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2020年12月31日
1 終息願いしめ縄など設置
 下里神社で迎春準備  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の下里神社(山本貞夫宮司)は28日、初詣や歳旦祭に向けた迎春準備を実施した。神社役員や総代ら7人が鳥居のしめ縄の作成や張り替え、のぼりの設置などに取り組んだ。

 この日は新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながら、総代らが駐車場や境内を清掃。同神社の鳥居用に3反のサラシで長さ2㍍、直径6㌢のしめ縄や護国神社用の一回り小さいしめ縄などを作成した。

 境内の樹齢400年と推定されるクスノキ用のわら製のしめ縄の準備が整うと協力して鳥居や拝殿など10カ所で張り替えをし、門松や奉納旗も設置した。

 同神社によると、コロナ対策として、7年ほど前から実施してきたぜんざいの振る舞いや恒例のお神酒も取りやめるという。さらに手水(ちょうず)舎には消毒液を置き、参拝の際はマスク着用を呼び掛けている。

 山本宮司は「コロナの関係で歳旦祭への招待もできずに残念。皆さんが元気にならないとさみしい。来年は早期に終息し、例年通りの行事ができることを祈っている」と話した。

 なお、初詣は1月1日(金・祝)午前0時に開門し、歳旦祭は同日午前9時から同神社本殿で山本宮司や総代らで神事を執り行う。

(2020年12月31日付紙面より)

新年に向け鳥居のしめ縄を張り替える=28日、那智勝浦町の下里神社
総代らが協力し迎春準備
2020年12月31日
2 ウミスズメの仲間紹介中
 水族館で正月展示始まる  (串本海中公園 )

 串本町有田にある串本海中公園センター水族館のトピックス水槽で27日、正月期間限定展示が始まった。期間は来年1月11日(月・祝)まで。

 この水槽は館内Aゾーンにあり、常設ではなく串本の海の旬の話題を伝える目的で適時飼育展示対象の生き物を入れ替えながら紹介する形で活用。ただし年に2期、クリスマスと正月は時期に合わせた展示を飼育スタッフが創意工夫をして行う形が慣例になっている。

 今回の展示は中村公一さんと佐久間夢実さんが担当。水槽内を「海中神社」の鳥居やさい銭箱、門松や七福神の置物などで飾り付け、串本の海からハコフグの仲間・ウミスズメとシマウミスズメを迎え入れている。

 ウミスズメの仲間は目の上に角のような突起があるのが特長で、英名では「Cow Fish」(牛魚)と呼ばれている。ここに来年のえと「丑(うし)」とのつながりを求めて選んだという。

 28日現在、ウミスズメ1匹、シマウミスズメ4匹を飼育展示している。日々の状況を見て内容を変える場合があるので了承してほしいという。

 来館者の反応は上々で、28日は来館者の大半が一足早い迎春ムードに興味を示し、手にしたカメラで撮影する姿も多々。佐久間さんは「ウミスズメは目の印象がとても強く愛嬌(あいきょう)のある魚。水槽も映えるよう華やかに飾っているし、参拝をするような様子も時折見せてくれるので、写真を撮りながらゆっくりと親しんでもらえれば」と多数鑑賞を期待した。

 この水槽を見るときは入館料が必要となる。同センターは年末年始も無休で、開館時間は午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)。感染症予防の一環で、正月三が日恒例の餅まきは中止としている。問い合わせは同センター(電話0735・62・1122)まで。

(2020年12月31日付紙面より)

正月展示が始まったトピックス水槽=28日、串本海中公園センター水族館
2020年12月31日
3 参拝者の動線確保に
 さい銭箱設置など準備進む  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)は29日、初詣の参拝者を迎えるに当たり、拝殿手前に幅約8㍍のさい銭箱を設置した=写真。同大社では他にも、要所要所に消毒液を配置するなどの新型コロナウイルス感染防止対策を講じ、年末年始の参拝者を受け入れる準備を進めている。

 新年の参拝者を迎えるに当たり、上野宮司は「信仰心でおいでになる人も多い。イラスト入りのポスターで注意事項を呼び掛けるなど、神社としてスムーズにお参りできるように誘導したい」と話しており、混雑時には普段閉門している東門を開門するなどの対策を講じる予定。東門を開門し参拝者の動線を確保するため、同大社ではこのほど、門付近の段差の整備なども実施した。

 また、大みそかの混雑を避けるため、今年は初太鼓開門はなし。31日の午後11時30分ごろに開門し、随時参拝者を受け入れていく。

(2020年12月31日付紙面より)


2020年12月31日
4 一年間のほこりを払う
 中央児童館で大掃除  (新宮市 )

 新宮市野田の中央児童館で28日、大掃除があった。5歳児から中学生までの20人が参加し、一年間にたまった館内のほこりを払い、窓拭きや本の整理に汗を流した。

 新型コロナウイルス感染症の影響で利用人数や利用時間の制限を余儀なくされた中央児童館だが、3密防止や換気・消毒などの感染対策を取りつつ、本年度もクリスマス会や夏休みのチャレラン大会など、さまざまな行事を開催した。

 同館職員は最初に、「いっぱい遊ばせてくれてありがとうの気持ちを込め、一年間でたまったほこりを掃除しましょう」とあいさつ。子どもたちは「幼児室」や「わんぱくルーム」「ゲーム室」「図書室」などを分担して掃除に励んだ。図書室では重たい畳を運び出し、本を全て取り出して棚を拭いた。雑巾を洗うと、バケツの水が真っ黒になっていた。

 来年の開館は1月4日(月)から。引き続き年齢ごとに利用時間を制限しており、同館は理解を呼び掛けている。

(2020年12月31日付紙面より)

本の整頓をする子どもたち=28日、新宮市の中央児童館
おもちゃの拭き掃除
2020年12月31日
5 音楽で町を元気に  紀州まぐろ節で名産PR  (那智勝浦町 )
2020年12月31日
6 新宮港埠頭㈱が認証取得  和歌山県  
2020年12月31日
7 ハザードマップで早めの避難を  1月に全戸配布  (新宮市 )
2020年12月31日
8 金色のタイキンギク  高森交差点の近くで  (新宮市 )
2020年12月31日
9 短歌、俳句の時代 【新宮市】歌人がつなぐ今と昔 (熊野アーカイブ ~熊野に人あり、歴史あり。~ ⑧)
2020年12月31日
10 「愛された図書館を実感」  鵜殿図書館が閉館  (紀宝町 )
2020年12月31日
11 ミニ門松作りに挑戦  子どもから大人まで正月用に  (紀宝町 )
2020年12月31日
12 干支の名が付く牛の背、牛鼻神社  丑年の来年、訪れてみては  (紀宝町 )
2020年12月31日
13 望楼の芝などに臨時駐車場  初日の出観望の人出に備え  (串本町 )
2020年12月31日
14 格闘家にジビエ振興聞く  全員会議の一環で署員ら  (串本警察署 )
2020年12月31日
15 第4回定例会一般質問(終)  串本町議会  
2020年12月31日
16 熊野地方も積雪の恐れ  交通障害などに注意  
2020年12月23日
17 自信作手に「良いお年を」
 高田公民館でしめ飾り作り  (新宮市 )

 新宮市高田区の高田公民館(西徹分館長)は20日、新高田会館で「しめ飾り作り講座」を開いた。同区住民ら約20人が参加。同市元鍛治町で自営業を営む傍ら「御燈祭(おとうまつ)り」で上(あ)がり子たちが履く草鞋(わらじ)の制作を担う堅田裕見子さんを講師に招き、それぞれ趣向を凝らしたしめ縄作りに没頭した。

 以前、公民館行事で堅田さんから草鞋作りを学んだ同公民館。時節柄、しめ飾りの講習を要望する声も多く、それに応える形で開催に至った。希望者が多かったものの、新型コロナウイルス感染症拡大予防の観点から参加者を同区民限定とし、マスク着用や換気を徹底して実施された。

 この日の制作では、わらを継ぎ足しながら編んだしめ縄を、千代紙や折り紙で作った扇や紙垂で飾り付け。参加者らはそれぞれ好みの折り紙を選び、短冊に「賀正」「謹賀新年」「笑門福来」などの文字を書き入れた。しめ縄作りでは堅田さんからの手ほどきを受けた参加者らが試行錯誤しながらも縄を円形に整えていった。

 短冊に「しっぱいしてもそのままやれ」と書き入れ、しめ飾りを完成させた水口山(みなくち・さん)君(7)は「難しかったけどオリジナルの飾りができた」。講座を企画した同区の金子蘭さんは「意外と簡単にできて、大人も子どもも喜んでくれた。玄関に飾りたいと思います」と笑顔で話した。

 後継者育成の一端にと、公民館や小学校で草鞋作りの体験講座を行う堅田さん。「御燈祭り」に向け、今年は10月から草鞋を作り始めた。同祭の中止を受け「草鞋作りは過酷だが、祭りが終わると毎年達成感が得られる。制作者には継続が切れたことによりテンションが下がってしまう人もいる。多くの人に後継者が途切れることに対し危機感を感じていただければ」と話していた。

(2020年12月23日付紙面より)

個性あふれるしめ飾りを手に。一時的にマスクを取って記念撮影に応じた=20日、新宮市の新高田会館
堅田裕見子さん(左)からしめ縄作りを学ぶ参加者ら
2020年12月23日
18 万博までに開通を要望
 高速道建設協が横断幕  

 高速道路をつなぐ建設促進那智勝浦協議会(小阪三喜子会長)は那智勝浦新宮道路の市屋や浜ノ宮のインター付近に、昨年の掲揚分に加え、新たに「大阪・関西万博2025年までに開通!高速道路 串本太地道路」と記された横断幕を掲げ、機運を高めた。

 同協議会はこのほど、国土交通省や地元選出の国会議員などの元を訪問し要望活動に取り組んだ。

 10月には小阪会長や大江清一副会長、漆畑繁生副会長らと共に国交省の小林茂樹政務官と鳩山二郎政務官と面会。その後、自由民主党の二階俊博幹事長や鶴保庸介参議院議員、足立敏之参議院議員、門博文衆議院議員の元を訪ねた。

 11月には田辺市で開かれた「近畿自動車道紀勢線建設促進協議会」にも出席。さらには大阪府の国交省近畿地方整備局、田辺市の紀南河川国道事務所にも向かい声を届けた。

 要望書には全国的に、近年の大型台風や局地的豪雨などによる自然災害の多発、発生が懸念される南海トラフ巨大地震による津波で紀南地方は甚大な浸水被害が想定されるとし、唯一の幹線道路である国道42号の分断で、多くの「孤立地域」が発生すると記した。

 「防災」「減災」「国土強靱(きょうじん)化」3カ年緊急対策事業の7兆円確保は平成31年度事業化された紀伊半島一周高速道路の完成を加速するとし、感謝を示した。

 さらに「防災・減災等に資する国土強靱化基本法」にのっとり、「串本太地道路」の一日も早い多数箇所着工に向けた配慮を求める内容となっている。

 小阪会長は「2025年には道路の景色が変わる。人々の幸せにつながる道路。道路が変われば街も変わる。私たちはこのことを望んでいます」と話した。

(2020年12月23日付紙面より)

機運高める横断幕やのぼりが新たに掲げられた
自民党の二階俊博幹事長の元を訪ねた(那智勝浦町提供)
近畿地方整備局にも声を届けた(那智勝浦町提供)
2020年12月23日
19 清野健太郎君2連覇達成 ビブリオバトル県大会で (中高生読書まつり)

 串本町立串本西中学校3年、清野健太郎君が20日、本年度中高生読書まつりビブリオバトル和歌山県大会(以下県大会)に出場しチャンプ本に選ばれる高評価を収めた。2年連続の高評価で、22日夕方に田嶋勝正町長へ結果を報告するという。

 県大会は、県教育委員会主催、県立図書館主管。市町村単位の地域大会でチャンプ本に選ばれたバトラーが県立情報交流センターBig・Uに集まり、まず予選に臨みそのチャンプ本バトラーが決勝に臨む流れで評価の頂点を競い合った。

 清野君は前年度の県大会にも出場し、当時2年生ながらチャンプ本に選ばれた実力派。今回は推奨本「むかしむかしあるところに、死体がありました」の書評で挑戦し、まずは町教育委員会主催の地域大会でチャンプ本の評価を得て県大会出場権を獲得した。随行した同町教育委員会教育課によると、県大会予選は16人が4組に分かれて実施。清野君はその枠でもチャンプ本の評価を得て決勝へ進出。決勝での発表は投票前に「チャンプ本になる」と確信できるほど素晴らしかったという。

 本来であれば県大会の上位に全国大会があるが、前年度に続いて本年度もコロナ禍の情勢により中止。清野君は2度目の出場権も行使できない形で今回の挑戦を終える結果となった。

  □     □

廣瀬葵空さんが奨励賞に POPコンクール表彰も



 同まつりではPOP(ポップ)コンクールの表彰式もあり、同町立潮岬中学校2年、廣瀬葵空さんが奨励賞の表彰を受けた。

 コンクール名に掲げるPOPは、推奨本への興味を誘う吹き出し風のカード。中学生と高校生の2部門があり、廣瀬さんが応募した中学生の部には今回、391点の応募があったという。

 奨励賞は最優秀賞1点、優秀賞1点に次ぐ評価。廣瀬さんの作品は同町小中学生ポップコンクールで入賞こそ逃したものの秀作と評価されPOPコンクールへ応募。結果、奨励賞に選ばれた。

 直接表彰ではなく表彰伝達となるが、奨励賞に次いで佳作も25点選ばれていて同町関係では潮岬中1年松原琴音さん、串本中2年藤野遥さん、串本西中3年の赤松奏弥君、西向中2年田中こあさんの各作品が入賞したという。

(2020年12月23日付紙面より)

ビブリオバトル和歌山県大会で書評に臨む清野健太郎君=20日、県立情報交流センターBig・U(串本町教育委員会教育課提供)
奨励賞に選ばれた廣瀬葵空さんのポップ作品(同提供)
2020年12月23日
20 花で活性化や啓発を
 2団体が協力し球根植栽  (那智勝浦町 )

 環境保全活動や風景の良い場所づくりなどを展開する日本風景街道熊野(大坂憲久会長)と那智勝浦町狗子ノ川のチーム御所の地(建石修代表)は20日、同町狗子ノ川の通称「御所の地」の休耕田でチューリップとスイセンの球根の植え込みを行った。開花時期は来春を見込んでいるという。

 球根は10月に、田辺広域市町村と連携を図り交流を深めることを目的とした「地域連携によるチューリップ大作戦~花咲かそう!街咲かそう!人咲かそう!交流会フォーラム~」において、「花いっぱい運動」に協力する各団体に贈呈されたもの。近畿建設協会から支援を受けている。

 まちづくりや環境保全に取り組むふるさと共会の代表理事も務める大坂会長によると、両団体での共同作業は初で、知人や行政に協力者を尋ねたところ、建石代表の名前が挙がり今回に至ったという。

 また、この植栽は地域の活性化や住民・来町者への癒やしの場の提供とともに、来年10月30日(土)から和歌山県全域で開催される「紀の国わかやま文化祭2021(第36回国民文化祭、第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会)」の啓発も兼ねているという。球根が植えられた箇所付近には同文化祭を知らせる小さなのぼりも設置された。

 8年前から休耕田にコスモスを植え、人々の目を楽しませている建石代表は「花好きの方も多いと思うので勝浦が花いっぱいになればうれしい。新型コロナウイルスの影響で暗い時代になっているので、ぜひ来年4月ごろに満開となったチューリップを見て癒やしてもらえたら」と語った。

 大坂会長は「町の活性化や癒やしのために皆さんで知恵を絞り予算化して花を増やしていきたい。花と人、人と人のコミュニケーションづくりの場になっていただければ」と話した。

(2020年12月23日付紙面より)

さまざまな思いを込め、チューリップを植える=20日、那智勝浦町狗子ノ川
2020年12月23日
21 串本JFCがV
 2020少年サッカー新人戦  
2020年12月23日
22 豊かな人間性を養って
 硬式野球体験練習会  (南紀ボーイズ )
2020年12月23日
23 新宮高校女子が優勝飾る
 新宮市長杯女子サッカー大会  
2020年12月23日
24 矢渕中の授業や部活を見学  町内4小学校の6年生が  (紀宝町 )
2020年12月23日
25 和紙でランプシェード作る  神内小の4年生9人が  (紀宝町 )
2020年12月23日
26 ウミガメなどPR映像を投影  紀南高の生徒らが制作  (ウミガメ公園 )
2020年12月23日
27 「新成人を祝う会」中止  田辺市本宮町  
2020年12月23日
28 快適で美しい景観保つ  新宮市・那智勝浦町で県職員が清掃活動  
2020年12月23日
29 3年生の体験談から学ぶ  新翔高校で「先輩が先生」  (新宮市 )
2020年12月23日
30 3歳児が歌やダンス  はまゆう・こども園で参観  (新宮市 )
2020年12月23日
31 今年はマスクのサンタ人形  那智勝浦町「エスト」  
2020年12月23日
32 歌の魅力と季節感味わう  丹鶴幼でミニコンサート  (新宮市 )
2020年12月23日
33 中畑さんが厚生労働大臣表彰 生活・食品衛生優秀施設に伝達も (東牟婁振興局)
2020年12月23日
34 中高4組が県コン進出 アンサンブルコンテスト紀南地区大会 (紀南吹奏楽連盟)
2020年12月23日
35 ツリー飾りサンタが感謝  児童館クリスマス会実施  (古座川町 )
2020年12月23日
36 第4回定例会一般質問①  串本町議会  
2020年12月10日
37 マリーゴールドで草花染め
 更生保護女性会が宇久井保で  (那智勝浦町 )

 那智勝浦地区更生保護女性会の会員5人が8日、那智勝浦町立宇久井保育所(山田有美所長、園児83人)を訪問し、5歳児25人と草花染めを楽しんだ。園児たちはマリーゴールドの花を煮出した染色液で木綿の布が染まっていく様子を観察し、完成したオリジナルハンカチを手に笑顔を見せていた。

 同会は青少年の健全育成に努めるとともに、非行や犯罪に陥った人々の社会復帰を支援する団体。愛の協賛金募金や社明啓発活動、地域の子どもたちの見守り、薬物乱用防止啓発活動など、地域に更生保護の土壌をつくり上げる活動を展開している。

 この日は晴天に恵まれ、園庭で作業をした。園児たちはどんな色に染まるのかわくわくしながら鍋をのぞき込み、発色を促進させるミョウバンの化学反応で染色液が濃い黄色に変化すると「うわー」と驚きの声を上げた。

 模様を付けるために輪ゴムで縛った箇所をほどくと「かわいい模様になっている」と喜び、園庭にハンカチを干した。

 同会の丸本弘美さんは「今年は新型コロナウイルス感染症の影響でほとんど活動ができておらず、子どもたちとの交流も久しぶり。元気な姿が見られて良かった」と語った。

 最後に、園児たちから花と手作りの眼鏡掛けのプレゼントがあった。

(2020年12月10日付紙面より)

こんな色に染まったよ=8日、那智勝浦町立宇久井保育所
全員で記念撮影
2020年12月10日
38 飼い主と愛犬の運動会
 犬馬鹿倶楽部恒例の催し  (新宮市 )

 熊野市から串本町までの会員らで組織する犬馬鹿倶楽部(瀧本美鈴代表、会員60人)は6日、新宮市佐野の黒潮公園で毎年恒例の「犬馬鹿大運動会」を開催した。飼い主と愛犬がコミュニケーションを取りながら、障害物競走やリレーなどさまざまな種目に挑んだ。

 同倶楽部によると、運動会は21回目を迎え、月1度のしつけ教室の成果を披露するとともに会員同士の交流を図ることが目的だという。今年3月実施予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から延期となっていた。

 この日は約40頭の犬が参加。午後のプログラム1番目の「おいでおいで」は愛犬がグラウンドの上に準備された犬用玩具やおやつに気を取られず、待機する飼い主の元までたどり着ければゴールという種目。

 スタートを告げる笛の音と同時に飼い主が愛犬の名前を連呼。玩具やおやつに気を取られる犬や、真っ先に飼い主の元へ駆け寄る犬もおり、会場は大いに盛り上がった。その後は水運び競争やあめまきが行われた。

 瀧本代表は「倶楽部を通して会員同士が仲良くなり、犬にとっては集団行動を学んでほしい。今後も会員さんたちに楽しんでいただけたらうれしい」と語った。

(2020年12月10日付紙面より)

飼い主の元へ駆け寄る=6日、新宮市の黒潮公園
さまざま種目が行われた(来場者提供)
2020年12月10日
39 地域の協力得てスイセン植栽
 ウオークラリーで交流深める  (相野谷小・中 )

 紀宝町の相野谷中学校(佐藤光一校長、生徒20人)と相野谷小学校(岩本直樹校長、児童53人)は7日、人権フォーラムを開催。地区住民の協力を得て、児童生徒が小学校近くの土手にスイセンの球根を植えた。協力して作業し、来春に咲く美しい花を楽しみにしていた。

 人権フォーラムは、児童生徒が地区住民と一緒に環境美化活動に取り組むことで、地域の自然を愛する心を育み、つながりを深めることが目的。スイセンの植栽は15年ほど前から始まり、小中合同は5年目。大里、井内両地区の農村環境活動組織が県の交付金を活用して球根を用意した。

 相野川沿いに集合後、原章三さんが「これからも皆さんと一緒に地域に花を咲かせたい。一緒に頑張りましょう」と呼び掛けた。作業は約300㍍間で行い、中学生が掘った15㌢ほどの穴に小学生がスイセン800球を植えた。

 植栽後は小中学生が7、8人でチームを組み、ウオークラリーを開催。同中生徒会の田中楓会長(2年)が「みんなで頑張ろう」とあいさつし、各チームで自己紹介した後、10チームが約2㌔のコースに出発。チームで協力してピンポン球つかみやジェスチャーゲームに挑戦、クイズを解きながらゴールを目指し、交流も深めた。

(2020年12月10日付紙面より)

相野川沿いにスイセンの球根を植える=7日、紀宝町大里
ウオークラリーでゲームに挑戦
2020年12月10日
40 大前の儀営み礼を尽くす
 木葉神社例祭「祢んねこ祭り」  (串本町 )

 串本町田原にある木葉神社(井谷正守宮司)で6日、例祭「祢(ね)んねこ祭り」があった。コロナ禍の情勢を鑑み、今年は本殿大前の儀のみ執行。田原区の和田充旦区長ら11人が代表参列し、井谷宮司と共に主祭神への礼を尽くした。

 この神社は、JR田原駅の北東に位置。木花咲耶姫(このはなさくやひめ)を主祭神とし、古くから「祢んねこの宮」と親しまれ子授け、安産、子安の信仰を集めている。その特色は奉仕にも色濃く宿り、近年は12月第1日曜日に営まれている例祭ではご飯持ちみこや子どもみこ、童子といった子役の奉仕や子守の所作の奉納など他に類を見ない内容が含まれる。その特殊性もあり、県の無形民俗文化財に指定されるところともなっている。

 例祭は大きく▽朝日遙拝行列▽本殿大前の儀▽子守り神事―から成り、子守り神事の口上が例祭の通称の由来となっている。田原獅子保存会の全頭奉納や公民館田原支館の農産物品評会・区民展といった奉賛行事も含めた全体で区内きってのにぎわいを見せ、区内だけでなく出身者の帰省や拝観も多く集めている。

 この状況がコロナ禍の情勢において妥当か、と関係団体で結成する祢んねこ祭り保存会は9月13日の会合で協議し、今年に限り代表参列による本殿大前の儀(子どもみこの奉納を除く)のみとすることを決断。諸奉仕の大半を中止する異例の形で本祭を迎える形となった。

 当日は和田区長、田原獅子保存会の井本悟会長ら、神社役員が代表参列。沸かした釜湯にササの葉を浸しそのしずくで身を清める古式の修祓(しゅうばつ)「湯立ての儀」を経て井谷宮司が祝詞や玉串を神前にささげ、参列者も続いて主祭神への礼を尽くした。

 その他の行事はなかったが本祭に合わせて訪れた人々が本殿大前の儀終了後、開扉された神体をじかに参拝するなどした。和田区長は「このような状況になってしまったのは残念だが、こうして神事ができただけでも良かった。この残念な気持ちを糧にして、来年の再開を盛り上げていけたらと思う。田原も高齢化でお年寄りが多いだけに、コロナだけではなく全てにおいて健康で幸せに暮らせることを願いたい」と思うところを語った。

(2020年12月10日付紙面より)

本殿大前の儀を営み主祭神への礼を尽くす代表参列者ら=6日、串本町田原の木葉神社
2020年12月10日
41 12月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2020年12月10日
42 野球の楽しさ知って
 勝浦ヤンキースが体験会  (那智勝浦町 )
2020年12月10日
43 初日に3人が登壇  新宮市議会一般質問①  
2020年12月10日
44 コロナ対策など16件可決  12月定例会が開会  (那智勝浦町議会 )
2020年12月10日
45 成長した姿に拍手  太田小で学習発表会  (那智勝浦町 )
2020年12月10日
46 古道で奉仕の心学ぶ  日本空手協会県本部が松本峠で清掃活動  (熊野市 )
2020年12月10日
47 忘年会でレクゲーム  ふれあいサロン牡丹  (紀宝町 )
2020年12月10日
48 小さな主役がダンスや演奏披露  飯盛、成川、相野谷保で発表会  (紀宝町 )
2020年12月10日
49 幼年~中学生29人が対戦  第44回防犯少年剣道大会  (串本警察署管内 )
2020年12月10日
50 家計や特産品生産を支援  コロナ対応2事業を発表  (古座川町 )
2020年12月10日
51 作家招き影絵創作に挑戦 町内2カ所でワークショップ (かんりん文庫)
2020年12月10日
52 「謙虚に真摯に取り組む」  岡田秀洋教育長を再任  (那智勝浦町 )
2020年12月09日
53 協力呼び掛け市内回る
 歳末助け合い托鉢  (新宮仏教会 )

 新宮仏教会(会長・後藤太道清閑院住職、11寺)は8日、新宮市大橋通の淨泉寺で成道会(じょうどうえ)の法要と「歳末助け合い托鉢(たくはつ)」を実施した。同会加盟寺院の僧侶13人が網代笠姿で市内を回った。

 成道会は釈迦(しゃか)が菩提樹(ぼだいじゅ)の下で悟りを開いたとされている12月8日を記念して行う法会。2月15日の涅槃会(ねはんえ)や4月8日の降誕会(こうたんえ=花まつり)と並んで三大法会の一つとなっている。托鉢は1922(大正11)年ごろから行われている。集まった寄金は市福祉協議会に寄付された。

 法要を営んだ後、僧侶たちは同寺を出発。国道42号沿いやJR新宮駅前、仲之町商店街などを回り、ずだ袋を掛けて「恵まれない子どもたちに温かなお正月を」と呼び掛ける声に、市民らは「ご苦労様です」と応えながら浄財を入れていった。

 後藤住職は「多くの方たちの温かい気持ちに大変感謝しています。人々は助け合いなどの思いでつながっていると感じています。今後も継続し、微力ではあるが役に立てれば」と話していた。

 新宮仏教会加盟寺院は▽松巌院▽淨泉寺▽瑞泉寺▽清閑院▽清蔵寺▽清凉寺▽専光寺▽宗応寺▽東仙寺▽遍照院▽本廣寺。

(2020年12月9日付紙面より)

市内を回り協力を呼び掛ける僧侶たち=8日、新宮市大橋通
歳末助け合い托鉢に参加した新宮仏教会の皆さん
2020年12月09日
54 U・Iターン者が魅力発掘
 ローカル情報発信Lab  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町で6日、「ローカル情報発信Lab.in和歌山2020」が開かれた。白浜町や上富田町、田辺市など県内在住のU・Iターン者14人が町内をフィールドワークし、各自の会員制交流サイト(SNS)に「魅力発信レポート(ハツレポ)」を投稿した。

 同Labは和歌山県移住定住推進課主催。「わかやま暮らしって最高だよね」という気持ちを持つU・Iターン者に地域の魅力を取材・発信するスキルを身に付けてもらい、若者の移住・定住につなげる狙いがある。

 東京を拠点にローカルの隠れた魅力を発掘発信する合同会社イーストタイムズの中野宏一代表が講師を務め、基本的な記事作成のノウハウを教えた他、県内6エリアを歩いて魅力を発掘した。

 この日は駅周辺のいざかた通りや漁港を散策し、オンライン宿泊で話題を集めているゲストハウス「WhyKumano」の後呂孝哉さん、今年3月にIターンで料理店「エルカミーノデルポエタ」をオープンした佐藤由明さん、さゆりさん夫妻にインタビューをした。はえ縄漁に使われていた瓶玉のツリーやマグロの無人販売を物珍しげに写真に収める姿も見られた。

 今年3月に白浜町へ移住した原田晃さん、織枝さん夫妻は「以前那智勝浦町に来たときは、ホテルや那智の滝などの『観光地』だけ見て満足しており、全然町歩きをしていなかった」と振り返り、「駅を下りたらすぐに土産屋や飲食店があり、散策できるスポットがたくさんあるのが魅力的だ」と語った。

 講師の中野代表は「とてもエネルギーのある町。地元の人がSNSに投稿した情報が直接誰かに届くソーシャルメディアの時代には、辺境にある地域こそチャンス」と話していた。

 参加者のハツレポは、イーストタイムズのニュースサイト「ローカリティ!」の他、フェイスブックの同Labのページでも読むことができる。

(2020年12月9日付紙面より)

いざかた通りを散策=6日、那智勝浦町
インタビューに答える「WhyKumano」の後呂孝哉さん(右)
2020年12月09日
55 エ号追悼式典動画を配信
 町の公式HPでも視聴可  (串本町 )

 串本町が4日、動画「日本トルコ友好130周年事業エルトゥールル号(以下エ号とする)追悼式典」の配信を始めた。同町公式ホームページ(HP)のお知らせ欄にリンクを貼るなどして視聴できるようにしている。

 この式典は9月16日、同町樫野にあるトルコ軍艦遭難慰霊碑で実施。コロナ禍の情勢を考慮し、現地参列を最小限に抑え、彬子女王殿下や駐日トルコ共和国大使館はインターネット経由でオンライン参列する形で営み、一般など参列できなかった人向けに動画共有サービス「YouTube(ユーチューブ)」内でライブ中継もした。

 その内容を編集したのが、今回配信を始めた動画。▽エ号遭難救助の解説(約6分30秒)▽町長メッセージ(約1分40秒)▽式典の概要(約1時間5分)―で構成され、日本語版とトルコ語版の2種類がある。

 配信元はYouTubeの串本町総務課チャンネルで、課名でサイト内検索するとチャンネルや配信している動画が見つかる。利便を図るため、同町公式HPからも視聴できるようにしている。

 視聴は無料だが1時間超の動画となるため、スマートフォンやタブレットなどの通信端末で視聴する場合はWi―Fi(ワイファイ)環境の利用が望ましい。問い合わせは同課(電話0735・62・0555)まで。

  □     □

周年にちなむ楽曲演奏も 海自佐世保音楽隊の配信



 同町は動画配信開始のお知らせと合わせて、10日(木)午後7時からライブ配信される海上自衛隊佐世保音楽隊クリスマスコンサートも公式HPで告知している。

 日本トルコ友好130周年にちなんだ楽曲の演奏や串本とトルコの関係の紹介を内容の一部に含んでいて、佐世保地方総監部によると全体で約2時間(中休憩20分を含む)となるプログラムの第1部後半(午後7時28分ごろから9分程度)でこれら演奏や紹介を盛り込んでいるという。

 配信元は海上自衛隊YouTubeチャンネルで、同課のようにサイト内検索すると見つかる。視聴無料だが、スマートフォンやタブレットなどの通信端末で視聴する場合はWi―Fi環境の利用が望ましい。

(2020年12月9日付紙面より)

配信を始めた動画のサムネイル画像(串本町総務課提供)
2020年12月09日
56 対策取って10カ月ぶりに開催
 道の駅「たいじ」で朝市  (太地町 )

 太地町森浦の道の駅「たいじ」(〆谷(しめたに)和豊駅長)で6日、10カ月ぶりとなる朝市が開催された。「やつらが道の駅たいじの朝市に帰ってくるぅ~!」と銘打ち、12店舗が並び、多くの来場者が地元の海産物や鯨加工品などの買い物を楽しんだ。

 同駅含め、出店者らはマスクやフェースシールドを着用し、アルコール消毒やソーシャルディスタンスなど、新型コロナウイルス感染対策をじゅうぶんに取った上で朝市の運営を行った。

 また、この日は町民や町、南紀くろしお商工会などで組織される太地町特産品開発研究会(小出勝彦会長)が鯨肉の串焼きを試食として提供。試食後に感想などのアンケートを取った。

 同会は鯨の食文化を後世に残し、発信するために鯨料理のレシピを収集し、レシピ本を作成するという。完成後は町民に無料配布する予定。来場者はユズが入ったみそに漬け込んだ鯨肉の串焼きに「おいしい」「やわらかい」と舌鼓を打った。

 〆谷駅長は「朝市が開催できてありがたい。ないとさみしい。今後はコロナと共存する形になると思うので、そのたびに状況を見ながら実施していきたい」と話した。

(2020年12月9日付紙面より)

にぎわった10カ月ぶりの朝市=6日、道の駅「たいじ」
2020年12月09日
57 神倉少年野球クラブがV
 県軟連東牟婁支部学童部新人大会  
2020年12月09日
58 中辺路ジュニアが優勝
 地元勢は串本が2位  (熊野三山小学生バレーフェスタ )
2020年12月09日
59 労働災害防止を図る  フルハーネス型の特別教育  (那智勝浦町 )
2020年12月09日
60 需要増を前に技術学ぶ  岩見悠紀子さん招き講習会  (県美容業生活衛生同業組合新宮支部 )
2020年12月09日
61 「警察官ってすごい仕事」  神倉小3年が社会科見学  (新宮市 )
2020年12月09日
62 感染症予防しつつ再開へ  ふれ愛カフェ・よりみち  (古座川町 )
2020年12月09日
63 入賞作品を色紙で発表  本年度人権標語展示中  (古座川町 )
2020年12月09日
64 当局15案件を上程して審議  古座川町議会第4回定例会始まる  
2020年12月09日
65 小中学生7人が書評に挑戦  ビブリオバトル町大会  (古座川町教委 )
2020年12月09日
66 地域の清掃活動に取り組む  学校環境デーの一環として  (相野谷中 )
2020年12月09日
67 連携プレーで命救う  消防本部が救命処置の3人に感謝状  (熊野市 )
2020年12月09日
68 総合優勝は紀宝空手に  南郡・熊野スポ少大会「空手の部」  (紀宝町 )
2020年12月09日
69 「全国最優秀」の栄冠つかむ  合奏コンクール「金賞」を報告  (矢渕中吹奏楽部 )
2020年12月04日
70 労働災害の防止目指し
 建設工事パトロール実施  (新宮労基署 )

 新宮労働基準監督署(中前英人署長)は1日、新宮市佐野の株式会社エフオン新宮発電所新設工事現場でパトロールを実施。労働災害防止の啓発に努めた。

 パトロールは年末年始無災害運動(12月1日~1月15日)期間中の取り組みの一環。慌ただしい年末年始において、大掃除や設備の保守点検などの作業が多くなることに加え、積雪や凍結による転倒などの危険が増すなど労働災害発生の危険性が危惧される中、安全管理意識を引き締め、経営者・労働者が一丸となって安全衛生活動を推進し、無災害で乗り切る状況を促すことを狙いとしている。本年度の標語は「きっちり確認 ゆっくり休息 しっかり準備 年末年始無災害」。

 和歌山県の11月10日現在の労働災害件数は781件。昨年同時期から9件減少しているものの死亡事故は6件に増加しており、予断を許さない状況となっている。

 この日は和歌山労働局の片野圭介・労働基準部長と新宮労働基準監督署の松尾駿・労働基準監督官が現地を訪れ▽墜落・転落災害の防止▽建設機械、クレーン等災害の防止▽倒壊、崩壊災害の防止▽火災・爆発等災害の防止▽職業性疾患の防止―などを重点的にパトロールを実施した。

 同社技術統括部の水野泰朗副部長が工程調整会議の実施や、作業エリアや工事車両、重機配置などの調整にデジタル野帳アプリを使用していることなどを説明。施工を行う株式会社大林組からも各種パトロールの実施や情報発信・共有のために現場対応ビジネスアプリを導入しているなどの紹介があった。

 パトロールを終え、片野労働基準部長は「段差などにも配慮されており、きれいに作っていただいている。事故の起こりにくい現場と感じた」などと講評。さらなる安全管理の徹底を求めた。

 同社の発電所は来年秋ごろの完成を予定しており、そこから試運転を経て2022年3月から運転を開始する予定。発電所の定格出力は1万8000㌔㍗で、年間発電量は一般家庭約3万世帯分となる。年間稼働日数は330日(24時間稼働)。燃料として県内や近隣県から調達した木質チップを年間約18万㌧使用する。

(2020年12月4日付紙面より)

建設工事をパトロールした=1日、新宮市佐野
2020年12月04日
71 「力強く、前へ」 来年のえと色紙が完成 (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で2日、来年のえと「丑(うし)」の色紙が完成した。九鬼宮司が7月初旬から墨とポスターカラーで描いていた。色紙は手描き1000枚、印刷2000枚を用意。手書きは元旦以降祈とう(有料)を受ける参拝者らに授与され、印刷は2000円で3日から授与されている。

 手描きの色紙には太陽を背にした黒牛を描いた。牛の輪郭を描く線に、鋼のよろいをイメージした金色を使用し「世界中の人々が難局を取り除きながら新たな一歩を踏み出し、大きく羽ばたくことのできる明るい年であるように」と願いを込め「翔」の文字を書き入れた。

 印刷の色紙には真正面を見据える青牛。背中には「いい一年を」と鏡餅を背負っている。青色に医療従事者への感謝を込め、「よみがえりの地」熊野から新たな出発を興してほしいとの思いから「出発」の文字を添えた。それぞれの色紙に「祈 コロナウイルス終息」の印が金色と銀色で押されている。

 九鬼宮司は「共に新型コロナの終息を願って仕上げた。皆さんが力強く前に進む一年であってほしい」と色紙に込めた思いを語った。

 印刷色紙は郵送も可能(送料別途)。問い合わせは同大社(電話0735・42・0009)まで。

(2020年12月4日付紙面より)

色紙の制作に当たる九鬼家隆宮司(左)=2日、熊野本宮大社
2020年12月04日
72 橋杭海水浴場に防砂ネット
 冬の飛散抑えるため設置  (南紀串本観光協会 )

 南紀串本観光協会(島野利之会長)が3日、会員や関係者の協力を得て串本町くじ野川にある橋杭海水浴場に防砂ネットを設置した。

 環境省「快水浴場百選」の一つに数えられる同海水浴場は、橋杭岩や紀伊大島を望める開放感や良好な水質、絹のようになめらかな砂浜を特色とする。他方、冬場に強く吹き抜ける風で砂が舞いやすく、近隣への飛散とそれによる砂浜の目減りを抑えるためシーズンオフ中にこのネットを設置している。

 この日は中村洋介副会長ら14人が作業に参加。設置場所は遊泳区域内の砂浜で、海岸線に対して垂直となる方向へ高さ約1㍍、幅約12㍍のプラスチック製ネット16枚を約4㍍間隔で張り、過去の使用で破れた部分を取り除いた短めの再利用ネット3枚も追加で設置して約80㍍幅で飛散抑制の対処をした。

 設置期間はシーズンイン直前の来年3月末前までを予定。舞い上がった砂を飛散する前にネットへ当てて落とす仕組みで、例年ネットが半ば埋まるぐらいの飛散抑制効果を発揮している。本年度は県事業により、遊泳期間終了後に砂1100立方㍍が追加されたところ。新たな砂が少しでも飛散抑制できることを期待して作業を締めくくった。

(2020年12月4日付紙面より)

遊泳区域の砂浜に防砂ネットを張る会員や職員、観光関係者=3日、串本町くじ野川
2020年12月04日
73 会員増強などに貢献
 大林さんに全商連会長表彰  (南紀くろしお商工会 )

 女性会員の増強などに貢献したとして、南紀くろしお商工会女性部部長で和歌山県商工会女性部連合会の理事を務める大林幸子さんが全国商工会連合会会長表彰・女性部功労賞を受賞した。2日、那智勝浦町商工会館で伝達式が行われ、同商工会女性部の辻本圭子副部長や中村美紀子副部長、会計の東佳代さんが祝いに駆け付けた。

 同商工会によると、例年、東京都渋谷区のNHKホールで商工会全国大会が開催され、総理大臣や参議院・衆議院の議員などを含む約2000人規模で実施されているという。

 今年は商工会法施行60周年記念の節目の大会だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を縮小して開かれた。コロナの影響を鑑み、和歌山県からは県商工会連合会の代表のみが出席した。

 同商工会に在籍し40年以上が経過した大林さん。女性部の部長は6年目となり、これまで会員増強やさまざまな商工会活動などに尽力してきた。

 女性部として2015年に中小企業庁長官表彰を受賞、その翌年に部員増強の年間実績が1位となり、全国商工会女性部連合会から表彰されている。それらの活躍を含め、県商工会連合会が大林さんを推薦し、今回の表彰に至った。

 同商工会の森川起安会長は「私が会長を務めて19年目だが、このような賞を受賞したのは初めて。私にとっても名誉なこと」と評価。

 「これだけ多くの女性会員を増強できたのは全国でも珍しい。組織にとって大きな力だからこそ表彰されたのだと思う」と語った。

 大林さんは受賞について「商工会の皆さまや女性部の皆さまのおかげ。慢心することなく、これからも高みを目指していく決心であります」と話した。

(2020年12月4日付紙面より)

全国規模の表彰を受賞した大林幸子さん(前列右)と伝達した森川起安会長(同左)、祝いに駆け付けた南紀くろしお商工会女性部の役員の皆さん=2日、那智勝浦町商工会館
2020年12月04日
74 県大会優勝を報告
 那智勝浦少年野球クラブが訪問  
2020年12月04日
75 優勝はKING・Y
 新宮市民スポ祭兼連盟杯社会人大会  (紀南バレーボール連盟 )
2020年12月04日
76 デザインを考え楽しむ  宇久井ビジターで「リース作り」  (那智勝浦町 )
2020年12月04日
77 音楽に合わせ発声実践  スポーツボイス体験会  (新宮市 )
2020年12月04日
78 女性のためのスマホ講座  県シルバー人材センター  (那智勝浦町 )
2020年12月04日
79 感染予防や対策学ぶ  ゆうゆうクラブ女性部が講習会  (新宮市 )
2020年12月04日
80 疫病封じの床浦大明神  大泰寺で年末年始にお札授与  (那智勝浦町 )
2020年12月04日
81 協力して地域をきれいに  緑丘校区クリーン作戦  (新宮市 )
2020年12月04日
82 家族らの応援受けて挑む  高池小が持久走大会実施  (古座川町 )
2020年12月04日
83 スマホのルールを決めよう  インターネット講座  (成川小 )
2020年12月04日
84 事業所で交通安全の推進を  安全運転管理推奨像の伝達式  (紀宝署 )
2020年12月04日
85 元気いっぱい劇や演奏披露  自作の物語を保護者に  (うどの幼 )
2020年12月04日
86 高齢者等見守り活動を  2事業者と協定を締結  (紀宝町 )
2020年12月04日
87 お悔やみ情報