、紀宝町立矢渕中学校吹奏楽部(岡本怜奈部長)の打楽器三重奏と混成八重奏の2チームが金賞を獲得。今月17日(日)の県アンサンブルコンテストへの出場を決めた。

 南地区大会は県内18市町の中学校から70チームが参加。矢渕中は2年生7人、1年生4人の11人全部員が2チームでエントリーした。

 打楽器三重奏は3人で「雅~3人のマリンバ奏者のための」を演奏した。混成八重奏のメンバーはフルート、クラリネット、サックス、トランペット、ホルン、チューバで「『舞曲集』よりアルマンド、パヴァーヌ・パッサメッツォ、バスダンス」を奏でた。

 部員たちは県アンサンブルコンテストに向け、5日から練習を再開。岡本部長は「最初はみんなばらばらで地区大会に出られるか不安だったが、地区代表の目標を掲げて練習を続けた結果、目標が達成できた」と振り返り、「県では悔いのないよう演奏したい」と語った。

(2021年1月9日付紙面より)

打楽器三重奏のメンバー
混成八重奏のメンバー
2021年01月09日
82 感染対策施し「白玉宝印」 厳かに八咫烏神事 (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で7日、和歌山県指定民俗文化財の「八咫烏(やたがらす)神事」が営まれた。厄よけの「白玉宝印(しらたまほういん)」を入手しようと、事前に申し込みをしていた参列者が訪れた。

 正月三が日の間、神門前に飾られた門松で「熊野牛王(ごおう)宝印」を調製し、たいまつの火と水ではらい清め、祭神の魂を吹き込む宝印押し初めの神事。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、7日、16日(土)、23日(土)、30日(土)、31日(日)の5回に分け、1回の参列者を上限50人に限定し行われる。

 この日は拝殿の照明を落とした暗闇の中、神職が「えーい」の掛け声とともに拝殿の柱へと宝印を押して奉納した。神事後、参拝者は、神職が白紙に押した宝印を順番に授かっていった。

 九鬼宮司は「コロナ禍でいろんなことを模索している日々だと思いますが、必ず事態が収束すると信じています。この状況に惑わされず、前を向いて未来や夢、希望を持っていれば道は開ける。今年の干支(えと)『丑(うし)』のように粘り強く自分の歩幅で過ごしていただきたい」とあいさつした。

 宝印を頂くのは10年ぶりという鈴木純二さん(51)は「コロナウイルスの影響もあり、訪れようか迷いましたが、対策を万全にした上で足を運びました。一日も早い収束を願った。自宅で大切に取っておきたいと思います」と話していた。

(2021年1月9日付紙面より)

宝印を押していく神職=7日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2021年01月09日
83 観光×教育の新しい旅の形  「ホテルシーモア」でモニターツアー  
2021年01月09日
84 IR実現に向け実施方針を公表  和歌山県  
2021年01月09日
85 暖かい春を待つ  オオキンカメムシ寄り添う  (宇久井半島 )
2021年01月09日
86 目標見つけ果敢に挑戦  新翔高で3学期始業式  (新宮市 )
2021年01月09日
87 雪が舞う中、初登校  小中学校で始業式  (新宮・東牟婁 )
2021年01月09日
88 レ号仮泊から230周年の節目  記念事業等いまだ動きなく  (串本町 )
2021年01月09日
89 一日一日を大切にしよう  小中学校で3学期始業式  (熊野市・南牟婁郡 )
2021年01月09日
90 手作りかるたで白熱  放課後児童クラブ「きほっこ」  (紀宝町 )
2021年01月09日
91 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第28回】コロナ禍の今こそ食卓が大事  

 コロナ禍が続いています。自宅で食事をする機会が多くて毎日の食事作りもうんざりというお母さんも多いのではないでしょうか? でも、今こそ家の食事が、とっても重要なんです。今、子どもたちは学校で、感染予防のため、給食中の会話を禁じられています。この給食の時間は子どもたちの食意識に影響しています。

 子どもの頃の給食の思い出が将来の食意識にどんな影響を与えているかを研究した論文があります。「給食が楽しい時間であること、楽しい会話ができる場であることが、大人になってからの食に関する意識や食生活行動に好ましい影響を及ぼしていることが考えられ、給食の時間が楽しい場であることが重要だと示唆された」(大妻女子大学家政系研究紀要「子ども時代の孤食が大人になっての食への意識にどのように影響するのか」、2017年)。ここでいう大人になってからの食意識とは「温かい食事は家族にとって大事か」「家族そろった食事を心掛けたい」「食事はなるべく手作りしたい」「栄養バランスを考えた食事をしたい」などです。

 子どもたちにとって、友達と楽しく食事をする給食はメンタルにも影響するという論文もあります。「『給食の時間は楽しいですか』という問いに対して、『とても楽しい』と回答した群は、『それ以外の回答』の群と比較し、男女ともにQOL総得点が高く男子の家族得点をのぞいて有意な差が認められた」(栄養学雑誌「小学5年生児童における給食の食べ残しおよび給食の楽しさとQOLの関連性」、2015年)。ここでいうQOLとは、身体的な健康・精神的な健康・自尊感情・家族友達との関係・学校生活の印象などを得点化したものです。つまり給食が楽しいという気持ちはたくさんの感情とつながり、子どもたちのメンタルも健やかにしているのです。

 その給食の時間で会話を禁止されるということは、楽しい時間を制限されるということなんです! 会話なく、黙々と食事を取るのは大人だって楽しくないですよね? 子どものメンタルを健やかに保つためには、楽しい食事が最も大切なんです。そして、給食が楽しい時間ではなくなった今それをカバーできるのは家庭での食卓だけです。

 だから今こそ、家族で取る食事を会話であふれた楽しい食事にしてあげてください。クタクタなときは作らなくてもオッケー! 買ってきたものでも、外食でも、デリバリーでも、会話をしながら楽しく食べればオッケーです! 「おいしいね」と言いながら、今日あったことを話してください。きっと子どもたちは、いつもと違う環境への不安やコロナ禍の不穏な空気を払拭できると思います。

 大人にとっても、子どもにとっても今は誰も経験したことのない未知の環境です。でも、そんなときだからこそ子どもたちに食卓で安心感を与えて心を健やかにしてあげたいと私は思っています。

(2021年1月9日付紙面より)

2021年01月07日
92 熱こもる最終プレゼン
 紀の松島観光船プラン作り  (武者修行(R)プログラム )

 大学生向けグローバル研修を展開する株式会社旅武者(遠藤まさみ代表取締役)=東京都=は、昨年12月24日から始まった「地方創生イノベーション武者修行(R)プログラム」の最終プレゼンテーションを4日、那智勝浦町役場で実施した。

 同町の体験型観光の代表である「紀の松島観光船」のプランについて、3チームが熱のこもったプレゼンを行い投票の結果、澤田龍輝さん(産業能率大学4年)と松下昇大朗・ウィリアムさん(名古屋大学2年)のチーム「マイアミホテイソン」による「びん玉×映え=びん映えプロジェクト」が条件付き採用となった。

 武者修行(R)プログラムとは、同社のベトナム法人が運営する店舗で大学生がチームとなり、新商品・サービス開発やプロモーション企画を考え、形にして顧客に届けるビジネス体験学習プログラム。自身の成長課題に向き合い、自己変革(変態)することで、人生を切り開く力「自走式エンジン(R)」を積むことが目的・ゴールだという。昨年からは国内でも実施されている。

 参加した学生7人はチームに分かれ、同観光船の満足度向上や集客増を目指して町内を巡り、町民らと交流しながら情報収集などを行い、企画を進めていった。

 12月27日の中間プレゼンを経て、課題解決に向け自身らのプランを磨き直し、2日と3日に効果検証を行い、最終プレゼンを迎えた。

(2021年1月7日付紙面より)

最終プレゼンテーションを実施=4日、那智勝浦町役場
2021年01月07日
93 河内祭保存会に大臣表彰
 文化財保護分野で高評価  (串本町 )

 本年度地域文化功労者表彰(文部科学大臣表彰)の被表彰者がこのほど発表され、本紙関係では串本町の古座川河内祭(こうちまつり)保存会(杉本喜秋会長)が表彰を受ける事が決まった。

 この表彰は、芸術文化振興や文化財保護などを通して地域文化の振興に功績があった個人や団体をたたえる目的で年次実施。本年度は芸術文化分野で46件(個人41、団体5)、文化財保護分野で45件(個人33、団体12)がそれぞれ選ばれている。

 同保存会は文化財保護分野の被表彰者。現・国指定重要無形民俗文化財「河内祭の御舟行事」を50余年にわたって保護し続け、河内神社例祭「河内祭」の主軸となる奉仕を担う団体として例祭に関係する5カ区(古座・古田・下部・宇津木・月野瀬の各区)や他の奉仕継承諸団体のまとめ役も果たして祭礼の継承に努めている。

 そのような活動の成果として同文化財は1965(昭和40)年に県指定、99(平成11)年には国指定へと昇格。日本遺産「鯨とともに生きる」にあっては、鯨船に屋形を組んで装飾した御舟が往事の文化を物語る点で認定時に大きな役割を果たした経緯もある。同保存会が積み重ねてきた地域文化振興への貢献は多大と評価され、今回の表彰を受けるに至った。

 表彰式は24日(日)、京都府立府民ホールで実施。杉本会長は同町教育委員会教育課職員とともに出席するそうで、「このような賞を頂けることになり、ますます祭りをやめられないという気持ちになった。(会員が)だんだん年を取ってきて御舟の飾り付けなどいろいろと大変になってくる中、どうすれば維持していけるかをみんなで話し合いながらこれからも続けていけるよう頑張りたい」と気持ちを新たにしながら喜んでいる。

(2021年1月7日付紙面より)

国指定重要無形民俗文化財「河内祭の御舟行事」(2019年の奉仕より)
2021年01月07日
94 牛の絵本など展示
 新宮市立図書館  

 新宮市井の沢の市立図書館では、1階に特設コーナーを設け、今年のえと・牛に関する絵本や、2021年に関する本を展示している=写真。30日(土)まで。

 児童閲覧コーナーでは、「希望の牧場」「めうしのジャスミン」などの牛に関係した絵本を展示。

 一般向けには、今年没後50年を迎える山下清とファッションデザイナーのココ・シャネル、連載が始まって70周年を迎えた、スヌーピーでおなじみの漫画「ピーナッツ」関連本、今年の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一の関連本、その他今年に映画化・ドラマ化される原作本などを紹介している。

 また、一般向け新刊コーナー横には、「赤毛証明」(光丘真理)「なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと」(池上彰)など、成人式、卒業式の時期に合わせて読書推進運動協議会が発行する冊子に掲載された24冊を展示・貸し出ししている。展示は2月27日(土)まで。

 また、今月のおはなし会「ぷちぷち」(先着5組、要事前申し込み)は22日(金)午前10時30分からの約15分、「にこにこ」(先着10人、申し込み不要)は23日(土)午後2時30分からの約15分を予定している。申し込み・問い合わせは同図書館(電話0735・22・2284、FAX0735・22・2312)まで。

(2021年1月7日付紙面より)


2021年01月07日
95 定置網にミンククジラ
 追い出し作業が困難  (太地町 )

 和歌山県資源管理課は5日、太地町沖に設置されている大型定置網に昨年12月24日から体長4~5㍍(推定)のミンククジラ1頭が入り込み、追い出し作業が困難となっていることを報告した。

 同課によると、定置網の全長は約400㍍。現場の潮流が早く危険が伴うため、逃がすことが難しいとし現在も網内にとどまっている状況だという。

 ミンククジラが網内で長期間遊泳することで漁具の破損被害も想定され、定置網内の魚の水揚げができないことから網を設置する太地水産共同組合の経営にも大きな打撃が生じることが懸念されている。

 県と同組合は追い出すための努力を続けているが、長期に至る場合は捕獲も視野に入れているという。

 同課担当職員は「クジラが定置網に掛かる事例は全国でも100頭前後確認されており、和歌山県内では3例目になる。それらの情報やノウハウを元に関係法令に基づき、適切な対処ができるよう必要に応じて助言などをしていきたい」と話している。

(2021年1月7日付紙面より)

太地町沖の大型定置網=6日、太地町燈明崎
2021年01月07日
96 古人と祈りの札  熊野三山「熊野牛王符」  
2021年01月07日
97 セカンドアルバムをリリース  ご当地アイドル「Fun×Fam」  
2021年01月07日
98 一年の目標決めて努力を  町内小中学校で始業式  (那智勝浦町 )
2021年01月07日
99 年末年始の交通事故6件  紀宝警察署  
2021年01月07日
100 コロナと共存の生活に  河上市長が年頭会見で現状語る  (熊野市 )
2021年01月07日
101 消防使命達成に全力  御浜町消防出初め式  
2021年01月07日
102 指文字で名前を覚える  やさしい初級手話教室  (紀宝町 )
2021年01月07日
103 お悔やみ情報
  
2021年01月06日
104 子どもたちに夢と希望を
 森浦大輔投手が表敬訪問  (新宮市 )

 プロ野球ドラフト会議で広島東洋カープから2位指名を受け入団が決まった新宮市出身の森浦大輔投手(22)が4日、市役所を訪れ田岡実千年市長を表敬訪問した。田岡市長は「地元の子どもたちに夢と希望を与えてくれた。心よりありがとうとおめでとうを言いたい」と歓迎した。

 森浦投手は最速148㌔のストレートとスライダー、チェンジアップ、カーブを武器とする左腕。緑丘中学校では野球部に所属し3年生の時に和歌山県大会で優勝。近畿大会に出場した。

 名門・天理高校に進み1年の夏からベンチ入り。2年で「春の選抜」に出場し、甲子園のマウンドに立った。甲子園には春夏の連続出場を果たした。天理大では1年の春からリーグ戦に出場し、5戦3勝、防御率0・92でMVPを獲得。秋には最多の5勝をマークし、MVPと最優秀投手を受賞している。

 森浦投手が同市に帰省したのは昨年12月28日。秋のリーグ戦が終わってから自主トレを開始した。年末年始は家族とゆっくり過ごし、2月から沖縄県と宮崎県で始まるキャンプに向け英気を養ったという。

 横浜DeNAベイスターズの東克樹投手を目標に掲げ「まずは1軍の舞台で投げるのが目標」。

 「カープはファンの人が熱い。たくさんの応援を力に変えたい。キャンプでは、ストレート、スライダー、チェンジアップのキレを出していきたい」と目下の課題を語り、地域や子どもらに対し「たくさんの応援に応えられるように頑張りたい。(子どもたちには)しっかり練習して頑張ってほしい」とコメントを寄せた。

 田岡市長は「野球ができる環境をつくってくれたご両親に感謝と敬意を表するとともに、森浦投手にはけがをせずに息の長い選手になってほしい。一日でも早く1軍で活躍し、テレビで投げる姿を楽しみにしています」と背番号13を激励した。

(2021年1月6日付紙面より)

森浦大輔投手(左)が田岡実千年市長を表敬訪問した=4日、新宮市役所
「夢と希望をありがとう」談笑する森浦投手と田岡市長
2021年01月06日
105 大漁や操業の安全を祈願
 熊野那智大社にマグロ奉納  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町築地の勝浦地方卸売市場で初市が開かれた4日、和歌山県漁業協同組合連合会の片谷匡副会長ら6人が同町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)を参拝した。この日揚がったマグロを1本奉納し、大漁と漁業者の安全な操業を祈願した。

 約15㌔のメバチマグロが神前に供えられ、神事では神職が祝詞を奏上。巫女(みこ)が神楽「那智の滝舞」を舞い、金幣(きんぺい)の儀が行われた。一同を代表し片谷副会長が玉串をささげた。

 男成宮司は奉納に感謝を述べ、「昨年は新型コロナウイルスに始まりコロナに終わった。一日も早い終息と勝浦市場や県漁連の発展をお祈りしています」と語った。

 参列した県漁連の額田浩事務局長は「コロナ禍の中、和歌山県の漁業者の安全と大漁をお祈りした。漁獲量も増え、価格も上がってほしい。そして皆さまにおいしく食べていただきたい」と話した。

(2021年1月6日付紙面より)

初市のマグロを奉納した片谷匡副会長(前列左から2人目)らと男成洋三宮司=4日、那智勝浦町の熊野那智大社
2021年01月06日
106 拠点化目指して挑戦中
 南紀串本観光協会古座  (串本町 )

 アウトドア拠点化を目指して昨秋にリニューアルした南紀串本観光協会古座事業所(通称・同協会古座)―。同町と株式会社モンベルの包括連携協定を追い風にして挑戦を重ねている。

 串本町とアウトドアメーカーのモンベルは2018年1月末、過去の寄贈や商材採用の縁をさらに発展させるため同協定を締結。以降町域では同社のフレンドエリア化が進み、モンベル会員対象サービスの導入など具体化策を取り入れて誘客を図る事業所が増えている。

 同事業所は対象に縛られない形で同協定の追い風を受けつつ、地域密着型アウトドアショップをコンセプトにしてリニューアル。モンベルショップの一店舗に加わり、コロナ禍の影響で若干出足が遅れたが物販事業の中でモンベル商材の取り扱いを始めた。アウトドアメーカーならではの多彩な構成で、各種ウエアやアウトドアを楽しくするグッズがそろい、昨年のクリスマス前には冬物を入荷するなど季節展開も交えて弾みをつける状況となっている。

 カタログ販売にも対応していて、注文して取り寄せてからの販売となるが送料がかからない点はこの仕組みの強みと自負している。アウトドア関係ではモンベル以外にストリートトレイルなどの商材もあり、他方ではウツボやユズ、姫ひじきや観光カレンダーなどの地元産品はもちろん、リニューアル前のイメージを強化継承してアートやハンドメイドの各商材も取りそろえている。

 リニューアル後の同事業所内は木製棚と暖色系の照明で温かみのある内装に。同事業所は「店頭で取り扱うモンベルのウエアは家族の需要にも応える取りそろえ。住民、観光客を問わず、まずは気軽に立ち寄っていただければ」という。

 同事業所はJR古座駅の駅舎内に位置。物販と双翼で提供するカヌーレンタルやカヌー体験との兼ね合いで一時的に閉める場合があるが、基本無休で午前8時30分~午後5時30分に開いている。両事業の問い合わせは同事業所(電話0735・72・0645)まで。

(2021年1月6日付紙面より)

アウトドア拠点化を目指して挑戦する南紀串本観光協会古座事業所=4日、JR古座駅駅舎
2021年01月06日
107 地域経済循環の一端を担う
 新宮公設市場で初市  

 新宮市佐野の新宮広域圏公設地方卸売市場で5日、同市場協力会(小田三郎会長)主催の「令和3年初市」があった。午前7時過ぎから初競りが始まり、威勢のいい掛け声が市場内に響く中、ダイコン、イチゴ、白菜などが次々と競り落とされた。

 生鮮食料品の円滑な流通と安定供給を図り、周辺広域住民の食生活の安定に貢献することを目的に、1985年5月に県内の公設市場第1号として設置された市場。

 初競り前の式典で小田会長は、新型コロナウイルス感染症が及ぼす経済的な影響に言及し「ワクチンの接種開始が間もなくとの報道もあり、一刻も早くこのコロナ禍の状況が収束し、元の普通の日常が戻ってくることを願うばかり」とあいさつ。

 市場を取り巻く現状について、人口減少や高齢化、小売店の後継者難、ネット通販など流通の多様化などによるマーケットの縮小で厳しい状況にあるとしながらも「このような時こそ地域との密着性、距離感の近さという強みをこれまで以上に生かしてきめ細やかなご商売を続けることで、この地域の経済の循環の一端を担っていただくことが地元の活性化にもつながっていくのでは」。

 「公設市場も地元小売業者の皆さまのご商売を下支えし、生鮮食料品の安定供給という使命を果たすことで地域の活性化に貢献したい」と誓いを新たにした。

 市場管理者の田岡実千年市長は関係者たちの日頃の協力や新型コロナ感染症予防対策の実施などに感謝を述べ「コロナ禍中ではあるが、今後とも関係各位のなお一層のご協力を賜り、市場機能の充実・活性化のために努めていく」と呼び掛けた。

(2021年1月6日付紙面より)

威勢のいい掛け声が響いた=5日、新宮広域圏公設地方卸売市場
小田三郎会長
2021年01月06日
108 身体健全、武芸上達を願い  毎年恒例の安全祈願祭  (紀宝剣道 )
2021年01月06日
109 OB会で現役選手にエール  勇退した小西監督に感謝  (成川ソフトテニス )
2021年01月06日
110 大水害から10年、防災意識誓う 感染症対策講じて消防出初め式 (紀宝町)
2021年01月06日
111 目標を胸に刻み前へ  新宮高校で始業式  
2021年01月06日
112 日本はこうしてつくられた  安部龍太郎氏、新著を出版  
2021年01月06日
113 大人の自覚と郷土愛を  飛鳥神社で「新成人のご祈祷」  (太地町 )
2021年01月06日
114 最高賞目指し207人挑戦  認定コースチャレンジ大会  (潮岬青少年の家 )