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2024年04月26日
1 SF公募文学賞を受賞
 作品は無料閲覧が可能  (新宮市出身の木下充矢さん )

 新宮市出身の木下充矢(みつや)さん(59)がこのほど、公募文学賞である第11回日経「星新一賞」の一般部門の優秀賞(アマダ賞)に輝いた。タイトルは「彼方には輝く星々」。「思い残すことはないぐらいの喜びがある」と話している。作品は日経電子版などで無料で読むことができる。

 日経(日本経済新聞)の星新一賞は、ショートショート作品で知られた作家の星新一の名を冠した賞で、SF(空想科学小説)のような理系的発想に基づいた短編小説などを対象としている。木下さんは、千穂小、緑丘中、新宮高校を卒業し、大学進学を経て現在は兵庫県に在住。昔からSFが好きで乱読してきたという。

 小説を書き始めたのは2013年ごろ。「いろいろな賞に応募したが入賞できず、今回が10年目にして初めて」と語る。創作には苦労もあり「仕事が忙しく、でもぎりぎりまで原稿がまとまらず、締め切り5分前にトイレの中で立ったままスマホで投稿(して応募)した」と明かす。

 星新一についても思い入れがある。「この人がいなければ、日本のSFが今のような幅と奥行きを持つことはなかったのではないか。その名を冠した賞を頂き、夢なら覚めてほしくないぐらいうれしい」と伝える。

 同賞受賞者の座談会で7月には、長野県で行われる日本SF大会「やねこんR」に出席を予定している。「長年のSFファンなので、この種のイベントには何度も参加したが、壇上に上がるのは初めてで緊張している」と述べる。

 SFファンとして当然のごとく、串本町のロケット打ち上げは観覧会場で参加していた。「次の挑戦に期待している。ぜひ成功してほしい」と話す。

(2024年4月26日付紙面より)

日経「星新一賞」を受賞した木下充矢さん(提供写真)
2024年04月26日
2 新規事業や予算を可決
 4年目の運行決定受け  (銀河受入協議会 )

 JR西日本が運行する観光長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の紀南コースの4年目の運行が決まったことを受け、その受入協議会(田岡実千年会長=新宮市長)の総会が24日、新宮市役所別館であった。10人が参加。本年度事業として▽地域内周遊▽誘客促進▽受け入れ環境構築▽地域内活性化―などの事業に取り組んでいくことなどを決めた。

 紀南コースは京都―新宮間で運行。4年目は7月1日(月)から9月25日(水)まで、週2回の往復21運行を予定している。同協議会は、継続運行や地域振興などを目指し、沿線市町村や県などで構成している。

 開会に当たり、田岡会長があいさつ。昨年度は紀南コースに約4500人が乗車したこと、本年度の運行決定などに言及し「皆さんの協力のおかげ」と感謝。「今年は『紀伊山地の霊場と参詣道』の世界遺産登録20周年の節目の年。盛大なおもてなしをさせていただければ」と話した。

 富澤五月JR西日本近畿統括本部和歌山支社長もあいさつ。昨年の紀南コースで前年度比の約1・5倍が利用したことなどを紹介。7月から9月には県とJR西、グループ会社で「和歌山キャンペーン」を実施することを説明し「一層ブラッシュアップして楽しんでもらい、相乗効果を発揮できるようにしたい。ご協力を」と呼びかけた。なお、昨年度の乗車率は74%だった。

 本年度は新規事業として、沿線7市町村を舞台にした「紀南地方クイズラリー」を行うほか、2号車の洗面台・女性用更衣室に「和歌山産アメニティ」を設置。車内で「イセエビふれあい体験」や「和歌山アロマ体験」を計画している。

 田嶋勝正副会長(=串本町長)より「(銀河の乗客に)スマホで絶景や笑顔の写真をSNS(交流サイト)で送ってもらい、良いものに商品(を贈る)など考えてみては」との提案があった。事務局は「中身を精査して、やる方向で検討したい」と応じた。富澤支社長は「コンテストか、いろいろなすてきな写真をあげるか、どんなことができるか考えたい」と述べた。

(2024年4月26日付紙面より)

新規事業案など協議した=24日、新宮市役所別館
2024年04月26日
3 紀南学園に絵本を寄贈
 こどもまんなか児童福祉週間  (新宮市 )

 「こどもの日」(5月5日)から1週間は、こども家庭庁が定める「こどもまんなか児童福祉週間」。24日には、新宮市の児童養護施設紀南学園(鳥居祐起生学園長)に東牟婁振興局健康福祉部の木戸上克久部長が訪問し、激励品として園からリクエストのあった5冊の絵本を贈った。

 社会の宝である子どもたちが家庭や地域において、豊かな愛情に包まれながら育っていけるよう、国民全体で考えることを目的としている。今年の標語は「すきなこと どんどんふやして おおきくなあれ」。和歌山県でもさまざまな行事が行われている。

 絵本を受け取った子どもたちは、元気いっぱいに「ありがとうございます!」。鳥居学園長は「子どもたちもとても喜んでいる」と感謝した。

 木戸上部長は「たくさんの本を読んで興味関心を広げ、いろいろなことにチャレンジしてほしい。何より元気で健康に育ってくれることを願っている」と話していた。

(2024年4月26日付紙面より)

木戸上克久部長が絵本を手渡す=24日、新宮市の紀南学園
2024年04月26日
4 優勝は坂野医院
 第201回職場対抗ボウリング大会  
2024年04月26日
5 坂本博規さんが優勝飾る
 令和6年度第1回クラブ大会  (なちかつGGC )
2024年04月26日
6 観客の声援受け雨の中激走
 奥熊野いだ天ウルトラマラソン  
2024年04月26日
7 新宮夜遊びマップ  女性も安心な店を紹介  
2024年04月26日
8 貸し出しベストリーダー  町立図書館で展示中  (那智勝浦町 )
2024年04月26日
9 音楽に合わせて体動かす  正明保で本年度初のリトミック  (新宮市 )
2024年04月26日
10 新宮城跡のマップ入れ  店先に専用ボックス設置  (イル・ド・フランス )
2024年04月26日
11 縦割り班で初顔合わせ  下里小で1年生の歓迎会  (那智勝浦町 )
2024年04月26日
12 田んぼ一面に苗を植える  近大新宮中1年生が今年も  (新宮市熊野川町 )
2024年04月26日
13 婚姻に伴う新生活に助成  結婚新生活支援事業導入  (串本町 )
2024年04月26日
14 湿潤な木陰に白花咲く  ミドリハカタカラクサ  (串本町 )
2024年04月26日
15 当局から報告を受け意見  保福セで区長連合会総会  (古座川町 )
2024年04月26日
16 40周年記念事業を計画  御浜町文化協会が総会  
2024年04月26日
17 被害者、加害者にならないよう  矢渕中でネットモラル教室  
2024年04月26日
18 戦争の悲惨さ、どう次世代へ  高齢化の中 遺族会が継承模索  (紀宝町 )
2024年04月26日
19 マルバウツギの花  那智勝浦町宇久井  
2024年04月26日
20 お悔やみ情報
  
2024年04月21日
21 新宮―白浜間に補助
 子ども団体の列車移動  (条件合致なら無料 )

 紀勢本線活性化促進協議会新宮白浜区間部会の会合が19日、新宮市役所別館であった。20人が出席。主に同区間沿線の子どもの列車での団体移動に際し、同区間内の料金の一部を補助することを決めた。条件によっては実質無料となる。5月1日からの実施を目指す。

 同協議会は、紀勢本線の活性化を目的に、県内24市町村で組織。その新宮白浜区間部会は、同区間の厳しい収支状況を受け設置した。白浜町以南の8市町村と県、JR西日本和歌山支社、和歌山大学で組織している。補助事業は行政とJR西より負担金を集めて行う。

 補助の正式名称は「校外学習等支援事業」。同区間の沿線自治体と古座川町、北山村にある幼保小中高の子どもと引率者で構成する8人以上の団体が対象となる。

 補助要件は、乗降に同区間内の駅が含まれていること。校外学習などで列車移動する際、同区間内の運賃および特急料金の一部を補助する。

 具体的には、同区間内で特急を利用しない場合は普通運賃の全額、利用する場合は団体割引以外の全額が補助となる。例えば新宮・東牟婁の学校の団体が列車で白浜町に移動する場合、実質無料で行けることになる。同区間外まで移動する場合は、区間外は通常料金となる。

 この他、「教育旅行誘致事業」として、教育旅行やスポーツ合宿で同区間内に来訪する団体に対し、料金の一部を補助することも決めた。これも同区間内での乗降が条件となる。

  □     □

■新宮―白浜間の現状



 同支社による新宮―白浜間の現状説明もあった。平均通過人員(輸送密度)は同社単独運営の目安の1日当たり2000人を大きく下回り、2022年は793人。20~22年の3カ年平均で、必要な費用の11・9%しか収入で補えていないなど、厳しい状況が明かされた。

(2024年4月21日付紙面より)

補助事業などを話し合った=19日、新宮市役所別館
ホームで停車する特急くろしお=同日、JR新宮駅
2024年04月21日
22 「地震は人ごとではない」
 民児協委員が防災拠点を見学  (紀宝町 )

 紀宝町民生委員児童委員協議会(西村喜久男会長)に所属する委員20人が19日、3月に完成した道の駅「紀宝町ウミガメ公園」防災拠点施設を見学した。

 円筒形鉄筋コンクリート造り2階建ての一時避難場所で、町が建設した防災タワー。高さ6・5㍍、床面積165平方㍍。海抜14・4㍍地点にあり、屋上(海抜20・5㍍)には地域住民や道の駅の利用者など最大200人が避難できる。

 1階に避難場所、備蓄倉庫、トイレ、湯沸室を完備、2階、屋上は避難スペースとなっている。

 町防災対策課の職員が施設を案内。「南海トラフ地震で予想されているウミガメ公園付近の最大津波高は11㍍となっており、看板により高い所を目指して避難してくださいと記載しています」などと説明した。

 委員は屋上から高さを実感。整備されている倉庫など確認した。西村会長は「地震は人ごとではない。防災への意識が高まっており、施設を知る良い機会になった。今後も各所で見学会を開きたい」と話していた。

(2024年4月21日付紙面より)

屋上で説明を聞く委員=19日、紀宝町井田
防災拠点施設を見学する
2024年04月21日
23 8月11日に那智湾で
 世界遺産登録20周年記念  (那智勝浦町花火大会 )

 第15回那智勝浦町花火大会の第1回実行委員会(串俊男実行委員長)が19日、同町役場で開かれた。今年も8月11日(日・祝)午後8時から約1時間、那智湾で開催することを決めた。

 町民の手作りを基本理念に、追善供養を目的とする花火大会で、昨年コロナ禍を経て4年ぶりに再開した。今年は世界遺産登録20周年記念事業としても位置付ける。

 実行委員会には南紀くろしお商工会、和歌山東漁業協同組合那智支所、那智勝浦観光機構、勝浦金融協会などから21人が出席。大会長の堀順一郎町長は「第14回大会には約2万8000人が参加し1300万円超の寄付が集まった。世界遺産登録20周年の節目の年。海外からの観光客もずいぶん増えており、今後を見据えた話し合いができれば」とあいさつした。

 花火業者の選定について、事務局から従来通り複数事業者によるプレゼンテーションを実施する提案があったが「準備に携わる漁協関係者の準備・片付けの時間短縮や負担軽減の観点から、慣れた業者へ依頼することはできないか」との意見が出た。採決の結果、賛成多数で昨年と同じ高木煙火株式会社(岐阜県)に依頼することとした。

 串実行委員長は「追善供養、納涼、そして世界遺産20周年を融合させ、町全体で満足してもらえる大会にしたい。どう花火で表現するのか、業者の感性にも期待している」と話していた。

(2024年4月21日付紙面より)

関係団体から委員21人が出席=19日、那智勝浦町役場
2024年04月21日
24 トベラの花が咲く  那智の浜沿いで  
2024年04月21日
25 1位に小阪享志さん  写連新宮支部4月例会  
2024年04月21日
26 400㍉㍑献血に44人協力  町役場前で勝浦LC奉仕  (那智勝浦町 )
2024年04月21日
27 岸本知事に早期導入を陳情  和歌山県自動車整備振興会などが  (図柄入りナンバープレート )
2024年04月21日
28 健康づくりの輪を広げる  新宮市食生活改善推進協が総会  
2024年04月21日
29 住宅用火災警報器に補助  那智勝浦町消防本部でも  
2024年04月21日
30 観賞や触れ合いを楽しむ  丹鶴幼がタウンガーデンへお散歩  (新宮市 )
2024年04月21日
31 新聞紙びりびり、楽しいな  「ちびっこくらぶ」始まる  (新宮市 )
2024年04月21日
32 楽しく作業に取り組む  蓬莱公民分館がケーキ作り教室  (新宮市 )
2024年04月21日
33 「ここはタケノコの里?」  宇久井小学校の5年生  (那智勝浦町 )
2024年04月21日
34 鳴子響かせ練習に励む  よさこいソーラン教室開講  (くろしお児童館 )
2024年04月21日
35 濱田蓮・上野昊ペアら優勝  6県交流大会で地元勢活躍  (ソフトテニス )
2024年04月21日
36 入所、進級「おめでとう」  相野谷保育所で行事  (紀宝町 )
2024年04月21日
37 2年ぶり、こいのぼりバルーン  まなびの郷で悠々と泳ぐ  (紀宝町 )
2024年04月12日
38 当地方にも影響波及
 物流停滞、週刊誌遅れ  (2024年問題 )

 運送業の「2024年問題」の影響が、当地方にも及んでいる。新宮市千穂の本屋の荒尾成文堂(荒尾寔店主)で、多くの週刊誌の入荷が1日遅れとなり、発売日に都市部とのずれが生じている。

 2024年問題とは、運送業、建設業、医師の三つの業種で、4月から時間外労働の上限規制が始まることに伴って生じる諸問題を指す。特に運送業は、これまでのように残業ができなくなる上に、昨今の人手不足でドライバーも少なく、物流の停滞が起こると懸念されていた。「稼げなく」なることで就職希望者が減るとも予想されていた。

 荒尾成文堂では、週刊新潮や週刊文春、週刊現代、週刊ポスト、女性自身、女性セブンなどの主要週刊誌の多くが、1日遅れの入荷となった。配達を待つお客からの問い合わせが相次いだため、発売が遅れる週刊誌のリストを作って配布し、理解を求めたという。

 荒尾店主(79)は「雑誌には発売日が書いてあるのに、実際の発売は1日遅れに。これが都市部では発売日そのままに発売で、地方だけ遅れる。今後はさらに変動して、2週に1回などになっていくのではないか」と不安を語る。

  □     □

■現場では創意工夫



 一方で運送業の現場では、創意工夫で乗り越えようと努力を続けている。新宮市五新の新宮運送(山本言代表取締役社長)は今を見越して3年ほど前に、約30年付き合いがあった食品メーカーとの取引を停止。山本社長(48)は「労働時間(上限)を守るためには、やめざるを得なかった」と明かす。

 さらに、後部扉だけでなく左右側面からも荷物が出し入れできる、ウイング車の冷凍トラックを昨年4月に導入。通常は混載が不可能な冷凍、チルド、常温を同時配送できる技術を確立していたこともあり「以前は複数のトラックとドライバーが必要だった輸送が1台1人でできるようになった」という。

 しかし、越えられない壁もある。「荷主が人手不足でフォークリフトの運転手が足らない。荷待ちで4、5時間の待機もある」とこぼす。

 運賃についても「地元の運送会社にはなかなか値上げは難しい。もう少し考えてほしい」と話した。

(2024年4月12日付紙面より)

トラックが行き交う国道42号=9日、新宮市三輪崎の高森交差点付近
1日遅れの発売となった主要週刊誌4誌と荒尾寔店主=8日、新宮市千穂の荒尾成文堂
2024年04月12日
39 20周年記念の店舗幕
 インバウンドにも伸び  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録20周年を記念し、10日にJR紀伊勝浦駅前と大門坂駐車場の観光案内所に店舗幕、那智勝浦インターチェンジと町役場に横断幕を設置した。

 20周年の機運を高めようと制作を進めてきたもので、外国人観光客が多いこともあり、日本語と英語を併記した。今後は各所に「のぼり」も設置する予定。

 JR紀伊勝浦駅前の観光案内所では現在、インバウンド(訪日外国人観光客)を中心に利用者が急増。2月は計565人、週末でも60~80人の利用だったが、3月下旬の春休みシーズンからは連日100人以上、多い日には190人の利用が続いている。

 国別では、もともと多かった中国に加え、3月以降は欧州や米国、オーストラリアが伸びている。その他、南米や東南アジア、アフリカ地域などからの旅行者もおり、従来よりも多様化が見られるという。

 特に欧米諸国からは徒歩で移動する旅行者が多く、那智山エリアだけでなく、町歩きや飲食店利用のニーズも高い。

 那智勝浦観光機構(NACKT)は「このまま秋の行楽シーズンまで高い水準でつなげていきたい。一方で、7月の世界遺産登録20周年や那智の火祭りなど、夏シーズンの混雑への心配も。今から準備をし、多様化するニーズに対応できるようにしていきたい」と話していた。

(2024年4月12日付紙面より)

日本語・英語併記の店舗幕=11日、那智勝浦町のJR紀伊勝浦駅前
対応に追われる観光案内所職員
2024年04月12日
40 楽しく全身運動に親しむ
 ワイワイ♪運動教室開始  (古座川町 )

 古座川町が8日、高池にある町民体育館を会場にして「ワイワイ♪運動教室」を開始した。小学生以上の町民を対象にし、通年で毎月第2、4月曜日午後7時~8時に開く計画。参加無料で、興味がある人は町健康福祉課(電話0735・67・7112)まで。

 町民の運動習慣による健康維持を促す目的で健康推進事業(夜間運動教室)を展開している同町。本年度はこれまで以上に幅広い世代に参加してもらえるよう内容を見直し、3種類(リフレッシュ〈部分運動〉、レクリエーション〈全身運動〉、短期集中・体ひきしめ〈エアロビクス〉)6教室を定例実施するとしている。

 「ワイワイ♪運動教室」は本年度新規導入のレクリエーション教室で、この日は初実施。小学生を中心に家族らも含め45人が参加し、楽しく体を動かす時間を共有した。

 講師は健康運動指導士の杉浦資史さん。じゃんけんやかけっこを取り入れたウオーミングアップを経て、即席4チーム対抗のドッジボールや同8チーム対抗のゲームに挑戦して体を動かした。杉浦さんは気兼ねせずチャレンジするムードメイキングに努めつつ、判断力や瞬発力など運動にはそれぞれに身体向上の効果がある点を紹介して体を動かすことの大切さを印象づけるなどした。

 3種類6教室はいずれも健康づくりイメージキャラクター「あゆ美ちゃん」によるアピールで浸透している町いきいきポイント対象事業で、そのスタンプ台紙が満了すると指定店舗で使える商品券1000円分が同課からもらえる。6教室は定例(基本隔週実施)となっていて、定期登録だけでなくお試し参加(1回参加)もできる仕組みになっている。問い合わせは同課まで。

(2024年4月12日付紙面より)

8チーム対抗のゲームに挑戦する参加者=8日、古座川町民体育館
初実施を終えて今後の展開などを伝える杉浦資史さん
2024年04月12日
41 春のプリンセスみかん  カラマンダリンの出荷始まる  (JA伊勢 )
2024年04月12日
42 今年も8月17日に開催  コロナ禍経て昨年4年ぶりに  (熊野大花火大会 )
2024年04月12日
43 着物の美しさに触れる  着付け教室、5年ぶり再開  (紀宝町 )
2024年04月12日
44 和歌山県が募集を開始  台湾東部沖地震の義援金  
2024年04月12日
45 不良空き家除去に補助  新宮市が募集を開始  
2024年04月12日
46 現役で国公立大学へ22人  2023年度の進路状況  (新宮高 )
2024年04月12日
47 充実した高校生活を  新翔高で対面式  (新宮市 )
2024年04月12日
48 「事故0に」注意喚起  交通安全の2団体が啓発  
2024年04月12日
49 緑鮮やか新芽供え 熊野本宮大社で「新茶祭」 
2024年04月12日
50 新作PR動画を公開中  センターで常時放映も  (南紀熊野ジオパーク )
2024年04月12日
51 初めての土地の不安緩和  下宿する生徒対象交流会  (串本古座高校 )
2024年04月12日
52 実施ノウハウの裾野拡大  本庁舎で体力測定研修会  (串本町 )
2024年04月12日
53 小学生限定のフリマ  くまのクエストが盛況  (新宮市 )
2024年04月12日
54 お悔やみ情報
  
2024年04月10日
55 戦没者の冥福を祈る
 花まつりの平和祈念祭  (新宮仏教会 )

 新宮仏教会(佐々木実結会長=専光寺住職)は8日、新宮市福祉センターで、毎年恒例の花まつり記念行事「平和祈念祭法要」を営んだ。戦没者遺族の約30人が参列。手を合わせ諸霊の冥福を祈った。

 来賓の田岡実千年市長が追悼の辞を述べた。「祖国を思い、家族を案じ、皆さんが大戦で散華されたことは、私らにとって深い悲しみ。享受している平和と繁栄は、命を落とした皆さんの犠牲の上に築かれていることを私らは忘れず、明日の新宮市のために力を合わせ努力することを誓う。遺族と共に諸霊の冥福を祈り、感謝の誠をささげる」と語った。

 続いて、新宮市遺族連合会の池上順一会長が祭辞。「先の大戦より79年を迎えるが、世界で今なお戦火が絶えない。その中でわが国が平和でいるのは、祖国の繁栄と将来を案じ、命をささげた諸霊の思いが導いてくださったたまもの。郷土の発展と遺族の身の上にも、より一層のご加護をお願いします。われわれ遺族は、あの戦争を後世に伝え、世界平和の道を進むことを誓う」と力を込めた。

 この後、新宮仏教会の佐々木会長など12人の僧侶の読経に合わせ、参列者が焼香した。各自が目を閉じて静かに、平和の祈りをささげていた。佐々木会長は「多くの方々の協力の下、今年も花まつり記念行事を開催することができ、ありがたく思う。戦没者の英霊を前に、『兵戈無用(ひょうがむよう)』(軍隊も武器も必要がなくなる)の世界が少しでも実現できるように願い手を合わせた」と話した。

  □     □

■音楽法話も実施



 白浜町の聖福寺の関守研悟住職による音楽法話「祈り~いのちの歌を響かせて」もあった。関守住職がギターを弾きながら、ゆったりとした曲調の童謡や歌謡曲を歌った。参列者以外の参加者も増え、曲に耳を傾け、拍手を送った。

(2024年4月10日付紙面より)

焼香を行う参列者の皆さん=8日、新宮市福祉センター
音楽法話を行う関守研悟住職
2024年04月10日
56 木本、紀南高校で最後の入学式
 計207人が新たな門出迎える  

 県立木本高校と紀南高校で8日、最後の入学式が開かれた。2校は来年度に統合し、県立熊野青藍(くまのせいらん)高校に生まれ変わる。木本高校は木本校舎、紀南高校は紀南校舎として、それぞれの伝統を受け継いでいく。

 新入生は木本高校の普通科123人、総合学科40人、紀南高校44人の計207人。3年後には両校最後の卒業生となる。

  □     □

■木本高校



 木本高校では163人が期待を抱きながら初登校した。式辞で福田英成校長は高校生活の目標をしっかりと持つこと、自分と他人のことを大切にすること、身に付けた力を世のため人のために生かすこと―を呼びかけ、「地域の方から木高生として親しみを込めて呼ばれる存在となり、先輩たちに続く活躍が期待される。自覚と誇りを持って行動してほしい」と伝えた。

 新入生を代表して前川陽城さんが「本校生徒としての自覚を持ち、努力を怠ることなく、勉学にスポーツに励み、有意義な高校生活を送ることを誓います」と決意を述べた。式の最後には吹奏楽部が校歌を紹介するように演奏した。

 木本高校は1948年5月、県立木本中学校と県立南牟婁郡高等女学校を統合して創立。総合学科は94年に設置された。

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■紀南高校



 紀南高校では、教職員、保護者が見守る中、校旗が掲げられ、第63期の入学生を迎えた。

 入学許可を受けた新入生を代表して、仮屋悠斗さんが「私たち44人は、紀南高校の規則、指導に従い、進路実現に向けて勉学や部活動に一生懸命励むことを誓います」と宣誓した。

 辻孝明校長は式辞で「コミュニティ・スクールとして地域に根差した伝統ある高校」と紹介。「紀南高校として入学生を迎え入れるのは君たちが最後となります。これまでの紀南高校の良さを十分受け継いでもらい、それを新校である熊野青藍高校に引き継ぎ、地域を支える人材となってほしいと願っています」と述べた。

 3年間の活躍を期待し「自分自身の成長を感じ、さまざまな行事を通じて一体感をぜひ経験してください」などと呼びかけた。

(2024年4月10日付紙面より)

緊張した表情で式に臨む新入生=8日、県立木本高校
高校生活への決意を語った=県立木本高校
門出を迎えた新入生44人=同日、県立紀南高校
宣誓する仮屋悠斗さん=県立紀南高校
2024年04月10日
57 創建千年記念し新春寄席
 桂文三さんが延命寺で  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町宇久井の曹洞宗鳳凰山延命寺(西昭嘉住職)で7日、創建千年を記念して落語家・桂文三さんの新春寄席があった。町内外から約60人が集まり、気持ちよく笑って春の一日を楽しんだ。

 延命寺は平安時代末期の1024年、海に流れ着いた地蔵菩薩(ぼさつ)の仏像をまつったのが始まりと伝わる。当時は天台宗の寺院で、現在の宇久井駅周辺に五重塔や宿坊のある大寺院があったとされるが、1500年ごろに大津波などによって崩壊。その後曹洞宗の僧侶が現在の地に移転して再興した。

 前座に弟子の桂小文三さんが登場。入門前に文三さんの追っかけで延命寺の寄席に来ていたエピソードを語り、「はなし家になったのも延命寺と皆さんのおかげ」。古典落語の「河豚鍋(ふぐなべ)」を披露した。

 文三さんは「皆さん、自分の『癖』は人に指摘されてないと分かりませんよね」と話し、古典落語「四人癖」で、目をこする男、鼻の下をこする男、袖を引っ張る男、手を打つ男の4人を演じ分けた。後半は「時うどん」で会場を笑いの渦に巻き込んだ。

 創建千年を記念し、今年の10月23、24日には同寺で大般若法要と晋山式(しんさんしき)、檀信徒総回向を執り行う予定だという。

(2024年4月10日付紙面より)

会場は笑いの渦に=7日、那智勝浦町の鳳凰山延命寺
桂文三さん
2024年04月10日
58 串本町へ防災備品を物納
 企業版ふるさと納税として  (株式会社大塚商会 )

 東京都千代田区に本社を置く株式会社大塚商会(大塚裕司代表取締役社長)が8日、串本町へ企業版ふるさと納税の目録を贈呈した。昨年12月に物納した防災備品に係る目録で、田嶋勝正町長は感謝状を贈って相互連携の歩み寄りを深めた。

 この物納は、同社が創業60周年記念事業の一環で取り組み始めた自治体との防災に関する官民連携の一環。南海トラフ地震が予測されるなど防災面で厳しい状況に置かれている自治体を対象にし、企業版ふるさと納税制度を活用した物的支援を重ねている。

 和歌山県内での支援は同町が初で、高知県黒潮町と並んで同地震に伴う津波の到達が早くさらに台風の影響を受ける機会も多い点で厳しい状況と捉え選定。昨年9月に地方創生の推進に向けた連携に関する協定を締結して縁を築き、連携事項「防災に強いまちづくりのための地域防災整備事業の推進に関すること」に基づいて同町の物納希望を探り、その備品をそろえて託した。

 この日は同社の齋藤廣伸・取締役専務執行役員や渡邊賢司執行役員らが役場を訪問し、齋藤取締役専務執行役員が「大きな地震はいつどこで起きるかわからない。防災品はあまり使っていただきたくはないが、いざ起きたときには十分に活用し町民を守るということで使っていただきたい」と伝えて目録を、田嶋町長は「災害は忘れる前にやってくる時代。串本町の行政運営は常に防災や災害を頭に入れて進めている。災害が起こるであろう所と情報を共有し助け合うことは本当に大事だと思うところで、そういうシステムを作る。ぜひとも参加させていただき皆さん方と災害に対応していければと思う」と応えて感謝状を贈呈し合った。

 備品の内訳は①水循環システムシャワー1セット②86㌅電子ボード2基③赤ちゃん用段ボールベッド15セット(45人分)④ポータブル電源+折りたたみ式ポータブルソーラーパネル55セット⑤100㌾対応スポットエアコン10基⑥自動ラップ式簡易トイレ50セット―で、いずれも自社取り扱い製品。①についてはこの日メーカーによる取り扱い実演も行われ、防災担当職員らがその習熟に努めた。

 同社は開始年の2021年度に14自治体、23年度に20自治体(うち5自治体は21年度と重複)へ物納をしていて、同町は23年度の新規で物納を受けた。24年度も取り組むが25年度以降は未定で、齋藤取締役専務執行役員は全国で相次ぐ被災やその現場で取り扱う備品が安全・安心につながっている状況を見据え「気持ちとしては25年度以降も継続していきたい」と話した。

(2024年4月10日付紙面より)

目録と感謝状を交わした齋藤廣伸取締役専務執行役員(右)と田嶋勝正町長=8日、串本町役場本庁舎
水循環システムシャワーの実演紹介の様子
2024年04月10日
59 10人が東海大会で活躍
 和道流新宮道場松本塾  
2024年04月10日
60 34人が熱戦繰り広げる
 第49回又新杯ソフトテニス大会  
2024年04月10日
61 栄冠はKKNの手に
 マクドナルド・トーナメント  (学童軟式野球 )
2024年04月10日
62 季節の花飾り 甘茶で祝う  東正寺でも花まつり  (紀宝町 )
2024年04月10日
63 学校生活に胸おどらせ  小学校5校で入学式  (紀宝町 )
2024年04月10日
64 4月のカメムシ「多い」  和歌山県病害虫発生予報  
2024年04月10日
65 サ市訪問団講師と踊る  新宮市でズンバ教室  
2024年04月10日
66 ウラシマソウに夢中!  串本山草有志の会が展示  (新宮市 )
2024年04月10日
67 区民総出で溝掃除  那智勝浦町の天満区で  
2024年04月10日
68 新たな出会いと絆を  高田グリーンランド「桜祭り」  (新宮市 )
2024年04月10日
69 期待と希望を胸に新生活  新宮市立小中学校で入学式  
2024年04月10日
70 開祖・釈迦の生誕日祝う  霊巌寺で法会「花まつり」  (古座川町 )
2024年04月10日
71 提供分込み600㌔を管内へ  本年度第1回稚アユ放流  (古座川漁協 )
2024年04月10日
72 2学期に新米間に合わせる  学校給食用の米栽培始める  (串本町地産地消生産者組合 )
2024年04月10日
73 楽しみながら売買学ぶ  児童限定フリマイベント  (新宮市 )
2024年04月09日
74 アピアランスケア支援
 4月から3市町でスタート  (新宮・東牟婁 )

 がん患者へのアピアランス(外見)ケア支援事業が1日から、新宮市、那智勝浦町、串本町で一斉にスタートした。治療に伴う外見の変化を補完する医療用補整具の購入を助成し、苦痛やストレスを軽減することで、社会参加を促進することが目的だ。

 がん治療では、抗がん剤をはじめとする薬物療法の副作用で脱毛や肌の変色、爪の変形、外科手術による傷などの外見の変化が起こることがある。医療の進歩により、通院治療しながら仕事や子育てなどの社会生活を送る患者が増加していることを背景に、ケアへのニーズが高まっている。政府が昨年3月に策定した第4期がん対策推進基本計画にもアピアランスケアが盛り込まれ、拠点病院を中心とした相談支援・情報提供体制の整備などが求められている。

 これを受け、和歌山県では昨年4月から、ウィッグなどの一部の医療用補整具の購入費を助成する市町村に、助成額の一部または全額を負担する「県がん患者アピアランスケア支援事業」を開始。当地方でも3市町が加わった。太地町や古座川町、北山村も「今後検討する」としている。

 3市町の助成内容はおおむね県の基準と同じ。▽医療用ウィッグ〈全頭用〉(上限2万円)▽乳房補整下着(同1万円)▽人工乳房・人工乳頭(左右各2万円)―の対象経費の2分の1または上限額のいずれか低い額を助成する。

 新宮市の窓口は地域保健課(電話0735・23・3358)、那智勝浦町は福祉課(電話0735・52・2934)、串本町は保健センター(電話0735・62・6206)。

 日本人の2人に1人が生涯のうちにがんにかかり、3人に1人が亡くなっている現在、和歌山県の死亡原因も1979年以降、がんが1位となっている。新宮・東牟婁地方の各市町村では、早期発見・早期治療のためがん検診を実施しており、活用を呼びかけている。

(2024年4月9日付紙面より)

アピアランス支援センターのリーフレット
2024年04月09日
75 甘茶かけ釈迦誕生祝う
 新宮仏教会「花まつり」  

 新宮仏教会(佐々木実結会長=専光寺住職)は8日午前、新宮市千穂の宗応寺(石原知実住職)で、釈迦(しゃか)の誕生を祝う降誕会(こうたんえ・ごうたんえ=花まつり)法要を営んだ。会に加盟する住職や副住職、12人が参加。読経した後、釈迦立像に甘茶をかけた。

 「花まつり」は「降誕会」「灌仏会(かんぶつえ)」「仏生会(ぶっしょうえ)」などと呼ばれ、涅槃会(ねはんえ)(2月15日)、成道会(じょうどうえ)(12月8日)とともに三大法会の一つとして重んじられている。ルンビニーの花園で釈迦が生まれ、天は誕生を祝って甘露の雨を降らせたとされていることにちなみ、花まつりでは花御堂(はなみどう)の釈迦立像に甘茶をかける。

 佐々木会長は「お釈迦様がご誕生されてから約2500年。たくさんの人の手によってつながれてきた仏教が今、自分のもとに届けられていることをありがたく感じます」と話した。

 同会は、市内にある▽松巌院▽淨泉寺▽瑞泉寺▽清閑院▽清蔵寺▽清凉寺▽専光寺▽宗応寺▽長徳寺▽東仙寺▽遍照院▽本廣寺▽名体寺―の13カ寺、14人で構成している。

(2024年4月9日付紙面より)

参加者全員で読経した=8日、新宮市千穂の宗応寺
釈迦立像に甘茶をかける
2024年04月09日
76 未来創造学科1期生迎える
 串本文化セで入学式を挙行  (串本古座高校 )

 和歌山県立串本古座高校(中西浩子校長)が8日、串本町文化センターで入学式を挙行し、本年度開設する未来創造学科の1期生となる1年生72人の入学を許可して迎えた。

 1年生はクラスごとに一人ずつ点呼を受け、その入学を認めた中西校長は「人生の選択決定権は自らにある」という視点で3年間で積極的に身に付けてほしい素養を意識付け。「うまくいかないときはまず自分の気持ちや考えを整理し、周囲のアドバイスに耳を傾ける。その上で自分はどうすべきなのかを自分で決めていく。そうした経験を重ねることで、自身の未来を切り開くことができる」と諭して高校生活をその次の一歩への充実したものとすることを求めた。

 来賓を代表して岸本周平知事と育友会の西野真会長が祝辞を述べ、岸本知事は自身の経験やカイロスロケット初号機などを話題にしてチャレンジする気持ちの大切さを伝えて意義のある3年間とするよう後押しした。それら歓迎を受け、1年生を代表して西悠斗さんが「学業に専念し、進取創造、質実剛健の校訓を大切にし、自覚を持って新たな伝統を作り上げていくよう努力する」と宣誓した。

 同校は本年度から普通科に代わり同学科の生徒の受け入れを開始。1年生は▽文理探究29人▽地域探究36人▽宇宙探究7人―とコース選択をして学業などに打ち込む。他方、2、3年生は入学時の普通科のカリキュラムに沿って卒業を目指す。むこう2年は両学科の生徒209人がそれぞれに励む形となる。

(2024年4月9日付紙面より)

宣誓する1年生代表の西悠斗さん=8日、串本町文化センター
中西浩子校長
2024年04月09日
77 春季高校野球県予選が開幕
 串古など合同は初戦敗退  
2024年04月09日
78 合気道の魅力伝えたい
 熊野塾道場  
2024年04月09日
79 575人がエントリー
 21日、奥熊野いだ天ウルトラマラソン  
2024年04月09日
80 楽しみつつ毛筆上達  恵苑書院ワークショップ  (新宮市 )
2024年04月09日
81 自身を高め最高の年に  新翔高で始業式  (新宮市 )
2024年04月09日
82 大麻・けしの撲滅を  和歌山県が運動展開  
2024年04月09日
83 オランダミミナグサ  国道168号沿いに  
2024年04月09日
84 「楽しく過ごしてね」  正明保が入園式  (新宮市 )
2024年04月09日
85 春夫記念館10日で休館  移転リニューアルのため  (新宮市 )
2024年04月09日
86 弁天島の周辺で清掃  かつうら渚の会など25人  (那智勝浦町 )
2024年04月09日
87 松本峠と馬越峠に設置  熊野古道の音声ガイド  
2024年04月09日
88 36人迎え新生活スタート  うどの幼稚園で入園進級式  (紀宝町 )
2024年04月09日
89 小中学校で1学期始まる  新しい先生も迎えて  (熊野・南郡 )
2024年04月09日
90 がん検診で早期発見を  御浜町で健康づくり講演会  
2024年04月09日
91 シバザクラ咲き存在感増す  二色「ナザール・ボンジュック」  (串本町 )
2024年04月09日
92 運転者らの安全運転促す  くじ野川で春交安街頭啓発  (串本町 )
2024年04月09日
93 太鼓を響かせ日常に弾み  イベント「炎の太鼓祭り」  (串本町 )
2024年04月09日
94 今日から新1年生!  小中学校4校で入学式  (那智勝浦町 )
2024年04月09日
95 お悔やみ情報
  
2024年04月04日
96 春を祝い平穏祈る
 新宮神社「さくら祭り」  

 熊野速玉大社(上野顯宮司)の境内にある新宮神社の例祭「さくら祭り」が3日、営まれた。大社関係者ら約20人が参列。サクラの枝を玉串として神前にささげ、春の訪れを祝った。

 新宮神社は1907(明治40)年、神社合祀(ごうし)令により、新宮町内にあった18社18柱の祭神を大社境内の金刀比羅(ことひら)宮に合祀したのが始まり。中でも最も位の高い渡御前社(わたりごぜんしゃ)の主祭神・神武天皇の例祭に合わせて、毎年4月3日に営まれている。

 通常は新宮神社の前だが、雨天のため拝殿で祭典は行われた。上野宮司が祝詞をささげ、巫女が「浦安の舞」を舞った。

 上野宮司は「自然の中にある尊いものを感じ、畏れかしこみ祭ったのが神道の発祥。日本の心は四季の移ろいと共にある。四季それぞれに祭りがあるのは幸せなこと」などと語った。

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■渡御前社でも例祭



 新宮神社と同じく神武天皇を祭る、新宮市の渡御前社(通称・神武社)でも例祭があった。境内のサクラは満開だが雨天だった。神武社保存会(田花操会長)の役員や地域住民など約30人が参列。地域の平穏などを願った。

 熊野速玉大社の末社である渡御前社は、神武天皇が八咫烏(やたがらす)に導かれ、熊野から大和へ入った時の頓宮跡という伝説がある。先述した神社合祀令で熊野速玉大社内に合祀され、社殿はなくなっていたが、1971(昭和46)年に再建された。例祭は神武天皇の崩御日とされる4月3日に、毎年営まれている。

 熊野速玉大社の神職が斎主を務め、式典を行った。雨天のため餅まきは中止となった。

 田花会長は「能登半島地震をはじめ自然災害が身近で、いつ起こるか分からない。そういうことにならないように祈った」と話した。

(2024年4月4日付紙面より)

巫女が浦安の舞を奉納した=3日、熊野速玉大社
地域の平穏などを祈った=同日、新宮市の渡御前社
2024年04月04日
97 懐メロ体操取り入れ脳トレ
 サロン「陽だまり」新行事  (古座川町 )

 古座川町高池の下部区内にある常設型サロン「集いの場陽だまり」が1日、行事「懐メロ体操、脳トレ」に取り組み始めた。基本月曜日の午後1時30分に開くとし、気軽な参加を呼びかけている。

 このサロンを運営する町社会福祉協議会見守り員主導で前年度まで脳トレの集まりを実施。その参加者から「頭だけでなくちょっとした運動で体も動かしたい」という声があり、年度替わりの節目に合わせて改善した。脳トレにつながりそうないい体操はないかと探したところ懐メロ体操が人気だと知り、取り入れることにしたという。

 初実施のこの日は11人が参加。まずは準備運動として同体操を1曲こなし▽赤白旗揚げ▽文字並べ▽都道府県クイズ―といった脳トレメニューをこなした後に4曲続けて体験した。

 今回は椅子に座ったままできる内容を紹介し、参加者は聴き覚えがある曲の体操は口ずさみながら挑戦した。見守り員の久保由美子さんは「体操についていくのが大変なときは、口ずさんでみるだけでも元気が出てくると思う。家にいるとじっとしてしまいがち。若い頃に親しんだ名曲で気を高めて体を動かす習慣を楽しく広めていきたい」と今後目指すところを語った。

 基本月曜日としているが、類似の行事や見守り員常駐状況との兼ね合いで実施しない日がある。今月は8日(月)と30日(火)に実施予定で、以降は月ごとの予定表で実施の有無を伝えるという。

 同サロンは町津波避難総合センターそば(町複合センター1階)で平日の午前10時~午後4時に開設していて、行事のほか随時脳トレーニング、見守り員や立ち寄った人同士での地域交流(茶話)ができる。利用は無料で、買い出しの延長で立ち寄る想定により希望すればオークワ古座川店―同サロン間で車両送迎もしてもらえる。問い合わせは同サロン(電話0735・67・7345)まで。

(2024年4月4日付紙面より)

新たに取り組み始めた行事「懐メロ体操、脳トレ」の様子=1日、古座川町高池
2024年04月04日
98 春の花、色鮮やかに
 下里とも子ガーデン  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下里の「下里とも子ガーデン」(岩本カナエ代表、10人)では春の花が見頃を迎えている。1日は会員らが花の手入れをした。岩本代表は「花壇の休息所に座って花を眺めていると時間を忘れます。無料で開放しています。ぜひ見学に来て」と話す。

 円形に植えられたピンクパンサーが、無数の小さな花を付け、ネモフィラの花が淡い青色を添える。少し背の高いストロベリートーチがグリーンの半円を描くように植えられ、所々にチューリップの花が顔を出し、色のアクセントを付けている。岩本代表によると会員が自由な発想で植えたという。「これからはゴテチアの花が見頃になるね。ジニアをどこへ植えようか」。会員たちはおしゃべりを楽しみながら作業を進めていた。

 花壇は、所有者だった故・笠松朝子さんの遺志を受け継ぎ、地域の人たちがボランティアで維持してきた。四季折々の花が楽しめ、町内外からの来場者も多い。昨年3月には待望の休憩所が完成。11月には「全国花のまちづくりコンクール」団体部門で入選し、努力賞の表彰を受けた。

 会員の一人は「作業の中で花作りのいろいろなことが学べました。花が好きな人は訪れてみて」と話していた。

(2024年4月4日付紙面より)

カラフルな春の花を楽しめる下里とも子ガーデン=1日、那智勝浦町下里
2024年04月04日
99 古座川指定区間外も公表  河川洪水浸水想定区域図  (和歌山県 )
2024年04月04日
100 岩壁のくぼみに白花咲く  一枚岩に根付くセッコク  (古座川町 )
2024年04月04日
101 春磯にいる生き物紹介  水族館で期間限定展示  (串本海中公園 )
2024年04月04日
102 昭和歌謡みんなで歌おれ  太田の郷で歌声喫茶  (那智勝浦町 )
2024年04月04日
103 稼働率や入館者数は  丹鶴ホールの利用状況  (新宮市 )
2024年04月04日
104 16人が協力しごみ拾う  たばこ商業組合紀南支部が清掃活動  (新宮市 )
2024年04月04日
105 環境保全や文化の側面から  オオカミみゅーじあむ開館  (田辺市本宮町 )
2024年04月04日
106 今年は豊作の予感!  竹の子ウオッチングスタート  (那智勝浦町 )
2024年04月04日
107 春の陽気に湖畔を散策  勝浦千歳連合会がゆかし潟で  
2024年04月04日
108 夜桜見物客が多数  新宮市の丹鶴城公園  
2024年04月04日
109 喜んで集まってくる園に  天満保育園に新入児8人  (那智勝浦町 )
2024年04月04日
110 サ市訪問団が浴衣とお茶  萩原きもの総合学院で体験  (新宮市 )
2024年04月04日
111 桜花見とプレー楽しむ  グラウンドゴルフ大会  (紀宝町 )
2024年04月04日
112 新しい友達52人迎える  町立保育所で入所式  (紀宝町 )
2024年04月04日
113 時間延ばし飲食可に  図書館がリニューアル  (木本高校 )
2024年04月04日
114 東紀州こどもの園の開所式  地域初の児童養護施設  (熊野市 )
2024年04月04日
115 癒やしと交流の場に  神内の花壇へ春夏の花  (紀宝町 )